注目の話題
🍀語りあかそうの里🍀1️⃣0️⃣
学校休むか休まないか…
レストランに赤ちゃんを連れてくるな

あいを知らない子供②

レス77 HIT数 19526 あ+ あ-

あい( ♀ HKs7nb )
13/03/05 10:08(更新日時)

親の愛情を感じない。

友人の愛情を感じない。

彼氏といても、いつも心が埋まらない。


寂しくてたまらない気持ちを胸に…

あいを知らない子供、第二段です。


※感想スレあります。応援、叱咤激励、受け付けています。

タグ

No.1817369 12/07/06 12:01(スレ作成日時)

投稿制限
スレ作成ユーザーのみ投稿可
投稿順
新着順
主のみ
付箋

No.51 12/08/28 17:39
あい ( ♀ HKs7nb )

>> 50 次の日の昼休憩。

たまたまみんな講義がある日だった。

そこでみんなに伝えた。

「私たち、付き合うことになりました!!」

加賀くんの反応が気になったけど、ちょっとびっくりしてただけで、祝福してくれた。

「そ、そぉなんやぁ、おめでとう😄」


そして。。

3日後、加賀くんがるいに告白した。

No.52 12/08/28 17:43
あい ( ♀ HKs7nb )

>> 51 るいはびっくりしてた。

えりちゃんも和成も元子もびっくりだった。もちろん私も。

…林くんは怒ってた。

「あいつ、あいちゃんが好きだって言ってたのに、和成と付き合い出したとたん、るいさんに乗り換えやがった。」

和成も便乗してた。

「ほんまやし。俺は最初からあいちゃん一筋やし!」

「俺も最初からるいさん一筋やし!」

和成と林くんで謎の張り合いをしてる。

元子の件だけでも大変なのに💦

私たち、どうなるんだろう💦💦

No.53 12/08/28 22:16
あい ( ♀ HKs7nb )

>> 52 るいに相談?された。

「加賀くんに告られたけど、ほんまはあいが好きやってんてな。」

「あー、うん、和成がそう言ってたわぁ。和成から聞いたの?」

「ううん、けどみんな言ってた。あいが和成と付き合い出したからだって。」

「らしいね💦謎だね💦」

「てかさ、見てこれ。」

るいがメールを見せてくれた。差出人は加賀くん。

「これが告白のメールなんだけど。」

め、メール?💦💦

No.54 12/09/10 08:49
あい ( ♀ HKs7nb )

>> 53 『あのさ、俺たち付き合う?(笑)』

(笑)…?!

「話がある、ってメールが来たからなに?って返したらこんなのが来てん。めっちゃ唐突やしなんなんやろ、これ。。」


うーん、謎だ。


まぁでも、、なんだかモテてるるいが羨ましかった。

「どうするの?」

「うーん、よく分からないんだけど、、」

「加賀くんでいいの?私ならソッコー断るよ?」

「そうやんなぁ。。」

るいの曖昧な返事。
またずるずるするつもりかな。

林くんへの返事はまだだ。

元子のこともあるし、早くはっきりしてほしかった。

No.55 12/09/14 23:16
あい ( ♀ HKs7nb )

>> 54 翌日。

「ねぇ、あのメールどうしたの?なんか進展あった?」

超気になって聞いてみた。

「う、、ん。悪いけど無理かな、って返事した。」

え!


…そうなんだ、るい、ちゃんと断れるんじゃん。

加賀くんのことは振れるんじゃん。。

ちょっと見直した。

No.56 12/09/14 23:20
あい ( ♀ HKs7nb )

>> 55 その時。

元子が喫煙所に入ってきた。

「あぁ、元子、オハヨ」

「ハヨー😄」

元子がいつも通り元気に返してくる。

「おはよ」

るいが元子に言う。

「…ハヨ」

明らかに返事のテンションが下がる元子。

るいを見た。

…るいは苦笑いしてた。

でも、大丈夫だろう。

るいは賢いし、強い子だ。

No.57 12/09/23 22:18
あい ( ♀ HKs7nb )

>> 56 次の講義の時間になり、私は喫煙所を出た。

「じゃあ私、講義行ってくるわ✋」

「いってらっしゃい(゚゚)」

るいが少し元気がない気は、した。

No.58 12/09/24 08:27
あい ( ♀ HKs7nb )

>> 57 講義から帰ってきて、喫煙所に来た。

るいがいない。

えりちゃんもいない。

「るいたちはー?」

「さぁー知らないー」

元子が冷たく言う。

「るいさん、さっきまでその辺にいたよ。」

林くんが言う。

どこ行ったのかな。

まぁ、今のうちにトイレ行っとこう。

トイレまでの廊下に出た。

講義と講義の合間で、エレベーターだけじゃなく、階段もすごく混んでる。

ふと、見ると、、

その混雑した階段の隅に、えりちゃんとるいがしゃがみこんでいた。

No.59 12/12/19 11:19
あい ( ♀ HKs7nb )

>> 58 「るい?!どうしたの?!」

「あぃい~😫」

泣きそうな、情けない声でるいが私を呼ぶ。

「なになに?!どうしたん!もー可哀想によしよし😣」

私はるいの顔が他の人から見えないように抱きしめ、頭を撫でた。

No.60 12/12/19 11:29
あい ( ♀ HKs7nb )

>> 59 るいはぼろぼろと大粒の涙を流した。

「私、もうどうしていいか分からへん。。」

「林くんのこと?そんなに好きなの?」

「好きかどうか分からへんけど、、」

「付き合いたいん?」

「よくわからないけど、、元子はあんなだし、、もぉ限界。。」

…大変な誤算だった。私はてっきり、るいは回りの子に気を持たして楽しんでるんだろうと思ってた。

想われてるのは居心地いいし、手放したくないのも分かる。でも元子のこともあるから、遊びは止めてはっきりして欲しかった。

…でも違った。るいは、こんな細い体で、林くんのこと、元子のことをこんなにも悩んでいたんだ。。

No.61 12/12/19 11:38
あい ( ♀ HKs7nb )

>> 60 るいは、まだ好きかわからないけど、やっぱり付き合いたいみたいだった。

三角関係だったから、そんな半端な気持ちなら辞めとけって思ったけど。

もし三角関係じゃなくて。

単に男女2人の仲なら、その状態で付き合うこともザラにあるし、おかしいことじゃない。むしろ付き合っていくうちに好きになることだってある。

私は考えを改めた。

「元子のことはあるけど、、そんなに悩んで、それでも林くんと付き合いたいって思うなら、いいと思うよ。元子のことは気にしなくていい。自分のやりたいようにしなよ。」

るいは、誰かに後押しされることをずっと待っていたのだと思った。

「うん、、」

るいは、もう一度、大粒の涙を溢した。

No.62 12/12/25 18:39
あい ( ♀ HKs7nb )

>> 61 「あいあかんわ~泣かんとこうと頑張ってるのにあいが泣かせてくれるから泣いてしまう~普通泣かんようにするやろ~?」

泣き止んだるいが言った。

それってるいの泣き所になれてるってことかな。安心して泣いてくれたことが嬉しかった。

「辛かったら泣いたらいいんだよ~私がついてるよ😄」

るいの力になりたかった。

No.63 13/01/11 00:56
あい ( ♀ HKs7nb )

>> 62 元子るいは若干ぎくしゃくしながらも、
私たちグループの付き合いは続いた。

毎日のように駅のフードコートで終電近くまでダベる。

今までと変わったことは、途中でメンバーが消えること。

ある日。

いつものようにみんなでダベっていると、
和成が言った。

「あい、フケる?」

え、元子とるいを置いて?

まあ、林くんもいるし大丈夫か。

ちょっと強引な和成に手を引かれ、
駅の中を探索した。

和成って、、男らしくてカッコいいな。

引っ越し屋でバイトして鍛えたというごつい腕を
まじまじ見ながら、導かれるままに歩いた。

No.64 13/01/11 01:14
あい ( ♀ HKs7nb )

>> 63 夜の駅は、あちこちの物陰に人がいっぱいだった。

大きくて入り組んだ駅には、人目を避けるようなベンチや物陰がたくさんある。覗き込んでは、あ、人がいた、また覗き込んでは、あ、ここにも先客が、てなことを繰り返してた。

二人きりになれる場所を探すにもひと苦労だ。

そうして、ようやく、あまりひと気のない廊下に出た。

柱が沢山あって、柱の間に入れば、存在には気づかれにくい。

No.65 13/01/11 01:21
あい ( ♀ HKs7nb )

>> 64 「座れないけど、ここでいんじゃない?」

初めは楽しかったが、もう正直めんどくさかった。

「そうやね、ここいいね! 」

和成が、柱の影に入り、私の腕をぐいと引く。
私の体は簡単に和成の胸の中に飛び込んだ。

ぎゅっと私を抱き締めてくれた。

「あいちゃんをずっと抱き締めたかってん、、」

心臓が、ぎゅうって締め付けられるようだった。

No.66 13/01/11 23:25
あい ( ♀ HKs7nb )

>> 65 私は抱きしめられるのが好きだ。

小さい頃からスキンシップに飢えていた私。

誰も抱きしめてくれなかった私の体。

ずっとこうしていたいって思った。


和成はすぐに私を引き離した。

??

何で、と思う間もなく、和成が顔を近づけてきた。

洋以外の「彼氏」とキスするのは初めて。

正直、早くない?とも思ったけど、
何となく拒めなくて受け入れた。

洋とは何度も体を重ねてきたのに、、
今更キスくらいもったいぶるのもおかしいか、、

なんて変な理由を頭の中で作ってた。

No.67 13/01/11 23:36
あい ( ♀ HKs7nb )

>> 66 和成はキスしながら、すぐに胸を触ってきた。

…え?それはさすがに早い!

「ちょっと、それはちょっと早いって、、」

和成は手を止めない。それどころか、、

「…ひゃ、、」

すぐに下着の下に手を入れてきた。

「ちょっと、ほんとやだ、、やめてよ…!」

和成は止めない。それどころか、

「俺のも触って」と要求してきた。

いやだ。こんなとこでいやだ。
必死の抵抗も空しく、強引に手を引かれ、
触らされた。

触らされたそこは、まだ何もしていないのにぬるぬるでびちゃびちゃで、めちゃくちゃ気持ち悪かった。

かっこいいひとと付き合うって、こういうリスクもあるんだな、、

それが、和成と付き合い始めて、最初に感じた違和感だった。

No.68 13/02/18 09:20
あい ( ♀ HKs7nb )

結局、和成は駅で最後までしようとしてきた。
外だし人も通るし絶対嫌だと言った。

すごく粘られたが、最後には渋々了承した。。と思いきや。

「じゃあ口でして。」

転んでもただじゃ起きない奴。

「いやむり!!」

みんなの元に戻ることにした。

No.69 13/02/18 09:27
あい ( ♀ HKs7nb )

>> 68 戻ると、るいと林君の姿がなかった。

大場先輩、加賀くん、えりちゃん、元子の4人だ。

元子は無言で真顔で、もくもくとたばこを吸ってる。

、、すごい空気の中に帰ってきてしまった。。

「るいは?」

「さぁー消えたきり帰ってきてない。」

えりちゃんが答える。

「もうすぐ終電やしそろそろかえろかー。」

そう言ってるいに電話し、解散した。

No.70 13/03/03 23:23
あい ( ♀ HKs7nb )

私って和也に愛されているんだろうか?

大事にされてない気がした。

でもかっこいい和也。多少は目をつむるべきなんだよね。。

No.71 13/03/03 23:26
あい ( ♀ HKs7nb )

和也がかっこよかったのかは分からない。

ただ、今まで「普通の男子」とは、恐れ多くて付き合えなかったから余計にそう思えたのだと思う。

No.72 13/03/03 23:36
あい ( ♀ HKs7nb )

大学に入って初めてインターネットを使い出した私は、メッセンジャーやネットゲームにハマった。

メッセンジャーやネットゲームを通じて、友達や見ず知らずの人と夜通しチャットする。

楽しかった。

そんな中で、何人かの人と仲良くなった。

いつもゲームの中で親切にしてくれるお姉さんと、ゲームを超えて付き合うようになった。

私のやっていたゲームは、個人で作成された無料ゲームで、ユーザーは小学生が多かった。

マナーも出来てなくていやなことも言われ、もめたときには必ず助けてくれたのが守だった。

今思えば、和成に疲れていたんだと思う。

守の優しさがありがたかった。

No.73 13/03/03 23:40
あい ( ♀ HKs7nb )

ネットゲームで仲良くなったのは三人。
いずれも女の子友達が欲しくて、連絡先を交換し合ったのに、三人ともほんとは男の子だった。

守もその一人。

女性キャラで、ルナって言う名前だった。

カミングアウトされたときはショックだったけど相変わらず優しくて、守とのやりとりは楽しかった。

No.74 13/03/05 09:48
あい ( ♀ HKs7nb )

近所に、ラウンドワンみたいな総合施設で、マンガ喫茶やお風呂がついててオールナイト営業している施設が出来た。

卓球やらボーリングやらカラオケをしに、私たちはよく出かけるようになった。

高校の頃から飲み会でオールしてても夜は寝てしまう私。

徹夜は苦手だった。

No.75 13/03/05 09:57
あい ( ♀ HKs7nb )

>> 74 元子や加賀君とはだんだん合わなくなってきて、林くん、るい、私、和成で行動することが多くなった。

えりちゃんはあまり体調がよくなくて、たまに参加した。

ある日。

「愛ー!今からあっこいくんやけどいかんー?るいちゃんや林もいるし遊ぼーやー!」

時間はすでに22:30。

ネットゲームなら寝たいときに寝れるけど、遊びに行ったらそうは行かない。

「行ってもいいけど私たぶん途中で寝ると思うよ?それでもいい?」

「いい、いい!」

それで、眠いけど行くことにした。

No.76 13/03/05 10:04
あい ( ♀ HKs7nb )

施設に着いたのがだいたい23時。

「じゃあボーリングの予約して、卓球しよー!」

るいが先頭を切って言う。

そこから二時間卓球をして、そのあとボーリングを一時間した。

時刻は2時。

正直もう限界。

「和成、ごめん、もう眠いわ。ちょっとそこのベンチで寝てていい?」

休憩室はいっぱいで、空きのリクライニングベッドはもうなかった。

「えー分かったよー」

和成がいう。

るいがおやすみーと言って、林君と別のゲームにいく。和成はパチンコを始めた。

私は、固めのソファーで、眠りに落ちた。

No.77 13/03/05 10:08
あい ( ♀ HKs7nb )

固いソファに少し寒い室温。
ねごこちはよくなかったが、眠気に負け、私は熟睡していた。

次の瞬間。

ドカッ!!

誰かに腕を横から殴られた。

激痛にびっくりして、目を覚ますと、


そこには、和成がいた。

投稿順
新着順
主のみ
付箋
このスレに返信する

小説・エッセイ掲示板のスレ一覧

ウェブ小説家デビューをしてみませんか? 私小説やエッセイから、本格派の小説など、自分の作品をミクルで公開してみよう。※時に未完で終わってしまうことはありますが、読者のためにも、できる限り完結させるようにしましょう。

  • レス新
  • 人気
  • スレ新
  • レス少
新しくスレを作成する

サブ掲示板

注目の話題

カテゴリ一覧