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闇の中の天使

No.50 13/02/19 19:48
中谷月子 ( ♀ ezeSnb )
あ+あ-

≫49


お昼休憩は、食堂…というよりも、レストランのような部屋で食事をとることになっている。
ビュッフェ形式になっていて、ワンプレートに、好きな物を各自選んでよそっていく。

私は、ポテトサラダと、茹でたブロッコリー、人参のグラッセ、チキンのハーブグリル、パイナップル、フランスパンをひと欠け、それらを皿に盛って、コンソメスープをスープカップに注いだ。
片手にはプレート、もう一方にはスープカップを持って、空いている席を探し見回した。
空席を見つけ、テーブルに着くと各テーブルにはお箸とフォークやナイフが籠に入って置いてある。
ハンカチを取り出して、膝に置いた。ナプキンの代わりだ。
籠からフォークとナイフを取り出しポテトサラダを一口…「ここ、座ってもいいかしら?」ふいに話しかけられて、ゴクンとサラダを飲み込み、ハンカチで口を拭くと「どうぞ」と言った。
声をかけてきたのは、園田佳奈美だった。
他に、二人いたがその二人の名前はまだ覚えていなかった。
園田佳奈美が私の隣に座り、あとの二人は向かい側に座った。
向かい側に座った一人、肩くらいの長さの少し茶色い髪をした方が、「曽根崎さんって、さすが帰国子女よね」と、早速声をかけてきた。
一夜漬けでも、なんとかなるものだと思ったと同時に佐伯さんに感謝した。
「私のおじいちゃま、イギリス人なのに私ったら英語が苦手なのよねえ」そう言われ、髪が茶色っぽい理由が分かった。
もう一人の眼鏡を掛けた方が「遠藤さんって、クウォーターなのよ」と、教えてくれた。
茶髪が、遠藤さん…と、頭で反芻した。
眼鏡の子が「ねえ、曽根崎さんってどこの美容室に行ってるの?」と、急に聞いてきた。
遠藤さんが「曽根崎さんは、帰国したばかりだからまだ美容室は決めてないんじゃない?」と言った。「でも、カットしたてっぽい感じだと思ったんだけどな…、真田さんはどこの美容室?」「私?私はルフールよ」「ああ、最近出来た店ね」「そう、けっこう感じが良かったわよ」
この会話で、眼鏡を掛けているのが真田さんだと知った。
「ねえ、曽根崎さん。日本でカットした?」

「ええ。少し前にソノハラで…」

「ホントに?」
「ええ…」

「すごーい!」

何が…、すごいんだろう…


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