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これはどうすべき、、?

ブルームーンストーン

No.189 18/09/21 12:20
自由人
あ+あ-

「もしも~し!元気にしてる~?」

ユッキーからだった。

「お~、毎日クタクタだよ。」

「疲れてるみたいだね。
ねえ、私今度の日曜日休みなんだけど、土曜の夜から泊まりに行っていい?」

外泊が苦手なユッキーにそんな事を言われるのは初めてで、私は驚いた。

「へえ珍しいね。
歓迎するけどご飯はどうする?
2人鍋パーティーでもする?」

「おおっ!いいね~。
じゃあ私は飲み物買って行くから悪いけど用意お願いできる?」

「わかった。じゃあ土曜日仕事終わったら適当に来て?待ってるよ。」

「は~い!久しぶりだからいっぱい喋ろう!
寝かせないよ?」

ユッキーはおどけた様に言うと電話を切った。

ユッキーと会うのも久しぶりだな。

気分が少し高揚して久しぶりにウキウキした。



土曜日の夜、

ピンポーン!

「こんばんは~お世話になります!」

ドアを開けた私の目に、両手に大きなビニール袋をぶら下げたユッキーが立っていた。

「…大荷物だね。」

「うん、今夜は飲んで喋って飲むからね。」

ユッキーは私にビニール袋を渡しながら笑った。

ビニール袋を受け取り中身を冷蔵庫に入れながら、
あれっ?この場面は前にもあった様な…
と思い出す。

「ねえ、私が寝込んだ時もこうやって差し入れくれたよね。」

「ああ!あの時はユータンからの差し入れだったけど。」

ユッキーも思い出したのか少し懐かしそうに笑う。

「そうそうユータンからだったね。
あの…ユータンから連絡とかは?」

「ないよ。一体どこで何してるんだろうね。」

「そっか。まあ多分元気にしてるんだろうとは思うけど…」

「多分、きっと元気だよ。
そういえば大ちゃんはどうなってるのかな?
連絡し合ってる?」

「ううん。全く。」

「そうなの?してあげたら?
寂しがってるんじゃない?」

「ううん。なんかさ聞いた話だと年下の可愛い彼女できたみたいよ。
もう寂しくないんだよ。
だからもう会うことも無いと思う。」

私の言葉に、
「えっ?何か意外だね。」

とユッキーが少し首を傾げる。

「え?意外って何が?」

「ん?いや、ミューズと大ちゃんって絶対切れない関係って気がしてたから。
ちょっと違和感がね。」

絶対に切れない関係か。

ユッキーのその言葉で、
私は以前、学生時代からの友人に言われた話の内容を思い出した。

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