🎭ある暗黒卿の気紛れな呟き🎵＋⚡✒🐱

>> 450 🎶こうして見ると、ベートーヴェンのピアノ曲は、ハンマークラヴィーア･ソナタ(と協奏曲なら５番/皇帝)を例外とすれば、まだ現代のピアノ技巧(リストから始まりラフマニノフで大成)には耐えられない、昔のピアノに合った少し線の細いタイプが多い。

ショパンの作品も大体、そうだ。つまりショパンとリストではピアノに対する考えが全く異なり、ピアノを独自の楽器と考えたショパンに対し、リストはピアノを交響曲が１台で弾ける楽器と考えたのだ。

(シューマンはまた全く独自に考え、瞑想の道具、更には室内楽的なポリフォニー実現の楽器と扱った。ただし彼の｢交響的練習曲｣はかなり交響的であり、これを更に難しくした感じがリスト編曲の英雄交響曲にはある)

とにかく後期ベートーヴェンのピアノ大作(ハンマークラヴィーア･ソナタやディアベリ変奏曲)みたいに和声が複雑で神経を使う作品に比べると、このリスト版｢英雄交響曲｣は難しくても明確で、演奏効果も絶大、やっていて楽しい😄🎵


技巧もラフマニノフ協奏曲３番と比べたら、楽だと感じる。問題は完成したテンポで全体を弾く場合の、体力と腕力だが、まあ｢皇帝｣やラフマニノフ協奏曲２番をオーケストラも含めてピアノ１台で十分弾けたのだから、普通に考えたら問題あるまい👍

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♪最近感じた事。

日本の場合、ヨーロッパと違いパイプオルガンの伝統が無いから(キリスト教がメインで無かったから当然だが)、パイプオルガン奏者はピアニストに成れなかった落ちこぼれが殆ど。

ピアニストどころか、ピアノの中級レベルもマトモに弾けない人だらけ。我々、専門家から見れば。これは酷い全く！

まだしもヴィオラ奏者がヴァイオリンの落ちこぼれとは言え、マシなのだろう？

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🎭何だかメルケルが党首を辞めるとか何とか？

これはぜひアベも見習って辞めて欲しいものだ！

善人、悪人関係なく、長期過ぎる政権は良くないものだ。

仮に優れた指導者でも、余りに長期、大統領なり首相に成って政界のトップに居ると、マンネリ化し腐敗の悪臭を放つものなのだ。

皇帝や国王が長生きし、長期政権の方が望ましかった古代や中世とは違うのだ。昔は君主が長生きの方が国が安定し発展した。早死にだと後継者巡り、継承戦争とかによくなり、国が滅茶苦茶になる場合が多かった。

だが近代以降、長期政権は長すぎるとマンネリ、下手すると独裁に近くなるからダメ。

故にアメリカ大統領は２期８年まで、フランス大統領も同じく２期までと決まっている。

日本は元首(国王や大統領)に当たる天皇に政治の実権が無いから、天皇は何十年でも構わない。代わりに首相が実権握るシステムだから(ドイツ等と同じく)、長すぎは問題しか起こさない。

あのヒトラーが政権握って居たのが12年間。

これが辞める目安とは言わないが、アメリカくらいの最高８年で良いのでは無いか？

周金平や北朝鮮ではあるまいに。


全く、責任内閣制にも意外な落とし穴が有るものだな！

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🎶昨夜、ピアノで弾く葬送行進曲ならびに葬送に準じた曲を十曲くらい弾いて徹底比較してみた。

やはりダントツはベートーヴェンの英雄交響曲の２楽章。ただしリスト編曲に限る！

次が同じくベートーヴェンの交響曲７番の２楽章。

以前は最高に好きだったチャイコフスキーの悲愴交響曲の終楽章は、ピアノ編曲の限界からか、上の２曲より少し落ちる。

バッハの平均律１巻の22番も悪くないが、やはりチェンバロ曲ゆえダイナミックさに欠ける。

で驚いたのが、少年時代あれほど好きで熱演していたショパンのソナタ２番の３楽章の葬送行進曲が、リスト編曲のベートーヴェンのに比べて何とも薄っぺらい事！

この曲の良さは中間部の長調なのだが、それを加えてもショパンには失礼だが、ベートーヴェンの３番つまり英雄交響曲の２楽章と比較すると、クラシックと軽音くらいの差がある。

少なくとも昨夜はそう感じた！

しかしこの最高に偉大なベートーヴェンの葬送行進曲は、４楽章からなる交響曲３番｢英雄｣の単なる第２楽章に過ぎず、その前の第１楽章が革命的な傑作で、最後の第４楽章は単独でもピアノ曲の名作｢エロイカ変奏曲｣を凌ぐ出来なのだから、全くベートーヴェンは恐ろしい!!

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>> 454 🎶他に弾いた中で中々良かったのはリストの｢巡礼の年３年｣の第６曲。和声や発想がユニーク。

同じくリストの｢詩的で宗教的な調べ｣の第７曲はダメ。途中の部分が完全にロマンチックな、行進曲のリズムやイメージから逸脱している。

またハンガリー狂詩曲５番は、中間部がベートーヴェンの葬送行進曲へのオマージュゆえに、これも単独の葬送的作品とは考え難い。

モーツァルト｢レクイエム｣の｢ラクリモーサ｣はかなりいい。

チャイコフスキーならむしろ悲愴の４楽章より、四季から｢秋の歌｣の方が。
葬送行進曲では無いが、元々ピアノ曲ゆえ、また大変美しく哀しい作品ゆえに向く。


ベートーヴェンのソナタ12番の葬送行進曲は、これが英雄交響曲と同じ作曲家のモノかと思ってしまう感じ💦


あと偽アルビノーニの｢アダージョ｣は名作だが俗っぽいし、むしろマルチェッロのオーボエ協奏曲の２楽章の方が遥かにいいだろう？

天国との関連ならば、ベートーヴェンのハンマークラヴィーアの第３楽章、または交響曲９番の第３楽章が深くていい。

マーラーの９番終楽章はピアノ独奏には向かない。オーケストラによる｢瞑想的な葬送｣なら一流なのだが…。

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🎭先日、アメリカでユダヤ教のシナゴーグで乱射事件が起き、十数人のユダヤ人が死んだ事件だが…

犯人はトランプの影響受けた白人至上主義者で、ユダヤ人らを沢山殺す目的でシナゴーグに入り、20分くらい乱射しまくったと言う。

トランプはむしろ親ユダヤなのが問題なのに、やはりあの利口でない喋り方や態度が誤解を生み、色々滅茶苦茶な奴を煽ってしまってるようだ。

しかし私がこの事件を知った時の第一感想だが、それは、｢ユダヤ人も死ぬモノなのか!?｣

まあ老衰や病死があるのは当然だが、第二次大戦後、ユダヤ人の権力が大幅に増し、あちこちの分野を裏で牛耳っているから、何だか不死身みたいな錯覚が、私の中に自然に芽生えたのだろう？
バカげた話だが💦

つまりそれだけユダヤ人の影を過大評価して日頃生きているワケだ。

やはり不死は、我々ヴァンパイア一族だけであった。何だか奇妙な気分😓

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🎶やはり音楽は、聞くより自分で弾かないと真には分からない！

ベートーヴェンの交響曲も、過去にどれだけ聞き、時にはスコアを見たりしたが、今回リスト編曲で３番｢英雄｣と５番をやってみて、様々な新発見があった。

まあただ聞くだけより、スコア等の楽譜を見ながら聞く方が遥かにマシではあるが、それでも自分で弾くのが一番。

これは作品の和声や対位法理解に関しては、指揮者以上の体験だろう？

ましてやオーケストラの楽器の一員なら、単なる一部だけの演奏だから、コンサートマスターくらいだろう、全体を把握しているのは？

やはりピアノは、このように優れた編曲者さえ居れば、交響曲をそのまま１台で弾けるのだから、最高の楽器だ！

私もピアノ協奏曲のオーケストラ部分の編曲はかなりやって来て、独奏部に組み込んだりしたが、しかし交響曲をここまで見事にピアノ１台に編曲できるリストの天才に改めて脱帽！

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>> 457 🎶とは言え、５番の編曲バージョンは原作のオーケストラ版の味がどうしても出ないから、人前で弾く為ではなく、まず音楽家たる者、人生で一度もベートーヴェンの５番を弾かないのは勿体なさ過ぎ(ピアノのように５番が弾ける楽器を専門にしていながら)だからやるのと、勿論５番の細かい理解を体感し、更に自分で表現出来たら計り知れない音楽的進歩に成るだろうからやる。

あと意外に和音連打始め、優れた練習曲としても価値がある。特に一流オーケストラ･レベルのテンポでこれを弾くなら、かなり良い練習曲になるだろう？


他方、３番は十分、演奏会に耐える！
５番より流麗だからだが、フーガ的要素も豊かだし、円熟の中に若い情熱もかなり認められる。

やはりベートーヴェン自身、最後に９番を作曲するまでは３番が最高傑作だと考えていた理由も分かる。

これを練習し始めてから、何とラフマニノフ協奏曲２番が以前より弾き易くなった。

つまりそれだけ豊かな技巧的内容も含むのだろう!?

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🎭人間は若い時、一生懸命に学んだ事が固定観念になり、中年以上になってなかなかそれを変えられない場合が、多いようだ。

例えば、最近見た本。
ルター派(日本福音ルーテル教会)の日本では権威ある学者、牧師である徳〇氏がキリスト教の教派について書いた本を少し見たが、ギリシャ正教(日本の場合、日本ハリストス正教会)の知識が間違いだらけ。

現代では世界的傾向として、キリスト教の教派を並べる時、最初に東方教会つまりギリシャ正教、次にローマ･カトリック、それからルター派やカルヴァン派など古いプロテスタント、イギリス国教会、その後に様々な新しい沢山あるプロテスタントの教派の順で書いていく。
この点は徳〇氏の本もそうなっている。

ただしルター派の学者なら、一応キリスト教学者なのだから、新しい末端のプロテスタントについて知識が足りないのは仕方ないが、一番古く原始キリスト教の流れを頑固に守るギリシャ正教の知識があやふやなのは、かなりの問題では無いのか？

ただヨーロッパにも、学者では流石にそういう人は殆ど居ないが、牧師などやってる人や一般人のインテリで、自分の派しかよく知らない人々は居るから、まあ仕方ないか？

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>> 459 🎭これと関係ある話だが、日本のキリスト教には人種や同和差別が存在する、という事実を。

まずネットで知った情報だからどこまで本当か知らないが、近畿地方のある正教会で、信者が黒人の友達を連れて日曜日の礼拝/聖体礼儀に行ったら、後で神父から、｢彼らはすぐに洗礼受けたがるから、もう連れて来ないで欲しい｣
と言われてネットで怒りを爆発させていた問題。

これはキリスト教を知らない人には意味分からないだろうが、キリスト教でも正教会、カトリック、ルター派、イギリス国教会など伝統的な派では、礼拝の終わりにパンの一片とワインをキリストの身体と血として神父/牧師から受ける。

これをカトリックでは聖体拝領(カトリックの場合、普通、一般信者はワインを受けない)、正教では領聖、ルター派などでは聖餐と言うのだが、正教会の場合、特に念入りで神聖な儀式であるので、神父がパン切れが沢山入った大きな聖杯みたいなワインの杯から、匙でワインが染み込んだパン切れを一人一人の信徒の口に入れる。
信徒は舌で上手く受けて、その後飲み込みか食べてもいいが、ヨーロッパでは普通、口に入れられた匙を軽く口を閉じて確実に受け取る。つまりナメる感じか？

日本でもこれをやる人が居るし、大教会ならギリシャ人やロシア人もかなり来るから、当然ナメる人々がかなり多くなる。

で、黒人が洗礼受けて信者に成れば当然この儀式に加わるわけで、彼がナメた匙を他の日本人信者らが嫌がるだろう、との意味での神父の発言なのだ。


ただこの話はネット情報だから少し怪しい。
まず大人が正教の洗礼受ける場合、日本などでは特に一年以上、勉強会に通う必要がある。神父は日本語で説明するから、黒人が相当日本語を理解できないとダメ。
日本の正教神父は、大体、英語は片言、むしろロシア語を多く勉強している。

次に都会の大教会ならば、エチオピア人なども来るし、一応白人であるロシア人など全く気にしないで、エチオピア人がナメた匙をすぐ後で普通にナメる。


私もエチオピア人等に偏見を全く持たない。大体、彼らの方が地中海以外のヨーロッパ地域より古くからキリスト教徒ではないか！

向こうがこちらに偏見持つなら分かるが、逆は有り得ない！

↩

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>> 460 🎭ただ田舎に行くと、日本人信者しか居ないから、黒人がナメた匙を嫌がる傾向があるのかも知れない？


何故ならこれに関して、日本のルター派では確実に同和差別の跡が見られるからだ。

ルター派の場合、ヨーロッパでは牧師がまずパン切れを信者一人一人に配り、その後、ワインが入った大きめな杯を一人一人に飲ませる。

信者はパン切れを受けた段階でパン切れを食べて、ワインの杯を牧師から手に取り、少し飲んでもいいし、パン切れを手に持っていて、ワインの杯に自分で少し浸してワインが付いたパン切れを食べてもいい。

この場合、勿論、牧師はワインの杯を２つくらい用意していて、なるべく前の人の口が付いた箇所と違う箇所を次の人の口元に持っていくか、または軽く杯をハンカチで拭いたりする。

これは同じオーストリア人やドイツ人同士でやっている事で、単に食事の時に誰かが口に入れて使ったフォークを使わないのと似た、普通の感覚。

だが日本のルター派(ルーテル教会)だと、パン切れはカトリックみたいな既に小さく製造された丸く薄いモノを一人一人に牧師が配り、ワインは何と小さな、一人分くらいが入るグラスを50個くらい用意して、一人一人が完全に別々のグラスを手にして中の僅かなワインを飲み干すのだ！

これを見て、私は最初、日本人の潔癖な清潔感から来ていると思った。

だが後に学者クラスの牧師から聞いた話で、戦前戦後に同和の人々も信者に居たから、普通の日本人信者が同じ杯から飲むのを嫌がり、こういう面倒なやり方に成ったと知った。


まあアメリカ等でも、白人専門教会、黒人教会、黄人は昔は裏口からしか白人教会に入れなかったとか、差別が酷かったワケだが…


だがヨーロッパの教会にこういう人種差別は無い！

やはりキリスト教の歴史が長いからだ。

パン切れとワインを受ける時、特に正教、カトリック、ルター派などでは、これは神聖な瞬間であり、神の前に皆、信徒は一心同体、兄弟姉妹なのだとの当たり前の考えが強く浸透しているからだ。

アメリカや日本のキリスト教会は、まだまだ新しいから、｢神聖さ｣や｢超越｣の概念をよく理解していないのだろう？

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>> 461 🎭ああ、しかし正教会に関しては、御茶ノ水のニコライ堂の月報を見たら、10月に３人洗礼受け、そのうち２人がアフリカ系だった。

田舎の場合、昔よく地主が洗礼受けて回りの村人も皆受けるパターンだったから、そういう村社会の名残があり、他所者を受け入れ難い体質があるんだろう？

ルター派(ルーテル)の方は東京でも一人一人小さなグラスに分けて飲むのを今だにやってる(少なくとも８年前に目撃した時点では)。
こういうのを改めるべきだと思うが！

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🎶リストのピアノ編曲版のベートーヴェン交響曲３番｢英雄｣を、更に自分なりに難しくして練習していると、つくづく指揮者が羨ましい、いやピアニストで良かったと思う。
原作のオーケストラの響きには及ばないが、原作通りの音を全てピアノ１台で弾けるのだから。

そして初めてこう感じた。

ベートーヴェンが偉大過ぎる事もあるにせよ、やはり全ての音楽史上のピアノ曲は、交響曲には及ばないモノだ、と。
まあせいぜい例外は、ベートーヴェンの｢ハンマークラヴィーア･ソナタ｣と｢ディアベリ変奏曲｣くらいか？
しかしこれらは最高の交響曲作曲家ベートーヴェンだからこそ書けたピアノの大作。かなり交響曲要素も強い。

とにかくやはり偉大な交響作品を作曲する事が、大作曲家の条件であり、資格だろう？

技巧では難しいラフマニノフ協奏曲３番でも、ベートーヴェンの交響曲３番と比べたらかなり内容が薄い。

｢英雄｣と同時期のピアノソナタ｢熱情｣も、｢英雄｣に盛り込まれた内容よりかなり軽くしてある。


↩

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>> 463 🎶まあ｢英雄｣は、ベートーヴェン本人が、最後に９番を作曲するまで、彼の最高の交響曲だと思っていた傑作だからだろうが。

ただし９番には厳密には反則がある。それは交響曲に合唱や独唱を入れた事。つまり歌詞がある事で、音だけで主張すべき音楽を無理やり解説し、限定してしまったのだ。

私はこの点だけは、ワーグナーと正反対に考える。

ベートーヴェン自身、交響曲に合唱入れるのを最後まで躊躇い、初演後も果たして合唱入れて良かったのか、弟子らに問うた。


で、合唱ぬきの｢純粋な｣交響曲となると、３番、５番、６番、また一応７番辺りが特に傑作として挙がるだろう？

私には、これらを客観的に優劣つける事が出来ない。

５番の徹底したモチーフにより集中した構成など、やはり音楽史上、一番有名な曲だけの事はある。

ただオーストリア的という点では、３番と６番に親しみを感じる。明朗なウィーン近郊の雰囲気一杯な！

ただこれは勿論、私個人の趣味なのは言うまでもない。

とにかく｢英雄｣ピアノ版ゆえに、ラフマニノフを音楽的に軽薄で嫌いに成らないように気をつけないと。

ええい、ラフマニノフ協奏曲３番を弾けるのは、ピアニストとして最高のステータスと言われているのだから、これを誇りに頑張ろう！

ベートーヴェンの交響曲は、もう超人の作品なんだから、比較しちゃダメダメ！

それにベートーヴェン交響曲の方が私の生まれ育った血や環境に近いのだから、好きなのは当然。それも忘れてはいけない！

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🎶リストがベートーヴェンの交響曲をピアノ編曲した時代には、まだオーケストラで交響曲を聞くなんて、誰も手軽にできなかった。
地方に住んでる人はまだ録音なんて無い時代だから、わざわざ都会まで来て、オーケストラを生で聞くしか無く、それも傑作なら何度も聞かないと真価が分からないのに、毎日同じ曲ばかり生で聞くのは不可能に近かったろう？

まあスコアがスラスラ読める作曲家や指揮者ならば、頭の中で交響曲を鳴らすのは可能だが、やはり本物とは違う。

で、リストはベートーヴェンの９つの交響曲を、ピアノ１台と、別に連弾用に編曲して、少しでも皆がこの偉大な作品群に接する機会を増やそうと企てた。

勿論、１台版はリストの弟子に成れるレベルで無ければ、きちんとは弾けない。だがゆっくり弾くのも曲を知るには意味があるし、だからとにかくリストは余りに派手なピアノ専用技巧をなるべく減らして、原作の音の再現に努めた。

勿論それでも交響曲のピアノ編曲だから、普通のピアノが弾けるくらいの人(笑)には十分難しいだろうが。

だが今日、交響曲の原曲を聞くのは様々な録音で全く容易になった。

故にリスト編曲版も、それを土台にベートーヴェンの原作を壊さないレベルで、派手なピアニスティックな面を増やしたり、限界まで技巧的に難しくしたりしても、問題はないと思う。

作曲や編曲の能力があるなら、これをやって構わないし、むしろやるべきだろう！

で実際にこういう要素を取り入れて｢英雄交響曲｣を通して弾くと、その後で弾くラフマニノフ協奏曲３番がかなり弾きやすくなるもんだ。

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>> 465 🎶他方、５番を少しでもオーケストラらしくするのには苦労する。
特に最後の第４楽章！

ピアノの音は弦楽と違い伸びないから、まあリストは頻繁にトレモロや、和音入りアルペジオ、またオクターヴを使うのだが、それでも５番４楽章にはそれが足りない。

大体、オーケストラ楽器にとってハ長調は単純ではないが、ピアノにとってのハ長調の和音連打は下手するとしつこく、また幼稚に響いてしまう。

故にこれは技巧の限りを尽くして、なるべく派手に編曲する必要がある。


だがとにかく、こうやってリスト編曲を土台に作り上げたベートーヴェン交響曲３番と５番は、名曲なのは無論だが、名作を味わいつつ同時に高度なエチュードにもなるのだ。

ショパンのエチュードやシューマンのトッカータが魅力的でも、ベートーヴェン交響曲には敵わない！

これを感動しつつ情熱込めて弾けば、３番だけで45分、５番が35分か？
つまり難所を繰り返せば、１時間半以上の密度の濃いリスト風エチュードを弾いているわけだ！

やはりすんなりラフマニノフ協奏曲３番に入れるのは、当然と言えば当然か？

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約１ヶ月の、祖国帰還から数日前に戻り、おとといから昨日、風邪気味でヒマ(つまりピアノの大曲練習する気力が起きない状態)だったから、久し振りにミクルにレスの機関銃かましたら…

ミクル更に急激に過疎って来ていて、余が昔の国防君やゴトウ君、またはフクロウ/ダニエル君相手の時みたいな、常識レベルの一寸だけ学術的なレスすると、新人らが生意気に、ひけらかすな、だの、つまらない、だの抜かし、或いは意味不明な短い言葉でしつこく挑発してきて、答えると議論には全く対応せん等、とにかくこの皇帝陛下を駆逐しようとしておる💢

全く、数年前ならかなり大物や、討論がいくらでも出来る論客がかなり居たのに、今では彼らミクルの古い長老(笑)らは、ほとんど辞めていない。

で辛うじて指一本だけでミクルに引っ掛け、残っている余みたいな半長老に対して、知性の欠片もない新人共が、まず日本社会の常識である、大先輩に対する敬意の欠片も持たず、話の腰おるような暴言だけ吐きおる。

残念だが、この状態なら、ミクルを見捨てねばならんかもな⤵


まあ祖国で掲示板無しに、音楽と教会、美女らとの会話で過ごした１ヶ月の方が、精神衛生上、遥かに良かったのは完全な事実！


世界中、どこも病んできてるが、特に最近、外面ではフランス、ネットなどで見る内面では日本の人々のレベル低下、病み方が酷いな😱

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話変わって、最近、日本在住のドイツ人や、その他のヨーロッパ人で、日本語ペラペラだった人々が、何故か急に以前より日本語力落ちて来ているように感じる。

そういう私も、↓↓のスレ時代より遥かに落ちて来ている自覚が💦

何故だ？
日本人自体の日本語がオカシクなって来たからか？

またはテレビ等ますますレベル低下の番組だらけで、全く見なくなったからか？

とにかく以前は日本人を交えた場合、ヨーロッパ系同士でも日本語で会話していたのに、最近(去年の後半頃から)、日本人が混じっててもドイツ人とはドイツ語で、他のアイルランド、ベルギー、セルビア、ギリシャ等の連中とは英語で会話しないと、通じなくなって来た⤵


http://mikle.jp/thread/1847823/

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どうして、日本人などアジア系の大半には、ジョークが通じないのだろうか？

さるスレのレス62の奴なんて、ツマラナイ人間、てか人生なんだろうな。

神よ、彼らの魂を生まれ変わらせたまえ！

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<先程ロシア大使館に勤めている知人から連絡があったのですが、>
で始まる嘘つきスレ、全く笑える。

大使館勤務の人、特に日本と仮想敵国同士の関係にある国の大使館勤務の人が、そんな情報、仮に本当でも日本人に漏らすわけ無いのも知らんのか(爆笑)

同盟国の大使館だって、職員は外部の人間に情報漏らさない誓約書にサインさせられると言うのに。

しかも韓国、中国、ロシアの大使館は港区にあるが、近くに必ず日本の警官隊がつめていて、右翼からの攻撃や暴言を常に監視している状態。

息子が言うには、あれらの大使館には現地採用の純日本人は居ないのでは無かろうか、と。

息子と言えば、約３ヶ月振りに会ったが、驚いた事にウィーン(オーストリア)訛りが急に減り、ドイツ(特に旧西ドイツのノルトライン･ウェストファーレンやニーダーサクセン)の発音に成ってやがった。

20代は適応が早いな！
毎日、ドイツ人と沢山喋っているから、何だかウィーン人よりドイツ人に成ったみたいで、何か複雑な気持ち。
仮に今の状態で、オーストリアの徴兵の続き行くならば、絶対オーストリア人、特にウィーン人に苛められるの間違いなし。

ウィーン人はドイツ人が嫌いだから。
メディアでは、オーストリア独自の単語やイントネーション混じりの、標準ドイツ語をアナウンサーは喋るが、一般のウィーン人はウィーン方言に密かに誇りを持つ。

それにしても、例のロシア大使館云々のスレ、レス者もスレ主がグルで、頭悪い会話してて全くネット掲示板は以前より病んで、民度が落ちたなと痛感⤵

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ところで私の別スレである↓↓の最後の自レスしたテーマについて。


http://mikle.jp/thread/2191448/?guid=ON


昨日、正教会で数人のエチオピア人やケニア人と親しく接し、話した限りでは、一般生活において黒人が特に知能低いとも感じないし、一般生活で他の人種の人々についていけない感じも全く無かった！

まあ私は、件のノーベル賞遺伝学者みたいに、理系科学者の賢い頭を持たないし、専門に黒人を科学的に研究など出来ないが…。

ただ大都会の正教会には、世界の様々な国の、日本在住正教徒が集うから、他の知り合いと黒人らを比較してみると、アメリカ白人、フランス人、ギリシャ人、彼らは近代現代の西欧文化を身に付けてるから、態度が適度に自制的で、洗練されている。
オーストリア人やドイツ人と共通の文化の香りがある。根底では近いの当然だし。

次いでバルカン半島のスラヴ人やロシア人となると、少しルーズに成ってくる。

でアフリカ黒人は、これを更にルーズ、いや自然体にした感じ。

子供らは自由に駆け回ったり、騒いだり。親は一応叱るが、それでも元々、黒人の子供は愛嬌あり、白人の子供らより活発なのだ。

日本人の子供を見ていると、大変おとなしく(特に普段知らない他国、他人種の子供らと交じって遊ぶ姿を見ると)、活発な黒人や白人の子供らに押しまくられて、最後はもう一緒に遊ばなくなり、地面に座って砂利に棒で何か書いていたり、親の近くに行って大人しくしているのが多い。


何だか大人社会の原型を既に些細な子供らの遊びの世界で見たような感じ(笑)

日本社会そのものが、遺伝的に(笑)、他国や他人種と接触するのが苦手な、鎖国的な本質なのだろうか？

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最近、今度はベートーヴェンの交響曲９番が、頭の中でよく鳴る。
まあエロイカが昨年から頻繁に鳴り出し、リスト編曲プラスαを練習し出したから、流れから言って、いよいよ、いわゆる第九なのだろうか？

さてサヴァリッシュ、ヨッフム、スウィトナー、カラヤン、フルトヴェングラー、どれが一番素晴らしい、とか合うか？

まずオーケストラ演奏を徹底比較だ。リスト編曲版はエロイカで手一杯だし、ピアノで実演はまだ先に成ろう？

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何だか最近、ミクル過疎ったからか、閲覧者が超少ないスレ、特にお悩みに、変な片言しか言わない、頭が弱いか何かのレス者が頻繁に出没😱

まあ病人には何説いてもダメだろうが、私はついつい博愛精神から構ってやり、啓蒙してやりたくなる。

いやこれマジだから。
例えば教会等に行っても、日本人らから全く話かけて貰えない日本語できないギリシャ人やセルビア人、アメリカ白人、また白人＆日本人両方から挨拶だけで話かけて貰えない黒人など見て、彼らが内心孤独なのだと知り、私一人が頻繁に色々話かけている。
すると相手もかなり喜ぶ。

だが黒人相手だと、ヨーロッパやアメリカの白人は普通、仲間扱いしない。同じ教会の信者同士でも。
だから彼らは、私が黒人に話かけるのを内心奇妙に思っているだろう？

ただスラブ、特にロシア人とかは意外にキリスト教(ギリシャ正教＝ロシア正教、つまり正教全般の)信者なら、黒人に対する偏見が薄いように感じる。

私も正教が単に頭で理解するだけでなく、かなり身についてきた(体感してきた)ようで、最近、以前なら黒人よりもむしろ白人の民族的序列に拘りスラブ等に偏見持つ典型的オーストリア人(まあ西欧人全般)の思考だったのが変化し、皆で正教を通して人種や民族の壁を超えて当然って気持ちが強まった♪

だから最近はしばらく、必要最小限しか日本に住むドイツ系の仲間らとは会って居ない。

彼らと頻繁に会うと、また私の思考が逆戻りする恐れがあるからね。

まあ半年か一年したら頻繁に会っても、もう私の内部で正教的個性が固ってるだろうから、大丈夫でしょう😌

あっ、そうか息子がドイツ人になってしまったな💦

オーストリア人も、また正教も棄てて。ドイツ大使館、もうすぐ一年近い勤務になるが、それがいけなかったか？
いや高級取りだし奴には過ぎた職場だし(笑)、奴のためにはラッキーと見て、当然視し、見逃す(諦める)べきだろうな。

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息子が言うには、来月だかメルケルが東京のドイツ大使館に来るらしい。
まさか極秘のハズないから、日本を公式訪問なのか？(私は最近、音楽と正教、また美女にしか関心なくなり、隣国の首相が日本に来るのも興味ない。因みに美女について、以前は若い頃のナチス･シンパ思想の影響で、オーストリア、ドイツ、オランダ、北欧くらいしか関心無かったが、最近、正教圏の東欧やバルカン等にも偏見が無くなってきた。だがまだ異性として黒人やアラブ人、黄色人を見る事は全くない。人種差別はしていないが…)


とにかく、近年ドイツ首相が日本訪問てのは無かったからな～(大統領は日本に来たが、あれは象徴的存在で政治の実権なし)

昨年後半は、新任の在東京ロシア大使が独大使館に挨拶に来たし、毎年秋のドイツ統一記念日には日本の各党のトップレベルが来る。

自民党は外相、公明党はモロに山口代表、他の野党も代表かその次レベル。ただ共産党だけは、大物(少なくとも息子が顔知ってるような政治家)が来ない。
ドイツ側で共産党には招待状出していないのかな？

何故ならドイツでは、基本的にナチスと共産党の両方が禁止またはそれに近い扱いだから。仮に政権取った場合、一党独裁になる可能性ある政党は、認め難いのが理由。
(共産党系は存在するが、国民には人気ないし、政府や警察も極右政党に対するより見張りが厳しい。最近のドイツでは極右政党らは、一部の国民の支持受け、ますます伸びているから、堂々と旗掲げて大きな公園などで集会開き、また難民やイスラム排斥のデモやってるが、警察は何もしない)

公明党がOKなのは、ドイツでは草加がカルト扱いされていないからだろう？
オーストリアやフランスでは草加はカルト扱い。

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結局ロシア人は、地球上でも例外的な変わった国民性の持ち主と言う事に成ろう！
普通の人間なら、互いに紳士的に笑顔でオープンに挨拶し近づきになるものだ。
これ勿論、欧米の所得高いか福祉が発達した国々の人なら当然だし、アフリカの人々にさえ当てはまる。

だがロシア人だけは、無愛想で笑顔が無いし、話しかけても不機嫌な対応が返る場合がほとんど。

これは長年、共産主義国で秘密警察国家だった事、元々寒く暗く貧しい国だから楽しい材料が無い事、それからロシア人はポーランド人以上に西欧人から下に見られているから余り自分について語りたくない、等が原因のようだ。

まだモスクワやペテルスブルクの人々なら、ロシア国内ではエリートみたいなもんだから、堂々と他国の人に自分の出身地を明かすだろうが、田舎のロシア人となるとコンプレックスの塊を背負って生きているのだろう？

先進国の人間ならドイツ人でもフランス、イギリス、アメリカ、カナダ人でも、普通、堂々と明るく互いに挨拶し、出身を語る。
(アメリカ人なんか、直接に州名から言い出す。アメリカ合衆国ってのは連中には自明過ぎて言うまでもないのだろう？
またウィーンやパリの出身者なら、もう誇りの塊だ。ローマやミラノ、ミュンヘン、ブダペスト辺りの人もそう。
更にギリシャ人はヨーロッパで一番古く偉大な過去を持ち、またキリスト教の伝統も他のヨーロッパ諸国より長く豊かだから、いくら今、経済的に問題あっても堂々として明るい)

日本人だって、例えば東京の千代田区、中央区、港区辺りにルーツがあれば、誇り高いだろう？

とにかくロシア人が少しでも普通の人間みたいに明るくなるのは、ドイツで新たなナチス政権が誕生するより難しく、実現不可能だと思う💦

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最近たまにミクル見ると、論理的な議論で相手と渡り合う人が減り、すぐ｢上から目線｣どうこうを言って反論するだけのレベル低い人が増えた感じだね。

まあ日本人自体が経済同様、知的にも二極化が甚だしくなったのだろう？
ごく一部の知性ある人と、全く知性ない多数の人に二分。経済同様、中間層が減った。

さてそんな日本に今週メルケル女帝が来る。
彼女が女帝と渾名を持つように、プーチンは皇帝とも渾名で呼ばれる。

とにかくこの２人が現在の世界最高の頭脳と策略に長けた首脳だろう。

日本の首相は…、メルケルの反保護主義に同調する筋書きだが、しかし保護主義のボスであるトランプにはそれをハッキリ反対とは言えず、尻尾振り振り。

またイギリス訪問では、英のＥＵ離脱に賛意表して来た。

対プーチンの試合では、全て見切られ、ことごとくロシア側にヨケられ、遊ばれて終わった。

何故ここまで弱腰？

メルケルに同調すればトランプやイギリスが不快に思うだろう。とにかく八方美人は最後皆に見捨てられる運命なのだ。

息子の独大使館にも、日本人から沢山メールが寄せられた。
だが一番多かったのは、｢メルケルさん、何で遠くはるばるバカに会いに来てるの？｣
とか｢追従の確認なのは分かり切ってるから、来る必要ないよ｣等のコメントが多かった。

ただ、もう半ば終わった女帝であるにしても(党首を辞め、首相も任期の2021年まで。難民問題が彼女の人気を底に落とした)、何らかの策略を持ってるから日本まで来るのであり、ドイツがロシアと接近し出した最近、日本を利用し少しでもプーチンに対し有利な立場で露と接近したいのか、または対中国牽制が目的か？
(トランプ牽制の意味は余りないだろう。どうせトランプは最後には好き勝手に動くし、一番痛い所をプーチンに握られているから)

とにかく、メルケルにもプーチンにとっても日本は駒に過ぎず、更に遠大な計画に利用するだけの積もりなのは明白だ！

最近話題で本も色々出た田中角栄みたいな政治家でないと、全くプーチンやメルケルと渡り合うのは無理。

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結局メルケル女帝(笑)は、保護主義反対の他、今頃、日本に対中国、微妙だが対ロシアの為の防衛協力を提案してきた。
まさに安倍は飛び付くような話。実際、彼はワクワクの前向きに。

ただ注意すべきは、ドイツはロシアと経済的に接近中であるから、日本を味方に付ければ、より有利な立場でプーチンと対話できるとの下心。

またドイツの伝統的アジア外交は、中国と日本を争そわせ、その時々に応じて自国に有益な方と組むという姿勢。
つまり日本が自由主義、資本主義国で、中国が社会主義国、共産主義と言うのは、ドイツにとって単なる理屈上の知識に過ぎず、どちらも西欧世界を理解できないアジアの国と、根底では思っている。

まあ日本も自由主義と言っても、欧州よりは色々制約が多く、例えば現代のドイツ等が日本を批判する材料として、死刑制度存続、首相始め与党が先の大戦を美化したい傾向を持つ事、ゴーン等を起訴できないのに長く拘留している事(私個人はこういう悪党に対する日本の検察側の態度を高く評価するが)、ゲイにまだまだ偏見や制約を持つ事、同棲が法的に結婚に近い扱いに成らない事、外国の難民受け入れが少ない事、等々。

良くも悪くも現代の西欧社会から見たら、日本は自由主義国と言っても前近代的に見えてしまう。(逆に近年の西欧社会を堕落と見る考えも世界にはある。)

とにかくドイツから見て、日本は中国より自由があるが、五十歩百歩に近いだろう？

だから中国が余りに横暴になり、また多分、バブルが破綻でもした場合を考え、長年中国寄りだったメルケルが、日本との交流を重視し出したのだろう。

また背景にはＥＵが以前より不安定になり、英国の離反、各国の極右ポピュリズムの躍進等から、ドイツとしては日本との関係を密にしたくなって来たのもある。

以上、常にドイツとは微妙な関係にあるオーストリアの人間が、裏を考えると大体こうなる。

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🎥そうそう忘れていた。
｢高い城の男｣シーズン３、昨年に前10話見たが、何か面白い中に奇妙と言うか、無理やり話を繋げた部分を感じた。

私のこのスレの最初のハンネだったジョン･スミスは元帥にまで昇格したが、あのシーズン１や２の恐くてクールなイメージが減り、何か生ぬるい父親＆夫に成ってきた。

まあシーズン２の後の私の予想(最初の方の40個くらいのレスにある)に近い展開には成って来たが、更なる展開はシーズン４に持ち越され、３はどうしてもそれなりの完結感を持たない。

また結構、以前より簡単に重要人物である人間が、あっけなく死ぬ(殺される)。

また以前のシーズンよりも、日本側が残酷の中にもそれなりの美学を持つ存在と描かれ始め、対するナチス側はＳＦやオカルト･マニアには嬉しいだろうが、美学的にはヒトラーを失ったからか、何だか単なる横暴でマニアックな集団の傾向を見せて来た。
つまり舞台がナチス支配下のアメリカだからかも知れないが、当時のドイツの良き雰囲気(まだ今日と違い、正しいヨーロッパ的な)が薄れ、アメリカ化した安っぽいナチスの雰囲気、とまで言ったら言い過ぎだろうか？

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日本人は、多少キリスト教に詳しい人でもギリシャ正教(いわゆる東方正教)の知識を全く持たない。

まあドイツ人あたりでも真のインテリ以外は、この問題についてヤハリ詳しくないけど。

しかし歴史を普通に勉強すればギリシャ正教、ローマ･カトリック、プロテスタントの順で古く、ギリシャ正教こそが一番、初期からのキリスト教に近いと誰でも簡単に分かるのだ。

勿論エジプトやエチオピアのコプト派キリスト教も、ギリシャ正教と同じくらい伝統あり、これらを東方｢諸｣教会と呼ぶ。

でギリシャ正教に戻ると、古代キリスト教がギリシャ語を使い(新約聖書は原典がギリシャ語、旧約聖書も初期キリスト教ではギリシャ語版を使っていた)、ギリシャ語で様々な国際会議開き(後にローマ･カトリックとして独立するローマ教区もここに含まれた)、正式な教義を決定していたキリスト教の元祖本家の教会なのだ。

ギリシャ正教/東方正教会は、教えは同じままで組織だけ国や民族ごとに作る仕来たりだから、ロシアに行けばロシア正教会に、ルーマニアならルーマニア正教会、アメリカならアメリカ正教会、日本なら日本正教会になる。
ギリシャ共和国のは狭義でのギリシャ正教会になる。

正教と言うのは一つの派だが、組織がローマ･カトリックみたいにローマ法王を中心のピラミッド型に成っていないで、各国の主教(司教)らが皆互いに同格で、主教らの会議を最高権威とする教会なのだ。

ゆえに誰かがロシア正教に入信したい、と思ったらロシアに行くか東京に２ヵ所あるロシア語の正教会で洗礼受けねばダメ。勿論ある程度ロシア語の知識が要る！

ルーマニアなりブルガリア正教会に入りたい場合も同様。

日本にあるのは日本正教会以外だと、前述のロシア正教会系が２ヵ所、ウクライナ正教会が１ヵ所、あとルーマニア正教会も１ヵ所くらいか？
ただ日本人なら普通、日本正教会で洗礼受ける。

どこで洗礼受けても、互いに正教会ならば、ギリシャに行ったらギリシャの正教会で信徒扱い、ロシアではロシア正教会で信徒扱い、その他の国々でも同様。
(昨年秋からウクライナ正教会を認めるか否かでコンスタンティノープル正教会-正教の名誉上の最高権威-と、ロシア正教会で確執があるが一般信徒には関係なし)

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>> 479 本来のキリスト教であるギリシャ正教/東方正教会を知れば、日本人のキリスト教観もかなり変わるだろう？

まず十字軍や異端審問、魔女狩り、中南米やアフリカ、アジアでの残虐な植民地活動や現地人虐殺などは、全て後から出てきたローマ･カトリックやプロテスタントの仕業で、ギリシャ正教は関与していない。つまり本来のキリスト教は関与していないのだ。

どころか、ギリシャ正教は十字軍等の被害者側。当時のローマ･カトリックから見て、ギリシャ正教は同じキリスト教しかも親みたいな存在なのに、イスラムと大差ない扱いし、イスラム諸国同様、ギリシャ正教の中心地コンスタンティノープルも十字軍に蹂躙されたのだ。

また魔女狩りは勿論、宗教戦争もギリシャ正教はやっていない。(唯一やったのは、古代-５世紀辺りから-の異教禁止令、教義が違うネストリオス派やコプト派らを追放-ただしネストリオス派は今では無く、コプト派とは互いに和解している)


ただロシアの場合は、あれだけ広く、また古代からの歴史や文化を持たない国で、正教の本拠地だった東ローマ帝国(ビザンツ帝国)はもとより、中世の西欧諸国よりずっと野蛮で遅れた国だったから、地理的に東ローマ帝国に近くて正教を受け入れたが、その後、ロシア限定でかなり分派を生んだり、暴力伴う対立があった。

ここで専門的になるが、いわゆるロシア正教の中の国粋派、つまりロシア正教の基本的な部分をギリシャや他の正教圏のそれに合わせずロシアのやり方こそが正しいと頑固に主張し、17世紀に正統派ロシア正教から破門された｢分離派｣、｢ラスコールニキ｣、｢古儀式派｣等と呼ばれる連中に関してだけは、一言。

最近、一部の日本のロシア通の中で、これに同情や共感したり、これを過大評価しロシア革命やソ連の裏に居た勢力などと論じる人々がいるが、これには納得出来ない！

正教の本質は、各国の主教らが横並びであり、世界中から集まった主教の会議が最高権威であり、この決定を否定できるのは更なる世界的レベルの主教会議だけである事だ。

つまり｢分離派｣/｢古儀式派｣の主張は、この正教の基本を否定し、ロシア至上主義を唱えているモノであり、正教でなくてロシア教に他ならない！
つまり一種のカルト宗教だ。

彼らがソ連成立の立役者だったならば、尚更、彼らは危険なカルトであると言わねばなるまい。

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>> 480 次いでだから書いておくと。
(ミクルにギリシャ正教の事書いても大概は関心持たないだろうが、でも何時か誰かがこれ偶然見て、参考にしないとも限らないから-笑-)

例えばヨーロッパ(西欧)の場合、正教はどうなのか？

元々、西欧はローマ主教(つまり法王)の管轄だったから、当然ローマ･カトリックが主流になり、そこから更に16世紀以降、北ドイツや北欧等でプロテスタントが広まった。

ただしウィーンやパリ、ベルリン等の国際都市には正教会もかなりある。

特にウィーンの例が一番顕著だし私の地元だから挙げると、ウィーンを首都としたオーストリア･ハプスブルク朝は、中世から20世紀前半の第一次大戦敗戦まで、長く東欧やバルカンを支配していた歴史を持つ。

だから東欧バルカンの正教地域からウィーンに移住してきた人々が16世紀頃から絶えず、それらは主にセルビア、ルーマニア、西ウクライナ等の出身者。
彼らはウィーンに来ても正教信者のままだったし、特に18世紀に皇帝ヨーゼフ２世の宗教寛容令が出ると、それぞれの教会をウィーンに建て始めた。
(ウィーンより東のオーストリア帝国領-ハンガリーや西ルーマニア、クロアチア等ではもっと昔から正教は黙認。カトリック国オーストリアとしてはプロテスタントに対してだけ厳しかった)

他方ギリシャ人らはオーストリア帝国の東方貿易のエキスパートとしてウィーンに住み着き、またロシア人らは移民は居なかったが貴族らがオーストリア社交界と頻繁に付き合いあり、やはりウィーンに住んでいた。

だからギリシャやロシアの正教会はセルビア等とは経緯が違うが、やはりウィーンに出来た。

こうして今ではギリシャ、コンスタンティノープル総大主教庁、ロシア、ルーマニア、ブルガリア、セルビア、ゲオルギエン(グルジア)等の正教会が普通にあり、また正教ではない東方｢諸｣教会のエジプト、エチオピア、アルメニア、シリア等の教会も建っている。

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>> 481 だから地理的、歴史的な理由からウィーンだけで、日本全体より正教会が多くバラエティーに富むのだ。

勿論、ドイツ語による儀式を行うオーストリア正教会もある。

ただ、日本に住む外国人正教徒の大半が日本語が分からず、ロシア人はロシア語、他は英語が共通語化しているのと違い、西洋(西欧でなくヨーロッパ全体)でのドイツ語はＥＵボスのドイツの言語であるに加えて、何百年も東欧に影響与え続けたオーストリア(帝国)の言語であったから、ウィーンに住む各国正教信者らはドイツ語が、日常会話くらいなら問題なく出来る。

で仮にオーストリア人が正教会に入信したい場合にも、ギリシャ系ロシア系セルビア系からコンスタンティノープル系、ゲオルギエン(グルジア系)など何処に入っても、聖職者とドイツ語で話せるから問題とは成らない。

だから国籍はオーストリア、出自はドイツ系でも、ロシア正教会に入った、ルーマニア正教会に、ギリシャのに、セルビアのに…、と言う事が可能になる。

わざわざ、それぞれの国に行かなくても。またはそれぞれの言語を習得しなくても。

ただしその後の教会生活では、やはり民族毎にメンタリティや日常語の違いが生じるから、やはりドイツ語で普段から自然にOKなギリシャかロシアの大教会、またはオーストリア正教会の儀式に出席する事になる。

パリやベルリン、ロンドンでも、ロシア東欧バルカンからの移住者が多いから(ウィーンほど移住の歴史が長くなくても)、似たような現状。

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>> 482 一般の信者は気にしなくていいが、各民族毎に独立した正教会の組織があると言っても、余りに正教信者が少ない国の場合、そこの正教会がギリシャやロシア、ルーマニア等と組織上対等なワケでは無い。

主教同士は対等だが、正教会がメインだったり長い伝統持っている地域の組織と、マイナーな国の組織では格が違う。(差別でなく一信徒は何処に行っても正教信者に変わりなく、単にメジャーな国とマイナーな国の組織に上下、つまり母教会と子教会の関係があると言う事)

例えばフィンランド正教会はフィンランド国家ではルター派プロテスタントと並んで国教扱いだが、正教会の世界では信者の絶対数が少ないから、コンスタンティノープル総主義庁を母教会とした自治教会扱い。

日本正教会は、ロシア正教会を母教会とした自治教会。だから日本語で儀式を行い世界の正教会と独自の付き合いはするが、日本正教会の主教の代表｢府主教｣は、ロシア正教会の主教会議に出席しモスクワ総主教を選挙したり更に被選挙権も持つが、ロシア、ルーマニア、ブルガリア、ギリシャ、コンスタンティノープル、アレキサンドリア、アンティオキア、エルサレム等の総主教が対等に話し合う会議では、対等な輪の一歩外に置かれる。

これはフィンランドの府主教もオーストリア、フランス等の府主教も同様である。

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>> 483 更に一番名誉上の権威を持つコンスタンティノープル総主教(ローマ法王みたいな実権は無い)は、日本正教会の自治を認めておらず、組織上ロシア正教会の一部として扱われる。
(ただ日本正教会の信徒がコンスタンティノープル/イスタンブールに行き、総主教の儀式に参加するのは全くOK)

このように組織が複雑に見える正教会だが、反面、基本的教義は全世界共通であっても、各国毎に地域の風習取り入れに寛容で、日本正教会なら七五三もやる。

同様にオーストリアやドイツの正教会なら、本来、正教会には無かった習慣であるクリスマスツリーを飾るのも有り♪

儀式の式次第は万国共通だが、言語が国毎に違うから当然、典礼の一部をそのまま歌う聖歌にも地域差が出る。
中東風なギリシャやブルガリアの正教会と、かなり近代にドイツのコラールの影響受けたロシア正教会の聖歌ではかなり違う。

ただ共通しているのは儀式を厳粛かつ華麗に行い、決してプロテスタント更には近年のカトリックにも見られるようなポップス化、軽音やロック等の取り入れを全くしない正統派の姿勢だろう。

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🎶さて、大作曲家と宗教の関係だが…

いわゆるクラシックの大作曲家らは次のように分類出来る。

ローマ･カトリック…パレストリーナ、ヴィヴァルディやコレルリらイタリアン･バロック、クープランらフランス･バロック、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、ショパン(ただし宗教音楽なし)、リスト、マーラー(ユダヤ教から改宗)、イタリア･オペラの面面(ただしヴェルディは隠れ無神論者と噂がある)、ベルリオーズ、フォーレ、ドビュッシー等。
流石に華麗な面面だ！


プロテスタント…バッハ(ルター派)、ヘンデル(改革派らしいが後にイギリスに帰化したから英国国教会？)、メンデルスゾーン(ルター派)、ブラームス(ルター派)、ヨハン･シュトラウス２世(親友ブラームスの影響でカトリック→ルター派。ただし宗教音楽なし)、グリーク(ルター派)、シベリウス(ルター派？)

カトリックより少ない。まあ宗教音楽を作曲した人メインに見た場合だが。ただ一番音楽を重視したルター派が圧倒的に多い。
あと大バッハの存在がデカイ！

正教会…チャイコフスキー、ラフマニノフ。
正教会の宗教音楽は、いわゆる西欧クラシックより古く異なる伝統によるギリシャやバルカンのモノが多いから、西欧クラシックの範疇だとロシア作曲家しか居ない。
しかもムソルグスキーやコルサコフはロシア(スラヴ)派だが宗教音楽なし。
面白い事に西欧派だったチャイコフスキーとラフマニノフに優れた聖歌がある。
スクリアビンは神智学なるカルト教団の作曲したし、ソ連時代に有名な作曲家は無神論。


イスラム…なし。

ユダヤ教…アルカン、バーンスタイン。

無神論…ヴェルディ、ラヴェル、あと20世紀の共産主義者。

秘密結社…サティは薔薇十字会。またフリーメーソンはハイドン、モーツァルト、リスト等が入っていたが、彼らは自由、友愛の精神に共鳴したわけで、同時にローマ･カトリックでもあった。

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>> 485 🎶この中で私が一番気にかかるのは、当然ベートーヴェン！

多分彼は、全体的に一番｢神｣を身近に感じて生きていただろうから。特に晩年には。

彼の｢神｣とは何だったのか？

彼はローマ･カトリックの家庭に生まれた。だからミサも作曲したし、晩年の｢ミサ･ソレムニス｣はローマ･カトリックの偉大な典礼音楽の一つだ。

しかし彼の信仰が、ローマ･カトリックと一致していたとは考えられない。
当時の一部聖職者らはベートーヴェンを異端者と見ていたようだし、ベートーヴェン自身、酔ってキリストについて暴言を吐いて逮捕までされている。

また彼はフリーメーソンにも関心を持った。

彼の精神の根底にキリスト教があったのは当然として、しかし彼の｢神｣はヤハウェより古代ギリシャのゼウスに近かったと分析する学者もいる。
彼は当時の知識人で、またカトリック系宗教音楽を作曲する必要性から、ラテン語の知識があった。

だからラテン語通して、古代ギリシャやローマの神話や哲学は身近だった。

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>> 486 🎶他方、驚くべき事に彼の晩年の愛読書には、古代インドの哲学･宗教書である｢ウパニシャッド｣や｢バカヴァッド･ギーター｣が含まれていた。これもラテン語訳で。
つまり同時期、あのショーペンハウアーが読んで一生の哲学としたのと同じ版だろう？
今日から見れば、かなり誤訳も多かったが、でも一応、斬新なインド哲学を知るには十分だったろう？

そうするとベートーヴェンの｢神｣概念は、特定の宗教にとらわれない、しかし生まれや環境にはキリスト教があり、更にはギリシャ･ローマの古典があり、そこに全てを包括するようなインド哲学が加わったモノとなろう!?

確かにシラーの詩にノリでメロディ付ける所から出発した｢第九｣にしても、｢バカヴァッド･ギーター｣、ヨーロッパ的キリスト教、フリーメーソン等の混合、総合が見られる。


なおベートーヴェン時代、まだ西欧人は正教には無知で(ロシア以外の正教圏がトルコの支配下だったから)、もし正教と接したとしてもウィーン在住の裕福なロシア貴族ら(中期ベートーヴェンのパトロンでもあった)を通してだろう？

が肝心のロシア貴族らが、西欧化し過ぎていて、正教についてどこまで本質を知っていたか？

正教の本質が西欧に紹介されたのは、18世紀にヴェネチアで出版されたビザンツ時代の神学者らの著作を集めたギリシャ語の｢フィロカリア｣であるが、ベートーヴェンはギリシャ語が出来なかったし、この存在も知らなかったようだ。

この大著は、むしろ同じ正教国ロシアに伝わり、苦心してロシア語に訳され、ロシア正教の精神性に多大な影響を与えた。

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>> 487 🎶勿論ベートーヴェンが18世紀末にウィーンに移住し、それから死ぬまで35年くらい(つまり人生の半分よりずっと長く)ウィーンに住み続けた事を思えば、当時既に街の中心地の一角にギリシャ正教会が有ったのは、知っていたろう!?

だがベートーヴェンと言えども、当時の音楽教育を受けて育ったわけで、それはつまりルネサンスからバロックにかけてイタリアで生まれ、更にその影響受けつつ高度なボリフォニーや和声を完成させたバッハ、ヘンデル、それから早死にで直接習えなかったが尊敬していたモーツァルト、代わりに古典派作曲技法を教わったハイドンなりサリエーリ等の伝統の中から出発したのだ。

あの時代、半ば忘れ去られていた大バッハの作品を、偶然少年時代にボンで師ネーフェから習ったのが、後にベートーヴェンの強みになる。
だがそのベートーヴェンも、死ぬまでヘンデル＞バッハと言う信念は抜けなかった。古典派時代には確かにヘンデルの方が偉大な模範であり、大作曲家だったのだ。

バッハは生前既に時代遅れの複雑難解な作曲家と思われ、死後かなりの作品が散逸した。

バッハが再評価され出すのは、ベートーヴェンの死後メンデルスゾーンによってであり、これはバッハ死後80年以上経ってからである。

つまりベートーヴェンはバッハのチェンバロ作品は知っていたが、マタイ受難曲やロ短調ミサ曲を知らなかったのだ。
メンデルスゾーンが財力を頼りに、これらの作品を集め再演し、バッハの名声は不動になった。


とにかくベートーヴェンは時代を先取りする作品を作曲し続けたが、やはり基本的にルネサンス以降生まれ、古典派で大成したヨーロッパ正統派音楽から、百年後のドビュッシーやサティみたいな逸脱は想像だにしなかったのだ。

こうなる為には、晩年ベートーヴェンの影響受けたロマン派作曲家らが現れ、和声が多彩化し、遂にリストやワーグナーが無調を生み出し、他方ロシア国民楽派らが西欧と異なる基盤で作曲し始め、それらをドビュッシーが受け取って初めて可能だったのだ。

なおサティの特にグノシエンヌ全６曲は、当時パリにあったルーマニア正教会の典礼の聖歌の影響を強く受けている。
サティは頻繁に刺激を求めてルーマニア正教会に出入りしていたらしい♪

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🎭突然、楽聖から文明世界の果てに話が飛ぶ😁

ウクライナ問題だ！

ウクライナは欧州最貧国で、平均年収が税込みで十万円くらいしか無い😱

アルバニアやモルドバより低い。もう似たランクにはアフリカの貧しい国々しか居ないレベル。

でこのウクライナだが、実はソ連によって無理矢理造られた国の面が強く、歴史的に一度も真の国家だった事がない。だから厄介なのだ。
独立国として、ソ連崩壊後に初めて国を持ったが、内実はウクライナ民族と言うのが居るわけでは無く、旧ユーゴスラビアみたいな多様な民族の坩堝、悪く言えばカオスなのだ。

一応、ウクライナを３つの部分(つまり３民族、３地域)に分けて考えると、まず東から
①ロシア的地域…親ロシア派、ロシア正教会、事実上ロシア民族と言ってよい人々が多数の地域。
②キエフを中心とした中部。ウクライナ正教会、一応ロシア人と自分らを別だと認識している。
③西部のリヴィウ(オーストリア帝国領時代のレンベルク)を中心にした地域。東方典礼カトリック(ユニア、帰一派教会に属する)
つまり長年カトリック国ポーランドの支配を受け、そのポーランドが18世紀末にプロイセン、オーストリア、ロシアに分割されてからは第一次大戦終了まで南ポーランドもろともオーストリア領に成っていた地域。

さて旧ユーゴスラビア見ても分かるように、セルビア人とクロアチア人は同じ言葉を話し、遺伝子も同じなのに、前者は正教徒、後者はローマ･カトリック教徒であるために、別々の民族と自覚していて紛争まで起こし、別々の国家に成った。

これも一つにはユーゴスラビア自体が第一次大戦後に人工的に造られた国家で、セルビア人以外は過去に国家を持った経験が無い事と大いに関係あるのだ。

でウクライナだが、元々は中世にポーランドが大国だった時代には東部のロシア的地域以外、全てポーランドに支配されていた。だが次第にポーランドとロシアの覇権争いでロシアが強くなると、まず中部のキエフ中心地域がポーランドからロシア支配に移行し、結局ポーランド支配に残されたのは西部のみと成った。

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>> 489 🎭つまり西部の住民は長年ポーランド人と同居し、元々同じスラヴ系ゆえにどちらの言語も理解していた。宗教も同じカトリックだし。

他方、東部やクリミア半島は長年ロシア領であり、宗教もロシアと同じロシア正教。民族もロシア人と言って良かろう。

またキエフ中心の中部は、10世紀のキエフ公国発祥地であり、一応ウクライナとしてでは無くとも、国家を持った経験がある。

つまりウクライナとは、このような異なる地域を纏めてソ連が政治的理由で造り出した国であり、ソ連が崩壊し実際に独立国になると収拾つかなく成ってしまったのだ。

こんなバラバラな国の為にＥＵなりNATOと、ロシアが火花を散らすのは馬鹿げている。

で一つの提案。西部はポーランド領、東部はロシア領にし、キエフ等の中間部だけウクライナなりキエフ共和国として独立させる。

ポーランドは新たに西ウクライナを獲得する代わりに、戦後ドイツから奪ったポーランドの西半分-元々長年ドイツ人が住んでいた地域-をドイツに返還する。

この現ポーランド西半分の土地は、戦後ポーランドがソ連の一部となったウクライナやベラルーシの西部つまりポーランド東部地域を失った代償に、スターリンがドイツから奪い与えたモノで、ポーランドはドイツ人を皆追放して失った東部(ウクライナ、ベラルーシ)のポーランド人をここに移住させたのだ。

だからその反対を行い、全てを本来あった姿に戻せばいい。

またこうすれば、NATOとロシアのウクライナ巡る対立も、引き分けに成るし。
(ポーランドはNATOに入っているからウクライナ西部までNATOの領域になる。しかし東部をロシアが併合するなら、現在の不安定国家ウクライナの全体がNATOの領域と化す可能性は無くなる)

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>> 490 ↑↑しかしこれって、結局ドイツ人だけ喜んで、他のポーランド、ロシア、ウクライナの連中からは憎まれそう。

ポーランド…昔の領土に戻る(ウクライナ西部を得る)より、ドイツから奪った現ポーランド西半分を失いたくない気持ちが大きい。文明化された土地だし、石炭など天然資源が豊富だから。

ロシア…ウクライナ東部を得ても、肝心のキエフなど中部が独立していたのでは、教会問題の解決にならないし、もしキエフなど中部がNATOに入ったら困る。


ウクライナ…西部をポーランドに、東部をロシアに削られ、領土縮小になるのは嫌だ！
(本当ならこの方が民族的にシンプルになり、国家運営が楽なハズだが、領土問題に関して人間はとにかく広い方がいいと盲目に考える傾向だから😓)

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🎭最近、秦 〇〇氏が書いた｢70人訳聖書｣-旧約聖書のギリシャ語版(紀元前３世紀にアレキサンドリアで成立したコイネ･ギリシャ語による旧約聖書)-に関する本について。

氏は古代ギリシャ語の専門家であり、既に｢70人訳旧約聖書｣の半分近くを20年くらいかけて日本語に翻訳している。
また同時期からキリスト以後のユダヤ人がギリシャ語で書いた文書等も翻訳している。

まあ新約聖書が最初からコイネ･ギリシャ語で書かれたように、当時のローマ帝国の共通語はギリシャ語であり、ラテン語が母語のハズのローマ人でさえ上流階級はギリシャ語が出来て、会話や日記をギリシャ語で書いていたくらいだから、帝国民のユダヤ人もギリシャ語が共通語だったのだ。

まあ秦 氏の本も詳しく見てないが、内容的には良いものだろう？

ただ巻末に｢70人訳ギリシャ語聖書｣の幾つかの権威版の紹介で、まあイギリスやドイツで出版されたモノがメインだが、その中に、｢これは割合廉価だから、貧乏な学生や貧乏な研究者に向いている云々…｣とあった一文で、著者の人格が一挙にガタ落ちに成るのを感じた。

もしこういう発言を、大臣や政治家がしたら、またまた叩かれ、失言を侘びる事態に成るのは目に見えている。

学者ならいいのか、こういう発言は？
いや、不特定多数を想定して新書で出された本に、これを書くのはヤバいだろ!?

廉価版とは言え、氏が紹介していた貧乏人向けの原典本は一万円くらいするハズであり、ウクライナ人の１ヶ月の平均収入に相当するのだ！

秦 氏 自身、自分が昔イスラエルから中国にやってきたユダヤ人の末裔だと主張している。まあ秦=ユダヤ系は本当かも知れない。

だがそうであればある程、結局彼は｢ヴェニスの商人｣のシャイロック的ユダヤ人、つまり金権主義者と言う非難を免れないだろう。

彼の他の著作の節々で、一神教としてのキリスト教を批判する文章が目立つが(不思議と同じ一神教で、キリスト教よりずっと排他的なユダヤ教批判は無い！)、自分自身の本音がカネの少ない学生や学者をバカにしているならば、まずキリスト教批判の前に｢汝自身を知れ｣だ！

いくら金権主義のユダヤの末裔かも知れないが、ビル･ゲイツや米国アマゾン会長から見たら自身が超貧乏人に変わりないし、学者が他の学者を金銭ゆえにバカにするのはもう人格的に失格では!?

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カトリック教会について。

正確にはローマ･カトリックについて、だ。

カトリックつまりカトリコスとなると、ギリシャ語で普遍的、一般的と言う意味で、広義には正教会やイギリス国教会、また19世紀にローマ法王無謬説に反対しローマ･カトリックから分かれたスイス、オーストリア、オランダ等の一部に存在する古カトリック教会も含まれるから。

さて、正教会から見てローマ･カトリック教会が、内容的にエジプト等のコプト教会に次いで近いのは、否定できない事実である。

では正教会とローマ･カトリックの違い、は何か？

これは古代から中世半ばまで何とか互いに同じ正統派教会だったのが、ローマ主教区が政治的に独立しローマ法王庁を名乗り、その後、法王の名の下に独自に新たに作った幾つかの教義が、両者の壁に成っていると言えよう。

フィリオクェ問題(カトリック側の付け加え)、聖職者の独身制(正教会では修道司祭と、そこから選ばれる主教以外は妻帯可)、聖母マリアの神格化(正教会でもマリアを神の母として大いに崇敬するが、無原罪だとか、神の母ゆえ神にほぼ等しいとかまでは言わない)、ローマ主教(教皇)のみが絶対的トップで神の代理人で無謬だとする説…正教会ではローマ教皇はローマ主教(昔の総主教)だと認め一定の尊敬をしているが主教同士は同格で、神の代理人など居ない。教会の頭はあくまでキリストだと説く。
レン獄の存在…これはローマ･カトリックのみが認めるが、古代から中世にかけての正教とローマ･カトリックが一緒だった時代の教義に無い。

あとローマ･カトリックでは彫像を認めるが正教会では本来キリスト教では偶像禁止であるから、平面的なイコンのみ認める。イコンは天国を垣間見る窓的存在。リアリティーある彫像や彫刻を作るのは偶像禁止に触れると考える。


まだまだ違いはある。しかし外面的には以上だろうか？

ただ私は元々はローマ･カトリックだったのだし、まだ祖国のカトリックがかなり健全で今みたいに衰退甚だしくない時代に洗礼受け、またウィーンには残ったラテン語ミサの風格もよく知っているから、ローマ･カトリックで教えられた良い面は大切にしていきたい。

これは正教を深める為に役立つ部分があろう。

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>> 493 ただ内面的な違いは意外に大きいかも。

正教が基本、性善説なのに対して、ローマ･カトリックやそこから生まれたプロテスタントは性悪説。
彼らは原罪を強調し人は生まれつき罪深いという言う。
だが正教ではアダムの原罪は子孫である個々の人間に遺伝していない、人は本来、神の似姿だから善なるモノで各自の自由意志で罪を犯す。また同じく自由意志で神に近づける、と考える。

だから正教会ではとにかくキリストの復活の喜びが圧倒的。復活祭こそが特大のイベント！

クリスマスは復活祭よりずっと地味。

普通の人間は自由意志により罪人となっているが、復活の力、神が人間を愛する力がそれを救って余りあると！

次に私がローマ･カトリックから正教に改宗してしばらく困惑した問題…

カトリックは、最近はどうだか知らないが-私はもう15年以上全く行っていないし近年カトリックは目まぐるしく変化しているらしいから-、私の時代には教会の様々なサクラメント/秘蹟への対応が、法律みたいに明確に条文化していた。
だから懺悔する場合も、何が大罪か小罪か決まっていて大罪を神父に告げれば小罪は言わなくても赦される、とかハッキリしていた。

他の教義についても法律みたいに分かり易かった。

だが正教会には、懺悔で大罪とか小罪等の規定が無いし、そもそも何を言うべきかもハッキリしていない。

結局これは、神と人との関係や罪について全てを法律みたいに文書化する、または規定するのは不可能であり、その時に一番悩んでいた事を言ったり、または罪以外の気にかかる相談事を神父と交わして構わない、と言う意味だった。

その他の教義や教会内での立ち居振る舞いも、カトリックみたいに細かく定文化していない事に、最初戸惑うかも知れないが、慣れてくると却って奥深さや自由を感じられる。

よく言われるように、正教の教えや伝統は一生かかっても学び尽くせない深さ、広さを持つが、正教の姿勢は神学をコンパクトに体系化しない事、単に頭で教義や秘蹟(正教ではギリシャ語でミュステリオン/機密と呼ぶ)を理解するより長年の体験を重んじる事、などの特長が出ているのだろう。

これは外面的な相違より遥かに大きいかも知れない。正教の性善説、カトリックの性悪説も。

因みにキリスト教始まって最初の千年くらいは、正教圏が先進地域で中心だったから、性善説が一般的だったようだ。

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>> 448 🏠ウクライナの正教会を、ロシア正教会から独立させる許可をコンスタンティノープル総主教(イスタンブールにある正教の最高権威者。ただカトリックの… この問題に関して、今年１月にコンスタンティノープル総主教庁は、正式にウクライナ正教会のロシアからの独立を承認する文書に署名した。

私の考えはその後、正教会の神父との会話で｢正しい｣-ロシア正教会がコンスタンティノープルと関係断絶しても、教義が同じ限り同じ正教だから過去のシスマ(正教とローマ･カトリックの分裂)とは全く意味が違い、一般信徒は気にせずどちらの教会に行っても問題なし-と確認♪


中世から正教の組織同士の絶縁や復縁は常にあちこち起きていたし。

むしろウクライナ正教会の新たな船出が多難！

コンスタンティノープルが認めたからと言って、他の総主教庁らはどーする？

正教の組織はそれぞれ独立してるから、ロシア贔屓のセルビア正教会なんかウクライナ正教会の独立を認めない事もあり得るし。
他にコンスタンティノープル、ロシアどちらとも関係を継続したい教会組織も出てくる可能性が…


まあウクライナは一応独立国だからウクライナ正教会の独立は妥当だが…

だがもし正教世界で最大の規模と力を持つロシア正教会がコンスタンティノープル(名誉上の権威では一番)と断交するなら、事実上の力が弱いコンスタンティノープル側はローマ･カトリックとより緊密になり、下手したら1204年の第４回十字軍の二の舞でカトリックに支配されてしまう、との懸念も聞かれる。

だが私見では、むしろこの恐れより…
コンスタンティノープルは今何と呼ばれてる？
イスタンブール🌑

で、イスタンブールは何処の国にある？
トルコ🌒

でトルコのメインな宗教は？
イスラム🌓

トルコの大統領は？
エルドアン。イスラム原理に近い姿勢を打ち出している🌔(何だか段々、月が大きくなっていく-笑-)

て事はコンスタンティノープルは、ロシアの支持失えばイスラム原理化しているトルコ国内で立場が苦しくなる、ってのが一番の懸念材料では？


やはりトルコに圧力掛けられるロシアの存在意義がデカイ！

コンスタンティノープル側が、ロシア正教会の権力拡大を不快に思うのは良く分かるが、イスラムにやられるのと比べたら、ロシアと妥協するも仕方ないのでは？

ただロシアも独立国毎に正教会組織があると言う正教の基本に対して、もう少し理解して何とかコンスタンティノープルと和解すべきとは思う！

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>> 495 このような組織同士の対立、或いは他にも個人の対立等を見てしまうと、何だヤハリ教会なんて綺麗事教えてる癖に実際には世俗社会丸出しじゃん、と思えてくる人々が出てくるのは仕方ない💦

ただ、ある神父が言った｢教会は聖人の集まりではなく、聖人に成ろうと道半ばの人々の集まりだ｣の言葉を、私は常に思い出す。

とは言え、ある信徒にとって、余りに小さい教会で神父や牧師が一人だけで、彼らとどうしてもウマが合わない、また他の信徒らと何か上手くいかない、等の悩みがあるなら、カテドラル等の神父が数人いる大教会に行く方がいいだろう。

そして考えるのだ。個々の神父も人間だし信徒らも人間。何か気に食わない事があれば腹が立ったり落ち込んだりするだろうが、それは時間が解決する。
何より三位一体の神を拝み、その恩寵を受ける為に教会に行くのだ、との基本を常に忘れてはならない、と。


以上の事を理解した上で、しかし正教会やローマ･カトリックの｢神父｣と、プロテスタント諸派の｢牧師｣には基本的な違いがあるのは、仕方ない事実だ。

正教会やローマ･カトリックの主教/司教は、使徒伝承と言って、初代教会のキリストの12弟子はじめ使徒とされた人々が各地に後継者を作り、代々それが受け継がれている。つまりキリストが認め、聖霊がその上に降った存在。そして神父とはこの主教らの手足である。
つまりこれは論理的には自己完結しており、だから仮に神父に人間的欠陥があったり、たまたまその日、儀式に集中できない心理状態でも、洗礼、懺悔、聖体礼儀/ミサ等は聖霊の力で、問題なく成立する。信徒側の心構えさえ整うなら、司祭は単なる聖霊の道具なわけだから問題なし(笑)

しかしプロテスタント諸派の牧師には、この使徒伝承が一部のヨーロッパ地域を除いて存在しない。
しかも儀式より説教を重んずる傾向。
つまり牧師が良い人間、そして良いコンディションで無いと教会に行く意味が殆ど薄れてしまうのだ。

これに悩んでいる牧師も結構多く、また中には開き直って自分は常に正しいと誇大妄想に陥ったり、逆に割りきってカネ儲けに徹する牧師も現れる。


まあ正教会やローマ･カトリックの神父らには、この不安は無いのだ！

ただ彼らにも悩み、問題はある。

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>> 496 少し世界の地理(と歴史)に詳しい人なら、正教会とローマ･カトリックの分布を地図と照らし合わせて見て欲しい。

正教会は近年アメリカや西欧、アフリカ等にも信徒が現れて来たが、やはりメインは中東、ギリシャ、バルカン、ロシア等。つまり近代化の中心である西欧とアメリカからは少し離れるが、それなりに西欧文明の影響は伝統的にある地域。

対するカトリック。現代化した西欧のフランス、ベルギー、オーストリア、南ドイツ、北イタリア、それより少し遅れた南イタリア、スペイン、ポルトガル、ハンガリー、ポーランドなど欧州と、まだまだ迷信や土着宗教が残る南米、アフリカ、東南アジア等に見事に分断されている。

つまり後者の途上国では、如何に現地の文化を取り入れつつカトリック化するかが課題だし、前者とくに現代化した西欧では無神論、ゲイ、フェミニズム、世俗的法律等との対決を迫られる。

その上、神父の独身制を貫いている為、各地で神父が少年少女に性的虐待していた事実が大量に明るみに出ている(過去30年くらいから現代まで特に)

これはいくら使徒伝承と言っても言い逃れは不可だし、またそもそも世俗化した西欧で使徒伝承とかどれだけ通用するか!?

とにかくこうした多様な地域の、様々な問題を背負い、カトリックもローマ法王中心のピラミッド体系が時代に合わず、正教会みたいに各国毎に教会組織作り権力分散を図りたい動きもあるが、反対派もあり、そう簡単では無い。

これに比べたら、正教会のコンスタンティノープルとロシアの対立など、それほど深刻な問題に見えない。

正教会は現状では、まだ現代化を十分成し遂げていないが、全くの途上国でも無い地域をメインにしている為、使徒伝承自体をバカにして鼻先で笑うばかりの大衆しか居ない地域には無いし、また経済的に西欧と比べたら恵まれていないが、かと言って飢え渇きで生きるのがやっとと言うレベルでも無い地域に分布している。

つまり人間、余りに豊かだと目先の快楽だけ追い、結局後で虚しさに陥るし、貧乏過ぎてもガツガツしてくる。

適度な貧しさが信仰生活には丁度いいのだろう？

これはあるポーランド人(カトリックの国だが)が言っていたが、私もそう思う。

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◎お知らせ

こっちが🈵になったら、↓↓↓に続きます。
またお付き合い下さい。
共感者もアンチも😄



http://mikle.jp/thread/2802858/?guid=ON

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忘れていた。

正教会の大事な特長。

日本正教会なら毎週日曜日の聖体礼儀(カトリックのミサ、プロテスタントの礼拝に一応相当)の時、必ず天皇のために祈る事！

日本にある主なキリスト教の派で、正式に天皇のために祈ってるのは正教会だけでは？

カトリックやプロテスタントには左翼的な傾向、左寄りの信者が多いみたいだ。

正教会の天皇のための祈りは、本来４～５世紀に完成したギリシャ語の式文で、ローマ皇帝(東ローマ/ビザンツ皇帝)のために祈る部分が、日本語に訳されたのだろう？

(東)ローマ皇帝はキリスト教徒だったが、15世紀にそれを滅ぼしギリシャやバルカンの正教信者らを支配したイスラム教のオスマン･トルコ皇帝のためにも、同じように祈られたし、ロシアならロシア皇帝のために祈られた。

正教会は国毎に組織があるから、よほど酷い体制の国以外なら各々の国家元首のために祈る。

これは右翼とは違い、元首や首相、大臣らが安泰である事が国家の安定、平和に繋がるからだ。

よく誤解され易いのは、日本では正教会と言えばギリシャよりロシアを連想し易いらしく、ロシアはソ連だったから真っ赤(笑)で正教会も左翼なのか、と…

だがソ連時代、正教会は激しく弾圧され沢山の主教や神父が殉教した。

だから日本正教会が明治時代から一貫して天皇のために祈ったのは不思議ではない。
他の国々でもそこの元首の為に祈る。
現代アメリカならトランプの為に祈っているハズ(笑)

ローマ･カトリックだってヴァチカン自体、ムッソリーニのファシスト政権によって独立国になったわけだし、当時はファシストとハネムーンだった。
ナチス戦犯とされた者の多数を南米に逃す手助けもした。

それなのに何故、日本のカトリックは左寄り？
まあ麻生太郎みたいな、現政権のカトリック信者も居るが…

別にカトリック非難ではないが。

様々なカルト的キリスト教やカルト宗教、更には無神論がある中で、互いに教義が近く伝統派である正教会とカトリック、ヨーロッパ直系のルター派などは、互いに協力できる点は積極的に協力すべきなのだ！

それぞれのアイデンティティーをそのままに、ごちゃ混ぜにしないでも、互いに協力できるだろう!?

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さて長い年月が経ち(？)、このスレも終わりに成った🍷

懲りないで、続きは↓↓↓に。
いや、もう始動しているけど。

では皆さん有り難う。またヨロシク😉✋


http://mikle.jp/thread/2802858/?guid=ON

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