あの日あの時
とあるパチンコ店
後ろを通った男に見覚えがあった、、
確か10年ぐらい前にお金を借りた男だ
一緒にいるのはあの女かまだ付き合ってたんだあの二人
腐れ縁っていうやつか
私の何でもない日常を書いていきます
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「知ってる?社長の娘の美枝さんん子供さんがいるんだよ」
「知ってるよ!あいつら仮面夫婦じやなかったんだな、美枝さんとは別れるなんて俺たちには言ってたけど」
美枝さんの旦那さんは国立大学出のエリートで頭が切れるとみんなが話していた
「今は旦那さんの実家でお義母さんと一緒に住んでいると言ってたよ」
「美枝さんと会ったのか」
「この前喫茶店でね、何処かで見たことがある顔だな?とおもっていたら美枝さんとお母さんと子供さんが隣の席に座ったのよ」
久本さんの車中でも話しが弾んでいるうちにスーパーの駐車場に着いた
「あっ!携帯の番号は変わってないよね!」
「うん、変わってないわ」
「じゃあ、また電話するからね!」
そう言うと車で去って行った
いつしか昔の会社の話になった
「あの加藤のせいで常務はやめさせられたんだ」
そう言えば俊から『常務は打ち合わせが早く終わるとその時にいた人と喫茶店でコーヒーを飲んで時間を潰してる』と聞いたことがあった」
どうやら俊が社長にそれを話してから社長と常務が上手くいかなくなり常務が会社をやめた、と言う事らしい
確かに久本さんと常務は仲が良かったし常務の送別会はやらなかった
久本さんも知らないうちに会社を辞めていた
社長は金回りが良かったのか歳に似合わず2人乗りのスポーツタイプのベンツなんかを乗り回しては社員の噂話になっていた
「スーパーで買い物かごを持って買い物をしている男の人は大体俺みたいなバツイチだよ」
確かにスーパーで男の一人で買い物をしてる人を見かけるけどそんな事思った事もなかった
日曜日の昼下がり話が尽きる事はなかった
「そろそろ帰ろうか、桐原さんも家でやることあるでしょ」
「うん、別に予定は無いけど、、」
「スーパーの駐車場まで送って行くよ!」
「久本さんも変わってないわよ、今仕事は何やっているの?」
「うん、ちょっと前まで電気関係の仕事をやってたんだけど今は求職中なんだ」
「ふーん、何か勿体ないね。昔あんなにバリバリ仕事をやっていたのにお金とかは大丈夫なの?」
「うん、貯金も少しあるしね。一人だから何とかなるよ」
「でも離婚したなんて知らなかったわ、養育費とか払ってるの?」
「あの家を嫁に渡して出てきたからさ、、子供3人住む所なくなると困るだろうと思ってね」
いかにも男気のある久本さんらしいなと思った
「嫁はあまり俺とは合わないとよく言ってたからさ」
「ふーん、、」
なんと言っていいのかわからなかった
「もうすぐクリスマスだね、、今さ海のイルミネーションが綺麗な所があるから今度行かない?」
「行ってもいいけど久本さんお金は大丈夫なの?」
「何言ってるの?それくらい大丈夫だよ」
でもその喫茶店が休みだと言うことを思い出しスーパーの入り口で立っていると
久本さんが私を見つけて車で別の喫茶店に行く事になった
「ちょっとアパートに寄っていいかな?冷凍食品を買ったから冷蔵庫に入れてくるから」
「いいよ、凄いねしっかり主婦してるじゃない!」
「だって、外食ばかりじゃ飽きるじゃだろ」
10分ほど走ると3階建ての建物の駐車場に車を止めた
「ごめん、ちょっと待っててくれる?」
「はーい、わかりました」
慌てて車に戻って来ると「何処にする?」
と聞いてきた
「じゃあ、『珠理奈』知ってる?」
「知ってるよ!そこに行こうか」
駐車場に車を止めて店に入ると
「なに飲む?コーヒーでいい?」
「はい」
「桐原さん変わってないね」
まじまじと私を見て言った
車は近くのレストランに入った
「ここのハンバーグはうまいんだよ!」
「じゃあ私はそれにするわ」
レストランの中庭にある赤い灯がユラユラと揺れていた
「Nさんお孫さんいるの?凄いね」
「いや、息子夫婦と住んでいるからね。俺が一人だとご飯とかが心配だからとか言ってね」
鉄板の上でジュージュー音を立てたハンバーグが運ばれてきた
「美味しそう!」
ナイフを入れると肉汁が溢れてきた
「奥さんはどうして亡くなられたの?」
「うん、ガンでね、何年も入院していろいろ治療したんだけどね」
いろいろ話しをしていると夜も暗くなってきた
パチンコ屋の駐車場に送ってもらうと
「じゃあ、またね」
と言って帰って行った
今でも貴方の微笑みを♪感じる事があるのよ♪
思い出は美しくすぎて♪それは悲しいほどに♪
今はもう手の届かない♪あなた遠い人♪
偶然にも私の好きな矢神純子の曲がかかっていた
そうなんだ外川との8年はもう過去の事なんだ
曲を聞きながらそう思った
「今は体は大丈夫なの?」
「今は月に1回病院で見てもらってるし抗がん剤をしばらくは飲んでいるよ」
外川は髪の毛も少し薄くなって来ていた
私も少し太ったかもしれない
「お互いにもう若くないんだから無理しちゃいかんよ!」
「そっちこそ飲みすぎて道端で寝込んだらいかんよ!」
お互いに減らず口を叩いては笑って過ごせる相手はそんなにいないだろう
何か切なかった
「もう帰ろうか、、」
もう外川と会うことはないだろう
あなたの事一生わすれないから、そんな人に巡り合えただけでも幸せに思うよ
それから10日ぐらい過ぎたある日外川からコーヒーでも飲まないかと電話があった
外川とはどうなるのかしらと思いながらも断り切れずに会うことにした
今は特に付き合っている人はいないから私の事が気になるのかしらん、、などと勝手に思っていた
「Yちゃんと別れてからここが痒くて違和感があったから病院へ行ったら前立腺肥大だと言うことで手術をしたんだよ」
「それは知らなかったわ、大変だったでしょう」
「実はその時に優しくしてくれた看護師さんとお茶をしたりしているうちに付き合うようになったんだけど、、
その人はバツイチでね、高校生の娘がいたんだ
その娘が学校に行っている間にその人の家にいって愛し合おうとしたら
玄関が開いて娘が帰って来たんだ、、それですごい目で俺の事を睨んで出て行った事があったんだ」
「高校生の娘さんは感受性が難しいから大変だったんじゃない?」
「うん、ある時にその娘に呼び出されて『お母さんがあんな風になったのはあんたのせいだからね!』と言われてね
彼女に『俺たちが付き合っているだけで何で娘にあんな事を言われなきゃいかんのか。もう別れよう!』と言ったら
『ごめんなさい、娘には何とか話しをしておくから考え直してほしい』と言われてね」
「、、、」
「それからも何も変わらないから、もう無理だからと別れたんだ、、」
「そんな事があったの、、、」
思えば私が病気になって手術をしたとき外川は助けてくれたんだったあの時の事は今も忘れないわ
瀬川さんの部屋の前に着いた
「さあ、上がって」
廊下を抜けると奥に広い部屋が見えて来た、クーラーが付いていないのに部屋は涼しかった
「半年ほど前に泥棒に入られてね、、」
「え~、でもここは最上階でしょう?」
「上から入られてやられちゃったんだ、旦那に貰った指輪とか宝石とかみんな持ってかれちゃって、、」
「警察が来たの?」
「もちろん呼んだよ!盗まれたものいろいろ聞かれてあ~思い出しても腹が立ってくる!
そろそろ店に行く?歩いて直ぐの所にあるから」
瀬川さんと常務の行きつけの店だった
そこは「深雪」と言う名前の店だった
「唯ちゃん、なに飲む?」
「なに飲もうかしら」
「ここの芋焼酎飲んでみる?美味しいから」
「じゃあ芋焼酎飲もうかしら」
私がいまだに芋焼酎を飲むようになったのはここで美味しさを知ったからだった
その頃私は休みになるとパチンコをやりに出かけていた
俊とコーヒーを飲んだ後に2人で行く事もあったがたまに仕事帰りにも1人で行っていた
永島敏行似の人はAさんと行って奥さんを病気で亡くしていた
何回か顔を会わせるうちにお昼にご飯を食べに行く事になった
ある日オムライスのお店にお昼ご飯を食べに行った
いろいろ話しをすると会社の営業をやっていて歳は私より1つ上だと言うことだった
「オムライスを売りにしているわりに味は大した事ないな」
同じ事を思っていたのかと2人で思わず笑ってしまった
「ごちそうさまでした」
「ああ、またな!」
Aさんはそのままパチンコをやりに台に戻って行った
私は買い物をするために近くのスーパーに出かける事にした
「あの時グループにYちゃんと言う看護師をしている人がいたの覚えてる?」
「確か旦那さんがトラックの運転手をやっていて外川を殴ったとか言ってた」
「そうそのYちゃんと付き合って一緒に住んでたんたけど、、」
「、、、」
そんな話聞きたくなかった
「Yちゃんは俺が飲みに行って帰りが遅くなるのが気に入らないみたいで
『どうしてもっと早く帰って来れないの』と毎日言われて、俺は酒が好きだからさ
もう毎日喧嘩になってさ、酒飲んで家に帰っても気が休まらなくなって
もうダメだからと別れ話になってもなかなか出て行ってくれなくてね、、、」
「、、、」
「Yちゃんのお姉さんに間に入って貰って実家に連れて帰って貰ったんだよ」
「大変だったんだね、、」
「唯香は今好きな人いるの?」
「うん、、、」
時間さえあれば俊と別れてまた外川とやり直せるのだろうか
自分でもわからなかった、、、
その女の人は俊さんより9才年上で今はこの会社にはいないと言う事だった
にわかには信じがたかったが嘘を言っている顔ではなかった
次の日曜日に俊さんと『ハーフタイム』でモーニングしているときに俊さんに聞いてみた
「ねぇ、会社の人に聞いたんだけど俊さん前に会社の女の人と付き合っていたの?」
「あ、ああ杉山さんと言う人でね、会社の通勤に杉山さんの家の前をいつも通るので
杉山さんは車の免許を持っていないと言う事で仕事の送り迎えをしているうちに親しくなって付き合うようになったよ」
「その人の写真もあるよ」
「今も持っているの?」
そう言うとポケットの中から財布を出して写真を見せた
「捨てようと思ったけど入れっぱなしになってけど、、」
ぽっちやりした小柄な派手めな女の人が写っていた
「なんか奥さんが噂を聞いて会社に怒鳴り込んできたと聞いたけど」
私の知らない俊の顔だった
仕事に馴れた頃本社が完成して盛大に竣工式が行われた
社員は合わせて70~80人もおり思ったより人数が多かったのには驚いた
みんな正装していて普段は髪をひっつめにしている人達もお洒落におろしたりして見違えるようだった
社長の音頭で乾杯して会社の益々の発展を祝して無事に終わった
私の職場は品質管理になり俊さんは係長から課長になった
私は三次元測定器と言う機械を使って製品の品質管理をする事になった
新しく覚える事も多くなり仕事にかってない充実感を覚えた
俊さんの息子さんの体調は一進一退であまり外に出なくなり奥さんも落ち着かなくなって会社を休んでいると聞いていた
そんな頃ベテランのおばさんから俊さんが昔会社の人と付き合っていたと言う話しを聞かされた
初めて会社に出勤する日がきた
私が入ったA 精機は当事全面改築中で2箇所に分かれて仕事をしていた
その内の1ヶ所で働く事になった、社員の人に簡単に紹介された後俊さんに付いて仕事をする事になった
まずマイクロの持ち方から教えられる
これを測ってと言われ測ろうとすると
「持ち方が違う!」
容赦なかった
「じゃあこれを測って見て!寸法はいくつになる?」
「15.556です」
1000分台の数値を出すのは難しかった
「もう一度測って!」
「15.560です」
「何やってるんだ!さっきより0.004大きいぞ!3回測ったら3回とも同じ数値にならないとダメだ!現場が混乱するから!」
こんな特訓のお陰もあって何とか毎日データを取り記録出来るようになった
面接の日が来た
ドキドキしながら会社に行くと受け付けで「こちらでお待ち下さい」と応接室に通された
しばらく待っていると応接室に男の人が入ってきた「私は社長の上原です。桐原さんですね。話は加藤さんから聞いております」と履歴書を見ながら話しをされた
「ではこれを見て下さい」と図面とある製品を出された
「これはどういう形をしていますか?三角法で教えて下さい。この書かれているマークの意味はなんですか?」
簡単な図面の見方のテストだった、知っている限りの事を答えた
「はい、結構です。桐原さん来週から来て下さい」
「ありがとうございます」
やった、俊さんありがとう♪
その夜俊さんに電話をすると「よかったな」と喜んでくれた
週末の土曜日俊さんと『ハーフタイム』でコーヒーを飲んでいる時
「唯香は図面が見れるだろう?図面が見れるなら図面を見ながら品物を計ればいいから測定の仕事ができるよ」
確かに図面は書けるし見ることは出来るけど測定と言う仕事はやったことがないからよく解らなかった
社長に「45歳過ぎてるけど図面を書けるし見れる人がいるから」と話しをしたら話しを聞きたいと言われたとの事だった
「でも、何で測るの?測定の仕事は何をするのかよくわからないんだけど」
「マイクロメーターと言う物を使って物を測るんだよ、まあ唯香は俺の仕事を手伝って貰うと言うことで話しをしたるから」
「俊さんが仕事を教えてくれるんなら安心だわ、その時はよろしくお願いします!」
「じゃあ、面接の日が決まったらまた連絡するから」
やった事がない仕事は不安だったけどやるしかなかった
次の日、ハローワークに失業手当てを貰う手続きに行った後俊さんにメールをした
すると俊さんからお昼休みにメールがあった
「うちの会社で測定をやる人間を募集しているから面接を受けてみないか?」
と言う事だった詳しい事は会ったときに説明すると言う
前の会社からは十分な退職金が振り込まれていたから、しばらくは休もうと思っていたけど生活の事を考えるとそうも言ってられなかった
そうだ!頑張った自分へのご褒美にノートパソコンを買おう!
次の日からパソコンショップをあちこち見て回った
ある店でよさそうなノートパソコンをあれこれ見た結果16万円のノートパソコンを奮発して買った
すると2万円分のお食事券が特典で付いてきた♪
私はルンルン気分でノートパソコンを家に持ち帰った
数日してお昼休みに石川さんが「桐原さん会社辞める事になったのね」と言ってきた
「それでね、桐原さんの送別会をやろうと言う話があるのね、決まったらまた連絡するね」
「ありがとうございます。楽しみにしてます」
それから1週間後に会社を辞めた。残りは有給休暇を使って次の仕事を探す事にした
数日すると石川さんから「桐原さんの送別会の日にちが決まったから」と連絡があった
当日『さくら』と言う居酒屋にドキドキしながら行くと石川さんがもう来ていた
会社都合で辞めると言う事で社長と娘の美枝さんは来なかったけど久本さんの設備の人達も来ていてくれたのが嬉しかった
社員で来ていないのは2人だけだったこんな私の為に送別会をやって貰えるなんてありがたかった
会社であった嫌な事はみんな忘れてしまおうと思った
「桐原さんは今まで会社の為に一緒に働いてくれました。頑張ってこられた事の感謝の気持ちと新たな職場が早く見つかるように」
「乾杯!!」
「ありがとうございます!」
私は涙が出そうだった、なんて素晴らしい人達と仕事をしてきたんだろう
今はこの会社はなくなってしまったけどこの人達はみんなどうしているのだろうか
俊さんと久し振りに『ハーフタイム』でモーニングを食べた
奥さんも働いているから日曜日になると息子に会いに俊さんのマンションに来ると言う事だ
休みの日はゆっくりしたいのに奥さんがやって来ては家の中でバタバタするから落ち着かない
誰の家だと思ってるんだ!とイライラいていた
「息子さんを奥さんのマンションに連れて行ったらいいんじゃないの?」と言うと
「前に息子のアパートに行ってた時にリストカットをしてわめいていたから、私にはとても面倒が見きれないけど心配だから」と言う事らしい
息子さんのアパートの家賃も払っているとの事だった
「大変なんだね、、」
会社の方はなんとか上手くやっているとの事だった
後に私も俊さんの会社で働く事になるとはこの時は想像もしなかった
それから1年近く経ったある日、俊さんが「今度の日曜日にうちのやつと息子の所に行く事になった」と言った
息子さんは27歳で一人暮らしをしていると前から聞いていた
ただ、情緒不安定な所があり病院にかかって薬を飲んでいるけど最近はあまり良くないと言っていた
息子さんは彼女と別れてから思い詰めるようになりリストカットを繰り返していたらしい
仕事を辞めてしまい家に閉じ籠りがちになり俊さんの奥さんが心配して息子さんの所に通っているとの事だった
明日病院に息子さんを連れて行くので奥さんが俊さんに相談してきたとの事だった
確かに自分の息子が大変な時に私の事どころじゃないわね
奥さんが心配するのもわかるし、、俊さんの所に息子さんがしばらく居候する事になった
息子さんが落ち着くまでしばらく会うのは止めようと言う事になった
部屋の隅には段ボールがいくつか重なっておいてあった
「お待たせ!美味しいコーヒーをどうぞ!」
「ありがとう♪いただきまーす」
「俊さんのコーヒーは特別に美味しいわ」
加藤さんの俊彦の名前をいつの間にか俊さんと呼ぶようになった
「そうだろう!俺の愛がいっぱい入っているからな~」
2人でまったりとコーヒーを飲んだ
そして隣のリビングのソファーにもたれてテレビを見ていた
「唯ちゃん、写真を撮ろう!」
そしてデジカメを持ち出すと私を写し出した
「2人で撮ろうよ♪」
すると俊さんはタイマーシャッターをおして写る瞬間に私にキスをした
アハハッ!
写真を見ると私の頬に目をつぶってキスをしている俊さんの顔が可笑しかった
2人で大笑いした
あっと言う間に12時近くになった
「そろそろ帰るね」
「また遊びにおいで、おやすみ!」
玄関でおやすみのキスをすると駐車場まで送ってくれた
バックミラーを見ると俊さんがいつまでも手をふっていた
ピンポーン!
チャイムを鳴らすとガチャ!と音がして玄関が開いた
「唯ちゃんいらっしゃい!」
と加藤さんが両手を広げて迎えてくれた
玄関マットとかオシャレな感じ!
「はい、お引っ越し祝い♪」
「おーありがとう♪開けていいかな?」
「いいですよ~♪加藤さんコーヒーが好きだからいいかなと思って」
「おー♪これはいいな!高かったんじゃあないの?」
「さっそくコーヒー入れるから座ってて!」
テーブルを見渡すと新聞紙の横の灰皿に口紅がついた煙草の吸殻が目に入った
「ねぇ、奥さん来たの?」
「ああ、娘夫婦に引っ越しを手伝って貰ったからうちのやつに孫を見て貰ってただけだよ」
そっかー、離婚すると娘とか孫に会えなくなるのが嫌だから籍はそのままにしておくんだ
今さらながら勝手な人だわ、、と思った
『来週の日曜日に引っ越しが決まったよ!夕方にでも遊びに来ないか?』と加藤さんからメールが届いた
『わかりました、引っ越し祝いを持って行きます』
今までは奥さんの目が気になってメールをして来なかったけどたまにメールが来るようになった
引っ越し祝いは何にしようかしら?
コーヒーが好きだからオシャレなコーヒーカップをプレゼントする事に決めた
贈答品の店を回って4000円のコーヒーカップのセットをペアで買った
『引っ越し終わったよ、6時過ぎにおいで』
『了解でーす』
私は車を運転して家から30分ぐらいの所にある加藤さんのマンションに行った
車を停める場所は前に確認しておいた場所に停めた
何時ものように『ハーフタイム』でコーヒーを飲んだ後、車を走らせていると
「あの家が売れたよ!うちのやつに余計な事かもしれんけど800万円渡す時に
おまえももう歳だからマンションの一つも買っといたらいいぞ
と言ったら珍しくそうするわといっとったわ」
「ふーん、そうなんだ、でも売れて良かったね」
800万円か私だったらどうするかな、、やっぱりマンション買うだろうな中古マンション安いから
「おれは100万円借金を返したら後は貯金でもするよ、唯ちゃん今度住む所一緒に見に行ってくれないか」
「何処にあるの?見に行ったの?」
「だいたいの見当はついたからね。新築でいい感じだったから唯ちゃんも気にいるよ」
それから2年が過ぎたある日「昨日うちの奴にもう別れよう、と言ったら特に嫌だとか言わなかった」とポツリと言った
「ふーん、奥さんは加藤さんと別れたいのかな?」
「わからん、、熟年離婚と言うやつかな、、」
たまに家をあける加藤さんに愛情はなくなったのかも知れなかった
何日かしてハーフタイムでモーニングコーヒーを飲んでいる時
「うちのかみさんと別れる事が決まった」と言われた
「あの家を売ったお金をかみさんとおれとで折半する事になった」
「そうなの、、」
「新しく住む所を探さなきゃ!唯ちゃんも手伝ってくれるかい?」
「もちろん、、」
本当に別れるんだろうか、、いつか加藤さんの家の前で見かけた奥さんの顔が目に浮かんだ
いつ辞めるとかは自分も噂をされている事を考えると回りに聞く事が出来なかった
ある日から久本さんの姿を会社で見ることがなかった
加藤さんとはハーフタイムでモーニングを食べた後パチンコに行ったりしていた
ある日、「今日家に来ないか?」と言われた
加藤さんが20歳で知り合いからお金を借りてまで建てたと言う自慢の家だった
確か奥さんは友達と旅行に出掛けていると言う事だった
夕方に加藤さんが団地に迎えにきた
車で30分ほど走ると加藤さんの家に着いた
1階に台所と風呂場があり、階段を上がって2階に奥さんの部屋と奥に加藤さんの部屋があった
奥さんの部屋の布団が畳んであるのがチラリと見えた
「今から夕飯の仕度をするから唯ちゃんはテレビを見ていてよ!」
「おふろのお水入れましょうか?」
「入れてくれたら助かるな!」
私はおふろの水を入れながら夕飯の仕度が終わるのを待つことにした
キムチ焼きそばが来た~!辛そうで美味しそうな焼きそばが!
「美味しい♪」
なんと手羽先が2本ものっている♪
2人してフ~、フ~、言いながら食べた
「ご飯は残さないとキムチ焼きそばが全部食べられないよ!おれでもご飯は全部食べないからね」
「そうだよね~、これだけボリュームあったら全部食べるのはムリだよね」
キムチの辛さがビミョーで美味しかった♪
黙っていようと思ったが加藤さんに久本さんと付き合っていた事、そして手紙を貰った事を話した
「そっかーしかしこれは酷いな、唯ちゃん俺の事は気にしなくてもいいから久本とはどれぐらい付き合ったの?」
「4ヶ月です、、」
手紙を見ながら加藤さんは言った
「お腹がいっぱいになったね。送って行くよ」
「ごちそうさまでした、、」
「今度は藤の花が綺麗な所があるからそこに行こう!」
それから2日が過ぎた日会社で久本さんの所にデータを貰いに行った時に怒ったように紙切れを渡された
「何?これ?」
そこには『あんたは加藤と付き合っているんだろう!加藤と付き合う為におれと別れたのか!いい加減にしろ!ふざけんな!』と書かれていた
『あんたと加藤の事みんなに話してやるからな!』
多分会社の人に話ししたのだろう、久本さんの性格からしたら話すだろうと思った
いつもにこにこ話す岡田さんの態度が変だなとは思ったけど
確かに加藤さんとはドライブに行ったけどまだ、付き合ってはいなかった
次の日も久本さんの所にデータを取りに行った、どうしても必要なデータだった
「私は加藤さんと付き合ってないわ」
「じゃあ何でやつの車があんたの住んでる家の前に止まってたんだ!ふざけんな!」
何を言ってもムダだ、黙るしかなかった
データを貰ってその場を離れた
「これからどうしようか?香蘭渓にでも行こうか?紅葉には少し早いけどね」
「今日は特に予定がないからどこでもいいです」
車で1時間も走ると山奥に入って行った
加藤さんは20歳で結婚した事、娘さんは結婚して妊娠中だと言うことを話してくれた
後、息子さんが介護師をしている事もわかった
私も離婚して息子と二人暮らしだと話した
加藤さんは私より5歳年上だとわかった
話しをしているうちに香蘭渓に着いた
駐車場はどこもいっぱいだった
所々に紅く紅葉に染まっていて綺麗だった
名物の五平餅を食べては手を繋いで歩いた
久し振りの遠出のドライブが楽しかった
帰りはファミレスでハンバーグ定食をごちそうになった
楽しい1日が過ぎて行った
日曜日の朝、加藤さんが車で迎えにきた
しばらく走ると『ハーフタイム』と言う洒落た名前の喫茶店に車を止めた
この店はモーニングの種類が豊富にあった
この地方はモーニングにパンとか玉子が付く事で有名なのだが朝食にご飯があるのは珍しかった
「じゃあ、モーニング定食にしようか?」
「はい、同じものでお願いします」
「桐原さんが電話くれた時、やっとかかってきた!と思ったよ待ってたよ!」
「ふーん、そうなの」
会社では取り立てて話しをする事はなかった下手すると加藤さんが打ち合わせに出ていて顔を会わせない事もあったのだ
「名刺を渡された時は驚いたわ、あまりにタイミングが良かったから」
「いや、真っ暗になった時とっさに名刺を渡すなら今だ!と思ったよ」
実はトイレにたった時にトイレで名刺の裏に書き込みをしたということだった
「そうね、加藤さんとはあまり会社で話しをした事がなかったもんね」
美味しいコーヒーを飲みながらパンやサラダを食べては話しが弾んだ
他の台を見て回って『海物語』に戻ると加藤さんの一つ隣の台に男物のハンカチが置いてあった
加藤さんはそこそこと言うようにこちらを見た
私は自分のハンカチを置き加藤さんにハンカチを返しに行った
加藤さんは5連チャンしていた
しばらくやっていると加藤さんがコーヒーの缶をニュッと差し出した
「ありがとうございます、、」
しばらく打っていると単発の当たりがきた
続くかと思ったが終わってしまったそしてその箱一杯の分も入ってしまった
(あ~あ、、)
加藤さんを見るとまだ、大当たりが続いているようだった
気がつくと時計は4時を過ぎていた
(買い物に行かなきゃ!)
加藤さんに「帰ります。頑張って下さい!」と言うと
わかった、と言うように笑って手を上げた
次の日会社で常務にパチンコで儲かった話しをすると
「それは凄いな~、俺も行ってるけど全然ダメだわ~」と言っていた
土曜日の昼過ぎると何故かパチンコに行きたくなった
『A パン』に行ってしまった
この時は『海物語』と言うマリンちゃんが出てくる台が人気があった
空いてる台をぐるぐるさがしたけどどこも空いてなかった
あきらめきれずに台を探していると見たことがある顔があった
同じ会社の名刺をくれたK さんつまり加藤さんだった
「桐原さんもパチンコをやるのか?」
加藤さんは驚いたようだった
「はい、最近ですけど、、」
パチンコ屋で会社の人に会うなんてなんだか恥ずかしかった
加藤さんは回りを見回して「もし台が空いたら取っておいてあげるよ!」
私の団地の前に着いた
車を降りる時久本さんは「また電話するから」と言った
私は無言のまま車を降りた
しばらく久本さんが私の家の窓を見ていたがそのまま走り去っていった
会社ではいつも通りだった
仕事の帰りに『A パン』の前を通った
常務や会社の人達と行ったのを思い出した
その時は女の子がスロットで大当たりして常務がコーヒーをみんなに奢ってくれたのだった
やってみようかな~気晴らしになるかな?
時間が6時過ぎのせいか客はまばらだった
確か演歌歌手の田川何とかの台をやったと思う短冊みたいなのがヒラヒラ降りてきて大当たりになった
それからは大当たりが止まらなくて8連位したと思う
3万円7、8千円ぐらい儲かってしまった
儲かった~♪嬉しい~♪
昨日嫁が「『最近、日曜日は何処にいってるの?』と聞いてきたんだ」
「ふーん、久本さんは何て言ったの」
「うん、滝と設備の事で打ち合わせをしている。といったら黙ってたよ」
滝川さんは同じ会社で設備の仕事をしている人だ
(4ヶ月も日曜日に家に居なかったら普通の奥さんなら疑うかも知れないわ)
久本さんは奥さんと上手く行ってないから私に癒しを求めたのかもしれない
私は外川と別れて寂しくて久本さんと一緒にいたかっただけなのかもしれない
しばらく会わない方がいいのかも知れない
久本さんと一緒にいて楽しかったけど愛しているかと言われると、、そうでもない気がした
外川の時は付き合っていくうちに自然に愛している事に気がついた
人を愛すると言う事は理屈じゃないわ
充分過ぎるほどわかっていた
その名刺を見ると隣に座っているK さんからだった
裏を見ると「気が向いたら電話して下さい!よろしくです」と書かれていた
思わずK さんを見るとみんなで話しが盛り上がっていた
Kさんとは仕事で話したことがあるぐらいであまり親しく話したことはなかった
あまりのタイミングの良さに電気を消したのはK さんでしょう?と言いたくなるほどだった
その後、久本さんとは週一でデートを重ねていた
同僚の家の近くを通る時は「近所にH が住んでるからこれをかけて!」と言われてサングラスをかけた
「意外とサングラス似合うね!」
(そんな事言われても嬉しくないんですけど)
運動公園の駐車場に車を止めて夜遅くまで話し込んだりしたりした
『ふるさと』には同僚の石川さんと行った
店には久本さんと親しい設備関係の同僚が4、5人来ていた
久本さんが隣にきた
この酒飲みやすいよと『姫※』と言う地酒をグラスに注いでくれた
飲んで見るとスパーリングが効いて爽やかな飲み心地だった
「おいしい♪」と言うと
久本さんも「だろ!」と言って嬉しそうな顔をしていた
「じゃあ!」と言って他の同僚の所へ行ってしまった
しばらくすると、突然店内が停電した
何事が起きたのか判らず客たちがざわざわしだした
すると突然私の手に紙切れみたいなものが握らされた
店内がパッと明るくなった
久本さんはみんなに平謝りでテーブルを回っていた
私は握らされたものを見るとそれは紙切れではなくて名刺だった
話しをしているうちに家に着いた
息子は家に居なかった
それから数日経ったある日
常務が「桐原さん今日仕事終わったらみんなでご飯食べに行くけど行かない?」と聞いてきた
「行きたいです」と言うと※※苑に7時に集合だよ!と笑いながら言った
焼肉※※苑には同僚が7~8人が集まっていた
2時間もすると帰る事になり常務は帰りに新しく出来たばかりの『A パン』に行こうと言うと事になり『A パン』に行った
『A パン』は大きなフロアのパチンコ店で女性トイレもおしゃれで綺麗だった
「これで打っておいで」常務は私達女の子達に気前よく3千円づつ渡していた
私はパチンコをやるのは初めてだった
これをきっかけに寂しさを埋めるようにその後パチンコにはまることになる
「ごめんなさい、また別の日にして欲しいんだけど」
「わかったよ」
「久本さん、日曜日なのに家に居なくてもいいの?子供さんまだ小さいんでしょう?」
「大丈夫だよ!嫁さんがいるから、、子供を上手いこと手なずけているみたいだし
家に帰っても嫁さんは子供達と一緒にいてテレビ見てるだけだから」
「そうなんだ~」
「下の子が小さい時にいつも嫁さんが添い寝してそのまま寝ちゃうんだよ!
たまには寝室に戻って来いと言うけど戻って来ないからよく喧嘩になってそのままなんだ」
「奥さんは子供さんが3人もいるから子育てで疲れちゃうんじゃないの?」
「また、子供が出来たらと思うとそんな気になれないとかいってさ」
「、、、」
「ごめん、こんな事言うつもりはなかったけど」
次の日仕事が終わってから喫茶店アユミに行った
中で待っていると久本さんが「待った?」と言って店の中に入ってきた
同僚の話しで盛り上がった後、「今から少しドライブイしない?」と聞いてきた
「それもいいわ」
久本さんの車に乗ってしばらく走らせているといつのまにかうとうとしてしまった
目が覚めると少し小高い山を登っているのがわかった
「綺麗!」
思わず叫んだ
眼下には宝石箱を散りばめたような光の屑が拡がっていた
「時間があると時々ここに来るんだ」
久本さんは前を見ながらそう言った
ここの高台はデートスポットになっているらしく他にもカップルがいた
ずっとこのままここにいたい、、
生活の苦しさそしていろんなしがらみからのがれていたい、、
「そろそろ戻ろうか」
久本さんがそう呟いた
「お腹空いたね」
「うん、少し空いてきた」
(綺麗な景色に見とれていたらお腹が空いたのは気がつかなかった)
帰り道の途中にあるファミレスに入った
「44歳です」
「そっか~でも、若く見えるよね車の免許書か何か持ってる?」
私は鞄から車の免許書を取り出して見せた
「じゃ、おれも見せるわ」
と久本さんはズボンのポケットから免許書を出して見せた
それを見て私は思わず笑ってしまった
「なんか犯罪者みたいな顔に写ってるわね」
「あっはは、は、!!」
そう言われるのがわかっていたのか久本さんも声をあげて笑った
「久本さんは子供さんはいるの?」
「いるよ!3人!」
「3人もいるの?凄いね」
「別にそうでもないけどさ、旦那さんは何してるの?」
「うん、私旦那いないの、バツイチだから会社で旦那と言っているのは付き合っている人の事だから」
「ふ~ん、そうなんだまさか桐沢さんがバツイチだなんて思わなかったな」
わたしは話してしまった、そんな感じだった
拓也は新しい小学校に転校して4年生になった
私は新しい会社でワイヤーカットという銅線に電気を通して水中で鉄鋼を切る機械の扱い方を教えて貰ったり充実していた
その頃外川は毎週末は家に泊まるようになっていた
泊まった次の日の朝珍しく拓也を誘って3人で喫茶店のモーニングを食べに行った
その時拓也が店にあったスポーツ新聞を読み出した
すると外川は
「拓也はスポーツ新聞なんか読んで生意気だな~」と言った
「何で?野球が好きだから自分の好きなチームが勝ったかどうか見たいだけだよ」
「でも小学生がスポーツ新聞を読む所なんか見た事ないよいやらしい記事も載っているし」
子供がいない外川には子供が何をしても気に入らないのかもしれなかった
息子が引っ越しで新しい小学校に転校する事になり
今までお世話になった小学校の担任に挨拶をしに小学校に出かけた
担任は「もう体調は大丈夫ですか?」ときかれた
「はい、ご心配おかけしてすみませんでした」と頭を下げた
担任は「ふー」とため息をついた
「こんな事言うのもあれですが拓也君のお父さんにも困ったものですね」
「、、、、」
「平日はちゃんと授業が始まる前に登校するのに、土曜日はいつも遅刻するのです」
「そうですか、、」
「何回も注意したんですがね、土曜日は仕事が休みだからゆっくりしたいからどうしても起きる時間が遅くなるからと言われましてね。1時間目が始まってから教室に入って来るのです」
私が手術で入院している間は同じ市内に住んでいる元旦那の所に拓也を預けていた
同じ市内でも越境通学になるから毎日の送り迎えは元旦那がやっていたのである
担任は続ける「たった1ヶ月の事なのにそれも父親なのに、、あなたが離婚したくなるのもわかります」
担任にそう言われて、(わかる人は解ってくれるんだ)嬉しような悲しいような複雑な気持ちになった
病院で受け付けを済ませるとしばらくして名前を呼ばれた
そしてレントゲンを録ったり血液検査の後にまた呼ばれた
その結果は予想もしていない事だった
「十二指腸に孔が空いているので緊急手術をします。連絡をしたい所があれば直ぐに連絡をとって下さい」
と言われた
時計を見ると朝の5時30分過ぎだった
実家の母に電話をしたが出ない、、
妹に電話をしたら「こんな時間にどうしたの?」と言われ事情を説明すると流石に目が覚めたようだった
後、心配なのはひとり残してきた拓也の事だった
「拓也はまだ何も知らないから、、お願いします」
そうこうしているうちに看護師さんが今から手術を始めますからと呼びにきた
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