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🔥理沙の夫婦生活奮闘日記😤パート3️⃣💥

続・ブルームーンストーン

No.45 18/11/20 13:02
自由人
あ+あ-

「あの、田村さん。
少し良いですか?」

大ちゃんとユッキーが帰った後、
仕事の上がり時間となり、休憩室で帰り支度を始めていた私にバイトの井川理恵ちゃんがそっと声を掛けてきた。

「うん?どしたの?」

休憩室のドアを閉める様に目で促し、
椅子に腰掛けながら理恵ちゃんの顔を見る。

「あの…加瀬君の事なんですけど…」

やっぱり。

「また不機嫌なの?」

「はい。あの…私と真由ちゃんがゴミ捨て場で話しながらゴミを捨ててたらそれが気に障ったみたいで、早くしろ!みたいに横で大きな音を立ててダンボールを潰されて…」

「それからずっと機嫌が悪い訳ね?」

「はい…」

「ちょっと様子見て来るか。」

私は立ち上がり店内へ入った。

暇な時間帯ということもあり、お客さんのいない店内の薬壁カウンターで遅番の大川君が何やら作業をしていた。

「大川君!ちょっといい?」

顔を上げて私の顔を見た大川君に、

「加瀬君、荒れてるの?」

とそっと聞くと、

「店内ではそうでも無さそうなんですけど、どことなくピリピリした物は感じます。」

バーーーーン!!

苦笑しながら大川君がそう答えたのと同時に突然バックヤードの方で大きな物音がした。

「なんだ!?」

大川君とレジに立っていた牧田君が同時に声をあげた。

「積んでいた商品が崩れ落ちたのかも。見てくるよ。」

1人バックヤードに入ると、入ったすぐにトイレットペーパーのケースが転がっておりその横に加瀬君が立っていた。

トイレットペーパーのダンボールケースの横っ腹には大きな穴が開き、中のトイレットペーパーがボロボロになっている。

こいつはすげえな。

さすが元格闘家だと一瞬感心したが、
そんな事を言ってる場合じゃない。

「ついイライラしてしまってすみません。」

私が問うより先に加瀬君がボソボソとあまり気持ちのこもっていない謝罪の言葉を呟く。

「何故イライラしたの?」

「だって他のバイトの奴らまるでやる気を感じられないっていうか…
何かもうこんな店ずっとバカバカしいって思ってたらイライラがたまってきて…」

プチーーン

「はあっ?じゃあアンタがした事は何なのよ?
ふざけんな!!
そんなに嫌ならすぐに帰れ!!」

人生の中で後にも先にもあんなに人を怒鳴った事は無い。
店内にも確実に響き渡る大声で私は加瀬君を怒鳴り続けた。

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