長男の嫁
『ただいま帰りました~』
玄関から姑の通う老人ホームの女性スタッフの甲高い声が聞こえた。
同時に愛犬でプードル犬のぷーが吠えながら玄関へ走った。
やっと寝かしつけた生後3ヶ月の茉奈が泣き出す。
『ハァ』
私はため息をつきながら玄関へと向った。
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いつにしようか…
今すぐでも構わない。
証拠やら何やら考える必要もない。
どうせ私は死ぬのだ。
ボゥー…っと天井を見上げた。
『スゥ…スゥ…』
隣からぷーの寝息が聞こえる。
私はぷーの方へ体を向けた。
『ごめんね。あなたはどんなに寂しくても、どんなに辛くても、どんなに痛くても生きているのに…こんなに弱いママで。』
子供みたいに育ててきたぷーを置いて行く事を考えたらぽろぽろと涙が溢れてきた。
何も分からないぷーを思うと決心が鈍った。
その日は結局実行出来ずに終わってしまった。
次の日。
死んだときの為に色々整理して置かないと…と考えていた。
写真や手紙、洋服や家具…
何気なく身の回りにあったものを1つずつ手に取り、片付けた。
写真を一枚一枚見ていたら、勝手に笑ったり泣いたりしていた。
ぷーが我が家に来たときの写真。旦那と変顔して撮った写真。茉奈が産まれた時の写真。
ついに、私は嗚咽を漏らしながら泣いた。
悲しかった。どうしようもなく悲しかった。
せめて、遺書を用意しようと思った。
(他人を殺して遺書かよ…)
自分でも可笑しかった。
遺書くらい綺麗に残したい。
私はしばらくぶりにデパートへと出向いた。
久しぶりに外の空気を吸った。
だけど、結局何をしていても頭の中は姑への殺意や、旦那との思い出、茉奈への恋しさが消えずに、気が晴れなかった。
ふと立ち止まると、ラインストーンのお店が目に入った。
以前、旦那と茉奈と3人で来たことがあった。そして茉奈の守護石を私が購入して、今でも胸に付けている。
ベッコウ色に輝く綺麗な石だった。
結局茉奈を守る事が出来なかったけど、私はその石を外せなかった。
茉奈の魂が宿っている気がして外せなかった。
人にぶつかられて我に返った。
『スミマセン』
小さな声で謝ったが、大きな声で話ながら歩いてるカップルは全く私には気づいてにない。
この世にひとりぼっち… 私一人くらい居なくなっても世界は変わらない。
早く茉奈のとこへ行こう。1日も早く。
家に帰ると私はペンを握った。
『パパへ
たくさんたくさん言いたい事があったのだけど、なんだか胸がいっぱいでまとまりません。
パパが大好きでした。ずっとずっと一緒に居たかった。
おじいちゃんおばあちゃんになっても一緒に居ると誓ったのに、守れなくてごめんなさい。
茉奈が居なくなって、私は私で居られなくなりました。
どうしてもどうしてもあなたのお母さんが許せなくなってしまいました。
貴方を一人にしてごめんなさい。
こんな私を死んでも許さないでね。
貴子』
書いている間に止めどなく流れ出た涙が、所々文字を滲ませた。
あとは
あとは
殺すだけ…
明日は姑はデイサービスが休みだ。
明日にしよう。
『ただいま~』
いつもと変わらず旦那が帰って来た。
『どうした?泣いたりして』
(あれ?私、泣いてたの?)
『玉ねぎ染みてさ~』
普段台所には入らない旦那は疑いもせず笑った。
最後の晩餐…
旦那の大好物のカレーだ。
泣いたらダメ…
ほんの少しの言葉や仕草もこれで最期になるのかと思うと泣きそうになった。
そんな私の気も知らず、姑が来た。
『髪の毛伸びてきた切りたい。予約して』
散髪は1週間前にしたばかりだった。
何度説明しても納得しなかった。
最後くらい邪魔しないでくれとおもう反面、これが最後の質問攻めか…と気持ちを大きく持てた。
その晩は朝まで旦那の寝顔を見ていた。
そしてとうとうその日は来た。
私は自分でも驚くほどに冷静だった。
茉奈の痛みに比べたら人一人殺すくらいどうって事ないと思った。
旦那がいつも通りに出勤する後ろ姿に『さよなら…パパ。ごめんなさい』と呟いた。
さぁ これで何もかも終りだ。
鏡を見た。
死んだとき綺麗にしてないとな…
顔を洗って歯を磨いた。流しに姑の食べかすが詰まってるのを目にし、吐き気がした。
終わりにしてやる。
今度こそ、本当に…
憎しみとは人格までもを変えてしまう力があることを、私は身を持って知った。
ぷーを思い切り抱き締めた。
好きなタバコを思う存分に吸った。
好きだったパチンコにも行った。
両親や妹には会わなかった。きっと弱くなるから…
もうやるべき事はやった。
時計は午後3時45分を指していた。
よし…
やろう!!
私は大きく息を吸った。
茉奈、ママが敵を打つから。
遺書をテーブルに置いた。
私は2階へ姑を呼び出す為に2階から姑を呼んだ。
『おかあさ~ん、ちょっと手を貸してください』
普段私に呼ばれることのない姑は『なになになになに』とずっと繰り返しながら、私が立っている頂上までスタスタと上がってきた。
(何がお風呂に入れないだ…?頭が洗えないだ…?ご飯が運べないだ…?作れないだ!?そんなにスタスタ歩いて!出来ないんじゃなくて、やらないから頭だけが呆けたんだろーがー!)
今までの怒りが蘇って来た。
姑の一歩一歩がスローに見えてきた。
あと5段。
4段…
今、私には自分の心臓の音しか聞こえなかった。
3段… ドクン ドクン
2段…… 終わるんだ
1段…… 茉奈
0…
『死ね━━━━━』
叫んだ。
私は両手を思い切り姑に向かってつき出そうと、重心を後ろに引いた。
その時…
ピンポーン
玄関のチャイムがなった。
ハッ!!我に帰った。
誰!?
バタン 玄関が開いた。誰かが入ってくる。
旦那だった。
(どうしてこんなに早く?)
『どうした?2人でそんなとこに立って。今日貴ちゃん誕生日だろ?ホラ、ケーキ買ってきたんだ。午後はシフト埋めて早めに上がってきたんだ。』
何も知らずに微笑む旦那。
『あ…あ…』
私は声が出なかった。
その場に居られなかった。私は姑の横を通り抜け、階段を駆け降りた。
『ごめんなさい!』
それだけ叫ぶと、玄関に置いてあった自分のお財布だけを握り締め、家を飛び出した。
馬鹿な 馬鹿な…
涙が溢れてきた。
私の誕生日?
忘れていた。
旦那が覚えていてくれた。
嬉しかった。
今までの苦労は何だったのか、さっきまでの私の激しい殺意は何だったのか。
こんなに嬉しいと感じたのはいつぶりだろうか…
もう、もう充分だ。
私だけ茉奈のところに行こう。
私が茉奈を愛したように、あの姑もいつかは旦那を一生懸命に愛し、育てた。
今も大切な息子に違いない。
茉奈が生きていれば、きっといつまでだって愛しい娘に違いないのだ。
親子でなら、きっと仲良く暮らして行けるだろう。
誕生日、覚えていてくれてありがとう…
あっちで茉奈に話すね。
私は必死に走った。
冷たい風が頬を刺す。
涙と鼻水と垂れ流しながら走った。
どこを目指してるのか分からずに必死に必死に走った。
どれくらい走ったのだろう…
力尽きて座り込んだ。
回りには家はほとんど見当たらない。
どうするか…
どこで死のうか…
手には財布のみ。
中身を見ると一万円札1枚と千円が3枚と小銭が少々入っていた。
遺書もそのままにしてしまったし、姑には『死ね』と叫んでしまった。
旦那は捜索願いなんか出してないだろうか…
寒い。上着も着てこなかった。
予想外の出来事に動揺していた。
遠くにコンビニの灯りが見える。
とりあえず、そこまで歩いた。
駐車場にパトカーが止まっていたので、思わず物陰に身を隠した。
やがてパトカーは去った。
店内に入ると暖かな空気が私を包んだ。
田舎の見たことが無いようなコンビニだった。
トイレを借りて鼻をかんだ。
店内に戻る。
温かいお茶を手にした時、有線で久保田利伸のmissingが流れていた。
I love you 叶わないものならば いっそ忘れたいのに 忘れられない全てが I miss you 許されるものならば 抱き締めて居たいのさ 光の午後も 星の夜も
だめだ こんな時にこんな曲を聞いたら。
私はお茶を握り締め、その場にしゃがみこんで嗚咽を漏らした。
柔らかい感触が左の二の腕を引き上げた。
『どうしたの?何か悲しい事があったのね…』
そこにはこの店の店主らしい60代くらいの、ふっくらした優しそうな女性が微笑んでいた。
店内には私達二人きりで客も居なかった。
『こんなに手が冷たいじゃないの。こちらへいらっしゃい。』女性が笑って事務所らしき場所へ私の手を引いた。
『ここへ座ってね。』女性がパイプ椅子を引く。
私は言われるまま腰を下ろし『すみません』と言った。
女性はそれには答えず『こんな田舎で、こんなに寒くちゃ、お客も来ないわ。客ったって近所のおばあさん達が暇潰しにお喋りしにくるくらいでね~』
話ながらお茶っ葉を急須へ移していた。
鼻をすすると女性は無言でティッシュを差し出してくれた。
私は優しさにまた涙を流し、今までの事を話した。話したと言うより自然に話出していた。
誰かに聞いて欲しかったのかも知れない。
目の前にお茶が出された。
湯飲みの飲み口が少し欠けてるのを見て、何故だかこの女性の優しさが伝わって来た。
全て話し終わって、私は我に返った。
『あ…すみません。私つい…』
女性はまだ変わらずに微笑んで頷いていた。
『大変だったわね。よくがんばって来たわね。辛かったでしょう…』
私の手の甲を優しく撫でてくれた。
母を思い出した。
言って欲しかった。してほしかったことを、名前も知らない知り合ったばかりの人がしてくれている。
本当の温もりを感じた。それは、茉奈が産まれて初めて茉奈を抱いた時の温もりとよく似ていた。
『あなたが泣いてたら、天国の茉奈ちゃんが悲しむわ。ママ、泣かないで。って言ってるわよ?』
私はようやく笑えた。『そうですね』
『しばらく家でゆっくりすればいいわ。どうせ一人で暮らして退屈なの。私と似て太った猫が一匹居るけれど』と女性は笑っていった。
私もつられて笑っていた。
どうして私はここに居るんだろう…
どうしてまだ生きているんだろう…
結局女性に連れられて、女性の自宅に来ていた。
『すぐに暖めるわね』
そういって電気の紐をカチカチと引っ張った。
(うわっ久しぶりに見た。この電気)
女性の名前はどうやら佐伯さんと言うらしい。
玄関のポストに手書きでそう書いてあった。
『そこに座って』指差された座布団はひんやりとしていて思わず身震いをした。
手が勝手にこたつ布団を膝に掛けた。
『キャ!』
こたつの中から真っ黒な小太りの猫が飛び出して来た。
『あっそうか。あなたも居たんだっけね。おいで。』
手を差し伸べたが猫は警戒してジッと私を見ている。
『ごめんなさいね。その子、私意外になつかなくて。野良猫だったのよ。いつの間にか家に住み着いちゃって。こらクロちゃん。仲良くしてよ』
佐伯さんは台所で何やら忙しく動きながらそう言った。
(あなたもツライことがあったの?)
暖かな場所を見極める力は人も動物も変わりないのだと思った。
佐伯さんは本当に暖かな人なんだと実感した。
それから3日が過ぎた。
私はこの3日、佐伯さんのでずっと過ごした。
頭の中は旦那の心配でいっぱいだった。
(お義母さんの世話はどうしてるだろう…食事はちゃんと摂れてるだろうか…私はもう死んだと思ってるだろうな…)
クロは相変わらず、私と一定の距離を保ち、時折ジッとこちらを長いこと見つめていた。
佐伯さんは朝から夕方まで仕事に出かけていた。その間、庭を眺めたり、クロに話し掛けたりしながらぼーっと過ごした。
そして彼女は私に自分の事を多くは語らなかった。いつも私の話の聞き役に徹していた。
ただひとつ、ぽつりとこう言った。
『私もね、娘が居たのよ。だけど、私の中ではずっと2歳の時のまんま…』
私はその言葉に対して、果たして質問していいのか分からず何も言えなかった。
と言うより、言えなくなった。
佐伯さんはもっとツライ過酷な過去があったに違いないと、人柄や話し方から見て取れた。
なんだか自分がちっぽけに感じたのを思い出していた。
もう、ここにもお世話になってられないな…
佐伯さんの笑顔を思い出しながら考えていた。
緑の古びたテーブル、籠の中のみかん、毛糸で編まれた炬燵がけ、皆、古いけど大切にされていた。全てが佐伯さんの人生に見えた。
私は大きく息を吸った。
そして置き手紙を書いた。
出ていこう。
『ありがとうございました。こんな私にお声をかけてくださり、感謝でいっぱいです。また、遊びに来ます』
来ます。としたのは佐伯にこれ以上心配させたくなかったからだ。
私は次の日の早朝に財布の中から1万円札と手紙をミカンの籠の下に挟んみ、静かに玄関までの廊下を歩いた。
廊下はときおりミシッ ギッっと鳴った。
玄関にしゃがんでブーツをはいた。
ガラス張りで木の枠の扉でなかりふるかったので静かに開けるのに苦労した。
ガタッ 全身の神経を手に集中させた。
その時…
『ニャ~』
振り向くとクロが玄関にお座りをしてこちらを向いている。
『クロ、さよならしに来てくれたの?』
私はクロの前にしゃがみこんで小声で言った。
するとクロは私の頬に顔を擦り付け、喉を鳴らし鼻を舐めた。
その時何故か茉奈に甘えられた温もりと同じ物を感じた。
『ママ』茉奈が笑っている顔が浮かんだ。
『そうね、茉奈ちゃん。ママ、茉奈の分もしっかり生きなきゃね。そっちに行くまでちゃんとお利口に出来る?』
『ニャ~』またクロは私を舐めた。
『クロが寄っていくなんて、よっぽどよ?茉奈ちゃんが乗り移ったのかしらね。うふふ』
いつの間にか佐伯さんが立っていた。
相変わらずニコニコしている。
『さぁ行きなさい。』
佐伯さんが私のおりを軽く叩いた。
『はい!ありがとうございました。クロありがとう。』
私はまた走り出した。
私はもう一度旦那に会いたい。
茉奈が居なくても旦那と居たい。
走って走って走った。
私は自宅の前の道路を挟んだ電柱の影に隠れて自宅をみた。
たった3日しか開けてないのにひどく懐かしい。
すると玄関から傘をさてゴミ袋を下げた女性が出てきた。視力は悪いが男か女かは分かる。
あいにく雪がふっていて見にくい。
今日は確かにゴミの日。
誰?
目を凝らした。
するとその女性はゴミ捨て場を通り過ぎ同じ場所をぐるぐる回っている。
?
知り合いの奥さんが女性にこっちですよと促していた。
傘が降りた。
!!お義母さん!!
ゴミ捨てなんかやらなかったくせに…
私は無意識に走り出していた。
その場に行くと『すみませんすぐ忘れちゃって(笑)』と奥さんに言った。
やがて奥さんは去り、二人きりになった。
『お義母さん、もう普段からやらないから分からないんだからね!自分の息子に恥かかせる気?』
ゴミをゴミ入れに入れながら言ってやった。
姑をみた。
泣いていた…
『殺してくれたら良かったのに。貴子さん、生きてて良かったわ。』
並んで歩くのはまだ抵抗があったから『風邪ひくから』と先に自宅へ行った。
『ゴミ捨て分かった?』
旦那が何処からか叫んでいる。
『うん…わかってるよ。いつもの仕事だから。』
ドカドカドカドカ 大きな音がした。
目の前に靴下片方で寝癖だらけで、私の大好きな旦那が居た。
『た…貴子。生きてたのか…俺はてっきり』
そう言って泣き崩れた。
『すまなかったなぁ。お前をあそこまで追い詰めて』
何を言ってるのだろう。私は貴方の母親を殺そうとしたのに…怒鳴り付けて、何しに帰って来たんだと罵ってくれればいいのに。
『私こそ、とんでもないことしようとして、ごめんなさい。』
『帰って来てくれてありがとう。』
旦那は私の太ももにしがみついていた。
私はやっぱりこの人を愛している。
家を見渡すとたかが3日でひどく散らかっていた。
私は帰ってくる運命だったのだ。
神様が、茉奈が、佐伯さんが、クロが、再びここへ導いたのだ。
頑張りなさい。あなたなら大丈夫よと…
昔、聞いたことがある。神様はその人に乗り越えられない試練は与えないと…
『私、茉奈の為にも強く生きていくから。』
旦那はただ微笑んでいた。
気付くとぷーが私の足の匂いをクンクン嗅いでいる。
(きっとクロの匂いがするんだわ。ぷーだけにはお見通しかもね。)
『さてと、片付けますか~』
シャッ シャッ シャッ
外をみると姑が同じところばかり掃き掃除をしていた。
私と旦那は目をあわせて困った顔で笑った。
まだまだ困難は耐えないだろうけれど、私は人の優しさに触れ、生きて行くと決めた。
長男の嫁として…
━完━
これがほんとの話だったら、姑は犯罪者ですよね。
子供さんが亡くなった時、警察は来なかったのかな?
姑が突き落として亡くなったのと、抱っこしたまま落ちて亡くなったのとでは、検死したらすぐわかると思いますよ。
冷たい言い方ですが、姑さんを刑務所に入れて、ご主人と仲良く暮らした方がよかったと思います。
私だったらそうします。
そこまでして嫌いな姑かばう必要ないと思いました。
納得いかないです。
皆様、事務的ですみませんです💦
なかなかゆっくり携帯をいじれなくて、ようやく落ち着きました。
すみません。初めは9割実話だったんですが、途中から早く書きおわさないとと焦り、フィクションです。
自分でも納得のいく終わりかたじゃないので😫
ご意見ありがとうございました。
ちなみに娘は生きてます。
>> 138
うちの母親が、義母(私の祖母)を10年介護しました。
最初の5年はつらそうだった。
徘徊し、うんちを壁にぬる。いなくなる。夜中に冷蔵庫をあさる。
口癖は
【食べてない、食べてない】
朝ご飯食べさせた直後にそう言い始めます。
一度だけ 母が義母を叩いたことがありました。
母も限界でした。
他人が来れば
【あら、いらっしゃい】
と 認知症なりに突然しっかりするので なかなか認定もらえず、最初の5年は 大変でした。
買い物へ出かける際にも
【かわいそうだけど…危ないから仕方がない】
と、義母足を紐でくくりつけ、動けないように…。
母も急いで帰ってきていました。
ゆっくりショッピングしてた生活が嘘のようでした。
あとの5年は完全に寝たきりで、週に1日デイサービスへ行く以外は母が介護していました。
本当にニコさんの大変さ わかります。
きれいごとでは済まないです。
それでも 母は 義母がなくなったとき泣きました。
死なないで。
大好きなのに って。何度も。
私も泣きました。
昔元気だったころ 優しかった大好きなおばあちゃん。
認知症になっても 時々 素に戻る時間に
【忘れることがこわい】
と 泣いていたおばあちゃん。
認知症になりたくてなったわけじゃない。
いじわるでうんちを壁にぬってるわけじゃない。
イライラしても、根底ではそれを理解していた。
介護は大変。
でも誰もが通る道。
それでも愛があるから大切に出来た。
ニコさんの義母さんが計画的に認知症を演じていたかフィクションだそうなので真相はわかりません。
でも、娘を死んだことにしてまで義母を殺す設定には悲しくなりました。
てっきりノンフィクだと思って読んでいて… 辛いだろうな、悲しいな。
自分も子供を殺されたら何をするかわからない。
と、同じ子供を持つ母として涙が出ましたが……
子供は死んでなかった。
今 ニコさんに言いたいことは、
大変は本当に大変。
大変すぎてがんばれ とも言えない。
だけど、義母には優しくしてあげてください。
お願いします。
ずっと読ませて頂いてました😺
途中 娘さんが階段で……のところ 9割実話だということで 交通事故現場をまのあたりにしてしまったようなショックだったんですが 生きていらっしゃるということで すごくホッとしました😩
私も今、ニコさんと同じような状態で毎日暮らしています
大変ですよね⤵
ニコさん たまには沢山息抜きしてくださいね🙇
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