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沙耶香の女装官能小説2(女王様と作家編)

No.22 17/12/11 12:25
作家
あ+あ-

昼過ぎフィットネスクラブをたずねた私が拾ったパンティを受付に届けようと迷っていた時に声がした。
「沙耶香さん」
振り返ると舞先生の側に取材をした内の見覚えある女性がいた。舞先生は事情を伝えた。私が下着を拾い持ってたことを取材した十人に連絡し確認を取ったという。
隣の女性は冴木流菜(るな)とあらためて名乗り人妻らしい落ち着きがありさいわい下着泥棒にされずに済んだ。
「すみません。私が着替えした時に落としたことに気づかず」
「いえ」
「沙耶香さん少し身体を動かしていきます?」
「今日は彼女の下着を届けに来ただけですから遠慮します」
舞先生の誘いを遠慮しながら私がクラブを後にしようとし彼女は少し残念そうに背を見せた。
「冴木さんは私にお気遣いなく。ではまた」
さりげなく去ろうとした時に彼女はそっと私に声をかけた。
「沙耶香さん。あの少しお話しがあるんですかよろしいでしょうか」
肩や胸元が見える大胆なブラウスからレースのブラが見え麗奈より大人ぽいフェロモンな色香が漂い思わず目眩に近い感じがした。迷いながらもつい答えてしまった。
「少しでよかったら」
「よかった」
誘われたのはクラブの近くにある喫茶店。彼女は珈琲を私は紅茶を頼んだ。しばしお茶の香りが漂う。
「雑誌『クロスドレッシング』の去年の三号続けての掲載見ました」
「あ、ありがとうございます」
「見た目は女性なのにちゃんとだ、男性なんですね……」
ええと声がよどまないように答える。このまま相手のペースでいいのだろうか。
実は、と彼女はそっと静かに淡々と語り始めた。
「実は主人とは倦怠期なんです」
「……はあ」
「今回沙耶香さんの取材でいろいろお話ししたでしょう。そして女装の方の……アソコを見てしまい…忘れられなく疼いてるようですの」
チラチラと胸元を見せながらも彼女はスプーンを落とし拾うように目配せした。
「……んぅ」
屈みスプーンを拾うと白い太腿と鮮やかな春色の下着が見え息が止まり黙ってしまった。
ウェイトレスを呼びスプーンを変えてもらい吐息を小さくした。
「主人は夜の相手をしてくれなくて……」
麗奈や早紀との間で揺れる気持ちがよみがえる。性的には興味はあるがふらふらと誘われるのはまずい。手に伝票を取り頭を下げ去っていった。
「そういうお話しは遠慮します」

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