🎭ある暗黒卿の気紛れな呟き🎵＋⚡✒🐱

一言✋

プレリュードもエチュードも、あとショパンならバラードもポロネーズも、アンプロンプテュ(即興曲)も、皆フランス語である🎵


ノクターンもフランス語のノクテュルヌNocturneを、英語式に発音している、英米やアジアでは。

で、知ってる方々も居るだろうが、フランス語の名詞も複数なら語尾にｓが付く。

むしろフランス語のこの習慣が英語に入ったのだ！

ただ英語と違い、フランス語では書く時には複数ならｓを付けるが、発音では普通、語尾を発音しないから、単数、複数で同じ発音になる。
(冠詞などで区別する)

だからプレリュードも、複数でもカタカナ書きなら、プレリュードのままでいい👍

プレリューズとか、無意味に書かない事(笑)

更にエチュードとは、フランス語固有の名詞で、英語ならば同じくEtudeと言うか、または訳してStadyスタディに成る。練習曲の意味、音楽ならば。

でフランス語ならば当然、複数はEtudesだが、単数と同じくエチュード/エテュードと発音するのだ♪


因みにドイツ語の場合、エチュード/エテュードEtudeはフランス語のまま言うのが普通だが、複数に成るとｕに"(ウムラウト)付けて、更に語尾をドイツ式に変化させて、Etu"denエテューデンに変わる…(笑)

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旧約聖書の創世記⚡

これを原理主義者らは、科学や進化論と矛盾していると思い込み、信仰の為に進化論を排斥している。

だが改めて、ギリシャ神話やインド、日本神話の天地創造なり宇宙の誕生なりと比較するなら、遥かに創世記の方が科学や進化論に合っており、いわゆる荒唐無稽さが少ない！

これは聖書全体に言える事で、あんな紀元前(一部、紀元後２世紀くらい)のまだまだ神話だらけの世界にしては、かなり荒唐無稽さや幼稚さを省いた文書を、正典に定めたものだと、今更ながら驚く❗


やはり聖霊の導きがあった証拠だろうか⁉


例えば旧約聖書は、かなりメソポタミア神話の影響があると言われるが、しかしメソポタミア多神教から出た荒唐無稽な話は殆ど含まないのだ。

新約聖書も福音書に関しては、正典から外された様々な文書の方がフィクションとしては想像力豊かで面白い。
だがやはり外して正解だったのは、殆どのケースで言える事だ。


(まあインド神話も、ヴェーダの最後の方やウパニシャッドには、聖書とは違った意味で、なかなか哲学的な宇宙誕生の記述があるが…)

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>> 152 とは言うものの、創世記以外の旧約聖書、いわゆるユダヤ人らの神話、伝説は、ギリシャ神話、伝説よりツマラナイ。

つまり、もしも後にユダヤ教からキリスト教が出て、世界中に広まらなかったなら、旧約聖書は現代では、単なる古代の弱小マイナー民族だったヘブライ人らの神話、歴史の資料に過ぎなかったであろう!?

まあ、ヤハウェ信仰に依れば、キリスト教とイスラム教の元となってヘブライズムが世界でメジャーに成ったのも、神の導きと言う事に成るだろうが…。


だが反面、キリスト教はユダヤ教を母体としながら、ヘレニズムの影響がかなり濃く、更にイラン起源のミトラ教の影響も相当強く受けている。

もしキリスト教が何らかの問題で、ローマ帝国中に広まらず、また４世紀の公認を経て国教にまで成らなかったら、今、世界一メジャーな宗教はミトラ教になっていただろうと言う学者も多い！

ただ学者の中には、この問題を逆に考え、何故ミトラ教その他の強力なライバル宗教が沢山あった中で、キリスト教が勝ち残ったのか、と考えて、それはやはりキリスト教が他のヘレニズム宗教と似ていながら、根底にユダヤ教(ヘブライズム)の要素を強く持っていたからだ、と主張する。


これは難しい問題で、正解は多分誰にも分からないだろう!?

ただ思うのだ！

黒が無ければ白は意識されない。逆に白が無いなら黒は意識されない。

つまり、ユダヤ人やユダヤ教が２世紀にローマ皇帝によってパレスチナから追放され、離散したのに、しぶとく現代まで差別されながら強力に続いている理由は、もしかしたらキリスト教が世界宗教に成ったからでは無いか？

作用と反作用。つまりキリスト教が世界に広まったからこそ、キリスト教徒が一番異端視し憎むユダヤ教もまた、反作用の如くずっと生き残った、のでは無いか？

パラドックスではあるが、私には時にそう思えてならないのだ！

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流石に暑すぎて…。

いくら冷房しても、自然の涼しさとは違う💦

だから数日練習する気に成れなかった😖


だが思い切って、今夜、ショパン｢２４のプレリュード｣、ブラームス｢パガニーニ変奏曲｣、それにラフマニノフ｢協奏曲２番｣を弾いた♪

最初のショパンは、数日休んだ罰で、技巧的にイマイチだったが、ブラームスで次第に良くなり、ラフマニノフはかなり得心に弾け、心身共に満たされた気分で終えた。

やはりやって良かった😄


まだ夏休みのオーストリア帰りは、８月だしね。


なお、ラフマニノフ２番はピアノパートだけでは曲に成らない部分が多いので、いつの間にかオーケストラがメロディーの場所では、ピアノパートを殆どそのままでオーケストラを加えるバージョンを、自分なりに作って弾いている🎵


ただしピアノパートが余りに原作と左右の手を変えると、オーケストラと合わせた時、コケたら困るから、なるべく手を変えずに左手を交差させたりして、オーケストラ合体バージョンを作り弾いている。

つまり独奏できるバージョンと、原作通りオーケストラと合わせる為のバージョンと、計２つだな👍


しかし当然、独奏用編曲は原作より難しくなるから、結構、普通のラフマニノフ２番よりはハイレベルに成る。

と言っても、やはり３番の原作バージョンの方が難しいようだし、また一部抜かせばブラームス｢パガニーニ変奏曲｣の方が弾きにくいだろうか⁉

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今日から少しギリシャの話題を❗

古代も現代も✋


今なお色々勉強させられる面がギリシャには多い。

多彩過ぎて何から書いたらよいか？


現在はあの経済破綻しかかった状態、ダメージが強く、以前よりは人々も暗く、犯罪(近隣諸国や中東からの移民による)も増えた⤵

だが、その現代ギリシャからでさえ、ユニークで学ぶべきモノはあるだろう!?

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>> 155 まず、驚きや知恵について書く前に、ギリシャ語✋


日本では大概の人々が、ギリシャ語はイタリア語に似たラテン系で、互いに何とか通じるとか思ってるようだが、実は全く違う！

文字が違うのは知っていようが、ギリシャ語は欧州の３大言語グループ、ラテン、ゲルマン、スラヴどれにも入らない。ギリシャ語だけで単一のグループ。

こういうケースは欧州だと、ケルト系(フランスのブルターニュ地方、スコットランドやウェールズ、アイルランドの元々の言語など)、バスク語(どの系統だか不明)、バルト系(リトアニア語とラトビア語。比較的スラヴに近い)、アジア系(ハンガリー語、フィンランド語、エストニア語)などがある。

ただし、バスク語と最後のアジア起源の言語以外は、インド･ヨーロッパ語に皆入っているから、基本的な文法は互いに割合近いのだ。

更にギリシャ語は、古代のヨーロッパで一番早く文明化し発達したから、他のヨーロッパ言語、特に単語に多大な影響を与えた。

だから古典ギリシャ語とイタリア語、フランス語、ドイツ語、英語などで似た、或いは共通の単語は多い。

ただ、喋ったり読み書きして、互いに何とか理解できるほど近くはないのだ。

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>> 156 古典ギリシャ語と現代ギリシャ語では、互いに通じないくらい違う。

とは言え、３千年近い歴史を持つギリシャ語は、その長い歴史の割には変化が少ない！

例えばフランス語なら、一応ラテン語(まあ２千年くらい前)が先祖とは言え、途中でラテン語方言とガリア(ケルト)語、ゲルマン語が混ざって成立したから、ラテン語との隔たりが激しい。

英語もゲルマン語の下地にフランス語が入って出来たから、古代ゲルマン語とは全く違う言語だ！

日本語は島国でかなり外から変化させられない点で特殊だったが、1200年前の平安時代の日本語と現代日本語でも、互いに全く通じないだろう？

つまりギリシャ語は３千年の歴史があり、多数の民族にギリシャが占領されたり影響されたりした割には、古代と現代で、上の諸言語ほど大変化していないって事👍

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>> 157 ギリシャ語をギリシャ以外で学ぶ場合、普通、次の３種がある。

①古典ギリシャ語…大体、紀元前５～４世紀のアテネ方言が基準。これは３大悲劇作家やプラトンなど古代ギリシャを代表する文学作品がこの時代のアテネにあったから。
無論、それより古いホメロスやヘシオドス、逆に新しいアリストテレスなども、この古典ギリシャ語を学べば入りやすい。

②コイネー、または新約聖書ギリシャ語…コイネーとは紀元前４世紀末アレキサンダー大王の大遠征で、ギリシャ語が中東一帯に広まり、古典ギリシャ語から変化したギリシャ語。
また国際語化したコイネーは、紀元後２世紀までに書かれた新約聖書の原典の言語でもあるから、キリスト教がメインでギリシャ語学ぶ人々は、古典よりこのコイネーをやる。
ただコイネーは古典よりやや易しいから、古典から入れば習得がかなり楽。


③現代ギリシャ語…これは20世紀後半から現代まで使われているギリシャ語。


さて、コイネー時代(紀元前４世紀～紀元後４世紀くらい)のギリシャ語と、現代(近代にギリシャがトルコから独立した19世紀以降の)ギリシャ語の間の、千数百年は何だったか、と言うと、

コイネーを基本に徐々に変化したビザンティン･ギリシャ語が大体トルコにギリシャ語圏が征服される15世紀まで続く。

その後、15～19世紀までトルコ支配下で、ギリシャ語は存在したが、勉強に制限があったりで、細かい方言に分かれ、スラヴやトルコの単語も混ざって来た。


この２段階を経て、現代ギリシャ語に至るのだ！

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>> 158 さてしかし、特に古い古典ギリシャ語が実際どう発音されたのか、特にイントネーションなどがまだ不明ではある。

これらについて、知る為には中世のビザンティン時代のギリシャ語で書かれた本に、古典ギリシャ語の解説があるから、それを参考にすれば、イントネーションはドからソつまり５度くらいが限度、範囲だったらしい!?

ビザンティン時代とかビザンティン･ギリシャ語とは何か？
この説明が複雑だが、

・ギリシャは紀元前４世紀に同族のマケドニアに征服された。

・マケドニアは紀元前２世紀に新興のローマに征服された。ローマはラテン語が国語だったが、征服されたギリシャや東地中海ではそのままギリシャ語が残り、ローマ人自体インテリ中心にギリシャ文化の魅力に取り付かれ、逆にローマ帝国がギリシャ語ラテン語のバイリンガル化する。

・４世紀末にローマ帝国が東西分裂すると、主体である東ローマ帝国(首都コンスタンティノープル)では正式文書はラテン語だが、支配領域の共通語はギリシャ語(東地中海だから)と言う事態に。
更に東ローマ帝国のアイデンティティーであったキリスト教が、本来ギリシャ語によって広まった宗教なので、宗教行事や会議もギリシャ語。

・でとうとう７世紀に、正式用語もラテン語からギリシャ語に変えた。
この東ローマ帝国が別名ビザンティン帝国であり、特に文化を指す場合はビザンティンと呼ぶ。


つまり東ローマ(ビザンティン)帝国が栄え、最後にトルコにより1453年に滅ぼされるまでの間、西欧諸国より繁栄した東ローマ帝国の人々は、実質ギリシャ人(本人らはローマ人と名乗ったが)であり、帝国の言語もギリシャ語だったのだ。

ただ、勿論ギリシャ語自体、千年に及ぶ東ローマ(ビザンティン)帝国の間に変化したが、肝心のキリスト教儀式(ギリシャ正教会)の定型文や朗読される聖書が、紀元前２世紀～紀元後４世紀のコイネー･ギリシャ語だった為、その伝統はずっと続き、現代でもギリシャの正教会では、儀式での言語を昔のまま変えていない！

これは素晴らしい伝統の力であるが、ただ一般の現代ギリシャ人らがコイネーで書かれた聖書を理解するのは楽でない。

だから現代ギリシャ聖書が現れたが、これはしかしプロテスタントによるもので、確かギリシャ正教会は様々な伝統にウルサイから、現代訳を正式に許可していないハズ⁉

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>> 159 これでも分かるように、現代ギリシャは、紀元後４世紀にキリスト教がローマ帝国で公認されてからずっと、キリスト教の東方正教会(ギリシャ正教会)の国なのであり、古代ギリシャ神話はギリシャ人らには信仰対象でも無いし、異質な多神教なのだ✋

ただギリシャ人自体、観光がメインな産業だと分かっており、観光でギリシャに来る西欧人その他はギリシャ神話や伝説に憧れて来る、と知っているので、儲けの為、古代の多神教に対して妥協して見せる。


だから本心は熱心なキリスト教徒だ、と言いたいが、しかしギリシャの場合、ギリシャ人らが意識しない深い部分で、キリスト教に古代の多神教が影響与えている感じもある。

と言うか、元々キリスト教自体、ユダヤ教から生まれたにしても、初期の段階からヘレニズム(ギリシャ的文化)の影響を強く受け、ギリシャ語で広まっていった。

当然、三位一体説にしても、イコン(平面的な聖像画、西欧のカトリックではこれが立体化しマリア像など彫刻になる)にしても、姉妹宗教であるハズのユダヤ教やイスラム教には無い概念だらけ。

これらがギリシャの古代から続く独自の(そして多神教)文化の影響なのは間違いない。

だからエジプトやエチオピアのコプト教会(東方キリスト教の一種)など、キリスト教のギリシャ的性格に、自分らアフリカの土着性が合わず、ギリシャ正教会から分離して行ったのだ。

まあ、東ローマ帝国領でギリシャ正教が正式宗教でもあったシリアやエジプトが、簡単にイスラムの支配領域に成ったのも、本来キリスト教(正教会やカトリックのいわゆるギリシャ･ローマ式正統派)が合わず、イスラムの方が本質的に向いていたから、だろう!?


脱線したが、明日以降、少しずつギリシャ文化の知恵や驚きについて書いていこう✋

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>> 160 さて、ギリシャ人(この場合、古代の多神教時代のギリシャ人)の労働観を知った時、私はかなり驚き、また密かに｢成る程｣と思った！

まず労働は美徳、働かない者食うべからず等の倫理は、全く世界共通ではないのは言うまでもない！


ギリシャ人について語る前に、西欧いや西洋で基礎倫理を作ったキリスト教について見てみると…。


本来、カトリックでは、労働は罪犯してエデンの園追放された人間、特に男に対する罰である！

だから労働は美徳では無いし、ひたすら働くのが生き甲斐等、最低のマゾなのだ！

罰が生き甲斐なのと何ら変わらん！

更には金儲けの為に働く、も全く美徳では無い。金儲けと、神を敬い仕える事は、矛盾であるとキリストも言った。
｢人は神とマモン(富)に同時に仕えられない｣と！


つまりカトリックの労働観は上のようだったし、カトリックより幾分性善説だったギリシャ正教会のそれも、根本的には大差無かったろう。

だから中世ヨーロッパで、金貸しや金融は、ユダヤ教徒らがやっていた。これらは特に汚れた仕事だったのだ。

だが近代にプロテスタントが起こり、特にカルヴァン派は予定説から、労働で富を蓄えるのは神から選ばれた証明だ、と唱え、まあこれが近代資本主義を生んだ、とされる。

実際、アングロ･サクソン系やドイツ系が近代化、資本主義でラテン系より成功したのは、このプロテスタントの労働倫理が原因らしい!?


ともかく、まずキリスト教自体の８割以上占めるカトリックと正教会で、労働は美化されていない事実！


そして更に昔の、多神教時代のギリシャでは？

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>> 161 古代ギリシャ人らが、今の、特に先進国の人々を見たら？

まず先進国では、勉強して成るべく良い給料または条件の会社に雇われたい、その為に時間のかなりを費やす、勉強を沢山し、会社では最低８時間仕える。

更に上手くいき経営者に成っても、常に商売で頭が一杯、普通なら会社経営に関わりやはり多くの時間、何らかの方法で働く。


これを古代ギリシャ人が見たら？

何それ、奴隷以下、最低じゃん❗

と驚き呆れるだろう。


何故か？

まず古代ギリシャの自由民(奴隷でない一般人)は、奴隷を２～４人持ち、労働を彼らにさせて、自らは一日中、街の広場で他の市民らとお喋りしたり、時にはスポーツしたり…。

人間らしさ、とは余裕、(労働から解放された)暇である、との信念。

これは大哲学者らがそう言っている！

でその暇(？)を何に使うのか、と言えば、政治や哲学の議論、音楽や体育で心身を鍛える、だった。

(ただしスパルタ以外では、女性は成るべく家に居て、男性みたいな外での暇は許されなかった。スパルタは独特な情勢から女性も兵士みたいなモノだったから例外。)


また現代人は解雇を恐れるが、奴隷ならば普通、死ぬまで主人が食わせて面倒見てくれる。つまり失業の恐れが無い(笑)


さて、こういうギリシャ社会が奴隷制により成り立っていた、との批判はいくらでも出来る。当時の奴隷は、近隣の蛮族出身者や、戦争で捕虜に成ったり、海賊に捕まり売られたギリシャ人らから成っていた。


だが…、古代ギリシャ人らみたいに哲学や他の学術を発達させたり、オリンピック開いたり、これは仕事に人生のエネルギーを使い込む現代人では不可能なのではあるまいか？

現代ではその為に、学術も芸術もスポーツも、専門化し、真面目に普通の仕事しながらアマチュアが一流の域に到達できるモノでは無い！

(古代インドの哲学も、やはりバラモンやクシャトリアなど暇があるカースト専用だった。)


一言で言えばこうだ！


古代ギリシャ人らは、気高いアポロンの技を行えた。

だが現代人は…、恐る恐るヘルメース(この場合、ローマ名メルクリウスがより似合うか!?)の技を行う存在に墜ちた、と⁉

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>> 162 あとこの世の終わりについては…？

キリスト教も仏教も、また北欧神話でも、天変地異、または大戦争によって、この世の週末が来る。

だがギリシャ人らは、こんな大スペクタクルを語ってはいない。


子は親を、親は子を愛さず、人々は互いを偽り、誇りは尊ばれず、金儲けがはびこる…

要約すればこんな感じ。

つまり人心の荒廃だ！


何だか今の世界に似ている😱


まだまだあるが、今夜はこれくらいにしておこう✋


古代ギリシャ人らが、極めてユニークで、豊かな知性と文化を持っていたのが分かるであろう？

仮にパルテノン神殿が無かったとしても…🎵

• << 167 一言。この世界の終わりについて書いた偉大なヘシオドスは、ホメロスと並ぶ古代ギリシャの大詩人だが、彼の労働感は、比較的労働は美徳であり、農業を尊重していた。 つまり彼の時代(紀元前７世紀頃)には、まだギリシャ人らは半ば海洋民族であり、地中海の全域に植民都市作ったり、エジプトや中東と商売して儲けるだけでなく、農業も盛んだったワケだ。 ただヘシオドスの根底にも、人類は悪いモノで、神々の失敗作みたいな感じがあり、ペシミズムの流れが強い。 彼に限らず、古代ギリシャ人らの根底には、強いペシミズムが流れていたのだ！ 温暖で、また強力な民族として、地中海を支配した彼ら、後にアレキサンダー大王により、エジプト、イラン、インドまで支配するようになる彼らが、常に偉大な哲学や文学を生み出したのは、ペシミズムが関係あるだろう。 楽天家は、まあ哲学には向かないな(笑)

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久しぶり、と言うべきか？

ギリシャの話を一度中断して、幾つか気になる事でも書こう♪


まず北朝鮮のミサイル💄

(ロケットの絵文字見つからんから似ている形の口紅ね💦)

これだが、まあ日本で心配していても、成るようにしか成らんわけだし、あのルター博士が言った、
｢明日、世界の終わりが来ようとも、私は自分のリンゴの木を植える｣
の心境でいるしか無いな♪

ルターと言えども、人間なのは我々と変わらん。

つまり彼に出来て、我々に出来ないワケないのだ。


まあ皇帝や教皇使節の前で、自説を曲げず、震えながらでもしっかり発言したのだけは、さすがに我々に真似は難しいね💦


それに北朝鮮なんて、日本ではやたら一方的に騒いでるが、世界的にはそれほど危険が迫っている認識では無い。

日本では、やたらに北朝鮮が世界の除け者扱いだと思ってる人が多いが、北朝鮮は相当の国々と普通に国交あるから(笑)

アジア諸国だけでは無い。
ＥＵだって、フランスとエストニア以外、皆、北朝鮮と国交結んでいる。

まあ余り良くない国だけど、一応国交結んでる状態。

これは逆に、ヨーロッパにとっては大問題のシリアや、かつてのイランと、日本が普通に付き合っていたのと似ている。

と言うわけで、余り北朝鮮問題を考え過ぎないのが、適切なのだ✋

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次にフットボール⚽

本場イギリスの英語でフットボールと言うのに、日本でサッカーと呼ぶのを、私は毎回抵抗感じている。


とにかくフットボール⚽


頭が痛いのがワールドカップの欧州予選💦


オーストリアはもうダメだし、オランダもグループ３位だから２位のスウェーデンに勝って、何とかプレーオフに持ち込むしか無い。

流石に１位のフランスには勝ち点で及ばないから。


他方、デンマークはポーランドに次いでグループ２位。上手くしたら首位に成れるし、ダメでもプレーオフで何とか勝てば出場。


ドイツだけはまあ大安心。

次の北アイルランド戦に勝てば、ダントツ首位で出場決定。

ギリシャは今グループ３位。しぶとく奇跡を生む国だが、出場は微妙。


スイスはグループ首位だし、まあ大丈夫でしょ？

ベルギーはもう圧倒首位で出場決めたが、本大会でベスト４狙えればいいかな？

イタリアがスペインに敗れ、２位になり、このままプレーオフに回り、もしも負けたら、ドイツにとっては一番の幸いだろう!?

唯一イタリアが苦手なドイツ、また来年は12年周期で来る｢イタリアの年｣だからな～

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>> 165 ところで、ドイツ代表は、まず９月１日にチェコを２対１で破り、数日後の対ノルウェー戦は、６対０で圧勝！

ノルウェーも特別弱くはない。かつてフランス大会では、グループリーグでブラジルを破っている。


だがこのドイツの圧勝より、一つ前に対チェコ戦に問題があった。

舞台はチェコがホームだった。一部のドイツ･サポーターが何とナチスの軍歌を合唱してしまったのだ！

ドイツ国内なら、彼らは逮捕される。だが反ナチ法がドイツみたいに厳しくないチェコでは、逮捕されない。

ただレーヴ監督はカンカンに怒っていた。下手したら審議でドイツの勝ちが取り消される場合だって、考えられたし。


つまり私は何を言いたいのか？

ドイツ国内の行き過ぎた反ナチ法が、本当に一番効果的なのだろうか？

これがあっても、ネオナチ連中は外国で平気で思想表現する。

もっと他に良い方法が無いのか、もし本当にナチスを消滅させたいなら。


加えて英米などにも、責任がある。
ナチスは最適なアンティ･ヒーローだから、毎年、映画などでナチスが登場する。

今年の｢ダンケルク｣もそうだ！

まだ見てないが、どうせ特撮だけ派手で、逃げる英仏軍と、追う悪のドイツ軍て構造だろう？

こういう映画が毎年、英米などで制作される限り、ナチスの存在は却って不滅に成ってしまうのだ。


(まあ、高い城の男は、許してくれ。あれはAmazonプレミア会員限定だし、ＳＦとして大変面白いから💦)

とにかく困るのは、ソ連や中国の悪の方が近い過去(または現在進行形)なのに、ナチスやドイツ軍の服装が格好よく、ダークヒーローとして最高なので、いつまでもナチス映画が続くのだ💦

これは、北朝鮮の格好では映画がヒットしないのを考えれば、分かりきった事だろう!?

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>> 163 あとこの世の終わりについては…？ キリスト教も仏教も、また北欧神話でも、天変地異、または大戦争によって、この世の週末が来る。 だ… 一言。この世界の終わりについて書いた偉大なヘシオドスは、ホメロスと並ぶ古代ギリシャの大詩人だが、彼の労働感は、比較的労働は美徳であり、農業を尊重していた。

つまり彼の時代(紀元前７世紀頃)には、まだギリシャ人らは半ば海洋民族であり、地中海の全域に植民都市作ったり、エジプトや中東と商売して儲けるだけでなく、農業も盛んだったワケだ。

ただヘシオドスの根底にも、人類は悪いモノで、神々の失敗作みたいな感じがあり、ペシミズムの流れが強い。

彼に限らず、古代ギリシャ人らの根底には、強いペシミズムが流れていたのだ！

温暖で、また強力な民族として、地中海を支配した彼ら、後にアレキサンダー大王により、エジプト、イラン、インドまで支配するようになる彼らが、常に偉大な哲学や文学を生み出したのは、ペシミズムが関係あるだろう。

楽天家は、まあ哲学には向かないな(笑)

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ここの注目スレを見ても、恋愛、浮気、仕事の悩み、あとたまに政治とか、ワケ分からない努力しない奴は殴られてもいい、どうこう。
これくらいしか見当たらない！

ああ、人類は基本、古代メソポタミア時代から変わらん。

退屈と言っては失礼だが、やはり人類にとって、生は苦しみに満ち、それからのしばらくの脱出(正しい方法での)を知らない者だらけ。


真の生き甲斐、芸術、学問、運動、哲学などをある程度究めるのは、難しいのだろうな～


だが人間は苦悩に満ちたモノだからこそ、他者に寛容に、無理ならせめて無関心に自由にさせておくべきだろうな👍

どうせ百年後には、まあここの誰も生きていないのだから😢⤵⤵

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これはなかなか重要な問題提起だと思う！ ↓↓↓



http://m.webry.info/at/25300270/201607/article_5.htm


まあ、ここでこれ読んで興味持つ人も多分いないだろうが、このスレは本来、私自身が思索する為のモノでもあるから、今後、時々これについて考察しよう♪

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>> 169 まず、この誰が書いたか分からないが相当博識な人の意見に、感情的に賛同したい事として、

我々ヨーロッパ人の先祖は、インド人と近い関係なんてあり得ない、嫌だ😱

て事。これは学術的、知性的な発言でないのは分かっているが、学術や知性でのアプローチを後にして、まずこれを言いたい！

確かに古代インドの哲学は素晴らしい。これはショーペンハウアー以来、特にドイツの哲学者らを魅了してきた通りで、私もこれに大きな価値を見る。

しかし文化全般や生活習慣など、ヨーロッパ人はインド人と全く違う。

まだイスラエル人やアラブ人の方が、思想的に近いのだ。

とにかくまず感情的な面から賛同したい🎵

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>> 170 次に学術的に。

印欧語説の支持者によれば、印欧語は大きく西方系と東方系に分かれる。

これは西方系がｈやｋで始まる単語を、東方系ではｓに成っているのが特長とされる。

確かに百を表す単語は、ギリシャ語でヘカトン、ラテン語でケントゥム、ドイツ語でフンダート、英語はドイツ語の方言(笑)だからハンドレッド、いずれもｈかｋの音で始まる。
ラテン語はcentumと書くが、ｃがｋの音になる。

対して東方系では、百はサータ(サンスクリット)だが、スラヴ系も例えばポーランド語ならストと、ｓの音で始まる。
つまりロシア語含むスラヴ系は、東西の中間だがどちらかと言えば東方系に入るのだ。

確かにインド人の名前か苗字にソニア始め、一見ロシア人と間違えるようなのがある。

女子走り幅跳びのクリシナ(ロシア人)も、インドの神クリシュナと似た名前だし。

まあロシアくらい東になれば、古代の黒海とカスピ海の間くらいを通じて、イランやインドと互いに言葉の影響あったろう。

だがこれは、ロシア人がイラン人やインド人と近い血筋だとは限らない。

文化的交流があっただけの可能性が高い。

今でも、フィリピン人やガーナ人は英語を喋るが、イギリス人と近親関係ではない。たまたま英語がガーナやフィリピンに伝わり、彼らは英語を話す。

スラヴ人らと、インド、イラン人の関係も、似たようなモノだったのだろう？

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>> 171 更に印欧語族＝アーリア民族と言う説には、決定的な問題がある。

それは、アーリアと言う言葉が古代インドで｢高貴な｣を意味し、これがイランではイラーンと成った。

いやむしろ、イラーンがインドでアーリアに成ったのか？

とにかく古代イラン人(ペルシャ人やメディア人など)と、古代インド人(ドラヴィタ系を除く)が、近親だったのは間違いない。

だが、彼らイラン人やインド人は、自分らをアーリア(イラーン)と呼んだが、印欧語族の西方系を全くアーリアとは呼んでいない。

アレキサンダー大王がペルシャを征服した時も、ペルシャ人らは、西方の野蛮人がアーリアの文明を踏みにじった、と嘆いたのだ。


また逆に、ギリシャ人側から見たら、ペルシャ人はバルバロイ(蛮族)であった。

つまりギリシャ人(古代マケドニア人含む)と、ペルシャ/イラン人やインド人の間には、親近感など無かったのだ。


確かに広いユーラシア大陸で、何かしら言葉が互いに影響したのは間違いない。

だがそれは、ヨーロッパとインドやイランに、共通の祖語があったと言う意味ではない。

そこを間違えた印欧語説崇拝者⤵

ナチスなんか酷いもんだからな～

勝手に古代インドからアーリアと言う単語パクって、それの純粋形がゲルマン民族であるとして、ジプシーをユダヤ人同様に迫害した。

ジプシーこそ、ヨーロッパに住む唯一のアーリア人(中世にインドからヨーロッパに移住してきた)だったと言うのに😜


(近年ジプシーは差別用語で、正式にはロマと呼ぶが、ロマだとローマやルーマニアと混乱するから、あえてジプシーと書いた。)

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>> 172 印欧語族と言う学説は近代イギリスで、サンスクリットが古典ギリシャ語やラテン語に共通点が多いのを発見した学者が、唱え出したのだ。


ただ、そこまで関連深いなら、彼以前にもそれを認識した学者がいても良かったし、大体、似てない部分の方が多いから、古代から中世、近代中期まで誰も気にもしなかったのでは？


言語学は難しく、印欧語学説がまだ一応一番有力。何故なら完全にそれを否定しきるだけの学説が未完成だから。

だが、以前はウラル･アルタイ語族とか言って、フィンランド、ハンガリーからトルコ、モンゴル、朝鮮、日本語まで同じグループにまとめる説も、今では破綻してしまったし、印欧語説も全くのウソと説明される日が来ないとも限らない。

確かに、ネットの文にあるように、インド人らは歴史に関していい加減で(これは彼らの文明が低いからではなく、彼らは哲学や宗教の真理を極端に重視し、歴史的出来事に対して関心が薄かったからだ)、様々な古代や中世のインド王朝の時期を知るのに、インド文献では役立たず、ギリシャ人や中国人が書いたモノを元に、時代を推理するしかないのだ。

だからサンスクリットの成立年代も、筆者が言うように、紀元前後も十分あり得る。

文学でも詩や伝承は、文字によらず暗唱されるから、古代文明では皆、年代が古いが、散文つまり歴史書や哲学書、また戯曲などは文字が必要だから、その言語の発達した時期に発生する。

古代ギリシャ語によるモノは、紀元前５世紀には現れ、紀元前４世紀に最盛期を迎える。その後もギリシャ語による優れた文献は、大体14世紀まで続く。(現代ギリシャ語を除く)

ラテン語も紀元前１世紀からが盛期。


たがサンスクリット。仮に古代ギリシャ語より古いなら、文字化された文学がギリシャより古くないとオカシイが、実際は１世紀以降。

やはり不自然！


なお、中国人は中華思想があってもインドから仏教を学んだ。
だがインド側は中国から何も学ぼうとしなかった。

これをインドとギリシャの関係に当てはめると、インド人らはアレキサンダー大王以降の数百年間にギリシャ文化や技術を学び、インドの言語や日常生活にまで深い影響を及ぼした。

だがギリシャ人らは、何もインドから学ばなかった。

輪廻説や数珠については、インドとギリシャのどちらが最初の起源で、一方が他方に影響与えたのか、未だに不明。

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>> 173 専門家には常識だが、印欧語説が正しい場合でも、その中で英語は一番例外に入る。

何故なら一般名詞や形容詞の格変化が普通には消滅してしまったし、動詞の人称変化も３人称単数にわずかにｓ付けるだけで、他は全ての人称で同じ形。
(be動詞くらいしか変化しない)

だが、古典語では変化が沢山あったし、現代語でもイタリア語やポーランド語は、いちいち主語言わなくても動詞変化が細かいから、人称が分かる。

ドイツ語、フランス語は、変化がかなりあるが、しかしやはり主語なしでは混乱し、主語が必要だ。


で、印欧語を中国語や日本語と比較する場合、英語を例に出しては違いの説明に全く適切でない。

ギリシャ語かラテン語が一番例としていいが、せめて現代語ならイタリア語くらいを出して比較して貰いたい。

つまりこういう事だ。

印欧語は、動詞中心の言語であり、主語が無くても動詞変化がキッチリしているから、主語がハッキリ分かる。

日本語の場合は、主語抜く事が多いが、動詞の人称変化が無いから、誰が言ったのか、したのか、を理解するのに、仲間うちしか分からない。または空気を読むしかない。

中国語は殆ど知らないが、一つの単語が動詞にも名詞にもなり得ると聞いた。

つまり中国語と現代英語は、この点で割合似ているのだ。人称変化なし、格変化なし。代わりに語順が細かい。


さて、古代のユーラシア大陸で、様々な民族同士が、互いに異なる習慣で間違いなく意思疎通するには、印欧語の文法構造が一番確かなのだ。
(アラビア語などは今、除外する。あれはイスラム教で広まった面も強いから。
現代英語がアメリカの国力ゆえに広まったのと似ている。)

つまり印欧語は広まるには、強く有利な言語だった！
古代において、印欧語は異なる人種、民族を越えて、伝わっていったのだろう？

ただ、祖語と言うのは無く、ギリシャ語なら何度もクレタ文明圏にギリシャ人の祖先となる人々が侵入し、現地人の単語も交えつつ発達していった。

ラテン語も同様だろう？


ゲルマン語なんて、古代には今より遥かに多くの部族ごとの言語に分裂していたのだ。ゲルマン祖語など無い。

印欧祖語なんて、更に無いだろう！

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何だよ、せっかくアルファベットでハンネ書こうとしたら、空白はダメ、さらにフランス語式だと禁止文字列があると？

なら本来のドイツ式だ⚡


さて、最近、早寝早起きを心掛けているが、ピアニストと言うのは、コンサートやパーティーが無い日は、一日４時間くらい集中して練習すればいいから、空いた時間があるものだ♪


ただ我々は一種のアスリートでもあるから、派手に遊びまわったりして疲れると、翌日の練習に影響する。

一日８時間練習とか言ってる人もいるが、もし本当でもかなり易しい曲を弾いたり、集中が欠けたりしているのだ。


今の私の基本メニュー。

・ベートーヴェン｢皇帝｣
・ラフマニノフ２番
・ラフマニノフ３番
(・その他、日によってバッハだったり、ショパンだったり、即興演奏だったりを加える。私は最初、作曲家が主でピアノが従の積もりだったから、作曲するのは問題ない。)

これを４時間集中して練習すれば、かなりの負担だと分かる人には分かるだろう？


ただ、誰かみたいに、私は相当集中し練習していても、特別｢努力｣している、と感じた事が無い。

勿論、やりたくない日もある。だが、やり始めれば、自然に集中し、昨日より向上したか気になり、徹底的になる。


上手くいかない時は怒り叫び、まあ上手くいった日には幸福感を味わい、神に感謝する♪


アポローンの司祭になる宿命だったのだから、もっとその自覚が必要かも知れないな!?

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Ｃ.ロナウドとメッシなら、ロナウドが上だと、私は思う。あくまで私の意見、確信だが。

しかしダンテとドストエフスキーのどちらが上かについては、迷う。
まあ19世紀の人々は、ダンテをゲーテと比較したようだが。当時ドストエフスキーはまだ若い作家だったし。


あと常に疑問なのが、バッハのロ短調ミサ曲と、マタイ受難曲のどちらが上かと言う疑問。これは前者に傾きつつあるが…。

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恥ずかしながら、フットボール⚽は、考えると熱く成りすぎ、特に代表戦のワールドカップやユーロは、応援している側が負けると、３日くらい荒れて寝込んでしまうから、まだ本大会まで余り考えない事にしたい。

今のところ、応援したい国で出場確定と言っていいのは、ドイツ、スイス、ベルギーくらいだからな～


オランダとデンマークは、何とか生き延びて出場してくれ！


ドイツのフットボールには好感持てるし、とにかく基本的に｢強い｣の一言。

アジアの弱い国々相手なら、ポルトガルやフランスも４対０とか圧勝できるが、ヨーロッパや南米の強豪相手に４対０や７対１みたいに、相手を晒しモノに出来るのはドイツくらいしか居ない！


ただドイツの連覇を願う反面、ドイツばかり勝っていて嫉妬するオーストリア人メンタリティが出てくるのだ。

だからオランダやデンマークみたいな親戚に勝って貰いたい。

隣のスイス以上にね👍

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そういえば、今朝の北朝鮮のミサイル、全く迷惑だったな💢

もう少し寝ていたかったのに、携帯に警報みたいのが鳴って、北朝鮮ミサイルがどうこう書いてあった。

まあ気にしないで、あと一時間くらい寝たけどね♪


大体、私には北朝鮮の問題、未来の運命が見える。

アメリカにとって兵器産業は重要だから、北朝鮮やイスラム国の存在が必要なのだ。

連中(兵器会社)は常にヤバい国をいくつか作らせ、危機を煽ってアメリカ軍やヤバい国の周辺国に武器を売り付ける。


だから、まだしばらく北朝鮮は兵器企業にとって、必要な存在であり、余程の不運なミスが無い限り、戦争には成らない。

だがいつか、北朝鮮も用無しになる日が来る。

その時、アメリカは遠慮なく北朝鮮を徹底攻撃するだろう！

勿論、周辺国に北朝鮮のロケットが飛んでくる事や、戦後、混乱する朝鮮半島から沢山の難民が日本や中国に行くであろう。

アフガニスタンやイラク戦争の後の混乱と同じだ。

だがアメリカ本土が安泰なら、彼らにそんな事はどうでもいい。


つまり、いつ北朝鮮が用無しになるかが問題の核心である✋

永遠に用無しに成らない事は有り得ないから。


それにしても、日本もさすがに情けな過ぎ⤵

一度ならまだ仕方ないが、２度も全く存在を無視されるように、北朝鮮のロケットが上空を越えたのだ！


完全にバカにされ切っている。

それはまあ、憲法に縛られて何も出来ないとか、色々あるだろうが、醜態であるのは全く変わりない！

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日本人は熱しやすく冷めやすいらしいが…。

北朝鮮問題も以前より騒がないみたい。

だが最近、オーストリアのメディアでかなり北朝鮮問題がアップされてきた。

これは単にオーストリアが、東アジアから遠いから、その時差(笑)で今頃、話題になって来た、のではない！

オーストリアの首都ウィーンには、国際原子力機関本部があり、中立国オーストリアは、北朝鮮と国交あるから、北朝鮮もかなりオーストリアとの関係(原子力絡み？)を重視していたようだ。

だが最近、オーストリアのメディアは、かなり北朝鮮を非難し、また危険だと唱え出した。

隣のドイツもそう。

つまり、下手すると、日本人が民進党崩壊だ、選挙だ、安倍だ、言ってる時に、半ば忘れかけた北朝鮮がドカンと何かやってきて、アメリカと戦争になる、なんてシナリオも考えられるのだ😱

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最近、パッヘルベルのカノンのスレにレスした。

スレ主はパッヘルベルが一発屋かどうか気にしていたが、彼は他にもバロックのマトモな作品がかなりあり、一発屋ではなかろう。

たまたまカノンが有名に成りすぎただけ。

パッヘルベルよりは、規模がデカイが、あのヴィヴァルディだって、沢山の美しい作品を作り、バッハらもそれを研究していたくらいだが、死後ずっと200年くらい忘れ去られていた。

それが20世紀半ばに突然、四季でブレイク！

まあ四季は美しい作品だが、それより優れた作品をヴィヴァルディは沢山作っている。

例えば、四季の２倍以上あるエストロ･アルモニコ。

だが大衆にはヴィヴァルディ＝四季なのだ。

同様にパッヘルベル＝カノン💦

でもまあ、アルビノーニのアダージョよりはずっとマシか？

あれは名曲だが、実はアルビノーニ作ではなく、20世紀イタリアの作曲家ジャゾットがアルビノーニ作として発表した。それ以後、アルビノーニはバロックの代表格の大家で通っている！

まあアルビノーニの本物の作品も、バロックの一流作曲家の名前に恥じないレベルではあるが…。


では一発屋とは誰だろう？

まずパデレフスキーか？
彼のメヌエット♪
彼は大ピアニストだったが、作曲家として有名なのは、このメヌエットだけ。


あと日本でやたら有名なバタジェフスカの｢乙女の祈り｣。

これは作曲家から見たら、単純な和声のみの駄作だとわかる。だが有名なのだ!?

以上の２人は偶然どちらもポーランド人。別にポーランド人に敵意があって書いたわけではないが💦


フランスのマスネーのタイース瞑想曲は、一発屋とは言えない。マスネーは一応、当時のフランスを代表する作曲家でドビュッシーの師だったからね。


バラキレフのイスラメイも一発屋かと思いきや、彼もなかなか味わいある作品を多く作っていた。


レオポルト･モーツァルト(あのモーツァルトの親父)が作曲した｢玩具のシンフォニー｣は、一発屋(笑)に近いか？

レオポルトは息子に作曲理論を教えこみ育てあげたくらい、まあ立派な音楽家であったが、ブレイク作品がアレしか見当たらないからね💦

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ベートーヴェンのピアノ協奏曲４番を、私は常に不思議な名曲だと思う。


ベートーヴェンらしくない曲では無いのだが、それでもいかにもベートーヴェンと言う感じでも無い。

しかも一応、次の５番｢皇帝｣に並ぶ名曲で技巧レベルも高いとされる。


確かに毎日の皇帝と、ラフマニノフの２番３番に、練習かねてこのベートーヴェン４番を加えてみたら、なかなか素晴らしいエチュード効果を発揮。

この名作をエチュード扱いは失礼だが、ラフマニノフで偏った指の動きを、綺麗に矯正してくれる。


これもつまり、技巧的に難しい協奏曲に入る。実際、ベートーヴェンが初演してから弾ける人が居なくて、後にメンデルスゾーンが初めて再演、それからはリストのレパートリーの一つに定着した。

メンデルスゾーンは隠れたピアノの名手だったが、実際どのくらい弾いたのか分からない。だがリストが弾くようになったら、もう安心だろう!?


指の古典的、基礎的な動きに大変よく、しかも絶妙な細かい難しさがある。


また出だしのピアノが名人芸で始まらない、最後の作品であろう？
(いわゆるメジャーな協奏曲の中で)


それからは、ベートーヴェンの皇帝、ショパンの１番２番、シューマン、リスト１番、チャイコフスキー１番、グリーク１番、ラフマニノフ１番２番と、皆、出だしがプロ級でないと弾けない協奏曲ばかり。

そして易しい出だしに戻ったのは、何と全体では一番難しいラフマニノフ３番！

まあラフマニノフ２番出だしの難しさは、手がある程度大きければ問題ないワケで、ラフマニノフの２番と３番の間に協奏曲そのものの哲学の溝は無い。


他方ベートーヴェンの４番と５番｢皇帝｣の間には、一定の哲学的な溝がある。

簡単に言えば、４番まではモーツァルト時代からの伝統である、聴衆が｢楽しむ｣協奏曲。

だが５番｢皇帝｣からは、交響曲みたいに重厚で、聴衆が静かにマジメに聞く協奏曲と化した！


ただ無論、革命家ベートーヴェンだから、４番から既に既存の協奏曲に無い事をやってる。
つまり冒頭からいきなりピアノソロで始まる。

それまでの協奏曲は、オーケストラで始まり、提示部をオーケストラが弾いてから、ピアノが出てくる仕来たりだった。
(モーツァルトの９番は例外。逆にベートーヴェンより後のショパンらも、皆、ベートーヴェン４番より前の定式を守っていた)

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ところでリストは、ベートーヴェンの交響曲全部をピアノ一台に編曲した♪

ただ、ハイドンやモーツァルトより音も楽器も多く、重々しいベートーヴェン交響曲だから、その殆どをピアノ一台に詰めるとなると、かなり負担がかかり、リストらしいと言うか、リストのかなりの難曲と変わりないレベルの演奏技巧が要求される。

つまり、単に楽しむだけなら、後に他の編曲者が作ったペーター版などの方がいい。

まあ第９はリスト版くらい華々しい方がいいだろうが、６番｢田園｣の終楽章なんか、のどかな雰囲気がリストのだと巨大化し過ぎみたいだ。

さて、その中でこれはいいと思うのが、３番｢英雄｣の第２楽章の葬送行進曲！


一般の素人には、ショパンのソナタ２番３楽章の葬送行進曲が有名だろうが、これはヨーロッパではもう葬式で聞き飽きた。

特に、ソ連やその子分国々が健在な時代、ブレジネフが死んでも、そこらの一般党員が死んでも、常にショパンの葬送行進曲が流れる。

特に一般人(まあこれは西欧や南欧でもそうだが)の葬送では、下手くそなブラスバンドがこれを演奏する。

当然、この曲唯一の美である中間部はやらないか、ただブラスバンドで通すだけ。

この部分こそ、上手いピアノで弾いてショパンの葬送行進曲の良さが存在するのに💢

で、私はずっとベートーヴェンの葬送行進曲の方が好きだった。ただこれは、ナポレオンの葬式を予期した曲でもあるから、一般人の葬式には壮大すぎるかも知れないが。

でもとにかくショパンのを弾かないならば、ピアノ一台で弾ける偉大な葬送行進曲はこのリスト編曲のベートーヴェン３番２楽章しかない！

ベートーヴェンにも他にピアノソナタ12番に葬送行進曲があり、ショパンにも遺作にあるが、今一シックリ来ない。

リストの幾つかある葬送行進曲は、まあ場合によっては使える。

あと、葬送行進曲とは呼ばないがバッハやモーツァルトの幾つかの作品も。

ワーグナーのジークフリート葬送行進曲は、悪くないが、余りにナチスが使ったので、特殊な思想の人だと誤解される。

あと面白いのが、リストのピアノのライバルだったタールベルクの葬送行進曲、マイナーな曲だが、スペインの一つの町では伝統に成っている😄

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今日はツェルニーに関して✋

ピアノに関わる人間には、ツェルニー＝練習曲(エチュード)だろう？


ツェルニーにエチュード以外の作品があるのは、今は触れないでおく。

でエチュード(練習曲)だが、一言でいえばベートーヴェンが当時では型破りの難しいピアノ作品ばかり作ったから、それを弾く為の練習曲を弟子のツェルニーが沢山作曲したのだ👍

ツェルニーの練習曲を日本の全音版にそってレベル説明すると…


まず100番とかはやらなくていい。易し過ぎると言うより、時間の無駄。

だが次の30番は逆に徹底的にやるべき！

この30曲を数年かけて、全て指定テンポに近くまで、誤魔化さないで正確に弾けるように成ったら、もうピアニストの卵だ♪

確かに日本、最近では中国、韓国などアジア諸国は技術偏重で、ツェルニーばかりやらせると言われるが、まあバランスよく芸術性ある曲も沢山やる反面、ツェルニーの技巧が重要なのは世界共通。

30番を妥協なくマスターするなら、将来のショパンやリストのエチュードが見えてくる。


次の40番は全曲やるより、自分の弱点に合ったのを良い師に選んで貰うといい。

そして次の50番。これをかなり立派に弾けたら、もう技巧ではベートーヴェン中期(ワルトシュタイン、熱情、ピアノ協奏曲３番など)のレベル。

ピアノが弾けると公言して良い(笑)

ただ50番では不安な曲もある。ベートーヴェンなら、ピアノ協奏曲４番と５番｢皇帝｣､また晩年ソナタの28､29｢ハンマークラヴィーア｣､32番、ディアベリ変奏曲などだ。

この為にツェルニーの奥義書を数冊まとめた60番がある。

ツェルニーはベートーヴェン最良の弟子で、｢皇帝｣初演したくらい名人だったが、内気で華麗なコンサートやるより、ひたすら上級者用教師に励んだ。

少年リストもツェルニーの弟子だった。

ただベートーヴェンの晩年作品は技巧を超えた(？)世界だから、60番はベートーヴェン協奏曲４番５番、更にシューベルトの｢さすらい人｣やロマン派の難曲の為と考えていい。

リストにもかなり通用する。

リストのエチュードや他の難曲は、ツェルニー最高の技巧を派手にしたような面が強く、ツェルニー60番までくれば決してリストやショパンの難曲にひけを取らない♪

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>> 183 技巧に関して、ツェルニーは偉大な人物だ。

だが優れた芸術作品は技巧だけで上手く弾けるものでは無い！

音楽性とか構成力は言うまでもないが、技巧自体も、仮にツェルニー50番と、熱情のある箇所がそっくりだとしても、やはりツェルニーのエチュードはそこを弾き易くする効果があっても、名演させてくれるワケでは無い。

何故なら大作曲家の傑作の中の、技巧密度が濃い部分-大概はクライマックスと重なる-は、精神、魂の集中した力であり、叫びであるから。

つまりそこを弾く場合の技巧も、練習曲とは違う爆発的なモノに成らざる得ない。

だから子供時代から練習曲ばかり偏重している人は、浅い技巧のみで中身がない演奏に陥り易いのだ。


でも逆に練習曲を殆どやらないで名曲ばかり弾いていたらどうなる？

ほんの一部の天才は、それでも大家に成れる。だが大半の人々は、技巧が全く弱く足りない演奏しか出来ないだろう？


そこで、練習曲と一般の曲のバランスが大切になる。

私は大体、子供から成人までなら毎日の練習時間のうち、練習曲が３分の１、残りを最低２人の大作曲家の作品に当てたらいいと思う。

大作曲家でしかも練習曲の効果もあるバッハだが、しかし少年時代にインベンションなど好きになるケースは稀では無かろうか？

それを無理にやらせると、バッハを単なる必修科目の勉強みたいに、嫌いになる可能性がある。

どうせティーネイジャーのうちに平均律などやらねば成らないのだから、無理に子供にインベンションをやらせなくてもいいだろう？

だが将来プロになるのを視野に入れたら、古典派ソナタや変奏曲、ロマン派以降の作品、それから練習曲を毎日やるのは必要だ。


それだけでは無い。

｢聞く｣事が重要！

バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、ショパン等のピアノの名曲を名演で頻繁に流しておくのは勿論だが、オーケストラ曲、弦楽作品、ワルツや行進曲、更には宗教音楽も良い。
偏らないならオペラを流してもいいだろう。

因みに私は子供時代から、ピアノ曲はベートーヴェン、ショパン、ドビュッシーなど、オーケストラはモーツァルトやベートーヴェン、チャイコフスキーの交響曲やドビュッシーの交響詩など聞いて育った。

やはり日頃の雰囲気が、単なるピアノに向かう練習だけでなく、総合的な音楽性理解に大変重要なのだ！

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>> 184 では膨大な数のＣＤから、何を聞けばいいのか？

特に演奏者については好みで千差万別。

で私の考えなら、スタンダードな名演を先ず一枚、それから同じ曲の他の演奏者の多少エキセントリックなモノを一枚。

具体的に(私の好み)、交響曲ならモーツァルトはベーム、ベートーヴェンはカラヤンでもベームでもヨッフムでもいい。

あとドイツ･ロマン派はサヴァリッシュも良いし、チャイコフスキーは意外にカラヤンが上手い。
対極としてムラヴィンスキーも手に入れて(笑)

ドビュッシーらフランス音楽は、マルティノンでもプレヴィンでも幅広いが、なるべくドイツ系を避ける。

バッハが困る。と言うのは私の子供時代はまだベルリンフィルなどが大合奏していたが、その後、バッハ時代の楽器と規模で演奏するスタイルが始まり、現代ではこちらがメインだからだ。

つまり今ならバロックスタイルのバッハやヴィヴァルディの合奏演奏がスタンダード。

ピアノに移る。
バッハは本来チェンバロで弾くモノで、ピアノは編曲だとも言われるが、まあチェンバロをレオンハルトの買って、ピアノは平均律ならグルダかシフ辺りだろう？

グレン･グールドのは、エキセントリックな面白い例。

ベートーヴェンはやはりバックハウスがいい。
グルダや曲によってはエッシェンバッハも。
古いシュナーベルや、新しい(笑)アシュケナージは、エキセントリックとは言わないが、参考版。

(ただしピアノ協奏曲は、ベーム/ポリーニを薦めたい。アバドは余り好きでは無い。)

ショパンは沢山いるが、やはり一番無難なのはルービンシュタイン。
エキセントリックは、フランソワやホロヴィッツ。

だがシューマンとなると、ホロヴィッツのが最高なのだ！

リストはハンガリー狂詩曲では絶対シフラ。
超絶技巧エチュードは、ベルマン、パガニーニ･エチュードはグラフマンか(まだ売ってる？)
他のリスト作品は技巧が強い大ピアニストの数だけ名演があるから、各自で選ぶ。


ドビュッシーはミケランジェリ、ベロフ辺りがいい♪

まだまだ書き足りないが、今回はこのくらいで。


なお、誰が歴代最高ピアニストだったかアンケート結果見ると、評論家と現役大ピアニストで異なる。

評論家はホロヴィッツ。だがピアニストらはダントツでラフマニノフに票を入れた！

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ヨーロッパでは皆知っているとは言え、調べれば調べる程、カトリック教会の闇、つまり神父が少年に性的イタズラをしている実態の質と量に驚くばかりだ！


カルトでない一般の世界の宗教団体で、ここまで性的偽善や歪みが酷いのは、カトリック教会が圧倒的だ！

理由は、神父が正教会の神父みたいに結婚を許されていない事(プロテスタントの牧師は聖職者ではなく、信者を導く人だから、結婚や一般家庭生活は勿論許される)。


ここのサイトでも、これでもかと毎日不倫や歪んだ恋愛関係の話題が賑わっているが、しかしこんなもんカトリック聖職者らの堕落や倒錯に比べたら、可愛いもんだ全く！

近年の表面的なカトリックの寛容化や改革を一部支持したい気持ちだったが、やはり裏が私が知る以上に深刻だった⤵


かつては十字軍やら異端審問、中南米の植民地化、免罪符などで問題視されたカトリックだが、悲しい事に今でも形こそ違うが闇が大きい。

やはり神が私を正教会に導いてくれた事に、大いに感謝せねば成らないだろう!?

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>> 186 ここらで少しキリスト教について、まとめておく。

まずキリスト教は基本的にユダヤ教、イスラム教の姉妹宗教であるが、ユダヤ教がヘブライ語、イスラム教がアラビア語を聖典の原語に持つのと違い、初めから翻訳された聖典を持つ。

キリスト教の聖典とは聖書であるが、確かに旧約聖書の大部分は元々ユダヤ教の聖典だからヘブライ語だった。
しかし紀元前２世紀に、地中海から中東のインテリの共通語がギリシャ語に成ったため(アレキサンダー大王の大遠征の結果)、旧約聖書もヘブライ語からギリシャ語に翻訳され、さらにヘブライ語版はアレキサンダー大王以前のペルシャ帝国の初期段階で終わっているから、それ以後の数世紀分の歴史や啓示がギリシャ語で追加された。


さて、イエス以後、新約時代が始まるが、イエス時代のイスラエルではヘブライ語は祭司のみが理解し、大衆はペルシャ帝国時代から公用語だったアラマイ語を喋り日常生活していた。


アラマイ語とヘブライ語の差は、日本語と韓国語くらいか？

勿論、当時イスラエルはローマ帝国領であり、支配者のローマ人はラテン語を喋り、またローマ人やその他の民族のインテリ階級はギリシャ語が普通に出来た。

こういう背景で、イエスや弟子らはアラマイ語を喋っていたろうが、イエスの死と復活、昇天後に布教の為書かれた新約聖書は、広く伝わる為にギリシャ語で書かれた。

いや、既にギリシャ人やローマ人だけでなく、イスラエル/パレスチナ以外に住んでいたユダヤ人らも、アラマイ語が出来ず、ギリシャ語を使っていたのだ。

つまり初期キリスト教の時代、パレスチナ以外の信者らにとって、旧約聖書もギリシャ語訳された版(七十人訳と呼ぶ)が普通に聖典であり、その続編とも言える新約聖書がギリシャ語で書かれたのは、むしろ自然だと言える。

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>> 187 さて、翻訳をすれば多少、内容のニュアンスが変化するのは常識だ。

ドイツ語から英語とか、もう少し距離あるがギリシャ語からラテン語やドイツ語に翻訳するなら、同じ言語族だから、まだ大きな隔たりは起きないかも知れない。

だが英語から日本語に訳した場合、かなり違いが生じる。

同じくヘブライ語からギリシャ語に訳しても、英→日ほどでは無いが、やはりヨーロッパ語族間の翻訳よりは違いが生まれる。


ここで大切なのは、キリスト教徒らは初期の段階(新約聖書が書かれた時代)から、旧約聖書をギリシャ語版で普通に慣れていた事。

つまり後に、特に16世紀のルター以後、旧約聖書は原典であるヘブライ語から自国語に翻訳するという姿勢は、学術的だろうが、頭デッカチでもあり、１世紀からのキリスト教徒らの心情を理解しづらくしてしまうモノでもあるのだ！


ここで旧約聖書の外典とか第二聖典(ヘブライ語になくギリシャ語版にのみある部分)の話は、ややこしくなるから余りしないが、大まかに言って、(ギリシャ)正教会とカトリックは第二聖典を普通に旧約聖書の一部と認め、プロテスタント諸派はこれを旧約聖書から排除する。


ただ私見では、キリスト教の伝統の中で考えた場合、これの排除は望ましくない！

大体、旧約聖書がヘブライ語、続編の新約聖書がギリシャ語なんて、おかしいでは無いか？

前編と後編で言語が違う本などあるか？

と言うワケで、理想的にはギリシャ語が出来て、旧約聖書、新約聖書どちらも通してギリシャ語で読めて理解出来れば一番いい。

で無ければ、近年、英語やドイツ語などにあるように、旧約聖書をヘブライ語からでなく七十人訳ギリシャ語から直接訳した版が良い。

やはりヘブライ語からの訳と、同じ部分でも微妙に違う。

繰り返すが新約聖書を書いた時代のキリスト教徒は、旧約聖書と言えば七十人訳ギリシャ語だったのだから、それからの直訳が初期キリスト教徒の伝統、心情理解につながるのだ！

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>> 188 これからの話に、↓↓↓のかなり昔に立てたスレが、参考になるかも知れない。

だから一応、貼る✋


http://mikle.jp/thread/1796339/



さて、キリスト教を大まかに教派(宗派)分類すれば、

・(ギリシャ)正教会
・カトリック教会
・プロテスタント諸教会


に大別される。

他の細かい派については、のちほど✋


で、(ギリシャ)正教会、つまりオーソドックスでは、私が先に挙げた七十人訳ギリシャ語旧約聖書とギリシャ語原典新約聖書を、聖書と認める。

その上で、ギリシャ系以外の信者には、これから、それぞれの言語に翻訳を認める。だからロシア正教会、ルーマニア正教会、フィンランド正教会、更にアメリカやフランスの正教会では、ギリシャ語の旧約、新約聖書からの翻訳版を使う。

日本語版は新約聖書のみ完成したが、旧約は一部しか無いようだ。


次、カトリック教会。基本は５世紀にヒエロニムスがラテン語に翻訳したウルガタ版。これは新約聖書については勿論ギリシャ語原典から訳され、旧約聖書はギリシャ語を基本にヘブライ語も参考にして訳された。

なおカトリックは、正教会と違い、長年、各国語に訳すのを否定し、儀式/典礼も聖書も全てラテン語で通して来た。

だが20世紀半ばの第２ヴァチカン公会議以後、ラディカルに改革を始め、聖書や典礼の各国語翻訳を積極的に進め出した。

今でもローマ教皇の行う正式ミサはラテン語だし、ウィーンやパリなどの伝統教会では現地語と並んでラテンの典礼もある。

またヒエロニムスのウルガタを改訂し、ノーヴァ(新)ウルガタ聖書を、正式聖典と定めている。

↩

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>> 189 プロテスタント諸派は、ルターが新約聖書をギリシャ語から、旧約聖書をヘブライ語からドイツ語に訳したのをキッカケに、イギリスではジェームス王の命令で英訳決定版聖書、その他、オランダや北欧諸国でも各国語聖書が広まった。

ドイツ語も勿論ルター訳だけでなく、スイスのツウィングリが訳したチューリッヒ版なども生まれた。


プロテスタントは、ルターの精神に乗っ取り、新約聖書をギリシャ語から、旧約聖書をヘブライ語から訳すのが基本。ただルターは、先に挙げた旧約聖書のギリシャ語だけにある部分を、アポクリファと呼び、正典では無いが読むべき書として翻訳している。

この第二正典に対しては、全く認めないプロテスタントの派もある。


また、ギリシャ正教会やカトリックでは、各国語に翻訳する場合、組織の上層部の認可付きであるが、プロテスタントは元々、一派ではなく数百の派に分裂しているから、様々な訳者による翻訳が存在する。

ドイツ語も英語も膨大な種類の翻訳があり、日本語も、文語訳、口語訳、新改訳(原理主義派が好む)、それからカトリックと共に訳した新共同訳などがある。


なお、本来カトリックが強かった国々-イタリア、スペイン、ポルトガルなど-では、ラテン語が聖典だった時代が長く、各国語訳の伝統が遅れた。
(一定数プロテスタントが居たフランスだけは、まあフランス語訳が伝統ある)

またここでは、一般キリスト教諸派からキリスト教と認められていないエホバ証人や統一教会、モルモン教訳の聖書には触れない！


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>> 190 さて、では何故キリスト教にこれだけの派があるのか？

上に貼ったスレを参考にして貰いたいが、まず言えるのは、ユーラシア大陸では、東に行くほど分派にルーズ、西に行くほど分派に厳しく統一を求める傾向。


つまりヒンズー教や仏教では、分派が出来やすいだけでなく、異なる派の教義が全く別の宗教くらい違っても、一応互いに容認している(笑)

対して、西に行けば、まずイスラム教のスンニ派とシーア派ではかなり違いもあるがヒンズー教や仏教諸派ほど隔たりはない。
とにかくスンニ派とシーア派は、互いにメッカ巡礼とか普通に容認している。


更に西に行ってキリスト教になると、多分、日本仏教などから見たら、正教会もカトリックもプロテスタントも同じ派に見えるくらい互いに近い！

皆、大体同じ内容の｢聖書｣を聖典にしているでは無いか？

日本仏教なんて、派ごとに聖典となる経典も、本尊も、全く違う。


ともかく、そんなキリスト教の諸派の成立の歴史と、大まかな違いを簡単に解説しよう✋


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>> 191 まず原始キリスト教、初期キリスト教時代、これは１～４世紀初頭に当たるが、この時代、キリスト教はローマ帝国で迫害対象だったから、互いの教会同士の連絡も公に出来ず、様々な思想や派に分かれていた。


グノーシス派(霊肉２分説で禁欲)、マルキオン派(旧約聖書不要説)、その他、かなりバラバラだった。


しかし４世紀初頭にコンスタンティヌス大帝がキリスト教を公認(まだ国教では無い！)、そして各地の教会代表を集めニケアで一応の基本的教義の統一を図る。

そこで一番の対立は、三位一体説(父と子と聖霊、つまりキリストも神の性質を持つ)と、アレイオス(アリウス)派のキリスト人間説、だった。

結局、会議で前者が正統、後者が異端とされたが、アレイオス派はこの後も百年近く強い勢力を保つ。


現代ではアレイオス派に近い派として、ユニテリアン派があり、これは正教会、カトリック、プロテスタントらの三位一体説を認めないが、まあ過激派でも無いし、理知的で温和な人々だから、一応プロテスタントの中に入れている学者もいる。

つまりモルモンやエホバなどとは違う扱いなのだ。


また、話がややこしくなるが、イスラム教もキリストを人間でムハンマドに次ぐ大預言者だとしているから、アレイオス派の流れを汲むキリスト教の異端と言えなくも無い。

実際、初期のイスラム(７世紀半ばまで)を、キリスト教側は異端の一種と見ていた。


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>> 192 また、４世紀のキリスト教公認、ニケア公会議に続き、コンスタンティヌス帝が首都をローマからコンスタンティノポリス(今のイスタンブール)に遷都(330年)。

そして４世紀終わり、テオドシウス帝時代、遂にキリスト教はローマ帝国の国教にまで登りつめる。

この頃、帝国各地の教会の中で代表的権威を持つ、いわゆる５大本山が決まり、それはローマ、コンスタンティノポリス、アレキサンドリア、エルサレム、アンティオキア(シリア)。

この５大本山に基本的優劣はなく、単なる会議の席次だった。

つまりこの段階では、まだローマ教皇は無く、ローマ司教(ギリシャ正教会用語ならローマ総主教)。


なおアレイオス派問題は解決していったが、次に出たのがネストリオス派問題。

これは些細な論争で(日本仏教などから見たら論争にも成らないかも-笑-)、要は正統派の見解ではキリストは神と人の混合体で分離不能だが、ネストリオスはキリストが神と人との合体なのは認めるが、混合では無いとした。

つまり聖母マリアは、正統派から見れば神と人が分離不能のキリストを産んだから、｢神の母｣であるが、ネストリオスはこれを否定、マリアを｢人の母、またはキリストの母｣と呼んだ。

結局、アレイオス問題に恐怖した経験を持つキリスト教正統派の大半から、ネストリオスは異端とされる。

この派はローマ帝国を追放され、ペルシャから中国まで布教し、伝わる。


次いで今度は、逆にキリストの神性を強調する｢単性論派｣がエジプトなどで盛んになり、これも異端となる。

この派は今でもコプト教会として、イスラム教メジャーのエジプト人の十分の一くらい信者がおり、エチオピアのキリスト教もこの派である。

まあ単性論は、正統派のギリシャ･ローマ文化的傾向に、北アフリカや中東での反発とも考えられる。


なお近年では、コプト派やネストリオス派の流れ汲むオリエントの教会は、ギリシャ正教会やカトリックと和解し、接近の傾向にある。


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>> 193 こうして様々な異端を淘汰し残ったのが、正統派であるが、これをギリシャ語でオーソドックス(正しい賛美、正統派)とかカトリック(普遍的)とか呼ばれた。

つまりこの段階(７世紀まで)には、正教会とカトリックは同じ派(正統派)だったのだ！


だが、異端か正統かを決める公会議は、当時文化が発達していた帝国東方(東ローマ帝国、つまりギリシャ語圏)で次々に決定され、これには勿論、ローマ司教(後の教皇)も参加したが、ローマ司教自体、大半がギリシャ語を話すギリシャ系であり、またイタリアを含むローマ帝国の西半分は滅亡してしまっていて、ゲルマン諸族が統治する混乱地域と化していた。


こうした中で、８世紀後半からフランスを中心に力を付けてきたゲルマン族のフランク王国が、当時、様々な蛮族に苦しめられていたローマ司教やローマ市にとって、希望となる。

ローマ市やローマ司教は、本来ならコンスタンティノポリスの東ローマ皇帝の家来であり、東ローマ帝国に守られるべきなのだが、東ローマ帝国は当時、巨大化したイスラム帝国に押され、イスラムとの死闘の最中。とてもイタリアに手が回らなかった。


そこでローマ司教は、東ローマ帝国(別名ビザンツ帝国)からの独立を決意、800年にフランク王カールを西ローマ皇帝に戴冠して、自ら西ヨーロッパ最大の宗教権威者になる。

ローマ司教が勝手に西ローマ皇帝を作り出すのは、信じ難い違法行為であり、肝心の戴冠されたカールも困惑した。彼は東ローマ皇帝と交渉して、出来れば東ローマ皇帝から西方の支配者と認めて欲しかったのだ💦

ともかく、最初は激怒した東ローマ帝国も、カール一代に限って、西の皇帝位をしぶしぶ認めた。


だが、この800年ジャストに起きた事件で、ローマ司教は事実上ローマ教皇に昇格し、また今日で言う概念の｢ヨーロッパ｣が誕生したと言われる！


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>> 194 フランク王国自体は、辛うじて西ローマ帝国を名乗れたが、しかし東ローマ帝国やイスラム帝国との格差は絶大で、これは各国の首都の規模見ても分かる。

イスラム帝国アッバッス朝の首都バグダードが100万、東ローマ帝国のコンスタンティノポリスが50万、イベリア半島に建国したイスラムの後ウマイヤ朝首都コルドバが20万人。

対するフランク王国の首都アーヘン(現在のドイツ西端)は３万。これでもフランク王国最大の都会だった！


つまり５世紀に西ローマ帝国が滅亡してから、13世紀以降ルネサンスが始まるまで、西ヨーロッパは混乱と低迷の時代で、文盲率もメチャクチャ高かった。


ローマ司教(失礼、もう教皇か？)は、流石にギリシャ語、ラテン語が読めたが、各地の司教らはラテン語がやっと、ギリシャ語はダメ、更に一般神父には文盲が多かった。

騎士の文盲はそれ以上酷かった。


ここで問題浮上！

本来、正統派キリスト教は、沢山の異端は排除した結果、信仰ヶ条がかなり長文のギリシャ語で定められ、ニケア･コンスタンティノポリス信条と言った。


東ローマ帝国はギリシャ語母語であったし、そこの正統派教会(正教会)から後に布教、翻訳されたロシアやルーマニアその他の正教会では、ニケア･コンスタンティノポリス信条がそのまま伝わった。

だが西方のローマ司教(教皇)が治める地域(西ヨーロッパ)では、次第にギリシャ語が分からなくなり、この信条のラテン語訳のみ使う。

そして９世紀頃フランク王国辺りで、信条の途中の｢聖霊は父から発する｣に｢子から｣を意味するラテン語フィリオクェがつけ加えられた。

ギリシャ語圏の東ローマ帝国は、次第にこれに気付き、ローマ司教に抗議(公会議の決定事項は勝手に変えてはいけない鉄則があるから)。

ローマ司教(教皇)は、勿論フランクにこれを止めさせようとしたが、ラテン語しか分からず、またかつて他のゲルマン族にアレイオス派が多かった経験もつフランク王国は、逆にローマ教皇に圧力かけ、フィリオクェを無理やり挿入させて、ラテン語のクレード(信仰ヶ条)を成立させた。

ここに神学上、東ローマの正教会と、西欧のカトリック教会の分裂が始まる。
(正確には正教会から西方カトリックの分離が始まったと言うべきか！)


今日はここまで✋


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>> 195 まあ歴史的流れは、上の方に貼ったスレに詳しいから、重複させない。

ただ、10世紀に東ローマ帝国は再び最盛期を迎え、この頃、ブルガリアやロシアに正教を布教する。

と言うより、当時のヨーロッパの文化程度だと、
東ローマ帝国＞＞ラテン系諸国＞ゲルマン系諸国＞＞スラヴ系諸国

だから、東ローマと隣のスラヴ系のブルガリアやロシアとでは天地の差があり、スラヴ側がキリスト教に改宗して文明国とつき合いたかった、のが動機だろう？

西ヨーロッパみたいに、ローマ教皇やフランク王国が、無理やり武力でゲルマン諸族を改宗させ、その改宗したゲルマン人らが更に東隣のポーランドやプロイセン、リトアニアなどを侵略も込めて改宗させていったのとは状況が違う。


ただ11世紀にイスラムの新手セルジューク朝が東ローマ帝国を圧迫すると、皇帝は教皇に援軍養成。

まさかこれが十字軍の始まりになり、13世紀には東ローマ帝国自体、連中の犠牲者に成ってしまうとは全く予期せずに。

十字軍の野蛮な行為は、今は語らない！
もう十分だし。

ただ再び生き返った東ローマ帝国、今度は更に手強いオスマン朝によって、1453年遂に滅びる😢


ここまでプロテスタントは誕生していない。

ただライバルの正教圏が、十字軍やトルコのせいで弱体化していくのをいい事に、ローマ教皇とカトリックはキリスト教界最強の勢力となり、次々に勝手な教義を作ったり、堕落していった。

結局これが、北ヨーロッパでプロテスタントを生むキッカケに。

東ローマ滅亡から、ルターの改革開始まで約60年！


つまりプロテスタント諸派は、カトリック圏内から、カトリックの腐敗に反対して次々に誕生したのだ。


この意味では、ギリシャ正教会を東方教会と呼ぶ場合、カトリックとプロテスタントをまとめて西方教会と呼ぶ。


つまりプロテスタントは、ラテン語カトリック世界から生まれた為、先に挙げた信条では、フィリオクェ(聖霊は父と子から)をそのままカトリックから受け継いでしまったのだ。

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>> 196 フィリオクェ問題が、どのような立場の違いを生むか、は↓↓↓を参考に。


http://mikle.jp/thread/2420136/92/?guid=ON



さてしかし、プロテスタントはフィリオクェ問題が生じた当時を知らず、更にルター派とイギリス国教会以外は長いニケア･コンスタンティノポリス信条を殆ど知らず、短い使徒信条のみの教会が殆どなので、正教会とこの問題で軋轢を余り生まない。

どころか、ドイツのルター派も、イギリスの国教会も、正教会と合同でニケア信条唱える場合には、フィリオクェに当たる部分をカットするよう指導している。

カトリックも、ラテン語のミサ以外では、近年ニケア信条を唱えず、短い使徒信条を使うので、一般信徒はフィリオクェを余り意識しないのでは？


つまりフィリオクェ問題は、近年、昔ほど東西教会の深刻な溝では無くなったようだ。


むしろ問題は、３派共に、父と子と聖霊(三位一体)の名によって洗礼を授けているが、その洗礼が正教会とカトリック、イギリス国教会などの間では互いに有効と認め合うが、例えばカトリックとバプティストの間では有効では無くなり、バプティストからカトリックに改宗する場合は、再度洗礼をやり直す。
(逆もそうだろう、当然!?)

また、細かくなるので短く書くが、聖餐(エウカリスティア)を受ける場合も、カトリックは自派信者以外には正教信者にのみ許可する。だが逆に正教会では正教信者以外にこれを認めていない。

一般にプロテスタントは、カトリック、正教どちらの信者にも聖餐を認めるが、カトリックも正教会もプロテスタントで聖餐受けてはいけない、とされる為、事実上、プロテスタントで聖餐受けるケースは成り立たない。

まあプロテスタントは概して、聖餐を正教会、カトリック、イギリス国教会みたいに毎日曜日行わないし、派によって月に一度だったり、年に一度だったりする。


今日の最後に、各派の欠点と思われる点に触れよう✋

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>> 197 カトリックの主な問題点は↓↓↓の通り。


http://mikle.jp/thread/2420136/186/?guid=ON


元々、神父の独身制度は、中世の文盲が多かった時代に、神父が子を作って、ただ教会とその財産を無知な子供に相続させない為だった。
(何だか日本の寺に似ている。仏教を大して知らない息子に住職が寺を相続させる!?)

だが現代、少なくともヨーロッパでこんな問題は起きないから(南米やフィリピンは知らん)、一般神父の独身制を止めて、正教会みたいに高位聖職者限定にしても構わない、と思うが。

次。正教会の欠点。

各国ごとに独立して教会組織があるので(また東ローマ帝国時代、ずっと皇帝の権力が強かったので)、政治権力に対して弱腰。

イスラムのオスマン朝時代にはスルタンの為にも祈り、日本では天皇の為に祈る文章がある。

ただ、正教会のオスマン支配以後の歴史を見たら、だからこそ生き残れたのだ、とも言えよう。

とにかく日本でも政府や天皇制に対して、カトリックやプロテスタントは左翼みたいに批判するが、正教会は従順。(別に右翼では無いが)

これがロシアなどでは、プーチン権力に従順になっているのだ！


最後にプロテスタント。
派が数百から千以上あり、どれが安心でき正統派キリスト教に近いか、分かりにくい。

結構、原理主義教会(進化論や科学を否定。何でも聖書だけ正しいと主張する。)があちこちにある。

またはマトモな資格ない牧師、インチキ牧師の金儲けの場と化している教会もある。

正教会やカトリックみたいに、権威と組織の強さが無いから、すぐに教会内部に派閥が出来、場合によって分裂する。

正教会やカトリックみたいに、儀式が荘厳でない場合が多く、頭デッカチか、または軽いポップなイメージ。
またカルト化しやすい!?


大体こんなところか？

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>> 198 あとは気ままに、思い出した問題を書いていく。


まずキリスト教と言うと、｢原罪｣についてよく聞くだろうが、ギリシャ正教では原罪概念が希薄と言うか、無い！

人は生まれつき罪深いとするのは、カトリックやプロテスタントであり、正教会では人は生まれつき神の似姿に作られていて、罪とは成長の過程で付着する、神から離れていく事だと捉える。

だから神の助けで(聖霊の助けで)、本来の無垢な存在に成れたら、それで天国行きなのだ。

これは、全ての存在に仏性が宿ると言う仏教や、アートマンとブラフマンが同じと知れば解脱できる、とするヒンズー教主流哲学に近い。


また、生まれつき救われる人とそうでない人が決まっていると言うカルヴァン派の予定説は、正教会にもカトリックにも無い。

人間はどんなに限られても、自由意志を神から与えられており、神に付くか、逆らうか自由である、との概念。

ともかく原罪については、カトリックやプロテスタントは性悪説、正教会は性善説が基本である。

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>> 199 また、正教会には教義/ドグマとして、まだローマ司教が分離する前の、７回の公会議の決定事項があるだけで、宗教とは細かく書かれた法律みたいなモノでは無く、長年かけて生活で体験するモノだとの考えが強い。

例えばカトリックなら、かなり分厚い教義や信仰生活の規定の本があり、かつては何が大罪で何が小罪か細かく決まっていた。

懺悔/罪の告白で神父に言うべきは、大罪であり、小罪は言わなくても、大罪と共に赦される、とか…。
最近はそこまで細かくないか？

またプロテスタントも、概して理詰めの傾向。説教聞いても、理論的に聖書を解いていく。

だが正教会の場合、基本のドグマさえ守れば、懺悔で何を言うべきか神父に尋ねても、的確な答えがない。

神に背いたと思う事を言えばいい、みたいな。

とにかくカトリックやプロテスタントに慣れた人々には、正教会での生活はかなり面食らうだろう？


一番伝統が長い派だから、膨大な教えや習慣、学ぶべき事や瞑想などのやり方も沢山ある。

だがこれらを文書で規定しない傾向だから、初めは手探りで、とにかく体験を重ねて会得するしか無い。


一番大事な基本だけ決めてあり、あとは臨機応変と言うか、細かい事は神父や長年の信者によっても、それぞれ見解が異なる。


まあそれだけ、懐が深いと言うか、生涯かけて体験し、頭より心と身体で身に付けるモノなのだろう!?

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