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日常。

No.4 19/03/06 09:57
匿名
あ+あ-

≫3

…コンコン
「風花、ご飯よ」
風花は宿題をする手を止め立ち上がった。
日記を隠して部屋から出た。

階段を降りると、お母さんの歌声が聞こえた。
アイドルグループの歌だった。
その歌声は普通の人ならうっとりするような歌声だった。
でも私はイラつく。あの歌声じゃなくて、歌詞でもなく、あるアイドルグループということだった。

イラつくイラつくイラつくイラつくイラつくイラつくイラつくイラつくイラつくイラつくイラつくイラつく…

「風花?そこで何してるの?具合悪いの?」
「お…お母さん。具合悪くないよ。ただ、お母さんの歌、綺麗だなって思っ
て。」
「そう…褒めてもらえて嬉しい。」
とお母さんはまた、眩しく笑った。
その眩しさにすこし、苛立ちを覚えた。
私の本当の気持ちにも気づけず、眩しく笑うお母さんがウザかった。
いつも眩しく笑って…
あの時も。
「…風花?ご飯食べるよ?」
「…あ。うん。」
おいしい
「ごちそうさまでしたー」
「美味しかった?」
「うん。美味しかった」
感想を言って自室へ向かおうとしたところ
「明日は何にしようかしら」
とお母さんのぼそっとした声が聞こえた。
…明日生きてる保証なんて。無いよ。
私も。お母さんも。


2月13日(水)__________________
夏美とお母さんは相変わらず眩しくて。
私はふつーをうまく演じ切った。
うまく笑えた。
死ねはしなかった
_____________________________
私のふつーじゃない所。
『死にたがりなところ』
隠し通そう。
お母さんにも夏美にも。
私さえも忘れてしまうぐらい。

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