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ユミ( wROHh )
08/04/19 21:51(更新日時)

あなたから離れられない私

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No.1157577 08/02/17 20:22(スレ作成日時)

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No.1 08/02/17 20:35
ユミ ( wROHh )

♠1♠
「し~っ、静かに!」

彼は声をころして私を睨む。

私はヒールを履いているので、静かに歩こうと思っても、どうしてもコツコツと響いてしまう。

「仕方ないでしょ!」

私も声をころして彼を睨みかえす。

「それ脱いで歩け!見つかったらヤバイんだから!」

彼はまた声をころして言う。

仕方なく私は、彼に言われるままにヒールを脱いで手にぶらさげて歩いた。

なぜ私たちがこんなに気を使って歩いているのかというと、彼の家がとっても厳しくて、『女』を部屋に連れ込んではいけないってことになってるからなの。

だから、彼の彼女である私はこうやって家族の人たちが寝静まった頃、静かに忍び込まなければならない。

歴代の彼女たちもみんなそうやっていたらしい。

やっとなんとか見つからず、二階にある彼の部屋にたどり着けた。

No.2 08/02/17 20:46
ユミ ( wROHh )

♠2♠
「ふぅ~…」

私はベッドに腰をおろす。

「まだ気を抜くなよ!話す時も小声で!特に笑い声たてるなよ!女の笑い声は響くから!」

「なんかこうゆうのって、スリルがあって楽しいね!」

普通、こんな状態考えられないもん。

「それからトイレ。これが問題なんだ。もし、お前が入ってる時にうちの親がトイレに起きてきたらばれちまうから、オレも一緒に中に入るからな」

「え~っ!?」

「仕方ないだろ。今までもそうやってきたんだから…」

う~ん、これはなるべく水分を摂らないようにして我慢しなくっちゃ。

No.3 08/02/17 20:58
ユミ ( wROHh )

♠3♠
彼の部屋を見渡すと、なんだか高価そうなモノが一杯目につく。

そういえば、着ているモノもとっても高そう。

家も立派だし、お父さんが会社を経営しているようなことを言ってたから、きっとおぼっちゃまなんだな…

今日だって、私との待ち合わせに遅れて来ると、そのお詫びにと、何万もするスーツとヒールを買ってくれたし。

今私が着ているモノがそう。

買ってその場で値札をとってもらって、着てきたの。

私の方が2歳年上なんだけど、私って結構カワイイ系の洋服が好きなのよね。

だから、今日もそれできめてきたんだけど

「オレは大人の女が好きなんだ」

と言って、このスーツとヒールを選んで買ってくれたってわけなの。

No.4 08/02/18 08:29
ユミ ( wROHh )

♠4♠
私と彼が出会ったのは、あるホテルでだった。

よくある話で、私はそこの従業員で彼はお客様だった。

といっても、彼はまだ高校生。

お客様はお客様でも、スキーの授業で学校として来ていたのだった。

そう、私が勤めるホテルは、なかなかの豪雪地帯にあって、冬はスキー客で賑わうのだ。

No.5 08/02/18 08:50
ユミ ( wROHh )

♠5♠
そこでたまたま私がその学校の担当になったってわけ。

で昼食はだいたい学生さんはカレーなんだけど、私が水のおかわりを聞いて回っている時にちょっとした不注意で、1人の学生さんのズボンに水をこぼしてしまったの。

「ごっ、ごめんなさい!」

私が慌ててハンカチでズボンを拭くと

「いいって、別に。そのかわりこれ。今度TELして」

その学生さんは自分の名刺を私に手渡した。

[古川 繁 TEL:×××-××××]

と書いてある。

どうやら、彼らの間では、自分の名刺をつくって交換するのが流行っているらしかった。

No.6 08/02/18 09:05
ユミ ( wROHh )

♠6♠
「お姉さんは関口 若菜っていうんだ。よし、覚えたぞ」

その学生さんは、私のネームを見てそう言った。

なんかドラマみたいだけど、これがホントの話なのよ。

私は彼らが帰ったら後、ホントに彼にTELしていたの。

それで私の今度の休みに会おうってことになって、私が電車を乗り継いで、彼の住む九十九里まで来たってわけなの。

No.7 08/02/18 09:14
ユミ ( wROHh )

♠7♠
「これ、なんだかわかる?」

そういいながら彼は、小さな箱を取り出した。

「何?」

私がそう言うと、彼はニヤニヤ笑いながら箱を開けた。

中には、茶色っぽい粉末状のモノと紙が入っていた。

「これ何?」

私は中を覗きこむ。

「マリファナ」

「…えっ!?」

今、何てっ!?

マリファナって、かなりヤバイんじゃないのっ!?

「なっ、なんでマリファナなんて持ってるのっ!?」

私が取り乱しているのに、彼はとても落ち着いている。

No.8 08/02/18 09:26
ユミ ( wROHh )

♠8♠
「それにオレ、ただやってるだけじゃなくて、売ってもいるんだぜ。
だから、こんなに金を持ってるってわけさ。
なんで高校生のオレがこんなに金持ってんのか、不思議じゃなかった?」

そういいながらも彼は、紙に茶色い粉末をのっけてクルクル巻いている。

「そっ、それは、おうちがお金持ちだからだと思ってたの」

「まぁ、それもある。でも、小遣いなんてそんなに貰ってないぜ」

そう言うと、巻き終えたそのモノを私に差し出す。

「やる?」

No.9 08/02/18 09:33
ユミ ( wROHh )

♠9♠
その時の彼の顔は真剣そのもので、少し怖いくらいだった。

私は、マリファナがいけないってことはわかってるし、やるのも怖いとも思った。

でも、こんなことって普通体験できないし、ちょっとした好奇心もある。

「うん…」

私はしばらく悩んでから、それを受け取っていた。

「タバコ吸う?」

「ごくたまに」

「じゃあ、タバコを吸うみたいに吸ってみ」

私は言われるままに、それを口にくわえると火をつけて、思いっきり吸い込んだ。

No.10 08/02/18 09:40
ユミ ( wROHh )

♠10♠
すると頭がボーッとしてきて、なんかフワフワしているような気分になってきた。

「オレも」

彼は自分でもそれを吸うと

「こうゆう時はテクノがいいんだ」

と、ボリュームを下げて曲をかけた。

「こうやって頭をふってみ。そうすると、もっと気持ちよくなるから」

彼は曲に合わせて頭をふっている。

私も真似をする。

「あっ、ホントだ」

ただでさえクラクラしていたのが、さらにクラクラしてきて、もうとにかくハイな気持ちになってきた。

No.11 08/02/18 09:47
ユミ ( wROHh )

♠11♠
そうこうしながら、私たちはベッドに縺れこんだ。

マリファナのせいもあって、今までにないくらい気持ちよかった。

彼が私を愛してくれる。

私も彼を愛してあげる。

もうホントにとろけてしまいそうで、このままおかしくなってしまうんじゃないかっていうくらい、私は乱れた。

彼が一呼吸おいている間も、私はもっともっと彼が欲しくて、愛して欲しくて彼の体に絡み付いていた。

こんなにも気持ちよくって、乱れてしまったことなんて初めて…

なんだか、ハマってしまいそう…

No.12 08/02/18 09:54
ユミ ( wROHh )

♠12♠
「お前、マリファナやってもいいけど、オレと一緒の時だけにしろ。他の男の前では、絶対にやるな」

どうやら私は、自分でも信じられないくらい乱れていたらしい。

そして、他の家族が起きる前にまた忍び足で家を出ることになった。

「タクシーの運ちゃんにオレと仲のいいオヤジさんがいるんだ。今連絡してやるから、それで千葉駅まで行けよ」

私は彼に言われるままに、近くのコンビニでタクシーに乗ると、駅へ向かった。

No.13 08/02/18 10:01
ユミ ( wROHh )

♠13♠
そのタクシーの中でも、私は初めて体験した彼とのSEXの余韻に浸っていた。

そして私は、休みの度に彼に会いに行き、マリファナをやっては乱れてSEXを楽しんだ。

きっと私は彼とマリファナの虜になってしまっている。

これがいけないことだと頭ではわかっていても、彼と別れることも、マリファナをやめることもできないだろう。


― END ―

No.14 08/04/19 21:41
…の猫 ( 30代 ♀ Hsu6h )

>> 13 こんばんは🙇
👀拝見しました。

私には、難しいことはわかりませんが、ストーリーに入り込みやすくあっ💨という間に読めました。勢いがありますね。

私は好きです❗

No.15 08/04/19 21:51
ユミ ( wROHh )

…の猫さん、感想ありがとうございますm(__)m


これからも頑張って書き続けたいと思います。

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