嘘つきな彼。

21歳の冬。

私は眠れない夜を知らない男と過ごすことで癒していた。

月に一回会うセ○レはいたが、その人に恋心…
今、考えたら体を重ねた故の情なんだろう…
特別な感情を抱きながら、ネットで一夜限りの男を探した。

方法はチャット。
条件は、１回きり、喫煙ｏｋ、挿入なし、既婚者お断り。

顔も、年齢も、体型も厭わない。
チャットをした後、すぐか翌日に会いホテルに行くことを6日続けて6人。

中年オヤジだったり、顔は下の下、体臭最悪、肥満とかそんなの。
それでも、平気で口で処理し、自分の裸体を晒した。

当時、私は上から88、56、87くらいで綺麗な体型をしていた。
顔も、見る人によっては美人、可愛い…最低でも普通くらいだと思う。
歩けばナンパされていた時期だが、あえてネットで探した。

綺麗な体が汚いモテない男の精液で汚れるのが快感だった。
また後腐れなく、思いのまま話をしたかった。

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彼…カズと出会ったのはネットで男漁りを始めた7日目。

いつもと違い、自分から彼の作ったチャットルームへ入室した。
確か、「おっぱいフェチ」とかそんな感じの雑談部屋だった。
会うつもりではなく、暇潰しだったけれど、カズとは会話が弾んだ。

エロチャットメインのサイトなはずが、真面目な日常会話。
内容は覚えていないけれど、チャット文が異常なほど長かったのは覚えている。
お互い返すのに、5～10分の時間を費やしてた。
もうロングメールみたいだった。

趣味も合い、気が合い、会うことになった。

翌日、土曜日の13時に私が指定したコンビニの前。
カズは丁寧に、車の色と車種、ナンバーまで教えてくれた。

お互い写メ交換はしなかったが、カズはかなり見た目に厳しい人だと後から知った。

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翌日、私はヤル気はなかったため、ジーンズを履こうとＴバックを装着した。
ジーンズを見てみると、精液が付いていた。
さすがに嫌で、仕方なくミニスカにＴバックになった。
真冬なのに…若かったんだなぁ…と今は思う。

待ち合わせのコンビニまで家から徒歩10分。

カズの車はすぐに分かったので、真っ直ぐ車に向かって歩いた。

この時、後方から歩いてくる私をカズはミラーで見ていて焦ったらしい。
私の見た目はカズの好みだったのだ。
でも、茶色い髪や黒コートのせいかキャバ嬢か何かだと思ったらしい…

後に聞いた第一印象は、
「可愛い‼やばい‼金取られる⁉💦」（笑）
そう思ってるとは思えないほどカズはクールな表情だったけど。

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助手席の方から車内を覗く、促されるように乗り込んだ。
カズの第一印象は、若い、肌ツヤツヤ、眼鏡だった。
おじさんばかり相手にしていた私には23歳のカズは凄く若く感じた。

すず「こんにちは」

少し人見知りな私はそう言って黙った。
人見知りなカズは頑張って話そうとする。

カズ「どこ行こうか？こうやって会った時、どこ行ってた？」

すず「大体、すぐホテル行ってたよ」

カズ「じゃあ、とりあえず、ホテル行こうか」

ホテルに向かう間、他愛のない会話を車中でした。
素直に、楽しいと思った。

よく行ってるホテル街を横切り、暫く走って、少し入り組んだところにポツリとあるホテルに入った。
こんなとこよく知ってるなぁと思った。

カズは隣県で車で1時間かけて来ていたから、迷いなく目立たないホテルに入ったことに違和感を感じた。

後に、ホテルは調べて行ったと聞かされる（笑）

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ホテルの中に入ると外観よりも綺麗だった。
部屋選びをカズに任せて、エレベーターに乗る。

部屋に入るなり、私は
「煙草吸っていい？」
許可をもらい、煙草に火をつけた。

カズはテレビをつける。
流れるのはＡＶ（笑）

ホテルでＡＶ見る人は初めてだった。
後に、テレビがついてないと落ち着かなかったと知る。

煙草を揉み消し、
ベッドに座るカズに抱き着く。

筋肉質でもなく、少し柔らかな体。
身長175cmの骨格はしっかりとしいて、
若い男の子の匂いがする。

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カズが私のスカートの中に手を這わせる。

「Ｔバッグ？」

「うん」

私を四つん這いにさせ、
あらわになったお尻を愛撫し、服を脱がせられる。

私だけが裸になり、カズはデニムを脱いだだけだった。
相手任せの私もカズを脱がせることもしなかった。

私だけ指で気持ち良くしてもらう。

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