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ピルを飲んで欲しい
60代後半の男性はなにしてる?
警察はもう捜査してないんでしょうか?

…。

No.99 13/10/16 16:38
アル『日 ( 40代 ♂ ycvN )
あ+あ-

≫98

乗客がざわつく中、数人の駅員等が慌てて線路に降りると懐中電灯をてらし運転席のベコッと凹んだ車両の下を覗きこんだ。


「…!?」

駅員の一人が更に車両の下に潜って暗闇の奥を確かめる。

「だっ誰もいないぞ!?」

「えっ!」
その場にいる全員が狐に化かされたような顔になった。


……


「ふう~ッ危なかった~ッ!」
小百合は額の汗を拭った。
トンネルから抜け出しさっきとは別のプラットホームに着いていた。
「危うく死ぬところだったわ。」
他の電車待っている人達にばれないようコソッとプラットホームに上がっていた。

数分前電車がブレーキをかけ小百合とぶつかる手前にカードを左肩に当て変身すると車両とぶつかる瞬間「イヤーーッ!」と雄叫びを上げ右ストレートのパンチを繰り出しゴガッと運転席のフロントに当て更に後ろに跳躍し人には見えない速さで線路を走り次のホームまで着いていたのであった。
幸いその場に居合わせた連中は目を瞑っていたため変身する姿を見られずにすんでいた。

「このカード凄いわ。まだクラクラするけど、ほとんど身体のダメージを戻すんだから。変身したらある程度治癒する能力が備わってるのね。」
プラットホームのベンチに座り小百合は黒い紫色の紋章が入っているカードをまじまじと見つめた。

「誰かが後ろから私を突き落としたのは間違いないわ。新手の刺客かしら。…あッッ!」
小百合は独り呟いているとある事に気が付き立ち上がった。
「しまった!市立図書館で借りた本が無い。」
その場で頭を抱え込んだ。
「どうしよう…あの本…」
一瞬考えたが駅員さんが見つけて保管しているはずだから、あとで取りに行こうとあっけらかんと結論に達し直ぐベンチに腰掛けたのであった。

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