◆都合のいい男◆

えーーー゜。(p>∧

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中途半端で
本当にすみません



事情がありもう小説は
書けなくなってしまいました


読んでくれていた方には
大変申し訳なく思っています

すみません



読んで頂き本当に
ありがとうございました


本当に すみません

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離れたｼｮｯﾋﾟﾝｸﾞﾓｰﾙとはいえ

週末だから
誰がいるか分からない

もし知り合いに
会ったらどうしよう

もし誰かに見られたら
どうしよう

信二さんと車の中で
世間話をしながら

頭の中では
不安だらけだった


でも もし誰かに見られても
何とか言い訳すれば
免れるだろう


そんな事を考えていたら

あっという間に
ｼｮｯﾋﾟﾝｸﾞﾓｰﾙに到着した

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時計を気にしながらも
私は信二さんの車に
乗った


「これから一人暮らしが
始まるからさ
悪いけどついでに
生活用品の下見にも
付き合ってな」
苦笑いしながら
信二さんは言った


「節約目線で選んじゃうから覚悟してね」と私


「おぅ、頼むわ」と信二さん


私が口出しして
いい事なのかは
正直分からない


けど、


何か楽しかった

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しばらく２人で海を眺めていた

「まだ時間いいか？」と信二さん

私は時計を気にしたが、まだ帰りたくない気分だった
「大丈夫だよ」と私


「少し離れた
ｼｮｯﾋﾟﾝｸﾞﾓｰﾙにでも
遊びに行くか」
と信二さん

「行く行く」と私


一応旦那に連絡したほうが
いいかな…

でも旦那は出掛けても
連絡くれた事ないし。

たまには いいよね、
私だって
自由に遊んでも


たまには

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久しぶりに
楽しい、幸せって感じた

家族と居る
楽しい、幸せとは違う楽しさと幸せ


毎日家事、育児、仕事に追われて
女でいる事を
忘れている気がした


私って
母であり妻であるけど

女でもあるんだよな


信二さんの横で
海を眺めながら

そう思った

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「海、好きなんだね」と私

「ああ、何かさ、
気持ちが癒やされるんだよな
海見てると」
と信二さん


私は信二さんの手を
ｷﾞｭｯと握った


ｷﾞｭｯと握った私の手を
信二さんは
握り返してくれた


海を見てると
私も癒やされる

海を見てるから
癒やされるのかな。。

信二さんの隣に
居るからかな。。



旦那の事も
家事も仕事も全てを忘れて


一人の女に
戻れているような気がした

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たわいもない会話に戻り
食事を終え

「また海見に行かない？
何かさ、無性に
海が見たいんだよ」
と信二さん

「いいよ、付き合うよ」と私

ﾌｧﾐﾚｽを出て前みたいに
信二さんの車で海へ向かった


週末だからか
今日は車が多かった


「ｶｯﾌﾟﾙが多いな」
と信二さん

「本当だね
週末だからかな」
と私


車を降りて
海へ向かった


気がつかない位に自然と

私達は手を繋いでいた

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「ｱﾊﾟｰﾄ見つけたら
連絡するよ
それまでｶﾞﾀｶﾞﾀしそうだから
連絡出来なかったらごめんな」
と信二さん


「ううん、私の事なんて
気にしなくていいよ」
と私


「ま、ｶﾞﾀｶﾞﾀしてても
麗奈ちゃんには
連絡しちゃうんだけどな」
笑いながら信二さんは言った

「毎朝の おはようは
日課だからね」と私


やっと笑った信二さんを
見る事が出来た


私じゃ何も出来ない


でも話だけは
聞けるかな

辛い、寂しい、悲しい

そんな信二さんの
気持ちだけは
聞き入れてあげなきゃ

と思った

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「贅沢は出来ないから
安いｱﾊﾟｰﾄを今探してるよ」
と信二さん

「私じゃ何も
出来ないかも知れないけど
何かあったら
いつでも言ってね」
と私


「ありがと
こうやって話してるだけで
俺は気が楽になるよ」
と信二さん


辛いだろうな、
寂しいだろうな、
今の信二さんは

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「ぶっちゃけ
嫁さんと全然うまく
いってなかったんだよ、
家庭内別居状態みたいな

これじゃ
子供も可哀想だからさ
俺が家を
出る事にしたよ」
と信二さん


「奥様とちゃんと話したの？」と私


「嫁さんは勝手にすれば
だってさ」


「そっか…
べ、別居するなら
住む所とか
これから探す…の？」


何て会話したら
いいか分からない。



私はﾃﾝﾊﾟｯﾃるけど、聞ける事は
聞こうと思った

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注文を終え
信二さんは煙草に火をつけた

「あのさぁ、」と信二さん


いよいよ本題？


「ん、どうした？
何かあったの？」


少し沈黙の信二さん




「俺さ、
別居する事にしたよ」


「えっ!?マジで!?」


意外すぎる話に
私は何て答えたら良いか
分からなかった

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「腹減ったぁ」
変わらない信二さんの姿

悩みがありそうに
ない感じだけど
話って何だろ？

「私もお腹すいたぁ」

話って何？
って聞きたいけど

とりあえず
信二さんのﾍﾟｰｽに
合わせた方が いいかな。

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待ち合わせたのﾌｧﾐﾚｽに
到着した

信二さんは
まだ来てないみたい

話って何だろう
良い話？悪い話？

直接会って話を
したいって言う位だから
少し深刻な話かなぁ


信二さんを待つ車の中で
色々な事を
考えてしまった



信二さんが来た

会うのは
あの時以来

久しぶりに会ったけど
違和感なく
顔を合わせ
ﾌｧﾐﾚｽへ入った

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家事を終え
昼食の支度も済ませた

煙草を吸っている旦那に
「そろそろ出掛けるから
後はお願いね」と伝えた

「何時頃帰ってくるの？」


一瞬返答に困った


「そんなに遅くは
ならないと思うよ」
とだけ伝えるのが
精一杯だった


私は 支度をし
子供達の頭を撫で


信二さんが待つ
ﾌｧﾐﾚｽへ向かった

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やっと信二さんから
ﾒｰﾙが入った
いつもの挨拶
「おはよう」

「今日12時に
この前待ち合わせた
ﾌｧﾐﾚｽで待ち合わせた出来る？」と私

少しして信二さんからﾒｰﾙ
「いいよ。
でも無理すんなよ」


やっと信二さんと
約束が出来た

信二さんに
ﾒｰﾙしたいって思ったのは

ほんの数時間なのに

ここまで
辿り着くのに


もの凄く時間が
掛かったような気がした。

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朝起きて
こっそりﾒｰﾙのﾁｪｯｸ

まだ信二さんからの
「おはよう」は
入ってない

平日だったら
自由にﾒｰﾙ出来るのにな。。


私は家事をしながら

信二さんから
ﾒｰﾙが入っていないか

何度もﾁｪｯｸした

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旦那が何時に
帰って来ようが
もう 興味すらなかった

夜 信二さんに
ﾒｰﾙした事がないから
明日の朝が
待ち遠しかった

早く信二さんの
話を聞きたかった。

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土曜日の夜
旦那が出掛ける前に
私は旦那に伝えた


「会社の友達が
少し相談したい事があるんだって。
ﾗﾝﾁに誘われたから
だから明日のお昼
ﾗﾝﾁしてきていいかなぁ、
久しぶりに」

何気に
久しぶりを強調した

「あぁ、いいよ。
悪いけど、
昼飯だけは頼むわ」
と旦那


飲みに出掛ける前は
機嫌が悪い訳がない。

私の読み通り

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「明日の日曜日の
午後だったら
時間取れるかも。
信二さんは都合悪い？」
信二さんにﾒｰﾙした


「日曜日の午後
俺は大丈夫だよ」
信二さんから返信

「日曜日の午後
この前待ち合わせた
ﾌｧﾐﾚｽで
待ち合わせよっか？」
と私

「日曜日なのに
大丈夫なの？」
と信二さん

「大丈夫だから」と私


本当は大丈夫か
分からない


けど



私だって
自由時間が欲しい


だから何としてでも
大丈夫に したかった

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何とかして
時間を取りたい

でも どうやって…


私には旦那がいる
今夜呑みに出掛ける旦那が


明日、
明日の日曜日

今夜の貸しを
旦那に返せば
いいんだよ。


日曜日の旦那は
お昼前には起きる


お昼の支度さえすれば
信二さんんの話を
聞く時間が取れる。

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毎朝、信二さんへの
「おはよう」の
ﾒｰﾙは日課となってた

「今日少し時間ある？
話たい事があるんだけど、
ﾒｰﾙじゃなく直接」
と信二さん

「今日は…無理かなぁ。
土曜日で子供が居るから」
と返信

「そっか、
じゃ、今度会えたら
話すよ」
と信二さん


何か様子が
おかしい気がした

いつもの信二さんじゃ
ないって

何かあったのかなぁ…

気になるけど
思い通りに動けない
自分が もどかしかった

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今日の夜
旦那は留守かぁ。

本当は私も
出掛けたい

信二さんと また
ゆっくり呑みたいと
思った


でも、今は旦那の
好きにさせよう。

旦那は気付いて
ないだろうけど

今は

たくさん
旦那に
貸しを作らなきゃ

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その週の金曜日
子供が熟睡して
私も布団に入った頃

旦那が
私の布団に入ってきた

「家族会議するか」

変わらない旦那の
SEX前の合言葉


「眠たいもん」の
私の言葉は通じず

首筋に唇を当ててきた

耳元で小声で
旦那は囁いた

「明日飲みに行ってきます」

旦那の唇は胸元へ


SEX中に問い詰めれる
訳がない


旦那に抱かれながら
私は

信二さんに
抱かれている感覚を
想像してた

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変わらない毎日の
時間が
過ぎている


少し変わったのは
信二さんと
毎日のﾒｰﾙのやりとり

「おはよう」から始まり
毎日
たわいもない会話

でも楽しい


信二さんからﾒｰﾙが
来るのを待ってる私

また 誘って
くれないかなぁ。。


新しい人生の
楽しみ方を味わってるような
気がした

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何時だろう…
夜中に
玄関が開く音がした

眠気に勝てず

気がついたら
朝を迎えていた



「おはよう」


いつもと
変わらない朝


昨夜の事は
あえて聞かない


昨日は
普通にしなきゃって
あんなに
思っていたのに

今日は
いたって普通の私

夜、旦那と
顔をあわせないだけで
こんなにも
気持ちって
普通で いれるんだぁ。

新たな発見

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数分後
旦那から返信が来た

「会社の上司と
飯食ってくから
先に寝てて」


会議中じゃないの？
本当は
ﾄﾞｺで何してるの？


って追求したい所だけど



ここは我慢。


追求した所で
「実は浮気してたんだよ」
なんて本当の事を
言う旦那なんて
存在しないだろうから。


ここは私が操られてる
ﾌﾘをして

私が掌で
旦那を操るように
しなきゃ。

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でも、早々に
寝るのは不自然かな。

とりあえず
旦那が帰って来るのを
待つべき？

「何時頃に帰ってくる？」
旦那にﾒｰﾙした


…

会議中だったら
返信なんて
くる訳ないか。

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ま、私としたら
旦那の帰りが
遅いのは好都合。

私のカンが
当たっているなら
尚更 好都合。


正直 冷静に
旦那の顔を
見れる自信なかったし。

私は子供達と
笑顔で夕食を済ませ

旦那と
なるべく顔を
合わせないように

子供達と
寝る準備をした。

旦那だって
私と顔合わせたくないに
決まってる。

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「あっ俺だけど」と旦那
「どうした？」と私

「今日、急に会議が入ったから
帰るのが遅くなりそうだよ、
飯先に食ってて」と旦那

「そうなんだ
分かった」と私


急に会議が入るねぇ…
どんな会議だろ？


こんな時の女の直感って
意外と当たるんだよな。

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普通通り
普通通り


自分に言い聞かせてた時
携帯が鳴った

旦那からだった


旦那から来る
連絡なんて
ほとんどﾒｰﾙなのに


ﾊﾞﾚた？
まさか あり得ないよ


普通通り
普通通り
自分に言い聞かせながら

携帯を手にした


「もしもし？」

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娘の発言に
微妙に
動揺しちゃった私


旦那の顔見ても
動揺しないで
普通に会話
出来るかなぁ


今日の出来事と


現実に戻った時間が
頭の中で
入り混じる

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>> 57
家に着くと
ﾗﾝﾄﾞｾﾙを背負った
娘が玄関前で
待っていた

「遅いよぉ
どこ行ってたの？」
と娘

「ゴメン、
ちょっと友達と
お話してたら
遅くなっちゃった」
と私

「何か髪の毛
ﾎﾞｻﾎﾞｻだね」と娘

「風が強かったからかな」と私


訳のわからない
言い訳をしている自分に
笑えた



家の中に入り
さりげなく
洗面所に向かって



身なりを整えた

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考えてみたら
結婚してからかな、

男性と接する事が
なくなったのは。


世間一般からすれば
当たり前の事なんだろうけど。


でも、旦那だけを
一生愛せるのかな、私

旦那だけで満足
出来るのかな、私



sexと言う行為に
興味がありまくった時期


私を求めてくれた男と
愛し合ってたな


でも ﾀﾞﾒﾀﾞﾒ

信二さんを
愛しては。

私は私に
言い聞かせた

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家へ向かう車を
運転しながら
私は 色々考えた


ｱﾙﾌｧﾍﾞｯﾄの並びでは
Ｈの次にＩが来る


Ｈの次に愛が来る…？


愛…

愛は分からないけど
気にはなる

これって愛？

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身なりを元に戻し
私の車が置いてある
待ち合わせ場所だった
ﾌｧﾐﾚｽに向かった。


車の中での会話は
覚えてない

唯一覚えていたのは

車の中で

ずっと
手を繋いでいた事だけ


「また連絡するから」と信二さん

「わかった待ってるね」
と私

何事も
なかったかのように
私達は
お互い帰る場所へ
帰った

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信二さんも
私も
快楽の絶頂に達した


旦那とは違う
快楽を
感じてしまった私



また 信二さんの
腕枕に支えられ
唇を重ねた



「そろそろ時間だろ」
と信二さん
「そうだね」
と私

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>> 48 信二さんの 手の温かさじゃない 温かさが 私の中に入ってきた 悶えながら 信二さんも私も お互いの温かさを 感じた …
越えてはいけない
一線を
越えてしまった。


でも、
私の中では
想定内の出来事。




早かれ遅かれ
こんな関係に
なるのは
目に見えてたから

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上を向いて歩こう
涙が 零れないように

上を向かなくていい


前を向いて
泣けばいい



大切な物を
無くした時初めて



本当に大切だと気付く


大切な物を無くした
今

本当に大切だと
気付いた時には
遅かった


私を可愛がってくれた
人の言葉が
心に響く



ゆっくりではありますが


前を向いて
歩きます。

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なんか感動した…。

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>> 49
ご覧いただき
有り難う御座います


私事で
すみませんが

私を可愛いがって
くれた方の
訃報を聞きました


今まだ
気持ちが
落ち着きませんので




少しだけ
時間を下さい…


すみません…

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横レスごめんなさい💦

何か 久しぶりにドキドキな小説読むような…

不思議な感覚に捕らわれ

主さん楽しみにしてるので是非☝続きを🙋

お願いします

結末が楽しみ😁

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信二さんの
手の温かさじゃない


温かさが
私の中に入ってきた




悶えながら


信二さんも私も



お互いの温かさを
感じた




しばらく

ゆっくり
ゆっくり
温かさを





感じた

• << 53 越えてはいけない 一線を 越えてしまった。 でも、 私の中では 想定内の出来事。 早かれ遅かれ こんな関係に なるのは 目に見えてたから

• 共感0

信二さんに
感じている

私がいる…




気がついたら


私も信二さんも



生まれたままの
姿に なってた




信二さんの温かさを








私は下半身で
感じてる

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私は
信二さんに
されるがまま


「ちょっと待って」

信二さんは
電動ｶｰﾃﾝに
手を伸ばした

昼間なのに
暗闇に変わった


私は


上半身
生まれたままの
身体にされた


何だろ…


悪い事してるの
分かってるのに


抵抗出来ない…

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抵抗する間もなく

私の体に
信二さんの
体の重さを感じた


私の服の下に
信二さんの
手の温もりも感じる…


その手の温もりは


腰から



ゆっくり
ゆっくり



胸へ




唇を重ねたまま


私はﾌﾞﾗの中に
信二さんの
手の温もりを



感じた

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信二さんは
私の首の下に
腕を押し込んできた

私は
信二さんに腕枕を
されてる

信二さんは
私の頭を撫でながら

「早く俺の女に
なって欲しいんだけど
まだ無理？」と信二さん
「まだまだかな」
と私


「じゃ、俺の女に
強制的に
させるかな」
「強制的に？
どうやって～？」

と笑いながら言った途端



信二さんの顔が
私の顔に
近づき



信二さんの唇が
私の唇と重なった

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「あのさぁ、」と信二さん
「なあに？」と私

「俺の横に寝てくんない？」
「マジでっ！？」

「マジで　嫌か？」
「嫌じゃないけど
ﾘｱﾙに照れるし」

「照れるなよ」

と言いながら
信二さんは
私の肩を持ち


信二さんの横に
倒された

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砂浜を少し散歩して
信二さんの車に
戻った

「後部座席で
少し 話さない？」
と信二さん

「後部座席？
いいけど…？」と私

後部座席が
ﾌﾙﾌﾗｯﾄになってた事に
私は
気が付かなかった

「おいで」と信二さん

信二さんは横に
なってた

私は
どこにいたら
いいか分からず

とりあえず
信二さんの横に
座った

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「ｶｯﾌﾟﾙみたいじゃね？」
と信二さん

私は照れ笑い

今日一緒にﾗﾝﾁをしたり
ﾄﾞﾗｲﾌﾞしたり

こうして手を繋いで
歩いている時間に
色々な話をしたら

信二さんが
どんな人か
何となく分かってきた

思っていたより
考え方が大人で
とても
落ち着いた方

一緒にいて
私も何となく
落ち着く感じがした

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海岸沿いの
駐車場に車を止めた

平日の海岸沿いは
営業車らしき車が
数台止まってる位だった

「少し海の近くを
散歩でもしよっか」
と信二さん

「いいよ」と私

車を降りて
信二さんの少し後ろを
歩いた

信二さんは
ﾀﾊﾞｺに火をつけながら

私に片手を
差し出してきた

「んっ？」と私


「手、つなご」
と信二さん

私は無口で
信二さんの手を
繋いだ


信二さんの手は
大きく


暖かかった

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私は信二さんの
車の助手席に乗った

他人の家族の
車に乗るのは
何となく罪悪感があった

車内のBGMも
信二さんらしかった


世間話をしてたら
あっという間に
海に着いた

ﾄﾞﾗｲﾌﾞなんて
久しぶり

他人の車の
助手席なんて
初めてかも


何だろう

この嬉しさと
楽しさは



私の中の
罪悪感は消えていた

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食事を終え、お会計

「この前全部
出してもらったから
ここは私が出すよ」

「アホか
女に奢ってもらう程
苦労してねーし」

信二さんは
ﾚｼﾞの前に立つ

男としての
ﾌﾟﾗｲﾄﾞってやつが
信二さんには
あるみたい。


私からしたら
良いﾌﾟﾗｲﾄﾞの持ち主


「すみません、
ごちそうさまでした」

店を出ながら
頭を下げる


「まだ少し時間
大丈夫？」
と信二さん

「あと１時間位なら
大丈夫だよ」と私


「近くの海に
ﾄﾞﾗｲﾌﾞ行かねー？」

「うん、いいよ」


この後の展開は
読めてたけど

あえて
付き合った


甘い蜜も
味わせて あげなきゃね





今後の為に

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「子供いくつ？
俺ん所は
小６と小４の
両方男だよ」

「私は小３と小１の
両方女だよ」


家庭の話は
しなくなかった

でも、
これも参考資料かな


都合のいい男に
なってもらうには。




都合のいい女になんて
遡らないから、

私は絶対に

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「子供いくつ？
俺ん所は
小６と小４の
両方男だよ」

「私は小３と小１の
両方女だよ」


家庭の話は
しなくなかった

でも、
これも参考資料かな


都合のいい男に
なってもらうには。




都合いい女になんて
遡らないから、

私は絶好

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「分かった
じゃ、これから
ゆっくり時間をかけて
お互いの事を
知ってこうな」

私は 笑顔で
うなずいた


でも、信二さんに
恋愛感情のない今


信二さんの
日常生活なんて
興味ない

てか聞きたくない



奥さんの事
子供達の事
なんて聞いたら


今は
恋愛感情なんか
ないけど



嫉妬して
しまうかも知れない
自分がいた




私の中の
心の天使だけは
目覚めさせたくなかった

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「私でいいの？」

なんて答えたら
返ってくる返事なんて
読めてた

だから 簡単には
答えを出さない

簡単に「うん」
なんて答えたら

信二さんの
思うﾂﾎﾞだからね…

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何か嫌いじゃないかも…
こんな信二さんの姿…


なんて考えてたら


「あのさぁ、」
と信二さん

「んっ？何？」


「付き合ってる男とか
いるの？」

「いる訳ないよ
てか、出会いすら
ないからね」
と笑いながら私は言った


「じゃ、
付き合ってくんない？俺と」


私は少し
間を開けてから答えた






「まだお互い
何も知らないから
お互いを
もう少し知り合ってからに
しようよ」と

• 共感0

「ゴメン、待った？」
と信二さん

「今来た所だよ」と私

話ながら店内へ


席にすわるなり
信二さんは
「腹減ったぁ～」
と言いながら
ﾒﾆｭｰを広げた

私も
手持ちぶさたに
ﾒﾆｭｰを見る

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約束の水曜日が来た

信二さんとの
待ち合わせの時間

久しぶりだな…
何となく
緊張する こんな時間
待ち合わせした
ﾌｧﾐﾚｽの駐車場

車の中で
少しﾄﾞｷﾄﾞｷしてた


時間より
少し遅れて信二さんらしき車


信二さんらしい
ﾜﾝﾎﾞｯｸｽ

信二さんは
私を見つけたらしく
私の車の横に付けた


信二さんは
笑ってた


私も笑顔で頭を下げた

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明日会う約束をして
電話を切った

自営で時間に
融通が効くかぁ…


信二さんは
都合がいい女を
見つけたと
思ってるのかなぁ。

主婦だけど
平日に空きがある
絶好の女だって


でも、
信二さん以上に
私は
思うのかも知れない




時間に融通が効く
絶好の男だって

• 共感0

「お疲れさん」
と信二さん

「こんにちは」と私

「平日は毎日仕事？」

「大体ね。
水曜日だけ隔週で
休みだよ
信二さんは毎日お仕事？」

「俺は実家の自営の
手伝いをしてるから
時間には融通が効くんだよ」

「そうなんだぁ」

「明日の水曜日は
休みなの？」

「休みだよ」

「じゃ、明日
昼飯でも一緒に食わない？」

「いいよ」

• 共感0

普段の生活に戻り

いつものように
仕事を終えて
携帯を見ると
信二さんから
ﾒｰﾙが入ってた

「こんにちは
仕事中かな？」

私は返事を返した

「こんにちは
今仕事が終わりました」

信二さんから
すぐに返ﾒが来た

「今、少し電話しても
大丈夫？」

「大丈夫だよ」

私が返ﾒをしたら
すぐに電話が
掛かってきた

• 共感0

旦那が実家から
今夜達を連れて
帰ってきた

「ゆっくり出来たよ
子供達を見ていてくれて、
ありがとね」

笑顔で答えた

「ゆっくり出来たみたいで
良かったよ
これからは
こんな時間を
増やしてあげるからな」

旦那は言ってきた


私じゃなく
旦那が楽しんでる事位
私は知っていた


実家に子供達を
連れて行き
良い父親をしていると
見せかけて

子供達を
義父母に預けて
女と会ってる事 位

私は微笑みながら
子供達の頭を撫でた

• 共感0

信二さんが
私の前に現れた
おかげで

私の中で
眠っていた
悪魔が目を覚ました

今まで 私を
うまく利用した男達へ
復讐したかったけど

信二さんに
ﾀｰｹﾞｯﾄに なってもらおうかな

悪魔を目覚め
させたんだから
責任取ってもらわなきゃ

もちろん旦那にも
これから
ゆっくりと…

• 共感0

旦那も
付き合った男達も

会社の付き合い
ﾂﾚとの付き合い
仕方なく

何かにつけて
言い訳をしては

飲みに出歩き
自分ばかり楽しみ…

心配で連絡しても
出ないくせに

私が たまに
飲みに外に出れば

「まだ飲んでるのか？」
「今どこだよ？」

束縛の嵐

男は勝手すぎる

• 共感0

思い返せば

私は 男に
都合良く扱われていた

旦那だけでなく
過去に付き合った男達には…


嫌われたくないし
他の女に
とられたくない一心で
好きな男に
尽くしてきた

でも
今思えば

都合良く
思われていただけかも

• 共感0

久しぶりの寝坊

久しぶりに
のんびりした朝を
迎えた

ｺｰﾋｰを飲みながら
冷静に昨夜の事を
思い出した


信二さんは
ﾀｲﾌﾟではないけど
嫌いではない

正直、話をしていて
飽きない

ま、好きでも嫌いでも
ないﾀｲﾌﾟ

でも、


使うには

これ位の男が
ちょうどいいかな



心の悪魔が叫んでた

• 共感0

そんな悪魔が
叫んでる時に

ﾒｰﾙが来た

信二さんからだった


「信二です
俺のﾒｱﾄﾞと携番
教えておくよ

今日はゆっくり
休めよ」

私は返ﾒした

「今日は色々と
ありがとうございました

今日はもう寝ます
また明日」



私の心の悪魔は
叫び続けた


使う為には

嘘で
相手を好きになれ

と

• 共感0

今日は行きの
電車代とﾀｸｼｰ代しか
私、使ってない

心の中で考えた

申し訳ないと思いながらも

私の心の悪魔が
叫んだ






使えるかも、この男

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「じゃ、美穂に聞いたら、
今ﾒｰﾙするよ」

「分かった
美穂先輩に、また
お店に遊びに行きますって伝えて下さい」

と言って電話を切った。

何なんだろう

この気持ち…

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「麗奈ちゃんの連絡先！
美穂に聞いていい？」

私は迷った

旦那に ばれたら
どうしようって…

結婚してから
旦那以外の
男性と接点がない私

でも、

信二さんにも
家庭があるんだから
きっと長くは
続かないだろうと思った

「いいよ」

私は答えた

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家に着き
しばらくﾎﾞｰっとした後、

美穂先輩に
お礼のﾒｰﾙをした

数分後、美穂先輩から
電話が来た

「あっ、俺だけど」

んっ？

「俺、信二」

信二さん…？

「今日は色々と
ありがとうございました」

また お礼言ってる私…

「麗奈ちゃんに
一つ聞き忘れた事が
あったんだけど」



「…何？？」

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電車を待ってる時間が長く

短くも感じた


電車がﾎｰﾑに付き
私は電車に乗った

「ありがとうございました」

私、本当に
何回 お礼言ったかな…

ﾄﾞｱが閉まる瞬間
信二さんが言った


「次は２人でな」



胸がｷｭﾝとした

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「ありがとうございます
本当にすみません」

信二さんに
何回 お礼を行ったかな…

今日
初めて会ったのに…

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駅に到着し
また お礼を言った

「もう大丈夫です。
本当にありがとうございました。」

あれ…聞いてない…

信二さんは
切符売り場へ
向かってた

「どこまで？」

信二さんは
財布を取り出した

「本当にいいですから」

私の言葉は
聞こえてないみたい…

「どこまで？」

「あっ、☆☆です」

信二さんは
私が帰る駅までの切符と

入場券を買った

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「信二さんも帰るの？」

ﾀｸｼｰの中で
やっと聞けた言葉

「帰らないよ
麗奈ちゃんが心配だから
駅まで見送りたいだけ」

酔っ払ってﾄﾞｷﾄﾞｷ
してるのか

信二さんの言葉に
ﾄﾞｷﾄﾞｷしてるのか

分からない私がいた

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信二さんは
ﾀｸｼｰを止めてくれた

「ありがとうございました」

私が お礼をすると
「俺も駅まで行くから」

と言いながら
信二さんは
先にﾀｸｼｰに乗り込んだ

「えっ？何で？」

と聞く間もなく

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「お会計してないから、
もう一度
中に行ってきます」

と私が伝えると

「麗奈ちゃんの分は
もう俺に付けられてるよ、美穂の得意の手段だから」

と笑いながら
信二さんは
ﾀﾊﾞｺに火をつけた

「じゃ、私信二さんにお支払いします」

私は酔っ払いながら
ｶﾊﾞﾝの中から
財布を探してると

「ﾏｼﾞでいいから
その代わり、
今度２人きりで会おうな」
と信二さん

「あ、はい…」

思わず返事をしてしまった

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「ちょっと行ってくるよ」
と、信二さんも席を立った

「本当に大丈夫ですから、
私お会計してきます」

私の言葉は
ｸﾗﾌﾞの大音量に
消されたのか

いつの間にか
混雑していた店内の人ごみを
縫うように

信二さんは
私の腕を
引っ張りながら
外へ出た

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「信二、頼むよ
麗奈酔っ払ってるから」
と美穂先輩

「私酔っ払ってないから大丈夫ですって」

と言いながらも
久しぶりの外飲みと
ｸﾗﾌﾞの雰囲気と…


信二さんとの
楽しいﾄｰｸで


私は酔っ払ってた

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>> 8
「なーんか
盛り上がっちゃってる
雰囲気だねぇ」

美穂先輩が
茶化してきた

「仲良しになったから、今」

信二さんが答えた

「麗奈、終電大丈夫？」

美穂先輩の言葉で
少し酔いが覚めた

「そろそろ駅に
向かいますぅ」

楽しい時間って
あっという間に過ぎるって
よく言うけど
こんな時間の事を
言うんだろうな…

なんて考えながら
帰りの支度をして
席を立とうとした時

「俺、駅まで送ってくよ」

と信二さん


えっ…

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「年いくつ？俺は31歳」
「結婚してるの？俺は結婚して子供もいるよ」

かなり質問責めに
合ってる私。

「私は28歳です。
結婚して子供もいるよ」

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「美穂の店、
よく来るの？」

隣の男性が話掛けてきた

「いえ、２回目です」

少し緊張しながら答えた。

強面だけど、
優しく話掛けてきてくれた

「俺は信二
美穂の同級生だよ。」

「あっ、私は
美穂先輩の後輩です。後輩って言っても会社で 色々と面倒見てもらってました。」

お互い
自己紹介が始まった

ｱﾙｺｰﾙの力かな、

いつの間にか、
緊張感は消えていた

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「私忙しいから
麗奈の相手を頼むわ」

「麗奈、ｵｯｻﾝの相手
よろしくね！」

美穂先輩は
笑いながら
また 忙しそうに
仕事を始めた


固まったままの私…

初対面の男性が
隣にいる

しかも、
初対面で何 話せって
言うのよ…


固まりっぱなしの私は

ﾀﾊﾞｺに火をつけ
ﾋﾞｰﾙを飲んだ

こーゆー時間
苦手…

だけど
こーゆー時間のﾄﾞｷﾄﾞｷって

少し ﾃﾝｼｮﾝ上がるかも。

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「よぉ」

美穂先輩の知り合いらしき男性が店内に入ってきた

「とりあえず
ここ座ってて」

美穂先輩は私の隣を
指指した


「え゛～っ！？」

とも言えず
私は固まった…

「今日のｽﾍﾟｼｬﾙﾎｽﾃｽの
麗奈ちゃん」

と美穂先輩は
私を名指しした。

「え゛～～～っ！！」


とも言えず
私は 更に固まった…

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「何か食べる？」
「ﾋﾞｰﾙでいいよね？」

時間が経つにつれて
美穂先輩は
忙しそうに動きまわってるけど

１人の私に
色々 気をつかってくれた。


「あっ、悪いけど
ｵｯｻﾝの相手してくれる？」

美穂先輩が
笑いながら私に言ってきた。


ｵｯｻﾝの相手…？？

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久しぶりの電子
久しぶりのﾀｸｼｰ
久しぶりの　お洒落

先輩のｸﾗﾌﾞに
遊びに行くのは
２回目だった。

開店ﾊﾟｰﾃｨｰ以来だから…
２年ぶりかな。


時間が早かったから
店内は まだ
混雑はしていなかった。

美穂先輩は
いつもの笑顔で
私を出迎えてくれた

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「美穂先輩？
お久しぶりです麗奈です」

「麗奈かぁ！
久しぶりじゃん！
最近どうよ？」


なんて 世間話に
花が咲いた。

私だけの夕飯を作るのも
面倒だし

たまには
ゆっくりと言う
旦那の言葉に甘えて


先輩が経営する
ｸﾗﾌﾞへ遊びに行く事にした。

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なんて考えてる時間が
もったいない。

でも
１人で何やろう…


久しぶりに
ｸﾗﾌﾞを経営する先輩に連絡した

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