選択
貴方ならどうしますか?
我が子が何か得体のしれないウイルスに感染し
我が子が感染源となり
我が子の意志とは裏腹に我が子に触れた人が感染し
死に至るとしたら
我が子を監禁しますか?
まわりに殺せと非難されたら殺せますか?
我が子と共に逃げますか?
貴方なら
どうしますか?
「溶けて…いる…?」
「そうだ…しかも…急速にそれが進んできている…」
「進行を止めることはっ?」
「原因を突き止めないことには…」
「原因って…なんだよ…」
「わからない…」
「わからないってなんだよ!」
俺は萩野につかみかかった
「もう少し時間をくれよ…そうしたら…」
「もう少しってあとどれくらいだ!?
茉奈は…細胞が…溶けてきてるんだろ?
間に合うのか?!」
「…」
「医者じゃなくてもわかるよな!?
細胞が溶けてるのをとめないと最終的にどうなるか…わかるよな!?」
「…」
「それまでに間に合うのか?!」
「落ち着けよ」
「落ち着け?落ち着けるか!」
俺は萩野を突き飛ばす
「茉奈!!」
勢いよく開けたドアの先に見えた茉奈は
小さなカラダを激しく痙攣させていた
「茉奈!」
俺は茉奈に駆け寄る
「どうしたんだ!?」
「わかりません…!急に…!」
萩野の問いに看護師は悲鳴に近い声で答える
茉奈の痙攣は徐々に激しくなる
「茉奈!」
茉奈は大きく跳ね上がりそのまま動かなくなった
「まな…?」
「AEDだ!あとモニターもだ!」
萩野が茉奈の小さな体を懸命に押し始める
「まな…?」
「邪魔だ!」
萩野に突き飛ばされ俺は床に座り込み
茉奈をぼんやり眺めた
動かない茉奈
「まな…?」
「下がって!」
大きな音がして茉奈の体が一度大きく動く
「くそっ!ダメか!!電圧上げて!」
「まな…?」
もう一度大きな音がして茉奈は一瞬だけ大きく跳ね上がる
「まな…まな…」
なんでだ…?
どうしてなんだ?
なんでこうなったんだ?
研究室に戻った俺を待ち構えていたかのように俺のデスクの内線電話がけたましく鳴り出した
「小林です」
「あ…萩野だけど」
「ああ萩野か
どうした?」
萩野は医学部時代の同期で今は同じ大学病院で小児科医として勤務していて今回茉奈の食中毒を治療してくれていた
「話があるんだが…お前今これないか?」
「なんだよ…茉奈の退院のことか?」
「ああ…」
「あ~今日中にレポートまとめたいんだよなあ…明日と明後日休みとるから…
ほら明後日茉奈誕生日だろ?だからなあ…今電話じゃあダメか?」
「今すぐ話があるんだ」
萩野の有無を言わさぬ口調に俺は嫌な予感がした
「なんか問題…か?」
「こっちに来てくれ…」
「わかった
すぐいく」
俺は研究室を飛び出した
「…はい…」
「そうだよねえ?センセイは茉奈ちゃんの為にこの親子がどうしても必要だもんねえ?」
「…」
「俺らはどっちでもいいんだけどねえ?茉奈ちゃんでもそのえっと…巧?だっけ?巧君でもどっちでも…ねえ?でもセンセイが嫌だもんねえ?」
「…」
「わかってる?」
突然の突き放したような厳しい声に
背筋が寒くなる
ちょうど五年前の光景が頭をよぎる
「わかってる…わかっている!」
自分に言い聞かせるように大声で
叫んだ
「わかってるならいいんだよ?
じゃあよろしくねえ!」
無線機から声がとぎれ俺は
鈴木仁美を見下ろした
「すまない…なんて言葉じゃすまないが…」
それ以上は言葉にできない
俺は…自分の為に…茉奈のために…
もうよそう…
俺は…決めたんだ
茉奈の為に…茉奈を守るために…
鬼になろうと…
「あのね・・巧・・」
私は静かに話し出す
「巧は今病気なんだ・・だから・・」
巧のまっすぐ見つめる瞳に私は胸がつまった
「今は帰れないけども少ししたら帰れるからね・・パパも待ってるって・・だからいい子にして病気早く直そうね・・」
これが精一杯だ
正論では期待をさせ後で真実を知った時の落胆を考え最初から話してやったほうがいいのだろう
だけど・・
今は言えない・・
言えないよ!!
だって言える?
あなたは人に触れただけで人を殺してしまう病気で・・一生監禁される・・そしてその病気のせいで幼稚園のお友達が死んで実の父親に関わりたくないと捨てられたんだよ・・
なんて言えないよ!
この子に罪はないんだから!!
「まま!!まま!!」
巧のいる部屋に戻った私を巧がベッドの上から必死に呼ぶ
私は巧に走り寄り巧は私にしがみつく
ベッドの上で拘束されている巧は必死に身をよじりながら私にしがみつく
私は巧を抱きしめた
「まま!どこに行ってたの!」
巧の質問に声がつまる
「ちょっと大事なお話だったから違うお部屋ではなしてたんだ・・ごめんね・・怖かったよね・・」
「もう・・行かない?どこにも・・行かない?」
「うん・・うん・・お話終わったから・・大丈夫だよ・・」
「お家・・帰れる?もうお話終わったなら・・帰れる?」
「お家帰りたいよね・・」
「帰りたい!パパにも会いたい!」
「!・・そうだよね・・」
「なに・・それ・・」
「勝手だし最低だって事はわかってるよ・・だけど俺はもう無理なんだ・・」
「ちょっと待ってよ!」
私は立ち上がる
「ねえ!私も感染してるの!死んじゃうの!私が死んだら巧の支えになってあげられるのはあなたしかいないんだよ?!我が子だよ?!一生監禁されて一人ぼっちで生きていくかもしれないんだよ!あなたが支えになってやろうって思わないの!?」
「・・・」
「ねえ!ねえ!」
「・・ごめん」
「ごめんじゃなくて!待ってよ!世間に責められてる巧を守ろうって思ってくれないの?!親でしょ?!あなたの子!親がどんな時でも味方になってあげるべきでしょ!ねえ!」
「・・ごめん・・」
「なんで!なんでよ!ちょっと言われたぐらい何よ!そんなに世間が怖いの?!巧よりそんなに世間に責められないようにいきていくのが大事なの?!」
「離婚届け・・出しておくから・・」
そう言い残して旦那は部屋を出た
「ねえ!待って!嘘でしょ!ねえ!」
ドアが閉まり私の声が虚しく部屋に響いた
「もう無理だ・・!」
「無理って・・!ねえ!巧のせいになってるの?!」
「巧のせいだろ!」
「巧だってなりたくてなったわけじゃないのよ?!これから一生監禁されるかもしれないんだよ?!それなのに!巧だって被害者じゃない!」
「被害者じゃないんだよ!あいつらには巧は加害者なんだ!逆ならお前どう思う?!どう思うよ?!」
「わかるよ・・!わかるけど!」
「巧が・・死んだら!誰かにウイルスうつされて死んだら!お前いえんのかよ!感染源も被害者なんだからっていえんのかよ!!」
「!」
涙が・・止まらない
確かに逆なら私も責める
被害者なんて!って思うよだけど!!
「母さんも・・巧のせいなんだよ・・」
旦那の言葉にはっとする
「これから毎日・・罵られ非難されて生きていく勇気は俺にはないよ・・母さんの事も・・多分頭から一生離れないだろう・・」
「なに・・」
「俺はもうやめたい・・オマエラと家族をやめたいと思ってる・・」
鈴木仁美(続き)
「それから・・俺は何もわからず何も教えて貰えずに家で待機しているように言われたんだよ・・」
旦那はぽつりぽつりと話す
「母さんの遺体も戻って来なくて・・お前達も帰って来なくてずっと待ってた・・そしたら・・いきなり家に・・感染センターからきたって奴らが来て・・巧が・・感染源だから・・とか言われて・・」
旦那はゆっくり思い出す様に話している
「血液採取する・・感染の疑いがあるって言われて・・それから・・」
旦那はぶるぶると震え出した
「幼稚園の同じクラスの友達の親だって奴らがきて・・・!」
「・・?」
「お前の子供のせいで・・俺達の子供が死んだ・・って・・子供を返せ・・許さないって・・」
「そんな・・!」
「毎日毎日くるんだ・・泣きながら返せって言われたり・・子供殺してお前も死ねって言われたよ・・」
「嘘・・!」
「俺は感染してなくて・・それも気に食わないらしいけど・・俺もう・・限界だ・・!」
「あなたは・・由美がいなくなって・・悲しくないの?寂しくないの?悔しくないの?!」
私も叫んだ
「仕方ないって・・なんなの?その子がいなかったら由美が死ななかったのは事実でしょ!?由美が感染源になったかもしれないって・・そうかもしれないけど違うじゃない!!由美は死んだじゃない!その子のせいで死んだじゃない!」
私の言葉に主人は思い切りハンドルを殴る
「その子を怨んじゃいないって頭ではわかってるよ・・だけど・・その子のせいって思うのは仕方ないでしょ・・怨んじゃうのは仕方ないでしょ・・なんでって思うのはダメな事・・?」
「俺だって・・!」
主人が泣きそうになりながら答える
「俺だって!怨みたいよ!むかつくよ!その子に悪いけどしんで欲しいよ!だけど・・それは・・思っちゃいけないだろ!」
「そうだけど・・」
「まだ5才の子だ・・由美と同じ歳の・・責めたいけど・・責められないだろ・・・」
主人が怒鳴り散らす
「怒鳴らないで!」
私の言葉も耳に入らないのか主人は怒鳴るのをやめない
「なんでなんて思ったってなんにも変わらないだろ!由美は事故にあったようなもんなんだ!」
事故・・・?
それは違う!!
「違うよ!事故なんかじゃ・・」
「そう思うしかないだろ!未知のウイルスに感染して死んだ!防ぎようもなく治療も出来ずに死んだ!仕方がないだろ!」
仕方が・・ない・・の?
由美が死んだのは
仕方がない・・事・・なの?
「そんな言い方・・」
「じゃあ感染源の子を怨んで死んでほしいって思えばいいのか?!一歩間違えたら由美が感染源だったかも知れないんだぞ!たまたま由美が被害者だった!その状況でその子に全部の責任は押し付けられないだろ!」
私の気持ちを察したのか
主人が私の手を握ってきた
「感染源の氏名についてですが・・」
萩野の言葉に私達は息を飲む
「もういいです!」
泣きながら叫んだのは隼人くんママだった
「いまさら・・誰が原因だとか・・どうでもいい!息子を・・私は隼人の遺体を返して欲しいだけなんです!!」
机に突っ伏した隼人くんママの肩を抱きながら隼人くんパパも口を開く
「その子の名前を聞いたところで・・悪意のない子に逆恨みしても隼人が帰って来るわけじゃない・・私達は遺体が帰ってこればいいんです!返してください!」
「わかりました・・後一日待って頂けますか?あちらで手続きを・・」
萩野はスーツの男に目で合図し隼人くんママ達はスーツの男に案内され部屋を出て行った
「感染源についてですが・・原則お答えする事は出来ません」
萩野の言葉に皆立ち上がる
「ですが!」
萩野は声を張り上げる
「皆さんがどうしてもというのならお教えいたします・・」
萩野はゆっくりと一人一人の顔を見るように部屋を見渡す
「感染源は皆さんのお子さんと同じ幼稚園のクラスの子供です」
「!」
同じクラスの子・・・
「その子供が何故感染源となりえたのか理由・経緯はわかりません」
「・・!」
「 今センターで保護していますのでこれ以上の感染拡大はまずないと考えています」
「その子は・・生きているんですか?」
えりなちゃんママが初めて口を開く
「はい・・ウイルスに感染しているということ以外は健康ですね」
「苦しんだり・・してるわけではないんですね・・」
えりなちゃんママは唇を噛み締めている
「おい・・」
えりなちゃんパパがえりなちゃんママを諭している
「だって!」
えりなちゃんママが泣き崩れる
えりなちゃんママの気持ち・・私にはわかる
「いや・・」
「違うのか?!」
「いえ・・違わなくないんですが・・」
「どっちなんだよ!!」
白衣の男はチラチラと主人を見る
「混乱を招くのを防ぐ為にこれ以上は・・」
「混乱はもう起こってるだろう!」
「もしかして・・私達も感染しているの?!」
部屋の中の空気が一瞬にして変わった
「どうなんだ!」
「はっきりしろ!」
鬼気迫る表情で白衣の男に詰め寄る人達
「おち・・落ち着いて! 大丈夫! 感染されていません! 大丈夫!」
白衣の男は必死に話している
「なんでそう言い切れる?!」
「感染源が誰がわからないのにそんな大丈夫なんて信用出来ないだろ!」
詰め寄られ白衣の男は逃げ場が無くなっていく
白衣の男達はコソコソと話し一人が部屋を出て行った
残った男はゆっくりと話し出した
「大変残念な事ですが・・」
先程とは打って変わった口調
「今回の事の原因は・・」
白衣の男は言葉に詰まったが主人をチラ見し意を決したように続けた
「ウイルス感染によるものだと考えられます」
ウイルス・・感染・・?
「今まで発見されていなかったウイルスで・・」
部屋の中がざわつく
「感染源に接触し感染します 発症すると発作を起こし死に至ります 発症するまでの時間は個人差があります」
「感染源・・はなんなんですか?!」
「それは・・お答え出来ません・・」
「わからない・・ということ?!」
「いや・・そうではなくてですね・・」
男の歯切れが悪くなってきた
主人をチラチラと見ながら主人の顔色を伺っている
「はっきりしろよ!」
親達の罵声にしどろもどろになりながら男が口を滑らせた
「個人の情報を流す事は・・」
個人の情報?
男は自分が言ってはいけない言葉を口にしたことに気づいた
「いえ・・あの・・」
「個人って・・感染源は人間って事なのか!!」
「こちらも今調査中なんですよ
わかりますよね?
お子さん達の死に方が普通じゃないって事ぐらい」
男の言葉で私の脳裏に昨日の光景がいきなり蘇った
酷い・・
私は手を固く握りしめた
「原因を調べる為に・・」
男が淡々と話していると主人がいきなり立ち上がり男の胸倉を掴み背後の壁にたたきつけた
「な・・」
「自分の子が・・死んだんだぞ!いきなり・・何の前触れもなく!原因を知りたいと思う事がそんなにおかしいか?迷惑か?遺体もオマエラに連れていかれて・!理由を知りたいと思うことがそんなにダメな事か?!」
「そんな・・事」
「やめなさい!」
スーツ姿の男が主人に詰め寄る
「マニュアルな回答を聞きにきたわけじゃないんだ」
主人は小さく男の耳元で何かを呟く
男の顔色がみるみる変わる
「知っていることを全て教えて欲しい」
主人の言葉に男は小さく頷く
主人は男を離し席に戻ってきた
白衣の男はもう一人の白衣の男に何かを伝えた
耳打ちされた方の男の顔色もみるみる変わる
そのあとの事は余り記憶がない
覚えていることは
主人が来て私を車に乗せ抱きしめ何か言っていた事と
主人がくる前に白い服を着ている人達がどこからともなく表れ由紀を初め動かなくなった子供達を運びさってしまった事だけ
主人は園舎に残っている白い服の人と話している
由紀がどこに連れていかれたか聞いているのか
もうそんな事いいよ
由紀はもう帰ってこない
帰ってくるのは由紀の抜け殻の身体だけ・・・
その事実はかえられないのだから・・
車の中で私はぼんやりと外を眺める
いつもと変わらないようにみえる
園舎から私の姿を見つけた由紀が今にも走ってきそうだ
由紀がいなくなってしまったなんて信じられない
さっきまで息をしていない由紀を抱いていたのにリアルな感触は残っているのに
あれが嘘に思えてならない
いや 嘘であって欲しい
「まま・・まま・・まっ・」
由紀の様子がおかしい!
「由紀!!」
「あ゛ぁ゛ ま゛ぁ゛ 」
「由紀!」
由紀が喉を掻きむしりながら床を転げ回る
「由紀!」
私は由紀を抱き抱えようとする
「た・!たす・・ま゛まぁ」
「由紀!!」
悲鳴に近い声で娘の名前を呼んだ瞬間
由紀は動かなくなった
「ゆ・・」
私が由紀を再び抱き抱えた時由紀の腕がダランと垂れさがった
開いてはいるが何もみていない目
「・・由紀・・?」
まさか・・まさか・・まさか・・
「由紀?」
話し掛けても何も答えてくれない
口に耳を近づけてみても呼吸が感じられない
瞬きもせずに見開いた目
突然起こった出来事に頭がついていかない
由紀は・・・
「いやぁぁぁぁぁ」
嘘だ!嘘だ!嘘だ!嘘だ!
私は動かない人形の様な由紀を抱きしめる事しかできなかった・・・・
畠山 真砂 30歳
私は幼稚園から連絡を受け幼稚園に急いで向かっていた
娘がいきなり吐血したらしい
詳しい事はわからないがすぐ来て下さいといわれ不安に駆られながら道を急ぐ
幼稚園に着いた時辺りは騒然としていた
園庭には救急車が何台も止まり同じクラスの子がタンカで次々と運び込まれている
「えりな!えりな!」
子供の名前をよびながら抱き抱える母親
私は一瞬夢かと錯覚した
いやこれは現実だ
一体何が・・・
「由紀!由紀!」
娘の名前を呼びながら騒然としている辺りを探す
「由紀ちゃんのお母さん!」
保育士の声
「由紀!」
保育士に抱かれながら由紀は小刻みに震えている
「由紀!」
由紀を抱き抱えると由紀は小さく
「まま」
とだけ呟いた
「何が・・一体何が・・!」
「わかりません・・急に・・皆が・・聡君も愛ちゃんも隼人君も・・急に・・」
保育士は首をただ横にふりながらそう答えた
その時
遠くで悲鳴に近い声が上がった
「はやと!!」
声の方をみると隼人君が奇声をあげながらのたうち回っている
「!!」
私はあまりの光景に釘を刺されたように身動き出来ずにただ見つめていた
「隼人!はやと!」
母親の叫び声が悲痛に辺りに響く
ただ事ではない
誰もがそう直感した
「主人に・・主人に逢わせて下さい!」
私の願いは2時間後に叶えられた
私は声に促されるまま壁のボタンを操作し一週間前に通ったドアをくぐり抜けた
一週間前に歩いた長い廊下を横目に 目の前のドアの扉を開けた
部屋は真ん中がガラスで仕切られていてガラスの向こうには一週間ぶりの旦那の顔があった
「あなた・・」
私はガラス越しの主人に走り寄った
無言の旦那
私はせきをきったようにはなし出した
巧の今おかれている状況
私が感染していること
話ながらまた泣いてしまいそうになるのを堪えて
「俺には何も出来ないから」
私が話終わると旦那は吐き捨てるように言い放ち席から立ち上がった
旦那の予想外の言葉に私は一瞬旦那の言った言葉の意味がわからなかった
「なんて?」
私の言葉に旦那はいらついたように声を荒げる
「オマエラともう関わりたくないんだよ!」
「今の医療では対処できないとの結論が出ました」
「・・対処できない?」
「今の技術では治療法・予防策・巧君への感染経路・ウィルスの正体全て解明出来ないのです」
言葉が出ない私を無視するかの様に声は続ける
「巧君が感染源であるかぎり巧君を隔離するしかありません 巧君は可哀相ですが治療法が見つからない限りこの部屋から出ることは出来ないと思っていてください」
私はガラス越しに巧を見た
巧は私を不安そうに見つめている
「・・治療法はみつかるんですか?」
私の問いかけに声は少し間を開けて答えた
「見つかるとも見つからないとも言えません
もちろん全力を尽くします」
あやふやな答えに苛立ちを覚える
「なんなの!巧に一生ここで過ごせっていうの!」
「今の現状ではそれが1番の方法なんです」
冷静に声は続ける
「もちろん治療法は引き続き研究します
巧君には辛い検査もあるかも知れませんが・・」
「巧にこれ以上何をする気なの!」
私は叫んでしまった
ベッドに縛り付けられ歩く自由さえ奪われ狭い部屋から一生でる事を許されないかもしれない巧にこれ以上辛い事をさせるの?
まだ五歳だよ?
あの子はこんな辛い思いをするために生まれてきたの?
私はあの子にこんな辛い思いをさせる為に産んだの?
翌日からのこの部屋に監禁されての生活は苦痛以外の何物でもなかった
つねに監視され巧はベッドに右手以外を固定されている
血液採取と組織採取の指示が出てから
1時間事にある 血液採取 と組織採取のせいで
巧と私の手足は内出血で青く腫れ上がっている
採取は人間が来ておこなうのではなくベッドの横にに血圧計とよく似た採取する機械が置かれていて
1時間起きにそこに腕を差し込み機械が腕に針を刺し採取するまで我慢しなければならない
腕を強く圧迫される痛みと針で何度も腕を刺される痛み
巧は泣きながら嫌がる
嫌がる巧を無理矢理押さえ付けるようにして腕を機械に差し込む
こんな検査は必要なんだろうか
巧をこんなに泣かせてやらなくちゃいけないことなんだろうか
なんでベッドに縛られたままなのか
この子には自由がないのか
1時間おきに繰り返される巧の泣き声
自由に動けない苛立ちと恐怖
泣き叫びすぎて声がかすれてきている
差し入れされる食事にも一切箸をつけない
食べさせようとするもすぐ吐き出してしまう
巧は指しゃぶりをしながら泣きつかれて眠ってしまった
でもあと30分後にはまた採取しなければいけない
嫌がり泣き叫ぶ巧の腕をとり・・・
「林田医師 長井看護師 お義母さん 鈴原医師 佐久間看護師・・巧くんと接触した後不可解な発作を起こし死亡
遺体解剖の結果未知のウィルスが判明しました
巧君の血液からも少し変化したウィルスもみつかりました
事実なんです」
「血液検査はしました!鈴原先生はなんも問題ないって・・!」
「従来のウィルスなら一般の血液にも反応は出たでしょう ですが今回巧君から見つかったウィルスは世界で初めてなんです
感染経路もわかりませんし何もわかっていません
わかっていることは
巧君が感染源であり巧君と接触した生物は発症し死亡する という事だけです」
「そんな・・!」
「我々としても信じがたいですが・・先程巧君の血液を猿に与えてみました
猿は死にましたよ
五体とも・・ね」
「検査の結果巧君に触れた人間が感染し発症していることがわかりました」
「・・!?」
「残念ながら貴方も感染されています」
男は続けた
「巧君がどこでウィルスに感染したかはわかりませんが巧君は何故か耐性があり巧君は発症しても風邪程度の症状しか変化はないみたいですが」
「何?・・何?」
「他の人間が感染した場合発症するのに要する時間は個人差はありますが発作を起こし死亡します」
「は・・?」
「巧君は・・つまり感染源なのです」
「ちょっと待ってよ!」
私は声をあげた
「あなた・・いきなりなにいってんの?」
フラフラする
「意味わかんないんだけど・・・ウィルス?感染?感染源?なにそれ?」
「理解しがたいのはわかりますが・・」
私は男の声を遮る
「巧は普通の子供です!いきなり感染源?ってなんなの?なんかの間違いだよ!ドラマじゃあるまいし・・現実にそんな事になるわけないでしょ?!」
「事実です」
私の言葉を男はピシャリと遮る
「嘘みたいですが真実なんです」
「だって!」
長い廊下を男の後に続いて歩く
男があるドアの前で立ち止まり映画でよくみる装置に男の手をかざした
ドアが左右に開く
「こちらへ」
男は少し振り向きながら私を誘導する
少し躊躇したがドアの向こうに見覚えのあるものが少しだけ見えた
「!」
巧の靴!
私は足早に駆け寄る
間違いない!巧の靴だ!
靴を握りしめ男に詰め寄る
「巧は?!」
男は無言で壁についたボタンを操作する
すると目の前の白い壁が左右に開きガラスの壁が現れた
そのガラスの壁の向こうにあるベッドに巧は寝かされていた
色んなチューブと色んな機械に繋がれている巧
「巧!」
私はガラスにしがみついた
「何があったの?!なんで巧は繋がれているの?向こうに・・巧の近くに行かせて!」
頭が混乱し言葉がうまく出てこない
「落ち着いて聞いて下さい」
男はゆっくりと話しはじめた
「巧君は」
「・・・」
「未知のウィルスに感染していて」
「・・・」
私は閉じ込められている
その事実に私は笑ってしまった
「ははっ」
なんで?
なんで?
私が何したの?
巧を連れさって私閉じ込めて
誰がなんのためにこんなことしてんの?
「なんでよ!」
叫びながらドアを力任せに何度も殴る
「なんなの?!」
「巧に会わせてよ!出して!」
叫び声が段々泣き声に変わる
「お願いだから・・」
ドアに縋り付くようにその場に座り込む
「巧・・・」
あの子は今どうしているだろうか
お腹空いてないかな
寒くないかな
私がいなくて寂しくて泣いてないだろうか
あの子は少し甘えん坊だから・・
考えながら涙がこぼれる
あの子が生まれた時
小さい手が私を握りしめた時 思ったのに
この子は私が守るって決めたのに ・・・
「ごめんね・・・巧・・・ごめんね・・・」
どれぐらいその場にいただろう
「鈴木仁美さん?」
ふいに声をかけられ顔を上げる
見知らぬ男が目の前に立っていた
「?」
私が頷くと男は私に立つように促した
「この子が巧君かな?」
巧が頷くと男は静かに語りだした
「お母さんには申し訳ないんですが」
「?」
「巧君をこちらでお預かり致します」
男はそういうと巧の腕に手をかけた
「!?」
何?
何言ってるの?!
私は巧に伸びた男の手を振り払った
「あなた・・だっ誰なんですか!?いきなり巧を預かるってなんなんですか?!」
「後でご説明します」
男はまたも手を伸ばし巧の腕を掴もうとする
「やめて下さい!だれか!」
私の叫び声を聞き付けてくれたのか人影が見えた
安堵したがそれは直ぐに恐怖に変わった
明らかに病院スタッフではない男二人が近寄ってきた
「?!」
男二人に私は押さえ付けられ巧は抵抗虚しく男に抱え上げられた
「巧!」
「まま!まま!」
巧の泣き叫ぶ声に私は必死に抵抗するが男達に押さえ付けられ身動きが取れない
「まま!まま!ままぁ!」
巧の叫び声が小さくなっていく
「巧!巧!」
その時いきなり右腕にナニカを刺されたような感覚
その瞬間私の意識が途切れた
「なんでそんな・・・」
いいようのない不安が私の中に漂いはじめる
「とにかく病理検査をしますので・・お母さんよろしいですか?」
私が頷くと医者は巧にニッコリと笑いかけた
「お注射したいんだけど巧君頑張れるかな?」
「うん!」
巧は元気よく返事をする
巧の服の袖をまくりあげ医者は巧の腕を消毒し注射針を刺す
「偉いね!」
我慢している巧を褒めた時だった
注射針が微かに震え出した
「?」
私が先生の顔を見上げると先生の顔がおかしい
「先生?」
「ごっ・・ごがっ!」
医者はいきなりうめき声をあげ椅子から転げ落ち苦しみだした
「先生!!」
看護師が医者に駆け寄る
私は巧を引き寄せる
医者は直も苦しんでいる
翌日
検査結果を聞くために入った診察室には昨日と違う医者がいた
「鈴木巧君かな?」
医者はニッコリと笑顔をみせる
「あの?昨日の先生は?」
「あぁ・・山本先生は今日お休みで・・」
私の問い掛けに医者は歯切れが悪い
「?」
少し不安を覚えながら
医者と言葉を交わす
「検査結果ですが」
「はい」
「アレルギーはありませんでした」
「・・・?!」
医者の言葉に一瞬耳を疑う
「ないというか・・」
医者は言葉を続ける
「全くないというわけではないですがどれも許容範囲のレベルで・・発作が起きるレベルのものは見つからないんです ただ」
「ただ?」
「巧君は異常に免疫力というか抗体が・・強いと言うか・・・昨日の発作はアレルギーに反応したわけではなくナニカに激しく反応したと思います」
ナニカって何?
そのナニカが何なのか知りたいんだけど
「ナニカって何なんですか?」
「考えられる物としてはウイルスなどだと思います」
「ウイルス・・」
「アレルギー体質は遺伝する確率が否定できず」
医者が続ける
「お母様と同じアレルギーとは考えにくいのですが何にしても特例もありえますので」
義理母と同じアレルギー?
「はっきりとは解剖を終えお子さんのアレルギー検査の結果をみてみないとなんとも言えませんが」
黙って話を聞いていた旦那が口を開いた
「解剖をお願いします
さっきは気が動転していて・・すいませんでした」
「あなた・・・」
「巧に関わりがあるかもしれない事なら・・母さんも許してくれるだろ・・」
「・・・」
死んでいるとはいえ自分の母親をあれこれ切り刻まれる
一度は解剖を勧めたがやはり現実となると躊躇してしまう
だけど巧に関わる事なら・・・
力無く笑う旦那に私は何もいえなかった
「仁美」
ふいに後ろから声をかけられ振り返ると旦那が呆然と立っていた
「大丈夫・・だよな?」
旦那の言葉に涙が出てきてうまく喋れない
「母さんが死んで巧まで・・・」
「そんな訳ない!」
自分でも驚く程の声が出た
「仁美・・」
思わず旦那の衿をつかむ
「だってだってだって・・・さっきまで元気だったじゃん!咳は少ししてたけど元気だったでしょ!人間咳ぐらいで死なないでしょ!?」
自分に言い聞かせているように泣き叫ぶしかない
「・・・」
「死なないって言ってよ・・・大丈夫って・・お願いだから!」
旦那が無言で私を抱きしめる
「俺も辛いんだよ・・」
旦那の言葉でまた涙がこぼれる
二人でひたすら救急のドアが開くのを待つしかない
時間の流れが今までの人生で1番遅く感じらるだろう
「お母さん!お子さんをこちらへ!」
「巧!巧!」
「君!救急に!急いで!」
医者に抱き抱えられカウンセリングルームを出ていく巧
私は医者の後を必死に追う
「お母さん!?お子さんはなにか病歴が!?」
「いいえ!いいえ!」
半ば泣きそうになりながら答える
「お母さんはこちらでお待ちください」
看護師に救急受付のドアの前で制止されその場に立ち尽くす
巧は医者と共にドアの中へ消えて行った
「巧・・」
昨日から咳がでてたぐらいなのに!
なんで?!
ただの風邪じゃないの?
あの様子は尋常ではない・・・
あぁ! 神様!
神様なんか今まで信じていないけど!
もしいるのなら!
助けて!
無事に巧を私に戻してください!
「もしもし」
「鈴木仁美さんですか?」
知らない声だ
「そうですけど・・」
「鈴木道子さんご存知ですね?」
「!義理母ですが」
「こちら××病院ですが先程道子さんが救急で運ばれてきました 意識がない状態で大変危険です
仁美さんはいまどちらにおられますか?」
危険? 救急で運ばれた?
「事故ですか?!」
「いえ自宅で急に倒れられたようで」
「あっあの!巧は?五歳の男の子が一緒なんですけど!」
「お孫さんですか?いまこちらにいらっしゃいます すぐこちらに来ていただきたいのですが」
「わかりました!すぐいきます」
私はすぐさまタクシーをつかまえ××病院に急いだ
タクシーの中で旦那に連絡しようにも旦那の携帯は圏外 旦那の会社に連絡し状況を伝えた
どうしてこんな事に・・・
葬式当日
雨が降りしきる中
葬儀は滞りなく進んでいる
沢山とはいえない参列者からは時々啜り泣きのような声が漏れていた
受付で香典を渡すと受付の女が声をかけてきた
「患者さん?」
「はぁ」
私の返事に女は小声で耳打ちした
「ここだけの話なんだけど」
「はぁ」
「貴方大丈夫?」
大丈夫ってなにが?
「林田先生ねなんか普通の死に方じゃなくてね」
女が小声をさらに小さくする
「ナニカに感染して亡くなったみたいなの」
「?」
「私見てたんだけどね」
女は回りを気にしながら続けた
「先生と看護師の遺体が病院から運びだされた後に病院立ち入り禁止になったのに防護服みたいなの着た人達が何人も出入りしてたのよ!」
「防護服?」
「そうよっ!私近所だから見ちゃって!防護服の人達になにかあったんですかっ!聞いても何もないっていうし でも何もないなら防護服なんて変でしょう? だからナニカ病原菌がいてそれに不注意で感染してなくなったんじゃないかって噂なのよ 病院だもの 」
「いやぁ話が飛躍しすぎじゃ」
「でも防護服ってへんよ 先生が亡くなってから毎日出入りしてるわ 私近所だからうちにまでなんか変な菌がこないか心配で 」
「大丈夫じゃ」
「なにかあってからじゃ遅いのよ 貴方も患者であそこいっていたのなら感染していないか調べた方がいいわよ!」
「はぁ」
お葬式とかあるならいったほうがいいのかしら
などと考えていると
玄関から声が聞こえた
「パパだ!」
巧が玄関に跳んで行った
旦那が帰宅したらしい
お帰りなさいと旦那に告げ中途半端な夕飯の支度にとりかかった
「そんな事があったんだ」
夕飯時林田先生が亡くなった話をすると旦那はあまり興味なさそうな返事をしたいつもそうだ
私の話には対して興味を示さない
わかっていたことだけどね
「葬式ぐらいいってこれば?巧は母さん預かってくれるだろ 巧咳もうしてないみたいだから大丈夫だろ」
やっぱり葬式ぐらいいったほうがいいよね
お世話になったし原因も知りたいし なにか聞けるかもしれないし やじ馬根性かもしれないけど何故急に?って気になるし
香典いくら包めばいいかしら なんて軽く考えながらその日は終わった
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