堕天使【番外編】
【堕天使】
http://mikle.jp/thread/1686010/
本編 存在感
No.1の優ちゃんと
私が織り成した ひとときの
恋模様…
子持ち女の
馬鹿馬鹿し… くもない
数ヶ月。
フィクション…
という事に しておきます(笑)
ので
ゆっくりな更新になるかと思いますが また おつき合いを よろしくお願い致します。
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>> 200
自分で
自分の言葉に驚いていた…
『会いたい』
と言われれば
『私も』
と こたえる。
私の恋は
そうして成り立つ。
「嘘だよ(笑)(笑)」
『嘘かよっ(怒)』
ミュールの先に
小石が あたる。
カツンと蹴ると
細い道路の向かいの空き地
生い茂りそうな 背の高い草村に カサっと消えてゆく…
「こわいなぁ…」
『えっ!?
冗談だろ(笑)俺怒ってね~…』
「聡志じゃないよ」
夕暮れ
茜色の 空を見る
「自分が
だよ…」
『…
酔ってますね~(笑)』
「(笑)聡志にね!!」
会社の女の子だけで
おうちで飲んでることは
メールで教えてある。
聡志は 安心してくれ
その言葉に 私も また…
安心する。
本当は 私も
1分1秒の
あなたが気になる…
気になってしょうがないんだ…
アパートの下の道路にいても
美香ちゃんの部屋の 大騒ぎが もれ聞こえて来る。
階下の住人に
叱られないといいけど…
ちょっと心配。
その時
ファンっ と
聞き慣れたフォンの音。
雄太だ…
『誰だ?』
「ここ道路だよ(笑)聡志(笑)
私に…
鳴らしたわけじゃ
ないよ…」
>> 201
とまった雄太のトラックに
私は 歩み寄る。
もちろん
あとで またかけるねと
聡志との電話を
終わらせてから…
「何やってんだ?おまえ
こんなとこで…」
高い運転席から 雄太が聞く。
住宅地の
メインから1本それた この道
車など めったに通りはしない…
「そこのアパートに 遊びに来てた(笑) 会社のコの おうちだから(笑)(笑) パパは?」
私は まだ
彼を名前で 呼べずにいた…
「ばばぁに
漬け物もらいに来た(笑)」
「お義父さんの漬け物
美味しいもんね(笑)」
私も 今だにいただいている。
…
女房に お土産か。
あの家の かつての義父母は
今でも
あの女を許してはいない…
摩耶が出入りしているかぎり
生まれた孫も
あの家に招く気はないのだろう
それを聞いたとき
少し
嬉しかった。
「じゃあな(笑)
飲み過ぎんなよっ」
「なんで わかんの!?」
「酒くせ~(笑)(笑)」
もう1度
ファンっとフォンを鳴らし
雄太は走り去った。
クルリと向きを変え
空を見上げ…
る 途中
玄関のドアを開け
ひしめき合いながら
こちらを見ている
同僚達と 目が合った(笑)
>> 202
Cの説明で
私の かつての夫であることを
みんなは 知っていた(笑)
「またナンパされてんのかと
思ったわよ(怒)(怒)!」
甲高い声の半魚人…
(谷川課長が こう呼ぶ)
主任が 悪酔いしている。
「だいたいさ~ 」
まだ 続くのか…
「なんだって 会社の客も
カウンターの私達通り越して
後ろの方に居る リエさんと 優ちゃんにばかり ちょっかいかけるわけ!?(怒)(怒)」
あ~ あ~ あ~
Cの前で
そゆ事言うな!ババァ💦
「主任だって モテてるじゃないですかぁ~(笑)💦💦」
「そっすよ!!💦
あの くっせぇ脂ぎった浮浪者みて~な〇〇の社長なんか
私電話とると 必ず
主任に代わってくれって
言いますからね!!💦」
…
優…
ちゃん。
「私 面食いなの…」
…
「優ちんは ほんとに
おもしろいっ(爆笑)」
もう1人の お局
佐久間主任が 爆笑する。
は…
はは…は…
はははははっ
わははは(笑)(笑)
「美香ちゃんの
リンゴ~(爆笑)(爆笑)」
「気持ちワリっすよね!!!
わはははははは💦💦💦」
チーム馬鹿母
ピ~ンチっっっ!!!
>> 203
「ちょっと 知恵貸せ
チビ…
チビチビも…」
「チビチビ言うな(怒)!」
「2人に責められてるし(笑)」
桜井君が笑う。
カラオケ帰り
桜井君の家に寄った。
会いたかった 3歳の息子君は
じいじとばあばと
お出かけ中だった(泣)
「ごめんね💦桜井君…
急に 子連れで来て💦」
「気~つかうな(笑)リエ
そもそも おまえが
俺んちヤダって言うから…」
「リエちゃんだって
急に おまえの親に会えないだろ(笑) ふつうに考えて…
ね~(笑)」
いいコだな~桜井君(泣)
「はい 摩耶ちゃん(笑)
ジュース どうぞ…」
「ありがとう♪」
「い~から!チビチビ!
ここに入る 言葉を考えろ!」
クロスワードの本を
摩耶に買ってくれたのはいいが
聡志が 夢中になっている…
「さとし 嫌~い(怒)」
「なんだ!?摩耶!💦」
桜井君が また笑う。
「サクライのお兄ちゃん
好き~~(笑)」
あぁ(泣) 娘よ…
「なんでだよ~(泣)(泣)」
「さとし 男のくせに
泣き虫だ~~(笑)(笑)」
「…おぉ~!!!
〇〇〇〇 ナ キ ム シ…
チビチビ!ブラボー(笑)!」
「チビチビ言うな(怒)!」
とても
平和だった…
>> 204
高校3年生の聡志は
とびきり可愛かった!
「なにこれ~…
すっごい可愛い…」
「だべ(笑)?」
「こん時 会いたかった…」
「チ~ビ~(怒)(怒)」
「桜井君も 男前だ~(笑)
変わらないね(笑)」
高校の卒業アルバム。
「見る(笑)?」
と 桜井君が持って来た時
少し 心が揺れた。
過去の聡志に会うのが
こわかった。
その日常までもが
見えてしまいそうで…
私は 無意識に
京子を探していた。
いた…
言うべきか。
言わざるべきか。
「この お姉さん
美人だね~~…」
「どれ?」
「この人」
「京子じゃん(笑)」
…
「あ…
ほんとだ(笑)
昔から綺麗なのね(笑)」
…
ちゃんと笑えてんのかな
私。
「摩耶 目~
ワリんじゃね~の(笑)?」
「悪いけど 私に似て
視力は いいの(笑)」
よけいなこと言った…
「たしかに
京子はモテたな(笑)」
桜井君が言う。
「絶対 誰とも
つき合わなかったけどな…」
聞きたくない話しが
はじまってゆく…
>> 205
近寄りがたい
長身のモデル体型に
冷たい 美しい顔。
男の子たちは
おとしたら自慢になると
こぞってアプローチを
していたらしい。
…
聡志は?
1度でも
彼女を好きになった事は
ないの…?
それとも
あなたが
彼女を
おとした…?
「興味ね~…」
聡志が
ゴロリと仰向けになる。
「おまえ 昔からそうね(笑)」
「そもそも俺は
デカい女は 女と思えない」
抱きつきたかった…
「おまえらみたいな
チビっこが好き… ぅわっ!」
摩耶が お腹にダイブした。
がはは! と笑ってから
桜井君が言った。
「俺も…
あいつには
男として見てもらった事
ないんだよな…」
ピンポ~ン
「摩耶! ピザ屋だ!
行くぞっ!!」
誰んちだよ…
2人になった部屋で
桜井君に聞いた。
「もしかして 桜井君…
京子さんのこと
好き?」
桜井君は 少し笑うと
「聡志
気づいてないでしょう?
京子の気持ち」
「すごい 鈍感だよね(笑)」
「俺は…」
聡志と摩耶が戻って来た
「ピザ屋じゃなかった(泣)
京子だ 桜井…」
>> 206
「それで それでっ!?」
ドンっ!!!
目の前に ダンボール…
?
「シュレッダー お願い…」
立ち去る 半魚…
主任。
…
「怒らせたね(笑)
深海の生き物を…」
「谷川課長は 彼女を
いろんなものに するんだね」
「嫌いだもん」
「リエさんの話し
いいとこだったんすよ(怒)」
「イヤ ここ会社だから!」
2人で つっこむ。
「仕返しは してやる…」
この男 本当にするから怖い…
2人がかりで 重いダンボールを どデカいシュレッダーのある 倉庫まで運ぶ。
「あの人 1人でこれ
持って来たよね…」
「化けもんだからじゃね~すか(怒)(怒)」
かなりの ご立腹。
「恋をしたいなら もう少し
やわらかくならないとね~…」
「酢 飲みゃい~んすよ(怒)」
身体じゃね~よ。
「私達に意地悪したら
谷川課長に やっつけられんの わかってね~んすかね?」
「気づいてるんじゃない?…
それも
おもしろくないんでしょ…」
庇えば
庇われた側に
憎しみは向く…
女って
ややこしいのよ 優ちゃん。
>> 207
おおかた
聡志の車を庭先に見つけて
喜びいさんで
チャイムを鳴らしたのだろう…
まさか
私と摩耶が
いるなんて思わずに…
「桜井
入れたりしね~よな…」
入れるに決まってんじゃん。
桜井君は
彼女が 好きなんだから…
「大勢 いた方が
楽しいでしょ(笑)(笑)」
「あいつ おまえに つっかかるから 腹立つんだって 俺…」
理由を 考えなさい。
「ピザも来たよ(笑)」
桜井君と
彼女が来た。
落ち着け… 私。
「京子さん こんにちは(笑)」
「どうも…」
なんだよ どうもって。
「さとし!汚い!」
「うるせ~ チビチビ…」
食べてるし…
「今 皿持って来るよ(笑)」
「おまえ 突っ立ってないで座れよ! デカいんだから(笑)」
…
はは~ん…
ゴッちんと私みたいなもんか。
聡志だけが。
「行儀悪い…」
座りながら 彼女がつぶやく。
「い~んだよなぁ(笑)
摩耶(笑)(笑)」
「ママ~!
さとし汚い!!」
「今 桜井君 お皿持って来るって(笑) 聡志も待ってたら…」
「年上の人間を 呼びすてにさせる 親も 親よね(笑)…」
はぁ~~~???
>> 208
「おまえ
本気で腹立つ女だよな…」
「でも それは そうだよね(笑)
摩耶(笑) お兄ちゃんって呼ぼうね… 聡志のこと…」
「俺が 呼ばせたんだ(怒)
おまえに関係ね~し…」
…
「お待たせ…
って なんか寒くない?」
とてもサムイです。
「リエも早く食え!
おまえも…
わっ! 摩耶は玉ねぎを
俺のに盛るなよっ💦」
「私 お腹空いてないから…
桜井 ビールないの?」
「今 持って来ようと…」
「おまえ リエにからんだら
即刻
出てってもらうかんな!」
「からむってな~に?
さとし」
娘よ…
あんぽんたんで良かった。
…
「ほらっ!
リエ あ~~ん…」
えっ!?
「おまえ
全然食ってね~じゃん(怒)」
そうなんだ…
緊張すると
一気に食欲がなくなる。
実は かなり酔っていた…
ので パクっと食べた。
「子供の前で
みっともない…」
こちらも かなり
酔ってる ご様子…
「ママもあたしも いつも あ~んしてもらうよ(笑)
ダメなの? お姉ちゃん」
今日は NGワードを
摩耶に 伝えてない!!
聡志の顔色が 変わる。
「おまえ 誰に『あ~ん』してもらうんだよ(泣)(泣)」
詰め寄って来る。
「む、昔の話しでしょ💦」
「昔だって
してもらったんだろ(泣)」
誰か 助けて…
>> 209
「リエちゃん 困ってるよ(笑)
聡志…」
桜井君(泣)
「だから言ったじゃない(笑)
そういう女なのよ…」
…
「男は あんた
1人じゃないってこと(笑)」
…
「てめぇは 出てけ!!」
「落ち着け 聡志…」
「(笑)やつあたり~?」
思わず 彼女の頬をうって
しまいそうな
私がいた。
摩耶が 見てる…
「京子さん(笑)
聡志が好きなのね…」
「なに言ってんのよ!?」
「私に ヤキモチやいてる…」
「バカ言わない…」
「そうでしょう?」
桜井君がいる。
大丈夫だ。
「チビ それは違うだろう…」
「ほらね 京子さん
聡志は いつまでたっても
こんなだよ(笑)
気づいてなんてくれない…」
「あんた
馬鹿じゃないの!?」
「俺の女 馬鹿呼ばわり
すんじゃね~よ!!」
「なんで庇うのよ!?」
彼女が
泣きだす…
「どうして…」
「惚れた女だ
守って あたりめぇだろが…」
「こんな気の強そうな女
あんたが 守んなくったって
生きてけるわよ!!」
「ふざけんな てめ~!!」
「女の子いじめちゃダメだよ
さとし(怒)」
摩耶…
「そうだよね(笑)摩耶ちゃん…
だけど このお姉ちゃんも
悪いんだよ 摩耶ちゃん(笑)」
桜井君が 彼女を見る。
「謝りな 京子」
「なによ桜井 あんたまで…」
「言っていい事と
悪い事が あるよ…」
…
「聡志が好きなら
いい女になれ…」
>> 210
バリバリバリバリ…
バリバリバリバリ…
「超かっこいっすね…
桜井さん…」
ソッチかよ。
バリバリバリバリ…
バリバリバリバリ…
「子供いなきゃね…
紹介したのに…
バリバリバリバリ…
バリバリバリバリ…
「えっ!? なに!?」
バリバリバリバリ…
「子供いなきゃ
…したのに!!」
バリバリバリバリ…
「エッチなことしか
考えてねんすね!!!」
バリバリバリバリ…
なんて聞こえてんだよ…
バリバリバリバリ…
「やっても やっても
なくなんねっすね!!
これ!!」
バリバリバリバリ…
バリバリバリバリ…
「1回 やすもうか!?」
バリバリバリバリ…
「★※◇!◎※▲□◇…」
バリバリ…
ピッ
ウィーーーン…
…
「◇※★◎!▲!…」
…
「そういうの いいよ
優ちゃん…」
「そうすか…」
耳が おかしい。
「紹介して下さいよ
桜井さん!」
やっぱり聞こえてない…
「3つの息子君 いるんだよ」
「あっちゃあ
それはエッグだな~…」
…
ネックか?
それに…
彼もまた
叶わぬ恋を
しつづけるのだろうし…
>> 211
聡志が
いよいよ 気づいた…
「おまえ…
俺のこと …」
「うるさい!!」
「ごめん…
気づかなくて…」
「あやまるな!」
「だけど俺
リエを愛して…」
「黙れ!!」
…
「喋んないで…」
彼女は バッグをつかむと
速足で 部屋を出た。
小さな声で
「ごめんなさい…」
と私に言って。
桜井君が
あとを 追う…
「ごめんな リエ…
やっぱり気分わるくさせた…
摩耶も…」
「さとし カッコイイ♪」
「うん(笑)!
かっこよかったね!」
「…俺は おまえらが
大好きだよ(泣)(泣)!」
とじられた
卒業アルバム…
過去が あって
今 あなたが ここにいる
見えても
もう 怯えない。
ここにいる あなたに
感謝できるから…
「ところで 摩耶…
摩耶は どのくらい
ママの『あ~ん』を
見たんだ?(泣)(泣)」
「さ~と~しぃ~(怒)」
「また泣いたあ(笑)(笑)」
携帯が鳴り
私の過去は
まだ
過去にすら
なりえていない事実を
突きつけて来た…
>> 212
泣き声が聞こえる…
そして
低い 怒鳴り声。
経理のMっちが
天井をあおぎながら
私達に 歩み寄る。
5年後
一樹のツレのチャラ男を
カウンターで追い払い
あの日
ブルゾンを間違えた
彼女だ…
「はじまったよ…」
大袈裟に ため息をつく。
「谷川の お局イジメ」
さっきの いきさつを
Mっちは 知らない。
「Mっちが いたたまれないよね~💦 隣でやられちゃ…」
「笑ってやりゃい~んだ(笑)」
優ちゃんは まだ鬼。
「別に あたしには
関係ないんだけどさ(笑)
アレ終わってから
あたしが しんどくなるのまで
谷川は 考えてないんだもん」
主任も経理で
机を 並べているのだ。
「なんで あんな仲悪いかね…
あの人達」
ごめんよMっち(泣)
と 心で詫びる。
更衣室に駆け込む 主任
…
「… 行ってくる 」
ため息をつくMっちに
手をふる 優ちゃん。
「あ~ 私は
隣がリエさんで幸せっす(笑)」
「私も~(笑)(笑)」
「楽しそうだね~(笑)」
「ナイス! 課長!」
優ちゃんが 親指を出す。
「褒めなくて いいから
1回 やらせて💖💖💖」
てめ~~~(怒)(怒)
>> 213
休日だからと
油断していた…
結婚する女と 一緒にいる時に
電話など
かけて来ないだろうと…
それは
聡志を
激しい 不安に
おとしいれてしまった。
「あんた 最近
来過ぎじゃない?」
「おまえが 電話に
出ないからでしょう(笑)」
「警察 行くよ…」
「おまえ どうして
この間から
むきになってんの?」
…
「男…
かわったんだな?
携帯も
買ってもらったのか…」
髪を 撫でてくる
「うまくやろうよ…
リエちゃん…」
「さわるなっ!」
とまらない憎悪と
焦り。
「女いるなら いいじゃん…
結婚するなら いいじゃん
なんで 私にかまうのよ!?」
「好きだから
愛してるんだよ リエちゃん」
「私は あんたを
愛してない!!!」
また
キチガイのように
私を 押し倒し
乱暴に 服を剥ぎ取る。
「私が…
あんたの結婚も…
仕事も
全部
めちゃめちゃに…
して…やろうか(笑)?」
ただ乱暴に
腰を 激しく動かしながら
かつて
優しかった彼は
「やれるもんなら…
やってみな…」
恍惚としながらも
冷たい目で
私を見ながら
そう言って笑った。
>> 214
「誰か… 来るよ…
聡志…」
「してぇんだよ…」
「さっき
したばっかじゃ… んっ」
激しいキス…
喧嘩が増え
私の
身体ばかり求める…
「足…
ひらいて チビ…」
すぐに 舌を這わせる
「っあ…」
「もっと…
ないて…リエ…」
聡志の息が
荒くなりはじめ
舌先の動きも
速度を増す…
「ぁあっ…
さとしっ…」
「俺のだよな…!
おまえ…
俺のだ… ろ…」
激しい音をたてながら
吸いつき
舐めまわし
縦へ横へと
首を振る
頭が
おかしくなりそう
だった…
「だめだ… ったら
聡志…
外に…
聞こえる…」
駐車場に とめた車。
窮屈な
身体の置き場所と
大きな声を出せない状況
誰か 来たら…
腰のあたりが
ずっと ソワソワして
たまらない
興奮に変わる…
「好きな
くせに(笑)
チビ…
こっち見て…」
「ぃやっ…」
「すげぇ 濡れてる…」
「ゃめて…
お願い…」
やめないで…
>> 215
重い…
沈黙だった。
「聡志は…
私と やりたいだけ?」
ずっと言いたかったけど
言えずにいた言葉。
「馬鹿なこと言うな!」
「だって…」
「俺 こわいんだ…」
声が
ふるえていた。
「また 俺…
騙されんのか…?」
どうしても
あの男の存在を
聡志には隠しつづけたくて
私は また
嘘ばかり ついていた。
「私を抱けば
安心できるの?」
はぐらかした こたえ…
なぜ
助けてと
言えなかったんだろう…
「何を 隠してる?」
全部
話してしまいたくなった
だけど そうしたら
間違いなく 聡志は
あの男に 手を出す…
それは
あいつの
思う壷なんだ。
「やだなぁ(笑)聡志…
私が 信じられないの?」
「好きになり過ぎた…
俺は
こういう男だ」
私もだよ 聡志…
あなたを失いたくなくて
必死に
もがいてるんだよ。
「私は そういう聡志が
好きだよ(笑)
すごく…
好きだよ…」
「リエ…
頼むから どこへも行くな!!
絶対に
俺から
離れんなよ…」
あの日
別れていれば…
>> 216
もし あの日に
別れなければ
同じ翼で
旅してた…
時計の針は 戻せないのね
二度と あなたの
腕には
かえれない
「懐メロっすね…」
…
「なんで泣いてんすか!?」
「優ぢゃ~ん…」
「今
幸せワックスっすよね!?」
マックスだ。
「T 殺して~…」
「… 話せないんすか?
聡志さんに」
「言ったら…
終わりな気がする…」
そう…
こんなに長く
隠し続けてしまったがために
今さら
言えない。
また
あの人を
壊してしまう事になる…
「なんでTさんは
こんなにリエさんに
執着すんすかね…」
「あいつ 壊したのも
私だしね…」
この 出会い系でだって
M少年や はる君
次々と
私は 傷つけた。
バチが
あたっているんだろう…
と思う。
恋という字を
辞書で引いたぞ
あなたの名前 そこに
足しておいたぞ…
娘たちの うたう歌が
心に痛い。
キミ達が
大人になって
恋をする時
どうか
ママのような思いを
する事が
ありませんように…
>> 217
運命には
逆らえない…
もし あの時
暗い 暗い 闇の中で
出会ったのが
T君ではなく
聡志だったら…
今 私は
幸せだったのかな。
それとも
長い 年月をかけて
聡志を
壊してしまっていたのかな…
すべて 私の罪。
誰のせいでもなく…
「私 引っ越すよ…」
「そんな金
どこにあんの…」
また
目もあげずに…
「そんな金あるなら…
俺に返して…」
…
「いったい おまえに
いくら使ったと思ってんの?」
携帯をテーブルに置き
目を そっとおさえる。
綺麗な瞳と
長いマツゲ
昔は
とても 愛おしかった。
「おまえの 馬鹿亭主が
金まるっきり 渡さなくなって…
俺いなきゃ
おまえら
野垂れ死んでたよね(笑)」
…
「感謝の気持ちが
まるで ない…」
「頼んでない」
「…え?」
「方法なんて
いくらでも あった」
タバコに 火をつける。
「私と
一緒に いたかったのは…」
吐いた煙りが
ただよう…
「あんたでしょう?」
>> 218
「可愛くないねぇ…」
わかってて
スイッチ入れる
本当に
私は 馬鹿だ。
私が 男にたいして
のめり込む事を恐れるのは
きっと…
プライドだけでなく
終わりを迎えた時
争いになった時
避難する場所を
確保しておきたいため
なんじゃないかと思う。
求めたのは
望んだのは
いつも
私ではなく
あなただと。
引っ越しは
聡志が言い出した。
この家を出て
一緒に暮らそうと…
私が絶対
口に出さない足枷が
間違いなく此処にある事
私の言葉の端々に
感じとったんだと思う。
現実問題
それは無理な話しだ。
摩耶の生活と心を守るため
この土地を
離れることは出来ない。
聡志が こちらに来ると言うが
どう考えても
通勤の負担が大きすぎる
そんなリスクをおってまで
私は
守るほどの女じゃない…
だけど
不安がる聡志のためにも
自分のためにも
少し
夢を見たかった…
3人で
幸せに暮らす夢を
描いてみたかったんだ…
>> 219
耳元に
ふっ と
熱い息をかけて来る…
「もう(怒)
やめて 聡志(怒)」
「(笑)だって
おもしれ~んだもん…」
ベッドの中
激しいセックスの後でも
私の身体が
それを拒否しない…
とても 不思議だった。
なぜ
この人に抱かれると
果てた後でも
冷めないのか…
いつまででも
いつでも
聡志が欲しい…
「したくなったべ(笑)」
「なんないよ(怒)」
「濡れてんじゃね~のか…」
静かに
静かに 耳元で囁く
「もう 乾きました(怒)」
強がってみせても
「嘘つくなよ(笑)チビ…」
内もものモゾモゾで
ばれる。
「なんで 足動いてんの…」
「動いてない…」
「…舐めちゃうぞ(笑)」
耳に
聡志の吐息と あたたかい
舌先…
「や… めて…」
「怒んねんだ(笑)?」
「怒っ… てるよ…」
シーツに擦れる
自分の身体が
激しく動き出す…
「落ち着きなくなって
来ましたね~(笑)」
「して…」
「な~に?チビ…」
聡志の声が
うわずってる…
「してよ 聡志…」
「あぁ~ おまえ可愛い
たまんない 俺…」
彼は 素早く
覆いかぶさると
私の頭を
片手ですくうように持ち
「リエ…
愛してるって言って…」
と 言った。
何度でも
何万回でも 言える
「愛してる…
聡志
あ… い してる… 」
>> 220
「おまえは
俺達の歴史の重さを…
わかってない
みたいだね…」
知ってて スイッチ入れてる?
ううん…
そうじゃない。
T君は
いつでも 私を許す
最後には 許す
何年も
何年も
そうして
繰り返して来た…
大事なものを見つけても
いつの間にか
また 此処へ戻る私
彼も
私も
それを 知ってる
「リエちゃんが
どこへ行こうと
俺は 離れたりしないよ… 」
優しい
キス
「おまえの気持の中から…
俺を
追い出さないで…」
背中にまわる腕が
やけに あたたかい…
「俺はね…
リエちゃん…」
胸を這う
少し かたい舌に
若かった
彼を思う…
「おまえが
馬鹿亭主の元へ
戻ることだけ
恐れて…
ずっと そばで
生きて来たんだよ…」
腰を ひき寄せる力が
初めて抱かれた日の
ペンションを
思い出させた…
「愛してるんだよ…
リエ…
おまえ以外…
俺は
愛せない… 」
>> 221
「摩耶にも 会いて~な…」
煙りに 少し
目を細めながら
聡志が言う。
この顔も
大好き…
「一緒に暮らそう
リエ…」
「そうだね(笑)」
「おまえ 返事早過ぎ!」
まなざしが
痛かった…
「冗談で言ってるわけじゃ
ねぇぞ…」
わかってる。
あれから
怖くて
摩耶にも会わせていない
それは いっそう
聡志の不安を あおる。
「ごめんね…」
「本気で考えろよ リエ」
どんなに 幸せだろう…
3人で暮らす。
大好きな
摩耶と聡志が
いつでも
そばにいる 風景…
だけど 今
1番熱い
恋の途中であること
それも
よく わかってる。
「また百面相か チビ(笑)」
「チャオも一緒ね!」
「(笑)もちろん!
ペット可で 探すべ(笑)」
咄嗟に 口から出た言葉が
2人を
希望で 包みはじめる…
聡志に
運命を感じた 私が
少しだけ 冷静になった今も
夢を 見れる。
未来を
繋げて 描ける…
「聡志に会えて
よかった(笑)(笑)」
「チ~ビ~(泣)(泣)」
髪を くしゃくしゃと撫でると
おでこに
キスを くれた。
>> 222
「私 会社辞めますね!」
言葉が…
出なかった。
「どうしてすか?」
佐久間主任…
佐久間主任…
どんなに
貴女に
助けられて来ただろう…
「泣かないの(笑)リエさん…」
ギュっと 手を握る。
「今すぐって
わけじゃあないし(笑)
私
やっと幸せになれるんです」
「佐久間主任…」
「結婚するんすね!?」
長い 長い 不倫…
彼女の苦しみは
終わった。
「おめでとうございます(笑)」
「リエさんには…
嫌な話しも たくさん
聞かせてしまった…」
「そんな事ないですよ💦」
された側だった私を
主任は
もちろん知っている。
「私は…
わがままだね…」
「主任だけじゃないです(笑)
女は みんな
わがままですよ…」
私が
1番の
わがまま…
「いつも 明るい2人に
たくさん助けてもらった(笑)」
主任…
「こんな おばさんを
いつも相手してくれて
ありがとう。
本当に 感謝してる…」
主任…
「バカ~ バカ~
主任のバカ~
なんで辞めんだよ~
結婚したって
高速で 通勤しろよ~
私達を おいてくのかよ~ 」
優ちゃんが
泣き出した。
>> 223
あたしは あなたに
見返りを
期待してたかな
見つめてほしい
抱きしめてほしい…
「コンポも
古くなったね…」
…
「新しいの 買ってあ…」
「どうして 愛せもしない人と
結婚できるの?」
「バカだね(笑)おまえ…」
…
「恋愛と結婚は
別ものだよ…」
チャオが
虫を見つけた…
「リエちゃんみたいに
四六時中
男に必要とされてなきゃ
気がすまない女は
結婚には…
向かない」
鼻先で嗅いで
「正妻より
めかけが愛されるのは
古い時代から
ずっと続く
日本の色みたいなもん… 」
少し 爪を出し
「一生
愛され続けたいでしょう?」
もてあそんでみてる…
「恋をしていないと
おまえ…」
急に 羽ばたいた虫に
「死んじゃうでしょう(笑)」
後ずさる。
「私は
愛され続けたいわけじゃない」
飛んでる虫を
チャオが追いはじめた
「愛し続けたいの」
届かなくても
欲しがってみたい…
いつか 掴めると信じて
追ってみたいんだ…
>> 224
たくさんの好奇の目が
そこには あった。
酔い過ぎ
フラフラになり
もつれ合い
倒れこんだ身体に覆いかぶさり
胸を ドンドンと叩き
泣き叫ぶ
「バカ野郎! バカ野郎!」
好奇の目が
涙に 変わる…
「行くな! 行くな!
おいて行くなぁ!!!」
「もう やめなリエ…」
悲しくて
悲しくて
別れの日
もう会えないことが
つら過ぎて
しがみついて泣いたのは
優ちゃんではなく
私だった。
繁華街で 行われた
佐久間主任の送別会。
立ち去る側の悲しみを
あの時の私は
まだ 知らなかった。
おいてきぼりにされる
焦りと悲しみにばかり
包まれていた。
「リエさん…
ありがとう」
ひっくり返ったまま
佐久間主任は 泣いた。
会社の女性の中で
年下の立場で いられた あの頃…
ほどなくして
谷川課長は
『嫌いな女』
も追い出したので(笑)
気づけば
Cと私が 1番年上。
肩肘はらずに
のびのびしてられた
最後の ひととき…
だったのかもしれないな。
この間
佐久間主任から電話が来た。
『珍しいですね(笑)
リエさんが電話くれるなんて』
「…え?
私 電話したんですか?」
『着信ありましたよ(笑)』
レナのしわざだった(泣)
>> 225
「聡志ぃーーっ!!!」
力の限り 叫んだ。
まるで
彼の名前を呼ぶのが
最後であること
わかってたみたいに…
あなたに
出会えて よかった。
それは 私の気持ち。
『来てくれたのが
リエで よかった…』
あの日
公園でくれた あの言葉
今でも
そう思って
くれていますか?
夢は 夢のまま
叶うことはなく
あなたは 今でも
私の 永遠の恋人…
「愛してる…」
「素直で いいね(笑)」
「ちがうっ!!」
チャオに
捕えられた虫は
死んだ。
「私は
聡志を 愛してる…」
「誰…? 」
苦しい呼吸と
現実から逃げ出したくて
私は 外へ飛び出す。
大好きな 夏のにおいが
した。
「家 入りな…
おまえ 病気なんだよ…」
「お願いだから…
1人にして…」
「どこに行く気?」
ただ
歩きたかった…
どうせ
行きつく場所など
ないのだから…
>> 226
「なんで
そんなにバカなんすか!!」
泣くな 心の友よ…
「殺すすから!あの男!」
優ちゃん…
優ちゃん…
「出会い系なんて…
手 出さなきゃよかった…」
「リエさん…」
声がかれるまで
2人で泣いた。
「だけど 優ちゃんには
弘樹がいる(笑)
私は それで満足だよ(笑)」
「リエさんにも
ホスト…
残ってるじゃねすか…」
少し
笑えた。
優ちゃんは
この後 5年…
そう
今の旦那様と出会うまで
弘樹と つき合い続けた…
終わる縁
繋がりつづける縁
入口が夢の
出会い系サイト
決して
遊びなんかじゃなかった
チーム馬鹿母
命をかけた 数ヶ月
本気で
恋を求めた 数ヶ月…
私が この後
R君と つき合い始めてから
いつも
いつも
遠くばかりを
見つめていたのは
きっと
聡志の
『チビ』
って私を呼ぶ声が
ずっと
ずっと
ずっと
聞こえつづけていたから
なんだろう…
>> 227
夏のにおいを
吸い込みながら
呼吸が
ラクになってゆく…
「電話する気だろ…
男に」
団地の狭い坂を下り
大きな道路へ出かかった所で
私は 立ちどまり叫ぶ
「ついて来ないで!!」
激しい 苛立ち。
「心配で…
1人に 出来ないよ…」
どうしたら…
そんな言葉が 言える?
どうしても
理解できない…
しようと思わなきゃいいのか。
私は 向きをかえると
また スタスタと歩き出す。
朝夕には 酷い渋滞の
この道路も
夜ともなれば
嘘のように車通りがない…
舗道の向こう側の車線を
1台 車が行き過ぎただけだ。
「待って リエ!」
後ろから 腕をつかまれる。
「離せ!!」
「俺が 女と別れたら
おまえも別れてくれる?」
…
「なに 言ってんの?」
ゆっくり振り向く。
通り過ぎた車だろう…
Uターンしているのが見えた。
「おまえ ヤケになってるだけでしょう? 俺が結婚するって…
言ったから…」
泣いてる…
本気で
そう思ってる…?
「あんたと話してると
こっちまで
頭が変になりそう… 」
「強がるな!」
は?
抱きしめて来た。
ヘッドライトが近づく…
「ちょっと やめてよ」
スピードをおとした車が
「離して!」
とまった。
聡志の ランクルだった…
>> 228
ドアが
ゆっくりと開く…
「聡志…
どうして…」
「俺は
うたぐり深いって
言ったべ チビ(笑)」
急に
自分のおかれた状況に 気づく
「ちがっ…
聡志 こいつは」
「はじめまして(笑)」
…
「信じて!
もう とっくに
別れた男なんだよ!!」
「じゃあ 行くぞ…
車 乗れ」
聡志が 私の肩を抱く
「俺 さっき
寝ましたよ(笑)こいつと…」
「嘘だよ!聡志!
相手にしないで…!!」
聡志は黙って
私の肩を強く抱くと
車へと 歩き出す
「いい声出しますよね(笑)
この人…」
「もう
いい加減にしてよ!!」
涙で
何も 見えない…
「どうして
そんな事言うの…」
挑発したいだけ…
今なら わかるのに…
「リエ…」
聡志の声が
ふるえている
「こいつ…
殴っても いいか…?」
ほら…
こうなる…
「だめ…
だめ 聡志…」
「庇うのかよ」
「そうじゃない!!
こいつ キチガイだよ
殴られんの待ってんの
そういう男なんだよ…!!」
>> 229
「お兄さん(笑)
リエ 共有しませんか?
俺は 手放す気ないし
あなた達の恋愛
邪魔する気もない… 」
さっきの涙は
やっぱり嘘か…
「てめぇは…
俺の女を
馬鹿にしてんのか!?」
聡志が とうとう
胸ぐらを 掴みあげた…
「知ってます(笑)?
こいつの前の 旦那…
単細胞で
あんた そっくりだ(笑)」
黙れ…
「まぁ だから
あんたのこと
好きになったんでしょうね…」
黙れ…
「リエは
あの馬鹿が いつまでも
好きみたいだから(笑)」
強い力で
おしつけるように
聡志が
手を離す…
私は ツカツカと歩み寄ると
力いっぱい
あいつの頬をうった。
泣いて
聡志にすがれば
道は
変わっていたのかもしれない…
「チビ…」
「こういう女なのよ(笑)
私…」
「おまえ…」
「聡志には…
ふさわしくないね(笑)」
>> 230
私は…
きたない
いっぱい いっぱい
汚れてる…
「聡志には
若くて 綺麗な…
よごれてないコがいいよ(笑)」
真っすぐな
真っすぐな瞳。
これ以上
傷つけたくない…
なんて思いながら
私をさらってくれと
叫び出しそうになってる…
「俺は
おまえを愛してるんだ!!」
また
大好きな 聡志の香りが
強くなる。
夏のにおいと一緒に…
「離して…
聡志…」
「リエ…」
「愛してる
愛してる 聡志…
愛してる 愛してる
愛してる
愛してる…」
繰り返せば
消えてなくなるんじゃないかと
思った。
だけど
繰り返せば 繰り返すほど
強くなる想い…
「離してっ!!!」
力いっぱい
聡志をはねのけた
「おまえの力なんかで
俺は動かねぇって言ったろ!」
「離せ!離せ!離せ!」
狂って
しまったんだ…
「(笑)嫌がってますよね…」
悪魔が
笑い出す
運命は
かえられない…
「もう…
終わりにしよう 聡志…」
もし
あの日 別れていれば
こんなに
あなたを傷つけずに
すんだ…
「あなたには
なんの感情もない…」
>> 231
「愛してないの…」
走り去る
聡志の ランクル
『助手席は
リエのもんだから(笑)』
からっぽの
助手席の まま…
私は
力の限り
あなたの名を呼ぶ
何度も
何度も
叫びつづける。
小さくなり
その姿が
見えなくなっても…
すがらない女
すがれない女
雄太…
私は また
失敗したのかな。
聡志もまた
あなたと同じように
思うのかな…
『すがって欲しかった』
って…。
「あまのじゃくさん(笑)」
からっぽの 心
「帰ろう…」
麻痺した頭…
私は この悪魔から
逃げられないんだろう…
そもそも
悪魔に変えたのは
私だし。
ただ
彼の誤算は
私と聡志が
これで終わったとは
確信しなかったこと。
私は
ゆがんだ方の愛を
選んでしまったと
いうのに…
家までの 細い坂道を
2人で 歩きながら
いつも
ひき返す自分が
なんだか滑稽で
笑えてきた。
>> 232
「味しね…」
噛んでるガム。
「味なくなって来ると
気持ちワリくなるっすよね…」
デスクの上に
思いきり 吹いて出す。
「おいおいおい(笑)」
優ちゃんが
急いで拾って 口に入れた!!
「おまえは バカか(笑)!!」
涙が出るほど笑った。
「今日も
エンジョイしてるね~(笑)
キミ達はぁ(笑)(笑)」
谷川課長が
肩を 組んでくる。
「セクハラ…」
「好きなくせに(笑)」
「うん(笑) 好き~(笑)」
「愛してる?」
「愛してる~(笑)」
いつからかな…
簡単に
言えるようになったのは…
「やっべ
やりたくなって来たっす!!」
「会社なんですけど~(泣)」
チーム馬鹿母に
成長はない。
だけど…
もう やめよう
って 2人で決めた。
私達には 手に負えないものが
あの中には
たしかに あるから…
いつまでたっても
女。
お母さんだって
恋したい。
私達
最強の コンビだね(笑)
優ちゃん!!
目の前に携帯。
「向こうも
2人らしいっすよ…」
(泣)愛してる!!!
―完―
【あとがき】
またまた 年寄りの回想に おつき合いいただきましたこと
心より
感謝いたします🍀🍀🍀
実は…
ひとつの恋を
書き終えるたび
激しい感情の波に 揺さぶられ
馬鹿馬鹿しいほどの激情と
戻れない時間への恐怖から
手が とまってしまう事
しばしば(笑)
次回作は
完全フィクションで
いかせていただきます😂
(まだ✏書く気です💦
すみません😭😭😭💦💦)
また
自レス解除させていただきますので よろしければ ご意見 ご感想 ご要望いただけたら…
嬉しいです😭😭😭
本当に
ありがとうございました💖💖💖
読んでくださった皆さまに
心からの
感謝をこめて🍀🍀🍀✨✨
クロス
おはようございます☺
いつも楽しみに読ませて頂いてます☺
今 ifを読んでます‼凄い引き込まれてしまいます。文章が素敵です✨
ただ …
私の読解力がないせいで 度々 (この台詞は誰が誰に言った台詞?)
とわからないシーンがあります💦
BBQのシーンでも良くわからないです⤵
失礼とは思ったのですがより理解して読ませて頂きたくレスしました。
すみません💦
>> 241
りーさん💖💖💖
レス ありがとうございますっ😭😭😭🍀🍀🍀✨✨✨✨
気づくの遅れて
すみませ~ん😹⤵⤵⤵
着レスしてないもんで💦
アドバイスも
ありがとうございます😭💕💕💕
すごく有り難いです🍀✨✨✨
ひとりよがりの暴走
すんません(;_;)💦💦💦
自分の頭の中だけで
わかっててもダメですよね😭💦
これからは
より明確に
わかりやすく書くよう
努力しますっ😤‼✨✨✨
ちなみに
なんレス目か
教えていただいたりしちゃっても よろしいでしょうか…
えへへ🎵
(図々しい…)
『わ~ なんだろうね?
この虫…』 かな❓
これは 妖怪翔子です😂💦💦💦
りーさん💖💖💖
拙い文章で 申し訳ありませんが まだまだ 走りつづけたいと思いますので(興奮しすぎ) これからも どうぞ 叱咤激励を よろしく お願いします💖✨✨✨
(文章つめ過ぎ😂)
本当に 嬉しかったです🍀🍀🍀
ありがとうございました💖💖💖
いつも楽しく拝見しています。
【if 】も面白いです‼
ただ…ごめんなさい💦時々、どれが誰の台詞かわからなくなってしまって…💦💦
頭悪くてごめんなさい😭
嫌な気分にさせてしまったかもしれませんが、毎日楽しみに読ませて頂きます✨
もうすぐクリスマスですね‼良いクリスマスを…✨
がんばって下さい😃
>> 247
匿名さん💖💖💖
レスありがとうございます😭🍀
またまた
気づくの遅れまして
申し訳ないですっ💦💦
気分悪くなんて
とんでもないっ⤴💦💦
りーさんにも
言っていただいてるんで
匿名さんだけじゃないんですよ💦💦
たぶん 多くの方が
そう思われているのだと😂😂😂
(笑い事じゃないですね💧)
m(_ _)m
気づかされてから
気をつけて書いてるつもりではいたのですが まだまだですね😭😭😭
ただ
セリフの頭に 名前を入れるのは 本意ではないので これから文章内で 明確に出来るよう 努力しますねっ🙌💦💦
面白いと言っていただけて なによりです😭💖💖💖✨✨✨
すごく すごく嬉しいです😭🍀
ありがとうございます🍀✨✨✨
励みになります✨✨🍀
ほんとに 1年
あっという間で…
もう クリスマス🎄✨✨
ぜひ
匿名さんも 素敵なクリスマス🎄✨ お迎え下さいねっ🎵✨
応援
ありがとうございました💖💖💖
ひき続き
おつき合いを
よろしくお願いしま~す
O(≧∇≦)o💖💖💖✨✨✨
初めまして✨
今月の頭に、クロスさんのお話を見つけ、仕事の合間にポチポチ読んで、やっとここにたどり着けました(笑)🙌
何度も涙腺と戦いながら、時には電車内で笑いを堪えながら…😂
クロスさん、好きです💖⤴
ifの更新も楽しみにしてますので、お身体にお気をつけて、頑張って下さい🌼🌼
大好きです🌹(笑)
>> 249
楓さ~ん❤❤❤
あたしも
楓さん 愛してます~😭💖💖💖
(即 暴走( ̄▽ ̄))
お忙しい時間の中
おつき合い下さいまして
本当に
ありがとうございます😭🍀🍀🍀
すごい嬉しいです💖
すごい幸せです💖💖💖
身体の心配まで
していただいちゃって😭🍀🍀🍀
バチ あたります(;_;)🍀
応援も
ありがとうございます❤✨✨✨
楓さんのために
頑張りますからねっ😤‼
(ウザい…)
楓さんも
お身体 お気をつけて
お仕事 頑張って下さいね☺🎵
本当に✨
ありがとうございました❤❤❤
- << 251 おはようございます✨ 返レス頂き、舞い上がってしまいました💖💖 レスに書き忘れたんですが、あたしのきゅんきゅんポイントも、リエさんと同じでした🌼 「おまえ」って……良いですよねっっ‼ ( 〃▽〃) 近くに居たら、絶対友達になりたいクロスさん(リエさん)へ…💐💐 ✨愛してます✨ これからも、素晴らしいお話、楽しみにしてます😺
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