🎭ある暗黒卿の気紛れな呟き🎵＋⚡✒🐱

>> 50 とは言うものの、ピアニストだからと言って、仮にピアノが最高に弾けるなら何でも犠牲にしていいか、と問われたらNOだ❗

極端な例、ツジイみたいに目が見えなく成ってしまうのと引き換えなら、私は断る！

他の音楽家や音楽マニアはどう考えるか知らんが、私には視覚を失うのは最大の苦痛の一つ。ピアノと目のどちらか一つを取らねば成らないなら、目を取る。

聴覚を失うのも辛いし、ピアノは自動的に弾けなくなる。だが聴覚より視覚を失った方が人生のダメージは大きいだろう!?

嗅覚なんてのは、余り要らないかも(笑)
私は嗅覚がかなり良すぎて、街や他人などあちこちの悪臭に悩まされる。嗅覚で至福を味わった経験は、多分ない。

味覚は危険察知の為にあり、グルメなんかに成る必要は無い。確かに味覚で幸福を味わうのは時々あるが、基本、食事は健康に良ければいちいち旨いか不味いかに拘らず、つまり味覚が無くて食欲さえあった方が全般的に幸福だろうな。堅実だしね👍


あと、身体ならば、不治の病気で激痛ばかりの毎日も耐えられないな😫


死病で無くても、慢性の腹痛とか、喘息とか、成ったら嫌だ😱


怪我なら足を失うならば、最高のピアノ演奏とどっちを取るか考えてしまう。ただ残念ながら、足がないとペダルを踏めないし、また身体が安定しないから強い音が出せない。だからピアニストに足は欠かせないのだ。


他にも超小柄(150cm代)に成る場合とかは、やはり考えてしまう。これも単に見かけだけで無く、ピアノにはかなりのハンディだ！


黒人に成るとかの場合は？

これヨーロッパならかなりキツい毎日だが、日本なら露骨な差別も無いから、一生日本ならばピアノの最高の腕と引き換えなら、妥協するかも!?


ところでツジイに戻ると、彼はまあ才能あるし、上手いが、ただ若いし、将来巨匠に成れるかは分からない。少なくとも今現在は、世界を代表する巨匠では無い！

ただ私は思うのだ。真の巨匠らを知る者以外、皆、彼を絶賛する。だが正直言えば、絶賛する人々は彼に成りたいか？

ピアノは相当上手いが、視覚が無いんだぞ！

少なくとも私は…、交換したく無い。

ただ数十年後、死の床にある場合には、視覚が無くても生きてる彼と変わりたいかも!?

全く覚りがたりないと言うか、人間は欲張りで勝手なモノだ😅

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性欲❗
これが強いと、芸術活動にはプラスみたいだ。
まあ絵や音楽をやる代わりに女の尻ばかり追っていては勿論ダメだけど。ただ上手く性欲が芸術活動のモチベーションに成るなら、極めて強い味方だ！


他方、性欲はひたすら神を求める生活-修道でなくても真面目な宗教生活-には有害みたい⁉


宗教の話は、日本の土壌では誤解招くだろうけど。日本には沢山のカルト宗教、そしてそれを許してしまった背後に寛容でいい加減な神道と日本仏教があるから、宗教のイメージが極端に歪められているだろう。

だが偽善でない真面目なキリスト教や仏教を、澄んだ心で実践するには、やはり強い性欲は邪魔なのだ！

昔の偉大な世界中の宗教家が、禁欲を説く傾向だったのには、理由がある。

ひたすら神に仕える生活をし、そうやって霊性を高めるには、どうしても強い性欲は邪魔なのだ。


これは多分、元々性欲が少ない人々か、年取って枯れた者か、または何かのキッカケで異性を求めるのを止めて達観した者-異性に幻滅したからと言って同性に走るのでは全く無意味(笑)-、こういう者らにこそ可能なのだろう？

達観のほんの初歩だけ、近年味わった私には、この事が分かるし、ある意味、清々しく素晴らしい体験だった。

ただ愚直なロマンチストで、魅力的な女性なしには生き甲斐が得られない私には、すぐに終わった夢だった。

まだ若すぎるのか？

あと20年くらい経ったら、またトライして見ようかな、枯れた、いや達観した境地を🔔

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不思議だが、20代後半と比べてラフマニノフがしっくり来る。

協奏曲２番と３番の練習に自然に熱が入り、あっという間に４時間くらい過ぎる。

指は疲れない。だが初めの３日くらいは背中、まあ背骨が痛いと言うか、疲れた。だがそれも今日の練習では全く出なかった。

機が熟したのだろうか？

神よ、どうか何かの支障が現れず、満足に完成出来ますように！


ラフマニノフの若い時代から晩年までの写真を見ても、人柄に好感持てるようだ🎵


まあ室内では、鉤十字のペンダント付けて(最近毎日欠かさず付けているから)、練習している。

だが私は狂信的なナチでは無い！

ナチズムの深淵に魅力を感じるだけ。あの時代なら、祖国の希望の一つ、明るい未来の選択肢の一つだったのは事実なのだ。これは否定したくない。

ラフマニノフはロシア人であり、ロシア革命後に西欧に移住、最後はアメリカに住んだ。ロシアそのものは愛する故郷だったが、共産主義国家が嫌だった。
だが独ソ戦が始まり、ロシアがピンチになると、アメリカでコンサート開き、収益をロシア/ソ連の為に送った。

だから第３帝国と敵なワケだが、しかし、それはそれ、政治や祖国の違いで敵対しようと、彼の音楽の才能を私が称賛するのに、全く邪魔には成らない。


魅力的なモノ、価値あるモノは全て認めるのだ！


同じくユダヤ系の過激派(トランプ政権の背後に居るような)は大嫌いだが、マーラーやクリムトは大好きだ🎵


政治の目的は、外面的に生きやすい環境づくりだ。

対する芸術は、内面に関わるモノだ。

政治は大変重要だが、しかし究極には、芸術＞＞＞＞＞＞政治、なのだ❗

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昨日、練習後に、今度は改めてブラームスの協奏曲２番を楽譜見ながら、ギレリスとヨッフム指揮ベルリンフィルで聞いてみた。

ラフマニノフ３番とよく比較されるピアノ協奏曲の最高な難曲だから気になって…。

何と言うか曲作りはブラームスらしく渋く、またピアノパートも確かに難しい。

ただラフマニノフみたいにデカイ手専用って感じでは無い。

またブラームスは偉大な作曲技法持つ人だったが、チャイコフスキーが言ったように、ツマラナイ、感性がグリークみたいに豊かでは無い、との意見も一部分かる。

ドイツ音楽の長い伝統を担いで作曲した風格は感じられ、また２楽章始めアチコチに倒錯したエロティシズムも感じられる(笑)


ただこの曲だと、仮に弾いてもベートーヴェンのハンマークラヴィーアやディアベリ変奏曲みたいに、｢通｣には難曲で評価されても、普通のクラシック好きには受けないだろうな💦


私はここ十年近く、こういう｢通｣向きの難曲を中心にやって来て、一年くらい前から一般にも分かりやすい難曲にシフトして来たから、やはりブラームス２番は避けよう！

渋すぎて魅力がイマイチなのも理由。


ただ、同じＣＤに入っていた幻想曲集Op.116は、最晩年のブラームスがかなりラフマニノフと共通点あるのを再発見し、聞いていて良かった🎵

ギレリスの演奏は、グリモーやグールドとかなり違い、新たな発見をした。


私自身は間奏曲集Op.117を学生時代に弾かされた以外、ブラームスの晩年作品はパガニーニ＆ヘンデル変奏曲みたいに技巧的で無いし、数曲試しただけで、結局、老人に成ったら弾こうとのスタンスなのだ。


ブラームスの協奏曲ファンには失礼だけど、やはりピアノ協奏曲に関しては、ラフマニノフの２番３番の方が、やり甲斐があると思う👍

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>> 54 やはりラフマニノフ３番の方が、ブラームス２番より難しいでしょ？

昨日練習してみて、そう実感した！


さてしかし、ウィーンなりオーストリアにずっと居て、日本に来なかったならば、ブラームス２番の方が良かった可能性はある。

曲自体がイタリア旅行後に書かれたから、北ドイツ出身のブラームスにしては、少し明るい。まあ彼が長く住んでいたオーストリアの雰囲気にちょうど中和された感じか？

北ドイツにイタリア要素を足して２で割ればオーストリアでは無いか？(笑)


またこの曲にはアルプスの雰囲気や、ウィーンのデカダンも濃厚🎵


ただ今、ロシアを越えて日本に来た私には、次のように言える。(ロシアは何度も飛行機で上空往復だけだが…)


ブラームス２番…ヨーロッパ的、都会文化を基盤に自然の要素も含む。

ラフマニノフ３番…ユーラシア的、都会というよりロシア(北ユーラシア)の大草原、過酷な自然の叫び。これはまあチャイコフスキーに似て美化されたロシアであり、実際住んだらすぐ根を上げるだろうが、とにかく巨大な自然の叫びを通して地球自体が見える！


つまりヨーロッパの19世紀都会人、文化人のままならブラームス２番だが、自然や宇宙を感じて人類存在の根元に迫りたいならラフマニノフ３番だ❗

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>> 55 これはニーチェの思想にも通じるか？

と言うのは、ニーチェは無神論とか超人思想ばかり強調されるが、ドイツ人なのに珍しく、いわゆる正統的ドイツ･ロマン派に反感持ち、シューマンを貶し、ブラームスをインポテンツ音楽だと言った。

これは私が見て、言い過ぎだし、ニーチェの変人さの現れだと思うが。

だがニーチェはモーツァルトとショパンを称賛し、中年になって思想的に対決するまではワーグナーの大ファンだった。

また発狂する晩年より少し前に書かれた哲学書では、ドイツ(正統派)音楽はヨーロッパにだけ通用する狭く危険なモノで、まさにドビュッシーの｢海｣を予感させるような巨大な世界が見える音楽を期待していた。
ただドビュッシーが活躍始めた頃、ニーチェは発狂し、ドビュッシーを知らずに死んだ😢


私は彼のこの｢善悪の彼岸｣に書かれた一文を、長くドビュッシー的世界への期待だと解釈して来た。

だが、最近これは、マーラー的でもあり、ラフマニノフ的でも有り得ると考えた。

マーラーに関して、ワーグナー好きだったニーチェが(しかも反ユダヤ主義に反対していたニーチェが)嫌う要素は多分無い。唯一、死を恐れ死に憧れるマーラーの世界を、デカダン的だと嫌った可能性はある。(だが、ならばワーグナー｢トリスタンとイゾルデ｣に若い頃心酔したのと矛盾するか!?)

同様に、ニーチェ本人がロシアをどう思ったか知らないが、ラフマニノフ的世界も、少なくともユーラシア大陸に共通なモノを感じさせる。

ショパンを愛好したニーチェが、まあそれを巨大化し過ぎた傾向あるにせよ、ラフマニノフを嫌う可能性は、少ないと思うが…。


このように、ニーチェは現代では哲学者の代表扱いされているが、ドイツ文化の伝統から見たら異質な思想家だったのだ。


でニーチェを悪用(？)したナチズムも、またドイツの歴史から唯一断絶した扱いを受けている。(旧東ドイツも断絶した扱いの傾向があるから、するとナチスと東ドイツがドイツ史上の異端者と言えるかも？
まあどちらも分権連邦国家が伝統のドイツで、珍しく集権国家だったし。)


無論、ユダヤ系のマーラーや、ロシア人でロシア正教徒のラフマニノフと、ナチズムの間には越えられない壁があるように見える。


だが良い意味での本質(の一部)に、深い共通点も有ろう⁉

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話変わって、現代世界の諸国の軍服、制服が、ナチスの美的センスに劣るのは何故だ？

現代は、背広もそうだが、平民的文化であり、華麗さや美しさより機能重視なのだな😢


私が思う美しかった軍服や制服は…。


ナチス(特にＳＳと陸軍)以外だと、

・第一次大戦のフランス軍

・第一次大戦前のオーストリア=ハンガリー

・ナポレオン軍などのフザール/ユザール(ハンガリー騎兵)


・プロイセン軍のウーラン

・古代ローマ陸軍


大体以上かな？

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ラフマニノフの協奏曲は、２番も３番もあっと言う間に練習時間が過ぎ、終わっても精神的に疲れない。爽快感のみだ！

肉体的には無意識に疲れているだろうが、ストレスは全く感じない。

これはベートーヴェンの難曲やショパンの協奏曲では全く体験しなかった嬉しい驚きだ😆

何故か？

詳しくは自分でも分からない。ただ理屈を考えるなら、現代のに近いピアノを弾いて作曲した人々の中で、大ピアニスト兼大作曲家だったのは、リストとラフマニノフだけだったからだろう？

つまりピアノの機能を十分引き出し、極めてピアニスティックな作品。全てを見事に使い切った充実感があるのだろう？


こう言うとショパンやサン･サーンス、アルカンなどはどうだったのか、疑問に思う人も居るだろう!?


確かにショパンはピアノの名人だった。シューマンが証言している。最高の名人の一人だと。

しかしショパンは病弱で、音が小さく、どちらかと言うと数人の選ばれた人々に部屋で聞かせるタイプ、広くても当時のスタンダードだった貴族のサロン向きだった。

また本人も演奏会ばかりは辛く、名声確立以後は結核が重くなった事もあり、ピアニストより作曲と個人教師として活動した。

大体、ピアニストが一人で１時間半以上弾くリサイタルは、リストが始めたモノで、ショパンは既に演奏活動から引いた後。

リストがリサイタルをやると聞いて、半数以上の人々が｢彼は気違いだ！｣と考えた、そんな時代だった。


当然、リストやショパンより前のベートーヴェン時代には、リサイタルなど無く、サロンでピアニストが即興演奏や自作を十数分聞かせるだけ。数人の演奏家が繋いで一晩を終えた。


またベートーヴェン時代までは、ピアノが現代のとはかなり違い、更に作曲家とピアニストが不可分で、サロン演奏でピアニストは自作しか弾かなかったのだ。

更に前にモーツァルト時代ならピアノはチェンバロと現代ピアノの中間くらい。巨大な音は出なかった。

またモーツァルトは当時のピアノが上手かったから、沢山協奏曲を作曲し自演したが、ハイドンはモーツァルトほどピアノが得意では無く、協奏曲含めピアノ作品が少ない。


ベートーヴェンに戻ると、しかし彼自身、後半には難聴に成った為、自作自演は殆んどしなくなった。つまりこの頃から音楽界全体で作曲家とピアニストの分離、分業が始まる！

↩

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>> 58 続くシューベルトも、歌は上手く自作のリートを堂々と歌ったが、ピアノはベートーヴェンみたいな名人では無く、自作の｢さすらい人幻想曲｣がどうしても弾けず、呪ったものだ。


シューマンも指の大怪我でピアニストを断念、作曲家に専念。作品は妻のクララが弾いた。


リストは最高のピアニスト、しかも現代にも通じるコンサート･タイプのピアニストだった。

似たタイプにタールベルク、アントン･ルービンシュタインらが居る。彼らは皆、作曲もした。

だが前のベートーヴェン時代と違い、リスト以外は大作曲家では無く、単にピアニストの副業としての作曲レベルだった。(ルービンシュタインにはいい作品もあるが、やはりリストとは違う)

アルカンもピアノの名人で近年一部で作曲家としても評価され出したが、彼は長期引きこもりを繰り返した人生で、定期的なコンサート活動するいわゆるピアニストとは言えなかった。


サン･サーンスは幾つか美しいメロディーを作曲したが、平凡な作品も多く、またピアノ作品のレベルがリストみたいに高く無い。

自作以外もバリバリとコンサートで弾くピアニストでも無かったようだし。


リストはあの時代では珍しく、自作以外にもベートーヴェンやバッハ、シューマンなどを沢山弾いた。


↩

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>> 59 ピアノがかなり上手く、大作曲家だった人々はかなり居る。

チャイコフスキー、ブラームス、ビゼー、ラヴェル、バルトーク等々。すぐ思い出すだけでもまだまだ…。

ただ彼らは、作曲活動が中心の人々であり、独立したピアニストとして大量に自作や他人の作品を演奏したのでは無い。


こうなると、偉大なコンサート･ピアニストで、同時に大作曲家だったのは、リストとラフマニノフのみだろう？

つまりこの２人は豊富なコンサート体験を生かしたピアノ音楽を作曲出来た。だから演奏効果が高く、難曲であっても室内やサロン向きでは無く、大コンサートホールに向く大曲を作れたのだ。


ラフマニノフならまさに協奏曲３番がそうであり、２番も同じくだろう。

リストは私個人としては、｢ソナタ,ロ短調｣が一番これを感じさせる。

後はラプソディー２番や９番、メフィストワルツ１番なども…。


終わりに偉大な室内楽、つまりチェロやヴァイオリンとの共演者として、かなりコンサート活動したグラナードスも、一応、大ピアニストで大作曲家だろう？

ゴイェスカスは偉大な傑作だし、グラナードスの自演のレコード聞くと、名人芸に驚かされる。ドビュッシーやラヴェルの自演のレベルとは違う。

だからグラナードスも加えていいが、ただ彼はソロや協奏曲で鳴らした大ピアニストとは言えないから、抜くしかあるまい!?

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昨日、あなたがピアノで弾ける最高難度の曲は？ とのスレに幾つかレスした。

しかしさっき見て、新たにショパンの｢革命エチュード｣が弾けるから何でも弾けます、とか言うレス見て、笑いをこらえられなかった。

｢革命｣は名曲だし、まあ易しくは無い！
とは言えショパン･エチュードの中では比較的易しいのも事実。

ウチのバカ息子すらアマチュアだけど、数年前にまあアマチュアなら十分レベルに弾いていたしね😉

プロや音大卒業試験の演奏なら、細かい左手のパッセージを歌わせつつ、右手を強烈なアクセントとインパクトで弾かねばならないが…。

革命エチュードなどは、日本でもあちこちにあるアマチュア･ピアノサークルでも割によく弾かれるようだ。

｢木枯らし｣となれば、｢革命｣よりは難しいから、アマチュアで弾ける奴は得意顔だろう(笑)


何でも弾ける、と言うのは一流プロにも居ないのだ！

最上級の難曲になれば、それぜれ難しさが違う。例えばラフマニノフ協奏曲３番を名演したホロヴィッツが、リストのパガニーニ超絶技巧エチュード(旧版)では手こずったり。

逆にリストを全作品コンプリートしたハワードが、ラフマニノフ３番などが苦手な場合もある。

人間だから、手の運動は類似しているとは言え、個人差も大きいのだ。


だが、件のレス者に敵意は全く無いが、革命エチュードくらいはプロならば皆、全く難儀せずに弾く。

表現で、右手のリズムを楽譜より鋭く弾いて、フランス風行進曲(フランス革命のシンボルで支持者らはこれを音楽に取り入れた。ベートーヴェン悲愴ソナタの助奏部も隠されたフランス風行進曲だ)を激しく表面に出すべきか否か、などでは意見の相違があるけれど♪

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あと別の方が書いていた体力も必要との問題。

これは賛成。ただ私は体力で壁に当たった事が無く、パワー系が大好きだったから、そういう人も居るのかと改めて知り、いい勉強になった。

ショパンあたりで体力ない人は挫折する、と書いてあったが、これはバラード１番やポロネーズ５番なら納得！

バラードは４番が一番難しいだろうが、１番の方が体力は要るようだし、ポロネーズも全体的には｢幻想ポロネーズ｣が難しいがパワーなら５番がより必要だろう？

リストは体力無い人がコンサートで弾くモノではないが、意外にシューマンの大曲に体力と手の大きさが要る。

かなり楽譜読める方々なら、謝肉祭Op.9、トッカータOp.7、交響練習曲Op.13、グランドソナタOp.14などの最初の１ページを見るだけで、理解されよう!?

クライスレリアーナOp.16は遅い曲(２､４､６)の方が手の大きさが要る。


とにかく交響練習曲やグランドソナタを立派に力強く演奏出来たら、手の大きさとパワーの問題はクリアーだな！

トッカータは大曲では無いが、やたら密度濃く、ロマン派時代のエチュード的作品では一番難しいと言われる。

まあリストの半音階的大ギャロップも似たようなモノか(笑)

どちらも速ければ速いだけいいので、超絶技巧家が得意にしている。

ただギャロップよりトッカータの方が音楽的には優れ(立派なソナタ形式だし内声も充実し知的に高度なシューマンらしい)、加えてマスターすればエチュードとしての効果もより高いだろう。

ギャロップは何より聴衆を脅かす為の超絶技巧曲であり、高速で弾かない限り人前で弾く意味は無い！

トッカータは仮に速度で自慢できないレベルでも、必ずエチュードとして優れた効果がある。


なおギャロップは、シフラの動画を是非観賞あれ！


トッカータは確かカーネギーホールでのホロヴィッツのアンコールが、激しく飛ばしていて見事だ。

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あと忘れていたが、手が小さい+パワーが弱い人が苦労するショパンに、ピアノソナタ２番｢葬送｣がある。

まあこのソナタと関係深い｢24のプレリュード｣も手の大きさを要求される曲が幾つかあるし、全曲続けてコンサートで弾くならパワーもかなり居る。

ただ｢葬送ソナタ｣は、曲の雰囲気以上に技巧が何だかショパンらしく無い。


生前のラフマニノフが、この曲を凄く名演したらしいが、あのオジサンくらい手がデカければ全く問題なし(笑)

確かにラフマニノフの作品に慣れると、この葬送ソナタは弾きやすい。


あとリストも普段は手の大きさが売りでは無かったが、｢詩的にして宗教的調べ｣の中の幾つかは、ラフマニノフ的なのだ！


作曲家はある時期、またはある作品で突然技巧が大変化する事がある。


パワーと言えば、チャイコフスキーのグランドソナタも、ロシアの男性ピアニストの実演見たが、相当ハードだぞ😁

この曲は傑作とは言われないが、かなり優れたモノを持っている。

私の印象だと、何か交響曲の為の試作品、スケッチみたいな感じがぬぐえないのだ。特に第２楽章🎵

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イスラムは音楽みたいに専門では無いが、一言。

トルコのエルドアンは困った人だ！

せっかくアタテュルクが近代化し政教分離したトルコ共和国を、イスラム原理化しようとしている。

そしてトルコのイスラム原理派に反対し、自国に住むトルコ人らを煽るために演説に来る原理派政治家らの入国拒否しているオランダ、ドイツ、スイスなどを、やたらに｢ナチ｣呼ばわり。

(スイスの場合は、まあ逆に反エルドアン派トルコ人らの集会を許可しただけなのに。)


エルドアンがトルコの独裁者に成り、政教分離を捨ててイスラム中心国家を築くならば、トルコは完全にEUやアメリカと対立する。

かと言って敵の敵は味方とは言え、正教キリスト教をアイデンティティーにしているロシアと接近も難しいだろう？

とにかく観光しにくい国に成っていく恐れがある。

コンスタンティノープル(イスタンブール)のギリシャ正教最高指導者(パトリアルヒ/世界総主教)は、大丈夫だろうか⁉

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ラフマニノフの２番３番は、順調に進歩しているから、ここらで私が苦手な曲を書いておこう。恥ずかしいが仕方ない💦


概して派手さが少なく渋い曲や、ffが少ない曲などだ。一応普通に弾けるが、聴衆の受けがイマイチだったモノは下の曲。


シューマン｢クライスレリアーナ｣…大好きなのだが、終わりが謎めいて皮肉ぽいから苦手みたい。


ショパン｢ソナタ２番,葬送行進曲付き｣…手の大きさは問題ない。ただこれ弾くと、リストの曲みたいだと言われてしまう💦


リスト｢ラプソディー10番｣…難曲とされてるから仕方ない。ただ余りに急な変化に対応がキツい。しかも軽くスケルツァンドで弾かねば成らない。ラプソディーの難曲なら９番が10番以上と言われるが、私には全く逆。


ドビュッシー…｢ピアノの為に｣からトッカータ。もう数十年弾いていないから、今なら楽だろう？
ただドビュッシー好きな私にとって、珍しく｢ピアノの為に｣自体が好きでない。


バッハの平均律の難曲やパルティータ…弾けるが、普通にはベートーヴェンの中期、後期ソナタやショパン、リストの方が難しいと思われてるバッハの曲で、その割には難儀する。
｢ゴルトベルク変奏曲｣は得意なレパートリーなのに、何故だ？


あとは、シェーンベルク以降の現代音楽。またムソルグスキーの｢展覧会の絵｣…後者は好きでなく、やる気が無いからだろう？
前者は譜読みが面倒過ぎるし、全く私には合わない。

ただ演奏スタイルから、私には現代がよく合うハズだと言う人々も居る。でも私は本来、ロマン派が大好きなのだ！
特にあれだけ不協和音使いながら、美しさを保っている後期ロマン派が。

ピアノ曲では無いが、マーラー９番の終楽章など、奇跡的な不協和音の美しさだ🎵

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>> 65 逆に評判良かった曲。


特に、

バッハ｢ゴルトベルク変奏曲｣

ベートーヴェン｢ソナタ14月光｣、｢ソナタ21ワルトシュタイン｣、｢ソナタ23熱情｣、｢ソナタ32番｣、｢ディアベリ変奏曲｣、｢エロイカ変奏曲｣、｢協奏曲５番,皇帝｣

シューベルト｢さすらい人幻想曲｣


ショパン｢協奏曲１番｣、｢バラード全４曲｣、｢24のプレリュード｣、殆どの｢ノクターン｣

シューマン｢謝肉祭｣、｢交響練習曲｣、｢グランドソナタ｣、｢ノヴェレッテ８番｣

リスト｢ソナタ,ロ短調｣、｢ラプソディー２番&６番｣、｢ダンテ･ソナタ｣、｢メフィストワルツ１番｣、｢波の上を歩く聖フランツ｣、｢オーベルマンの谷｣、｢十字架の道｣


ブラームス｢パガニーニ変奏曲｣


チャイコフスキー｢協奏曲１番｣、｢四季｣より10月｢秋の歌｣

グリーク｢協奏曲｣


ドビュッシー｢喜びの島｣、｢水の反映｣、｢花火｣、｢エチュード５番&11番｣

ラフマニノフ｢協奏曲２番｣

(３番は２番に並ぶか、特訓中)

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追加キーワード見たら、ムッソリーニがあったので…。

以前、他のどこかのスレに書いた事と重なるかも知れないが。

イタリアでのムッソリーニは、ドイツでのヒトラーみたいにタブーでは無い。

結構、愛着持つ人々もいて、まあ半々だろう？


ムッソリーニは独裁者でファシストのイメージだが、実は思想家として20世紀を代表する一人なのだ。


彼は社会主義、共産主義からファシズムと言う新たな思想を生み出した。

まだ社会主義者だった若い時代、彼はレーニンと親しかった。

ムッソリーニが生み出したファシズムとは、共産主義が唱える階級闘争のエネルギーを、民族や国家の団結、愛国心によって乗り越えると言うモノ。簡単に言えば(笑)


ムッソリーニは教養が高く、大変な読書家で、また唱えた元祖ファシズムは、ヒトラーのナチズムとかなり違い、単に知的な点からは上だった。

ただヒトラーの方がオカルトなどと絡み、とにかくインパクトは強い。


ただ言える事として、イタリアのファシストも、ナチスの高官らも、近年のネオナチや右翼と違い、ＩＱが非常に高かった！


まあＩＱで人間を測るのに、私は反対だが、少なくとも彼らはバカでは無かったと言う事🌀

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同じく追加キーワードにある｢黒人｣。

このテーマも以前、他のスレでかなり語った記憶が…。

一言で言うなら、黒人差別は全くの非科学的なナンセンスだし、黒人(特にアフリカでの)同士の内戦や殺戮も全くバカげたモノだし悲しい事だ！


我々ホモ･サピエンスは15万年くらい前、アフリカで生まれ、その後、アフリカに残ったグループが黒人になり、北上しユーラシア大陸に住み着いたグループが更に後にコーカソイドとモンゴロイドに分かれた。

以上が一番の定説らしい。

だが人種の違いなど存在しないと言う説もあり、白人と黒人のDNAは98％以上同じで、これは白人同士の差異の方が大きい場合があるとか!?

つまり僅か２％未満のDNAの差が、主に表面の見た目の差に現れているようだ。

逆に、ホモ･サピエンスの先祖がアフリカ生まれだからと言って、一部の黒人が主張する｢黒人こそが純粋な人間｣説も極端だろう？

人間は住んでいる地域で、十数世代で見た目が変わるのだから、最初のホモ･サピエンスが今の黒人と全く似ていたかどうかは、分からない！

だが、日本には黒人自体が少ないが、黒人が割合に多いフランスやアメリカで、未だに差別が絶えないのは、文化的差異、また近代の数百年間、アフリカはヨーロッパよりずっと軍事や経済が遅れ、黒人奴隷制度も百数十年から２百年くらい前まで存在していた、こういう様々な要因があるのだ！

人間は似た仲間と親近感持ち、余所者を敵視しやすいとは言え、生まれ育った環境で様々な人種がいて慣れていたり、古代ローマみたいに黒人蔑視の概念自体が無い社会なら、人種差別は起こらないだろう？

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>> 68 古代ローマには黒人差別の概念が無かったのは、まず社会がローマ市民、属州民、解放奴隷、奴隷の階級制度で、こちらの区別、差別がメインだった事と関係ある。

つまり最下位である奴隷には、白人(ガリア人、ゲルマニア人など)、中東人(シリア人など)が多く、黒人はローマ帝国の領域に近い地域には少なかったから、奴隷に成った場合も珍しく、貴重品扱いされたらしい。

更に北アフリカ系(中東タイプに幾分黒人が混ざっていた)も、ローマ市民権得て、将軍に成ったり、さらに皇帝まで成った者も普通に居たのだ！

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ただ、たった２％未満のハズのＤＮＡの違いが、細かい遺伝にかなり影響を及ぼすようだ！


黒人は運動神経がいい、身体能力が高い、足が速い、等々の特性は遺伝するのだろう？


ピアノもリズム系が得意。かつての名人アンドレ･ワッツは白人黒人のハーフだったが、リズム感抜群だった。

また子供時代から珍しくクラシックに接する環境に居れば、かなりの技巧や、歌い方も身に付くだろう？

ただアメリカもそうだが、ヨーロッパでも黒人は黒人社会を作り、子供時代からクラシックに接近するケースは稀。ダンスや歌を除いて…。

だからソナタ形式やフーガみたいな構成理解や、リズム感をわざと消したような後期ロマン派の音楽にどう向き合うか、データが足りない。


環境と遺伝の力は恐ろしい！

自慢でなく真実だが、私の息子は生まれてずっと私の練習を聞いて育った。遊びながら無意識に耳に様々な音楽が入った。

だがピアノは嫌いで、たまに練習させてもすぐ嫌で止める繰り返し。

13歳くらいで、ブルクミュラーのアラベスクさえ弾けなかった。

だが15歳頃、突然、自発的に派手なロマン派、リスト、タールベルク、アルカンらに目覚め、毎日気違いみたいにＣＤ聞きまくり、自分で優しくしたインチキバージョンを練習始めた。

２年くらいで｢愛の夢３番｣を何とか弾いた。

18に成ったら｢リゴレット･パラフレーズ｣をアマチュアでは上出来レベルで弾きこなした。

一応、独学！

だが常に私の公開での演奏を瞬きすらせず、じっと集中して聞いていた。弾いている私は気付かなかったが、母や知人が知らせてくれた。幾分驚いて。

リスト流に言うなら、私の技術や表現を盗んだのだ(笑)

リストはレッスンでよく生徒らの前で説明せず、ただ弾いて見せて、｢盗め｣と言った。


こうして私から｢盗んだ｣息子は、好きなジャンルしか弾かないアマチュアだが、先日聞いたリストの｢メフィストワルツ１番｣など、ほとんどプロ級で、私が初めて息子をライヴァルかも知れん、と思う出来だった。

息子の方はある程度以上弾けるように成ってから、ずっと私をライヴァル(笑)と言うか、一種｢敵視｣して居た。これには私でも何となく気付いていた😅

つまりこれなんか環境と遺伝の力そのものでは無いか⁉

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ニーチェの場合、説いた哲学に自身の肉体と精神が全く付いて行けなかった😢


肉体では全くダメだったが、彼の精神は努力し、一時期、説いた哲学の境地を体験したろう!?

ただ統合失調症が彼の精神を破壊した。

これは思春期から兆候があったとする説、脳梅毒の悪化だったとの説、無神論や超人の概念に耐えられなく成って発狂した説などがある。

最後のは主にキリスト教擁護者の一部が、ニーチェを単に無神論者と決めつけ憎み、バチが当たったかの如く言っているケースが多いけれども。または神を信じない人間は、不安で発狂するしか無いとでも言いたいのだろう？

これはしかし浅すぎる！

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>> 71 キリスト教にも色々｢派｣があり、ニーチェを無神論だから憎み嫌う連中は、比較的程度が低いプロテスタント原理主義者に多い。

日本によくある教会は、大概これらプロテスタント原理主義(聖書原理主義)で、これはアメリカや韓国辺りから宣教されて広がったモノ。

世界のキリスト教から見れば、ローカルであり、メジャーとは言えない。


で世界で一番信者が多く、メジャーなのは、ローマ教皇で有名なカトリック教会。

カトリック信者だけで12億を超え、全キリスト教徒の75％にも及ぶ。

またカトリックは、ローマ教皇を頂点のピラミッド型組織で、一応、１つの派と考えていい。

イエズス会とかフランシスコ会など修道会も沢山あるが、これらはカトリックの内部にあるモノで、修道院長はローマ教皇に忠誠を誓うのだ。

対してプロテスタントは、世界で数千の派に分かれている。

この中で知的で寛容なヨーロッパ系のプロテスタント諸派もあれば、アメリカなどに多い原理主義派もあるのだ。


(カトリック、プロテスタントと並ぶ３大宗派であるギリシャ正教会については、いつか述べよう。本来はこれが一番古く伝統的なキリスト教なのだが…。)


で、カトリックの場合は、簡単にニーチェを無神論だと切り捨てないで、ニーチェは当時の形式主義や偽善に満ちたキリスト教を批判したのだ、とか、ニーチェ哲学に対する一定の理解、研究が為されている！


確かに｢言葉｣はやっかいなモノで、何かを語れば、その段階で何かしら定義してしまうのだ💦

世界は多様であり、言葉で語り定義できるモノでは無い。

だからニーチェ哲学にも、無神論に拘らない様々な要素があり、これが例えばカトリックの中世ドイツ神秘主義とかなり強い接点が無いワケでは無いのだ。


ニーチェとインド仏教、或いは禅との関連を指摘している学者もかなり居る！

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常識と言う言葉を理解していないモノに限って、やたら常識と言う言葉を口にする！

または、

常識が無い者に限って、自分が常識あるとバカな錯覚し、常識と言う言葉をやたら口にする！


ハハハ😁


常識と言うモノが仮に存在するなら、それは国や社会によりかなり異なる。

つまり異なった考え方を受け入れる頭の柔軟さが無い人間が、｢常識｣を口にするのだ。

真実を追求する者は、自分と違う考えを持つ他者を始めから非常識などと言わずに、そういう考えもあるのか、何故か、と関心持ち、相手を理解しようと試みるのだ。

それが熟考しても、どうしても受け入れ難い考えならば、関わりを絶つだけだ。

何かに熱中するのが正しいとの考えもある。それの対象が何かと言うことで、また人々は争い、自分が熱中するモノこそ一番価値があると考える。

それはそれで構わない。

真に熱中して価値あるモノは、確かに在るだろう？


だが逆に真に高度な熱中は、極端な偏りを生むので、健康を害したり、心身に何かの歪みを引きおこす。


つまり、熱中しないで無為自然が一番との考えも他方にあるわけだ。

どちらも互いに対立する概念。

人によってどちらを取ってもいいと、私は思う。


ただ、仮に｢常識｣と言うモノがあるとすれば、それは偏らない事、熱中にも無為にも偏らない、一つの思想や生活習慣に偏らない事だ。

つまりアリストテレスが説いた｢中庸｣が一番｢常識｣であろう！


ただこうした｢常識｣が、イコール｢最善｣と言うワケでは無いだろう…。

高度な学術や芸術への熱中、または完全な無為自然、どちらも上に書いた｢中庸｣による｢常識｣よりも、正しい可能性が十分にあると思うのだ👍

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>> 73 しかし｢中庸｣を突き詰めれば、インド仏教や禅で言う悟り、エックハルトの離脱に成るのかも!?


何故なら、中庸に拘るのもまた何らかの偏りであり、真の中庸とは中庸にさえ拘らない境地だから。

両眼で鼻の先を見つめる時、本当に左右の目が同じ力で見つめるならば、鼻の先は視界から消えるのだ！

鼻の先が見えると言う事は、左右どちらかの目がより強く見つめているからに過ぎない。

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確かエドガー･アラン･ポーの言葉だったが、初版の印象は決定的で、改訂版(２版)が芸術的により良くても、読者には初版の印象がずっと根強い、と。

これを音楽で言えば、ある曲に初めて接した演奏が、一番印象に残り易いと言う事だ！


子供時代から一流の演奏を聞いて育つのは大変重要。

だが例えばショパンを、ホロヴィッツばかり聞いて育ったら、どうなのか？

彼の演奏には、独特のスタイル、聴衆に深淵を覗かせる凄まじさがある。

シューマンやスクリアビンなら良いが、ショパンの場合なら、他の演奏家のを十分聞いてからホロヴィッツをに接して、初めてその魅力が有益だろう。

最初からホロヴィッツばかりでは、かなり偏ったイメージを持つ。


私の場合、ショパンはルービンシュタインを沢山聞いて育った。

彼も、健康的過ぎたり、ある種の癖があるが、ショパン演奏の一つの権威ある手本なのは間違いあるまい。

80年代に子供だった人ならポリーニやアルゲリッチと言う選択肢もあったろう…。

ポリーニはエチュード集以外、たまにツマラナイ演奏がある。知的過ぎるからか？
アルゲリッチのは逆に情熱的過ぎ(笑)


ルービンシュタイン聞いて育った私だが、24のプレリュードだけはサンソン･フランソワを最初に聞いて、その魔力が深く印象に残ってしまい、他のピアニストの演奏が馴染めない。

フランソワ同様リパッティなどにも、こういう魔力があるのだろう？


他方ベートーヴェンは、バックハウスを聞いて育った。

堅実で真面目な巨匠バックハウスは立派な手本であろう。

彼に慣れた後、アシュケナージの悲愴ソナタを聞いて冒頭から不規則でビックリした。

他方エッシェンバッハの演奏には、引き込まれるモノを感じた。

後に指揮者で有名に成った２人。

まあ指揮はともかく、ピアニストとしてのアシュケナージは、広いレパートリー持つ天才だったが、軽々と楽観的な演奏が多く、ホロヴィッツやバックハウス、ギレリスみたいに深く重い印象を残せなかったか？

アシュケナージ唯一の難点は、この作曲家のは絶対にアシュケナージで無ければダメというモノが無い事？

多才過ぎた人ゆえに陥った皮肉かも知れない😓

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ところでアメリカと北朝鮮の対立が物騒に成ってきているが。(アメリカvs北朝鮮と言うよりトランプvs刈り上げか!?)

刈り上げが、ゴルバチョフでは全く無いのが第一問題。経済崩壊していく北朝鮮を、軟着陸させる考えを彼は持っていないだろう!?

次にトランプがレーガンより軽率だろう事が大問題！

アメリカは中国に北朝鮮最後の説得のチャンスを与えたようだが、刈り上げが中国の説得を聞くか？

中国もどこまで北朝鮮に影響力あるのか？


仮にトランプや刈り上げみたいな鷹派が揃わなくても、ふとしたキッカケで第一次世界大戦が起きてしまった。

第二次だって、国際連盟が唱えた｢民族自決｣精神ならば、ヒトラーのダンツィヒ返還要求等々は、強引な侵略主義だとばかり断定できない。

あの戦争の発端も不幸が重なったのだ。ポーランドは意外だがなかなかの陸軍大国で、ドイツ相手に勝てる積もりでいた。そのポーランドを、背後から英仏が援護し、ドイツと開戦する約束してしまっていた。これ全ては、第一次世界大戦の塹壕戦のダラダラ前進を前提に考えたモノ。

だがドイツは革命的な電撃戦で、英仏が動員整える時間も無いまま、ポーランドの意表つき３週間で勝利。

とにかく、過去の大戦争もふとしたキッカケで起きたのだが、ただ一応、火薬庫と呼ばれていた地域の紛争から始った。

現代の火薬庫は？

第一に中東、第二に東アジアだろう!?


トランプは中東を既に派手に攻撃した。シリアとアフガニスタン。ただシリアでロシアを敵に回したので、中東ではしばらく手詰まり。

で今度は東アジア。この場合、まだ北朝鮮のミサイルは、アメリカ本土に的確に当たる精度は無い。

今のうちに北朝鮮を無力化したいアメリカだが、気になるのは中国。
ロシアは北朝鮮に関しては、シリアみたいに真剣には怒らないだろう？

中国も、アメリカと軍事的正面衝突してまで北朝鮮を守ろうとはしないハズ。

つまり中国の北朝鮮説得が上手く行かない場合には、アメリカと北朝鮮が直接、戦争する可能性がかなり高い！


問題は、現代第二の火薬庫である東アジアでの戦争がキッカケで、世界大戦にまで拡大しないかどうか❗

中国はアメリカと世界大戦やる気は無いが、過去の大戦見て分かるように、ふとした誤算や誤解で、あっと言う間に局地紛争が世界大戦に発展してしまうのだ。

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日本人にはどうでもいい事だろうが…。

しかし我々には大切な祝日である｢復活祭｣＋

だが改めて疑問に思う。

これは｢体験｣しないと分からない事で、ここに書くだけでは無意味かも知れないが、例えばギリシャ正教会の復活祭ならば実に華麗で神秘的な儀式を行う。

カトリックもヴァティカン等なら極めて華麗。

で、こういう儀式を実際に体験すると(数時間から一晩中に及ぶ)、本当にキリスト復活の神秘が、有り得る事のように感じてくる。

だがプロテスタントの場合。儀式自体の華麗さや神秘性は少なく、聖書を読み、牧師が説教し、色を塗った卵やチョコレート兎などを皆で食べるだけ。

韓国などの狂信性が強い民族なら、これでエクスタシーに達し復活を信じる可能性もあるだろうが、イギリス人やドイツ人が、本当に信じているのだろうか？

｢復活｣に関する理屈こねた神学解説は要らない！

とにかく単純にキリスト復活を信じているのか、居ないのか？

信じていないなら、復活祭は単なる日本の葬式仏教の空っぽの信仰と大差ないし、習慣である儀式に過ぎない。

また信じてないのに、信じてる振りして復活祭を祝うのは、欺瞞であるし、裸の王様と変わらない。誰も言えないだけだ、疑念を！

逆に信じているならば、普段、かなり合理的で冷徹な人々が、何ゆえにこんな不合理を信じるのか？


改めて考えるとこれはかなり大きな疑問だ！


繰り返すがギリシャ正教やカトリックならば、雰囲気に呑まれて、普段なら不思議に思う事も、不思議では無くなる傾向。

だがプロテスタント信者について考えて見ると、改めて不思議だ！

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>> 77 日本人には関係ないと書いたが、違うようだ！


ここ数日、東京都内のＪＲ駅で電車に飛び込む自殺が毎日絶えない😱

一昨日の鶯谷の自殺は、首が胴体から完全に切れて離れた線路に飛んだらしい!?

いわゆる５月病なのか、経済苦が原因か、ストレスか、またはガン等の病気で苦しんでの自殺か？

最後の、不治の病気でしかも凄く苦しい、痛い、場合だけは、自殺も仕方あるまい。ただ電車はマズイ、遺族が大変迷惑するハズ。


キリスト教やイスラム教では、自殺を禁じる。自殺者は地獄行きだ！

-ただ宗派で差があり、ギリシャ正教などでは精神異常で自殺してしまった場合には罪にはならない。またプロテスタントは、自殺の場合も普通に葬儀やるし必ず地獄行きとも考えない。

だが私の意見では、不治の病気で痛み苦しんでいる場合だけは、自殺も仕方あるまい。いや、安楽死を認めている国々に賛成だ。


で、他の原因による自殺だが、本人の意志が弱いとか問題はあるだろうが、多大なストレスや生活苦を作り出してしまう日本社会や政治も悪いのだと思う。

日本は一人当たりの名目ＧＤＰが27位なのに、幸福度が上から80位くらいか、確か？

これは不幸な社会と言わねば成らない！


確かに日本がキリスト教やイスラム教の国だったら、自殺者の数は減るだろうが、これは自殺を大罪と考え思い留まるからだ。

やはり社会、政治が国民を幸福にする義務を負っている事に間違いは無い！


まあこれは日本に限らず、幸福度順位が悪い国々皆に当てはまる。


(なお面白い事に、15歳の幸福度だとメキシコやカリブ海諸国が一番上に来る😲

だが大人に成ると、ノルウェーやデンマークが上位で、メキシコやカリブ諸国はかなり落ちる。
何故だ？
15歳の段階では楽しい毎日なのか？
それとも、まだ夢を持てるのか!?)

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自分を他人と比較して、他人に嫉妬するのは無意味である！

だが、自分が究めたい世界で、自分と世界の超一流を比較-正確に言えば彼らを参考にし、常に目標にする意味での比較-する事は、大変有意義である！


…噛み砕いて言えば、人間はどんなに境遇が上がっても、必ず似たような他人は居るモノだし、意識し出したら無駄な嫉妬や見栄が出るモノだ。

大臣に成れば他の大臣や宰相に嫉妬し、国王に成ったらより豊かで強い王室に嫉妬するモノだ。これではキリが無い！

こういう嫉妬は、魔界の罠(笑)であり、自分自身を持っていないから起こるのだ。つまり未熟！


だが自分がライフワークにしている世界で、常に目標を高く持ち、向上心を失わない為に、ワールドクラスを意識し、それを評価し、近づく努力は、最高に素晴らしく必要な事だ♪

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フランスは決戦投票に成ったが、まずル･ペンが勝つ事は有るまい！

残念だな、トランプ君(笑)

ナチスの牙城(笑)オーストリアでさえ、決戦投票でギリギリ右派は破れた。

ヨーロッパはアメリカとは違うんだよ😁

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右派またはファシズムは、始め甘い言葉で近寄って来る…。

だがこれは左派/共産党もそうだろう‼


共産党の綺麗な主張が、実現不可能なのは、単に、人間が聖人の集まりでは無いからに過ぎない。簡単な理由だ(笑)

一人でも私利私欲に走る幹部が居たら、共産党政権は破綻するのだ。


日本の共産党の場合、無神論は大して問題にならない。
日本共産党自体、信教自由を認めるらしいし、仮に政権把握後に元祖マルクスみたいに認めなくなっても、普通の日本人はそれゆえに殉教までしないだろうし…。

で困るのは富の偏りが、今までと別の連中に行くだけな事。

それから秘密警察主義、か？

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今年はルター博士の宗教改革からちょうど500年。

ドイツでは盛大に祝う！

この500年を長いと見るか、短いと見るか？

日本で言えば江戸時代開始より百年近く古いから、まあ長いのかも知れない。

だがギリシャ正教会(正式には325年ニケア公会議から発足。しかし一応紀元33年頃のキリストの復活からあるとする)なんかと比べたら、４分の１程度。

つまり古代と中世を欠くのだよ、プロテスタントは(笑)

カトリックは事実上は800年のカール大帝の即位で、ローマ教皇が東ローマ皇帝及びギリシャ正教会から独立したのが起源。だがそれでも1200年を超える！


ルター個人を好きだが、しかしプロテスタンティズム自体は近代に生まれた割に新しいキリスト教なのだ！

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ある夕方、｢死｣が現れこう囁く。お前の生を今夜奪う、だがお前がそれに納得するようにしてから、と。


それから｢死｣は私に様々な幻影を見せる。栄光、冒険、激しいロマンチックな恋愛、美しくも哀しい日々…。

凡そ３百年分くらい見ただろうか？

その後、彼は私を今の現実世界に連れ戻す。

ごく普通の、仮に何かがあっても幻影の３百年とは比較に成らない退屈で悪臭放つ現実に。


私は最早、｢死｣に逆らわない。むしろこんな退屈で平凡な人間の生を早く終わらせてくれる事を願うだろう!?

ただ一つ、激しい苦しみを伴わない死ならば。
大いに歓迎だ😁


かくて私が明日、目覚める事が無い、ならばそれはそれでいいのだが…(笑)

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この世は退屈で悪臭を放っている！

ある神父は言った。この世の生は島流しである、と。

半ば納得したが、それにしても何故？

カトリックやプロテスタントの性悪説から脱して性善説(？)の正教会に改宗した私には残り半分は分からぬ！

退屈な原因は日本に居るからか？

北朝鮮、ダサいファッションの男供、女性に関してはワカリマセン(笑)


それはまあ、少なくとも女性がシャルマント、魅力的な祖国オーストリアや、美人が多い旧オーストリア帝国領(チェコ、南ポーランド、西ウクライナ、クロアチア等)ならば、彼女らとの付き合い、会話も辛うじて生きるモチベーションに成りうる。

男供もカフェに入れば、日本人より遥かに親しみ深く、お喋りだしね♪


それでもオーストリアの世界も、生の本質的虚無から一時的に私の目を反らす｢幻影｣に過ぎぬ！

ワルツ、娯楽、美女、お喋りの幻影と一生付き合い、虚しく、だが楽しい刹那を生きるのも、他人よりは幸福かも知れぬ。

だが…。

まあ深く考えるのは止めよう。どうせ我々の真実、幻影の世界から覚めて行き着く世界は、皆同じなのだから(笑)

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マジか？

さっき目が覚めた。と言う事は私はまだ生きているのか？

それともこれは別の幻影か？

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ショパンのピアノ作品は、超マイナーな曲(ボレロとかタランテラ、また遺作のフーガ等)を除き、ほぼコンプリートしているのだが…。

とは言え、英雄ポロネーズと、ソナタ３番は除く！

ソナタ３番は４楽章がなかなか素晴らしいが、全体的には２番｢葬送ソナタ｣のカオスの方が好きだし、どのみちリストのソナタほど難しくないし、で私には珍しく練習した事が無い😅

晩年にしては、バラード４番や舟歌、幻想ポロネーズほど傑作では無いと思うし。

まあ趣味の問題だな(笑)


他方、英雄ポロネーズは、定番曲で、ミーハー的で嫌だったのだろう？


だが昨日、これを練習してみた❗

何だか初見でかなり楽に弾ける😆

勿論、一流クラスの演奏するには、何日も定期的に練習が必要なのは言うまでも無いが。


とにかく、結局、英雄ポロネーズは、両隣の大ポロネーズ(Op.44のいわゆるポロネーズ５番、及びOp.61の幻想ポロネーズ)よりかなり易しいの一言に尽きる。

ほぼバラード３番くらいか？

力では(特に女性には)英雄ポロネーズがキツイかも知れない。が逆に細かい部分ではバラード３番が複雑。
私ももしバラード３番を初見させられたら、英雄ポロネーズより難儀するハズ!?

英雄ポロネーズの優れた点(これがこの曲を有名にさせた理由の一つだろうが)は、ショパンにしては、オクターブの効果がリストみたいに豪快で機能的な事。

だから素人には、実際より演奏効果抜群で、大曲に聞こえるのだろう？


勿論、ショパンならではの、メロディーと和声の天才もこれを有名にさせた要因だが。


なお、中間部の左手オクターブの連打は、無理して英雄ポロネーズを弾くレベルの人々には苦しいかも知れないが、こっちはリストの｢葬送曲｣で更にずっと難しいパターンをやっているから、全く問題無し。


と言うより、ラフマニノフの協奏曲を弾く人間ならば、英雄ポロネーズに技術的難点などあろうハズが無いのだ。

協奏曲３番は全く引き合いに出すまでも無く、２番の中だけに英雄ポロネーズに必要な技巧パターンは全て含まれている感じ🎵


もし私がショパン弾きなら、この歳まで英雄ポロネーズとソナタ３番をやらなかったのは、有り得ない話だが、私はショパン大好きだが、ショパン専用になる積もりは無いから仕方あるまい💦

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数日前、私が尊敬するサンソン･フランソワのショパン｢ピアノ協奏曲２番｣を、数年ぶりに聞いた。

余りに頭の中で理想化し過ぎていたせいか、聞いて、｢あれ、こんな程度だっけ？｣
と少しガッカリ⤵

まあその時の私の気分が合わなかったのも、あるだろう!?


だがその後、イギリスの技巧派ピアニスト、スティーヴン･ハフの同曲の演奏を聞いて、改めてフランソワの偉大さを理解した！


ハフ(初め現代の技巧派の大半)は、この曲の速いパッセージを正確な技巧のみで、飾りのように弾き流してしまうのだ💦

だがフランソワは違う。彼はやや遅くパッセージを弾くが、そこに込められた絶妙な歌を完全に歌い切る。

これがどのくらい難しく大変な事か、は、ピアノの上級者なら多分理解できるハズ！

しかもフランソワは、単に伝統的、ロマンチックに美しく歌いながら速いパッセージを弾くのでは無い！

時には｢ひねくれ｣たり、わさと｢乾いた｣感じも出して、独自の個性を曲げずに主張しながら弾くのだ。


このショパンの｢２番｣のパッセージは、｢１番｣以上に複雑で歪んだ病的な美しい歌が込められていて、あっさり技巧で弾き流したのでは、全く弾かなかったのと同じなのだ。


現代には、｢詩人｣であるピアニストが全く減った💢

フランソワ以外にも、ホロヴィッツやルービンシュタイン、或いはコルトーなどがそうだったような…。


そして曲芸師だけが残った。このままではピアノ演奏は袋小路。このまま、世界で芸術音楽が廃れていくのか、或いは皆が目覚めて新たな時代が開けるのか⁉

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何だか｢江戸っ子｣で少し揉めてるスレを発見したが、私も母の家で生まれていれば、完璧な江戸っ子だったのか？

母の一族は４代前から中央区京橋から八丁堀にかけて住み、完璧な｢江戸っ子｣だった。


だが母はドイツ系オーストリア人と結婚し、私はウィーンで生まれ育った。


つまり江戸っ子では無く、ウィーン子に成ったわけ(笑)


70年代にも80年代にも、八丁堀の実家を訪ねた事がある。ただ都会人の概念が、ヨーロッパと日本では全く違う。

勿論、内に秘められた都会人の雰囲気を、私は八丁堀や京橋、日本橋の伝統的住人から感じた。

ただかつて世界一だったハプスブルク王朝の帝都で、欧州一の都会だったウィーン-と言っても実質はドナウ運河より西、ギュルテルより内側、つまり１､３､４､５､６､７､８､９区だけに限定されるが-の、シャルム、優雅、華麗、デカダンを東京中央区では感じられ無かった。

代々続いた八丁堀や京橋の人々は、職人や商人(？)が多く、倹約家でむしろスイス人気質と似ていると思った。


だがそうした都会の質そのものが違うにしても、現代だけ見れば、中央区にはアラブ人や明らかな途上国の異民族が余り目立たない！

他方ウィーンは、第３回トルコ(及びムスリム連中の)包囲で、遂に陥落してしまった感じが漂うからね💦💢

だからって、難民移民排斥の右翼に走るのは、単純過ぎで、右翼に政権握らせたら様々な彼らの隠された野望まで出てくる可能性が高いからね💦

難民排斥は、得票率獲得の最大の餌に過ぎないだろう？

私がある程度ナチス贔屓だからと言っても、右翼の全てに賛成なわけじゃない！

人権や弱者(障害者)同情は、持つべき美徳だし、私は(ギリシャ)正教に改宗したんだし…。


それにウィーンは東京とも、世界のどの都市とも違い、ある程度なら異民族を同化させられる魔術の都市だから。

スラヴ人もユダヤ人もトルコ人もロシア人も、２代目からは普通にウィーン市民って感じ。同じドイツ語方言を喋り、皆でウィーンの文化と伝統を築くんだ！

これは多民族都市でも、地区ごとに住みわけが顕著なパリやニューヨークとは違う！

ただ今回みたいに大量な移民だと、いくら弾力性に富むウィーンの胃袋でも消化仕切れるのか、少し不安ではある😓

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>> 88 因みにベルリンやロンドンは、美しくない。機能的な都会であり、ウィーンやパリみたいな｢味わい｣が少ない。

これはカトリック圏とプロテスタント圏の問題だけが、原因では無かろう？


プロテスタント圏だって、ストックホルムやコペンハーゲンは、まあ美しい、または雰囲気がある。

それにリューベック初めバルト海に広がる旧ハンザ都市群は、プロテスタント圏だが、皆、かなり美しいではないか？


ロンドンやベルリンが美しくないのは、帝国主義時代に急な拡張をしてしまったからか？

まあイングランド人とプロイセン/ブランデンブルク人に、美術的感覚が乏しいのは事実だが(笑)

大国目指してただ突っ走った彼らの結果が、首都の美観に現れて居るのかも!?


パリは文化や国際会議では、重要な都会だし、歴史的に見るべきモノもロンドンやベルリンより遥かに多い。

ただ近年は美しさが失せて来た。いや、別にアラブ人や黒人が沢山いるから、では無くて💦

まあ彼らの存在がパリのイメージ低下に繋がっているのは、否定できない事実ではあるが(笑)


でもって、日本人などが、真にイメージするヨーロッパらしい街があちこちにある国は、ズバリ、オーストリアとチェコなのだ！


ドイツにもまあ有るが、大概は田舎街ほど昔の雰囲気を留め、有名な都会はどんどん現代的な美観より機能重視の建築が増えている。

または、中世から近代ヨーロッパのイメージとは少し違うが、古代遺跡やルネサンスの香りを味わうなら、イタリアね😉

まあ埃ぽくて、時間に不正確で、生意気で、腹が立つ事も色々出てくるのを覚悟の上なら(笑)

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父と子と聖霊＋

キリスト教正統派の教義｢三位一体｣であるが、勿論、究極には人間には分からない神秘とされる。

キリスト教の特長は、古代から理論で分かり易い説が｢異端｣とされ、逆に謎や神秘を残す非論理的な説が｢正統｣と決まる傾向。

だがこれは、バカが勝つと言う意味では無い。｢神｣を完全に理解するのは不可能だ、との謙虚さの現れでもある。


もう１つの傾向は、まあこれは他の宗教や政治にも有る事だろうが、世俗の武力や財力を味方につけた方が正統、弱者側が異端に決まる。

つまり中世後期、カトリックとギリシャ正教会が互いを異端だと決め、相互破門した時は、武力や財力が互角だったから、どちらも自分を正統派と主張したまま、引き分けに。

つまり異端とされたどちらかが滅亡させられる事は無かった。


同じくルターのプロテスタントも。

カトリック側は新たに現れ、教皇やカトリック教義を批判したルターを異端と決めたが、ルターにはドイツの世俗諸侯らが味方に付いたから、カトリックはルター派を滅ぼせず、ルター派やプロテスタントの存在は既成事実に。

だがルターより百年前のフスの場合、諸侯のバックが足りず、チェコの大衆のみが支持しただけだったから、フスは処刑されてしまった。

フス派は細々と生き、今もチェコの一部に存在するが、ルター派みたいに北ドイツ、北欧からアメリカまで広がる勢力には成れなかった！

ただキリスト教を仏教やヒンズー教と比べた場合、正統か異端かの議論が会議でやかましく厳格で、異端とされた側は武力を持たないなら滅亡させられた。

ヒンズー教や仏教では、そこまで新派や異端とされた派に対する迫害は厳格で無かったように思う✋

良く言えば寛容、悪く言えばルーズか(笑)

最近はキリスト教も、アメリカや韓国のプロテスタント原理主義者(福音派)以外は、仏教並みに寛容に成った♪

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>> 90 もう一つ、三位一体について私が言いたかったのは、最近、古代インドのサンスクリットにこれが訳された場合を知り、面白いなと思ったから😄

父は本来の４世紀のギリシャ語ならパテール。まさに｢父｣であり、また神(一応ヤハウェ)。これをサンスクリットではイシュヴァーラと訳している。
インド哲学を知る人には、面白い訳だろう!?

｢子｣はヒュイオス。これは｢子｣であり、キリストの意味でもあるが、流石にインドでもキリスト(クリストス？)と訳すらしい。


最後の｢聖霊｣が一番面白い！
本来はプネウマ(霊、息)にハギオス(聖なる)が付いた形で、父なる神から信者各人に贈られる特別の霊であるが、サンスクリット訳だとこれが｢アートマン｣に成るのだ❗

ただアートマンだと、インド哲学の概念では、全ての人間の本質的｢自我｣と言う意味であり、これが宇宙の本質である｢ブラフマン/宇宙我｣と同じだと悟れば、輪廻から解脱できると考える。

つまり、キリスト教の｢聖霊｣を｢アートマン｣と訳すなら、まさにキリスト教神秘主義に一番近く、更にはパラマスなどの偉大な正統派神秘主義者をも超えた、神と人間の一体化を表すモノと成るのだ！


ただ、ギリシャ語のプネウマが元々｢息｣だったように、サンスクリットのアートマンatmanも、ドイツ語のatmenアートメン(呼吸する)と同じ語源であるとする印欧語説に従うならば、プネウマの正確な訳がアートマンで良いのかも知れない!?

面白い神秘だな♪

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ところで三位一体は、ギリシャ正教会、カトリック、イギリス国教会、ルター派やカルヴァン派プロテスタント全てに共通の教義だが、本来は４～５世紀の会議で、｢子は父より発する｣、｢聖霊も父から発する｣だった。ギリシャ語原文に間違いなくそう書いてある！


だが後にローマ教会(カトリック)は、｢聖霊は父と子から発する｣と｢子｣をつけ加えたラテン語の教義文を勝手に作り、これがギリシャ正教会とカトリックの教義上の最大の相違に😢

ずっと後にカトリックから分離したプロテスタントやイギリス国教会も、｢聖霊は父と子から発する｣だけはカトリックと同じ。

当時の歴史学、文献学では、古代本来の教義文が分からなかったのだろう？

このカトリックがつけ加えた｢子から｣をラテン語で｢フィリオクェ｣と呼び、この争いを｢フィリオクェ問題｣と呼ぶ。


どっちでも大差ないじゃん、と思うかも知れないが、聖霊が｢父からのみ発する｣ギリシャ正教会の立場なら、子(キリスト)も父から発するから、キリストと聖霊が同格に成る。

他方カトリックがつけ加えた聖霊は父と｢子から発する｣だと、聖霊は父や子(キリスト)より格下に成る。

この立場なら、聖霊はキリストを信じなければ(つまりキリスト教徒で無ければ)受けられない。

他方、ギリシャ正教会の本来のキリスト教正統派教義だと、聖霊は父からのみ発するから、仮にキリストを知らなくても、神を信じ正しく生きるなら聖霊を貰える可能性が出てくる。

つまりキリストを知らなかったソクラテス、アリストテレス、ブッダ、シャンカラ等々、世界の偉大な哲学者や宗教家が皆、神に愛され、救われたと考えるのも可能👍


最近はカトリックも頑固さ減らし、遂にローマ教皇がギリシャ正教最高指導者と共同で、古代のギリシャ語原文-｢子から｣を含まない-を唱えた！


最後に、三位一体とはカトリックやプロテスタントの日本語訳であり、ギリシャ正教会ならば｢至聖三者｣となる。

父と子と聖霊は、１つの神にして３つの格/ペルソナを持つと言う｢神秘｣では皆同じでも、ギリシャ正教の方が各ペルソナの独立を強調する傾向✋


するとキリスト教はユダヤ教やイスラム教みたいな一徹な一神教とは少し異なり、一神教で在りながら三神教、いや聖霊は無数に在るのだから多神教の要素も幾分合わせ持つ、弾力性に富んだ宗教であるとも言えるのだ👍

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イタリアン･オペラは余り好きでないが、イタリア人らが最高のメロディーの名人なのは、良く理解している🎵

例えば｢チャールダッシュ｣の作曲者モンティ、｢アルビノーニのアダージョ｣の真の作曲者ジャゾット、更に有名な映画音楽の巨匠モリコーネ。

この３人だけ見ても、何と素晴らしいメロディー作曲家か❗

一つには音楽は言語と深い関係があり、イタリア語は美しく情熱的に歌うのに最適だから、てのも理由だろう!?

大体、映画音楽の作曲家は、かなりの巨匠でもチャイコフスキー、マーラー、ドビュッシー、ラフマニノフ等の影響丸出しなのだが、モリコーネだけは彼独自の美しいメロディー世界を持っている🎵

ワンス アポン ア タイム… のあの静かに盛り上がる音楽を、初めて映画を見ながら聞いた時は、泣けた。

基本的にはチャイコフスキーに近い部分もあるが、やはりモリコーネの個性がある。

と言うか、子供の頃｢アルビノーニのアダージョ｣を聞いた時も、チャイコフスキーかと疑ったが、その後、イタリアン･バロックの作曲家アルビノーニの名を借りてジャゾットなるイタリア人が作曲したと知った。


まあこれは、ある意味逆であり、チャイコフスキーがイタリア音楽を学び、自分のメロディースタイルに取り入れたのだ！

チャイコフスキーは勿論ロシア人であり、ロシアの要素を持つが、他方ドイツ、フランス、イタリア音楽の融合を成功させた初めての作曲家でもあろう!?

チャイコフスキーについては別に語るとして、今はとにかくモリコーネは素晴らしい作曲家だと言いたい！

モリコーネと並ぶ巨匠とされるジョン･ウィリアムズだが、彼のは｢帝国のマーチ｣が一番名作で、あと｢フォースと共に｣や｢シンドラーのリストのテーマ｣は、いい曲だが、転調に少し問題がある😞

一回通して演奏して、また繰り返すには、演奏者側で上手く転調技術を用いて、最初の調性に戻さねば成らないのだ😖

また｢スターウォーズ｣のオープニングテーマや、玉座の間も、いい曲には違いないが、やはりアングロ系の作曲家であり、イギリスのホルスト｢惑星｣の影響がモロに出ている。

とにかくモリコーネみたいな、シットリした美しい自然体の音楽は、イタリア人で無いと作れないようだ❗

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国粋主義とか右翼思想は、実は民主主義の産物だ❗


フランス革命より前の世界には、戦争や争い全般は王朝間の問題で、例えばオーストリアとスペインなんて全く言語も民族も違うが、ハプスブルクの領地だから、一緒にフランスと敵対したり、ザクセンとポーランドが同じ君主になれば、両方の軍がスウェーデンと戦争したり…。

これらは王朝同士のゲームであり、また王族や貴族は自民族の平民とよりも、他国の王族、貴族と結婚していた。

つまりナショナリズムなんて全然無しに等しかったのだ！


だがフランス革命とナポレオンにより、平民の地位が上がり、軍も国民からの徴兵制を導入。

ここから各国のナショナリズムが生まれた！


平民は遠くて分からない言語話す他国民より、身近な自国民に親しみ持つし、政治家(まだ貴族が大半だった)も民主化するほど平民の支持が必要に成ったから、平民に分かりやすいナショナリズムを煽った。

だから民主主義と右翼は対立するのではなく、右翼思想の前提に民主主義が在るのだ。
(ヒトラーも民主主義に則して政権取った⚡)


日本の場合は、島国で貴族も近隣諸国の貴族との結婚など、無かったようだし、少しナショナリズムも違いように見えるかも知れない!?

日本は民主主義以前の時代から(江戸時代など)、天下(世界)とは日本だけであり、他国について普段、意識の外。

だから今でもナショナリズムには、知らない他国に対する不安、関わりたくない気持ちも強いだろう！

ただし、やはり平民の意見が政治に反映され出したのは、明治以後、欧州に留学した支配階級やインテリによって叫ばれ出したのだし、さらに急激な民主化は戦後アメリカによる上からのモノだったろう!?


ならばやはりナショナリズムも、欧州に民主主義が起きたから日本でも生まれたワケで、仮に現代にも江戸時代が続いていたら、武士の意識はライバルの藩、平民(大衆)の意識は日本の他の地方、どころか、江戸人ならば江戸内の他の地域、田舎なら隣の村くらいに対して、｢意識した敵意｣を持っただけだろう😁


そして外国人なんて、全くの宇宙人だ✋

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ドイツはクラシック大国か？

日本人のイメージなら、そうだろう!?
いや、オーストリアてかウィーンが上ってイメージかも(笑)

だが逆説的な真実を述べると、ドイツ(オーストリアを抜かした場合)の大作曲家の大半は、ドイツがルーツでは無いのだ。

バッハ…先祖はハンガリー系。かの大バッハより150年くらい前、先祖が(多分トルコのせいか、オーストリアのカトリック押し付けのせいか)ハンガリーから中部ドイツに移住して来た。

ヘンデル…これは逆に生まれは中部ドイツだが、後半生イギリスに渡りイギリス人に成った。

ベートーヴェン…祖父がオランダ(正確には現ベルギーのフラマン)人。フラマン/フランダース地方からドイツ西部のボンに移住。
Beethovenベートーヴェンて苗字はオランダ語。
また孫である大作曲のベートーヴェン自身、二十歳過ぎにウィーンに移住。一生ウィーンに住む。つまり現代の国別なら、生まれた場所だけドイツで、血筋はオランダ系、さらに後半生の国籍はオーストリアになる♪

メンデルスゾーン…ドイツ人だが、ユダヤ系をドイツ人扱いしたくない連中には余所者。

シューマン…普通にザクセン生まれのドイツ語母語だが、出自はスラヴ系ゾルブ人らしい。

ワーグナー…ユダヤ系の疑惑あり。ただこれはヒトラーのそれ同様、過激な反ユダヤ主義者だったから余計探られ易いのかも？。


で、純粋なドイツ出身でドイツの大作曲家はブラームスだけ、となる💦

(ただ彼も後半生ウィーンに移住し、オーストリアに住んで死んだ)

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>> 95 ついでドイツ人の音楽感覚に一言。

クラシックの重厚な音楽が向くのは議論の余地なし。また他の先進諸国(オーストリアを除けば)より、まあクラシックが皆に身近。

ただしドイツ人の芸術音楽とは、複雑な形式(ソナタや変奏曲)や多重旋律(フーガやカノンなど)、更にはオーケストラや器楽の構成や楽器製造技術に優れているのであり、イタリアや東欧みたいに単純にメロディーが自然体に美しいのでは無い！

むしろメロディーは単純でダサいのだ(笑)。イタリア人みたいに、元来のメロディーの天才では無い💦


また近年は、オーケストラやドイツ･オペラ、宗教音楽の演奏レベルは健在だが、ピアノやヴァイオリンなどの楽器演奏では、20世紀半ばまでみたいに世界的巨匠が沢山いる状態では無くなり、ピアノなど明らかにロシアやフランス、イギリス等のリードを許している始末😢⤵

加えて、敗戦の痛手や、ナチスが表面上ドイツのクラシック音楽を重視していたから、戦後、反ナチの体質に伴い、英米系の軽音に傾く人々が増えた。

かえって逆に、イギリス人の方が、まあまあのインテリならバッハ始め、ドイツ音楽を愛好している(かも)!?

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オーストリアの場合、ドイツとは少し異なる♪

まあオーストリアも、大作曲家を多数輩出していた時代には、ドイツと同じ国(と言うかそもそも1871年までドイツ国家は無く、ドイツ系諸侯国が大小30くらい存在していた中で、最大の国がオーストリアだったワケ💦)であるが…。

ただウィーンを中心にオーストリアを考えるならば、ドイツ語圏だがイタリアや東欧からも近く、オーストリア生まれの作曲家は、ドイツ生まれよりメロディーの天才が多いのは事実。


モーツァルト、シューベルト、ヨーハン･シュトラウス。ハイドンもまあそうだろう？
(ブルックナーやマーラーはもう後期ロマン派だからワーグナーに似てメロディーが複雑)


ただオーストリアと言うよりウィーンに関しては、(ドイツに似て)地元出自の大作曲家が少ない。

シューベルトとヨーハン･シュトラウスくらいか？

モーツァルトは当時まだ半分バイエルンだったザルツブルク生まれ、ハイドンはハンガリーに近いローラウ出身。

マーラーは現チェコ生まれだし、シューベルトだって先祖がチェコに住んでいた！

更にはヨーハン･シュトラウスはユダヤ系(だがオーストリアやドイツ民衆に大人気だったから、ナチスもシュトラウス一家の音楽だけは禁止しなかった)。


また、オーストリア人はドイツ人ほど勤勉では無く、更にマッタリゆとりと人生を味わうのが主義だから、近年の、只々子供時代からキチガイみたいに楽器練習ばかりして技巧偏重に走る演奏界で、ロシア人やフランス、イギリス等のマニアックな連中みたいに成れるワケが無く、また成りたく無くて、ウィーンフィルでさえ余り練習しないで音楽の新鮮さ保つ本番を重視する伝統なので、現代の技巧偏重から見れば少しルーズである🎵

まあ、仕方あるまい😣


ただし、ウィーン始めザルツブルク、その他の街自体の雰囲気に、クラシックが宿っているのは多分事実。

伝統建築や風習を重視し(これはフランスも似ているか？)、更にフランスよりマッタリして、ドイツみたいに現代機能重視の町並みに走らない。

人生はシュトラウスのワルツみたいに、｢酒､女､歌｣であろう🎵

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毎日のピアノに特定のエチュードがあった方がやはりいいので、数日前から久しぶりにブラームスの｢パガニーニ変奏曲１＆２集両方｣を練習始めた♪

これでウォーミングアップしてからラフマニノフ協奏曲２＆３を練習する！


昔、教授がオーストリアでまあ有数のピアニストでもあり、このパガニーニ変奏曲を通すとショパン･エチュードがかなり楽に感じると言っていたもの。

確かに効果が少しずつ見えて来た！

難易度ではラフマニノフ協奏曲２番より難しいから、これを練習した後だとラフマニノフ２番がスムーズに弾ける。

３番と比較した場合、やはり総合的には３番がパガニーニ変奏曲より難しいと感じる。フル･テンポで弾くならば…。

しかしこの３曲(ブラームス:パガニーニ変奏曲集、ラフマニノフ協奏曲２＆３番)では、３時間くらいの練習とは言えかなり苛酷かも知れない!?

だから表現の為も兼ねて、技巧的に無理が無いリストの｢巡礼の年第３年｣(全７曲)を加えた。

４曲目の｢エステ荘の噴水｣と言えどもかなり楽😄


ただ後期のリストは、無調に近く音楽的に大変素晴らしいと、久しぶりに感じる。しかも不気味さ、斬新さに加えて、実に洒落ている♪

これは後期ベートーヴェンやブラームスには無い特長。やはりリストにはフランス風傾向があるからだろうな👍

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>> 98 ブラームスの｢パガニーニ変奏曲｣は、超一流のエチュードであると同時に、ショパンやリストのエチュード同様、音楽的に豊かで、一級の芸術作品でもある。

まあ｢ヘンデル変奏曲｣の方が音楽的には上との意見もあるが、私は同格だと思う！

逆にあのリヒター(日本ではリヒテルと呼ぶか!?)は、パガニーニ変奏曲を上と見て、ブラームスではこれとピアノ協奏曲２番を特に高い評価をしていた。


まあパガニーニ変奏曲については、以前の <リスト それからショパン> スレでシューマンのノヴェレッテン全曲をかなり詳しく書いたように、暇な時、説明しよう✋

これを練習したい人が絶対居ないとは限らないからね(笑)

技巧的にはシューマンの｢交響練習曲｣より難しいが、地味なブラームスだから弾けないで聞いてる人々には、交響練習曲がより難しく聞こえるらしい💦


まあ交響練習曲も勿論易しくないが、大体ブラームスならヘンデル変奏曲に近いだろう。

パガニーニ変奏曲は、ラフマニノフ協奏曲レベル♪


なおラフマニノフ協奏曲は２番も３番も、弾き方のヒントなど書いて伝わるモノでは無く、弾けるレベルの人が自力で身につけ、自然に弾くべき作品だと思う！

特に３番など全体的な力量が無ければ、弾けるコツなど無いな！

で、今夜か明日くらいに、まずリスト晩年作品について色々気紛れに書くだろう!?(笑)

• << 102 やはりブラームス｢パガニーニ変奏曲｣Op.35の弾く場合のコツを少しずつ交えよう✋ まずこれは１集、２集に分かれ、それぞれパガニーニのテーマと14のエチュード風変奏曲から成る。 エチュード風変奏曲ならば、シューマン｢交響練習曲｣もそうだが、これには３や９みたいな全く変奏曲では無いのも途中に入る。 シューマンの個性的天才がよく現れたわけ♪ 対するブラームスの変奏曲では、全て変奏曲かつ練習曲(エチュード)だ！ まず第１集から✋ テーマ(ヴァイオリン原作)のブラームスによるピアノ編曲は、特に難しくない。 だが続く変奏曲１で急に右手６度のメカニックにキツい技巧に加え、左手も小指押さえたままの３度の技巧が重なる。 ここで既にショパンのエチュードOp.25-8レベルにいきなりいくわけだ。 対処するには、ひたすら強い指と手首で弾き切るか、または柔軟な手で肩からの力も加え弾くか、だ！ なおこの変奏曲１はそうでもないが、ブラームスのパガニーニ変奏曲自体には、アマチュアが独学で弾こうとすると、マジで手や指を壊してしまう箇所が沢山ある。 だから一応、かなり弾ける教師についてツェルニー上級や、ショパン、リストのエチュードを学んだ経験が必要だろう!? その上で他のエチュードと同じコツで弾くのでは無く、他を参考にしつつブラームス独自の技巧を研究すべきなのだ❗
• << 139 眠れないから、今度は懲りずに、ショパン｢２４のプレリュード｣について、ブラームス｢パガニーニ変奏曲｣やシューマン｢ノヴェレッテン｣みたいに、弾く立場から一曲ずつ解説しよう🎵 ブラームス｢パガニーニ変奏曲｣ほど難曲揃いでは無いし、アマチュアでも弾ける曲も幾つかある。ただし全曲弾く場合の密度や完成の難しさでは、ブラームスのと大して変わらないだろう？ このショパンの２４曲は、バッハ｢平均律｣に習い、全ての調性を使っているが、、バッハが長短の調を半音ずつ上げていく方法で２４曲書いたのと違い、ハ長調から始まるが次に平行調のイ短調に移り、更に次の長調は＃を一つ増やし、こうして＃方向を周り一周して２４調使い切るのがショパンのプレリュード集の特徴。 因みにリストも超絶技巧練習曲でショパンと逆に♭の方向での一周を目指したが、１２曲で一応完成した為、調性では半ばの♭５つの変ロ短調までで終わった。 後にこの続編(？)を近代ロシアの作曲家リャプノフが書き、リスト＆リャプノフの両超絶技巧練習曲で２４全部の調を使い切る🎵 ではショパンのプレリュード、毎日少しずつ始めよう✋

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>> 99 リストは独断と偏見で言うなら、アルセーヌ･リュパンに似ている。

(Lupinのフランス語発音はカタカナ訳が不可能。日本ではルパンと訳されるケースが多いが、まだしもリュパンの方がフランス語に近い。ただＬの発音に加え、最後のinが鼻から吐き出す息が混ざる音なので、正しい発音はフランス語経験者以外には無理。
実はこれChopinショパンにも当てはまる。)


理由？

健康で長生き、華麗なロマンティスト、変化の名人、美男子、天才などなど。


以前どこかでショパンがポーに似ていると書いたが、これは実在の大作家ポーと、作風や短い生涯、生きた時代の一致などを言ったのだ。

だが今回のリストの比較相手は、ルブランの小説の主人公、つまり架空の人物♪

なぜ似ているか、それは50歳過ぎた時期の両者の心境が共通していると思うのが第一。

それから若い時期に戻り、華麗で超人的な活躍の数々。

さらにどちらも貧しい家庭に生まれ、早く父親を無くした事。


とにかく巡礼の年第３巻を弾くと、何だか晩年のリュパンの心境を感じるのだ🎵

• << 101 10代後半に本格的にLupinにハマり、全部で26冊くらいのうち、20冊以上読んだ。 ただドイツ語訳は初期出版された｢怪盗紳士｣、｢リュパン対ショルメス(ホームズ)｣、｢クリスタルの栓｣、｢針の岩｣、｢813(リュパンの二重生活、リュパンの３つの犯罪、両方)｣、あと｢鐘が８回鳴る｣くらい💦 リュパン小説の内容がかなり反独だから、が理由でもないが(第二次大戦中はフランス占領したドイツによりリュパン小説の幾つかは出版禁止扱いだったが、戦後は基本的に独仏同盟だし、反独小説くらい気にしない心のゆとり。特にオーストリアでは微妙で反独をザマアと言う風潮さえあるから。) まあ全部翻訳されないのは、ドイツ人のメンタリティがフランス人と違い、法律破る怪盗が主役なのに抵抗あるから人気が出にくい、のだと思う。 オーストリア人は怠け者だから、本などドイツ人の翻訳をそのまま輸入するだけ💦 同じ言語だからわざわざ自分らで新たに訳すなんて、滅多に無い。 で仕方ないから、訳されてないのはフランス語で読んだ。 考えたらリュパン翻訳が一番多いのは日本かも知れない!? 英語訳も初期のモノしか無いようで、10冊も無いだろう？ さてしかしリュパン小説で面白いのは、やはりドイツ語訳された数冊と、｢アルセーヌ･リュパンの告白｣、｢バーネット探偵事務所｣、それから内容よりリュパンの人生の中枢である｢カリオストロ女伯爵｣と｢カリオストロの復讐｣くらいだろう♪ とにかく私は最初は定番のホームズをかなり読んだが、次第にリュパンにシフトしたのだ！ 懐かしい時代だった。今度は日本語で買って読んでみたい。細かい部分をかなり忘れているし…。

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