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コロナワクチンによる健康被害 出てると思う
恋人いない歴=年齢。アラフォー女子。

夢想転職 拳法やめたら無職だよ2

No.6 17/01/15 09:11
自由人3
あ+あ-

「ふむ、悪くない」
「お前もなかなかの者だ」
「二人のセルフポートレイトも面白いかもしれん」
「よかろう」
イユダとスインが自撮り棒に付けたデジカメを取り出して他の誰も入り込めない世界を取り始めていると、ジヨーカーが現れて、スインの耳元でささやいた。
「なに、イユリアの居場所を突き止めただと!」
「はい」
「よし、オレ様が直々に捕らえに行こう。ルエイ、イユダ、聞いてほしいことがある。オレが戻って来たら話す」
それから二時間後、週刊○斗の応接室でスインとルエイとイユダがイユリアと対峙していた。スインのための雑用を務めようと、ジヨーカーが少し離れた所に立っている。日は既に暮れて、窓の外は闇に覆われていた。
「イユリア、お前のために我ら○斗聖拳が混乱に見舞われている。そのことは分かっているな?」
スインが熱を込めて語りかけたが、イユリアはスインと視線がぶつかりそうになると目をそらして苦しげに下を向いた。
「確かに迷惑をかけてしまいました。しかし……」
「分かっているなら話が早い。我ら○斗のためにほんの少し埋め合わせをしてくれれば、文句は言わん」
「何を……」
「ただ一肌脱いでくれればいいのだ。女性向け雑誌でファッションモデルとして人気を博してきたお前が巻頭グラビアを飾れば週刊○斗の販売部数が飛躍的に伸びるのは間違いない。女性の読者も手に取ってくれるかも知れん」
「そんなこと、いわれただけで死にたくなる!」
「ますます好きになる。オレはそういう強くて美しいものが好きだ。だがオレが望むのはお前の水着グラビアだけだ、ヌードとは言わん。そうだ、海外ロケに行こう。グアム、サイパン、ハワイ、どこでもお前の行きたい所へ。どうだ?」
「……」
「今度はだんまりか……ならば仕方あるまい。これを見るがいい」
スインは懐から一枚の写真を取り出してテーブルに投げた。目の前まで滑ってきた写真に目をやったイユリアは息を飲み、テーブルの反対側から身を乗り出しようにしてそれを見たルエイとイユダは驚きの声を上げた。
「こ、これは!」
その写真にはケーンシロウにお姫様抱っこされてはしゃぐイユダが写っていた。

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