ひとりごと
家族とか
夫婦とか
親子とか
友達とか
彼氏彼女とか..
いろんなかかわり合いがあるね
17歳の時、
高校のベランダで、休み時間に
『あたし達、気がついた今、まだ17歳でよかったよね~』
そんな言葉を言い合って..
自分らの若さは、
いつまでもそのままだと思ってた
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高校の17歳!
特に、大学に行きたいとか
何者かになりたい希望があって入った高校ではなかった
親は小さい頃から厳しくて
小学生3年くらいからかな?
布団の上げ下ろし
家全域の掃き掃除やら
拭き掃除やら
やらされていた
一つ下の妹が一人いた
いつも掃き掃除と拭き掃除を取り合ってた
もっと厳しい数々があるのだけれど
多すぎて一度に言えない
とりあえず、住んでる街は田舎なもので
都会と違って高校は私立は授業料が高いため
親は県立じゃないと困る!と言った
ほんとは市内じゃ上から2番目の高校に行きたかった
けどハゲの担任が私立と併願しなきゃダメ!なんて言うから!
母親が
『お金かかるから
もう一つランク下の高校1本で行って!』
どんだけ貧乏なんだよ⤵
1つ下げたから勉強なんかしなかった
冬なんか勉強するフリして部屋のコタツで毎日居眠りこいてた
金かかるの困るくせに塾には行かせてくれたんだよ(笑)
その塾には友達と通った。
所詮1つランク下げなきゃ安心して1本でいけないような自分が行く場所じゃなかったね
その時の友達は
今は国際線のCAやってるよ
ともかく、合格した
なんの希望もなく、
ただ世間的に
親が言うから
右なれー..的に
高校は男女共学
普通はウハウハもんなんだろうけど
中学ん時に好きになった同級生がいたから
なんの興味もなかった
その同級生はね、自分から好きになって、中学ん時から誕生日にプレゼントしたり、席をとなり同士にしたりラブレター書いたりして..
ははっ!☺
その気にさせちゃったんだ。
え?
まだ純粋だよ
手だって握った事なかったし、
一緒に帰った事だってなかったし
そんな彼とは、よく夜中に親が寝たあとに電話してた
将来、結婚する約束までしてたんだ。
自分が高校生の時代は
高校へ行くのが当たり前だった
行かないと
ご近所から後ろ指的ウワサをされるほど深刻な問題だった
クラスには必ず不良チックな男子生徒がいて。
はみ出す、はみ出す!
気持ちイイほどにハミ出して担任に刃向かう!
小心者の自分は『ヤバくね?』とか思いながらも、言い合いする男子と担任を横目で黙って見守る..
女子も負けてないコがいた。
担任に食ってかかる。
髪が赤い!
スカートが長い!
(ヤバ!年バレだね)
だのと言われて。
言われて当たり前なんだけど逆らう。
自分?
悲しいかな、いわゆる小市民なんだよね
何にも言えないの
っつうか、彼らほどの情熱はないっていうか..
こんな小さい人間な自分でも『不良』と呼ばれる類の人間には、かなり興味しんしんだった。
やる事が違う!
まさに中学の時から培ってきたものなんだね!
校則で、パーマなんかかけちゃいけなかった。
でも彼女らは、頭クリンクリン!
まっキンキン!
ズルズルズルスカ。
男子はボンタン?
たまにオシャレな男女がいて
女子ならミニスカ
男子は短ラン
殆どは長ラン裏刺繍
そんな格好をして
彼らが何を訴えたいのか卒業までわからないままだった自分。
なんかマジメなヤツらより先生とかから
目を付けられてる、そんな『不良』にかなり興味を持っていた自分。
度胸がなくて、自分には到底言えない、
できない何かを代わりにやってくれそうで。
でもやらなくてもイイ事までやっちゃう彼女ら。
ウチのクラスに
かなり『ブりっこ』して男の気をひいてる女子がいて..
今でいうと、
うん⤵なんだろう?
ボコる?
昔でいうとヤキ入れるって言ってさ..
そのブりっこをトイレに呼び出して
『なに男の前でブりっこしてんだぉぅ!』
と、トイレのドアを足で蹴ったりして威圧する
そんな不良と呼ばれてた彼女ら
自分はその一部始終を
そのトイレの外の窓から友達と見てた。
彼女らがドアを蹴るたびに体がビクん!とした
自分がやられてるような気がした
コワくてドキドキした。
なんか自分は卑怯者..
小さいと感じた。
男子にもいた
不良と呼ばれそうなのが
顔が無表情で
抵抗力0っぽくて
ポンと押せば、そのままそっちへ崩れ
こっちから押し返せば
またその方向へ崩れてくような、
そんでもって無口な、
そんな同級生を毎日、不良な男子らは
休み時間にオモチャみたいにしてからかってた。
イジメに近かった
自分はその光景を見て
なんでそんなふうに人を扱うんだろうと
少し怒りを感じてた。
でも不良は怖かったし、同じ事をされたら?
と考えると震えた拳を握りしめるだけで
振り上げる事はできなかった。
『カンパ』
冬の寒い意味じゃないよ
善意?でお金を友達に出す事。
自分のクラスの不良女子チックな『ロンちゃん』
ある日
『ごめ~ん!友達がデキちゃってさ、少しでもいいからカンパしてくんに~?』
その当時、どのくらい大変でどのくらいお金が必要なんか知らなかったけど出した自分。
イイ事した気がしてた
自分は彼女が好きだった
顔がかわいかった
上級生にからまれた時にあたしにヤキが入らないように
上級生に謝って助けてくれた。
『バイト』
高校時代3年間
部活には入らず
そういうのを『野良部』と当時は言った
自分はチェーン店の寿司屋でバイトしてた
当時時給『\370』
学校の15時5分のゴングがなるといっせいに野良部の自分はチャリで10キロ先のバイトへGO!
おかげで足が太くなり、
おねえ体系や
キレイ系からは
ハズれていった..
月のバイト代は毎月\36000
このバイトがのちのち我が身を助ける事になる..
『彼氏』
中学ん時から好きだった彼とは高校に入ってからは、もっぱら文通だった
笑えるでしょ?
昔は携帯とかパソコンなんか全く開発されてなかったから、電話か手紙でしか相手に連絡とれなかった。
高校のクラスにも気になる男子はいたけど。
彼女いたらしいし。
このころから
自分は適当そうな人間にひかれていってるのが、まだわからなかった
文通の彼氏はなかなか会ってはくれなかった
『彼氏』パートⅡ
そんな文通彼氏とバイトが終わってから会うようになった
19時あとだから、もちろん誰だかわからないくらい暗かった
お互いに自宅から遠くない幼稚園の庭で。
昔は、今ほどの不審者常習が蔓延してない時代で、柵や鍵や鎖とかのセキュリティーは不完全で。
幼稚園の庭にあった長椅子に2人で腰掛けて話ばかりしてた
黙って前をむくと、
やっぱり田舎なんだな、
2人で顔をあげると目の前は墓地がたくさん広がっていた
怖くなかった
月並みだけど怖いと思わないんだね、これが(笑)
だってそんな環境の中で、あたしは初めてキスしてもらったんだから..
『バイトの友達』
バイトはツラいとは思わなかった。
偶然にも自分と同期の女子バイト生が4人もいた!
高校はさまざまだった
バイト帰りにロッテリアに寄ってはいつまでも長話してた
かなり仲がよかった。
毎日15キロのチャリ通も友達がいたおかげで楽しかった
でもイケない事も知った
『バイトの友達』パートⅡ
同期バイトの中で唯一、市内で一番頭のいい高校に行ってたコがいた。
彼女は責任者帰ったあと、レジ締めをまかされていた。
もちろん、自分はあとから入った下っ端だから、後片付けに必死だった。
ある日、『伝票とレジ内のお金が合わないな~』と言ってて。
伝票よりお金の方が多かったらしく、
『多いんだからもらったってバレないよ!』
え?
え?
あたしより2つも頭いい高校に行ってるんだよね?
多くてもお金とっちゃダメだよね?
えええ~!?
『ディスコ』
そんな頭のいいバイトの彼女は、バレる事なくやめてゆき、自分の記憶からは消えていった。
残ってるバイトのコは、例の『ロンちゃん』とは、また違う、自由的な彼女だった。
高校を中退した社会人の彼氏がいたせいか、
人に左右されない自分をもっていた。
彼女に誘われて初めて『ディスコ』に行った。
今思うと、初めて入ったパチンコ屋と一緒だな。音がうるさい
あの当時、
女性1000 男性2000
だったかな?
食べ放題の踊り放題だった。
もちろん自分はダンスなんか知りもしなけりゃ、それが若者のストレス発散の行為なんて思いもしてなかった。
食べ放題だしょ(笑)
テーブルで焼きそばやら、フルーツやら、ピラフ!唐揚げまで!
うわわわわわわわわわ~!
バイトしてた自分にお金がないなんて心配は全くなく、楽しかったぁ。
ごめん。まちがい。
おいしかった~!
食べながら狂ったように曲に合わせてステキにおどる彼女にみとれていた。
雰囲気だけでも楽しかった。
『ディスコ』パートⅡ
クラスのロンちゃんともディスコへは行った
暮れ近くのクリスマスイベントに誘われて。
ロンちゃんは、ディスコに着て行くドレスを自分で作っていた。
相変わらず自分は
誘われてついてくだけの
自主性のない食べ放題大好きなままだった。
その当時流行った、ツイストとかも彼女に教えてもらった。
パーティーでロンちゃんはなんかの賞をもらってた。
だってダンスうまいもんね。
揃って同じ振りのダンスする曲が流れるとみんな一つになってた。
ロンちゃんに呼ばれてみんなが踊る輪に混ざる。なんか何もかもが楽しかった。
知らない男に曲にノレてないね、と言われるまでは。
ほっとけ、ボケ!
『厳しい親』
楽しく青春を謳歌してる話ばかりの裏には、かなり切実な問題が緊迫していた。
母親がうるさいの。
夜ディスコ行ってるのも原因だったけど、
バイトばかりで家の掃除やら手伝いをしないのが面白くないらしい。
親は家を新築するために共働きで毎日大変だったらしく。
そんな親のイライラなんか
学校のテストとかでイライラしてる自分には関係なかったけど..
雷は落ちた。
あんたみたいな不良は学校へ行く事なんかない!やめちまいな!
義務教育じゃないんだから!
と、あたしへの高校の授業料を払ってもらえなくなった。
学校はやめたらダメでしょ。そう思って。
はずみでやめるつもりは毛頭なく、バイト代から毎月払って通った。
マジ県立でよかった!
その当時、月¥7000だったから楽ちんだった
これがまさか卒業するまで払い続けるとはね....
ウチの親は
キレイ好きとか、
潔癖症とか、
神経質とか、
猜疑心が強いとか、
自己中とか、
全部混ぜて1で割った感じ(笑)
玄関の履き物は揃えないと叱られ、
出したものは元に戻さないと叱られ、
使った食器は洗って棚に片付けるまでしなきゃダメで..
でも川にはポンポンとゴミ投げる母親、どうして?
ケンカしての母親の口癖は
『出ていけ!』
『うるせ~!』
そう言って部屋に駆け込む自分
母親は部屋のドアを開けて『出ていけ!出ていけ!ここはあたしんちだ!』とさけびながら、
部屋に入りこみ、
あたしの髪の毛をワシづかみにして玄関まで引きずっていく。
くそっ!
痛い!
涙が出る..
鬼畜だ。
どこにも行くとこなんかない!
わかってるくせに!
今思うと
東京にいたら、眠らない街、歌舞伎町?渋谷?
田舎もんだから知らないけど、きっと飛び出して行ってたと思う!
でも田舎だから
田んぼしかねぇし。
なんにも知らずに泣いてるカエルがうらやましかった..
『修学旅行』
えっと、積み立て集金なんかあったっけ?
忘れちゃったけど、行った。
京都・奈良
着替えとか洗顔セットとか、確かバイトの帰りに全部自分で揃えたっけ。
みんな親と一緒に買い物するんだろな..
でもバイトしてたから金銭的には何一つ困らなかった。
バイトの金で遊びに行くにも、悪い事するにも、バイトしてて時間がないから使うヒマがない
だから貯金は増えていった。
そうさ!
修学旅行のお小遣いだって自前さ!
でもちょっぴりさみしかった。
聞いて驚くな
自分が高校の修学旅行ん時はまだディズニーランドなんか出来てなかった。
行きたくてもそんなパビリオン的なものなんかない時代。
京都は見学に3つの選択が決められてた
・太秦映画村
・嵐山
・どっかの遊園地?
その当時、真田広之の大ファンで、もちろん映画村を選択。
まぁね、本人いるわけじゃないけど。
映画村の中に飾ってあった彼の写真だけ見て満足してた。
新京極..なんか歩いた記憶はするけど。
はっきり言えばあんまり覚えてない..
旅館内でのボイラー室事件以外は..
ボイラー室事件って言っても大した事じゃないんだよね
共学校は男と女がいるので先生たちも大変なのねん。
むやみやたらに旅館じゃ、部屋を出たりしちゃダメだとか、見つかると叱られて..
でもウチらは冒険したくて女子4~5人で部屋を出た!
忍者みたいにツタツタと忍び足で。
そこに先生が来た!って誰かが言った。
みんな慌てた!
散り散りに逃げ出した。
もちろん自分も逃げた!
旅館の廊下を走ってる途中で小さなドアをみつけた。
なぜかドアノブに手をかけてドアの向こうへ、すかさず入ってしまった。
だって逃げてんだもん!ヤバいんだ!
逃げる友達の声や、
先生の怒鳴る声。
ふふふ!
あはははははっ!
絶対ここなら見つからないよ!
しばらくして何の音も声もしなくなった。
今だっ!
ここを出てこっそり部屋へ戻ろう!
ガチャ..
ん?
ん?
ガチャガチャ!
マジで!ヤベぇ!
内側からドアが開かない..
なんで?なんで?
そうなってみて気付く!
一人分しか入れない狭いスペース!
そして真っ暗!
そして誰もいなくなった....
誰か!誰か!
いや、今、デカい声出したりしたら、出歩いてたのがバレる!
今思うと、
叱られるぐらいで
殺されるわけじゃないんだから
助けてって呼べばよかったんだけど
でも、そこが青春!
叱られたくない!って気持ちで頑張る手だてしか頭にうかばないんだ
バカだよね(笑)
唯一見つけた床とドアの3センチの隙間
顔を床につけて外を覗く
あ!誰かのスリッパ!
やだ!先生の足だよ
ダメだ~こっから出らんなくて置いていかれんだなきっと..
ぐすん、ぐすん。
マジどうしよ..と思ってたところに遠くから自分の名前を呼んで探してる友達の声が聞こえてきた。
あっ!あっ!
彼女らもまたもや先生の目を盗んで自分を探しに来てくれたのだった。
『ここだよぉ~!』
デカい声を出したいが先生にバレると困る。
例の3センチの隙間から指を出せるだけだして
内緒話する時の声と同じくらいで
『ここ!ここ!助けてぇ~!中からドアが開かないのっ!』
みんなどこから声が聞こえるかわからなくて..
なかなか見つけてもらえず。
ドアを開けてもらった時、自分は号泣してたが、みんなは爆笑してた。
そんな事件さ
そんな内輪の何気ない事もあったりした修学旅行も最終日。
『めぐちゃん』が泣いていた。
聞くとお財布を落としちゃったみたいで、ウチに電話したりして泣いてた。
あたしはお金を貸してあげた。
今誰かに、『あなたは何かを持ってますね?』と聞かれたら、
『それはお金です』と言いたいぐらいの勢い(笑)
まずバカだよね(笑)
言わないけどね(笑)
泣いて喜んでた『めぐちゃん』
よかったね。
まず、バイトしてて助かったよ!
『デート』
彼氏と、まともな日の当たる場所でデートする事になった。
修学旅行のおみやげも渡したかった。
中学卒業してから約1年半ぶりに会うんだ
彼氏の名前は『中本くん』
恥ずかしくて下の名前なんて呼べないよ
身長は180センチあった
でけ~
早く2人で並んで
カップルだと自慢したい
映画に行こうと連れていかれた
が、
連れてかれたのは街の映画館じゃなくて
駅だった..
駅で中本くんに渡されたのは、なななんと隣の県へ行く電車の切符!
へっ?なんで?
遠い街へ、長い時間、誰にも邪魔されないで一緒にいたい..
そんな中本くんの配慮?
でもなんとなく気づいた..
自分の街で誰か知ってる人に会って、あたしなんかと一緒にいるところ、見られたくないから..
だから誰も知らない隣の県に来たんだね
あんなに会いたくて仕方なかった彼氏は、自分の中で、一番考えたくない人間に格下げになった
今日のために
流行りの服を買いに行ったのに
人を好きになるって催眠術にかかってるのと一緒だ
複雑な気持ちに陥っても彼の一言、一仕草で、心が立ち直る
その優しさを、今は自分だけが独り占めしてると感じるから
電車に揺られながら何を話したかは覚えていない
映画館は古く小さいところ
観た映画はたしかアクションもので..
あまりラブリーにはなる感じじゃなかった
でも映画が終わって座席から移動してた時、
少し薄暗い中、段差のある上から、『おいで』ってあたしに長い手をすっと差し出した彼
うれしくて、素直に自分も手を伸ばして彼の手を受け取った
恥ずかしくて
もう照れ照れで
相手の優しい行為、優しい心を疑う事なく、素直に受けとめる自分が、まだこの頃にはあった
裏切るとか裏切られるとか
そんな単語は自分の心のノートには書いてなかった
自分の中の『好き』がなくならない限り、相手からも、それがなくなる事など考えもしない
恋愛は怖い(笑)
ある日、そんな彼のウチに招かれた日があった
学校帰りでバイトももちろん休みだった
親もいないみたい..
(そりゃそうだろよな)
あたしはまだ男性経験など全くなかった。
だから危ないかも!とか
もしかして!
なんて事なんか、
なぁんも思ってなかった田舎の高校生だ(笑)
あんまり覚えてないけど..
たわいもない話をしてた..
後ろから急にギュっと抱きしめられた!
『え!』
自分がうろたえた思いが今も心に残ってる..
無言のまま、彼はあたしにキスをしてきた
あ..
愛されてる..
なははは~んて、
今は、そう表現するけど、高校生で『愛されてる』はないよね(笑)
彼の行動はエスカレート!
た、た、確か中学ん時、男子で集まっていやらしい話を、し、し、し、してたよね!
だからだからだから?
たたたたしか、流行りの雑誌に付いてた付録の小さな本!
購読者ならぬ、性の体験者の体験談が、たくさん書いてあった
知らない横文字がたくさん並んで..
それが今なの?
自分の頭に去来する、いろんな思いを打ち消すように彼の手は..
あたしの胸をまさぐりだした..
気持ちいいなんてわかんない
どうしよう!
やられちゃうの?
あたしはまだ処女を捨てたいレベルまで達してない、間違いなく田舎な高校生だった
世の中、性急しすぎるとロクな事ないね..
彼は、キスしながら、あたしを押し倒してきた..
付録の本の中の妄想だけで経験したイケない行為が今ここで..
もうどうなってもいいかな..
だって一度は通過しなきゃいけない事だし..
『あ..これが..やだ..』
彼の手が、10枚ひだのプリーツスカートの中に慣れたように入ってきて..
少し慣れない感じもありながら、あたしの感じるところに指がさわった..
『ビクン!!』
あたしの体は初めての感覚で跳ね上がった気がした。
跳ね上がった自分の体と心の高揚と同時に
彼のウチの玄関が開く音がした..
玄関から、あたしたちの姿は一目瞭然だった
彼の母親が帰ってきたのだ
マジで?
『なにやってるの!』
その一言が
自分の心の中にあった、どうなってもいいかなって気持ちが行為になって見られてしまったと思ったら恥ずかしい気持ちでいたたまれなくなった
あたしはその時、逃げるように彼の家から飛び出した..
もう何も考えられなかった..
彼は母親に言い訳をしてたみたいだったけど、
もう自分の心は
恥ずかしさだけで
打ち消したい気持ちでいっぱいのまま、チャリに乗って走り出してた
しばらく彼とは距離を置くようになった..
襲ったのは彼
あたしは襲われたの!
彼の母親も女ならわかるだろうが!
お前から今の旦那に、やって下さいと言ったか?
お前の子供は男だろ?
いつか女を襲っちゃうんだよ!
言いたいけど言えない時代
言えない身分
言う勇気のない自分
彼の母はどこの人なの?と怒ってるらしい..
かばってもあたしを
かばいきれない彼
だから女は、付き合う男性に
自分を守ってくれる父親のように、理想男性をだぶらせるのかもね
『紹介』
『先輩にあってみないかい?』
クラスのロンちゃんに言われた
中本くんとはしばらく会ってなくて、あの出来事のあとは、もっぱらバイトに勤しんでた。
『いいよ』
なに考えてたんだろう
この出会いが
自分を変えた
一番最初の原因だった..
返事をしてからは話は早かった
ロンちゃんの先輩の友達のウチに連れてかれた
部屋に入ると、
『こんちは』
と、挨拶された
彼がその先輩らしい
『こんにちは~』
挨拶をかえす自分
彼名前は『ユウキ』
彼と付き合う事になっていくのだった..
これを浮気というんだろうか..
やっぱり..
ユウキ先輩は自分より3歳年上の20歳の社会人!
なななんと車を持っている
高校生の身分からみると
20歳っていうと、
会社ってとこに働いてて
お金たくさんもらってて
車まで運転できちゃう、
『お・と・な』❤
って感じで
別の人類だと思ってた(笑)
ひどいねあたしって..
あっという間に
あたしの中から中本くんは消えてしまった
バイトが終わると
迎えにきてくれたユウキくん..
あたしのチャリを車に積んで、
あたしは助手席に
なんか得意気だった自分
ユウキくんに、溜まり場所になってるユウキくんのいろんな先輩のウチに連れていかれた
ジェットコースターのように変わる自分の場所
まさか、のちのち、ジェットコースターのように変わるのが
ユウキくんの心だとは知るよしもなく..
『さようなら』
あたしは中本くんに手紙を書いた。
もう文通じゃない
さようならの手紙
まさか新しい彼氏ができたからなんて言えるわけないから『マキは中本くんにふさわしくないと思うんだ』..と
あたしはズルいな。
面と向かって言えないから手紙で
携帯がこの時代にあったらメール攻撃か、電話攻撃されてたと思う
結婚の約束までしてたのに、ごめんなさい
中本くんは大学進学を希望してた
大学が終わったら結婚するはずの約束だった
これからの襲いかかる運命の不幸節は、中本くんをフったバチが当たったのだと思う
『元朝参り』
ユウキくんが仲のいい、
『マサト』くんのウチにはよく連れていかれた
同級生で学校が一緒だったらしい
ころは、冬で、クリスマスも過ぎ、暮れが押し迫っていた
マサト先輩カップルと元朝参りに、海に行こうと計画
なんか、大人の躊躇しない話の展開に今までにないワクワクした気持ちになってた
学校では、逐一、ロンちゃんには、あった事すべて報告してた
なんか自慢してたかも(笑)
今思うとバカだったな..って
元朝参りは出かけるのが夜で、もちろん、見るのは明け方
一応、親に黙って行くわけにはいかないから、あたしは鬼の母親に切り出した
『元朝参りに友達と行きたいんだけど行ってきていいかな?先輩が車持ってて乗せてってくれるって言うんだ』
《いいよ》
え?
簡単に母親の許可が下りた
うはっ!
うはっ!
かなりドキドキしたけど、信じられないくらい簡単だった
ウ、ウソはついてないよね
ちゃんと正直に言ったし!
行く相手が彼氏だと言わないだけで....
学生は冬休みだから時間はOK
バイトは休み
あぁっ!
なんかウキウキ!
まさか、違った意味での初日の出になるなんてね..
時がくるまで、頑張ってバイトして、いよいよ当日を迎えた!
詳しい流れは覚えてないけど当日は大雪だった..
自分は学生だから免許なんかないし、
車で、雪降る山を超えていく、不安と大変さなんて知りもしないし!
ユウキくんの車の助手席はあたしの指定席
なんか特別な気分
だから、もうそれだけで、
何がどうだからとか、
雪も、
元朝参りも
どうでもいいんだ!
今、あたしには『彼氏』って声に出して言える現実そのものの自分に酔いしれて有頂天
ユウキくんが言った
『雪降って峠こえらんねぇから今日はダメだな!』
そしてマサト先輩らと車で移動して連れて行かれた場所はラブホテルだった..
あれ?あれあれ?
ヽ(゜▽、゜)ノ
まさに青天の霹靂
そこがどういう場所なのか、
例の雑誌のふろくでついてた、性体験が載ってる小冊子で知っていた..
連れて行かれるがままだよ..
高校生だもん..
あたしはユウキくんに
『姫』と呼ばれてた
もちろんふざけてなんだけど
彼の友達の部屋に連れてかれて、モジモジしてるあたしにユウキくんは
『姫!早くこい!こいつは俺の姫なんだ』
そうみんなに言ってた
初めてのラブホテル..
玄関で靴を脱ぐのを躊躇してるあたしにユウキくんは
『姫!早く入りな』
そう呼んで手を差し出してきた..
差し出されたその手に一瞬、
中本くんと映画にいった時に差し出された彼の手が重なるように、あたしの頭にフラッシュバックした
もう引き返せない
目をつぶった..
足踏みしてるあたしの心をよそに、ユウキくんは強引にあたしの手をつかんで自分の懐にあたしを抱きかかえた..
あたしは頭がふわ~っとお酒に酔ったように体の力が抜けていった..
『初体験』
ユウキくんは
あたしを抱きかかえた手を緩めずに、優しく、そして、しつこくキスをしながら部屋のソファへ倒れこんだ..
初めての経験だった..
彼の舌が
あたしの唇をゆっくり舐めまわしたあと口の中に入ってきて..
頭を二転三転させながら
あたしの口の中で
気の済むまでネチネチと舌をはわせていた..
『あぁ..これが..』
あたしの意識はあるが意識はない..
ボ~としながら、されるがまま..
彼の唇はあたしの口から少しずつ首すじにズレてきて、同時にあたしのブラウスのボタンは上から順番に外されていった..
彼の右手が無造作にあたしのブラを引き下げ、
むさぼりつくように小さな乳首に吸い付いてきた..
『あっ..あっ..!!』
彼は舌先で
チロチロと
チロチロと..
しつこくしつこく..乳首の先だけをつついてきた..
あたしの下半身は今まで感じた事のない感覚が襲っていた..
怖い..
中本くんの家でこんな雰囲気になった時の事を急に思い出した
あたしはフイにユウキくんの体を腕で押しはなした
『どうしたの?マキちゃん』
答えなんかない
なぜかとっさに突き放してた
『な、なんか怖かったから..』
『大丈夫だよ、気持ちよくしてあげるから』
『あたし..あたし..やった事なくて..』
『マキちゃん処女なんだ!
じゃ俺、大切にしなきゃいけないなマキちゃんの事。
そっか、俺はマキちゃんの初めての男なんだ。
大丈夫、大丈夫、
俺のお姫さまっ!』
ユウキくんはそう言いながら
『ベッドへ行こう』
優しくあたしを抱いて運んでくれた
あたしは『大切にする』と言う彼の言葉で
体の緊張がとけた気がした
ちょっとうれしかった
ベッドに移ると
ユウキくんは
右手で胸を愛撫しながら
いつのまにかあたしは裸にされていた
あたしは乳首が感じ過ぎるのか
自分でもびっくりするぐらいの喘ぎ声を出していた
『ああっ..ぁん!はぁぁっ..いやっぁやめてぇ』
『マキちゃん、初めてなのに声大きいね..
気持ちいいの?ねぇ..?ン..ほらぁ、答えて..感じるの?』
返事なんて返せない
大きな喘ぎ声が返事だった
『あっ!..ん』
体がビクンと動いた
彼の手はあたしの下半身に伸びていた
『ほら、ここ..
いいかな..優しくするからね
大丈夫だから』
『..うん..』
『いくよマキちゃん..』
彼はあたしの手をとると
彼自身をあたしの手に握らせて静かにあたしの中に入ってきた..
(熱い....固い..)
思うか思わないか同時にあたしは下半身に激痛が走った
『痛いっ!痛~い』
ムリ!
絶対ムリムリムリムリムリムリムリムリムリムリムリ
ユウキくんは何度もチャレンジしたけど、あたしの体はすでに痛さで凍結していた..
『仕方ないね、
また今度。
大丈夫!大丈夫だよ!』
そう言ってユウキくんはあたしをギュッと抱いて、それから何もしないで寝てくれた。
もうすでに年は明け、新年になっていた
こんな状態で不謹慎で、
あけましておめでとうなんていえないよ
雑誌に書いてある体験談とは話が違うなぁ..あたしは体おかしいのかな?
大丈夫心配しなくても、大好きになっちゃうから..と、
当時の自分に教えてあげたい(笑)
『先輩のウチ』
ユウキくんはアパートを借りて住んでた
そこは、偶然にも学校からバイトへ行く途中の殆ど、道すがらにあった
鍵がある場所は教えてもらってたから、ユウキくんが仕事に行ってて、いなくても自由に入れた
あたしもバイトがあるから、ユウキくんに会えるのはバイトが終わってから..
車で迎えにきてくれるし..
今日も迎えにきてくれて、ある先輩のウチに連れていかれた
出入り自由な先輩のウチ
部屋に先輩はいないらしく..
あたしとユウキくんは2人ぼっち..
ユウキくんが突然あたしに被いかぶさってきた..
え~!
ここここここは、
人んチですが!
あなたの先輩んチですが!
出入り自由な部屋に誰かきたらどどどどどどどどどどどうすんですか!
もうあたしは彼の唇で
口をふさがれていた..
いやだっ..
彼は先輩の部屋の電気を一番ちいさな灯りのマメ電球におとした..
薄暗い、人んチの部屋で
『マキちゃん..
緊張しないで..
大丈夫だから..』
そう言いながら、あたしのスカートの裾を少し乱暴にまくりあげた..
彼の指が敏感な部分に触れ
小刻みに動かすたびに
あたしはのけぞりながら大きく喘いだ
いきなり指が離れ、
するりとあたしの中に入れてきた..
『ぁはぁ..あ..』
『マキちゃん、もう濡れてる..』
『や..ちがっ..あっ』
『ほら、もうこんな..』そう言って1本だった指は2本に..
彼の指はあたしの中で
生き物がうねり動いてるようだった..
胸の愛撫とは全然違う快感
あそこから全身に広がる気持ちよい感覚に、もういる場所がどこなのかも忘れた
彼は何も言わずに
あたしの両足を折り曲げてひざを大きく広げた..
そして..
そして..
彼は
『マキぃ..』
彼は小さく囁いて..
彼のモノがギュッと..
そして、しずかに入ってきた..
『ぁあぁ..』
『ほら..マキ..入ったよ』
『はぁ..ぁぁっ』
『痛くないか?ほらっ!ほらっ!どうだ?』
あたしが痛みを訴える事がないと知ると彼の腰の動きは早くなった..
『ぁあ~ユウキぃ』
『マキィ..』
あたしは体がなんだか、ワケがわからない状態の中で
彼が名前を一言吐き出して動きはやんだ
『ほらぁマキィ..
ちゃんと入ったよ、これからどんどんできるから!たくさんヤルからネ』
こうして小さなあたしの初体験は
彼のアパートでなく
ひと様のウチの部屋で迎えたのでした..
今思うと..
犬猫なんじゃないんだから、ところ構わず的な行為はやめて欲しいわ
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