20になる前に

私が生まれたのは
今から約20年前


ごく平凡な
家族の長女として
生まれた。
名前はゆあ

ゆあはみんなに
可愛がられて育った

初めての
子供,孫だったから
みんなが
構ってくれた。

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あたしが02才の時
妹が生まれた


生まれるまで
すごくすごく
楽しみで
お姉ちゃんになるって
多分あたし自身
わかってたし
嬉しかった。


だけど
きっとこの時の
あたしの気持ちが
人生を変えた

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妹を見た瞬間

私はお姉ちゃんだ


強く思った

お姉ちゃんだから
夜ママと寝るのも
だっこもおんぶも
甘えるのも
今までより
大分少なくしたし
我慢した。


あたしは
お姉ちゃんだから…
自分に言い聞かせた

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妹が大好きだった

かわいくてかわいくて
仕方なかった

ぱぱもままもみんな…


親に甘えられない
自分がいた。

妹の為に
お姉ちゃんわ
我慢しなきゃと
自分が思ってたから。


それから
ずっと仲良し姉妹♥

妹大好き♥
なにがあっても
守ってあげなきゃ

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家族は
妹に対して
たくさん愛情をあげ
私はずっとずっと
妹を守った。


小学校に上がり
私は男の子とも
女の子とも
仲良く遊んでいた。

ふざけて
妹をいじめる
男子とけんかしたり
戦っていた。


親にとっても
私はすごく優しい
お姉ちゃんだった。
反抗しない良い子だった

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私は正義感があり
世話好きで
優しい女の子だったが
男の子といる事が増え
口は悪かった。

目立っていたこともあり
よく目立ちたい
女の子に目を
つけられていた。


あたしに
くつを隠された
教科書捨てられた
と 嘘をつく女の子
味方するクラスの女の子


それでも
私はしてないから
堂々と学校へいき
男の子や他クラスの
友達と遊んでいた。


それも気に入らない
女の子はあたしを
無視するようになり
孤独を味わった

親には
言えなかった。


先生も
気づいてなかった。


あたしは
それでもやってないと
良い続けた

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しばらくして
ほとぼりもさめて
そんな事は無くなり
平和に毎日を
過ごしていた。


だけど‥
あたしの人生は
ここからが
下り坂だった。


小学生なんて
まだかわいいもんだ
と 今振り替えると
そう感じる

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中学入学


新しい生活スタート



あたしの人生が
大きく変わった
中学生活の始まりだった

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あたしの通う中学は
この辺で01番
荒れていると
言われている
学校だった。


そんな中でも
部活は盛んで
市の大会で優勝したり
県大会でも活躍し
優勝したり‥
部活の面では
すごく力を入れた
学校だった。



私はバレーボールに
昔から縁があり
触れたことがあったので
部活はバレーに
することにした。


この選択は
あたしを大きく変えた


いろんな意味で、
変わってしまった。


辛くて‥
逃げたくて‥
泣きたくて‥
だけど
笑って‥
楽しくて‥

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上下関係が厳しく
あいさつ
礼儀、返事という
きっちりした
部活だった。

練習は先輩メイン


私はボール広いの
毎日だった。


一生懸命声を出し
一生懸命走り
ボールを追いかけ
少しでも遅いと
起こられ‥
いつも先輩の
機嫌を伺いながら
生活していた。


どこにいても
なにをしてても
先輩に見られながらの
生活をしていた。

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土日でさえ
休みはなく
01日練習だった。


夏は特に辛かった。

だけどあたしは
必死に頑張って
やっていた。

文句01つ言わず
笑ってこなしていた。



辛いと言葉に出すと
くじけるから‥
頑張ろう頑張ろうって
みんなに良いながら
部活も休まず
毎日毎日頑張ってた


私はどうして
それが裏目に
出るのかな‥

なんか
あたしはいつもそう‥
良い子ぶってる
そうみられる。

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それからが
私の人生の中で
一番辛い毎日だった。



部活の同級生からは
無視され、
自分たちが
やりたくない雑用を
まかされ‥
トロイ、下手くそ
キモいし、やめちゃえ‥
聞こえる様に
悪口を言われた


だけどあたしは
バレーがしたかった

160センチある
身長を生かしたかった


だから
こんなのに
まけたくなかった。

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だけど
日に日に体が
ついていかなくなり
あたし自身も
疲れてきた。


それでも
負けたくなくて
逃げたくなくて
休まず行った。


親にも
知られたくなかった。

クラスの子にも
友達にも先生にも
知られたくなかった。


だから余計
辛かった。


01人だった。
淋しかった。

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日に日に強くなる
いじめやシカトは
精神的にも
かなりきていた。

偏頭痛が
始まったのも
この頃だった。

ストレスから
食べる量が増えたが
すぐに
吐くようになった。



こんな日々が
いつまで続くのか‥

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そんなある日



たまたまみんなで
先輩の大会の
応援のことで
部活終わりに
話していて
終わったので
帰ることにした。


あたしを
主としていじめている
張本人とあたしは
家が近く、
1人が嫌なときは
無理矢理一緒帰れと
言われていた。


その帰り道‥

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私とその子(きい)は
事故にあった。


その子は
むち打ちから
パニックになり
泣いて暴れていた。


あたしは
ぼーぜんとしながらも
擦り傷と左足の痛みで
すんだので
冷静になり
落ち着いて
自分の親ときいの家に
連絡を入れた。


自転車が
02台とも原型を
とどめていなかった。



親が駆けつけた時
ほっとして
泣きたかったけど
きいが心配で
泣いてる暇なんて
なかった。


病院に行き
検査すると
あたしは左足に
ヒビが入っていた。


きいは薬で落ち着き
寝ていた。
むち打ちで
すんだそうだった。

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部活はしばらく休み
治療に専念しなさい

先生に言われたが


嬉しい半面
怖かった。



あたしは
家に帰りとりあえず
疲れたので
横になった。

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目をつぶると
スローモーションで
事故を思い出す。


部活の子達の悪口
睨む顔‥



久しぶりに泣いた。



あたしの居場所‥


ぬいぐるみに
囲まれた
あたしの布団は
小さい時からの
唯一の泣き場‥


本当に辛い時
泣くのはいつも
布団の中だった

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事故になんて
あわなきゃ良かった



いっそう
あの時死んでいれば
良かったのかな‥



あたしは神様から
見捨てられた存在


誰もあたしを
必要としてくれない。


どうしようもない
孤独と愛情不足



だけど
あたしはまだ
気づいてなかった

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毎日松葉杖の生活で
人より早く動いても
人より遅くなる‥


迷惑だし
かわいそうだと言う
気持ちで
接されるのが嫌で
01人で
行動することが
増えていった。



だけど
あたしは男子に
救われたんだ。



ちょっとやんちゃな
男子は荒れてる学校に
とても馴染んでいた。
むしろより
ひどくしていた。

だけど
根はとても優しい人達で
荷物をもってくれたり
話相手をしてくれた。

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それが少しの救い‥


松葉杖でも
部活には行っていた。
行ってても
邪魔だけど
行かないと
文句を言われ
いじめがひどくなるのが
嫌だったから‥


病院にも通い
04ヶ月で
松葉杖が取れた。
取れた所で
簡単に動くはずのない
左足にイライラした。



普通に歩くことが
必要だったが
部活はするなと
言われた。



だけど
松葉杖のないあたしが
それを
許してくれる人なんて
いなかった。


松葉杖とれたのに
何休んでるの?


辛いのは
まだまだここから‥
足の痛みなんかに
負けてられない

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長い間の
ブランクと遅れ
長時間走ったり
立ったり出来ない足


更に酷くなった
いじめやシカト。



体は限界だった。



学校に行こうとすると
吐き気が止まらず
偏頭痛に悩まされた。


それでも
親に知られたくないから
薬でごまかし
通っていた。




だけど
そんな生活が
続く訳がなく
遂に学校を
休んでしまった。


一度休むと
更に行けなくなる。



悪循環だった。



親にバレるのも
時間の問題だった。


私が無理に学校に
行き始めた時だった‥


最悪のことが起きた。

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先生に気付かれてしまった。



顧問の先生に呼ばれ
今までなにがあったか
話なさいと言われ


あたしは
言うのが怖く
ずっと黙っていた。


泣くのを耐えた。



本当は誰かに
気付て欲しかった。
助けて欲しかった‥
だけど
踏み込む勇気がなかった。

辛かった




無理するな
気付いてやれなくて
ごめんな
と 言う先生の言葉に
涙が止まらなかった。



人前で
こんなに泣いたのは
初めてだった。


話し合いが行われ
反省文を書かされて
私たち01年は
しばらく休部になった


上っ面の仲直りの
成立だった。




先生が入って
仲直りが出来る訳ない




逆に酷くなった。
チクった、
01人じゃなんにも
出来ないなど
さんざんだった

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そんな毎日に
疲れた‥


だけど
負けたくなかった



ある日の
練習試合前の
掃除の時間


最後に
ごみをまとめて
片付ければ終わりだった
袋は03袋あった

ねえ誰ゴミ捨ていく?

‥え?当たり前ぢゃん



そおいい
全員あたしをみた

あーわかったよ!
あたしいくからー

笑顔でそお答えた。

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てか当然っ


そお言われた瞬間
何がプツンと切れた


ふざけんなっ!

心から
そう思った

ごみ袋を持ち
そいつらに
全員ゴミを
投げてやった。


03袋のゴミ袋は
きれいに破れ
中身もバラバラ‥




てめえ何すんだよ
きたねえな!!!!
片付けろよな!!!!


みんなが
あたしを睨んだ。


やってしまったことに
後悔した。

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ばかだな‥
そう思い
自然に涙が出た。
悔しかった。
辛い。
しゃがみこみ
下を向いて
ゴミを
集めようとしていた。


みんなは
去ろうとした


その時
先輩が02人‥


みんなに
ゴミを当てた。

たまたま
トイレにいて
私達をみていたらしい。


あたしは
こんなに
散らかして
しまったことを
怒られると思った

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全員の顔が
真っ青になった。



ゆあ!
あんたゴミ
片付けることないよ!
お前らが片付けなよ!


えっ!?????

あたしはびっくりし
顔を上げた。



うちらが
気付いてないとでも
思ってた訳?
一人をよってたかって
いじめて楽しい?
あたしらはね
あんた達みたいなの
だいっきらいっ
一人ぢゃなにも
出来ないで
心せめーよ!
あんたらにバレーやる
資格なんかない
誰一人として
あんたら
頑張ってるなんて
思ってねえよ!
頑張ってんのは
ゆあだけだ。
今までずっと一人で
逃げずに頑張って‥
そんな人の
気持ちもわからないの?

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みんな
言葉が出なかった。


今まで
助けてやれなくて
ごめんね‥
もう頑張らなくて
いいからね。

と 優しく
頭を撫でてくれた。
涙が止まらなかった。


先輩
ありがとうございます
あたしは
感謝しても
しきれません。

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悔しげに
こわばらせるきい‥


お前ら
早く片付けなよ!
全部手で拾えよ!
ホウキなんか使うな!
ホウキ使う資格なんか
ねえからな!


怒鳴り散らした。



みんな
しぶしぶゴミ拾い‥


あたしは
先輩にお礼を良い

落ち着くまで
どっかに居なよ
と言う先輩の言葉に
甘えて、
静かなところで
心を落ち着けていた。



これで終わるはずない
今までも
変わらなかった。
余計酷くなるかも‥
耐えられるかなあ‥

そんなことを
考えていた。

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ゆあ!!!!

振り向くと
02人たっていた。


今までごめんね
うちら弱かった
きいに逆らえなくて
怖かったから
ついていってた。
でも違うよね‥
あたし達
本当はいつも
やめなきゃって
話してたのに‥
踏み出せなくて
早く終わってって
願うしかなくて‥
ごめんなさい。
すぐに信じてとか
わかってほしいとか
思ってない。
だけど‥あたし達は
もう外れるから。



少し震え泣きながら
あたしに
話をしてくれた。




複雑だった
だけど
確実に変わってると
気づいた。

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うん。
だったら
他にはやらないで‥
人のことを
もっともっと
みてあげて‥



あたしはそう言って
立ち上がり


ありがとう。


と言って戻った。

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それからだんだんと
あたしのことは
落ち着いた。



相変わらず
変わらない人達は
違う人で繰り返した


あたしは
ハブりに参加もせず
話もしていた。


心の傷は深かった

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何が真実なのか
信じていいのか
分からない‥


疲れた‥


考えるだけで
ずきずきと
頭が痛む‥


誰にも
分からない
この辛さ


わかってもらおう
なんて思ってない

でも
助けて欲しかったのかな

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学校に
また行けなくなった


あたしのことは
たしかにおさまった

だけど
いじめは無くならない


あたしは
自分がされたこと
人にしたくない
だけど
またやられたくない。
どうしていいか
分からなかった。


だから
頭がずきずき痛み
動けなかった。


きっと
ママはちょっとくらい
気づいてた‥
でも何も言わなかった。

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学校に行かなくなって
01週間‥

ママが
部屋に来た


ゆあ‥
無理に行けとは
言わないよ
だけどね
人に話せば楽になることも
たくさんあるから‥
ママに話してごらん?


あたしは戸惑った
知られたくない
あたしは
話したら弱いと思ってた


あたしは強い子だから‥
弱くなりたくなかった。


だけど涙が出た。

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泣くのがバレない様に
泣きながら
ゆっくり話をした。
ハブられてたこと‥
今までのこと‥
今の状況‥


ママは泣いていた。


ごめんね‥



泣きながら
そう言われた。
何でママが
謝るのか分からなかった。

辛かったのに
ずっと戦ってて‥
頑張ってたんだね。
何も出来なくて
ママは情けないね。
ごめんね


ぎゅっと
ママはしてくれた。
いつぶりかな‥
ママがぎゅって
してくれたの‥
10年くらい前かな‥
妹がいるから
いつの間にか
しなくなっちゃったから
余計温かく感じた。

• 共感0

次の日から
あたしは学校に行き
もう泣くのはやめた

頑張らなきゃ‥
戦わなきゃ。


そう思っていた。




毎日毎日
変わらない日々が
続いていた。

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02年の夏
先輩が引退して
あたしがやっと
練習できる様になった。


みんな
少しずつストレスが
無くなったのか
いじめは落ち着いた。


だけど
練習での食い違い
もめ事が増えた。


でも仕方ないことだと
あきらめた。


あたしは
やっぱブランクあって
下手くそだし‥
何も言えないな‥

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大会があるたびに
仲が悪くなる。

だけど
勝ちたいと言う
気持ちだけは
一つだっただけに
チームワークが
悪い訳ではなかった。



大会では
なんだかんだ
成績を残していた。

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楽しいと思い始めたのは
03年生になってから‥


みんな表では
仲良しだったから‥


その前は
リスカしだす子や
八つ当たりする子‥
すぐキレる‥


本当大変だった。

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03年の春には
県大会に行った。

引退を控えて
問題もなくなってきた。

だけど
あたしを主として
はぶいていた
きいがみんなから
避けられる様になった。


あたしは
いくら主体者でも
いじめは嫌だった。



結果的に
あたしはきいと
いることか増えた。


やめなとみんなに
言われたけど‥
あたしは
ほっとけなかった。


ある日
きいは泣きながら
今までごめん‥
ずっと自分が
やられてたのに‥
中学ではやりかえしてた。


小学校のとき
いじめを受けてたらしい。
きいは転校生だから
いろいろ訳が
あるみたいだった。

• 共感0

あたしは
その涙を信じて
許した。


それから
部活も引退の大会



泣いても笑っても
最後の大会に
近づいて行った。



みんなとは
本当にいろいろあった
だけど
今凄く仲良くなり
最後の大会に向けて
練習していた。

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最後の大会
私たちらしく
試合も出来て
良い結果を出せた。


いっぱい泣いた。
いろんな気持ちが
込み上げて
いーぱい泣いた。








あたしの
バレー生活は終わった



みんなありがとう。

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部活が終われば受験生‥


だけど
今まで遊べなかった
バレー部



あたしは毎日毎日
きいと遊んだ。


団体で遊んだり
02人で遊んだり‥
毎日一緒。

楽しかった。


ずっとこんな時間が
続いて欲しかった。



だけど
うちの家庭は厳しく
門限は08時

守ったことなんて
なかった。


毎日怒られても
なおらなかった。

今思うと‥
何かが爆発したんだと
思った。


だけど
塾にも行ってたし
成績も偏差値を
10も上げた。


やることやってるのに
言われたくないと言う
気持ちが大きかった。

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ママはあたしより
妹が好き
パパなんか
妹しか見てない。


あたしは
なにをしても
頑張っても
認めてなんて
もらえない。


確かに
門限破ってる
だけど
悪いことなんて
してないから‥
親に対する不満が
芽生え始めた



一生懸命やってるのが
バカに思えた。

• 共感0

ママはきっと
きいのせいだって
思ってるけど‥
きいのせいじゃないよ。

人のせいにしちゃ
いけないけど
ママ達のせいだから‥
でもママは気づかなかった


ママが悪いと
認めてはくれなかった。
ママ達に対して
諦めの気持ちが出た。


ふとあたしは
孤独を感じた。
一人が嫌だった。


本当は妹が
生まれた時から
孤独だったのかもしれない

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ママはあたしが
変わってしまったのを
きいのせいだって言った。
でもママ達のせいだよ。



あたしは一人。
孤独で淋しかったの‥

本当は早く
気付いて欲しかった。


ゆあは一人で出来るから
大丈夫だよね?

プレッシャーだった。
01人で大丈夫な人なんて
いないのに‥


いつの間にか
心閉ざす様になった。
いつでも強くなきゃ
いけないんだとも
思う様になった。

• 共感0

孤独感を埋めるのは
きいといること。
みんなで騒ぐことだった。


きいはいっくんと言う
彼氏が夏に出来た
同中同級生だったから
団体で遊んだ。


あたしは
ずっと片想いしていた
たっくん‥
でも仲良すぎて逆に
友達としか見えなかった。

たっくんもそうだろう

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たっくんは
01年03年同じクラスで
幼稚園が一緒。
仲良しだった。

優しいとこに引かれた。


だけど
叶わない恋だから
友達でいたいから
思いはあたしの中で
秘めていた。


たっくんは
なんだかんだ
凄くもてていて
彼女もいたりいなかったり



あたしはたっくんの
話し相手で
なんでも話せる
友達だった。

• 共感0

たっくんが
彼女と別れた時
授業サボって
屋上で一緒にいた



あたしは
好きが止まらない。
だけど
友達の関係を
壊せずにいた。



なあ、ゆあはなんで
彼氏つくらないの?


いきなり聞かれた。

何でって💦
好きな人いないしさ😢


ふぅん‥モテるのに
勿体ない奴だな‥


もてねえよ!ばかか💦



あたしはあんただけに
好かれてればいーの と
心に思いながら
いつもの様に話していた。

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