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🔥理沙の夫婦生活奮闘日記😤パート3️⃣💥
恋人いない歴=年齢。アラフォー女子。
自分は人間としての何かがない?

続・ブルームーンストーン

No.44 18/11/19 12:45
自由人
あ+あ-

ユッキーはパートさん達が上がる少し前に店に着いた。

早速大ちゃんがパートさん達にユッキーを紹介する。

「ユキちゃん、お久しぶり~」

さすがの沖さんもユッキーと久しぶりの再会に上機嫌だったが、

「もっとゆっくり話したいけど、主婦はそうも行かなくて…
また話しましょ!」

と名残惜しそうに帰って行った。

沖さんは少し前に結婚しているのだが、職場では旧姓の沖を名乗っている。

「次はバイト達に紹介するから。」

大ちゃんも素直に嬉しそうな声でユッキーに話しかけた。

バイトの子達は既に出勤していてそれぞれの作業を始めている。

2人がは店内に向かったのを見送り、私は事務所に入るとパソコンの前に座った。

今日は大ちゃんにパソコン占領されちゃってたからな。

その日の伝票の入力や本社への報告書の作成を始める。

コンコン。

事務所のドアがノックされ、

「姉さん、両替お願いします!」

と牧田君が入ってきた。

「姉さん言うなと…」

金庫を開けながらブツブツ言いかけた私の言葉を遮り、

「あの森崎さんて人、前にこの店にいたんですか?」

と牧田君が嬉しそうに聞いてくる。

「ああ、うん。キレイな人でしょ?」

「キレイですよね~!上品で優しそうだし!」

牧田君がやたら興奮する。

若いのう。

「森崎さんはこの地区のアドバイザーとして来てくれるんだから失礼の無いようにね。」

「アドバイザーって偉いんですか?」

「そうだね~無理矢理当てはめると店長と副店長の間くらいかな?」

「え~っじゃあ姉さんより上なんだ。
何もかも負けてるじゃないですか!」

うっせ~よ。

「でも大丈夫です姉さん!
森崎さんの方が上ですけど、僕だけは姉さんを応援しますから!」

かなりディスリ感入ってるけど
「僕だけは…」って、もしかして少しは私に気があるの…かな?

「じゃあ聞くけど、もしも私と森崎さんのどちらかとデートするってなったらどっちを選ぶ?」

「森崎さんですよ!!!」

もう帰れ。


コンコン!

「ユウヤ~両替は?」

遅い両替を取りに来たのか、ドアが開き加瀬くんが事務所を覗き込み牧田君に問いかける。

「あっ!ごめん。」

慌てて両替を渡すと、彼は軽く頭を下げて出ていった。

この子もねえ…

寡黙で陰のある加瀬くんの後姿を見ながら私は小さくため息をついた。

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