…。

No.100 13/10/20 14:28
アル『日 ( 40代 ♂ ycvN )
あ+あ-

≫99

(電車はいっとき来ないだろうなぁ。まぁ自業自得なんだけど…)
携帯のミニゲームで時間を潰しながらそんな事を考えていると背後に気配を感じた。

バッ
「あっ…」
小百合は振り返ると安堵の色を浮かべた。そこには小さい頃から幼馴染みの葵と侑真が立っていた。

「よっ小百合。聡とデートじゃなかったのか?」
左耳にピアスをし白いシャツに黒のジャケット下はブルージーンズの侑真が先に声を掛けてきた。ツンツン立った髪型に180センチで聡より背が高い。

「それがさぁ聡は会社に呼ばれて行っちゃって…」

「何それ!せっかくのお泊まりデートだったのにね。」
金髪ショートボブに白いタートルネックの長袖に首もとにボアがついた焦げ茶色のダウンジャケットベストにブラックジーンズを履いている葵が少し怒った顔になった。

「これからどうすんだ?」

「う~んつまんないからアパートに帰ろうかなって思ってるんだけど。」

「んじゃさ小百合。今からうちらと遊びいかない。」

「えっでも葵らデートじゃ…」

「別に良いのよ。ねぇ侑真。」

「あぁ俺は別にかまわないぜ。」

「じゃあ決まり。行こう小百合。」

「えっ!?あっちょっ…」
葵は小百合の手を引っ張ると地下鉄の出口に向かった。そのあとを笑いながら侑真はついて行く。

その後ろから深くフードを被っている者が跡をついて行く。

駅から出て人混みの中三人は遊技場に着いた。

「結構混んでるね。」

「今日は雪降って特に寒いからな。みんな室内がいいんだろ。」

「小百合、四時間パックにしたから何からやる?ダーツ、ビリヤード、卓球、カラオケ、UFOキャッチャー、ネットゲーム。」
葵ははしゃぎながら喋る。

「じゃ~まずはカラオケで、このうっぷん晴らすわ。侑真もそれでいい?」

「あぁ。」

受付からカラオケルームに行く途中、小百合どこからか視線を感じ辺りを見回したが人混みで分からない。

その時…

グウォン グウォン グウォン

異空間へとまた小百合は引き込まれていく。

100レス目(113レス中)
このスレに返信する

小説・エッセイ掲示板のスレ一覧

ウェブ小説家デビューをしてみませんか? 私小説やエッセイから、本格派の小説など、自分の作品をミクルで公開してみよう。※時に未完で終わってしまうことはありますが、読者のためにも、できる限り完結させるようにしましょう。

  • レス新
  • 人気
  • スレ新
  • レス少
新しくスレを作成する

サブ掲示板

カテゴリ一覧