何ドラ韓ドラ…ドラマ日記
ドラマの感想などをチョコチョコ書いていく予定😄
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2011春ドラの、私の中のNo.1は「JIN~仁~」だけど、まさか二番目に「マルモのおきて」が来るとは、観る前までは全く思っていなかった。ハマった最大の功労者は、鈴木福くんとムック🐶
勿論、脚本が上手いんだけど、もし福&ムックがキャスティングされていなかったら、初回からあんなに惹き付けられていたかどうか…?
三番目は「高校生レストラン」。何気なく観始めたんだけど、意外と真面目な作りで、だけど柔らかさもあって堅苦しくは無く、仕事や人生について考えさせられる面もあり、こういう作品を土曜21時に編成した日テレを、少し見直したりもした😄
私が今、はまってるのは、再放送中の「コーヒープリンス1号店」。
私、愛に餓えているのか、こんな恋愛うらやましい‼って思いながら、見ちゃってます。
子供達が寝てから、DVDに録った「コーヒー…」を見るのが(お酒飲んじゃったりして😁)私の今の日課&楽しみになってます。
「逆転の女王」も全体の2/3を過ぎた。元々20話予定を31話まで延長しているので、ここへ来て話の進み具合が遅くなって来た。テヒとヨンシク、ジュンスとヨジンの組み合わせになりつつあるのかな⁉(ヨンシクの実母役の人が、山本モナにそっくりだった😉)
「検事プリンセス」は今日で終了。「華麗なる遺産」と同じスタッフが制作したドラマなので期待していたのだが、それ程では無かったな。3話までの作りが大げさで、正直引いてしまったし、4話頃から少し面白くなったが、引き付けられる様な核は最後まで見つけられなかった。残念😔
春ドラも最終回ラッシュ💨
「JIN」は脚本、演出、音楽、配役、演技、どれを取っても穴が無く、見応えのある作品だった。特に役者陣の、魂を込めた演技は凄かった。毎回、誰かの台詞、演技が琴線に触れて😢泣けた。もう次は無いと思うと…寂しい。
今度の日曜は「マルモ」が最終回。果たしてマルモは双子を実母に返すのか?亡くなった双子の父親の心情を綴った手紙を出したあたり、返す可能性の方が高いのかな?と、思ったりする。
NHK「下流の宴」が面白い。黒木瞳が、人を学歴や就職先、そこでの地位等で判断する、その事で子供に酷いプレッシャーを掛け続ける母親を演じているのだが、自分の理想の家庭がどんどん崩れていく中で、強気でお高くとまっていた彼女も崩れていく部分が面白い。このドラマはキャスティングが凄く上手い。
「母親の敵」、息子の同棲相手が、結婚を認めて貰う為に、医大を受験すると言いだし苦闘するのだが、その珠緒の台詞が素晴らしかった。
「あたし達って頑張った先を一度も見た事が無いじゃん。だったら一生に一度でいいから、死ぬ程頑張ってあっちの方に行ってみてもいいかもしれないじゃん。」
ホントこの子いい子なんだよね。合格させてあげたいって応援したくなる様な😄
黒木瞳の崩れっぷりも含めて、あと3回楽しみにしている。
「逆転の女王」が終わった。韓ドラの最終回は、スッキリしない事が結構あるんだけど、これは上手くまとめてスッキリ終わらせていた。
この脚本家は、この時点で「僕の妻はスーパーウーマン」と今作の2本だけしか書いていないはずなんだけど、ホントに上手いなあと思う。
14日からは、いよいよ「製パン王キム・タックン」が始まる。楽しみだなぁ😄
夏ドラも大分出揃った。その中で、「ブルドクター」(NTV)「それでも、生きてゆく」(CX)「ドン★キホーテ」(NTV)「華和家の四姉妹」(TBS)「全開ガール」(CX)「チーム・バチスタ3アリアドネの弾丸」(CX)をチョイスして観た。この中では、「華和家…」と「全開…」が微妙な仕上がりだったが、他の4本には満足した。とりあえず全部、次も観る。他にゴールデンタイム放送分では、「IS~男でも女でもない性」(TX)と「陽はまた昇る」(EX)を観る予定。ゴールデンタイム以外では、去年も観て感動した、昼ドラの「明日の光をつかめ2」(CX)も観ている。
「下流の宴」(NHK)もいよいよ次が最終回。黒木瞳が、どう自分を納得させるのか、珠緒達は本当に結婚するのか、観るのが楽しみだ。
「下流の宴」が終わった。やはり思っていた通り、翔から珠緒に別れを告げた。頑張れば出来る、出来ればさらに頑張ろうとする珠緒の姿が、母親にずっと言われ続けて来た事と重なり、辛くなったのかもしれない。ただ、珠緒の為に手放してあげたのかなという気もする。
二人の子供が出戻り、やっと悟りを開いたと思われた由美子が、可奈の息子に「恐竜館に行こうか」と話し掛けているシーンには笑ってしまった。
面白くて、考えさせられる、いいドラマだった。
「ブルドクター」
江角マキコ主演だが、実質的には石原さとみとのW主演の様な形になっている。直線的な演技をする江角と、彼女に振り回されて、すねたりふくれたりする石原の演技が、上手く噛み合っていて面白い。男性陣は稲垣吾郎、小日向文世ともに、何かありそうで、出番は少ないが存在感は示している。
一番重要な、事件発生から死因特定に至るまでの展開も、3話までは特に破綻も無く、上手く書けている。さすが橋部敦子さん、安定感は抜群だ。
このドラマは、ずっと観ようと思っている。
「それでも、生きてゆく」
夏ドラマNo.1の仕上がりだと思う。事前に設定や粗筋を読んだ時点では、[暗いんだろうなあ、耐えられるかなあ]と思ったのだが、坂元裕二さんのオリジナル脚本なので、とにかく観ておこうという感じだった。
観て大正解。本当に辛く厳しい題材だが、脚本はギリギリの所でコントロールされ、民放ドラマとして、きちんと成立させている。この手腕は「Mother」の時に実証済みだが、今作でも彼のコントロール技術がいかんなく発揮されている。
映画や有料放送ドラマの出演が多く、民放ドラマの手垢があまり付いていない、満島ひかりを相手役に据えた事が、非常に効果的だったと思う。
瑛太、大竹しのぶを始めとした役者陣が皆素晴らしい。本がいいと役者もそれに応えようとするからなのだろう。
10.6%→9.2%→7.4%と、視聴率が落ちてきたのは気になるが、圧倒的な迫力を持った人間ドラマなので、暗そうと敬遠せずに、出来れば皆に観て欲しいなあ。
「ドン★キホーテ」
観るまでは、こんなに面白い作品だとは思わなかった。
児相の職員とヤクザの組長が入れ替わるという設定が絶妙で、高橋克美がホントに上手いので、笑ってしまう。
松田翔太はキャラがピタリハマっていて、自分の思考とは別の所で児童・少年事件が次々に解決してしまう所が面白い。
笑えてホロッとさせられて考えさせられる、次が早く観たくなる凄くいいドラマだ。
「華和家の四姉妹」
破天荒な次女に振り回される姉妹とそれを見守る両親のホームコメデイーだと思っていたら、3話で母親が急死した事で様相が変わってしまった。
1話はあれだけ現実離れした展開で、次女の世界観を描いておきながら、2話3話と話が進むに連れて、すっかりシリアスドラマに収まってしまいそうな展開に。
これだけ振れ幅が大きいと、恐らく散漫な印象しか残らない残念なドラマに落ち着いてしまうのではないか?と危惧している。
「全開ガール」
う~ん、どっち付かず、散漫。
チョコチョコ妄想や小芝居が入るんだけど、これが笑える、心地よい人には面白いのかもしれないが、私には邪魔。
ガッキー、錦戸くんには何の不満も無いんだけどね。
この調子で進むなら観続けるのはキツいかな?
「チーム・バチスタ3アリアドネの弾丸」
2がイマイチだったので心配していたが、今のところ1の時と同様、面白いし誰が犯人なのか推理するのが楽しい。
白鳥の相変わらずの図々しさと、グツチーの生真面目さ、ホントいいコンビだ。次回、白鳥の過去が表に出る様だが、どんな過去なのか、犯人探しに影響が出るのか、とても気になる。
笑える疑問:グッチーって、いつ愁訴外来の診察やってるの⁉
「お嬢さまをお願い」
ユン・ウネとユン・サンヒョンの組合わせ自体は良かったけど、カン・ヘナ役はユン・ウネには今一つ合っていなかった様な気がする。キツい化粧をしないと、ドンチャンと出会い影響を受けていく変化の過程を演じきれなかった(又は、そう演出家に判断された)のかな?と感じる。そしてあの化粧は似合わないし、痛々しい。
ドラマ自体もテユンから余裕の笑顔が消え、嫉妬に悩まされる状況に陥ってからは、面白みに欠ける普通の韓ドラになってしまった様な気がする。
収穫はウィジュを演じたムン・チェウォン。「華麗なる遺産」の時と違い、ごく普通の若い女性を演じていたが、それでも存在感があった。この人は強気の役をやっても、内面から女の子っぽい柔らかさが滲み出て来る人。主役になる日も近いと見た。
「陽はまた昇る」
スタートが遅かったのでまだ2話だけだが、脚本に力があるので見応えのある仕上がりになっている。
特に佐藤浩市演じる遠野のキャラ立て、セリフがしっかりしているので、それが軸となり内容の割りには見易いドラマになっていると思う。
思わせ振りな斎藤由貴とARATAの逃避行も、アクセントになっていていい。
主体の教官VS訓練生のドラマの他に、何故校長が遠野を警察学校に呼び寄せたのか、遠野と妻の関係はどうなるのかなど、サイドストーリーも十分楽しめそうだ。
それにしても眼鏡を外してキリッとした六角精児はインパクトがある。
「IS(アイエス)~男でも女でもない性~」
初回は福田沙紀が男の子を演じている事に違和感があったが、2話目からは慣れもあるし、声も低いし表情の作り方など本人も努力しているのが伝わって来たので、あまり気にならなくなった。
ある意味際物なんだけど、下品にならない様に細心の注意を払っている脚本に好感が持てる。
美和子も春とは逆タイプ(多分)のISと分かったが、対照的な家庭環境の中で育った二人の内面は、どう変化して行くのか、家族はどう関わって行くのか、興味は尽きない。
剛力彩芽の演技を観るのはこれが3作目だが、急速に演技力を身につけて来た様に思う。
独特の雰囲気を持っているので、これに限らず今後が楽しみな女優だ。
「製パン王キム・タック」
中間点を過ぎたところだ。韓ドラの成長ドラマって、ほとんどの場合、主人公はこれでもかっていう位、心が綺麗で正義感が強く、敵対人物にも止めをささずに情けを掛けるみたいなところがある。そして敵対人物はなかなか改心しない。
このドラマも今のところ王道を行っている。
そして重なり合う復讐劇。タックの母とユギョンは恨みを晴らせるのか?
タックが最後に誰と結ばれるのか、そこまで行かないのか、それも楽しみだ。
ストーリーとは別に、数々作られるパン🍞がおいしそうで、食欲をそそる。
韓国版「ドラゴン桜」(原題:勉強の神)
深夜に放送していたものを録画しておいて、一気に観た。原作も日本版も知らないので、この作品のみで評価するのだが、単純に面白かった。
どうやったら落ちこぼれの生徒の成績を上げられるのか、いやそれ以前に、どうやったら勉強に興味を持たせる事が出来るのか、その方法が面白いし、結局やる気を起こさせる最良の方法は、人間対人間の信頼関係という所に落ち着く点も、納得がいく。
主演のカン弁護士役のキム・スロが上手くてキャラもぴったりだし、また、彼と正反対のキャラのハン先生役に、これまた演技派で柔らかさの出せるペ・ドゥナと、この二人をキャステイングしたのは大正解だったと思う。
勉強の神は教師と生徒の信頼関係の中で生まれ、生徒の心に宿るという事が、ストレートに伝わって来るドラマだった。
「ドリームハイ」
結構期待をしていたのだが、期待外れだった。
まず主演のペ・スジにがっかり。これでもかという位に、歌やダンスを見せ付けるドラマなら分かるけど、そういう部分はかなり押さえ気味だったので、普通に演技の出来る女優を使って欲しかった。歌は吹き替えでも問題無いし、キム・スヒョンみたいに歌の上手い役者は、韓国にはたくさんいる。
それとドラマ要素が強く、歌やダンスの実力を見せなさ過ぎなので、それも合わせて見たかった私としては、消化不良の連続だった。
ドラマ部分の演出は、所々で冴えていた部分もあったけど、全体としては何だかなあという感じのドラマだった。
今、日テレで「アイシテル~海容~」を再放送している。当時も観たがまた観ている。
突然、幼い我が子が殺されて被害者家族になる。
突然、小学生の我が子が子供を殺して加害者家族になる。
どちらの家族にとっても、これ以上無い悲劇だ。
「世間は俺たちの事(注:加害者家族の事)、許さないんだよ。これから先も、多分ずっと」という、加害少年の父親の台詞が重く胸に響く。
確かに、あまりにも身勝手な殺人、理解不能な殺人事件のニュースに接すると、親はどういう育て方をしたのだろうと思ってしまう自分がいる。
でもそれで、加害者家族に嫌がらせをする(電話、手紙、ネット等での攻撃)人が、大勢存在することには驚くし、嫌悪を感じる。
「それでも、生きてゆく」と共に、いろいろと考えさせてくれるドラマだ。
夏ドラマもほぼ終了した。
ダントツ1位(というか近年稀に見る傑作)は「それでも、生きてゆく」だ。これ程琴線に触れ、魂を揺さ振られたのは、連ドラでは同じ坂元氏脚本の「MOTHER」以来で、完成度としては前作の方が上だったかもしれないが、心の深部に響いて来た点では、この作品以上のものは過去無かった様な気がする。
2位には「チーム・バチスタ3~アリアドネの弾丸~」を選んだ。①の医療物も傑作だったが、これは推理サスペンス物として、11話全体を使った配分も申し分無く、エンタメ色にも満ちていて、すぐに次が観たくなる様な面白さがあった。
3位には迷ったが「絶対零度~特殊犯罪潜入捜査~」を選択した。
脚本・演出にスピード感があり、ドキドキハラハラしながら楽しんで観る事が出来た。各話にちょっとづつ謎が残り、再終話で真相が明らかになるという構成も上手かった。
「ドン★キホーテ」は、始めの頃は快作だと思っていたのだが、途中から「笑いとマジ」のバランスが悪くなり、普通のドラマに変質してしまった感がある。あのアイディアでは11回は保たなかったという事かな。残念だった。
あと「IS」は、荒削りではあったけど、真面目な作りに好感が持てた。この枠のドラマはこれで終了とか。いいドラマばかりだったのに、残念だ。
「マイ・プリンセス」
もう少し面白いのかなと思っていたけど、まあ普通だったな。
ソン・スンホンとキム・テヒの組み合わせはお似合いで、良かったんだけどね。
オーソドックス過ぎて盛り上がらなかった。
敵役のパク・イェジン、「バリ出来」以来、久し振りに観たけど老けたなあ…。でもあの独特の声と無表情演技は健在。この配役は良かったと思う。
最後、国民投票は否決だったのかな?別にぼかさなくてもいいのにね✋
「18・29~妻が突然18才!?~」
29才の妻が交通事故で…といういわゆる記憶喪失物なんだけど、夫にとっては記憶が戻って欲しいような、いや戻っても困るようなという設定と、妻の記憶が18才の高校生で止まっているというのがミソで、5話まで観た所だが結構面白い。
ヒロイン役のパク・ソニョンは、カラッとした明るさと可愛らしさを持った女優なので、この役のイメージにぴったりだ。
この先、記憶が戻ったからと言って、ジメッとならない様に願っている。
「マイ・スウィート・ソウル」
TBSで金曜日から放送が始まった。
まだ1話しか観ていないが、なかなか洒落た作りで、韓ドラというよりは日本のドラマを観ている様な感じがする。(従って向こうではあまり視聴率が良くなかったらしい)
イ・ソンギュンも出ているし、先が楽しみだ。
「レディプレジデント~大物~」
理想論とは分かっていても、ヘリムの主張には「もっともだな」と、つい頷きたくたる。逆にカン・テソンの清濁合わせ飲む生き方にも、妙に納得してしまう部分もあって、この二人が相手を説得しようと言い合うシーンは、スリルがあって面白い。
(声を張り上げるシーンの録音技術が下手で、聞き苦しい)
検事がハメられても、ろくに捜査もしないで免職にしたり、その父親を轢き殺したり、それを指示したのが議員だったりと、有り得ない負の展開もあるので(いつまでもこういう事をしているから、韓ドラはくだらないとか言われてしまう)、いいドラマとは言いきれないが、最後に勝つ(大統領になる)のはヘリムだと分かっているので、スカッとさせてもらうのを楽しみに待っていよう。
「トラブルマン」(TX)
不条理ドラマなんだけど、全然難しくなくてチョコチョコ笑える面白いドラマだ。
冒頭の3分間、主人公(加藤成亮)を走りっぱなしにするシーンから始まって、撮り方がやっぱり映画的だなと感じる。
観た人なら分かると思うけど、主人公が、非常事態なのに靴を脱いで家に上がり、脱いだ靴を揃えに戻り、思い出した様に靴を隠しに戻って来るシーンには大笑いした。
SABUさんの脚本・監督作品なので、興味津々で観たんだけど、面白かったのでずっと観ようと思っている。
「ラストマネー~愛の値段~」(NHK)
生保に関わる案件を解決して行く、査定部の話。
毎回、単発の案件があり、その合間に、主人公の向島(伊藤英明)がずっと引きずっている過去の案件の事や、先輩で営業部の横村(田中哲司)の不倫や横領などの話が描かれて行く。
不満が二つある。
何で冒頭にこれから起こる事のフラッシュを流すのか?
それと新人(中丸雄一)を、保険の仕組みを説明するための案内役みたいな設定で使っているのだが、これがあまりにも次元が低くて、ドラマの流れを阻害する事はなはだしい。
他は凄くいいのに残念だ。
高島礼子は魔性の女がとても似合うし、この女となら死んでもいいと男に思わせる様な説得力がある。
彼女を起用した事でリアリティーが増したのではないかな。
「アンフェア the special ~ダブル・ミーニング 二重定義~」(KTV)
やっぱり「アンフェア」は雪平あっての物なんだなと、強く感じた。雪平自身がアウトローで、まあ有り得ない存在だから(でもメチャクチャ存在感があってカッコいい)、小久保理事官のハチャメチャな設定も許容出来たけど、相手が「正義、元気、やる気の望月」では、小久保が完全に浮いてしまっている。
ストーリー自体も魅力が無かったし。
にしてもアンフェアって、「警察内部の犯人」が好きなんだね。もう飽きた。
「HUNTER~その女たち、賞金稼ぎ~」(KTV,共同TV)脚本=伴一彦
そこそこ面白かった。リーダー役の米倉涼子の能力が、一度見た顔は忘れないという記憶力に長けているだけで、喧嘩とかはからっきしダメという現実的な設定なのもいい。
米倉涼子以外は地味なメンバーだが、堀内敬子や戸田恵子は上手いし何かやってくれそうな感じがして、期待が持てる。
あと山口紗弥加は、こういう謎っぽい役の方が似合っているな。(絶対零度では一人浮いていた)
時間延長したせいか、若干間延びしていた感がある。もう少しテンポアップした方がいいかな。
初回視聴率9.8%(関東)
「家政婦のミタ」(NTV)脚本=遊川和彦
(女王の教室+ハケンの女)÷2みたいな感じかな?
笑いの部分は一切排除した作りで、これがずっと続いたらキツいだろうなと思うが、おそらくミタが、あの派遣先の家族を再生して行く話なのだと思う。
松嶋菜々子の起用は是か否か、まだ分からない。視聴率には多大な貢献をした様に思うが。
長女次女役の子達は、そこそこの演技をするけど、長男次男役の子達はさっぱり…だった。
視聴率19.5%(関東)
「蜜の味~A Taste 0f Honey~」(CX)脚本=大石静
大体想像通り。大石さんは、こういうドロドロ系はそこそこ上手いので、破綻はしないかなと思う。音楽、撮影も含めた演出は結構良かった。
心配なのはやはり榮倉奈々の演技。多分、相当キモい役になると思うけど、大丈夫か?榮倉ちゃん!!
何故に榮倉奈々がタイトルロールのトップなのか?と思ったら、菅野美穂と同じ研音の所属だったのね。
何か力のある事務所の、ごり押し感丸出しで、ちょっと嫌な感じ。
本人に自覚があって大化けしてくれるなら、それはそれで有りだとは思うけど、何か初回を観た感じでは不発に終わりそうなんだけど…。
譲った方の菅ちゃんは、期待通りの仕上がり。
まあこの先も観るけどね😉
視聴率11.6%(関東)
厳しい数字だね。
「南極大陸」(TBS)脚本=いずみ吉絋
お金と時間がかかっているのが良く分かる。映像も綺麗だし。ただ何か人間ドラマの方が、イマイチ心に引っ掛かって来ない。心にググっと来たのは子供達の笑顔(特に赤ん坊をおんぶして走る晴夫にはやられた)と、樺太犬たち。
一人だけ劇画的な演出で浮いている氷室がつまらなくしているのかな?
倉持が何故隊員に復活採用されたのかよく分からなかったし、結構粗い部分があった。
浅野ドックに職人たちが集まって来るシーンは「華麗なる一族」に重なる。
もう少し話が進めば、登場人物も絞られて来ると思うので、ストレートに伝わって来るものが見つかるかもしれない。
木村拓哉は主演としての貫禄も出て来たし、良かったと思う。
「私が恋愛できない理由」(CX)脚本=山崎宇子、坂口理子
良くも悪くもな~んにも心に引っ掛かって来ないドラマ。あまりにも工夫が無いので正直びっくりした。(その内何かあるだろう…と期待していた自分が甘かった⤵)
こねくりまわして、あるいは風呂敷広げすぎて収拾がつかなくなるよりは、まだマシなのかもしれないが、それにしても⤵⤵⤵😞😲
もう一回は観てみるが、それでダメならさよならだなあ。
視聴率17.0%(関東)
「謎解きはディナーのあとで」(CX、共同TV)脚本=黒岩勉
最初の方の、劇画が出て来る部分はテンポがあって面白かったが、途中からは平凡なドラマになってしまった。
原作は知らないけど、櫻井翔も北川景子もこの役には合っていない様な感じがした。特に北川景子、お嬢様には程遠いでしょ。
椎名桔平は合っている様な感じだけど、どうもああいうやり過ぎ感のある役のキャラ自体が好きになれないし。
もう一、二回は観てみるけど、大した事は無さそうだな。
視聴率18.1%(関東)
「ビターシュガー」(NHK)脚本=今井雅子
新設の30分ドラマ『よる★ドラ』の第一回作品。
高校時代から続いているアラフォーの女3人の物語。
原作があるので、多分それぞれの人物設定は確立しているのだと思う。
リアルな感じとドラマ的な装飾部分が適度に混ざり合っていて、心地よく観る事が出来た。
配役も地味な人が多いけど、バランスは取れている。次からも楽しみだ。
鈴木砂羽の娘役の子が、宮崎あおいに似ている。
視聴率3.8%(関東)
「専業主婦探偵~私はシャドウ」(TBS)脚本=中園ミホ
思っていたよりはもったりしている。まあそれが深田恭子の個性なのかもしれないけど。
まだ導入部なので何とも言えないが、こんな感じでずっと続くのなら、ちょっとキツいかな?
脇は私のお気に入りばかりなんだけど…、
何回か観てから判断します。
「11人もいる!」(EX)脚本=宮藤官九郎
どっちかと言うと、宮藤氏は苦手な脚本家なんだけど、これは凄く面白かった。登場人物の設定が浮世離れしているんだけど、父親の台詞にあった、「社会のクズでも人間のクズにはなりたくない」という感覚が物語のベースにあるので、観ていて心地好い。
幽霊役にて準主役の様な広末涼子と、末っ子役の加藤清史郎とのやり取りが楽しいし、二人とも物凄く上手い。
田辺誠一のキャスティングが絶妙。
これはハマりそうだな。
視聴率11.4%(関東)
「妖怪人間ベム」(NTV)脚本=西田征史
原作を全く知らないのでアレルギーも無いし、新作として観た。
単純に面白かった。正義感の強過ぎるベムに対し、人間みたいに斜に構えて虚無感を漂わせたと思えば、本音ズバズバで周囲を当惑させたり、それでもいざとなればベムに協力したりするベラの存在が面白いし、演じている杏が凄くいい。
福くんは観ているだけで癒される。
次も観ちゃうな、きっと。
視聴率18.9%(関東)
「僕とスターの99日」(CX)脚本=武田有紀
初回を観た限りでは、多分中身はあまり無いんだろうな。
西島秀俊は苦手なタイプの俳優だったんだけど、このドラマの彼はいい。
キム・テヒの日本語の台詞はかなり滑らかで聞きやすい。相当勉強をしたのだろう。(さすが高IQ)
普通ならもう1回位観て、サヨナラのケースだけど、お気に入りの俳優オク・テギョンが出ているので、迷ってしまう。
主題歌の「タイム・トラベル」にはビックリした。どうせなら原田真二の原曲で聴きたかったな。
視聴率10.2%(関東)
「私の期限は49日」(SBS) 脚本=ソ・ヒョンギョン
「検事プリンセス」は出足が悪くてズッコケタけど、これは着想は面白いしまあまあの出来だと思う。
幽霊になって、周囲にいた人達の本心を知るというのも、しんどい事だと思うけどな。
もう少し観てみようと思う。
ジヒョン役のナム・ギュリは、蓮彿美沙子に少し似ている
「ロイヤルファミリー」(MBC)脚本=クォン・ウンミ他
まだどんな展開になるのかよく分からないのだが、とにかく暗いしもったりしているので、面白いという感じはしない。
ただ韓ドラは4~5話位までは観てみないと結論は出せないので、もう少し観てみようと思う。
ストーリーとは全く関係無いけど、ヨム・ジョンアの鼻の形が変。正面から見ると歪なのが分かる。何か気になって仕方が無い。
「ランナウェイ~愛する君のために」(TBS)脚本=羽原大介
拡大版108分枠だったが、少しもダレる事無く一気に見せる構成力と演出が素晴らしかった。
脱獄劇なので、どう逃げ切るのかがメインなのだが、そのメンバーのバランスも重要だ。市原隼人が魂のこもったいい演技をしているのだが、それを引き立てているのが対照的な役を演じている塚本高史だ。
そしてまたまた恐ろしい位に芝居が上手い子役の女の子。
逃げ切れるという事は無いと思うが、そこがどうなるのかと、皆の無実は証明されるのか、二つの軸で引っ張る作戦の様だ。
難点を挙げるとすれば、音楽がうるさいという事位かな?
いずれにしても楽しみなドラマだ。
視聴率12.5%(関東)
「DOCTORS 最強の名医」(EX)脚本=福田靖
過去の様々な医療ドラマのごった煮みたいな感じで新鮮味も無いし、強力に引き付ける何かがある訳でも無い。冬彦さんが少し入った様な高嶋正伸も見飽きたし…。
展開の先が見える様で食指が動かない。まあ取り敢えず2~3回は観てみるが。
視聴率13.7%(関東)
「怪盗ロワイヤル」(TBS)脚本=柳谷貴博他
モバゲーのゲームの事は知らない。
純粋にドラマとして観たけど、ドキドキとかワクワクとか殆ど無いし、次も観たいとは思わなかった。
主要4人のキャスティングは、結構魅力的なんだけどね。何かもったいない気がする。
視聴率4.2%(関東)
「カレ、夫、男友達」(NHK、テレパック)脚本=浅野妙子
面白かった。三姉妹の話だけど、それぞれにクセがあって、上二人はそのクセを表現するのにピッタリのキャスティングをしている。夏帆に関してはキャラは合っているんだけど、院生にしては幼過ぎると思う。
初回、一番気になったのは長女夫婦の関係で、ユースケが木村多江の頭の上から、マヨネーズを絞りながら大量にぶっかけるシーンには度胆を抜かれた。あんな男と別れない理由が知りたい。
しかしNHKもあそこまでやるんだ。勘違いクレームが殺到しそう。
視聴率6.5%(関東)
「秘密諜報員エリカ」(YTV)脚本=関えり香
人の好い子連れ男と結婚したエリカは、実は元内調のスパイで、その過去を夫にバラされたく無いが為に民間会社でスパイをやるという、荒唐無稽なお話なんだけど、何かそのバカバカしさとユルさが心地よくてずっと観ている。
主演の栗山千秋がまんまのキャラで、主婦に戻った時のぎこちなさが笑えるし、達観している幼稚園児という設定の義理の息子とのやり取りも楽しい。
肩のこらない観やすいドラマだ。
初回視聴率6.3%(関東)
韓ドラマの『白い嘘』見てますか?
最初の方は見てたのですが、つまんなくて途中から見なくなりました。
だけど、最近見てみると おもしろい展開になってました。
私が見てなかった期間が気になります💦
もし、見ていたら、
ウニョンがなぜ姑に嫌われたのか 教えてください🙇
「秋ドラマ途中経過」
◎ハマっているドラマは
*家政婦のミタ
*ランナウェイ
*11人もいる!
*蜜の味
〇多分全部観るだろうなと思っているドラマは
*南極大陸
*DOCTORS
*妖怪人間ベム
*秘密諜報員エリカ
●微妙なドラマは
*僕とスターの99日
*私が恋愛できない理由
*HUNTER
*専業主婦探偵
▼早くも脱落したドラマは*謎解きはディナーのあとで
※民放のみ
「秋ドラマ途中経過②」
◎ハマっているドラマは
*家政婦のミタ
*11人もいる!
*蜜の味
〇多分全部観るだろうなと思っているドラマは
*ランナウェイ
*DOCTORS
*妖怪人間ベム
*秘密諜報員エリカ
●微妙なドラマは
*南極大陸
*僕とスターの99日
*私が恋愛できない理由
▼脱落したドラマは
*怪盗ロワイヤル
*謎解きはディナーのあとで
*HUNTER
*専業主婦探偵
※民放のみ
「ランナウェイ」はいいドラマなんだけど、ワンクールでやるよりは、前後編計4時間ドラマ程度でやった方が良かったのではないか、そういう素材なのではないかという気がして来た。
「南極大陸」は限られた空間のドラマなので、脚本と演出が相当上質でないと、ワンクール保たないのではないかと思われる。そして脚本と演出が合格ラインに達していない悲劇。
「HUNTER」と「専業主婦探偵」は、もう一捻り欲しかったなあ。単調で飽きちゃった。
NHKの「カレ、夫、男友達」はかなり面白い‼
「DOCTORS 最強の名医」②
スタート時は「医龍」+「救命病棟24時」+「冬のサクラ」みたいな感じで、どうなる事やらと思ったが、「コードブルー」も混ざって来るに連れて面白くなって来た。
視聴率も上昇気配で、このまま15%近辺をキープ出来るのか、内容も第4話位のレベルを保つ事が出来るのか、興味がある。
「家政婦のミタ」②
初回はまだこなれていなかったが、組み立て方としては同じスタッフが作った「女王の教室」と似ている。
突っ込みどころ満載の父親と、命令ならば「承知しました」と、何でもやっちゃう家政婦の存在で次週への興味を繋ぎ、押し付けがましくない程度に、所々で現社会の風潮に対する警鐘を鳴らしている。
中身のあるドラマで、民放の宿命である視聴率も最高レベルで維持しているのだから、お見事と言うしかない。
どういう結末にするのか楽しみだ。
「私の期限は49日」②
立ち上がりはそれ程でも無かったのだが、どんどん良くなってすっかりハマってしまった。
脚本も上手かったが、イ・ヨウォンをキャスティング出来たのが大きかったと思う。何故か清潔感が漂い、意志の強さも感じさせる佇まいが、この難役にピッタリだった。(プライベートでは7歳の娘がいるのだが、とてもそうは見えない。)
最終回の、「イギョンはジヒョンの実の姉だった」という降って湧いた様な話は要らなかったと思う。
綺麗にまとめたい、救いがあった方が良いという考え方なのかもしれないが、それまでの滑らかさが消されてしまった様な気がして、もったいなかった。
韓ドラは、何故か普通に終われない?物も多く、この辺りは国民性の違いもあるのかな?
「DOCTORS 最強の名医」③
8話で終了。
最初に受けた印象と最後の方の印象が、こんなに違うドラマもめずらしい。一言で言うとカメレオンみたいなドラマだった。
まだ序章みたいな感じだし、人間関係も大きくは変わっていないので、間違いなく続編を制作すると思う。
全8話 平均視聴率14.8%
※最近のドラマとしとは合格点の数字
次回作…荒井修子脚本 岡田将生主演 「聖なる怪物たち」
「11人もいる!」②
予感通りかなりハマった。やっぱりキモは広末(メグミ)だったな。
ダイナミックパパは明らかにビッグダディのパロディー。同じ局だからいいのか(笑)
小ネタ満載で面白かったなあ。
全9話 平均視聴率8.72%
次回作…「13歳のハローワーク」大石哲也脚本 松岡昌宏主演
「南極大陸」②
犬の表情の捉え方はあんなに上手いのに、何で人間の芝居の演出は下手だったのかな?
全10話 平均視聴率18.0%
※製作費がかかっていなければ御の字の数字。
次回作…「運命の人」橋本裕志脚本 本木雅弘主演
※かなり期待している。
「私が恋愛できない理由」②
初回を観た感想として、「こねくりまわして、あるいは風呂敷広げすぎて収拾がつかなくなるよりは、まだマシなのかもしれない」と書いたが、このドラマのキモは正にそこだったのかもしれない。
本当に工夫のくの字も無く、行きつ戻りつの繰り返しみたいな話だったが、女性層の共感は得られたのか、この枠としては久々のヒット作となった。
ドラマって不思議。
全10話 平均視聴率16.0%
※因みに最低視聴率でも14.8%もあった。恐るべし女子会。
次回作…「ラッキーセブン」早船歌江子、野木亜紀子脚本 松本潤主演
※共演者が超豪華。これで数字が獲れなかったらキツいね。
「彼、夫、男友達」②
掛け値無しに面白かった。このドラマのキモは麻子と邦一の関係性だった様に思う。邦一が何故普通に愛せなかったのか、麻子との組み合わせが悪かっただけなのか謎は残ったが、記憶を失い少年の様になった彼を見ていると、様々なプレッシャーに打ち勝てなかった、ただの繊細な男だったのかなという気もする。
本来は主役の治子に関しては、あまり感情移入が出来なかった。ただ、真木よう子は上手くなったなあと思う。
パパも含めた犬山家の人間関係は、とても素敵だった。
全8話 平均視聴率8.2%
※初回こそ6.5%だったが、2話目以降はすべて8%台に乗った。やっぱりユースケのマヨネーズの威力は凄かった?
次回作…「タイトロープの女」金子ありさ脚本 池脇千鶴主演
※地味な話に地味な出演者達。観てみないと分からないけどね。
「ビターシュガー」②
いい滑り出しだったが、途中からダレてしまった。内容の割に長過ぎたのかもね。
りょうは、こういう現実感の無い役をやらせると、いい味を出す。
オカマの三宅ちゃんの存在が結構効いてたな。
あと、奈津が正社員になった話、有り得ないから(笑)
全10話 平均視聴率4.53%
次回作…「本日は大安なり」西荻弓絵脚本 優香主演
※原作物だけど設定が面白そう。共演者も豪華だし期待しちゃうな。
「家政婦のミタ」③
初回を観た時はどうしようも無い家族だったので、ミタさんが再生の手伝いをするのだろう位に思っていたのだが、ミタさんの壮絶な過去が明かされ始めた時点で、ああ、これは前半は阿須田家再生、後半はミタさん再生物語なんだと分かった。
前回も書いたが、レベルの高さと高視聴率を両立させた事に対して最大限の賛辞を送りたい
と同時にラスト3話頃からの、えげつない大量前宣伝にはうんざりした。
全11回 平均視聴率25.2%
※最低18.7% 最高40.0%
凄い数字だ。
次回作…「ダーティ・ママ」白木朋子、小林昌脚本 永作博美主演
※原作は秦建日子氏なので面白そうだし、永作ファンなので期待している。
「ランナウェイ~愛する君のために」②
初回のいい印象が、回を追う毎に薄れて行き、途中からはドタバタ喜劇の様相を呈して来た。
男の友情の部分は泣かせ所だったけど、それも浮いてしまう位、陳腐な展開になってしまった。
平均視聴率9.99%(全9話)
次回作…「最高の人生の終わり方~エンディングプランナー」脚本渡辺千穂 主演山下智久
「蜜の味~A Taste 0f Honey~」②
危惧していた通り、榮倉奈々の演技力不足が足を引っ張り、説得力の無いドラマになってしまった。
誰がどう見たって、菅野美穂の一人主演ドラマでしょ?無理するとこうなるという、いい見本。
平均視聴率9.86%(全11話)
次回作…「最後から二番目の恋」脚本岡田恵和 主演小泉今日子、中井貴一
※洒落たドラマになるか?
「妖怪人間ベム」②
終盤少しダレたが、そこまでは結構ハマって観ていた。最初の印象通りベラの存在が吸引力になった。
それと助演の北村一輝が上手いし、いい味を出していた。
最後、やっぱり清濁合わせ飲む事は拒否した。まっそうだろうなという終わり方だった。
平均視聴率15.6%(全10話)見事合格ライン突破!
次回作…「理想の息子」
脚本野島伸司 主演山田涼介、鈴木京香
野島氏…………。。。
「僕とスターの99日」②
もう、初回の印象そのままの、ほとんど内容もインパクトも無いドラマ。
オク・テギョンのせいで最後まで観てしまったが、特に書く事も無い。
平均視聴率9.3%(全10話)
※内、半分の5話は開始時間が繰り下げという、悲惨な編成。
次回作…「早海さんと呼ばれる日」脚本大島里美 主演松下奈緒
「秘密諜報員エリカ」②
ラスト2話でユルさが消え、様相が変わってしまった。まあ、ドラマとしての締めをしたかったのだろう。でもユルさが好きだったので、ちょっと残念だったかな。
平均視聴率4.7%(全13話)
次回作…「デカ黒川鈴木」
脚本 大宮エリー、主演 板尾創路
「2011秋ドラマのまとめ」
やはりダントツの1位は「家政婦のミタ」だ。壊れかけた家族の関係を、有り得ない家政婦の有り得ないやり方で再構築するという、斬新な組み立て方の脚本がとても良かった。
2位は「11人もいる!」
テーマも良かったし、配役がズバリはまっていて面白かった。ラストのコーラスキャラバンは、イマイチ意味が分からなかったけど。
3位は「蜜の味」と「DOCTORS」で迷ったけど、いい方にではあるが変質した事と、続編がありそうな「DOCTORS」よりは、彩=菅野美穂の存在感で押し通した「蜜の味」を選んだ。
佳作として、尻上がりに良くなった「DOCTORS」と、何度か泣かされた「妖怪人間ベム」を挙げておく。
民放と組み方が違うので、対象にはしなかったが、NHKの「彼、夫、男友達」は出色の仕上がりだった。
「デカ黒川鈴木」(ytv)
脚本=大宮エリー
そこそこ面白かった。主演の板尾創路が凄くいい味を出している。白石(田辺誠一)の存在が少しウザいが、赤木(田中圭)でバランスを取っているので許容範囲かな?
推理の部分はあまり期待出来ないけど、意外なキャラの鶴田真由も含めて、役者の絡みは面白そうだ。
初回視聴率5.3%(関東)
「アテナ」(韓国SBS)
脚本=キム・ヒョンジュン他
9話まで観終えた。
とにかくアクションが素晴らしい。その発想力、体現能力、撮影アイディア、どれをとっても一級品だ。
制作費を注ぎ込んだのも頷けるシーンの数々。
それに比して、人間ドラマの部分はお粗末。「アイリス」の方が、悲哀があって良かった。
今一番知りたいのはNTSクォン局長がアテナなのかどうか。DISのソンは何故あの時クォンを殺さなかったのか。「それを後悔している」という台詞はあったけど。
ジョンウとヘインのラブラインはあまり魅力は無い。(スエはいい女優だけどね)
向こうでは視聴率が最後に半減しているのが気になる。ドラマ部分の魅力が無かったということなのかな?
「ステップファザー・ステップ」(大映TV・TBS)脚本=篠崎絵里子他
面白かった。いろいろな要素がバランス良く収まっているという感じだ。主演の上川隆也が本当に上手いし、鍵を握る双子ちゃんもナチュラルだけど、しっかりと演じてくれているので、次も安心して観る事が出来る。
このレベルを維持出来るのかが問題だけど。
初回視聴率10.4%(関東)
※初回2時間SP
「ストロベリーナイト」(CX・共同TV)脚本=龍居由佳里他
原作もSPドラマも全く知らない状態で観たので、署内の人間関係を掴むまでは、集中して観ていなければならなかったから少し疲れたが、ストーリー自体は面白かった。係長(高島さん)がドラマ全体のバランスを取っているのかな?
玲子と葉山(小出くん)の過去が、今後の展開に絡むのだろうか?
テンポもいいし次も楽しみだ。
初回視聴率16.8%(関東)
※初回は15分延長
「ハングリー!」(関西TV・ホリプロ)脚本=大森美香
まあ可もなく不可もなくというところか。ただ私にとっては料理以外食い付き所が無いので、もう少し観てみてなおドラマ部分に魅力を感じなければ、脱落するかもしれない。
初回視聴率14.2%(関東)
※初回は15分拡大
「本日は大安なり」(NHK)脚本=西荻弓絵
登場人物が多いので、1話(30分) で全員を把握するのは難しいが、予想通り面白かった。
それぞれのカップルが何かしら問題を抱えている様で、展開が楽しみだ。
優香は適役だと思う。
初回視聴率3.3%(関東)
「最高の人生の終り方 エンディングプランナー」(TBS)脚本=渡辺千穂
家族ドラマだけでなく、周囲で起こる事件の謎解きを絡めている所がミソの様だ。
特別良かった訳では無いが、穴も特には無い…レベルの第1話だった。
山崎努さんの役が何なのか、ちょっと気になる。
滑舌の悪い山下くんのナレーションは勘弁して欲しい。
初回視聴率15.3%(関東)
※初回は21分拡大
「最後から二番目の恋」(CX)脚本=岡田恵和
面白かった。脚本、演出、役者、三拍子揃っていて大満足。
小泉さんが何故ずっと第一線でいられるのか、何か分かった様な気がする。晒す勇気と、それも含めた自己演出の上手さ。なかなかのものだ。
こういう大人が観て楽しめるライトコメディーは久し振りなので、どういう展開になるのか楽しみだ。
タイトルバックの白黒写真が味があっていいし、そこに流れる浜崎あゆみの歌も、落ち着いていて良かった。
初回視聴率12.1%(関東)
口コミで観る人が増えて欲しいな。
※初回は15分拡大
「13歳のハローワーク」(EX、MMJ)脚本=大石哲也
何かイマイチかな?
プロットは分かったけど引き付ける物が無い。初回の出来があまり良くないだけという可能性もあるから、あと1、2回は観てみるけど。
初回視聴率9.3%(関東)
「理想の息子」(NTV)脚本=野島伸司
そこそこは面白いけど、すべてがいいというレベルでは無い。母子の会話を始め、それぞれの台詞自体は面白いんだけど、現実味の無い設定が足を引っ張っている様な感じ。
もっと平凡な設定でも、いくらでも面白く出来るはずなのにね、野島さんの腕なら。
山田涼太の演技を観るのは初めてだと思うけど、滑舌もいいし役者向きかなと思う。
初回視聴率13.9%(関東)
※うーん、厳しい数字だね。
※初回15分拡大
「運命の人」(TBS)脚本=橋本裕志
84分が凄く短く感じられた。時代考証をし、隅々まできちんとした役者を揃えて丁寧に作られた、正統派のドラマだ。
脚本も演出も役者も、レベルが高くて言う事無し。
(なんだけど一点だけ、何故フラッシュで物語の先の方まで映像を流すのかな?知りたくないのに)
初回視聴率13.0%(関東)
※予想はしていたけど低いね。「官僚の夏」も苦戦したし、良質でも若干エンタメ性に欠けると、こういう数字になるのが現実だよね。※初回は30分拡大
「早海さんと呼ばれる日」(CX、共同TV)脚本=大島里美
家族に翻弄される気のいい長男役は、イノッチのはまり役なので、まわりの人物や長男との関わり等の設定を、もう少しライトにした方が、あんなにネチャっとしないで面白く観られた様な気がする。
松下奈緒は顔がキツいので、逆にこういう役の方が合っていると思う。
まあこれもあと2~3回観て判断する事にしよう。
初回視聴率9.8%(関東)
※こんなもんだろうね。
「ラッキーセブン」(CX)脚本=早船歌江子、野木亜紀子
ストーリーはあって無い様なものだったけど、単純に面白かった。キャラ立てて、その彼らが単純に動く、この方がすっきりしてて観やすい場合もある。
その場合、当然だけど演出にセンスがある事と、役者が立ったキャラを完璧に演じ切る事が絶対条件だけど。
演出と瑛太が条件を満たしていたので、次も観る。
初回視聴率16.3%(関東)
※微妙な数字かなあ。平均15クリアは厳しいかも?
※初回は15分拡大
「聖なる怪物たち」(EX)脚本=荒井修子他
なかなか趣のあるドラマだ。その趣は主に中谷美紀と、藤田明二のアップ多投の演出が作り出している様に思う。
それと山本陽子の存在感。
物語の流れは途中までは何となく想像出来るのだけど、絶対何かどんでん返しがありそうだなあ。
主演者は物足りないけど、その分、脇が濃いので気にならない。上手く出来ている。
初回視聴率10.8%(関東)
※厳しいね。やはり暗い感じは嫌われやすいのかな?※初回は15分拡大
「恋愛ニート~忘れた恋のはじめ方」(TBS)脚本=永田優子
うーん…まあまあかな?
台詞の一部に文章を読んでいる様な固さがあり、少し気になった。仲間由紀恵と佐々木蔵之介の演技は安定しているので、あとはやっぱり脚本だなあ。
もう少し観てみるけど。
初回視聴率11.9%(関東)
※初回は15分拡大
「タイトロープの女」(NHK)
脚本=金子ありさ
また地味で暗い題材を選んだものだけど、主演二人のキャラがハマっている事と、演技もしっかりしているので、見応えはある。
それにしても、画面も脇役も地味で暗い感じなので、余程上手い展開で引っ張って行かないと、興味が持てなくなる可能性はあると思う。
初回視聴率7.2%(関東)
「家族八景 Nanase,Telepathy Girl's Ballad」(製作委員会、MBS)脚本=佐藤二朗他
面白かった。七瀬が相手の心の声を読み取る時に、堤演出はその家族毎に何らかの特徴を出すという事で、初回の家族は裸になっていた。家族4人の、服を着た状態と裸の状態が目まぐるしく現れ、それだけで笑ってしまった。撮影の手間も掛かったと思うけど、その分、十分面白かった。
主演の木南晴夏は地味な子で、物足りない気もするけど、深夜ドラマだし、制作のホリプロの子だから、仕方ないのかな?
(昔の多岐川裕美が懐かしい)
初回視聴率2.0%(関東)
「鈴子の恋 ミヤコ蝶々女の一代記」(東海TV、共同TV)
脚本=大石静、長沖渉
スタート時から面白くてハマっている。
幼少期を演じた美山加恋が凄く良かったので、映美くららへのバトンタッチが心配だったが、それは杞憂に終わった。
宝塚で鍛えられた芸の一端を見せられるし、細くて可憐な感じで、実年齢の半分位の役でもそんなに違和感は無いので、適役だったと思う。(元日テレの西尾アナに似ている)
ただ舞台以外の声を張る演技の時に、ドスが効き過ぎてしまう感があり、そこだけが惜しかった。
これからどんどん出世して行く鈴子を、どう演じるのか楽しみだ。
ワカナ役のマナカナの佳奈ちゃんが、女優として凄く上手くなっているのには驚いた。
脚本がしっかりしているので、最後まで観たいと思っている。
「冬ドラマ途中経過」
◎ハマっているドラマは
*運命の人
*ストロベリーナイト
*最後から二番目の恋
*聖なる怪物たち
〇多分全部観るだろうなと思っているドラマは
*ステップファザー・ステップ
*ラッキーセブン
*13歳のハローワーク
*デカ黒川鈴木
*家族八景
●微妙なドラマは
*ハングリー
*ダーティ・ママ
*最高の人生の終り方
*恋愛ニート
※ハングリー、ダーティ・ママ、恋愛ニートは脚本に工夫が無い、内容が薄い。※最高の人生の終り方は、脚本にバラつきがあって惜しい。演技が心もとない人が多いので、脚本で引っ張らないとね。
▼早くも脱落したドラマは*早海さんと呼ばれる日
*理想の息子
※ドラマを企画した意味が分からない。野島さん、何やってんの?
※民放のみ
冬ドラマの括り以外では
*鈴子の恋
にハマっている。
「千秋太后」('09・韓国KBS)脚本=ソン・ヨンモク他
とにかく面白くてハマる。(日本版は)全80話と長いが全くダレないし、多分下世話なシーンや人物描写が多いから、飽きが来ないのだろうと思う。
千秋太后の少女時代を演じたキム・ソウンが、雰囲気も演技も良かったし、エピソードももっとあっただろうから、若き時代をもう少し長く描いても良かったのかなとは思う。
韓ドラの戦乱絵巻はスケールも大きいし、お金の掛け方が違うので、迫力があるし見応えがある。
「いばらの鳥」('11・韓国KBS)脚本=イ・ソニ
韓ドラの王道を行く設定がてんこ盛り(孤児・異母兄弟・財閥・相続・病気等々)で、主人公はどこまでも正しくて純粋という点まで、王道を踏襲しているのだが、以前の韓ドラと違うのは、攻撃する側の理由や内面も同時進行で丁寧に描いている点で、感情移入しやすい要因になっていると思う。
ハン・ヘジンVSキム・ミンジョンというキャスティングも魅力的だった。
娘ハンビョルを演じたキム・スヒョンの笑顔が、暗めの話の中で、いつもほっとさせてくれた。
「ロマンスが必要」('11・韓国tvN)脚本=チョン・ヒョンジョン
自立したアラサー女性三人と、その恋模様を描いたラブコメ。ケーブルテレビの作品なので、キスシーンの描写が三大テレビのものよりは激しい。
主人公の設定が33歳なのだが、私生活部分の行動や表現があまりにも幼稚で、23歳の間違いなのでは?と何度も思った。
主人公以外のアラサー二人の人物設定は結構面白かったので、結局最後まで観たが作品のレベルとしてはイマイチだった。
「個人の趣向」('10韓国MBC)脚本=イ・セイン
うーん、何か全体にもったりした印象は否めない。脚本が弱い。
主演のパク・イェジンは、演技力でカバーはしているが、この役をやるには年齢的にちと無理がある様な…。
それと韓ドラにありがちだが、主人公と対峙する役のイニの描き方が薄っぺらいから、全体の印象の足を引っ張ってしまっている。
(逆に脇の館長の描き方とかは良かった)
という訳でランクとしたら中の下くらいかな?
「2012冬ドラマのまとめ①」
初回を観たドラマの平均視聴率(%)
ステップファザー・ステップ7.8
ストロベリーナイト15.3
ハングリー!12.7
ダーティ・ママ!10.5
最高の人生の終り方10.9
最後から二番目の恋12.4
13歳のハローワーク8.3
理想の息子11.9
運命の人12.0
早海さんと呼ばれる日10.5
ラッキーセブン15.5
聖なる怪物たち7.8
恋愛ニート9.1
「2012冬ドラマのまとめ②」
1位は「最後から二番目の恋」と「運命の人」という、対照的な作品で迷ったが、オリジナルである事、キャスティングの上手さ、会話劇の面白さを巧みなシナリオで再認識させてくれた事、などを考慮して「最後から二番目の恋」を選んだ。
必然的に2位は「運命の人」を選択。時代考証もしっかりしていたし、事実の持つ重みとフィクションの面白さが、上手く融合していたと思う。
3位には「ストロベリーナイト」を選んだ。若干、中弛みがあった様な気はするが、キャスティングは良かったし、メインの脚本家と演出家の回は、やはりキレがあって面白かった。
「聖なる怪物たち」は面白かったのだが、ラストのまとめ方がお粗末で、がっかりしてしまい残念だった。
そして視聴率は悪かったが「ステップファザー・ステップ」はキャスティングも良かったし、時には泣ける、そして時にはほのぼのとする、そんな夜8時台に相応しいドラマだった。
「ラッキーセブン」に関しては、スケジュールがタイトだった瑛太をキャスティングし、前半と後半の作風が変わってしまった事に対し、制作陣への疑念が拭えない。残念だ。
今期13作品の内、途中で観るのを止めたのは「ダーティ・ママ!」「理想の息子」「早海さんと呼ばれる日」の3作品。
「ミス・リプリー」('11韓国MBC)脚本キム・ソニョン
実際にあった学歴詐称事件をヒントに作られたとの事だが、そこは韓ドラ、かなり有り得ない設定にしてあり、若干シラケる部分もあったが、それでもこのドラマを観続けた原動力は、主演のイ・ダヘの妖しいまでの魅力にある。
有り得ない設定なのに、彼女だけ何故かそこに実在しているかの様に感じてしまう、役と完全に同化していた彼女に拍手を送りたい。
前半の画面を引き締めたキム・スンウも、さすがの存在感だった。
惜しかったのはユチョンのキャスティングで、表情に変化が無い彼の演技からは何も伝わって来ず、彼が前面に出て来る後半をつまらなくしていた。
余談だがイ・ダヘより二つ年上なだけのカン・ヘジョンのお肌が、かなり劣化していたのが気になった。仕事と家事と子育てで、お肌のお手入れどころじゃ無いのかな?
女優としてはちょっと残念だ。
「シティーハンター」('11韓国SBS)脚本ファン・ウンギョン他
前半は韓ドラとは思えない位、非常に軽快でスタイリッシュな脚本と演出で、こういう復讐劇ならお洒落でいいなと思ったのだが、後半になるにつれて、お馴染みの恨み辛みが前面に出て来て、スタイリッシュな趣がどこかに消えてしまったのはとても残念だった。
ラストシーンの曖昧さもいただけなかった。
とは言え、このドラマのイ・ミンホは演技も身のこなしも素晴らしく、可愛さと意志の強さを見事に表現していたパク・ミニョンと共に、ドラマの魅力を支えていた。この二人の共演はまた観てみたいと思わせる位、息が合っていた。
全体としては、ちょっと惜しいけどなかなか面白かったという感じかな。
「37歳で医者になった僕~研修医純情物語~」(KTV)脚本=古家和尚
タイトル通りの内容。超一流会社の非人間的なやり方に嫌気が差したのか、恋人の為なのか医者に転身し、おそらく人間的な仕事をしたいと願っているのだろうが、大学病院のヒエラルキーは前の会社と同じだった、というのは皮肉だ。
それでも彼は味方を増やし、理想の医療を目指して行くのだろう。
果たして教授は祐太の壁になるのか、謎を残したままなのが、次に興味を引き良かったと思う。
草なぎ剛の柔らかい口調の台詞回しが、祐太の人柄を良く表している。
初回視聴率13.2%
「ハンチョウ~警視庁安積班~」(ドリマックス・TBS)脚本=大川俊道他
これまでのシリーズは観ていなかったので、初めての視聴。
この枠の前作の上川隆也の時にも感じたが、やはり主演の演技力が確かなものだと、ドラマが締まる。
直属特殊班という有りがちな設定で、どこまで新鮮味が出せるのか?小人数だと確かに観やすいが、4人で何が出来るのかという疑問も残る。
初回の出来としては、中々良かったが…。
初回視聴率10.2%
「カエルの王女さま」(CX)脚本=吉田智子
天海祐希の為に書き下ろしたかの様なドラマだ。
歌やダンスが毎週観られそうで楽しみだ。
カチッとした天海祐希とふんわりとした石田ゆり子の取り合わせがいい。
果たしてその二人の対立、市長との対決などを乗り越えて、シャンソンズと澪は融合し成功するのか?
最終回まで楽しませてもらいたい。
歌手の福原美穂が出ている。このドラマで初めて知る人もいるかもしれない。圧倒的な歌唱力を見せ付けて欲しいな。
初回視聴率9.0%
※うーん厳しいなあ…。
「都市伝説の女」(EX、MMJ)脚本=後藤法子
脚本の組み方が散漫で、方向性が分からない。
都市伝説というのは振りで、事件捜査をして解決する話という事は分かるが、突拍子も無い人物像、設定にしている割に、上手く消化出来ていないから、笑えもしないし成る程という爽快感も無い。
つまらなかった。
初回視聴率10.3%
「三毛猫ホームズの推理」(NTV)脚本=大宮エリー
トリックはすぐ分かったけど、それを真剣に考えさせるドラマでも無さそうだし、全体的にバランスが取れていてそこそこ面白かった。
三毛猫のホームズとマツコがあまりにも似ているので、笑ってしまった。あれでマツコも鈴のネックレスでも着けていれば完璧だったのに!
相葉君も良かったが兄妹(藤木直人と大政絢)の存在がパンチが効いていて、ドラマを盛り上げている。
初回視聴率15.9%
「ATARU」(TBS)脚本=櫻井武晴
うーん、もう少しテンポアップした方がいいかな?
それと役柄上なのか、中居君のセリフが聞き取りにくいので、英語だけでなく日本語や擬音にも字幕を付けて欲しい。
初回は謎の部分も残してあるので、すっきりとは行かないが、まあ次も観てみようかな?という気にはさせてくれる。
初回視聴率19.9%
※どこまで高い水準を維持出来るのか見ものだ。
「家族のうた」(CX、共同TV)脚本=酒井雅秋
本当に「パパはニュースキャスター」のそっくりさんだったが、エンドロールには何も記載が無かった。
まあテンポもそれ程悪くないし、オダジョーが子供大人みたいな主人公のキャラにピッタリで、好演もしているので、そんなに悪くは無い。
そして相変わらず子役が上手い。
スタート前にミソがついてしまったので、この先中身で盛り返す事が出来るのか、気になる所だ。
初回視聴率6.1%
※かなり厳しい数字。
「鍵のかかった部屋」(CX)脚本=相沢友子
ベースのトリックの部分もまあまあだったし、そこそこ面白かった。
大野君は滑舌がいい方だけど、にしても追えないくらいの量と速さを要求するってどうなのかな?
佐藤浩市が演じる芹沢のキャラが狂言回しのようで面白い。
原作物なので、トリックはしっかりしているのだろうから、楽しんで観て行きたい。
初回視聴率18.3%
※恋愛物より家族で楽しめるタイプの作品の方が、数字を稼げるみたいね。
「リーガル・ハイ」(CX、共同TV)脚本=古沢良太
有り得ない、コメデイー色の強い弁護士ドラマなのだが、脚本の巧みさと主演(堺雅人)の演技力で、面白いドラマに仕上がっている。
オーバーな表現が要求される堺に対し、品と柔らかさが自然に出る新垣結衣と居るだけで安心感を与える里見浩太朗を配する事で、全体のバランスを上手く取り、観やすくなるように仕上げている。
初回は最後にハッとする様なシーンも添えられており、いい出来だった。
初回視聴率12.2%
※ジョーカーの時の様に、ジリジリ上がって行くかな?
「Answer~警視庁検証捜査官」(EX、東映)脚本=池上純哉
これも日陰の部署物で、人数もコンパクトにまとめてある。お茶らけとかは一切無いオーソドックスな捜査物だ。
初回は、犯人三人の繋がりなどそれ程無理も無く作られていた。
ただ次も観たい!と強烈に思わせてくれる何かは特に無い。いたって平凡なドラマだ。
初回視聴率11.4%
「クレオパトラな女たち」(NTV)脚本=大石静
コメデイーかハートウォーム物語なのだろうと思い込んでいたら、凄いシリアスなドラマだった。
大石静なのでセリフも辛辣だし、手術などの演出もかなりリアルさを追求している。
多分、人間的に癖のある主人公が、患者や周囲とのやり取りの中で成長していく話なのだろう。
固いけど嫌では無い固さだ。
個人的には裕の岸に対する感情が何なのか?が気になる
初回視聴率9.9%
※一桁かあ。
「パパドル!」(ドラマックス、TBS)脚本=金子ありさ他
優香を起用したので、もう少しほんわかした内容で、錦戸君の新たな一面が見られるかなと期待して観ていたのだが、正直がっかりした。
ドタバタにしたいなら、もっと笑いの分かる脚本家を起用すればいいし、私が想像していた様なラブコメにしたいなら、今の内容ではバランスが悪過ぎる。
どっち付かずが一番始末が悪い。
もう一回観てみるが、変わらない様なら次は観ない。
初回視聴率11.6%
「もう一度、君にプロポーズ」(共同TV、TBS)脚本=桐野世樹
ストレートなラブストーリーになりそうだ。竹野内豊は、こういう役はお手のものだが、相手役の和久井映見が、思っていた以上にいい。なかなか発表されなくて、難航しているとの噂もあったが、結果的にナイーブさを要求される、表現が難しそうなこの役にはピッタリの女優を選んだと思う。
初回を観る限り、淡々とした筆致なので、主演二人が相当頑張らないと先細りの可能性もある。
初回視聴率8.8%
※一桁スタートはかなり厳しい。
「未来日記―ANOTHER:WORLD―」(CX)脚本=桑村さや香他
主人公の新太が能天気で、チャラさ全開の滑り出しはなかなか良かったが、プラネタリウムに駆け付けた辺りから、ショボさが際立つ演出になってしまった。
あの感じがずっと続くなら、とても最後までは観ていられないだろう。
岡田君と彩芽ちゃんはまずまず。
初回視聴率9.9%
※再開第一弾で、視聴習慣が付いていない割りには健闘した数字。
「Wの悲劇」(MMJ、EX)脚本=寺田敏雄
期待はしていなかったのだが、なかなか面白かった。脚本の安定感と、武井咲の好演に負う所が大きかったのかなと思う。
有り得ない話、“ザ・作り物”みたいな世界なのだが、いかにも怪しそうな役者を揃えているし、掴みはかなり好印象だった。
整合性、なんて言いだすと成立しないドラマだから、細かい点にはこだわらずに好き勝手に進行して行って欲しい。
初回視聴率10.9%
※一応二桁には乗ったんだあ。
「たぶらかし~代行女優業・マキ」(ytv)脚本=森下直 他
原作物だけど、着想が面白いし脚本もそこそこの仕上がりだと思う。
ホリプロ(ホリエージェンシー)が、力を入れて育てて来た谷村美月の民放初主演ドラマ。キャリアも積んで演技力も付けての主演なので、この難しい役柄も上手くこなせるのではないか?
リアルな世界の代行をする女優が、事件の推理もして演じて解決するという展開が続くのかな?それなら多分面白いと思う。
初回視聴率5.0%
「クローバー」(TX)脚本=村上直美他
漫画が原作で、男の喧嘩と友情がテーマみたいな感じ。
賀来賢人が、一人よがりだけど男気のあるハヤトを好演している。
日和見的な根暗っぽいトモキに三浦貴大、気は優しくて力持ちみたいなケンジに鈴の助と、キャスティングも上手い。
映画的な映像も楽しめるし、意外に拾い物かもしれない。
「コドモ警察」(MBS)脚本=福田雄一
発想も脚本も面白いし上手い。鼻の辺りがムズムズする様な可笑しさが、全編に漂っている。
体だけが子供になってしまったが、中身は中高年や青年の刑事。
子供なんだから昼間は小学校に行け、捜査も続けろという無茶ぶりが笑ってしまう。
そこここに小ネタが転がっており、笑いっぱなしだった。
顔がしっかり中年(ゴメン😅)の鏑木君が演じる、落ち着き払ったナベさんと、何故か色っぽい望結ちゃんが演じる、皮肉の効いたマイコの存在が、画面を引き締め全体のバランスを取っている。
デカ長(福君)が恋人の吉瀬美智子から、忙しくて会えない事を責められるシーンは爆笑だった。
この先この面白さが続くのかにもよるけど、取り敢えずはゴールデンの変なドラマよりは、全然面白い。
初回視聴率2.3%
「春ドラマ途中経過」
◎ハマっているドラマは
*リーガル・ハイ
*クレオパトラな女たち
〇全部観ようと思っているドラマは
*もう一度、君にプロポーズ*37歳で医者になった僕
*カエルの王女さま
*Wの悲劇
Ο多分全部観るだろうなと思っているドラマは
*ハンチョウ
*鍵のかかった部屋
●微妙なドラマは
*家族のうた
▼脱落したドラマは
*パパドル!⇒脚本が情けない。
*三毛猫ホームズの推理⇒もったりし過ぎ。
*ATARU⇒テンポが悪い。*アンサー⇒穴は無いけどつまらない。主演の力不足。
*未来日記⇒つまらない。*都市伝説の女⇒つまらない。
※民放のみ
プライムタイム以外では
*コドモ警察
にハマっている。
発想も脚本もメチャメチャ面白い。深夜に放送しているのがもったいない。
「2012春ドラマのまとめ①」
1位は迷う事無く「リーガル・ハイ」だ。堺雅人の怪演が爽快だったし、新垣、里見との組み合わせも満点だった。脚本も職人技の如く巧みだった。
2位には「もう一度君に、プロポーズ」を選んだ。弟の描き方に不満は残るが、夫婦の関係、親子の関係を淡々と丁寧に描いた部分には、とても好感が持てた。竹野内豊と和久井映見の組み合わせは、役の二人にピッタリだった。
3位には迷ったが「鍵のかかった部屋」を選んだ。こちらも大野、佐藤、戸田の組み合わせのバランスが良く、トリックも微妙だったり巧妙では無い所が、逆に気軽に観られて自分的には良かった。
「家族のうた」と「クレオパトラな女たち」は、途中で短縮が決まり、全体のバランスが悪くなってしまったのが惜しい。二つとも面白い作品だっただけに、とても残念だった。
「37歳で医者になった僕」は設定に無理があって、中途半端な出来だった。
「カエルの王女さま」については、音楽ドラマという企画は良かったし、キャストもいいメンバーを集めたと思うけど、脚本が弱かったので、普通の出来で終わってしまった。作り方次第では、もっと良くなっていたはずなので残念だ。
春ドラマ15作品の内、全話視聴したのは、上記7作品の他、「ハンチョウ」「Wの悲劇」の計9作品だった。
「リーガル・ハイ」があったから救われたが、冬に比べると全体のレベルが下がった感じで、とても残念だ。
「最高の愛」('11韓国MBC)脚本ホン・ジョンウン、ホン・ミラン
芸能界を舞台にしたラブコメ。ストーリー自体は、取り立てて言う程の事は無いが、主演二人が巧みな演技で笑わせてくれる。
特にチャ・スンウォンのツンデレ振りは見事で、あのデカい図体とあの顔(失礼😅)で甘える所なんかは極上である。
それを受けるコン・ヒョジンは、「あなたが元アイドル?」という顔なのだが(失礼😅)、シリアスからコメディーまで、どんな役でもこなせる確かな演技力でチャ・スンウォンを支えていた。
役柄の設定としては漢方医(ユン・ゲサン)と“ピンポーン”(エジョンの甥)が効いていたなと思う。
「2012春ドラマのまとめ②」
初回を観たドラマの平均視聴率(%)
ハンチョウ11.2
鍵のかかった部屋16.0
リーガル・ハイ12.5
37歳で医者になった僕13.0クレオパトラな女たち7.8パパドル!8.2
Wの悲劇9.1
カエルの王女さま9.1
もう一度君にプロポーズ8.6三毛猫ホームズの推理12.8ATARU15.6
家族のうた3.9
Answer9.4
未来日記6.6
都市伝説の女9.7
「善徳女王」('09韓国MBC)脚本=キム・ヨンヒョン、パク・サンヨン
このドラマのキモはミシルの存在に尽きる。王妃になるという野望の為に策を巡らし、王室さえもコントロール下に置く稀代の才女、猛女だが、柔軟な発想の持ち主で王室の直系のトンマンには結局勝てなかったという話。コ・ヒョンジョンの怪演もあって、主人公のトンマンを凌ぐ存在感だった。
ミシルが自決した後は、ピダムが違う形でそのポジションを担うが、正直物足りなさは残った。
エンタメ性に徹したドラマ作りは明快で分かりやすい。お金を掛け、アイディアも豊富なアクションシーンと共に、韓ドラ歴史劇の最大の魅力だと思う。
「ビューティフルレイン」
(CX、共同TV)脚本=羽原大介、出演=豊川悦司、芦田愛菜、中谷美紀…
シングルファザーが若年性アルツハイマーになってしまう話。
これから圭介(トヨエツ)が苦悩し、不治の病とどう折り合いをつけて行くのか、先の展開を考えると気が重くなってしまうのだが…。
サイドストーリーを上手く描いてくれないと、観るのが辛くなる可能性もある。
それと愛菜ちゃん。上手いんだけど、何か美雨の役は違う様な気がする。上手過ぎてドラマがより重苦しくなるのではないかと心配だ。
視聴率の為には仕方の無いキャスティングだったのかもしれないが。
初回視聴率12.9%(関東)
「浪花少年探偵団」(テレパック、TBS)脚本=吉田紀子、江頭美智留 出演=多部美華子、小池徹平、山本耕史…
東野圭吾の同名小説の再ドラマ化。
期待はせずに観たのだが、チョコチョコ小ネタが満載で、結構面白かった。
すぐにキレて啖呵を切ったりするけど、情に厚く観察眼も結構鋭いしのぶ先生を、多部美華子が楽しそうに演じている。
私には違和感は無いが、関西の方が聞いたら、多部美華子の関西弁はどうなのかな?
トリックについては、家族で観る時間帯だし、分かりやすくていいんじゃないかな。
初回視聴率7.8%(関東)
「GTO」(関西TV、MMJ)脚本=深沢正樹 出演=AKIRA、瀧本美織
毒を以て毒を制すスタイルは、観ていてスカッとする。ただ、初回のストーリーは有りがちなもので、その意味では平凡な内容だった。
AKIRAは見るからにヤンチャっぽい雰囲気があるし、サッカーとダンスで体幹が鍛えられているせいか、アクションがしっかりしていて見栄えがするなど、鬼塚役には合っているのではないかな。
瀧本美織は可愛いというか幼いというか、AKIRAとは雰囲気が合わない気がする。
最後まで観るかは分からないが、次も観てみようという気にはさせてくれた。
初回視聴率15.1%
「トッカン 特別国税徴収官」(NTV)脚本=いずみ吉絋、出演=井上真央、北村有起哉 他
井上真央の役柄設定が、必要以上にオドオドし過ぎでトロく、ジメッとしているので、観ていてイラッとする時がある。
成長物語だとしても、スタートラインをあそこまで下げる必要があったのかな?
トッカン(北村)のアイディアとか言動はユニークで面白いし、スカッとするのに、湿っぽさが間に挟まるとバランスが崩れて面白さが半減してしまう。
視聴意欲が失せない内に、鈴宮(井上)が早く一人前になって欲しいが、無理か(笑)
初回視聴率12.9%
「警視庁捜査一課9係」(EX、東映)脚本=深沢正樹 他、出演=渡瀬恒彦、井ノ原快彦 他
シリーズ物だが、今回初めて視聴した。メインの捜査班は6名で丁度観やすい人数だ。
初回は拡大版で登場人物も多く、そのせいかどうかは分からないが、脚本がスッキリとまとまっていなかったのが残念だ。
ゲスト俳優は結構豪華で、その面では見応えはあった。
1時間物に戻り、コンパクトな内容になったら、スピード感とか鋭さとかが出て来るのかな?
初回視聴率13.0%
「東野圭吾ミステリーズ」(CX)一話完結スタイル(脚本家、出演者も各話交代制)
初回「さよならコーチ」唐沢寿明、田中麗奈。
オーソドックスな作り方で、役者の演技で見せるタイプのドラマ。(田中麗奈はもう少し上手いと思っていたが、そうでも無かった)唐沢寿明はさすがだ。
お互いに仕掛けていたという、ストーリーは面白かった。
連ドラ枠で一話完結スタイルのドラマをやる事自体、珍しい試みなので、視聴率がどう推移するのか興味がある。
初回視聴率11.3%
「VISION-殺しが見える女-」(ytv)脚本=飯田譲治 出演=山田優、金子ノブアキ 他
脚本が面白いし、演出も適度なスリルが味わえる程度に抑えてあるので、観やすかった。
主演が山田優だったので、観るかどうか迷ったのだが、演技力が必要な何気ない日常を描いているワケでは無いので、山田優でも問題は無かった。
相手役の金子ノブアキは、セクシーで存在感があり、ドラマの鍵を握りそうだ。
初回視聴率4.1%
「ボーイズ・オン・ザ・ラン」(EX)脚本=高橋悠也
出演=丸山隆平、平愛梨 他
発想が面白い。漫画原作なので、何処からが脚本家の発想なのかは分からないが、主人公は気弱なダメ男だけど、見捨てられていない、希望もあるという設定が優しくていい。
この枠久し振りのちょっと色っぽい部分もあり、本音満載でギラギラ感もあるけどサラッとしている青年を、丸山隆平が上手く演じている。
謎の女性、平愛梨の存在も楽しみだ。
初回視聴率7.5%
「ゴーストママ捜査線~僕とママの不思議な100日~」(NTV)脚本=梅田みか、阿相クミコ 出演=仲間由紀恵、沢村一樹 他
あまり期待はしていなかったのだが、意外に面白かった。適度に浮き世離れした主人公とその家族の、ホンワカした感じが好ましい。(仲間由紀恵はやはりこういうリアリティーの無い役の方が似合う)
さて捜査の方だが、言ってみれば“イタコ”の役を、一年生になったばかりの息子がやるワケで、小さな男の子が言う事を周囲にどう信じさせるのか、その“技”がキーポイントになりそうなドラマだ。
その意味で初回のワンちゃんの使い方は上手かったと思う。
初回視聴率15.2%
「主に泣いてます」(CX)
脚本=野木亜紀子、宮本正悟 他 出演=菜々緒、中丸雄一、草刈麻有 他
漫画ならどうとでも描ける絶世の美女も、実写になると途端に説得力を持たなくなる。
悲しいかな演じる菜々緒が「超ド級の美人」には見えないし、何より男を惑わす匂い立つ様な色気が全く感じられない。
あれで出会った全ての男が人生を狂わす事は有り得ないから、ドラマの根底から崩れてしまう事になる。
尚且つ演技力も無いし…。完全なミス・キャスト。
(こなせる女優が居るのか?という疑問も残るが)
中丸、草刈の二人はキャラも合っているし、演技も良かった。
初回視聴率6.6%
「サマーレスキュー~天空の診療所~」(TBS)脚本=秦建日子 出演=向井理、尾野真千子、時任三郎 他
標高2500㍍余りの山の診療所に、テキパキと動けて知識も豊富な看護師が二人も居合わせるというのは、偶然と言うにはあまりにも嘘っぽい設定だが、頭でっかちな主人公を成長させるには、これぐらいパンチの効いた存在が傍に居ないと難しいのかもしれない。
初回としてはますまずの仕上がりだし、次に興味を繋げる事も出来たのではないかな。
初回視聴率14.7%
「リッチマン、プアウーマン」(CX)脚本=安達奈緒子 出演=小栗旬、石原さとみ、相武紗季、井浦新 他
最先端と見せ掛けながら、実はウェットな日本人的感覚も押さえておくという作りみたいだ。
小栗、石原共にキャラがピッタリ合っていて、初回としては観やすい作りになっている。
千尋は一体何者なのか?引っ掛けで偽名を使ったのだとしたら、「宿題マシーン」のキャラとは相反する知能の持ち主という事になる。
次に繋げた、いい滑り出しだった様に思う。
初回視聴率13.9%
「息もできない夏」(CX、共同TV)脚本=渡辺千穂 出演=武井咲、江口洋介、木村佳乃 他
無戸籍…。学校は特別措置で入れる事は知っていたが、保険証が無くて医療は皆どうしているのだろうか?(10割負担?)
就職の時期になって、初めて事実を知り戸籍を作る人が多いのだろうか?
その辺りの説明もあると親切だったかな?
無戸籍である事を、18年間全く知らずに育つ事は有り得るのか、若干の疑問は残るが、脚本自体は娯楽ベースに乗る様に、上手く書かれていると思う。
樹山の過去も気になるし、玲と樹山がどう愛し合うのか、特に樹山がどう本気になるのか、その辺りの展開をとれだけ説得力を持って描けるのか、お手並み拝見。
(中村蒼と樹山が同居している母子がどう絡むのかも気になる)
初回視聴率12.1%
「ビギナーズ!」(TBS)脚本=櫻井剛 出演=藤ケ谷太輔、剛力彩芽、石田ひかり 他
同じ警察学校物として、どうしても、大御所が書いた直球ドラマの「陽はまた昇る」と比べてしまう。比べ物にはならないんだけど。
バブル時ならともかく、この不況のご時世、人数合わせの補欠なんて有り得ないし。まあおとぎ話として割り切ればいいんだろうけど、他ならぬ警察学校だからねぇ。
設定が無理過ぎるでしょう。藤ケ谷くんのキャリアに傷が付かなければいいけど…。
初回視聴率8.5%
「遺留捜査」(EX、東映)脚本=大石哲也 他 出演=上川隆也、斎藤由貴、八嶋智人 他
小さいどんでん返しがいくつか有って、脚本は良く書けていたと思う。
糸村の様な存在は、市民にとっては有り難いが、あそこまで「自主独立」していたら、組織は成り立たないよね(笑)
掴み所の無い上川隆也と、シャキッとした斎藤由貴の組み合わせは、意外に合っているかも。
初回のレベルが保てるならいいドラマになりそうだ。
初回視聴率13.3%
「走馬灯株式会社」(TBS)脚本=猪原健太 他 出演=香椎由宇 他
面白い。原作物(コミック・菅原敬太)だけど、着想がいいし、ストーリーもコンパクトにまとまっていて飽きさせない。
演出が映画的で、落ち着いた色調も良かった。
一話完結なので、色々なパターンが出て来ると思うが、起承転結の内、起と結は決まっているから、承転で飽きさせない工夫をどれだけ出来るのか、お手並み拝見。
一話に関しては、かなりレベルが高かった。
初回視聴率2.8%
「黒の女教師」(TBS)脚本=山下友弘、大林利江子 他 出演=榮倉奈々、市川実日子、小林聡美 他
単純に面白かった。仕置き人のベースを借りながら、実は現在の学校教育の在り方を批判し、再生の糸口を示唆する話なのかな?と思いながら観たのだが、ちょっと穿ち過ぎだったか…?
戸田くんが“仕置き人”達とどう絡むのか、謎も残っているので楽しみだ。
初回視聴率12.9%
「泡沫の夏」('10台湾・民視)脚本=リン・チーラー 出演=バービイー・スー、ピーター・ホー、ホァン・シャオミン他
ピーター・ホー狙いで観始めたけど、クセになるストーリーにも惹かれて、長かったけど全部観終わった。
最初の方の、廃墟みたいな場所にオウ・チェンがシャーモーを助けに行く場面、何でそこが分かったの?とか、最後の方の、シャーモーが、弟の死のショックからあれだけ廃人の様になっていたのに、何であんなにすぐ映画の撮影が出来たの?とか、韓ドラに負けない位のご都合主義は、至る所にちりばめられているのだが、それでも引き付けて放さない、泥臭い魅力に溢れたドラマだ。
何人かの若い女優?が出ていたが、バービイー・スーはやはり飛び抜けて魅力的だ。(他に魅力的だったのは、名前も分からないのだが、ルオ・シーのマネージャー役でジェニーって呼ばれていた人位かな?あの人はナチュラルで良かった)
ホァン・シャオミンは整い過ぎていて私は苦手。やっぱりピーター・ホーは素敵だった。
台湾ドラマは滅多に観ないのだが(全編観たのはこれで3本目)、荒っぽい面はあるけど、ハマるとクセになる点は韓ドラと同じだなと改めて思った。
「2012夏ドラマのまとめ①」
1位「リッチマン、プアウーマン」
迷ったのだが、恋愛物を装いながら、男の嫉妬と友情を主題にして描くという戦術に見事にハマり、次回が一番待ち遠しかったドラマなので、これを選んだ。
2位「息もできない夏」
途中まではこちらが1位だったのだが、渡辺千穂さんが書かなくなってから雲行きが怪しくなり、イマイチ乗れなくなってしまった。後から考えると、樹山の本心を直接的には殆ど描かなかったので、物足りなさもそこに起因していたのかもしれない。
3位「トッカン」
スタートの何話かは、井上真央の作り過ぎキャラに辟易して、集中出来なかったが、それにも慣れ、彼女の演技からも徐々にわざとらしさが抜け始めた頃から、物語に集中出来る様になり、面白さも倍増した。
井上真央がベストだったのかは謎だが、北村さんは多分、考えられるベストの配役だったと思う。
「ゴーストママ」は、取り立てて言う程の内容ではないのだが、とんぼ役の男の子が可愛くて癒されるし、いい人ばかり出て来るので、疲れた心には染みる、心地好いドラマだった。
「ビューティフルレイン」は最初の何話(美雨が病気の事を知るまで)かが、とてもキツかった。愛菜ちゃんが、なまじしっかりと演じてしまう子なので、観ていて感情の逃げ場が無く、本当に辛かった。
「サマーレスキュー」は期待した割に、内容が空回りしていて、ドラマに入り込む事が出来なかった。
「黒の女教師」はラストでがっかり。軽妙、軽薄な良さが、全てどこかに吹き飛んでしまった。
夏ドラマは全15作品の内、全話視聴したのは、上記7作品のみ。ドラマの水準が低調だった事に加え、オリンピック視聴に時間を取られた事もあり、こういう結果に終わった。
「2012夏ドラマのまとめ②」
初回を観たドラマの平均視聴率(%)
浪花少年探偵団6.13
リッチマン…12.4
息もできない夏9.79
GTO13.2
捜査一課9係11.9
トッカン10.5
ビギナーズ!7.3
遺留捜査12.5
ミステリーズ8.42
黒の女教師9.86
ボーイズ・オン・ザ・ラン5.9
ゴーストママ10.88
サマーレスキュー10.05
ビューティフルレイン10.14
VISION3.1
主に泣いています5.3
走馬灯株式会社2.3
「高校入試」(CX)脚本=湊かなえ 出演=長澤まさみ、南沢奈央、中尾明慶他
何の情報も持たないまま観たのだが面白かった。
学区一番の高校に対する、地域住民が持つ憧れ、在校生や特に卒業生が持つ強烈な誇り、通えなかった者が持つ羨望と嫉妬、様々な感情が交錯する様を、入試試験を軸に描いて行くみたいだ。
登場人物が多いのに、会話と表情だけで大体の人物像と関係が掴める脚本は上手い。
会話に緊張感はまるで無いのに、無人の廊下を意味深に映す演出はミステリー感一杯で、このアンバランスさが逆に面白さに繋がっているのかもしれない。
このドラマは当りなんじゃないかな!
※初回視聴率は後でまとめレスに記載
「パーフェクト・ブルー」
(C.A.L、TBS)脚本=山崎淳也 出演=瀧本美織、平山あや、寺脇康文、財前直美 他
宮部みゆき原作のミステリー。原作も読んでいないし、あらすじとかも一切知らない状態で観た。
探偵事務所を舞台に、夫(父)の死の真相を探るのが縦軸で、毎回依頼された仕事の調査をするのが横軸になる様だ。
初回の依頼については、まあきちんと描けていたと思う。
主人公の所長の娘加代子は、飼い犬の元警察犬マサとセットで調査するみたいで、このマサの存在が一つのポイント。躾の行き届いた役者犬の存在は癒しになるし、擬人化した心の声は船越英一郎が演じており、マサのキャラ確立に大いに貢献している。
こういうドラマに有りがちだが、横軸の話の出来具合に波が無い事を願う。
椎名(寺脇)の過去も気になるし、「パーフェクト・ブルー」ってパソコンに打ち込んでいた女(私は平山あやだと踏んでるが)も気になる。
「ゴーイング マイ ホーム」(テレビマンユニオン・関テレ)脚本=是枝裕和 出演=阿部寛、山口智子、宮崎あおい 他
全編映画の様な作りで、約2時間全く飽きなかった。会話や演技、動きがとても自然で、どこかの家庭を覗いている様な錯覚に陥りそうになる。
特に良多の実家家族とのやりとりは、あまりにリアルで抱腹絶倒ものだ。
映画とドキュメンタリー主体の、是枝監督らしい作品で、この先も楽しみだ。
(と思ったら、早速次週はお休みらしい。残念。)
「東京全力少女」(NTV)脚本=伴一彦 出演=武井咲、三浦翔平、比嘉愛未 他
四国から家出をして、何の情報も持たずに父親を探しに東京へ向かう武井。深夜バスで都合良く東京の男・三浦と知り合う。
所持金を盗まれると、古着屋に居た女・比嘉が、お金を貸してくれる中年男を紹介してくれ、それが探していた父親だったって、そんな上手く早く出会う訳が無いだろう。
直ぐに父娘の顛末記にしたいなら、有り得ない偶然を装ったりせずに、四国で情報を知っていた事にして、ストレートに父親の所に行った方が良かった。ドラマへの信頼性が違って来る。
麗(武井)の性格設定に親しみが湧かないし、私にとっては駄作の予感。
「結婚しない」(CX)脚本=坂口理子、山崎宇子 出演=菅野美穂、天海祐希、玉木宏他
大学の講義と登場人物を絡めた出だしは快調で、これはなかなかいいんじゃない?と観ていたが、途中から平板ダラダラになってがっかり。
何かどこかで観た様な感じが残ったのだが、エンディングロールの脚本家を見て納得、「私が恋愛できない理由」のコンビだった。
このまま、ああでもないこうでもないって、最後までダラダラ行くんだろうなあ。
菅野、天海、玉木、三人も揃えて、それじゃ勿体ないんだけど。
大奥~誕生[有功・家光篇](TBS)脚本=神山由美子
出演=堺雅人、多部未華子、麻生祐未 他
よしながふみの漫画が原作で、流行り病で亡くなった家光の死を隠し、その血を受け継いでいる少女を大奥に住まわせ、春日局の眼鏡に叶った男との間に子供を作り、血筋を絶やさない様にしようという、奇想天外な話。
大奥に女は居ず男ばかりという逆転現象がポイント。
原作を知らないのでどうなるのかは分からないが、凶暴な偽家光が有功との邂逅でどう変化するのかしないのか、先が楽しみだ。
堺VS麻生の演技対決が見ものだ。初回は多部の出番が少なく、物足りなかった。
「匿名探偵」(MMJ、EX)脚本=高山直也 出演=高橋克典、片瀬那奈、三浦理恵子他
格闘シーンで、あまり強くないのがリアリティーがあってよろしい(笑)
女好きのフェミニストで、義侠心があってお金には縁が無い、カッコいいけどカッコ悪い男が主人公の探偵物。
推理とかは二の次で、高橋克典のご活躍を楽しむドラマ。
滑り出しとしては合格😄
「悪夢ちゃん」(NTV)脚本=大森寿美男 出演=北川景子、GACKT 他
予備知識の無いまま観たが、そこそこは面白かった。小説が原案らしい。
深い人間関係を作りたくない(他人を信頼できない)小学校教師が、予知夢を見る能力のある生徒に振り回され、結局手助けしている内に…みたいな展開になるのだろうか?
北川景子は、乱雑な部屋で腹巻をして寝る、みたいな役を、違和感なくこなしている。
予知夢の少女をやっている子が、あまり上手くないので、ちょっと興醒めするのと、眼振のアップが多くてくどい。
あと教頭だかが、指では無くペンで、やたら北川景子の事を指すのだが、このシーンもくどくて、こっちはイラッとする。
ストーリーも仕掛けも平板だし、出演者もパッとしないので、連ドラとして維持して行くには厳しいかな、という気がする。
「TOKYOエアポート」(CX)
脚本=宇田学 出演=深田恭子、瀬戸朝夏、時任三郎他
航空管制官を描いたドラマだが、飛行場や管制塔内部のシーンは、上手く作られていて臨場感があって良かった。
人間ドラマの方は、人物像も絡み方も有りがちな感じで、面白みには欠ける。
これからそれぞれのサイドストーリーが出て来ると、少しは面白さが出て来るのかもしれないが。
あと、管制ミスの件、OJT中の新人が管制をしているのに、そのトレーナーが席を外すなど考えられない。後で管制ミスは無かったとフォローはしていたが、そういう問題では無い。
空港売店のおじちゃんが、管制ミスの件を知っているというのも、あまりにも軽過ぎるエピソード。
リアリティーと作り物部分の仕分け方が、ちょっと雑に感じる初回だった。
「レジデント~5人の研修医」(テレパック・TBS)脚本=永田優子 出演=仲里依紗、林遣都、増田貴久 他
もう「コードブルー」の影がちらついて、オリジナルなのにオリジナリティーが感じられないという皮肉。林と増田の役の人物設定が、まんま「コードブルー」の男二人と同じ感じなので、そこで引っ掛かってしまい、ドラマに集中しづらかった。
主役の仲の役は、作りこめば面白くなる可能性はあると思う。
指導医の設定もまあこんなもんなんだろうね。
二番煎じだったら、絶対本家の脚本には勝てないのだから、もっと設定を工夫すべきだったと思う。
ストーリーはまあまあだった。
「ドクターX~外科医・大門未知子」(EX)脚本=中園ミホ 出演=米倉涼子、田中圭、内田有紀 他
「ハケンの品格」+「医龍」みたいな感じと言ったら分かりやすいだろうか。
「医龍」よりももっと、割り切った感じの人物像にしてあるが、これが変化して温かみもある像にして行くのか、それともこのままで突き進むのか、どちらを選択するのだろう。
米倉涼子ありきで書いた脚本という感じのドラマだ。初回高視聴率スタートを切ったが、その維持は難しいとしても、平均15をクリア出来るのか、それにも興味がある。
「MONSTERS」(TBS)脚本=蒔田光治 出演=香取慎吾、山下智久、遠藤憲一 他
初回110分は長過ぎた。前半1時間位までは、本も演出も楽しめたが、後半、湿っぽくなったらダラダラ感が増して、急速につまらなくなった。内容が1時間物に相応しかったからだと思う。
香取君も山下君も、シリアスなドラマで感情の起伏を表現するとなると、演技力の無さ(特に台詞回し)を露呈してしまうが、キャラ優先のこのドラマならそういう心配は無いし、香取君は目の表現力だけなら合格なので、演技力云々の心配はしなくて済みそうだ。
次回から54分になるので、どれだけスピーディーに事を運び面白くしてくれるのか、観てみたいと思う。
「PRICELE$S」(CX)脚本=古家和尚 出演=木村拓哉、中井喜一、香里奈、藤木直人他
30分延長だが、ダレずにトントントンと進んだ。
キムタクのキャラ(何だかんだ言っていい人そうキャラ)は、いつもと変わらないし、最後はどうせ社長になるんでしょ、みたいな見え見え感も、新鮮味が無くてイマイチだが、ゼロからのスタートでどうやって切り開いて行くのかは見てみたい。(社長にはならないで、全く別の分野で稼げる男になったりする方が、もっと面白いけど)
香里奈と中井喜一がどう絡むのかも見所だ。
「遅咲きのヒマワリ」(CX、共同TV)脚本=橋部敦子 出演=生田斗真、真木よう子、桐谷健太、香椎由宇 他
ストーリー自体はありがち、類型的な部分もあるけど、観ていて落ち着く心地よさがある。
大物も華のあるスターも出ていないが、その分バランスが取れていて、過疎の街、村に溶け込んでいる様に感じさせてくれる。
恐らくそれも狙いの一つなのだろう。
中心人物の、頼りなさげだけど優しくて人懐っこい丈太郎に、生田を据えたのが良かったと思う。
四万十の大自然と濃密な人間関係に包まれて、丈太郎が男としてどう変わって行くのか、見届けたいと思う。
2012秋ドラマ初回視聴率
(視聴済み14本・単位%)
①ドクターX 18.6
②PRICELE$S 16.9
③TOKYOエアポート 14.0
④MONSTERS 13.8
⑤悪夢ちゃん 13.6
⑥遅咲きのヒマワリ 13.5
⑦結婚しない 13.0
⑦ゴーイング マイ ホーム 13.0
⑨匿名探偵 11.7
⑩大奥誕生 11.6
⑪東京全力少女 9.0
⑪パーフェクト・ブルー 9.0
⑬レジデント 8.4
⑭高校入試 7.7
※数字は関東地区
※未視聴ドラマ、深夜ドラマ、シリーズ物は除く
※昨日までに2話目が終了した9作品の内、初回より視聴率が上がったのは、「結婚しない」1本のみ。(0.6ポイント上昇)
「秋ドラマ途中経過」
◎ハマっているドラマは
*高校入試
*ゴーイング マイ ホーム
*大奥~誕生
*遅咲きのヒマワリ
〇全部観ようと思っているドラマは
*ドクターX
*結婚しない
*PRICELE$S
Ο多分全部観るだろうなと思っているドラマは
*レジデント
*パーフェクト・ブルー
●微妙なドラマは
*MONSTERS
*TOKYOエアポート
*匿名探偵
▼脱落したドラマは
*東京全力少女⇒脚本が情けない。
*悪夢ちゃん⇒感覚が合わない。
※民放のみ
「サイン」('11韓国SBS)脚本=キム・ウニ 出演=パク・シニャン、キム・アジュン、チョン・グァンリョル他
面白くて久し振りにハマった作品。構成、テンポ、役者、全てが一級品の傑作だ。
大統領候補の娘が犯人の「ソ・ユニョン殺人事件」を縦軸に置き、権力に阻まれる真実探しの非情と悲哀を見せながら、横軸の「トラック殺人事件」「米兵殺人事件」「企業殺人事件」等々では、死者のサインを見落とさず、権力に対抗して真実を暴いてみせ、観る者に爽快感も与えてくれる、重量感のあるドラマだった。
「ソ・ユニョン殺人事件」の犯人カン・ソヨンを、いい所までは追い詰めるのだが、その都度証拠は消され逃げられてしまう。
どうやってあのサイコパスの息の根を止めるのかと思っていたら、最後は言葉も出ない位衝撃的だった。
作家の中で、このラストは最初から決めていたという。凄まじいまでの構成力だと思う。
パク・シニャン、チョン・グァンリョルが上手いのは当然だが、このドラマでデビューしたという、カン・ソヨン役のファン・ソニの存在は大きかったと思う。
スラッとした美人の、あの勝ち誇った様な微笑み、あれがあったから、余計に憎しみが湧き、ジフン達にすっかり感情移入してしまうという寸法だ。
韓ドラの、権力の非道さに対する描き方は、日本人から見ると少し常軌を逸していると感じる部分があり、このドラマにもそういう負の部分があった事は否めないが、それを差し引いても、中身の濃い傑作であった事は間違い無い。
「2012秋ドラマのまとめ①」
1位「高校入試」
こんなに次回が待ち遠しかったドラマは、「それでも、生きてゆく」以来の様な気がする。大掛りなサスペンスでも無いのに、ずっとドキドキさせてくれた、脚本の湊さんに天晴れ!
2位「ゴーイング マイ ホーム」
映画的手法を押し通した事と、クーナ(妖精)探しとその存在が、ドラマの大きな比重を占めていた為に、好き嫌いがはっきりと別れる作品だった。私は毎回笑い癒され、映画を観ている感覚を味わい、とても堪能した作品だった。
3位「ドクターX」
人物をデフォルメして描き、とにかくエンターテイメントに徹したドラマで、少しだけ謎解きの楽しみもあり、単純な構図で有りながら、最後まで飽きさせなかった構成力は立派。(他のドラマに比べて、話数が少ないという利点があった事は否めないが)
「遅咲きのヒマワリ」は、四万十の大自然に癒され、そこに実在しているのではないかと思える位、その土地に溶け込んでいる雰囲気をよく出していた役者陣に癒されたドラマだった。その後も観てみたい気がする。
「大奥」は面白さが、上様と有功の悲恋に集約されていた部分はあったが、堺雅人と多部未華子を始め役者陣が素晴らしく、その演技は見応えがあった。
「PRICELE$S」は先が読めるドラマで、ドキドキ感が無い代わりに、安心感、明るさを与えてくれるドラマだった。時代が時代だから、こういうドラマも有りだなと思った。
その他に全編観たのは
「パーフェクト・ブルー」
「レジデント」
「結婚しない」
「MONSTARS」
「TOKYOエアポート」で
計11作品だった。
秋ドラマは平均点が高く、豊作だった。
「2012秋ドラマのまとめ②」
初回を観たドラマの平均視聴率(%)
パーフェクト・ブルー 8.09
PRICELE$S 17.71
遅咲きのヒマワリ 9.25
ゴーイングマイホーム 7.89
東京全力少女 7.66
レジデント 6.62
ドクターX 19.10
結婚しない 11.83
毒ポイズン 3.52
大奥誕生 8.58
匿名探偵 10.46
悪魔ちゃん 11.53
高校入試 6.89
MONSTARS 11.93
TOKYOエアポート 10.16
「サキ」(関テレ・MMJ)脚本=渡辺千穂 出演=仲間由紀恵、三浦翔平、内田有紀、萩原聖人、高島政伸 他
上々の滑り出しだと思う。
無機質な部屋で一人、ソテーしたアワビとワインを堪能する女。「美しい隣人」を鋒佛とさせる音楽が流れ、女が微笑む。
俯瞰と接写を繰り返す演出。じっと見つめ間を取る演技。
どれもが期待感を煽る。
「美しい隣人」との関連は、今のところ「あみはまさき」と「隼人」の名前だけか。
あまり関連付ける必要も無いし、前作を観ていない人も楽しめる内容であるなら、それに越した事は無い。
脚本家が違うので、また違った雰囲気が楽しめるかもしれない。
「最高の離婚」(CX)脚本=坂元裕二 出演=瑛太、尾野真千子、真木よう子、綾野剛他
オリジナル脚本。坂元氏の作品なので、かなり期待して観たのだが、この感じがずっと続くのだとすれば、かなり辛いものがある。
さらに輪を掛けて、いつもの宮本さんの演出は、スピード感とキレが有って好きな方なのだが、シリアスドラマでも無いのに、日常部分でリアリティーを追求し過ぎてるので、観ていて苦しくなる。
次回以降、人間ドラマの部分で見るべきものが出て来るのだろうか?
「信長のシェフ」(EX・東映)脚本=深沢正樹、倉持裕 出演=玉森裕太、及川光博、志田未来 他
漫画原作の戦国時代へのタイムスリップ物。タイムスリップと言えば、同じ漫画原作の傑作「JIN」を思い出すが、あちらの医療に対して、こちらは料理に特化している所がミソ。
期待はしないで観たが、これが結構面白かった。制作費の掛け方が違うから「JIN」と比べるのは酷だが、こちらもエンタメ性を前面に押し出し、小品なりに中々健闘している。
特筆すべきは信長役の及川光博の存在感。野性を漂わせている彼が出て来ると、少しだけ時代を感じさせてくれる貴重な存在だ。
料理で飽きさせずにどこまで保たせるのか、興味が湧いて来た。
「まほろ駅前番外地」(TX・リトルモア)脚本=大根仁、黒住光 出演=瑛太、松田龍平 他
小説原作で、同じキャストで先に映画化している様だ。
但し脚本と監督は別人。
便利屋の話で、毎回依頼人が来て…という展開になるらしい。
初回はインディーズの極小プロレス団体の話だったが、面白かった。プロレスも素人なりに様になっていたし、最後のオチまでクスッと笑える仕上がりだった。
毎回話に合わせて違う雰囲気を出すのか、それとも同じ感じで行くのか、ちょっと興味がある。
「カラマーゾフの兄弟」(CX・共同TV)脚本=旺季志ずか 出演=市原隼人、斎藤工、林遣都 他
この枠の作品には結構驚かされる事が多いが、今度は直球勝負でドストエフスキーと来たか。
人物配置は原作に近付けている様だし、日本人に理解しにくい宗教的な部分は排除したとしても、基本的な「誰がどうしてどうなる」の部分は、原作をなぞって進行して行くのかもしれない。
黒澤(カラマーゾフ)家の父子の配役が興味深い。
まず父親に舞台役者の吉田鋼太郎。これだけでこのドラマの方向性、色は大体分かる。
三兄弟は揃いも揃って濃い顔のイケメン。
それぞれに役柄を投影させたキャラの俳優を選んでいる。
暗い感じで進行するドラマだが、今のところは面白そうなので、観て行こうと思っている。
二点だけ気になった事を。
タバコに火が点いていないのに煙を吐き出すシーン(当然煙無し)が🆗Takeになっている不思議。
挿入歌で懐かしいメロディーが!ストーンズだというのは分かったが、タイトルが出て来ない。まあいいや、後でググってみよう。
「dinner」(CX・共同TV)脚本=黒岩勉 出演=江口洋介、倉科カナ、ユースケ・サンタマリア他
まずまずの滑り出しかな?冒頭の活気ある厨房シーンの、音楽を含めた演出は期待感を持たせてくれたが、オーナーシェフが病に倒れてからの展開は、既視感たっぷりで正直ダレた。
江口洋介の役柄は、医療が料理に変わっただけの「救命病棟風」なのだろうか?
まあそんなにダメというワケでも無いから、続けては観てみるけど。
サカナクションの主題歌は耳に心地好い。
「とんび」(TBS)脚本=森下佳子 出演=内野聖陽、佐藤健、吹石一恵、常盤貴子、麻生佑未 他
年齢によって見方が分かれるのかもしれないが、私にとってはストライクのドラマ。
原作によってキャラは確立されているのだろうが、登場人物の色分けがはっきりとしているので、安心して観ていられるしドラマに入り込みやすい。
子供がそのまま大きくなった様なヤスと、彼を包み込む様な大きさを持った妻ミサコ。夫に対して常に「ですます調」で語る妻の姿に時代を感じて、感慨深いものがある。
内野さん、常磐さん、麻生さん、みんな上手いけど、アキラを演じた子役の、ナチュラルだけど達者な演技力に脱帽。
今の子は何でこんなに上手いのか。
これから本格的に、父と子だけの暮らしが始まる。
楽しみなドラマだ。
※私と同じ様に期待して観た人が多かった様で、初回視聴率は同時間帯の「dinner」(8.8%)の2倍弱の17.0%だった。
「ビブリア古書堂の事件手帖」(CX)脚本=相沢友子 出演=剛力彩芽、AKIRA、松坂慶子、高橋克実 他
一冊の古書と、その持ち主や本そのものに秘められた過去や謎を、古書堂店主達の推理で解き明かす、という形態のドラマらしい。
小説だと想像力が膨らんで面白そうな題材だが、映像にすると動きが少ないし、劇的でもないし、古書堂なので画面は暗いしで、とても難しい題材なのではないか。
原作の店主がどういう設定になっているのか分からないが、剛力彩芽というのはどうも落ち着かない。
画面の暗さを少しでも和らげる為に、若い女性を配する事には賛成だが、あまりにも若く軽過ぎないか?
AKIRAは新境地を開きそうな感じではある。
ハローワークの職員が、サッカー日本代表の内田篤人に似てるなあと思って、最後のクレジットを見たら、本人だった。(誰繋がりのカメオ出演?)
初回は14.3%獲っているけど、ドンと下がりそうな予感が…。
「ラストホープ」(CX)脚本=浜田秀哉 出演=相葉雅紀、多部未華子、田辺誠一、小池栄子、北村有起哉、小日向文世 他
大学病院医師の群像劇と言えば、患者を受け入れる、受け入れないから始まって、良心的な医師の葛藤がメインになる事が多いが、このドラマはそれを逆手に取って、高難度の患者こそ受け入れて治してしまう、その為にそれに適した医師を集めた、という形をとっている。
文殊の知恵を集めて困難を解決してしまおうというテーマは、中々いいと思う。ただどの医師物にも言える事だが、出している知恵に他の医師が驚いたりするのが一々大げさで、そんな事も考え付かなかったの?と、突っ込みを入れたくなるシーンも多々あって、この辺はワンパターンだなと思ってしまう。
6人にはそれぞれ辛い過去がある様で、救命行為と平行して描かれて行くのだろう。
相葉くんが適役なのかは、もう少し観てみないと分からないが、他の5人はいい配役をしたなという印象だ。
「シェアハウスの恋人」(NTV)脚本=水橋文美江、山岡真介 出演=水川あさみ、大泉洋、谷原章介 他
初回に関して言えば、どっちつかずの中途半端な感じで、集中して観続ける事が出来る様な要素が無かった。
紹介記事によると、三角関係のドタバタコメディーとの事なので、そちらに振れてくれるなら、少し面白くなるかもしれない。
物凄い低音域と仏頂面で演じている谷原さんが、ずっとあのままでコメディーに振る事が出来るのか、自分を宇宙人と言っている辰平(大泉)が本当は何者なのか、この辺が見所になるのかな?
しかし本当にドタバタに振れてくれないと、ずっと観て行くには厳しいと思う。
「いつか陽のあたる場所で」(NHK)脚本=高橋麻紀 出演=上戸彩、飯島直子、斎藤工、浅野温子 他
刑務所を出所した芭子と綾香の物語。原作物なので、二人の罪とかキャラは、原作者の作り出した物なのだと思うが、若くして7年の刑に服し、世間知らずで自信が持てず、引っ込み思案になっている芭子に対し、背負っている物は芭子より遥かに重いけど、努めて明るく前向きに生きようと見せている綾香との、対照的な取り合わせが上手い。
ストーリーや演出は極めてオーソドックスで、淡々と展開して行く。
これから更に、周囲の人々との関わり合いが増え、傷付いたり、ちょっとした幸せを感じたりして行くのだろう。
芭子の上戸彩、綾香の飯島直子、共に好演している。
- << 196 「いつか陽のあたる場所で」終了。 ドラマチックにはせずに、努めて淡々と作っていたという印象があり、それが心に染みて、回を重ねる毎に好きになるドラマだった。 上戸さん、飯島さん共に好演。 地味だけど説得力のある作品だった。 最高視聴率10.7% 最低視聴率7.4% 平均視聴率9.5%
「書店員ミチルの身の上話」(NHK・テレビマンユニオン)脚本=合津直枝 出演=戸田恵梨香、高良健吾、大森南朋、新井浩文 他
これは面白い。
こちらも原作物なので、原作者が作ったキャラなのかもしれないが、主人公ミチルの、かなりぶっ飛んだ思考から来る行動が、目が離せなくて引き付ける。
ミチルの地元の人達の閑かな感じと、そこからも浮いているし、東京に来ても浮いている感じがするミチルとのやり取りも面白い。
2話目までは、ミチルの突拍子も無い行動を楽しめたが、この先はどうもミステリーになるらしい。
謎めいた竹井が、ミチルにどう絡むのか、「夫」としてドラマの語りをしている大森さんは、いつ姿を現わすのか、楽しみにしている。
主役の戸田さんはキャラがピッタリで、とても魅力的だ。
- << 197 「書店員ミチルの身の上話」終了。 当初の印象通り、とても面白いドラマだった。 原作の力なのかは分からないが、人物像、ストーリー展開、どれを取っても練り込まれていて、最後までドキドキしながら観るのが楽しみだった。 特に竹井の存在と、あの喋り方がゾワゾワするポイントだった。 まさかの落ちも、上手かったなあ。 最高視聴率7.4% 最低視聴率4.9% 平均視聴率6.1%
「あぽやん走る国際空港」(TBS・オフィスC)脚本=関えり香、泉澤洋子 出演=伊藤淳史、桐谷美玲 他
これはちょっと見るべき物が無いドラマだな。
全てが強調し過ぎの劇画調で観ていて疲れた。
初回のみでギブアップだ。
「おトメさん」(EX・MMJ)脚本=井上由美子 出演=黒木瞳、相武紗季、石田純一 他
井上さん久々の傑作になるかも?
嫁姑の話を、家庭内サスペンスコメディーにしている所がミソで、腹の探り合いも、こういう処理をすると刺々しさが影に隠れて、笑いが前面に出て来る。
姑は従来のコメディーの姑像とそんなには変わらないのだが、嫁をミステリアスな存在にする事で、こういう雰囲気のドラマに出来るのかと、ちょっと新鮮だった。
キーマンの嫁役、相武紗季がいい味を出している。
「夜行観覧車」(TBS・ドリマックス)脚本=奥寺佐渡子、清水友佳子 出演=鈴木京香、石田ゆり子、宮迫博之、高橋克典 他
冒頭のカットに、少し分かりにくい部分があったが、それ以外はまずまずの出来、滑り出しだったと思う。
過去と現在を行ったり来たりして進行するスタイルの様だ。
ちょっと無理して買った、念願のマイホームに引っ越して来た時は、あんなに無邪気で子供っぽかった遠藤家の娘(彩花)が、家庭内暴力を振るうまでに変わってしまったのは、受験の失敗だけが原因なのだろうか?(落差の演じ分けが上手かった)
高橋家、小島家にも、何か秘密が有りそうな感じだし、複雑な展開になりそうだな。
「泣くな、はらちゃん」(NTV)脚本=岡田恵和 出演=長瀬智也、麻生久美子、丸山隆平、忽那汐里 他
漫画の主人公が現実世界に飛び出して作者に恋をする…という前宣伝を読んで、一体どういう仕掛けのドラマにしているのかと思っていたら、意外とシンプルで、作者(蒲鉾工場のパート)が漫画を書いているノートを閉じると、登場人物達(居酒屋限定5人だけ)が動き出し、ノートを開くと漫画の人物に戻る、という仕掛けだった。
5人の世界だけしか知らないはらちゃんが、神様を探しに現実世界に飛び込んで来るのだが、何も知らないから、普通の事に一々感動し涙を流す。
この辺りの描写が、可笑しさと哀切が入り混じっていて、このドラマの核になりそうな感じだ。
冒頭、作者の越前さんが自宅を出て、自転車で蒲鉾工場に着くまでの何気ないシーンが有ったのだが、何故かこのシーンを観た瞬間に、これはいいドラマになりそうと思った。
そして予感は当たった。
長瀬君が凄くいいし、麻生さんもいい味を出している。
「コドモ警視」(MBS)脚本=ますもとたくや 出演=マリウス葉、釈由美子、鈴木福 他
「コドモ警察」のスピンオフなのは分かっていたが、あの面白さの匂いが全くしない、つまらないドラマだった。
脚本、演出が別人。主演のマリウスが身長も顔立ちも大人びている。事件が学校内のチマチマした出来事。マリウスが大人びているので、釈由美子との関係にクスッとした笑いが起きない。
そして初回は福くんと勝地涼は出たけど、他のメンバーは出なかった。また、出たとしても学校の出来事じゃ、コドモ警察である面白さが消されてしまう。
という訳で、このドラマは全くの別物で、前作とはレベルが全然違う駄作と判断し、次からはもう観ない事にする。
2013冬ドラマ初回視聴率
(視聴済み13本・単位%)
①とんび 17.0
②ビブリア古書堂… 14.3
③ラストホープ 14.2
④おトメさん 13.6
⑤最高の離婚 13.5
⑥泣くなはらちゃん 12.9
⑦夜行観覧車 11.7
⑧シェアハウスの恋人 11.6
⑧信長のシェフ 11.6
⑩サキ 11.4
⑪あぽやん 9.7
⑫dinner 8.8
⑬カラマーゾフの兄弟 7.4
※数字は関東地区
※未視聴ドラマ、深夜ドラマ、シリーズ物は除く
※NHK「いつか陽のあたる場所で」は7.4→9.6→9.1
「書店員ミチルの身の上話」は5.2→6.5→5.2(%)
「サキ」4話まで来たが、やっぱり面白い。特に4話の追い詰め方は尋常じゃなかった。
やはりサキはサイコパス。そうじゃないと、説明がつかない気がする。
気になるのは3枚残っているステーキ肉。
まさか隼人までターゲットにしないよね。でもやりそうな気もするから、ホントに怖い。
「冬ドラマ途中経過」
◎ハマっているドラマは
*とんび
*サキ
*おトメさん
*夜行観覧車
*信長のシェフ
〇全部観ようと思っているドラマは
*泣くな、はらちゃん
*ラストホープ
*カラマーゾフの兄弟
Ο多分全部観るだろうなと思っているドラマは
*最高の離婚
*dinner
●微妙なドラマは
*ビブリア古書堂の…
*シェアハウスの…
▼脱落したドラマは
*あぽやん⇒感覚が全く合わない。
※民放のみ。シリーズ物を除く。
「2013冬ドラマのまとめ①」
1位「とんび」
圧倒的な説得力、魅力的な人物像、心情を丁寧に描く事に重点を置いたストーリー、どこを切り取っても穴の無い、素晴らしい作品だった。内野聖陽に天晴れ!
2位「泣くな、はらちゃん」
物凄く狭い世界の話なので、当初は話が1クール持つのかと心配したが、ストーリーはさほど重要ではなく、特殊な世界の人物に設定されている人達の純粋さと、それを、さして驚きもせず受け入れる人達の優しさが繰り広げるメルヘンこそが重要で、知らず知らずの内に気付くと泣いていた、心の奥に訴えかけて来る、そんな上質のドラマだった。
3位「サキ」
確かに穴もあるのだが、心理戦でターゲットを追い詰めて行く、あのドキドキ感がたまらなく面白かった。「美しい隣人」の時から仲間由紀恵ははまり役だったが、本作品では高嶋政伸も抜群の存在感を発揮し、果たした役割は大きかった。
「信長のシェフ」は荒唐無稽な話だが、脚本が分かりやすく、エンタメ性に特化した作り方に好感が持てた。及川光博の信長は、説得力があった。
「ラストホープ」は奥が深く、スタート時の印象とはだいぶ違うドラマだった。センター長も含めると、7人の時空間が行ったり来たりで入り乱れており、面白いのだが分かりにくい、そこが少々難点ではあった。
「おトメさん」こちらはスタート時のゾクゾクする軽快さに比べ、段々とウエット話に傾いて行ったのは残念ではあったが、視点が面白く楽しめた。
「最高の離婚」と「夜行観覧車」は、期待度が高かった分、がっかり度も強く残念に思う。
その他に全話視聴したのは、
「ビブリア古書堂の事件手帖」
「カラマーゾフの兄弟」
「dinner」で、全11本だった。
※民放のみ。シリーズ物、深夜ドラマは除く。
「2013冬ドラマのまとめ②」
初回を観たドラマの平均視聴率(%)
「ビブリア古書堂…」11.33
「ラストホープ」10.53
「サキ」9.55
「シェアハウスの恋人」9.39「あぽやん」8.74
「おトメさん」11.40
「最高の離婚」11.78
「夜行観覧車」11.55
「信長のシェフ」10.84
「泣くなはらちゃん」10.17
「カラマーゾフの兄弟」6.25「とんび」15.06
「dinner」9.54
※民放のみ。シリーズ物、深夜ドラマは除く。
「鴨、京都へ行く‐老舗旅館の女将日記‐」(CX・東映)脚本=森ハヤシ、酒井雅秋 他 出演=松下奈緒、椎名桔平、若林麻由美、かたせ梨乃 他
タイトルで説明している通りの内容で、初回はその序章。
元々京都の老舗旅館の娘で、東大→財務省キャリアとして今は東京在住なのだから、タイトルは~京都へ帰る~が妥当なのだが、色々な理由で大嫌いだった京都で、大嫌いだった家業の老舗旅館の女将になる主人公の心情、気負いを、~京都へ行く~で、表したかったのだろうと思う。
話が進めば、嫌いだったはずの全てが実は懐かしく好きだった、の方向へ流れて行きそうな気はするが…。
体も顔のパーツも全てが大きくて、着物とは対極に位置する様な存在の松下を、何故わざわざ主演に据えたのか、そこに明確な意図はあるのか、その点は興味がある。
脚本は悪くは無いので、暫らくは観てみたいと思う。
「幽かな彼女」(関テレ)脚本=古家和尚 出演=香取慎吾、杏、前田敦子、高島政宏、真矢みき 他
熱血漢が排除される傾向にあるとされる教育現場。
損得を考えれば、深入りしない方が得策と考える教師が増えても致し方ない。
ならば霊の力を借りるのはどうか?というのがこのドラマ。それではあんまりだと、正攻法で物事に対処する存在(副校長)も用意してある。
エピソードが分かりやすく、ヒントもたっぷり用意されているので、頭を使わずにさらっと観る事が出来、霊の存在が適度に笑わせてくれるので重くならず、寝る前に観るドラマとしては丁度いいかもしれない。
杏は自分でも発言していたが、妖怪の次は霊、どこまで行くのか?でも似合っているから笑ってしまう。
楽しい彼女の存在を、どこまで上手く生かせるかが鍵になると思う。
「ラスト♥シンデレラ」(CX)脚本=中谷まゆみ 出演=篠原涼子、三浦春馬、大塚寧々、飯島直子、藤木直人 他
全く期待はしないで観たのだが、結構面白かった。
出だしの、超リアルだけど真面目に演じると笑いに変わるシーンの演出が上手くて、おおっと思ったのだが、その先は作り込んだ笑いが多くて、おしゃれ感はしぼんでしまった。
まっ、オス化女子とアラフォー女子のリアルな会話と、すぐ男を襲う肉食女子のきわどさや、春馬くんのお尻も映しちゃうサービス精神が売りみたいなので、おしゃれ感は期待しない方がいいのかもしれない。
でもずっとこれが続くのだとしたら…ちょっとキツいかもしれないなあ。
「お天気お姉さん」(EX・MMJ)脚本=大石静 出演=武井咲、大倉忠義、佐々木希、佐々木蔵之介 他
気象学を根拠に事件の謎解きをする、風変わりなお天気お姉さんの話。(オリジナル作品)
気象学は全く分からないから、オタクの様な主人公がにこりともせずに、「○○だから○○なんです」と断定的に言えば、思わずハハーと頷いてしまう。
そこが狙い目なのかもしれない。
滑り出しはまずまずだったが、内容が単調なので、このままなら飽きるかもしれない。
武井の黒マントも、コスプレにしか見えないし。
「35歳の高校生」(NTV)脚本=山浦雄大 高橋悠也 出演=米倉涼子、溝端淳平、片瀬那奈、渡哲也 他
プロットを読んで期待はしていたのだが、あまりにも重過ぎて疲れてしまった。
主人公の設定は作り物感たっぷりなのに、クラスのイジメの描写はストレート。
主人公の解決策も正攻法なので、そこで面白さもカタルシスも味わえない。
どこかで変化球への軌道修正をしてくれないと、観る気がしなくなるかも。
余談だが、冒頭の米倉涼子の黒マント(の様な衣装)が、「お天気お姉さん」の武井の衣装とダブって見えて、苦笑した。
「間違われちゃった男」(CX)脚本=宅間孝行 出演=古田新太、中丸雄一、戸田菜穂、石田えり 他
原作は舞台劇。その作者が自ら脚色し演出もしている。だからなのか、カメラを役者の動きに合わせる様に動かした長回しを多用したり、個性的な登場人物達が切れ目なく喋り続けたりと、普通のコメディドラマの演出とは異なる雰囲気のドラマに仕上がっている。
その手法に慣れていないので、大笑いするという所までは行かなかったが、クスッと笑えるシーンは結構あった気がする。(古田のムームーと中丸のネグリジェ姿には笑った)
10年の空白で間違われちゃった男という設定なので、そう長くはもたない話だから、1日を1話として進めて行くらしい。
大人のメルヘンみたいになればいいなと思っている。
「空飛ぶ広報室」(TBS)脚本=野木亜紀子 出演=新垣結衣、綾野剛、水野美紀、要潤、柴田恭兵 他
原作はベストセラー小説との事。
多分その人物設定、構成がしっかりしているので、ドラマの仕上がりも面白いのだろう。
主人公の男女が、猪突猛進型の固い思考の持ち主なので、そのままだとドラマも固くなってしまうから、ちゃんと狂言回し兼、説明役として柴田恭兵を置いているのだが、この役に喋らせる台詞の作り方が実に上手くて、この人の存在が、このドラマの核になっていると言っても過言ではない。
一言で表すとバランスの取れたドラマ。
なのでとても観やすい。
先が楽しみなドラマになりそうだ。
「確証~警視庁捜査3課」
(TBS)脚本=森下直 出演=高橋克実、榮倉奈々、設楽統、泉谷しげる、中嶋朋子 他
今野敏原作。
警察物で新米刑事が組まされるベテラン刑事は、仕事は出来るが偏屈、頑固、上から目線で新米を突き放すと相場は決まっているのだが、このドラマのベテラン刑事萩尾は、人当たりが良く暴言も吐かず、新米を包み込む様な優しさを持っている様に感じられる。
だからとても観やすい。
演じる高橋克実が萩尾のキャラにピッタリで、説得力もある。
新米の武田のキャラも、熱血過ぎず鈍くもなくで、こちらも榮倉ちゃんがそつなく演じている。
1話完結では無いので、次も観たくなる作りになっている。
突出した何かがある訳ではないが、上手いなと思う。
「ガリレオ」(CX)脚本=福田靖 出演=福山雅治、吉高由里子、北村一輝、澤部佑、渡辺いっけい 他
ヒロインが柴咲コウから吉高由里子にバトンタッチし、キャラ付けも少し攻撃的な女性に変えているが、他の設定は前と同じ。
このドラマは湯川のキャラと、湯川が事件を科学で解明する過程が面白いので、そこさえしっかりしていれば面白くなるし、ゲストが魅力的な俳優ならなお良い。
そして初回は十分に面白く、ゲストも魅力的だった。
ネタ元が何なのか、視聴者が容易に想像出来る導入部で引っ張り込む辺り、あざといがやっぱり脚本が上手いなと思う。
「雲の階段」(NTV)脚本=寺田敏雄 出演=長谷川博己、稲森いずみ、木村文乃、萩原聖人、大友康平、内藤剛志 他
渡辺淳一原作。
医師免許を持たない者の医療行為。
原作が書かれた時代と今では、医療を巡る背景が大きく異なっている。(ドクターヘリの有無もそうだし、島の医師が代行医師を呼ばずに島外に出て行くという事も、今の時代では考えにくい)
なので、無資格医療というドラマの設定自体に凄く違和感がある。
ドラマの進行も暗く、一本調子の演出が続くので、若干飽きてしまう部分も有ったのだが、ラスト近くの、主人公が心を乱しながらも難しい手術に成功して、自信を持ってしまった様に見える部分の描写は説得力があり、かろうじて次回も観ようという気にさせてくれた。
「家族ゲーム」(CX・共同TV)脚本=武藤将吾 出演=櫻井翔、神木隆之介、忽那汐里、浦上晟周、板尾創路、鈴木保奈美 他
本間洋平原作。
全く期待していなかったのだが面白かった。
脚本の、突き詰めて行く所と力を抜く所のバランスが絶妙だったし、臨場感を出した演出も良かった。
櫻井君にとっては、表現の難しい役だったと思うが、上手く消化して演じていた。
主人公はこれから家族一人一人を壊し、再生させるのだろうか?
彼の過去の壮絶な叫び、あれは何なのだろう?
観ていて物凄く興味が湧いて来た。
いい意味で予想を裏切ってくれた快作!
「潜入探偵トカゲ」(TBS)脚本=橋本裕志 出演=松田翔太、松岡昌宏、連佛美沙子、ミムラ、伊東四朗 他
トカゲの設定には魅力があるし、松田翔太のキャラも合っている。
ストーリーも面白かったのだが、ラストの「大臣もドナーになれた」というオチには、その理由も含めてドン引きした。
日本の政治家は、そこまで貶められる存在なのか。
それまで軽快に築き上げていた脚本が、あれで音を立てて崩れてしまった様な気がする。
とはいえ、素材としては面白いので、次の脚本に期待する事にしよう。
「ダブルス~二人の刑事」(EX・MMJ)脚本=尾崎将也 出演=伊藤英明、坂口憲二、夏菜、内田有紀、室井滋、杉本哲太 他
取り立ててどうのこうのと言う程の事は無い、普通の刑事ドラマ。
ちょっと軽くて熱血タイプと、クールを気取った慎重派の組み合わせというのも、王道だし。
でも脚本はそれなりに書かれていて破綻も無いし、肩の凝らないドラマには仕上がっているから、暫らくは観て行こうかなと思っている。
「TAKE FIVE~俺たちは愛を盗めるか~」(TBS)脚本=櫻井武晴 他 出演=唐沢寿明、松雪泰子、松坂桃李、六角精児、倍賞美津子、稲垣吾郎 他
お洒落な部分とウェットな部分が絡み合った怪盗物。
パスワードや声紋、掌紋の盗み方や、逃走の仕方には、ハラハラドキドキの他にユーモアもたっぷりで、この辺はとてもお洒落だ。
主人公が盗みを止めていた理由とか、怨念で時間が止まったままの刑事の設定とかは、日本的なウェットさを感じる。
初回でかなりの手口を披露してしまったが、ワンクール、この水準で維持出来るのだろうか。
人物像としては、倍賞さんと吾郎ちゃんの役が謎のままなので、どういう設定なのか早く知りたい。
六角さんのとぼけた演技がツボにハマって笑ってしまった。
先が楽しみ。
「刑事110キロ」(EX・東映)脚本=石原武龍 他 出演=石塚英彦、中村俊介、星野真里、井上和香、竹下景子、高畑淳子 他
石ちゃんのキャラで相殺される部分も大きいけど、ちょっとヌルいかな。
石ちゃん演じる刑事の上司の高畑淳子の台詞「あなたデブを利用してるわね」、これは台詞で指摘しちゃダメでしょう。
観てる方は、そういう事も含めて、この人物の中身を値踏みしているのだから。
コロンボ程は切れないけど、細かい事を見逃さない、聞き込みの上手そうなデブ刑事の奮闘記、みたいな感じかな?
2013春ドラマ初回視聴率
(視聴済み15本・単位%)
①ガリレオ 22.6
②ダブルス 15.8
③35歳の高校生 14.7
④刑事110キロ 14.1
⑤空飛ぶ広報室 14.0
⑥ラスト・シンデレラ 13.3
⑦TAKE FIVE 12.3
⑧家族ゲーム 12.0
⑧お天気お姉さん 11.9
⑩幽かな彼女 11.8
⑪鴨、京都へ行く 11.1
⑫確証 10.9
⑬潜入探偵トカゲ 9.9
⑭雲の階段 9.2
⑮間違われちゃった男 8.8
※数字は関東地区
※未視聴ドラマ、深夜ドラマは除く
※NHK「第二楽章」は4.4→5.3
「春ドラマ途中経過」
◎ハマっているドラマは
*家族ゲーム
*TAKE FIVE
*空飛ぶ広報室
〇全部観ようと思っているドラマは
*ガリレオ
*確証
*幽かな彼女
△多分全部観るだろうなと思っているドラマは
*ラスト・シンレデラ
*雲の階段
*潜入探偵トカゲ
*お天気お姉さん
*刑事110キロ
●微妙なドラマは
*鴨、京都へ行く
*35歳の高校生
*間違われちゃった男
*ダブルス
▼脱落したドラマは
※今のところ無し。
※民放のみ。深夜ドラマは除く。
「イニョン王妃の男」(2012・韓国tvN)脚本=ソン・ジェジョン 出演=チ・ヒョヌ、ユ・インナ他
朝鮮王朝時代から、弘文館の校理ブンドが現代にタイムスリップして来て、歴史ドラマでイニョン王妃を演じている新人女優ヒジンと恋に落ちる、という物語。
派手さは無い、どちらかというと、終始落ち着いた雰囲気を漂わせている小品で、それを支えているのは、主役二人の性格設定の上手さだと思う。
特に、純粋で程々に甘えん坊で、ふんわりとした雰囲気の持ち主ヒジンの設定が、この作品の成功の肝だった様に思う。
王や身分制度が絶対だった時代も、きっちりと描いていたし、現代とのバランスも良かった。
韓ドラ特有の、ワケの分からない嫌な奴とかも出て来ないし、ハラハラする展開はあったけど、終始穏やかに感情移入出来たドラマだった。
ハッピーエンドだったヒジンに比べ、王朝時代の身分制度の中で、結果的にブンドの犠牲になってしまったユンウォルのストーリーは切なかったし、物語に厚みと深みを与えていた様に思う。
久し振りに穴の無い韓ドラに出会えた気がする。
「2013春ドラマのまとめ①」
1位「家族ゲーム」
圧倒的な訴求力を持った作品だった。
テーマが重いだけに、脚本・演出が正直過ぎると観続けるのが苦しくなったのではないかと思うが、沼田家の夫婦の性格設定を緩くし、板尾創路と鈴木保奈美が絶妙の演技をする事で、硬軟のバランスを上手く取っていたと思う。
櫻井翔も好演していた。
ドラマの新枠で、きちんとした主張を持った作品が平均視聴率13.0%を取ったのだから、完成度が高かった証拠と言えるのではないかな。
2位「空飛ぶ広報室」
自衛隊とテレビ局という、普通の会社員からは少し外れた世界、想像でしか分からない世界で働く人達を描いている点がみそ。
仕事メインで、恋バナが控えめな所も好感が持てた。
登場人物の隅々まで、きちんとキャラ立てしてあったので、観ている時間はドラマの世界にどっぷり浸かれる、そんな気持ちのいいドラマだった。
3位「TAKE FIVE」
回を重ねる毎にお洒落感が失われて行ったのは残念だったが、トータルで観ると、そこに落としたかったのかという事がよく分かり、まあ納得かな?
ただストーリー展開のバランス配分の悪さは否めなかった。それが残念。
キャスティングは良かった。
「幽かな彼女」は、回を重ねる毎に良くなって、当初の予想より遥かにいいドラマに仕上がって行った。
ネックは主演の香取君の演技力。違う演者で観てみたかった。
「確証」は主役のハギさん(高橋克実)の性格設定と演技が全ての様な作品だったが、上手く作られていた。シリーズ化するかも?
「間違われちゃった男」は、中弛みがあって残念だったが、ラスト前にどんでん返しがあって、そこからまた面白くなった。
やはり舞台劇をドラマ化するには、話数が長過ぎたのではないか。
「潜入探偵トカゲ」は、トカゲの人物像、能力などは面白かったが、ストーリー部分の脚本に所々納得の行かない強引さが有ったので、全体としての評価は下がってしまった。
夏ドラマは、初回を観たドラマは全部最後まで観続け、脱落したドラマは無かった。これはダメだというのが一本も無かったという事は、喜ばしい限りだ!
※民放のみ。深夜ドラマ、長期シリーズ物は除く。
- << 221 【訂正】 >夏ドラマは、初回を観たドラマは全部最後まで観続け、脱落したドラマは無かった。 の部分、春ドラマは、……に訂正。
「2013春ドラマのまとめ②」
全話観たドラマの平均視聴率(%)
「ガリレオ」19.8
「ラストシンデレラ」15.2
「35歳の高校生」13.1
「家族ゲーム」13.0
「空飛ぶ広報室」12.5
「刑事110キロ」12.1
「ダブルス」11.8
「幽かな彼女」11.5
「TAKE FIVE」10.1
「確証」9.9
「潜入探偵トカゲ」9.9
「お天気お姉さん」9.8
「鴨、京都へ行く」9.8
「雲の階段」9.3
「間違われちゃった男」6.1
※民放のみ。長期シリーズ物、深夜ドラマは除く。
※視聴率は関東地区。単純平均(小数第二位を四捨五入)
「2013夏ドラマ期待作」
📺シングルマザー物の脚本家対決
(火)22時CX系「スターマン」脚本=岡田惠和 主演=広末涼子 ※演出も堤幸彦と豪華。メルヘンタッチにするのか、コメデイータッチにするのか?
(水)22時NTV系「Woman」
脚本=坂元裕二 主演=満島ひかり ※「Mother」のスタッフが作るので、問題提起型ドラマになるのか?
📺濃いキャラ対決
(木)21時EX系「DOCTORS」
脚本=福田靖 主演=沢村一樹 ※高嶋政伸と野際陽子の「活躍」が見逃せない!
(日)21時TBS系「半沢直樹」脚本=八津弘幸 主演=堺雅人 ※他にも芸達者な役者が多くキャスティングされているので、上手く捌いてくれないと、お腹いっぱいになりそう^ロ^;
📺おまけ
(月)20時TBS系「名もなき毒」脚本=神山由美子 主演=小泉孝太郎 ※原作宮部みゆきにそそられます
(金)22時TBS系「なるようになるさ」脚本=橋田寿賀子 主演=舘ひろし、浅野温子※もしかしたら…面白いかも?
💡さあ、期待作が「痛い作」になってしまうのか、期待薄から思わぬ「快作」が飛び出すのか…楽しみです😄
「Woman」(NTV)脚本=坂元裕二 出演=満島ひかり、田中裕子、小栗旬、谷村美月、小林薫、他
「Mother」のスタッフが作っているというだけで、大体想像はついたのだが、想像通りの心の深部に訴えかけて来るドラマだった。
主人公が置かれた設定がこうなら、そうなるだろうという通りの展開なのだが、脚本と演出、演者のレベルが高い所で合致していると、こんなにも滑らかに心の深部に入り込んで来るのだなという事を改めて感じた。
主人公は何かの病気なのかなとか、主人公と母親の別離の本当の事情は何だったのかとか、主人公の異父妹の存在とか、これからの展開も気になる事が多くて目が離せない。
最初に望海役として出て来た子役が、演技は超自然で上手いんだけど、まだ口が良く回っていなくて、セリフの内容が聞き取れなくて参った。それも織り込み済みのリアル演出で、納得はしているけど。
初回視聴率13.9%は、やはり「Mother」の実績に対する期待の現れなのかもしれない。
「警部補 矢部謙三2」(EX・東宝)脚本=福田卓郎 出演=生瀬勝久、池田鉄洋、畠山彩奈、大和田伸也 他
「TRICK」スピンオフドラマ。
「TRICK」自体をきちんと観た事が無く、生瀬さんだから、苦手な不条理ドタバタ系なのかなと思いながら観たのだが、その通りのドラマだった。
子供が推理して矢部の手柄になる、という緩衝材が有ったのでまだ良かったが、大人だけのドラマだったら、もっとキツかっただろうなと思う。
出来不出来というより、生理的にこの手のドラマは合わないので、次からは観ない。
「半沢直樹」(TBS)脚本=八津弘幸 出演=堺雅人、上戸彩、及川光博、片岡愛之助、香川照之 他
池井戸潤の小説原作。
銀行員の話だが、亡父の教えがあるので人との縁を大事にし、ただの上司追従型ではなく、「やられたら倍返し」を実践して行くらしい型破り派で、それが中々出来ない者が観ると、多分スカッとするドラマになるのではないかと思われる。
しかし、ああいう絶対服従の縦型社会の弊害で、我々の社会はどれだけのお金をドブに捨てて来たのだろうか?
初回から考えさせられてしまったが、ドラマ自体はエンタメ性優先で、山根基世(元NHKアナ)さんの心地よい語りも付いているので、分かりやすく仕上がっている。
堺さんは本当に上手いし、倍返しのカタルシスと共に、芸達者な共演陣との演技対決も楽しみだ。
「名もなき毒」(TBS)脚本=神山由美子 出演=小泉孝太郎、深田恭子、国仲涼子、室井滋、平幹二郎 他
宮部みゆき原作のミステリー。
淡々と描いているのだけど、行間が伝わって来る様な脚本と演出だったので、1時間、見入ってしまった。
なるほど、こういう内容のドラマなら、存在が自己主張せず、誠実さが自然に伝わって来る小泉孝太郎を主演に据えたのも、納得が行く。
謹厳実直と思われていた父親に何があったのか?
あの姉妹の関係は?
謎解きが楽しみだ。
※クールの後半は、真矢みきがヒロインの話に変わる様だ。
「SUMMER NUDE」(CX)脚本=金子茂樹 出演=山下智久、香里奈、戸田恵梨香、板谷由香、高橋克典 他
こんなものだろうと想像していた通りの内容だった。こういう青春群像劇は、端の登場人物までしっかりと性格付けして、演者もきっちり演じていてくれると、そこそこ観られるドラマにはなるのだが、初回を観た感じでは、どうもそこまでの繊細さは感じられないし、これで面白くなるのかも疑問だ。
「救命病棟24時」(CX)脚本=飯野洋子、ひかわかよ 他 出演=松嶋菜々子、佐々木蔵之介、風間俊介、安寿ミラ、時任三郎 他
第5シリーズ。
今回、江口洋介が抜けたが、そういう事とは関係なく、もう終わりに近付いているのを実感した。
エピソードも既視感たっぷりで、感動の触角に中々触れて来ないし、人物設定はどんどん作り物臭が強くなり、感情移入し辛くなっている。
このドラマもERと同じ道を辿るのだろうか、何故か観ていてその思いが強くなった。
このシリーズのピークは、大地震を扱った第3シリーズだったと思う。
「スターマン・この星の恋」(関テレ・ホリプロ)脚本=岡田惠和 出演=広末涼子、福士蒼汰、小池栄子、吉行和子、國村隼 他
初回は、星男と名付けた記憶喪失男の謎ばかりが残って、どういう方向性に進むのかも見えて来ないのだが、広末演じる佐和子のバイタリティーと、吉行さん演じる佐和子の祖母の、全てを包み込む様な大らかさを観ていると、ちょっとズレたメルヘンみたいな感じになるのかなあという気はする。
星男がスマホを駅前のゴミ箱に捨てたのには、どんな意味があるのだろうか。
(まさかわざと記憶喪失を装っている?)
次に興味を繋ぐ出来にはなっているので、どんな展開になるのか観て行きたい。
※シリアス物では無いのであまり野暮な事は言いたくは無いが、スーパーの惣菜部に勤務していて、あのマニキュアは有り得ないし、マスクをしない作業場というのも有り得ない。
マスクに関しては、セリフの聞こえ優先でという理由は分かるのだが、それなら勤務部門を惣菜部にしなければいい。
こういう雑さは、どうしても気になってしまう。
「ショムニ2013」(CX・共同TV)脚本=丑尾健太郎他 出演=江角マキコ、ベッキー、本田翼、安藤サクラ、森カンナ、堀内啓子、三浦翔平 他
ラスト16分の様な、ブレない千夏の「落とし」 があるから、そこまではハチャメチャでも良しとするドラマなのかもしれないが、ドタバタが苦手な私にとってはバランスが悪過ぎて、とても全編楽しめる内容では無かった。
あとメンバーだけど、堀内さんと安藤さんはいいとして、他の3人は演技も未熟だし、キャラ的にも弱過ぎなのではないかな?
初回は前メンバーの存在感でカバーしてたけど、2話からは地味になりそうな気がする。
もう少し観てみるけど、途中で降りるかもしれない。
「DOCTORS 2 最強の名医」(EX)脚本=福田靖 出演=沢村一樹、高嶋政伸、比嘉愛未、滝沢沙織、伊藤蘭、野際陽子 他
オリジナル作品、続編。
1の時は、出だしはまだ全てが固まっていない状態で始まったのではないかとさえ思える位だったのが、段々内容が固まっていき、面白くなったという感じだったが、2は下地があって始まったので、安心して観られるし、安定している。
医療に関するヒューマニティはきちんと持っていて、なおかつ病院の経営や方向性に関しては中々の策略家という、主人公相良のキャラ設定が面白い。
結果的には医療に関しては勧善懲悪という図式が成り立ち、観ていてスカッとする寸法だ。
福田靖を欠く「救命病棟24時」は、前シリーズから内容的に彷徨い始め、福田靖が書き下ろすこちらは内容も数字(視聴率19.6%)も快調な滑り出しという皮肉な結果となっている。
「Oh My Dad!!」(CX)脚本=安達奈緒子 出演=織田裕二、田中奏生、長谷川京子、八嶋智人、鈴木杏樹 他
オリジナル作品。
正直あまり期待はしていなかったし、出だしも~まあこんなものか~と思いながら観ていたのだが、妻が出て行き、あまりに「生活」を知らな過ぎる主人公がクローズアップされるに連れ、そのダメっぷりとリアルな描き方が癖になり、気が付けばドラマに集中していた。
主人公が今まできちんとはして来なかった「生活」をする事で、どんな風に変化して行くのか、脚本がリアルな感覚をずっと維持しながらも、エンタメとしても成立する力量を見せられるのか、中々興味深い。
それにしても鈴木杏樹は演技が下手だな。びっくりした。
「なるようになるさ」(TBS)脚本=橋田寿賀子 出演=舘ひろし、浅野温子、志田未来、安田章大、紺野まひる、泉ピン子 他
オリジナル作品。
主人公夫婦の性格が、ある種浮世離れしていて、家族物としてリアリティーに欠けるのではないかとも思うのだが、問題有りの他人の子を預かり、仕事と、人との繋がりを実感させる事で再生させて行くのであろう内容を予想した場合、あの夫婦に一番必要なのは、ホワッとした包容力だと思うので、まあ仕方ないのかなという気もしている。
ただ一点、浅野温子の台詞回しだけ何故か作り物っぽくて、鼻につく。
主演で、台詞量も膨大なので、これが毎回…と思うと少し戸惑ってしまう。
「斉藤さん2」(NTV)脚本=土田英生 出演=観月ありさ、桐谷美玲、田辺誠一、瀬戸康史、南果歩 他
漫画原作の第2シリーズ。
1は初回だけ観て、もういいやと次からは観なかったのだが、今回は何とか次回も観てみようとは思っているが…。
ちょっと注意したら逆ギレされたり、殴られたり刺されたりする時代にあって、リアルではなかなか他人に注意は出来ない。
出る杭は打たれるので、なるべく右へ倣えしておいた方が無難。
でも心の中ではその事に抵抗がある。
だから、言うべき事は言い、無駄に群れない斉藤さんの言動に、我が意を得たりと頷き、スカッとする人もいるのだろう。
このドラマは、斉藤さんをスーパーマンにしない点に意味を持たせようとしている様に感じるが、それだとどうもピンと来ないし、面白いと感じられない原因もそこにある様な気がしてならない。
こういうスタイルの方が共感する人もいるのだろうが、私には何か中途半端に映ってしまう。
隣り合わせにあるリアルが常に、頭を掠めるからなのかもしれないが、実際それじゃ無理でしょと思ってしまい、なかなかドラマの内容に集中出来ない。
「町医者ジャンボ!!」(YTV)脚本=深沢正樹 出演=眞木大輔、忽那汐里、吉田羊、笛木優子、尾美としのり 他
漫画原作の深夜ドラマ。
一見傲慢だが腕は確かな偏屈な医者と、亡くなった町医者の娘で、純粋な新米看護師が主人公の、設定としては有りがちな医療ドラマだ。
ポイントは、患者のちょっとした事を見逃さない偏屈医者の卓越した能力みたいだが、これも過去の医療ドラマで出尽くしているしね。
差別化は中々難しいと思う。
純粋娘役の忽那と、有能看護師役の吉田はキャラも合っているし、いいと思うが、偏屈医者役の眞木の演技が素人並みで(素人でももっと上手い人は居る!)、観ていて情けなくなって来る。
事務所の力が大きいからって、この配役は無いわ。
他のメンバーでも、そこそこ演じられる人は居るのだから、わざわざこんな下手な人を起用しなくてもいいだろうに。
中身はそれなりにきちんと作られているだけに、本当に残念だ。
初回視聴率=4.6%
「仮面ティーチャー」(NTV)脚本=山岡潤平 出演=藤ケ谷太輔、大政絢、菊池風磨、ジェシー、六平直政 他
漫画原作の深夜ドラマ。
近未来、体罰を禁じられた教師に代わり、政府が派遣する、暴力や恐怖で抑えつける事が許された仮面ティーチャーの話。
なのだが、主人公の荒木は、結果的に生徒を死に追いやった過去の苦い経験から、暴力を封印し「対話と知恵」で、荒れた生徒達に対峙して行く。
仮面ティーチャーに変身する所やM4の存在とかは、いかにも漫画だし、初回に関しては雑多な印象は拭えなかったが、作り方によっては面白くなる要素は持っていると思う。
初回視聴率=2.9%
「リミット」(TX・ドリマックス)脚本=清水友佳子 山岡潤平 他 出演=桜庭みなみ、土屋太鳳、鈴木勝大、山下リオ、窪田正孝 他
漫画原作の深夜ドラマ。
これは面白かった。40分枠だが凄く短く感じられた。
観光バス事故で生き残った高校生達の、サバイバルドラマなのだが、それ以前の、虐めを含めた人間関係の上下の様なものが、事故をきっかけにガラッと変わるらしい。
女子生徒の頂点だった子が、初回であっけなく死んでしまった所がミソなのかもしれない。
そこそこ演技力のある子を揃えているし、脚本、演出とのバランスもいいから、これは期待出来そうだ。
- << 243 「リミット」② この日本で何故バス事故の発見(露見)が遅れているのかが不思議だったのだが、「それぞれの保身」という理由付けがあり、描き方も(多少誇張はしているが)一応理にかなっている。 5人だけかと思われた生存者がまだ他にもいる様で、もし合流した場合、パワーバランスがどうなるのか興味深い。 バス事故はいつどんな形で露見するのかも含め、興味が尽きない面白いドラマだ。 桜庭ななみも、これまでに無い腹を括った演技を見せているし、彼女のターニングポイントとなる作品かもしれない。
「天魔さんがゆく」(TBS)脚本=福田雄一 出演=堂本剛、川口春奈、皆川猿時、芹那、佐藤二朗 他
福田雄一オリジナルの深夜ドラマ。
幽霊が怖くて退治出来ないので、対話で説得して成仏させるゴーストバスターの話らしい。
連続物なのでまだ幽霊と対峙していないから、実際どういう展開になるのかは分からない。
ドラマの途中に、主人公(堂本剛)が死んだ父親(佐藤二朗)と対話するシーンがあるのだが、これが殆どアドリブで笑える。(おそらく福田から、こんな話をして下さいと言われているだけなのだと思う)
あと川口春奈が、かなり体を張った演技(顔芸の様なアップとか、恥ずかしさをかなぐり捨てた演技)をしていてこれも見所だ。
ドラマ部分が面白いと、あの父子の対話も生きて来るので、ストーリーの方もきちんと作って行って欲しい。
初回視聴率=2.3%
「ぴんとこな」(TBS)脚本=高橋麻紀 出演=玉森裕太、中山優馬、川島海荷、江波杏子、岸谷五朗 他
漫画原作のドラマ。
ジャニーズの若手で固めている事と、初回2時間スタートなので、視聴率は取れないだろうなと思っていたが、民放の夏ドラマ(開始時間が20時~23時までのドラマ)の中で、一桁スタートはこれだけという、予想通りの結果となった。
ミスマッチとも思える歌舞伎とジャニーズの取り合わせで、松竹もジャニーズも相乗効果を狙ったのだと思うが、玉森くんと中山くんでは世間一般には知名度が低いし、相手役も微妙な海荷ちゃんなので、ここから巻き返すのは至難のワザだろう。
ドラマの内容も推して知るべし。
最後まで見続けるのはキツいかな?
※中山くんは印象的な目をしているので、それを生かせる演技力が身に付けば、役者として面白いかもしれない。
2013夏ドラマ初回視聴率
(視聴済み13本・単位%)
①DOCTORS 19.6
②半沢直樹 19.4
③ショムニ 18.3
④救命病棟24時 17.7
⑤SUMMER NUDE 17.4
⑥なるようになるさ 16.9
⑦斉藤さん2 15.5
⑧Woman 13.9
⑨Oh,My Dad 13.3
⑩名もなき毒 13.1
⑪スターマン 10.5
⑫警部補 矢部謙三 8.8
⑬ぴんとこな 8.7
※数字は関東地区
※未視聴ドラマ、深夜ドラマは除く
※NHK「激流」は8.6→9.5→5.6→7.6
「夏ドラマ途中経過」
◎ハマっているドラマは
*Woman
*半沢直樹
〇全部観ようと思っているドラマは
*名もなき毒
*DOCTORS 2
Ο多分全部観るだろうなと思っているドラマは
*救命病棟24時
*Oh,My Dad
*スターマン
*ぴんとこな
●微妙なドラマは
*ショムニ
*斉藤さん2
*SUMMER NUDE
*ぴんとこな
▼脱落したドラマは
*警部補矢部謙三⇒感覚が合わない。
※民放のみ。深夜ドラマを除く。
- << 242 【訂正】 *ぴんとこな を二重に書いてしまったが Ο多分全部観るだろうなと思っているドラマは *ぴんとこな ↑ × ●微妙なドラマは *ぴんとこな ↑ ○ に訂正。
- << 244 「夏ドラマ途中経過」② ◎ハマっているドラマは *Woman *半沢直樹 〇全部観ようと思っているドラマは *名もなき毒 *DOCTORS 2 Ο多分全部観るだろうなと思っているドラマは *救命病棟24時 *Oh,My Dad *スターマン *なるようになるさ ●微妙なドラマは *ぴんとこな ▼脱落したドラマは *警部補矢部謙三⇒感覚が合わない。 *ショムニ⇒ラストの爽快感に辿り着く迄が退屈。 *斎藤さん2⇒題材はいいが描き方が下手。 *SUMMER NUDE⇒工夫が無くてまどろっこしいのを観続けるだけの、堪え性が無くなった。 ※民放のみ。深夜ドラマを除く。
>> 240
「Woman」②
電車内で小春の夫に痴漢をされたと訴えて、その後居なくなった女子高生とは多分、小春の異父妹の栞の事なのだと思っているが、偶然なのか、ちょっとした嫌がらせのつもりだったのか?
第3話で明かされた、小春の亡父による実母紗千に対する暴力(DV)の件。
小春は父のDVは知らず(子供が気付かない家庭内夫婦間暴力というのも、ちょっと考えにくいが)、父を慕っており、実母はどういう経緯でか、身一つで家を出た。
これで、事情を知らない小春が実母を憎むのは分かるのだが、実母が小春に冷たく接する意味が分からない。今の家庭が大事だから…、では相応の理由とは言い難いだろう。
謎もあり、小春の病気の事もあり、この先の展開からも目が離せない。
13.9%→11.3→11.4で推移。内容的に、このまま11%台で定着かなという気はする。
- << 252 「Woman」③ 栞が痴漢騒ぎを起こした本当の理由が、自分の最後の居場所(家庭、特に母親)まで失いそうだったから、というのはちょっとショックだったが、この先、栞は小春のドナーにという展開に繋げるのだろうか。 しかし、その前に小春が事実を知ってしまったら…。 しっかりとは作られているが暗めなので、視聴率11%台をキープ出来れば御の字かなと思っていたのだが、その後13.9→12.6→14.7と盛り返して来た。 リアルタッチな展開、子役も含めた演者の好演が、口コミで広がった結果なのだろうか? 切ないけど展開が気になる、早く次が観たくなる良質なドラマだ。
>> 236
「リミット」(TX・ドリマックス)脚本=清水友佳子 山岡潤平 他 出演=桜庭みなみ、土屋太鳳、鈴木勝大、山下リオ、窪田正孝 他
漫画…
「リミット」②
この日本で何故バス事故の発見(露見)が遅れているのかが不思議だったのだが、「それぞれの保身」という理由付けがあり、描き方も(多少誇張はしているが)一応理にかなっている。
5人だけかと思われた生存者がまだ他にもいる様で、もし合流した場合、パワーバランスがどうなるのか興味深い。
バス事故はいつどんな形で露見するのかも含め、興味が尽きない面白いドラマだ。
桜庭ななみも、これまでに無い腹を括った演技を見せているし、彼女のターニングポイントとなる作品かもしれない。
- << 246 【訂正】 桜庭ななみ× 桜庭みなみ○
- << 258 「リミット」③ 面白かった! 深夜放送枠なので、「まとめ①」からは除外したが、面白さ、出来具合で言うと、「名もなき毒」と同等位の評価になると思う。 導入部は山下リオの演技と存在感が光っていたが、途中から主役の桜庭ななみが、吹っ切れた様な、今野に成り切った演技を見せ始め、ラストでは、それまであまり見せ場が無かった土屋太鳳が、その演技力を存分に発揮するという具合で、群像劇としてのバランスも良かったと思う。(日向役の鈴木君が、もっと演技力のある子だったら、なお良かったのだが) 教師の五十嵐はドラマ独自の設定との事だが、彼の存在が効いていたし、窪田正孝のキャスティングも良かった。 TXには夜22時台のドラマ枠が無いので仕方がないけど、他の民放だったらゴールデン22時台に出しても十分行ける内容だったと思う。
>> 240
「夏ドラマ途中経過」
◎ハマっているドラマは
*Woman
*半沢直樹
〇全部観ようと思っているドラマは
*名もなき毒
…
「夏ドラマ途中経過」②
◎ハマっているドラマは
*Woman
*半沢直樹
〇全部観ようと思っているドラマは
*名もなき毒
*DOCTORS 2
Ο多分全部観るだろうなと思っているドラマは
*救命病棟24時
*Oh,My Dad
*スターマン
*なるようになるさ
●微妙なドラマは
*ぴんとこな
▼脱落したドラマは
*警部補矢部謙三⇒感覚が合わない。
*ショムニ⇒ラストの爽快感に辿り着く迄が退屈。
*斎藤さん2⇒題材はいいが描き方が下手。
*SUMMER NUDE⇒工夫が無くてまどろっこしいのを観続けるだけの、堪え性が無くなった。
※民放のみ。深夜ドラマを除く。
>> 244
「Oh,My Dad」
今のところ、主人公の浮き世離れしたダメッぷりを徹底して描いているので、これで挫折して「観るのやめた!」っていう人もいるかもしれない。
もうそろそろ何らかの「浮上の兆し」を見せてくれないとね。
「スターマン」
こちらもちょっと危なかったが、星男の元カノの出現で覇気を取り戻した感じ。木南が快演(怪演か?)。ホリプロだからのブッキングだろうが、こういうブッキングなら歓迎。(堤幸彦監督は、以前「家族八景」で木南を使っているので、そちらの縁っていう方が大きいのかな?)
「なるようになるさ」
渡鬼でリアルテイストを出し尽くした橋田さんは、このドラマで一種のメルヘンを描きたいのかな?
にしても、浅野温子の暑苦しい一人浮きの演技を何とかして欲しい。
橋田さんと演出家が、それを良しとしている意図が分からない。
「ぴんとこな」
「SUMMER NUDE」を捨てて、こっちを生かした理由…格好付けずに分かりやすいから。でも今の調子がずっと続くならキツいかも。
変化球は欲しい。
コメントして大丈夫かしら?
最初から読ませていただいてます
一つ一つ とても丁寧に分析して ドラマの好き嫌いはあるものの 好感が持てます
ちなみに私は 韓流ドラマも好きなのですが 最近少ないので 時々お願いしますo(^-^)o
これからも楽しみにしてますね。
>> 247
レスをありがとうございます。
韓ドラについては、最近あまり観ていないという事と、一部は別スレ
http://mikle.jp/thread/1770877/
に書いている事もあり、こちらへの書き込みは減ってしまっていますm(__)m
ドラマデータとして残しておきたくて書いていますが、ずっと読んでいて下さるという事で、とても励みになります。
ありがとうございました。
- << 250 そうですか ありがとうございます(v^-゚) 韓流のスレと共に 見させていただきますね☆ 楽しみです♪
「激流~私を憶えていますか?~」(NHK・テレパック)脚本=吉田紀子 出演=田中麗奈、、桐谷健太、国仲涼子、ともさかりえ、山本耕史 他
柴田よしき原作のドラマ。
原作については全く知らず、出演者が豪華で、脚本家も吉田紀子さんなので観始めたのだが、初回で一気に引き込まれた。
ストーリーも面白かったし、臨場感たっぷりの演出で1、2回を担当した、佐々木章光氏の功績も大きかったと思う。(最後の方でまた担当するかもしれないので、楽しみにしている)
ミステリーとして推理する楽しみもあるし、一番多感な中学時代を共有した仲間が再会し、一種独特な雰囲気を持った繋がりを再構築して行く様を観る楽しみもある。
またそのメンバー5人を演じている俳優達も、期待通りか、それ以上の演技を見せてくれているので、完全にハマってしまった。
残り2回、どの様な結末が待っているのか楽しみだ。
>> 241
「Woman」②
電車内で小春の夫に痴漢をされたと訴えて、その後居なくなった女子高生とは多分、小春の異父妹の栞の事なのだと思っているが、偶…
「Woman」③
栞が痴漢騒ぎを起こした本当の理由が、自分の最後の居場所(家庭、特に母親)まで失いそうだったから、というのはちょっとショックだったが、この先、栞は小春のドナーにという展開に繋げるのだろうか。
しかし、その前に小春が事実を知ってしまったら…。
しっかりとは作られているが暗めなので、視聴率11%台をキープ出来れば御の字かなと思っていたのだが、その後13.9→12.6→14.7と盛り返して来た。
リアルタッチな展開、子役も含めた演者の好演が、口コミで広がった結果なのだろうか?
切ないけど展開が気になる、早く次が観たくなる良質なドラマだ。
「明日の光をつかめ-2013夏-」(東海テレビ・MMJ)脚本=清水有生 出演=須田アンナ、須賀健太、浅香航大、伊藤かずえ、渡辺いっけい 他
夏休み時期に放送される、脚本家・清水有生氏の、オリジナル作品の三作目。
このシリーズは、非行少年少女の再生を描く上で、世間の無理解を強調する為に、どうしても分かりやすい描き方として、非行少年少女と交流する一般家庭の子の親を、偏見と差別の権化の様な描き方をしていて、前二作はそこだけがやはり納得がいかなかったのだが、今作も非行少年ではないが、親に見捨てられた男の子・浩樹の親の描き方に、やはり前二作と同様の不満を感じた。
それ以外の部分では、前二作とは趣を変えて、非行少年少女の再生だけでなく、それとは関連しない学校のいじめ問題、そして親のネグレクトと、三つの過程を等分に描いた上で、このドラマの本当の主人公・北山の家族を奪った非行少年の家族も再び登場し、北山の教え子と関係を持たせた話で、北山自身にも真の再生を突き付けるという、ドラマティックな展開もあり、マンネリになる事を上手く回避した作りになっていた。
主演の須田アンナは、EXILEの所のガールズグループのパフォーマーで、おそらく演技経験は殆ど無いのではないかと思うのだが、彼女の特技のダンスを生かした設定であり(逆にだから選んだのか?)、表面的には明るくニコニコしている女の子という設定なので、まあ、後半の感情の振れ幅の大きい場面では物足りなさもあったが、全体的には無難に演じていたと思う。
彼女と浩樹役の子の演技力不足な面は、須賀健太、荒川ちか、浅香航大の3人が、その演技力で周りから支えており、違和感は余り無かった。
北山の再生という所まで踏み込んでしまった今、この続きは可能なのだろうか?
あれば当然観るが、どう繋げて行くのか、清水氏の腕の見せ所だ。
「ガラスの家」(NHK)脚本=大石静 出演=井川遥、斎藤工、永山絢斗、片岡愛之助、藤本隆宏 他
オリジナル作品。
大石さんお得意のドロドロ模様、だけどエンタメ性も維持する、面白い作品になりそうな予感。
まず主演の井川遥がはまり役で凄くいい。謎めいていて、体中から色気が漂っていて、過剰な演出をしなくても黎という女を十分に体現している。
そして黎に惹かれて、道を外れて行きそうな仁志役の斎藤工がまたいい。あの目力が効いている。
これに対して、仁志達の父親役の藤本隆宏は、押し出しはいいのだが少し若過ぎないか?斎藤との兼ね合いで、アンバランスな感じがする。
男女のドロドロと、政治のドロドロが最後まで上手く噛み合って行く事を期待している。
視聴率 10.6→8.8
- << 277 「ガラスの家」② 全話終了。面白かった。 当初は、一成がもっと壊れるのかと思っていたが、トップを狙う官僚らしく、理詰めで若い仁志を追い詰め壊して行く様が描かれていて、成る程こちらの方が面白かったと思う。 政治家・村木の絡ませ方も上手かった。 ラストは、息子二人は愛する女性と暮らす平凡な幸せを手に入れ、父親は念願の事務次官ポストを手に入れたが、私生活では一人ぼっちという図式で終わった。 だからと言って一成だけが不幸という事でもない。何よりも仕事優先の生き方を貫き成功した訳だから。 井川遥と斎藤工に魅せられたドラマだった。 平均視聴率=8.7% ※視聴率は関東地区。単純平均(小数第二位を四捨五入)
「2013秋ドラマ期待作」
(水)22時NTV系「ダンダリン」脚本=秦建日子 主演=竹内結子 ※労働基準監督官の話。秦・竹内の組み合わせに期待。
(金)22時TBS系「クロコーチ」脚本=いずみ吉絋 主演=長瀬智也 ※悪徳刑事だけど毒をもって毒を制す、未解決事件の謎解き、というプロットにそそられる。
(日)21時TBS系「安堂ロイド」脚本=西荻弓絵 主演=木村拓哉 ※オリジナル作品。アンドロイドが大切な人を守るという設定。守られるのが柴咲コウ。脚本が「ケイゾク」や「SPEC」の西荻さんなので、ただのラブストーリーでは無さそう。
(月)21時CX系「海の上の診療所」脚本=徳永友一 主演=松田翔太 ※オリジナル作品。瀬戸内海の病院船の話だけど、松田を惚れっぽくて直ぐ振られる寅さんみたいな設定にしている所がミソ。
安全牌としては「リーガルハイ」(水曜22時にお引っ越し)と「Doctor-X」(木曜21時・前と同じ枠)の第2シリーズがある。脚本・主演はどちらも前作と同じ。
満足するか期待外れになるかは、観てのお楽しみ。
「2013夏ドラマのまとめ①」
1位「半沢直樹」
何が人々を熱狂させたのか?やはり殆どの日本人がやりたくても出来ない「倍返し」によるカタルシス、これに尽きると思う。
もちろん、それを支えた堺さん、香川さんを筆頭とする芸達者な役者陣の貢献も大きいと思うが、やはりあの「直球カタルシス」を味わいたくて、皆観ていたのでは?と推測する。
面白かった、掛け値無しに面白かった。
2位「Woman」
最終的には母親の無償の愛という所に収斂していったが、「赦し」も含めてテーマを分かり易く伝えるというよりは、生活そのものを会話と体で表現して、何かが伝わればいいという方法を取っていた様に感じた。
なので、頭で考えると「あれはどういう事だったのだろう」という疑問も残ってしまった部分もあるのだが、そういう事も超越して琴線に触れるものが多く、見応えのある作品だった。
3位「名もなき毒」
前半と後半で違うストーリーを扱っている作りだが、どちらも面白かった。
おそらく宮部みゆきの原作の力に負う所は大きかったのだろうが、完成度の高い作品だった。
その中でも後半の原田いずみの破壊力は凄かった。演じた江口のりこさんと共に、多分ずっと忘れられない事になるだろう。
「Oh、My Dad!」は、夢ばかり追っていた男が父性に目覚め、現実と向き合う事で家族を取り戻すといういいドラマだったけど、起承転結の配分がイマイチだったかなあという気がする。
「なるようになるさ」は、メルヘンと捉えればそこそこ面白いドラマだったが、短時間短期間でトントン拍子に話が進む等、あまりに現実離れしていて、「それだけ」のドラマになっていたのが残念だった。
「スターマン」は逆に、メルヘンなのに現実感が強過ぎて、私自身は消化不良を起こしてしまった。
夏ドラマはリタイアした作品が多く、全編視聴したのは9作品にとどまった。
来季もそうだが、続編、シリーズ化した作品の放送が多くなっているので、今回から「まとめ①」の評価対象からはそうした作品は外し、初めて制作されたドラマだけを対象とする事にした。
※民放のみ。深夜ドラマ、続編、シリーズ物は除く。
※最後に、今日時点でまだ終了していないが、深夜ドラマの「リミット」は本当に面白い。
NHKの「激流」と共に、2013夏ドラマの中で、忘れられない作品となりそうだ。
「2013夏ドラマのまとめ②」
全話観たドラマの平均視聴率(%)
「半沢直樹」28.7
「DOCTORS」18.2
「救命病棟24時」14.6
「Woman」13.6
「なるようになるさ」12.6
「名もなき毒」9.3
「Oh,My Dad!」9.2
「スターマン」8.5
「ひんとこな」7.3
※民放のみ。長期シリーズ物、深夜ドラマは除く。
※視聴率は関東地区。(Wikiより転載)
>> 243
「リミット」②
この日本で何故バス事故の発見(露見)が遅れているのかが不思議だったのだが、「それぞれの保身」という理由付けがあり、描き方も…
「リミット」③
面白かった!
深夜放送枠なので、「まとめ①」からは除外したが、面白さ、出来具合で言うと、「名もなき毒」と同等位の評価になると思う。
導入部は山下リオの演技と存在感が光っていたが、途中から主役の桜庭ななみが、吹っ切れた様な、今野に成り切った演技を見せ始め、ラストでは、それまであまり見せ場が無かった土屋太鳳が、その演技力を存分に発揮するという具合で、群像劇としてのバランスも良かったと思う。(日向役の鈴木君が、もっと演技力のある子だったら、なお良かったのだが)
教師の五十嵐はドラマ独自の設定との事だが、彼の存在が効いていたし、窪田正孝のキャスティングも良かった。
TXには夜22時台のドラマ枠が無いので仕方がないけど、他の民放だったらゴールデン22時台に出しても十分行ける内容だったと思う。
「ダンダリン労働基準監督官」(NTV)脚本=秦建日子 出演=竹内結子、松坂桃李、風間俊介、佐野史郎、北村一輝 他
漫画原作。
なんだけど、仕上がったドラマを観ると、「家政婦のミタ」を踏襲して失敗した、そんな感じかな?
ダンダリンにも過去があって、それが彼女を変えたんだろうね、多分。
でも…つまらない。
見続けたら面白くなるのだろうか?
ピーカンなのに雨を降らせて、バレバレの安易な演出、押してたのかもしれないけど、ああいうのを見せつけられると、気合いは入っていないドラマなんだなと思ってしまう。
役者に罪は全く無いんだけどね。
- << 273 「ダンダリン」② 3話まで観て思ったが、初回の話ではなく、2話目の話を初回に持ってきた方が、あんなに極端に視聴者離れはしなかったのではないか? 労基と言えば働く人にとっては身近で大事な存在である。いくらドラマでも、初回の様に「ほふく前進と手錠」という所までデフォルメされてしまうと、一気に観る気を失ってしまうのではないか? 2話は働く人にとっては切実な問題の「名ばかり店長」、サービス残業を題材にしており、派手さは無いけど上手くまとめてあった。 連ドラの場合、良し悪しを初回で判断する人が圧倒的に多く、一度離れた視聴者は中々戻りはしない。 私は制作陣は選択を間違えたなと判断したのだが、皆さんはどう感じているのだろうか? 視聴率の推移は11.3%→7.8%→7.4%
「ハクバノ王子サマ純愛適齢期」(YTV)脚本=藤井清美 出演=優香、三浦貴大、中村俊介、市川実和子、新井浩文 他
漫画原作。
暗くて何の変哲も無い、つまらないドラマ。
そりゃあ、主演女優を隠す位しか、売り込むネタが無かったのだろう。
初回のタッチを観る限りでは、何の為にドラマ化したのかよく分からない。
次回は…もういいや。
「殺しの女王蜂」(TX・オスカープロモーション)脚本=根本ノンジ 出演=モデルガールズ、今野浩喜、渡辺直美、宮川一朗太、高岡早紀 他
オリジナル作品。
「this is 深夜ドラマ」と言いたい位、荒唐無稽の王道を行く様なドラマだった。
オスカーが自社のモデル集団の認知度を上げる為に、企画したのだろうか。
モデルの売りである足の長さを強調した作り、演技力の無さは、舞台を現実離れした設定にする事で目立たなくする工夫、なかなか上手いなと思った。
モデルガールズについては、没個性というか特徴が無いので、初見だけでは区別がつきにくかったのだが、その中ではピストル役の尾花貴絵が、AFTERSCHOOLのユイみたいな、特徴的な強い目をしていて印象に残った。
笑ったのは宮川一朗太、コスプレをすると本当にウッチャンにそっくり!
馬鹿馬鹿しい話だけど、疲れた深夜に観るにはユルくて丁度いいかもしれない。
「刑事のまなざし」(TBS)脚本=岩下悠子、大石哲也 出演=椎名桔平、要潤、小野ゆり子、北村有起哉、松重豊 他
薬丸岳の小説原作。
原作は知らないが、ドラマのあらすじを読み、椎名桔平の演技を想像した時に、大体こんな感じのドラマに仕上がるのでは?と思った通りのドラマになっていた。(淡々とし過ぎていて、若干中弛みがあった様に感じた)
刑事としての才能と、犯罪被害者家族としとの煩悩が、おそらくこの先交錯する場面が出て来るのではないか、長峰(北村)の台詞から、そんな印象を受けた。
「よろず占い処 陰陽屋へようこそ」(関テレ・共同TV)脚本=黒岩勉 出演=錦戸亮、倉科カナ、知念侑李、南野陽子、杉良太郎 他
天野頌子の小説原作。
おそらく小説はもっと面白いのだろうが、映像にしてしまうと陳腐さが先に立ってしまい、本当は上手く解決している事も漫画にしか見えない。
錦戸君はキャラ的には、この役に合っていると思うが、共演者にイマイチ魅力が無いし、初回に関しては、内容も役者も全体的に色褪せている様な印象だった。
「リーガルハイ」(CX)脚本=古沢良太 出演=堺雅人、新垣結衣、岡田将生、小雪、松平健、里見浩太朗 他
オリジナル作品の続編。
手探りで始まった前作に比べ、作品の評価も定まり、堺雅人個人の評価も急上昇し注目の中始まった訳だが、前作に比べ遊び心がより増して、古美門の変人ぶりが、より強調されていた様に感じる。
岡田将生をどういう設定にするのか注目していたが、天性の好かれキャラで古美門との対決色を出し、黛との恋模様も入りそうな感じで、上手く設定したなと思う。(というか、あの強烈キャラに対峙させるには、これしかないだろうという線)
小雪の件は縦軸として残すのかな?意外性でキャスティングしたのだろうけど、何か無理している様に見えてしっくり来ない。
松平健の検事も古美門以上に作り過ぎなのだが、本人が楽しんでいるのが伝わって来て、古美門との対決にも期待が持てる。
三木が、根はいい奴だったのには笑えた。
岡田将生がメインになるので、三木達はもう出ないのかな?だとしたら、ちょっと寂しいな。
「独身貴族」(CX)脚本=佐藤嗣麻子 出演=草なぎ剛、北川景子、藤ヶ谷太輔、篠井英介、伊藤英明 他
オリジナル作品。
全体的に掴み所の無いボーッとした印象。
メインの3人だけが濃く描かれ、他の人物は顔見せ程度で印象無し。
テーマ姓のあるドラマならそれでも良いが、凡庸な恋愛ドラマ(多分)でこのスタートはキツい。
まだもう少しは観てみるが。
「クロコーチ」(TBS)脚本=いずみ吉紘 出演=長瀬智也、剛力彩芽、香椎由宇、小市萬太郎、風間杜夫、渡部篤郎 他
漫画原作。
あらすじを読んだ段階で面白そうで期待していたが、期待に違わず面白くて、時間の経つのがあっという間だった。
黒河内が本当はこういう人間で、こういう目的を持って今のやり方に辿り着いたのだろう、という想像を掻き立ててくれる、上手い本と演出だった。
ドラマはきっちりと作られてはいるが、3億円事件を知っているかどうか、その後の真犯人を巡る、警察絡みの諸々の推測ルポ等を読んだ事があるか無いかで、このドラマの受け止めかたは違って来るかもしれないなとは思った。
長瀬智也はキャラをしっかりと作り込み好演。
次回が楽しみだ。
「東京バンドワゴン~下町大家族物語」(NTV)脚本=大森美香 出演=亀梨和也、多部未華子、ミムラ、平泉成、玉置浩二 他
小路幸也の小説原作。
初回を観ただけでは、何がテーマなのか誰がメインなのか、さっぱり伝わって来ない不思議なドラマ。
これも多分、小説はもっと面白いんだろうなと思いながら観ていたが、そんなに悪くはない雰囲気はあった。
玉置浩二はキャラが諸に現実の雰囲気と被っており、強烈だけど分かりやすい設定なので、その分周囲の役者が割りを食っているのかもしれない。
取り敢えず次も観てみようという気にはなった。
「安堂ロイド~A.I.knows LOVE?~」(TBS)脚本=西荻弓絵 出演=木村拓哉、柴咲コウ、大島優子、桐谷健太、遠藤憲一 他
オリジナル作品。
うーん、もう少し面白いかなと期待はしていたのだが、空回りしている感じは否めない。
殺人アンドロイドが福田彩乃では、雑念が先に立って白けてしまう。
一話限りの出演なのだから、無名でも目力と演技力のある女優を探して、キャスティングすべきだった。
安堂ロイドがこの先、人間の感情を取り込んで行くと、また違った面白さが出て来るのかもしれないが、初回に関しては中途半端だなという感想しか持てなかった。
その中で柴咲コウだけは、存在感が有って良かった。
「海の上の診療所」(CX)脚本=徳永友一 出演=松田翔太、武井咲、藤原紀香、福士蒼太、戸田恵梨香、寺島進、麻生祐未 他
オリジナル作品。
コンセプトとしては「Dr.コトー」+「寅さん」で、演出の中江氏等、「コトー組」が再集結して作っているらしい。(脚本家は別人だが)
初回冒頭の映像と、ラストの戸田恵梨香は何か関連があるのかもしれないが、今のところ唐突過ぎて意味不明。
本編の方は分かりやすいけど、まだ何も残らない伝わって来ない状態だな。
瀬崎=松田翔太に感情移入出来るだけのエピソードを設定してくれないと、先が厳しいかも…
「ミス・パイロット」(CX)脚本=櫻井剛 出演=堀北真希、相武紗季、斎藤工、桜庭ななみ、岩城滉一 他
オリジナル作品。
出演者と簡単なあらすじを読んだ時点で、期待はしていなかったけど、まあこんな感じかな?と想像していた通りの内容だった。
ドラマだから何でもありなんだろうけど、ANA側の設定、描き方が軽過ぎて笑ってしまう。
主人公のキャラ付けは、そんなに悪くはなかったが、周辺人物に魅力的な設定の者がいないので、観続けて行くのはキツいかもしれない。
「Doctor-X ~外科医・大門未知子~」(EX)脚本=中園ミホ 出演=米倉涼子、藤木直人、内田有紀、遠藤憲一、岸部一徳、三田佳子、西田敏行 他
オリジナル作品、続編。
前回確立した面白さのベースを崩さずに、上手くまとめているなという印象だ。
颯爽としていて格好のいい大門が、お馴染みの台詞通り失敗しないのが分かっているから、どんなに疎まれても、最後は大門が「敵」をギャフンと言わせてくれるのを待って、その瞬間、観ている側はスカッとするという寸法だ。
深く考える事もなく楽しんで観られる、変形勧善懲悪みたいなドラマだ。
「ハニートラップ」(CX・The icon)脚本=山岡潤平 出演=AKIRA、小澤征悦、内山理名、高嶋政伸、仲間由紀恵 他
オリジナル作品。
開発中の「奇跡の素材」を巡り、嵌められ全てを失った主人公の、壮絶な復讐劇らしい。
初回なので、色々な人物が少しずつ登場していたが、上手く捌いていたと思う。
周囲の人物全員が怪しく、中でも仲間由紀恵は思いっ切り怪しいのだが、そう思わせておいて、実は…みたいな展開になりそうな感じもする。
原作が無いサスペンスなので、ネタバレの心配も無く、はらはらドキドキ最後まで楽しめそうだ。
高嶋さんの髪型には笑ってしまった。最近は楽しんで仕事をしているのがよく分かる充実ぶりだ。
主役のAKIRAは意外にいい。
>> 259
「ダンダリン労働基準監督官」(NTV)脚本=秦建日子 出演=竹内結子、松坂桃李、風間俊介、佐野史郎、北村一輝 他
漫画原作。
な…
「ダンダリン」②
3話まで観て思ったが、初回の話ではなく、2話目の話を初回に持ってきた方が、あんなに極端に視聴者離れはしなかったのではないか?
労基と言えば働く人にとっては身近で大事な存在である。いくらドラマでも、初回の様に「ほふく前進と手錠」という所までデフォルメされてしまうと、一気に観る気を失ってしまうのではないか?
2話は働く人にとっては切実な問題の「名ばかり店長」、サービス残業を題材にしており、派手さは無いけど上手くまとめてあった。
連ドラの場合、良し悪しを初回で判断する人が圧倒的に多く、一度離れた視聴者は中々戻りはしない。
私は制作陣は選択を間違えたなと判断したのだが、皆さんはどう感じているのだろうか?
視聴率の推移は11.3%→7.8%→7.4%
「よろず占い処」②
やっぱり内容が薄くて、ちょっとキツイ。
「独身貴族」②
2話途中から、やっと何とか観られるドラマになって来たが、最後まで辿り着けるかは自信が無い。
「東京バンドワゴン」②
だいぶパターンがハッキリして来た。この案配なら、面白くなるかもしれない。
「安堂ロイド」②
今のアンドロイド状態のキムタクの演技は、意外にいいかも。
でも連ドラなので今のままって事は有り得ないから、徐々に変化するのであろうロイドを、キムタクがどう表現するのか、少し興味が湧いて来た。
「海の上の診療所」②
どちらかと言うとコメディー色が強いので、もう少しテンポの良い演出をしないと、良さが伝わって来ない。設定は面白いのにね。
「夫の彼女」(TBS・ホリプロ)脚本=江頭美智留 他 出演=川口春奈、鈴木砂羽、鈴木福、片平なぎさ、田辺誠一 他
垣谷美雨の小説原作。
いやあ、これはキツい。
上げ底もいいところ。
ラスト近くで方向性は分かったし、それがダメだとは思わないけど、このもったりした脚本と演出で見続けるとなると、それはキツいし遠慮したい。
「家族の裏事情」(CX・共同TV)脚本=武井彩 出演=財前直見、沢村一樹、谷村美月、小野寺昭、真野響子 他
フジが連ドラ新放送枠に投入したオリジナル作品。
それまで平凡に暮らして来た定食屋を営む三世代家族が、長男の突然の結婚宣言と連れて来たお相手のあまりの変人振りに、右往左往してしまうのが初回の話。
まだ話の入り口の紹介だけなので、どう展開するのか分からないのだが、嫁候補(谷村美月)+その母親(真野響子)に振り回されて、定食屋の女将(財前直見)がキレてしまうのかな!?
初回は定食屋の二代目(?)沢村一樹と谷村美月が、いい味を出していて笑えた。
取り敢えず面白かったので、次も観ようと思う。
>> 254
「ガラスの家」(NHK)脚本=大石静 出演=井川遥、斎藤工、永山絢斗、片岡愛之助、藤本隆宏 他
オリジナル作品。
大石さんお得意のド…
「ガラスの家」②
全話終了。面白かった。
当初は、一成がもっと壊れるのかと思っていたが、トップを狙う官僚らしく、理詰めで若い仁志を追い詰め壊して行く様が描かれていて、成る程こちらの方が面白かったと思う。
政治家・村木の絡ませ方も上手かった。
ラストは、息子二人は愛する女性と暮らす平凡な幸せを手に入れ、父親は念願の事務次官ポストを手に入れたが、私生活では一人ぼっちという図式で終わった。
だからと言って一成だけが不幸という事でもない。何よりも仕事優先の生き方を貫き成功した訳だから。
井川遥と斎藤工に魅せられたドラマだった。
平均視聴率=8.7%
※視聴率は関東地区。単純平均(小数第二位を四捨五入)
「クロコーチ」②
三億円事件の真犯人は警察官の息子で、それを察知した警察組織が青酸カリを渡し、自殺に追い込んで事件を未解決のままにした…という、昔読んだ事のある真相を探るルポをそのまま踏襲するみたいだが(青酸カリを渡された所までなので、自殺の有無はまだ分からないが)、その後の警察組織(桜吹雪会?)の動きとか、人物相関図がまだはっきりとしていないので、どう展開するのか楽しみだ。
「ハニートラップ」②
誰が敵で誰が味方なのか、人物関係がグルグル、時空間も行きつ戻りつグルグルで、観ているこっちもグルグルして来るが、でもハラハラドキドキで面白い。
やっぱり仲間由紀恵は敵なのかな?
個性的な役者さんが揃っていて、彼らの演技を観るのも楽しい。
「秋ドラマ途中経過」
◎ハマっているドラマは
*Doctor-X
*クロコーチ
*ハニートラップ
*刑事のまなざし
〇全部観ようと思っているドラマは
*リーガルハイ
*東京バンドワゴン
*ダンダリン
*安堂ロイド
Ο多分全部観るだろうなと思っているドラマは
*海の上の診療所
*ミス・パイロット
●微妙なドラマは
*独身貴族
*家族の裏事情
▼脱落したドラマは
*よろず占い処⇒脚本が退屈。(黒岩氏はサスペンスの方が上手い)共演者も魅力に欠ける。
*夫のカノジョ⇒脚本がもったりしていてキレが無い。出演者が地味なので、脚本で引っ張って欲しかった。
※民放のみ。深夜ドラマを除く。
「2013秋ドラマのまとめ①」
1位「クロコーチ」
最終回はあそこに落とすしか無かったのだろうという気はするが、物足りなさは感じた。
それと黒河内が何故あそこまで拘って突き進んだのかが、イマイチ分からなかった。(あの女性ライターとの関係性とか)
ただ、民放がこの素材に目を付けてドラマ化したというだけで、まず拍手だし、粗削りな部分も有ったけど、惹き付ける魅力の方が断然強かったので、1位にした。
2位「ハニートラップ」
時間軸が動き過ぎて、分かりにくい部分も多々有ったが、どうなるの?どうなるの?というハラハラドキドキ感が半端無く、エンタメとして本当に面白かった。
主演のAKIRAは、役者としての可能性・魅力はたっぷりな素材なので、もう少し演技力を付けるべく頑張って欲しい。
3位「刑事のまなざし」
原作の力に負うところも有ったのだろうが、淡々とストーリー展開しながらも、心に深く染み入って来る様な、そんな佳作だった。
主演に椎名桔平を据えたのはやはり成功だった。
あとラストに重要な役を任された窪田正孝の好演もあって、引き締まった終わり方で良かった。
「東京バンドワゴン」は、玉置浩二の配役があまりにもベタだったので、鼻につくかなとは思ったのだが、これも原作の力なのかは分からないが、家族愛、近隣愛が素直に心に入って来る展開で、直球勝負で感動させてくれる、こちらも佳作だった。
「ダンダリン」は、初回のエピソードが陳腐だったので、危うく食わず嫌いをする所だったが、2話で一般的な題材になってからは、面白く観る事が出来た。連ドラの初回は本当に大事だ。
「安堂ロイド」は分かりにくい部分も有ったが、ゴールデンの連ドラでこの素材にチャレンジした意欲は買える。
ただ脚本が浪花節に流れたかと思えば、急に未来人の説教が始まったりで安定せず、成功作とはとても言えない。
凡人が思いもしない展開にするには、企画構成作家も脚本家も、ちょっとセンスに欠けていたのかな?
他のドラマは敢えて書く事は無い。
※対象は全編試聴済みの民放ドラマのみ。
続編、シリーズ物、深夜ドラマは除く。
「2013秋ドラマのまとめ②」
全話観たドラマの平均視聴率(%)
「doctor-X」23.0
「リーガルハイ」18.4
「安堂ロイド」12.8
「ミス・パイロット」11.7
「海の上の診療所」11.4
「独身貴族」11.4
「クロコーチ」9.6
「刑事のまなざし」8.0
「ダンダリン」7.5
「東京バンドワゴン」7.1
「ハニートラップ」6.0
「家族の裏事情」4.5
※民放のみ。長期シリーズ物、深夜ドラマは除く。
※視聴率は関東地区。(Wikiより転載)
「2014冬ドラマ期待作」
(水)22時NTV系「明日、ママがいない」脚本=松田沙也 主演=芦田愛菜 ※文字通りママがいなくなって、施設で暮らしている子供達の話。「mother」の芦田愛菜と「woman」の鈴木梨央が共演するのも話題。涙腺が緩みそう。※オリジナル作品
(金)22時TBS系「夜のせんせい」脚本=林宏司 主演=観月ありさ ※定時制高校が舞台のドラマ。生徒の年代も背景も様々なので、色々な展開が可能に。ストーリーテラーとしての林氏に期待。※オリジナル作品
(水)22時CX系「僕のいた時間」脚本=橋部敦子 主演=三浦春馬 ※命のリミットを意識した時に、それまでチャラく生きて来た青年はどう変わって行くのか。「僕シリーズ」の橋部さんに期待。※オリジナル作品
(木)21時EX系「緊急取調室」脚本=井上由美子 主演=天海祐希 ※取調室で犯人を落とす取調官の話。会話の積み重ねが重要になると思うので、巨匠の井上さんに期待。また滑舌の良い天海祐希なので、長台詞は心配ないが、動きが少ないと予想される芝居で、どれだけの説得力を見せてくれるのか興味が湧く。※オリジナル作品
その他では、(土)23:10~CX系「ロストデイズ」が、またまたオリジナルで面白そう。
ファンには「チームバチスタ」と「医龍」も始まる。
満足するか期待外れになるかは、観てのお楽しみ。
<2013年連続ドラマ平均視聴率ベスト20>
1位 「半沢直樹」 堺雅人主演 TBS 7月期 28.7%
2位 「ドクターX~外科医・大門未知子~」 米倉涼子主演 テレビ朝日 10月期 23.0%
3位 NHK連続テレビ小説「あまちゃん」 能年玲奈主演 4月1日~9月28日 20.6%
4位 「ガリレオ」 福山雅治主演 フジテレビ 4月期 19.9%
5位 「リーガルハイ」 堺雅人主演 フジテレビ 10月期 18.4%
6位 「相棒season11」 水谷豊主演 テレビ朝日 12年10月~13年3月 17.3%
7位 NHK連続テレビ小説「純と愛」 夏菜主演 12年10月1日~13年3月30日 17.1%
8位 「とんび」 内野聖陽主演 TBS 1月期 15.5%
9位 「ラスト・シンデレラ」 篠原涼子主演 フジテレビ 4月期 15.2%
10位 「DOCTORS2 最強の名医」 沢村一樹主演 テレビ朝日系 7月期 14.8%
11位 NHK大河ドラマ「八重の桜」 綾瀬はるか主演 1月6日~12月15日 14.6%
11位 「救命病棟24時」 松嶋菜々子主演 フジテレビ 7月期 14.6%
13位 「Woman」 満島ひかり主演 日本テレビ 7月期 13.6%
14位 「35歳の高校生」 米倉涼子主演 日本テレビ 4月期 13.2%
15位 「家族ゲーム」 櫻井翔主演 フジテレビ 4月期 13.0%
16位 「なるようになるさ。」 舘ひろし主演 TBS 7月期 12.9%
17位 「安堂ロイド~A.I.knows LOVE?~」 木村拓哉主演 TBS 10月期 12.8%
18位 「SUMMER NUDE」 山下智久主演 フジテレビ 7月期 12.7%
19位 「空飛ぶ広報室」 新
垣結衣主演 TBS 4月期 12.6%
20位 「斉藤さん2」 観月ありさ主演 日本テレビ 7月期 12.4%
リアルライブより転載
※数字は関東地区
「チームバチスタ4螺鈿迷宮」(関テレ・MMJ)脚本=後藤法子 出演=伊藤淳史、仲村トオル、水野美紀、栗山千明、柳葉敏郎 他
海堂尊の小説原作。
お馴染みのシリーズ4作目。
無理の無い登場人物紹介とエピソードのスムーズな流れ、早くも怪しさ全開で、今回も楽しめそうな予感。
碧翠院自体の疑惑と、桜宮院長の警察医としての不正?の、2本立てで行くのかな?
柳葉敏郎、水野美紀、栗山千明の配役が上手くて、こちらも楽しみだ。
- << 302 「チームバチスタ4螺鈿迷宮」 やっぱり最後はああいう選択になってしまうのかなあ…とは思ったが、全体としては面白かった。 謎解きとしては、途中で予想出来てしまう作りで、その意味では弱かったが、患者も含めた人間ドラマとして見ると、質の高いドラマだったと思う。 ※遡るが一つだけ、海岸で華緒が外山を車椅子で運んだシーンについて。 真ん中に付いた自分の足跡をどう消したのか、の説明が欲しかった。
「医龍4」(CX)脚本=浜田秀哉、ひかわかよ 出演=坂口憲二、小池徹平、稲森いずみ、高橋克典、平幹二朗 他
漫画原作のシリーズ4作目。
ゴッドハンド朝田の元に集結する医のスペシャリストと、それを利用しようと待ち構えている野口達という構図は変わらない様だ。
はったり臭が強過ぎてどうもこのドラマは苦手だ。
構図も見えたし、初回スペシャルだけでもうお腹が一杯という感じだ。
それにしても現地の子供まで全員が英語を喋る紛争地域って、どの辺りを想定しているのだろうか?
「僕のいた時間」(CX・共同TV)脚本=橋部敦子 出演=三浦春馬、多部未華子、斎藤工、浅田美代子、原田美枝子 他
オリジナル作品。
主人公の拓人には、お金に不自由せずに育った者の余裕の様なものを感じるし、根はいい子の拓人を、三浦くんは好演していると思う。
そして多部ちゃん、平凡な顔立ちの彼女が就活全敗のメグを演じる事で、リアリティーが増し説得力が出る。ホントに貴重な女優さんだ。
拓人に期待しなくなった両親と、小生意気な弟の描き方がややステレオタイプで物足りなかったが、その部分を除けば、やっぱり橋部さんは上手いなあと思う。
まあ、本当の器量が出るのは、拓人が病に倒れてからだと思うし、それも含めてどんな展開を用意しているのか、気になるところだ。
- << 303 「僕のいた時間」 メグが介護していた拓人の患者仲間が、人工呼吸器を着けない生き方を選択していたので、拓人は多分装着する生き方を選択するだろう(そうしないと患者の選択肢を偏って表現する事になってしまうから)とは思っていた。 タイトルを過去形にした意味は、最終回で分かる様になっていて、これは素直に上手いなと思った。 三年の月日の流れを、飾ってある写真だけで表現したシーンも良かった。 難病ドラマは作り方が難しいと思うが、取材を重ね正攻法で描き切った橋部さんに拍手を送りたい。 そして春馬くんと多部ちゃん、キャスティングも良かったし、きっちりと演じ切ってくれた二人にも拍手を送りたい。
「Dr.DMAT」(TBS・ドリマックス)脚本=穴吹一朗、吉澤智子 出演=大倉忠義、加藤あい、瀧本美織、麻生祐未、石黒賢 他
漫画原作の医療ドラマ。
大切な妹を自分の判断ミスで「意識不明の寝た切り状態」にしてしまった(と思い込んでいる)トラウマから、立ち直れないでいる主人公の若手医師を、DMATという荒療治で再生させようとする話なのだろう。
ドラマ開始から、主人公が災害現場で医師らしい動きをするまで約45分、長かったあ。
そこまでの間、爪の先程も主人公の気持ちに寄り添えない脚本と演出だったので、このまま一話が終わってしまったら次どうしようと思っていた。
妹の次は幼なじみが災難に遭うのか…。まあ有りがちなスタイルだけど。
佐藤二朗の役の設定と彼の演技が救いかなあ。
「緊急取調室」(EX)脚本=井上由美子 出演=天海祐希、田中哲司、速水もこみち、大杉漣、小日向文世 他
オリジナル作品。
さすが巨匠、連ドラ初回の起承転結を心得ていらっしゃる。(ラストに二人の子持ち設定を明かす、心憎いばかりの流れ)
そして天海祐希、読み通り、密室ドラマに必要な、舞台出の役者ならではの特性がしっかり生きている。
残念なのは、狂言回し担当の一係二人(もこみち・鈴木)の貶め過ぎの設定かな。
梶原(田中哲司)との因縁、部長(草刈正雄)の真意、同職の夫(眞島秀和)が亡くなった経緯等が明かされて行くのだろう続きが楽しみだ。
- << 304 「緊急取調室」 観る前は、天海祐希の為に作られた様な設定のドラマだけど、井上作品なので、スターシステムだけのドラマにはならないだろうと期待していたのだが、見事に面白いドラマを作ってくれた。 一つには脇を固めた演技力のある役者さん達の上手さ、そしてゲストの選択と、そのイメージに合ったストーリー展開で、各話がきっちりと仕上がっていた事が面白さの要因だったと思う。(特に安達祐実の回は象徴的だった) 一点だけ。初回であれだけ狂言回し的に使われていたモツナベが、だんだん有能な刑事コンビへと修正されて行ったのは何故なのだろう(苦笑) 全編を貫いていた夫の死の謎、警察組織の不正の謎が解かれたので、続編は無いのかな? シリーズ化が得意なEXなので、ある事に期待して待つ事にしよう。
「戦力外捜査官」(NTV)脚本=鴻上尚史 出演=武井咲、TAKAHIRO、八嶋智人、佐野史郎、柄本明 他
似鳥鶏の小説原作。
劇作家で高名な鴻上さんの脚本で連ドラを観るのは初めてだったので、どんな感じになるのか想像出来なかったのだが、そこそこ面白かった。
特にメインの二人の設定が面白いので、次も観てみようかという気にはなる。
それが原作の力なのかは、読んでいないので分からないが。
TAKAHIROは初ドラマらしいが、なかなかの演技力でキャラも設楽に合っている。
武井咲とも釣り合っているので、このキャスティングは良かったんじゃないかな。
「ロストデイズ」(CX・共同TV)脚本=徳尾浩司、加藤公平 出演=瀬戸康史、石橋杏奈、トリンドル玲奈、吉沢亮、桐山漣 他
オリジナル作品。
大学サークルの仲間が、卒業旅行に冬山に訪れ、仲間の一人の実家所有の山荘で過ごすのだが、仲間の兄で所有者の息子も途中から加わり、何かが起こりそうな気配で第一話は終わった。
若い男女が集まれば、好き嫌い、妬み嫉みなどの感情も交差して行きそうだし、第一話でも幾つかのそれっぽい描写もなされている。
今回もこの枠はオリジナルで、先の展開が分からないのも魅力の一つだ。
まずはあの兄(桐山)と茉奈(小島藤子)の関係が知りたい。
- << 305 「ロストデイズ」 途中までは面白かったけど、サツキが死んでからの展開に納得が行かず、ドラマ全体の印象もボロボロになってしまった。 思わせ振りなラストシーンだったけど分かりにくかったし、ワタル側の視点で描く部分が短く終始曖昧だったので、本当の所は何だったのかが分からないまま、消化不良で終わってしまった感じだ。 とても残念だ。
「S-最後の警官-」(TBS)脚本=古家和尚 出演=向井理、綾野剛、吹石一恵、土屋アンナ、高嶋政宏、大森南朋 他
漫画原作の警察特殊部隊物。
人質が居ると手を出せない、決断が遅く救出までに時間を要する日本の警察手法は、現実に散々見て来たし、派手なドンパチはデフォルメし過ぎだが、まあ総体的には嘘とは言えない。
ただ一つ、盾で孤軍奮闘、主人公が仲間を守り抜くシーンの演出は冗長で、ドラマに入り込む気を削ぐものだった。
そこの部分を除けば、単発ドラマとしても成立する位の要点説明がなされていて、流れもスムーズで中々良かったと思う。
これ以降、向井理と綾野剛は、反発し合いながらもバディになって行く様で、既に映画化も決定しているとか。
あれ?どっかで見たパターンだこと。
- << 306 「S-最後の警官-」 最初から映画化が決まっていたので、このドラマは序章の様な扱いになるのだろうなとは思っていたが、連ドラとしては異例の、主演クラス(新垣結衣)を最後の方で赴任させたり、核となるテロリスト(オダギリジョー)は当然逮捕出来ずに行方不明、従って黒幕にもまだ辿り着けずの状態で終わってしまった。 どうしても元祖の「海猿」と比較してしまうのだが、作りが単純明快で容易に登場人物に感情移入が出来たあちらに比べて、こちらは主張がバラけていて、序章扱いなのでどこにも収斂せず、感情移入が出来なかった。 まあ海保と警察特殊部隊の違いは大きいので、仕方の無い部分はあるのだけど。 向井理と綾野剛は良かったとは思うけど。 ※「一號の神の手」説はどうなった!?
「隠蔽捜査」(TBS・ドリマックス)脚本=中澤圭規 他 出演=杉本哲太、古田新太、安田顕、鈴木砂羽、生瀬勝久 他
今野敏の警察ミステリー小説原作。
警察キャリア官僚の内なる戦い(潰し合い)を描いて行くみたいで、初回を観る限り、人物描写もしっかりしているし、堅物官僚の主人公が権謀術数に翻弄されてしまうのか、立ち向かって彼の正義を貫くのか、その場合、息子の麻薬使用の件をどう処理するのか等々、見応えが有りそうな予感がする。
地味だけど芝居のしっかりした芸達者ばかり揃えているので、その演技も楽しみの一つだ。
- << 309 途中、竜崎が応援に来た部下の女性に惹かれてしまう話があって、あそこだけ要らなかったが、それ以外は面白くてかなりハマって観ていた。 様々な形の警察絡みの隠蔽にだけ的を絞っていた事、変人キャリア竜崎に杉本哲太、名コンビの警視庁刑事部長伊丹に古田新太の配役が見事だった。 竜崎を異常にライバル視している同期キャリア上條に、隠蔽関与の制裁を加える事が出来なかった最終回だったので、続編があるかもしれない。 あの三人のキャラはまだまだ観ていたい。
「失恋ショコラティエ」(CX)脚本=安達奈緒子 出演=松本潤、石原さとみ、水川あさみ、水原希子、溝端淳平、有村架純、佐藤隆太、竹中直人 他
漫画原作のラブコメ。
まあ、どうって言うことのないラブコメだけど、悪くは無かった。
起承転結の起の部分のテンポが良くて、立ち上がりで興味を引く事に成功したと思うし、あとは妄想シーンが売りだけあって、中々面白い。
石原さとみが、女性が最も嫌うタイプのぶりっこ女を演じていて、これまでに無かった役柄だと思うが、いいコメディエンヌ振りを見せている。
石原さとみが演じるから、ギリギリ嫌味にならないという面はあると思う。
しかし溝端淳平が日仏ハーフという設定には笑った。まあこれ一つで、リアリティーはどうでも良いというスタンスは見て取れる。
もう少し観てみるが、展開次第では┐(´д`)┌ こうなるかも?
- << 310 まあ本当にどうって事のない話だったが、何となく最後まで観てしまった! 初回の感想に書いた通り、妄想シーンの面白さと、相手役が石原さとみだったから、何とか成立していたのかなと思う。 役柄として美味しかったのは、水原希子と佐藤隆太かな? 関谷が一番謎だった(笑)
「福家警部補の挨拶」CX・共同TV)脚本=正岡謙一郎、丑尾健太郎 出演=檀れい、稲垣吾郎、柄本時生、中本賢 他
大倉嵩裕の推理小説原作。
劇中のセリフにも出て来るが、「刑事コロンボ」の様な手法(先に犯行の一部始終を丁寧に描写し、刑事がどう犯行を解明し犯人を追い詰めるかを楽しむ)を取っている。
この手法を取ると、犯人役に有名俳優を堂々と起用出来るメリットがあり、その意外性や演じ方等を楽しむ事が出来る。
その分レギュラー陣は人数が少なく、このドラマは特に少なくて、そして地味だ。
やはり連ドラだから、レギュラーの顔ぶれは重要だし、特にこのスタイルだと、主役のキャスティングは重要だと思うのだが、檀れいは無いかなあ。
特徴付けに色々作ってはいるのだが、それが何か痛々しく映る。
反町隆史を犯人に起用した初回の出来は、まあまあだった。
「明日、ママがいない」(NTV)脚本=松田沙也 出演=芦田愛菜、鈴木梨央、三浦翔平、木村文乃、三上博史 他
オリジナル作品。
「mother」「woman」に続く、ストレートな社会派ドラマだと思い込んでいたのだが、何故かホラー仕立てで作り物感たっぷりの、娯楽作品寄りに仕上がっていたのでびっくり。
子供達がメインでストレートに作ってしまうと、痛々しさが先に立ってしまうのを避けたかったのか?描き方(脚本)次第では、ストレートでも十分通用する題材だし、演じ切れる子役も揃えているのにと、少し残念な気もする。
まあ、こちらの方が視聴者層を広げられるメリットはあるのかもしれない。
- << 307 「明日、ママがいない」 初回レビューでストレートに描いた方が…と書いたのだが、あだ名への抗議に始まって、養護施設関係者、ネット住民の集中砲火を浴びて、世間体に敏感なスポンサーが次々にCM自粛、プロデューサーが養護施設関係者との話し合いの場を持ち、表現に配慮する約束までさせられるという、前代未聞の展開になってしまった。 当初の展開予定と、どこがどう変わったのか、本当の所は我々には分からない。 印象としては魔王の舌打ちと、ステッキや怒声による支配的な威嚇シーンは影を潜め、作り物感が減り、感情移入がしやすい設定に変化して行った様な気はする。(それが当初の予定通りだったのかもしれないし、制作側が真実を話さない限り、我々には分からない) 私自身は初回レビューに書いた通り、あの作り物感には違和感が有ったので、後半の展開は願う所では有ったのだが、万一それが圧力による物であり、作者の本意とは外れていた物で有ったのなら、そんな事で成立してしまう事が悲しいし、それはドラマ好きにとっては本意ではない。
「慰謝料弁護士」(YTV)脚本=森ハヤシ 出演=田中直樹、矢田亜希子、渡辺直美、美保純 他
うえみあゆみのエッセイ漫画原案。
単純な展開だけど、観やすくてまずまずの出来だった。
エピソード勝負のドラマなので、どれだけきちんとしたネタを集められるかで、出来不出来はは変わって来ると思う。
「夜のせんせい」(TBS)脚本=林宏司 出演=観月ありさ、蓮佛美沙子、田中圭、大政絢、笹野高史、山本耕史 他
オリジナル作品。
大人数ドラマで、初回はどうしても顔ぶれ紹介に走ってしまう為、内容的に少々落ち着きが無かったが、まあ仕方ないだろう。
初回は蓮佛メインで、きっちり役作りをして演じているのが伝わって来た。
これから各自のエピソード、夜野桜の過去等が順次描かれ、段々クラスがまとまって行くのだと思うが、林氏の腕を信じて観て行きたいと思う。
- << 311 林氏の腕を信じたかったのだが、話を作り込みたいが為なのか、あまりにも平凡ではない生徒ばかりを揃え過ぎたので、逆に誰にも感情移入出来ず、テーマの意味もぼやけてしまった様な気がする。 自分としては期待外れだった。
「私の嫌いな探偵」(EX・MMJ)脚本=福田雄一 出演=剛力彩芽、玉木宏、白石隼也、安田美沙子、渡辺いっけい 他
東川篤哉原作の、コメディータッチのミステリー。
冒頭の、殺人事件のトリックを見破り、関係者の前で犯人を名指しするまでをスピーディーに描いた導入部は面白くて期待したのだけど、剛力が出て来て、無理矢理コンビみたいな流れになってからはイマイチ面白味に欠けた。
二人になる事で推理や見解が別れるとスピーディーさが消えるし、玉木宏を振り回すには剛力では若過ぎるから、「大家」の称号でも与えないとストーリーが成り立たない。
あと、一話完結だと思っていたら次回に引っ張ったのでびっくり。
モタモタ引き延ばすより、玉木宏がスピーディーにパパっと解決するというコンセプトにした方がいい様な気はするけどな。
「三匹のおっさん~正義の味方、見参!!~」(TX・ホリプロ)脚本=佐藤久美子 出演=北大路欣也、泉谷しげる、志賀廣太郎、大野拓朗、中田喜子 他
有川浩の小説原作。
還暦の幼馴染み男三人組が私設自警団を結成し、町内の悪を斬るというエンタメドラマ。
おっさんがそれぞれ武器(剣道・柔道・機器作成)を持っていて、説得が駄目でもチカラで犯人を制圧出来る点がミソ。
変形勧善懲悪物で気楽に観られそうなドラマだ。
ドラマから話は逸れるが、顔が整い過ぎていて逆に個性に欠けるのか、中々メジャーにならない拓朗くん。欣也さんのバーターで、エンドロール四番手の大きい役を貰ったのだから頑張って欲しい。
- << 312 なんとなく時代劇の匂いもする、肩のこらない勧善懲悪物。 観ていて思ったのだが、夜8時台で北大路欣也主演って事で、時代劇の好きだった視聴者も取り込みたかったのかな。 その作戦は見事成功し、テレビ東京の連ドラとしては、過去最高の視聴率だったとか。 狭い町内だけの成敗で、顔も隠していないのに、何で面が割れないの?とか、突っ込み所は多々あるのだが、それも時代劇ではお楽しみの一つだったな。 これは企画の勝利と言っていいドラマだった。
「天誅 闇の仕置人」(CX・FCC)脚本=高橋幹子、根津理香 出演=小野ゆり子、泉ピン子、京本政樹、柳沢慎吾、白石美帆 他
オリジナル作品。
現代に現れた女忍者?サナが、成り行きで面倒をみる事になった正子の指令で、悪人を成敗するという話なのだが、なにぶん現代なので止めを刺す事は許されないという制約があるため、勧善懲悪でスカッとするという形は取れず、夜8時台のドラマとしては重苦し過ぎて、転けるのではないかというのが率直な印象。
特に初回はDVの描写が超リアルで、ちょっと目を背けたくなったし、折角被害者を助けたのに自殺してしまうという、これまた現実には有りそうだけどドラマとしては救いようのない結末にしてあったので、より重たく感じてしまった。
どういう視聴者層を狙っているのだろうか?
- << 308 「天誅 闇の仕置人」 こんなに初回とそれ以降が変わってしまう連ドラも珍しい。 初回は単発ドラマとして成立する位、しっかりとした作りだったが、暗さと暴力シーンが超リアルで、8時台のドラマには相応しくないし、どうするのだろうという危惧があったのだが、その後仲間が増え、内容も緩い感じに軌道修正、結局初回は何だったのかという話だが、まあ8時台のドラマとしては2話以降の作りで正解なのだと思う。 そこそこは楽しめるドラマだった。
「冬ドラマ途中経過」
◎ハマっているドラマは
*緊急取調室
*隠蔽捜査
*ロストデイズ
*チームバチスタ螺鈿迷宮
〇全部観ようと思っているドラマは
*明日、ママがいない
*僕のいた時間
*S-最後の警官-
*夜のせんせい
Ο多分全部観るだろうなと思っているドラマは
*Dr.DMAT
*三匹のおっさん
●微妙なドラマは
*失恋ショコラティエ
*医龍4
*私の嫌いな探偵
*戦力外捜査官
*天誅~闇の仕置人~
▼脱落したドラマは
*福家警部補の挨拶⇒脚本が退屈。主演もチョイスミスでは?
※民放のみ。深夜ドラマを除く。
>> 286
「僕のいた時間」(CX・共同TV)脚本=橋部敦子 出演=三浦春馬、多部未華子、斎藤工、浅田美代子、原田美枝子 他
オリジナル作品。
…
「僕のいた時間」
メグが介護していた拓人の患者仲間が、人工呼吸器を着けない生き方を選択していたので、拓人は多分装着する生き方を選択するだろう(そうしないと患者の選択肢を偏って表現する事になってしまうから)とは思っていた。
タイトルを過去形にした意味は、最終回で分かる様になっていて、これは素直に上手いなと思った。
三年の月日の流れを、飾ってある写真だけで表現したシーンも良かった。
難病ドラマは作り方が難しいと思うが、取材を重ね正攻法で描き切った橋部さんに拍手を送りたい。
そして春馬くんと多部ちゃん、キャスティングも良かったし、きっちりと演じ切ってくれた二人にも拍手を送りたい。
>> 288
「緊急取調室」(EX)脚本=井上由美子 出演=天海祐希、田中哲司、速水もこみち、大杉漣、小日向文世 他
オリジナル作品。
さすが…
「緊急取調室」
観る前は、天海祐希の為に作られた様な設定のドラマだけど、井上作品なので、スターシステムだけのドラマにはならないだろうと期待していたのだが、見事に面白いドラマを作ってくれた。
一つには脇を固めた演技力のある役者さん達の上手さ、そしてゲストの選択と、そのイメージに合ったストーリー展開で、各話がきっちりと仕上がっていた事が面白さの要因だったと思う。(特に安達祐実の回は象徴的だった)
一点だけ。初回であれだけ狂言回し的に使われていたモツナベが、だんだん有能な刑事コンビへと修正されて行ったのは何故なのだろう(苦笑)
全編を貫いていた夫の死の謎、警察組織の不正の謎が解かれたので、続編は無いのかな?
シリーズ化が得意なEXなので、ある事に期待して待つ事にしよう。
>> 291
「S-最後の警官-」(TBS)脚本=古家和尚 出演=向井理、綾野剛、吹石一恵、土屋アンナ、高嶋政宏、大森南朋 他
漫画原作の警察特殊部…
「S-最後の警官-」
最初から映画化が決まっていたので、このドラマは序章の様な扱いになるのだろうなとは思っていたが、連ドラとしては異例の、主演クラス(新垣結衣)を最後の方で赴任させたり、核となるテロリスト(オダギリジョー)は当然逮捕出来ずに行方不明、従って黒幕にもまだ辿り着けずの状態で終わってしまった。
どうしても元祖の「海猿」と比較してしまうのだが、作りが単純明快で容易に登場人物に感情移入が出来たあちらに比べて、こちらは主張がバラけていて、序章扱いなのでどこにも収斂せず、感情移入が出来なかった。
まあ海保と警察特殊部隊の違いは大きいので、仕方の無い部分はあるのだけど。
向井理と綾野剛は良かったとは思うけど。
※「一號の神の手」説はどうなった!?
>> 295
「明日、ママがいない」(NTV)脚本=松田沙也 出演=芦田愛菜、鈴木梨央、三浦翔平、木村文乃、三上博史 他
オリジナル作品。
「mo…
「明日、ママがいない」
初回レビューでストレートに描いた方が…と書いたのだが、あだ名への抗議に始まって、養護施設関係者、ネット住民の集中砲火を浴びて、世間体に敏感なスポンサーが次々にCM自粛、プロデューサーが養護施設関係者との話し合いの場を持ち、表現に配慮する約束までさせられるという、前代未聞の展開になってしまった。
当初の展開予定と、どこがどう変わったのか、本当の所は我々には分からない。
印象としては魔王の舌打ちと、ステッキや怒声による支配的な威嚇シーンは影を潜め、作り物感が減り、感情移入がしやすい設定に変化して行った様な気はする。(それが当初の予定通りだったのかもしれないし、制作側が真実を話さない限り、我々には分からない)
私自身は初回レビューに書いた通り、あの作り物感には違和感が有ったので、後半の展開は願う所では有ったのだが、万一それが圧力による物であり、作者の本意とは外れていた物で有ったのなら、そんな事で成立してしまう事が悲しいし、それはドラマ好きにとっては本意ではない。
「2014冬ドラマのまとめ①」
1位「緊急取調室」
2位と迷ったが、やはりこちらは“穴”が殆ど無かった事と、井上由美子氏のオリジナルだったので、こちらに軍配を挙げた。
2位「隠蔽捜査」
こちらも本当に面白かったんだけど、主人公が捜査応援の女性部下にときめいてしまう回の話が、唐突過ぎて余計だった様な気がするので、あれが残念だった。
3位「僕のいた時間」
“穴”が無かった訳ではないが、全編を通して正攻法を貫き通し、リアルな説得力で勝負した制作陣を評価したい。
以下は、各ドラマの感想を参照。
※対象は全編試聴済みの民放ドラマのみ。
続編、シリーズ物、深夜ドラマは除く。
※「Dr.DMAT」は途中視聴が抜けた回があったので、評価からは外した。
感想としては4話頃から段々良くなって行ったが(それでも脚本がイマイチだったのは否めない)、そこまでがモタモタしていてつまらなかった。それに輪を掛けたのが、主演の大倉君の演技力不足だった。
「2014冬ドラマのまとめ②」
全話観たドラマの平均視聴率(%)
「S-最後の警官-」14.0
「緊急取調室」12.9
「明日、ママがいない」12.8
「失恋ショコラティエ」12.2
「チームバチスタ螺鈿迷宮」11.4
「三匹のおっさん」10.2
「僕のいた時間」10.1
「隠蔽捜査」7.5
「天誅-闇の仕置人-」7.2
「夜のせんせい」6.4
「ロストデイズ」5.9
※民放のみ。2クール以上のドラマ、深夜ドラマは除く。
※視聴率は関東地区。単純平均。小数第二位を四捨五入。
「Dr.JIN」('12・韓国MBC)脚本=ハン・ジフン、チョン・ヒョンジン 出演=ソン・スンホン、パク・ミニョン、キム・ジェジュン、イ・ボムス、イ・ソヨン 他
原作は村上もとか。TBS「JIN-仁-」のリメイク。
「仁」は、混沌とした幕末を背景に、現代の医療知識を持った医者がタイムスリップして来たらどうなるのかを描いて、ドキドキさせたし、沢山の歴史上の人物が登場し、その面でもワクワクさせてくれたのだが、韓国版は、権力闘争にだけ重点が置かれ、登場人物に広がりが無いため、ワクワク感の全く無いドラマになってしまった。
医療面の展開や工夫などは「仁」をなぞっていたので、その面では面白かったが。
一番情けなかったのは、龍馬と並んで「仁」の肝だった、「夜風」の設定を大きく変えてしまった事。
あれで何だか、決定的に別ドラマになってしまった様な気がする。
ジン・ヒョクとホン・ヨンレの設定は良かったし、キャスティングも合っていたので、それなりに見られるドラマには仕上がってはいるのだが…。
「2014春ドラマ期待作」
(金)23時15分EX系「死神くん」脚本=橋本裕志 主演=大野智 ※新米死神が、今まさに死のうとしている人を説得して現世に戻したり、或いは死が避けられない人を納得させて死後の世界に導いたりする、基本ハートウォーミングな一話完結物らしい。※コミック原作
(日)21時TBS系「ルーズヴェルト・ゲーム」脚本=八津弘幸 主演=唐沢寿明 ※原作、脚本、演出が「半沢直樹」と同一。似ていてつまらなくなるのか、やはり面白い!となるのか?
(木)21時TBS系「MOZU」脚本=仁志光佑 主演=西島秀俊 ※逢坂剛原作の警察物。内容よりも、濃い出演者に惹かれる。共演は香川照之、真木よう子他。
(木)21時EX系「BODER」原案・脚本=金城一紀 主演=小栗旬 ※頭に銃弾を受けた事をきっかけに、死者と会話が出来る様になった刑事の話。出演者に惹かれる人は居ないのだが、脚本の金城氏の手腕に期待したい。
その他では二宮君の「弱くても勝てます」が、ほのぼの系に仕上がっているのなら、面白いかも。
続編では「続・最後から二番目の恋」が始まるので、楽しみにしている。
それにしても相変わらず警察物が多い。若者の恋愛話は遂に0本に!!
※対象は民放ドラマのみ。(深夜ドラマは除く)
「会いたい」('12・韓国MBC)脚本=ムン・ヒジョン 出演=パク・ユチョン、ユン・ウネ、ユ・スンホ、ハン・ジニ、チョン・グァンリョル 他
子役時代の4話まで終了。
ユチョンの子役がヨ・ジング、ユン・ウネの子役がキム・ソヒョンなのだが、この二人が子役とは思えない完成された演技を見せてくれたので、物語に入り込む事が出来た。
脚本も上手くて、特にヨ・ジングが演じたハン・ジョンウを、強い男の子では無く、ナイーブで優しく弱い面も持っている男の子として描いているのが良かった。
キム・ソヒョンは、ユン・ウネの子供時代と言ってもそんなに違和感は無く、役の儚げな雰囲気を良く出していて感心した。
次回からは大人編に突入する様だが、ここまでの雰囲気が壊されずに維持出来るのか、注目して観て行きたい。
「トクボウ警察庁特殊防犯課」(YTV)脚本=福田卓郎 他 出演=伊原剛志、松下洸平、宅間孝行、安達祐実 他
漫画原作。
ターゲットを殺さない、現代版一人仕置き人みたいな設定で、法で裁きにくいグレーゾーンの犯人に、現役警視が「矯正執行」の名の下、お仕置きするのがミソ。脚本、演出共に変に捻らずにストレートに描いていて、見易く面白い。
伊原剛志が、二面性を持つ警視を好演。髪型が笑えるし、外見も演技もかなり作り込んでいるので、いつものハードボイルドタッチの伊原剛志とは、全然違うイメージだ。
上司役の安達祐実は、出番は少ないのだが、流石の存在感で、こちらも笑わせてくれる。
やはり勧善懲悪物は観ていてスッキリするし、心地よい。
「ブラック・プレジデント」(関テレ・MMJ)脚本=尾崎将也 出演=沢村一樹、黒木メイサ、国仲涼子、門脇麦、永井大 他
オリジナル作品。
一代で従業員1200人のアパレル会社を築き上げたワンマン社長が、大学の経営学部に社会人入学するという話。
ブラックという噂は本当なのか、大学の映画サークルの学生達や、新米講師との交流の中で、主人公が何に触発されて、何が変わるのか変わらないのか、見所はそんな所だろうか?
初回はまだ何も始まっていないので、評価は難しいのだが、悪くは無かった。
ただ沢村一樹以外の出演者が地味目な人ばかりで(地味でも演技力のある人を集めているという訳でも無いし)、ちょっと惹き付ける要素は弱いかなという気はする。
「SMOKING GUN~決定的証拠~」(CX・共同TV)脚本=酒井雅秋 出演=香取慎吾、西内まりや、鈴木保奈美、倉科カナ、谷原章介 他
漫画原作。
主人公を始めとする民間の科捜研のメンバーが、事件や事故の真相を調べ、決定的証拠をあぶり出す話。
メンバーそれぞれが、曰く付きの過去を抱えている様な感じで、追々明かされて行くのだろうが、主人公と恋人に一体何があったのか、その事に谷原章介はどう絡んでいるのか、という辺りが縦軸としての見所だろうか。
ファンの方には申し訳ないが、初回の依頼人で、その後科捜研のメンバーになる、クレジット二番目の大役を射止めた西内まりやに、女優としての魅力が感じられないので、この子が前に出て来る様だとちょっときつくなりそうな予感が…。他のメンバーと同等の扱いで進むなら、気にはならない範疇だが。
香取君自体も演技力がある方では無いけど、こういうタッチのドラマなら問題は無い。
- << 354 「SMOKING GUN」終了。 恋人の死の謎に隠された話が、壮大な割には展開が陳腐な感じで、これなら最初から最後まで、普通に依頼者を救う「SMOKING GUN」を探し出す、一話完結の話を揃える事に徹した方が良かったのではないかと感じた。
「BODER」(EX)脚本=金城一紀 出演=小栗旬、青木崇高、波瑠、古田新太、遠藤憲一 他
オリジナル作品。
頭に銃弾を受け、弾を取り出さなかった刑事が、死者と会話(交信)が出来る様になり、死者の指摘した人物を捜査し、逮捕に結び付けるという話。
主人公が、それほどの葛藤も無くこの能力を受け入れ、死者の言葉を信じてしまうのも不思議だが、まあそれは横に置いておくとして、死者が生前の状態に戻った時の映像に、何の工夫も無かったのには驚いた。
あんなのでいいのか!?
あとクレジット二番目(青木)、三番目(波瑠)に魅力が無く、配役が弱いのも致命傷。
真面目な作りで暗いし、演出も冴えないので、これはキツイかも?
小栗旬は良かったけど。
「MOZU season1 ~百舌の叫ぶ夜~」(TBS・WOWOW)脚本=仁志光佑 出演=西島秀俊、香川照之、真木よう子、池松壮亮、石田ゆり子、小日向文世 他
逢坂剛の小説原作のハードボイルドタッチの警察ドラマ。
面白かった!
108分枠、映像のアングル、いちいち説明しないで展開するストーリー、豪華な出演者等から、映画の匂いがプンプンする連ドラだ。
濃い主要役者三人に対し、殺し屋を若くて可愛い顔をした役者にするなど、配役も上手い。
これからどう展開して行くのか楽しみだ。
- << 351 「MOZU」終了。 新谷を筆頭に、撃たれても刺されても串刺しにされても死なない生命力の強さには唖然とするばかりだが(笑)、理屈は後回しだ、映像から何かを感じ取ってくれと言わんばかりの押し切り方に、まんまとハマってしまった。 「理屈」抜きに面白かった。 最初の感想で『殺し屋を若くて可愛い顔をした役者にする』と書いたのだが、彼を選択したのにはきちんと理由があったのだと、後から分かった。
「アリスの棘」(TBS)脚本=高橋麻紀、池田奈津子 出演=上野樹里、中村蒼、オダギリジョー、岩城滉一、栗山千明、國村隼 他
オリジナル作品。
医師の父親を医療ミスで亡くした娘が医師となり、父親の勤務先だった大学病院の医局に研修医として入り込み、父親の「死」に関係した人物に復讐して行く話。
初回で、隠蔽に荷担した看護師長と、手術ミスをした執刀医への復讐が完了と、やけにスピーディーなのだが、これで最終回まで持つのか?
医療ミスだけでなく、父親は薬剤横流しの犯人に仕立てられていたらしく、こっちの復讐もあるから、あのスピード感でも問題は無いのか!?
復讐対象?の息子と恋に落ちて…、みたいな展開もあるのだろうか。
初回はまあまあの出来だったと思う。
- << 352 「アリスの棘」終了。 本当の黒幕に突き当たる迄に、有馬で一回振っておいて、あれ!?西門も怪しい?と惑わせ、そして悲しい真犯人の真実に辿り着くという、中々の最終章だった。 上野樹里も頑張ってはいたが、おいしい所は全部オダジョーに持って行かれてしまった感がある。 夢中になる程では無かったが、最後まで飽きさせない作りになっていたので、その点は評価したい。
「弱くても勝てます~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~」(NTV)脚本=倉持裕 出演=二宮和也、麻生久美子、福士蒼太、有村架純、市川海老蔵、薬師丸ひろ子 他
高橋秀実のノンフィクション原作。
開成高校野球部の監督、部員にインタビューをしたノンフィクションをベースにしている様だ。
ドラマは、野球部員としては話にならないレベルの彼らが、高偏差値の頭脳を駆使して、勝つ方法を考え実践して行くという話らしい。
初回はまだそういう場面にまで到達していないので、有りがちな青春ドラマに終始しており、面白さもイマイチだったが、アイディアが出て来るのであろう次回からに期待したい。
- << 336 と、思ったのだが、二話になってもまだ形にならずモタモタしている。 海老蔵が強烈過ぎて、何か思っているドラマとは違う方向に行ってしまうのではと危惧してしまう。
「ホワイト・ラボ~警視庁特別科学捜査班~」(TBS)脚本=ますもとたくや 出演=北村一輝、宮迫博之、藪宏太、谷原章介、和久井映見 他
オリジナル作品。
科捜研の仕事と捜査の仕事を、両方同時にこなす部署のスペシャリスト達の話。それを束ねる班長だけは、科学捜査のスペシャリストではない。(そういう設定にした意味は、初回では分からなかった)
こういうドラマではメンバーのキャラ設定と、出し方のバランスが大事だが、まあまあ上手くまとめていた方ではないかなと思う。
一話完結スタイルだが、メンバーがメンバーを調べている描写があり、その事件?の事が縦軸になるのだろうか?
- << 359 「ホワイト・ラボ」終了。 一ノ瀬の父親の死には、一ノ瀬自身の留学時代の知り合い沙羅が関わっており、そこには開発途中の癌特効薬の利権が絡んでいた…という、何やら「SMOKING GUN」と若干似た様な結末だった。 まあ、こちらの方がレギュラーのキャラ設定も、演じる役者も良かったし、ストレートな展開で分かりやすさも上だった様に思う。
「極悪がんぼ」(CX)脚本=いずみ吉絋 出演=尾野真千子、椎名桔平、三浦翔平、仲里依紗、小林薫、オダギリジョー、三浦友和 他
漫画原作。
全く期待はしていなかったのだが面白かった。
お人好しで騙され続けた女が、いわゆる悪徳金融業者(コンサルタントと名乗っているが)に多額の借金を負わされ、あろうことかその業者に仲間入りを懇願して認められてしまう話。
次回以降、主人公がどういう取り立てをするのかしないのか興味深い。
腐っても月9で、制作費も潤沢なのか役者も揃えてくれたし、期待出来そうな予感がする。
- << 340 「極悪がんぼ」② 第二話の様に、普通の人(納品業者とか)が被害に遭う話が絡むと、どうしても反社会的部分に気を使う事になってしまう為、パワーダウンは否めない。 なので依頼人もターゲットも、いわゆる“悪い奴”に設定せざるを得ない。(その方が脚本も全開で書けるから) それでどこまで視聴者を飽きさせずに、案件を捻り出せるのか興味深い。
- << 360 「極悪がんぼ」終了。 やはり危惧した通り、地上波21時台に連ドラでやり通すには、裏社会物はこのご時世、中々厳しかったのではないかと思える。 初回はいい仕上がりだったし、主要登場人物のキャラ、豪華な役者陣と、文句の付けようが無い位だったのだが、回が進むとやはり時間帯的に「裏仕事の対象」の選択や、話の膨らませ方に、自主規制をしているのかなと感じさせる緩さがあり、残念だった。 最終回は、複合的な狐と狸の化かし合いみたいな設定で、良く出来ていたし面白かった。
「花咲舞が黙っていない」(NTV)脚本=松田裕子、江頭美智留 出演=杏、上川隆也、塚地武雅、榎孝明、生瀬勝久 他
池井戸潤の小説原作。
銀行支店窓口担当から、本部の臨店担当(ミスの原因を探し指導する)になった、正義感の強過ぎる女性の話。
どうやらこの異動には、その女性・花咲舞の性格を利用した、ある人物の、出世に絡むライバル潰しの魂胆が隠されている様なのだが。
まあ現実には、こういう人物には滅多にお目にかからないが、ドラマとして観る分には、やはりスカッとはするし、見易く作られているのでまあまあの出来かなと思う。
主演二人も好演している。
- << 337 「花咲舞が黙ってない」第二話 支店長ごり押しのエピソードも、その役者も「半沢直樹」と被っていて笑ってしまったが、でも面白い。 警察物が多くて食傷気味なので、気分転換の意味でも、これと「極悪がんぼ」には頑張って欲しいな。
- << 355 「花咲舞が黙ってない」終了。 うーん、ラスト2話の、バカ息子(平岡祐太)絡みの話は、あまりにも設定が飛躍し過ぎていて、あざとさが前面に出て来ている様に感じてしまい、少し白けたが、全体としては分かりやすい構図の『水戸黄門スタイル』を貫いており、それが見易さ=高視聴率に結び付いたのだと思う。 舞の父親の設定、美味しそうな今日のおすすめ料理、それを食べながら交わす三人の会話、このシーンのドラマの中で果たす役割は意外と大きかったなあと、今になって強く感じる。 ラストの感じから言って、「続」に含みを残した感じだなあ。 杏は連ドラを二作続けてヒットさせた事によって、女優としての価値が跳ね上がったのは間違いない。
「TEAM」(EX・東映)脚本=吉本昌弘 出演=小澤征悦、田辺誠一、塚本高史、渡辺いっけい、西田敏行 他
オリジナル作品。
どちらかと言うと正統派の警察ドラマだが、初回を観ただけでは、何を伝えたいのかがよく分からなかった。
「お前たちは駒だ」と部下に言い放つ管理官自身が、その上の人間にとってはまた駒の一人でしかない、という筍の様な警察組織。
そんな使い古された事を直球でドラマ化されても、観ている方は疲れるだけ。
このスタイルが続くなら、見続けようとは思わない。
- << 353 「TEAM」終了。 初回は怒鳴りあってばかりで、正直何?これ?と思ったのだが、2~3話位でその構図が分かり出してからは、面白く観ていた。 終わってみれば、一番タヌキだけど、一番頭がキレていたのも刑事部長だったという落ちも上手かった。
「続・最後から二番目の恋」(CX)脚本=岡田惠和 出演=小泉今日子、中井貴一、坂口憲二、内田有紀、加瀬亮、長谷川京子、飯島直子 他
オリジナル作品の続編。
初回は殆んどが、千明と和平の「ああ言えばこう言う」お約束のシーンで構成されていて、流石に飽きた。
やはり、それぞれの生活がきちんと描かれていて、その上で時々お約束のバトルが挟み込まれるという、あのバランスが丁度良かったのだ。
それでも千明には元カレ?和平にも美女が急接近という、新ネタが盛り込まれており、次回に興味を繋げる話にはなっていたから救いはある。
次回は良いバランスになっている事を祈る。
- << 342 「続・最後から二番目の恋」② 二話でいつもの、それぞれの日常が描かれる様になったので安心した。 家族、同僚、友人、知人…その出番の量の、絶妙なバランスの取り方を観ていると、さすがに岡田氏は上手いなあと思う。
- << 362 「続・最後から二番目の恋」終了。 初回はどうなる事やらと心配したが、直ぐにいつもの感じに戻り、特に第9話からのラスト3回は、このドラマの良さが凄く出ていて、岡田氏の実力の程を再認識させて貰った。(役の設定、振り分け、出し方のバランス、会話の構築…全部お見事) ラスト、いい感じにはなったけど、結論は出していないので、また次もあるのかな? せっかく時間を掛けて、和平さんという魅力的なキャラを築き上げて来たので、まだ観ていたい様な気はする。
「死神くん」(EX)脚本=橋本裕志 出演=大野智、桐谷美玲、松重豊 他
えんどコイチの漫画原作。
もっとホンワカムードのドラマなのかと勝手に思っていたが、新米死神くんが意外とシニカルなので戸惑ってしまった。
まだ松重豊のポジションがよく分からないので、彼と死神くんのエピソードが出て来ると、少しは違ったムードになるのだろうか?
桐谷美玲が激しく叱咤して、死神くんが「やってられないよ」みたいな、サラリーマンの悲哀的な流れになるのかな?
それならちょっと面白くなるかも?
- << 345 死を選ぶにあたって、3つの条件を飲んでくれる悪魔が出て来てから、話に広がりが出たし、死神くんの緩さ、ホンワカムードも対比として強調される事になり、内容としても良くなっていると思う。 4話は、ドラマが始まる前に私が勝手に思い描いていた内容に近く、次回も期待出来そうな予告篇だったので、楽しみにしている。
- << 356 「死神くん」終了。 回によって出来に多少のバラつきはあったが、特に悪魔が登場してからは、駆け引きもあり面白くなったと思う。 原作がどういう設定なのかを知らないので、的外れになるかもしれないが、真っ直ぐでほんわかとした死神くんの感じを最初からもっと徹底して描いていたら、もっと分かりやすいドラマになっていたのではないかなと思う。 大野くんのあの無表情が醸し出すトッポさは中々貴重で、はまり役だった様な気がする。
「ファースト・クラス」(CX・FCC)脚本=渡辺千穂 出演=沢尻エリカ、中丸雄一、佐々木希、田畑智子、板谷由夏 他
オリジナル作品。
あこがれだけで、ひょんな事からファッション雑誌編集部にインターンとして入った、衣料材料店の元店員だった主人公が、女同士の格付け、蹴落とす為のイジメに屈する事なく、上を目指して行く話の様だ。
ラスト、人の好さそうな主人公ちなみが、最初の屈辱を味わった末に、誰も居ない編集部で編集長の席を凝視するシーンで、ガラッと表情を変える時の演出と沢尻エリカの演技が、次回に期待を繋げてくれる様で良かった。
脚本の渡辺千穂さんは「名前をなくした女神」を書き下ろした方。
イジメドラマはあまり好きではなく、あちらは観なかったのだが、これは取り敢えずもう少し観てみようと思う。
- << 346 「ファースト・クラス」② イジメや嫌がらせは有るのだが、1つについて1話で処理する感じで長引かせないので、気にならなくなった。 レミ絵と白雪(それにしても二人とも凄い名前)の、本音全開の心の声が面白過ぎるし、へこたれないエリカ様が心優しい女性という設定なのも、一連の騒動報道で得られたエリカ様のイメージとは正反対(あくまでもイメージ)で、このギャップも面白さの一つで楽しめる。
- << 357 「ファースト・クラス」終了。 ドラマの設定自体は有り得ないし、最後の会社買収、「ファースト・クラス」を守る為の大沢(板谷)の謀等、あまりに荒唐無稽でシラケてしまう部分もあったが、そんな中、最後まで惹き付けてくれたのが、レミ絵の本音全開で研ぎ澄まされた心の声、そのセリフの言葉の選び方の巧みさだった。 白雪が抜けてレミ絵一人になっても、そのパワーは衰え知らずで、本当に笑わせて貰った。 エリカさまの過去と照らし合わせると、彼女の反論とも取れる様なセリフもいくつか用意されており、脚本家の職人技の様なものを感じた。 それにしても板谷さんの聞き取れない『囁きセリフ』には閉口した。 演出はもっと頭を使わないとね。
「マルホの女~保険犯罪調査員~」(TX・FINE)脚本=秦建日子 他 出演=名取裕子、麻生祐未、宇梶剛士、眞島秀和、佐野史郎 他
オリジナル作品。
性格も経歴も正反対の、保険犯罪調査専門会社の女性調査員二人が、反発、牽制し合いながらも真相に辿り着いて行く話。
一話完結だが、縦軸として主人公・奈津子(名取)と因縁の有りそうな政治家と秘書?、そして寝た切り状態の親友(高橋ひとみ)の事件との絡み等が有る様なので、そちらの真相解明でも引っ張るつもりの様だ。
初回は110分設定だったので途中ダレたが、二人のキャラ設定は面白いので、通常枠で展開がスピーディーになれば、もっと良くなるかもしれない。
「刑事110キロ」(EX・東映)脚本=尾西兼一、石原武龍 他 出演=石塚英彦、中村俊介、星野真里、石丸謙二郎、高畑淳子 他
オリジナル作品の続編。
前作はデブを隠れ蓑にしたコロンボタイプの新米刑事の話だったが、今回は話のスタイルも、先に犯人と犯行を見せるコロンボ型に変更したみたいだ。
前作では小出しだった重箱の隅をつつく様な細かさ、ネチネチとした詰め寄り方が、今回は前面に出て来ていて、ちょっと意外だった。
初回は114分枠だったが、分かりやすい起承転結でダレる事も無く、そこそこ面白かった。
今回は、目の奥は笑っていない石ちゃんを前面に出して行くつもりなのだろうが、それが吉と出るか凶と出るか。
「なるようになるさ」(TBS)脚本=橋田壽賀子 出演=舘ひろし、浅野温子、紺野まひる、南沢奈央、渡辺美佐子、泉ピン子 他
オリジナル作品の続編。
(放送枠は新設)
前回のワケあり従業員からは紺野まひるだけが通いで残って、新たに3人のワケありが加わり、婿入り同然の結婚をしていた息子(三男だったかな?)まで出戻って来るみたいな初回だった。
今回は若い二人(香子、涼)より、年老いた戸川たつ(渡辺)の設定の方が惹かれるものがある。
途中で紺野まひるが居なくならない事(一人で頑張っている夫が呼び寄せるみたいな)を祈る。
- << 344 「なるようになるさ」② 何と一番惹かれる存在だったたつさんが居なくなってしまった。 自宅で開く老人関連事業所の話でまた出て来たとしても、あの店での存在感とは別物だからなあ。 何かがっかり。
「ルーズヴェルト・ゲーム」(TBS)脚本=八津弘幸 他 出演=唐沢寿明、檀れい、石丸幹二、江口洋介、山崎努 他
池井戸潤の小説原作。
「半沢直樹」で当てたTBSが、夢よもう一度と、同じ原作者、脚本家、演出家で作ったドラマ。
まあ、主人公がある状況に耐えに耐えて、最後に一発逆転で観る者をスカッとさせてくれるという構図は踏襲されてるし、その面ではやはり面白い。
気になるのは、そこ(企業ドラマ)に企業の野球部のドラマを絡めている事。それも半分位のウェイトを占めている。
確かに野球に逆転は付き物で、そこに数々のドラマが生まれるのだが、何か、あっちに行ってこっちに行ってみたいな落ち着きの無さが、ドラマとしてどうも気になる。
外様の新社長と生え抜き専務の駆け引き、男の嫉妬…だけではワンクール持たないのかな?
新しい形のドラマとして上手く成立させて行くのか、楽しみではある。
- << 347 「ルーズヴェルト・ゲーム」② 経営危機の話と社会人野球の話を、割合的にほぼ対等に描く手法にはだいぶ慣れては来たが、それでもやはり気が散る部分は残っている。 沖原役の工藤君のキャラがピッタリで、その部分では惹かれるものがあるのだが。 半沢の時の様な、ワクワク感はまだ少ないかな。
- << 358 「ルーズヴェルト・ゲーム」終了。 ラスト前の回で笹井専務が青島を選択し、男の嫉妬を正論で包み隠した時点で結末は見えていたのだが、株主総会で合併派をねじ伏せ、コンペの動画技術でイツワをねじ伏せ、青島全社一丸となって野球部を応援し、イツワ野球部をねじ伏せて行く、ラストの盛り上がり、そのたたみ掛けて行く作り方は上手かったなと思う。 企業の話と野球部の話が平行して描かれて行く手法に中々慣れなくて、その分、ドラマ全体から受ける印象がやや散漫になってしまったのは否定出来ないかな。
「春ドラマ途中経過」
◎ハマっているドラマは
*MOZU
〇全部観ようと思っているドラマは
*ルーズヴェルト・ゲーム*アリスの棘
*極悪がんぼ
*続・最後から二番目の恋*花咲舞が黙ってない
Ο多分全部観るだろうなと思っているドラマは
*死神くん
*ファースト・クラス
*ホワイト・ラボ
*刑事110キロ
●微妙なドラマは
*ビター・ブラッド
*なるようになるさ
*TEAM
*SMOKING GUN
*マルホの女
▼脱落したドラマは
*ブラック・プレジデント*BODER
*弱くても勝てます
⇒三作品とも脚本が退屈で、惹かれるものが無い。
「弱くても…」については、熱血・スポ根ではない、こういうスタイルも有ってもいいけど、それならばもっと緻密で、生徒も教師も最初から頭を使う話にしてくれた方が、明確で面白くなったと思う。悪いけど、とても頭のいい進学校の生徒達には見えない。
※民放のみ。深夜ドラマを除く。
- << 343 「春ドラマ途中経過」② ◎ハマっているドラマは *MOZU 〇全部観ようと思っているドラマは *ルーズヴェルト・ゲーム*アリスの棘 *死神くん *続・最後から二番目の恋*花咲舞が黙ってない Ο多分全部観るだろうなと思っているドラマは *極悪がんぼ *ファースト・クラス *ホワイト・ラボ *刑事110キロ ●微妙なドラマは *なるようになるさ *TEAM *SMOKING GUN ▼脱落したドラマは *ブラック・プレジデント*BODER *弱くても勝てます ⇒以上理由は既出。 *マルホの女 *ビター・ブラッド ⇒両作品共に惹かれる部分も多少有ったのだが、やはり脚本にそれ以上の魅力が感じられなかった。 ※民放のみ。深夜ドラマを除く。
>> 339
「春ドラマ途中経過」
◎ハマっているドラマは
*MOZU
〇全部観ようと思っているドラマは
*ルーズヴェルト・ゲーム*アリス…
「春ドラマ途中経過」②
◎ハマっているドラマは
*MOZU
〇全部観ようと思っているドラマは
*ルーズヴェルト・ゲーム*アリスの棘
*死神くん
*続・最後から二番目の恋*花咲舞が黙ってない
Ο多分全部観るだろうなと思っているドラマは
*極悪がんぼ
*ファースト・クラス
*ホワイト・ラボ
*刑事110キロ
●微妙なドラマは
*なるようになるさ
*TEAM
*SMOKING GUN
▼脱落したドラマは
*ブラック・プレジデント*BODER
*弱くても勝てます
⇒以上理由は既出。
*マルホの女
*ビター・ブラッド
⇒両作品共に惹かれる部分も多少有ったのだが、やはり脚本にそれ以上の魅力が感じられなかった。
※民放のみ。深夜ドラマを除く。
>> 349
レスありがとうございます。
「会いたい」はラスト3話(だったかな?)を残したままで完走していません。
何かハリーが壊れてから観る気が失せたと言うか…。
でもそのうち観るつもりではいます。
今は「棚ぼたのあなた」というキム・ナムジュ主演のドラマにハマっています。
今日は恒例の旦那様(キム・スンウ)のカメオ出演があって、相変わらずの作り込みメイクととぼけたセリフの連発で、大笑いしました。
- << 392 「棚ぼたのあなた」18話に、今度はキム・ナムジュの夫役ユ・ジュンサンの奥様、ホン・ウニがカメオ出演。 ホン・ウニは、ユニ(キム・ナムジュ)が出演交渉するタカビーな既婚女優役で、おちょくられて断られたユニが旦那(ユ・ジュンサン)にこぼすと、優しい旦那が女優(役名もホン・ウニ(笑))のブログに、『…性格を変えないと夫が可哀想です…』と書き込みをするという設定で、大笑いした。 キム・ナムジュのところも、ユ・ジュンサンのところも、オシドリ夫婦で有名だからこそ出来る事なのだろう。 その内ユ・ジュンサン夫妻も、同じ画面に出て『ボケ倒す』カメオ出演をする様になるかも!?
>> 328
「花咲舞が黙っていない」(NTV)脚本=松田裕子、江頭美智留 出演=杏、上川隆也、塚地武雅、榎孝明、生瀬勝久 他
池井戸潤の小説原作。…
「花咲舞が黙ってない」終了。
うーん、ラスト2話の、バカ息子(平岡祐太)絡みの話は、あまりにも設定が飛躍し過ぎていて、あざとさが前面に出て来ている様に感じてしまい、少し白けたが、全体としては分かりやすい構図の『水戸黄門スタイル』を貫いており、それが見易さ=高視聴率に結び付いたのだと思う。
舞の父親の設定、美味しそうな今日のおすすめ料理、それを食べながら交わす三人の会話、このシーンのドラマの中で果たす役割は意外と大きかったなあと、今になって強く感じる。
ラストの感じから言って、「続」に含みを残した感じだなあ。
杏は連ドラを二作続けてヒットさせた事によって、女優としての価値が跳ね上がったのは間違いない。
>> 332
「ファースト・クラス」(CX・FCC)脚本=渡辺千穂 出演=沢尻エリカ、中丸雄一、佐々木希、田畑智子、板谷由夏 他
オリジナル作品。
…
「ファースト・クラス」終了。
ドラマの設定自体は有り得ないし、最後の会社買収、「ファースト・クラス」を守る為の大沢(板谷)の謀等、あまりに荒唐無稽でシラケてしまう部分もあったが、そんな中、最後まで惹き付けてくれたのが、レミ絵の本音全開で研ぎ澄まされた心の声、そのセリフの言葉の選び方の巧みさだった。
白雪が抜けてレミ絵一人になっても、そのパワーは衰え知らずで、本当に笑わせて貰った。
エリカさまの過去と照らし合わせると、彼女の反論とも取れる様なセリフもいくつか用意されており、脚本家の職人技の様なものを感じた。
それにしても板谷さんの聞き取れない『囁きセリフ』には閉口した。
演出はもっと頭を使わないとね。
>> 338
「ルーズヴェルト・ゲーム」(TBS)脚本=八津弘幸 他 出演=唐沢寿明、檀れい、石丸幹二、江口洋介、山崎努 他
池井戸潤の小説原作。
…
「ルーズヴェルト・ゲーム」終了。
ラスト前の回で笹井専務が青島を選択し、男の嫉妬を正論で包み隠した時点で結末は見えていたのだが、株主総会で合併派をねじ伏せ、コンペの動画技術でイツワをねじ伏せ、青島全社一丸となって野球部を応援し、イツワ野球部をねじ伏せて行く、ラストの盛り上がり、そのたたみ掛けて行く作り方は上手かったなと思う。
企業の話と野球部の話が平行して描かれて行く手法に中々慣れなくて、その分、ドラマ全体から受ける印象がやや散漫になってしまったのは否定出来ないかな。
>> 326
「極悪がんぼ」(CX)脚本=いずみ吉絋 出演=尾野真千子、椎名桔平、三浦翔平、仲里依紗、小林薫、オダギリジョー、三浦友和 他
漫画原作…
「極悪がんぼ」終了。
やはり危惧した通り、地上波21時台に連ドラでやり通すには、裏社会物はこのご時世、中々厳しかったのではないかと思える。
初回はいい仕上がりだったし、主要登場人物のキャラ、豪華な役者陣と、文句の付けようが無い位だったのだが、回が進むとやはり時間帯的に「裏仕事の対象」の選択や、話の膨らませ方に、自主規制をしているのかなと感じさせる緩さがあり、残念だった。
最終回は、複合的な狐と狸の化かし合いみたいな設定で、良く出来ていたし面白かった。
「2014春ドラマのまとめ①」
1位「MOZU」
設定とかを理屈で理解しようとすると有り得ない話だし、何これ?という評価になるとは思うのだが、一貫してそういう概念を超越した所で話が展開し、圧倒的な映像の力と役者の力量で押し切った作り方に寄り切られてしまった。
2位「ルーズヴェルト・ゲーム」
ラストまで観ると、野球部の存在、扱い方には意味が有り、あのバランスでも良かったんだなというのが分かるが、慣れない前半は少し苛々させられた。
3位「花咲舞が黙ってない」
単純明快な設定と展開で“穴”を回避する無難な作りだったが、それはそれで観ていて疲れないし、爽快感も味わえたし、良かったと思う。
以下は、各ドラマの感想を参照。
※対象は全編試聴済みの民放ドラマのみ。
続編、シリーズ物、深夜ドラマは除く。
「2014春ドラマのまとめ②」
全話観たドラマの平均視聴率(%)
「花咲舞が黙ってない」16.0「ルーズヴェルト・ゲーム」14.5
「続・最後から二番…」12.8
「アリスの棘」11.0
「MOZU」10.8
「極悪がんぼ」9.9
「死神くん」9.5
「TEAM」9.4
「ファースト・クラス」8.0
「ホワイト・ラボ」7.9
「刑事110キロ」7.4
「SMOKING GUN」7.3
※民放のみ。2クール以上のドラマ、深夜ドラマは除く。
※視聴率は関東地区。単純平均。小数第二位を四捨五入。(加重平均でも順位は同じ。視聴率自体には若干の差は有り)
「2014夏ドラマ期待作」
(水)22時00分CX系「若者たち2014」脚本=武藤将吾 主演=妻夫木聡 ※昔の大ヒット作を現代風に焼き直したドラマ。妻夫木、瑛太、満島ひかり他で五人兄弟を演じる。暗めに傾き過ぎない事を祈る。
(金)22時TBS系「家族狩り」脚本=大石静他 主演=松雪泰子 ※原作=天童荒太のミステリー。「家族」がキーワードになる様だ。かなり暗い感じになるとは思うのだが、展開が面白ければ気にならない筈。
(木)22時CX系「昼顔」脚本=井上由美子 主演=上戸彩 ※昼だけ不倫をする主婦の話。不倫物では井浦新の「同窓生」もあるが、こちらの方には最強の(笑)斉藤工が出ているので、というのは半分冗談だが、やはり井上由美子の本なので期待が大きい。
(火)21時CX系「あすなろ三三七拍子」脚本=吉田紀子他 主演=柳葉敏郎 ※久し振りのギバちゃんが、社命で大学に入学し、いやいや応援団長をやらされる話なのだが、あの重松清原作だし、何か面白そうなので。
続編では小泉孝太郎の「ぺテロの葬列」(名もなき毒と同じ主人公)と、木村拓哉の「HERO」かな。
あと大好きだった「信長のシェフ」が、早い時間帯で復活するので、こちらも楽しみにしている。
「家族狩り」(TBS)脚本=大石静、泉沢陽子 出演=松雪泰子、伊藤淳史、平岡祐太、財前直見、浅田美代子、遠藤憲一 他
天童荒太原作のミステリーというか、社会派ドラマというか…。
観ていて、全体の構図としてはこういう事なのかなというのは頭に浮かんだのだが、それだと現実社会の一面を鋭く突いている反面、かなり病んでいて怖い話になるので、違う方向に行く方が逆に救われるのだが。
もっと終始暗いトーンなのかなと予想していたが、伊藤淳史の役をいわゆるチャラ男にしている事と、主人公(松雪泰子)の、“まだらボケ”の父親が存在する事で、その言動が結果的にドラマの進行にアクセントを付ける事になり、「明と暗」「陽と陰」のバランスが絶妙なドラマに仕上がっていた。
初回を観る限り、かなり期待出来そうな感じはした。
- << 381 「家族狩り」 4話まで進んだが、やはり重い。ドラマとしてはしっかりと作られているのだが、題材が題材だし描き方がリアルなので、見続けるにはかなりの覚悟が要りそうだ。 第4話の家庭内暴力の女子高生と、放送翌日に起きた佐世保の事件の事が妙にリンクしてしまい、心に重くのし掛かっている。 それでも真面目に作られている作品なので、最後まで見届けようとは思っている。
「ペテロの葬列」(TBS)脚本=神山由美子 出演=小泉孝太郎、長谷川京子、国仲涼子、室井滋、長塚京三 他
宮部みゆき原作のミステリーで、同枠の「名もなき毒」の杉村や周辺人物がまた登場する続編。
約110分の拡大枠だったが、脚本が面白くて(原作の力か?)ドラマに入り込めた!!
何か曰く有り気な犯人の設定が面白く、また犯人役の長塚京三が上手かったし、人質事件の予定調和を壊す勢いの、人質役の峰竜太の甲高い台詞回しの一つ一つが、犯人を刺激するのではとハラハラさせるしで、ずっと緊張感が有り、好奇心を刺激して来る上手い演出だった。
(ここからはネタバレになってしまうので、まだ観ていない人は注意)
犯人が自死という形で呆気なく死んでしまったので、この後のストーリー展開がどうなるのか、事件の謎はともかくとして動機については誰が語るのか、逆の意味で興味が湧く。
スタートとしてはとても良い仕上がりだったと思う。
- << 384 「ぺテロの葬列」6話まで終了。 ここまで一切ダレる事無く上手く話が展開しているし、間野(長谷川)や橋本(高橋)の怪しさ(プラス妖しさ)も加わって、どうなるのだろうという期待で楽しみに観ている。 杉村は、小泉孝太郎の当たり役(またはターニングポイント)になりそうな感じだな。
「若者たち2014」(CX)脚本=武藤将吾 出演=妻夫木聡、瑛太、満島ひかり、柄本佑、野村周平、吉岡秀隆 他
昔の大ヒットしたドラマの、親のいない5人兄弟の設定だけを抜き出して、現代の話にしたドラマ。
物凄く期待して観たのだけど…、弟妹の前での長男のテンションが、余りにも高過ぎて現実離れし過ぎた演出で、その部分だけで疲れてしまった。
妻夫木聡は声を出し過ぎで、若干声が枯れていたし、あそこまでさせる杉田演出の意図が分からない。
佑くんなんかは終始自然体で演じていて好感が持てたし、他の演者にも不足は無かったので、余計にあの演出の蛇足感が強調される結果になり勿体無かった。
台詞やストーリーには、共感出来たり、どうなるんだろうと期待を持たせてくれる部分も多々有り、観続けようとは思っている。
- << 385 「若者たち」5話まで終了。 初回のテンション高過ぎの演出に、どうなる事やらと思っていたのだが、中江演出で若干落ち着いたのと、まあ自分が慣れたのもあって、「テンション」については余り気にならなくなり、逆に暁(瑛太)の過去が分かるに連れ、また、兄弟以外の吉岡、蒼井、長澤、橋本の出番が増えるに連れ、話に厚みが出て来たし、当然この先どうなるのかという楽しみも増えて、どんどん面白くなって来た。 裏話によると、どうも『この時代にわざわざテンション高めの兄弟』は、意図が有っての演出らしいのだが、にしても初回の長男に関するわざとらしさ、やり過ぎ感だけは、やはり容認は出来ないなあ。 今でも残念に思っている。
「信長のシェフ」(EX・東映)脚本=深沢正樹 他 出演=玉森裕太、及川光博、志田未来、高嶋政伸、稲垣吾郎 他
漫画原作。続編。
続編になると、何か新しい事を取り入れようとして、かえってつまらなくしてしまうパターンが往々にして有るのだが、このドラマに関しては、前作のスタイルのままで作ってくれているので、観ていて心地良かった。
このドラマの肝は、戦国時代に有った素材で工夫して作る現代風料理と、それを食す時の、人々の幸せそうな笑顔なので、その部分は毎回見せて欲しいと思う。
香椎由宇が居なくて、佐々木希が代わりに出ていたので、がっかりしたのだが、何と初回で呆気なく殺されてしまったので、もしかしたらその内、香椎由宇が出て来るのではと、少し期待している。
- << 389 「信長のシェフ」終了。 本能寺の変までは辿り着かず、ケンが平成に戻る事も無いまま終わってしまったので、『信長とケン』という側面だけで捉えると、若干消化不良ではあったが、この続編も私の、『料理はどこまで人心を動かす事が出来るのか』、もっと平たく言えば『料理はどこまで人を笑顔に出来るのか』という期待には十分応えてくれた。 元々は夜遅い時間帯のドラマとして作られていたので、テイストとしてはエンタメに徹していて分かりやすく、観ていて疲れないドラマだった。
「同窓生 ~人は三度恋をする~」(TBS・テレパック)脚本=田渕久美子 出演=井浦新、稲森いずみ、板谷由夏、三浦理恵、松本利夫、松岡昌宏 他
柴門ふみの漫画原作。
40歳になった中学の同級生が同窓会で再会し、それをきっかけに今の自分と向き合い、一歩踏み出して行く(それが不倫に繋がるのかは、今のところ不明だが)という話の様だ。
男女二人づつの4人が再会し、二次会で盛り上がる所までは、過去の話(カット・イン)も含む展開もスピーディーだし、会話も面白かったのだが、そこから先の、それぞれの現実に戻った辺りから、急にテンポダウンしてどこかで観た話になってしまったのは残念だった。
井浦新はキャラぴったりの役で、中々良かった。
- << 394 「同窓生」終了。 結局、妻に決定的な非が無い遼介は元サヤ、夫がDV男のあけひは離婚という、世間(既婚女性&F層視聴者)を敵に回さない結末にしていた。 まあ、これしか落とし所は無いだろうなあとは思っていたけど。 太郎は、自分の連れ子の一郎が、継母であるあけひに「離婚するなら一緒に連れて行って」と訴えているのを立ち聞きしてショックを受け、離婚に同意、養育費として貯金も渡すという展開だったが、愛娘の大切にしているぬいぐるみをカレーライスに突っ込む位に、激情型で感情のコントロールが下手なDV男が、理性で導いた家族ごと手放すという結論を、その後も実行し続けるというのは現実に照らすと考えにくく、この辺りはやっぱりドラマだなあと思った。 薫子はマンションを買おうと思っていた貯金を、自分の薬局を持つ為の資金にしたんだね、息子との生活の為に。 資格を持っていると選択肢もある程度は広がるという教訓か。
「HERO」(CX)脚本=福田靖 出演=木村拓哉、北川景子、杉本哲太、濱田岳、吉田羊、松重豊、角野卓造 他
オリジナル作品の続編。
なのだが、私自身は第一作、スペシャル、映画のどれも一度も観た事が無いので、全くの新番組と同じ位置付けである。
とは言うものの当時話題にはなっていたので、どんな感じのドラマなのかは何となく知ってはいたけど。
今回初めて観たので、以前から観ている人が多分感じる不満(○○はあの人の方が良かった的な)は、一切無い。
その上で…普通に面白かった。
舞台の様な感じの、城西支部でのデフォルメされたやり取りと、久利生が地道に丁寧に捜査する部分の普通の感覚とが、上手く融合していて飽きない作りになっている。
濱田くん、吉田さんと、好きな役者も出ているし、ゲストの人選も意外性があって面白かったので、次回も期待して観る事にしよう。
- << 397 「HERO」終了。 これも最終回に少し疑問。デフォルメも許されるのは時と場合がある。 法廷での「裁判員の皆さん…」は頂けないし、それに対して有能な弁護士が無言というのは、もっと頂けない。 絶対的に物証は必要なのだが、犯行時に使われたというナイフは一体何処から出てきたのか? 何か荒っぽくてため息が出てしまった。 元検事を説得する為に、入れ替わり立ち替わり行脚するシーンとかは、このドラマの真骨頂で、ああいうデフォルメは大いに歓迎なんだけど。 全体としては面白かったし、良かったと思う。
こんばんは
私は今回は 家族狩り 若者たち 同窓生 昼顔 おやじの背中を見ます。
明日は昼顔が始まりますね😊
何より、明日の朝韓 赤と黒が楽しみです(^_^)v 大好きなので二回目です
今日の若者たち まあまあでした
- << 378 おはようございます。 ごめんなさい。レスを見落としていましたm(__)m 「若者たち」は、二話目でだいぶ良くなりましたね。 「同窓生」は、何かもったりしていませんか?でも次回は展開があって面白そう。EXILE夫、DV?モラハラ?初回は何でこの人が夫?って思ったけど、役柄が分かって来たら、結構いい味を出してるかなって(笑) 「おやじの背中」は単発なので、溜めておいて時間の出来た時に観ようと思っています。 レスをありがとうございました。
「あすなろ三三七拍子」(CX・共同TV)脚本=吉田紀子、ふじきみつ彦 出演=柳葉敏郎、剛力彩芽、風間俊介、西田敏行、ほんこん、反町隆史 他
重松清の小説原作。
設定は現実離れした喜劇的な話なのだが、ドラマ自体はオーソドックスな作りで、現実離れした事を、役者が真剣に演じれば演じる程、笑えてちょっぴりジーンと来る、そんなドラマに仕上がっていた。
途中までは、悪くは無いのだけど何か間延びする演出で、イマイチ伝わって来る物が無かったのだが、最後の新歓ステージで、雨に打たれながらようやく本気でエールを送る藤巻を演じた、柳葉敏郎の「本気の演技」に、心を鷲掴みにされてしまった。
おそらく応援団を廃部に追い込みたい准教授が送り込んだスパイ?の剛力彩芽が、反対に取り込まれたりするのだろうか。
- << 382 「あすなろ三三七拍子」 3話まで終了。 やはり脚本が間延びする印象は拭えないのだが、応援団の真髄(なのかな?)に迫るセリフと行動には、何か心を動かされるものがあって、その場面になるとついつい真剣に観てしまう。 最後まで観たら、もっと得るものが有るのかな?
「東京スカーレット~警視庁NS係」(TBS・東映)脚本=岩下悠子、櫻井武晴 他 出演=水川あさみ、生瀬勝久、キムラ緑子、中村雅俊 他
オリジナル作品。
警視庁の中に新設係を作って、一話完結スタイルで事件を解決して行く、もう何度も使い古されて手垢の付いたパターンのドラマ。
少人数のレギュラー陣のキャラ設定と、それを誰が演じるかが重要なのだが、リーダーには日頃は脇役の名女優、キムラ緑子を配し、捜査能力は高いが性格と行いに難がありそうな、キーマンの刑事に生瀬勝久、そして割りと有りがちなタイプの女性刑事で主演に水川あさみと、かなり地味だけどバランスは取れたキャスティングだと思う。
人物としては生瀬勝久の演じる阿藤に魅力を感じるし、彼の過去に何があったのかが縦軸になりそうな感じだ。
まあ悪くは無いけど、強力に惹き付ける物がある訳でも無い、そんな初回だった。
- << 383 「東京スカーレット」 3話まで終了。 今までの所、脚本は破綻無くきちんと書かれているし、主人公(水川あさみ)をバリバリでも無いけどお荷物でも無く、捜査能力のある人物として描いている部分には好感が持てるのだが、やはり当初の印象通り全体に地味。 つまらない訳では無いので、まだ観てみようかなとは思っている。
「ST赤と白の捜査ファイル」(NTV)脚本=渡辺雄介 出演=藤原竜也、岡田将生、志田未来、芦名星、窪田正孝、瀬戸朝香、渡部篤郎 他
今野敏の小説原作。
警視庁の架空の部署のメンバーの活躍を描く…までは、「東京スカーレット」と同じなのだが、こちらの方が出演者も豪華だし、中身もかなり面白い。
5人のスペシャリストの設定が面白いし、特に藤原竜也演じる赤城のキャラがいい。
滑舌が良く演技力のある藤原竜也が演じる事で、赤城の変人振りが上手く伝わって来る。
初回のエピソードも面白かったし、今野敏の原作だから、それなりのエピソードが揃っていると思われるので、これはかなり期待出来そうな感じだ。
- << 386 「ST」4話まで終了。 初回の印象通りで、毎回のエピソードも、登場人物の設定も面白いので、かなりハマっている。 STメンバー一人一人をクローズアップした後は、松戸(瀬戸)や三枝(渡部)の過去話も出て来るのかな?
「ゼロの真実~監察医・松本真央」(EX・MMJ)脚本=大石静 出演=武井咲、佐々木蔵之介、生瀬勝久、六角精児、橋爪功、真矢みき 他
オリジナル作品。
うーん何か中途半端。
同じ組み合わせ(大石:武井:佐々木)だった「お天気お姉さん」みたいな、小ネタの笑いやユルさも無いし、真面目路線で行くなら、もっとスピード感が欲しいし。
ラストに謎の男(橋爪功)を出す事で、真央(武田)にはどんな秘密があるのだろう
という、興味を引く事には成功しているが、後はもう既視感たっぷりのドラマなので、大石さんが余程頑張ってくれないと、ちょっとキツイかなあ。
- << 387 「ゼロの真実」4話まで終了。 初回は余りインパクトが無くて、これはダメかなと思ったのだが、その後は、1話毎のエピソードが結構面白くて、私の中ではかなり巻き返して来ている。 個々のエピソードがしっかりしていれば、橋爪功の件や、真央が過去の何を隠しているのか等の謎も生きて来る筈だ。
「昼顔~平日午後3時の恋人たち」(CX)脚本=井上由美子 出演=上戸彩、吉瀬美智子、斎藤工、鈴木浩介、高畑淳子、北村一輝 他
オリジナル作品。
家事も終えた平日の昼下がりに不倫をする主婦の話。吉瀬演じる利佳子がベテラン編なら、上戸演じる紗和は入門編といったところか。
紗和は夫とはレス(夫が求めない)だけど仲は良く、不倫相手になりそうな斎藤演じる北野も、真面目で純粋っぽいので、この二人の場合は本気になりそうな予感。
寧ろ利佳子の方が不倫に関して若干病的であり、何が利佳子をそうさせるのか、脚本家が掘り下げたいのはこちらのタイプかなと感じた。
遊びの無い、割りとリアルタッチの本と演出なので、余程上手く展開させないと飽きが来るかも。
- << 388 「昼顔」4話まで終了。 うーん、微妙。 利佳子の夫(編集長)と北野の妻(准教授)が、配偶者の変化にかなり敏感という展開になっているが、そこまで相手に関心が有ったなら、相手の心が他所に向かう事も無いのではとちょっと思ったり。 もう少し話が進まないと面白くならないのか、この平板なテイストのままで終わってしまうのか? もう1/3が過ぎたので、そろそろ鞭を入れてくれないとな。
>> 366
「家族狩り」(TBS)脚本=大石静、泉沢陽子 出演=松雪泰子、伊藤淳史、平岡祐太、財前直見、浅田美代子、遠藤憲一 他
天童荒太原作…
「家族狩り」
4話まで進んだが、やはり重い。ドラマとしてはしっかりと作られているのだが、題材が題材だし描き方がリアルなので、見続けるにはかなりの覚悟が要りそうだ。
第4話の家庭内暴力の女子高生と、放送翌日に起きた佐世保の事件の事が妙にリンクしてしまい、心に重くのし掛かっている。
それでも真面目に作られている作品なので、最後まで見届けようとは思っている。
- << 391 「家族狩り」終了。 結局、真摯に悩み苦しんだ末に行き着いたのは『究極の私刑』という救われない話だった。 現実にも起こり得るのではと錯覚してしまう程、崩壊家族が増殖している現実。児相や福祉関連で働き、いい意味で仕事として割り切れずに私生活にまで引き摺り続けてしまう様なタイプの人は、疲弊して現場を去る選択をしてしまうのだろうなという推測は、容易に出来る。 ドラマとしては、巣藤(伊藤淳史)を当初、気弱なチャラ男に見せかけておいて、実は辛い過去を封印する為の自己防衛術を働かせていただけで、本来は他人の心の機微に敏感な繊細な男だったという設定が、中々良かったと思う。 『崩壊家族はエンドレス』を警告しているラストは、色々な意味で私達に課題を投げ掛けている。
>> 373
「あすなろ三三七拍子」(CX・共同TV)脚本=吉田紀子、ふじきみつ彦 出演=柳葉敏郎、剛力彩芽、風間俊介、西田敏行、ほんこん、反町隆史 他
…
「あすなろ三三七拍子」
3話まで終了。
やはり脚本が間延びする印象は拭えないのだが、応援団の真髄(なのかな?)に迫るセリフと行動には、何か心を動かされるものがあって、その場面になるとついつい真剣に観てしまう。
最後まで観たら、もっと得るものが有るのかな?
- << 393 「あすなろ三三七拍子」終了。 全話観た感想も、三話迄のものとあまり変わらなかった。 ただ本当に毎回、応援団の「連れ(仲間)」を思う気持ちだったり、親子の情だったり、友達に関わろうとする熱さだったり、夫婦の思いやりだったり、そのそれぞれの真髄を見せて聞かせてくれるシーンがキチッと用意されていて、そこでグッと来て次も観てみようと思わせてくれる、ある意味不思議な魅力のあるドラマだった様に思う。 ギバちゃんを見ていると、やっぱりこういうキャリアも存在感もある役者が真ん中にいると、話も画面も締まる時は締まるんだなあと、改めて感じさせられた。
>> 367
「ペテロの葬列」(TBS)脚本=神山由美子 出演=小泉孝太郎、長谷川京子、国仲涼子、室井滋、長塚京三 他
宮部みゆき原作のミステリーで…
「ぺテロの葬列」6話まで終了。
ここまで一切ダレる事無く上手く話が展開しているし、間野(長谷川)や橋本(高橋)の怪しさ(プラス妖しさ)も加わって、どうなるのだろうという期待で楽しみに観ている。
杉村は、小泉孝太郎の当たり役(またはターニングポイント)になりそうな感じだな。
- << 395 「ぺテロの葬列」終了。 最後は井出の盗撮で、菜穂子と橋本の不倫が暴かれ、杉村夫妻はあっけなく離婚という、予想外の終わり方だった。(これでもう、このシリーズは終わりという事か) 一話でバスジャック犯が早々と自死して、話が持つのかと心配したが、要らぬお節介だった様で、バスジャックだけに留まらず、枝葉を広げ悪を伝染させながらも、散漫にならない展開は見事だった。 面白かった。
>> 368
「若者たち2014」(CX)脚本=武藤将吾 出演=妻夫木聡、瑛太、満島ひかり、柄本佑、野村周平、吉岡秀隆 他
昔の大ヒットしたドラマ…
「若者たち」5話まで終了。
初回のテンション高過ぎの演出に、どうなる事やらと思っていたのだが、中江演出で若干落ち着いたのと、まあ自分が慣れたのもあって、「テンション」については余り気にならなくなり、逆に暁(瑛太)の過去が分かるに連れ、また、兄弟以外の吉岡、蒼井、長澤、橋本の出番が増えるに連れ、話に厚みが出て来たし、当然この先どうなるのかという楽しみも増えて、どんどん面白くなって来た。
裏話によると、どうも『この時代にわざわざテンション高めの兄弟』は、意図が有っての演出らしいのだが、にしても初回の長男に関するわざとらしさ、やり過ぎ感だけは、やはり容認は出来ないなあ。
今でも残念に思っている。
- << 398 「若者たち」終了。 初回で味噌を付ける形にはなってしまったが、それ以降は豪華な出演者に見合った厚みのあるドラマに仕上がっていたし、『「理屈じゃねえんだよ」な出来事とその対応』に、何度も泣かされた。 ある程度人生経験を積んで来た人にとっては、琴線に触れるシーン満載の、堪らないドラマだったのではないだろうか。 長男が「俺達家族」について語る、「デキ婚の俺がいて、前科者がいて、不倫する奴がいて、ニートがいて、ストーカーがいて…」のセリフには笑ってしまった。 暁(瑛太)が長男の口真似をするシーンのセリフの言い回しが、本当に妻夫木聡の言い回しにそっくりだったのが印象的だった。
>> 375
「ST赤と白の捜査ファイル」(NTV)脚本=渡辺雄介 出演=藤原竜也、岡田将生、志田未来、芦名星、窪田正孝、瀬戸朝香、渡部篤郎 他
今…
「ST」4話まで終了。
初回の印象通りで、毎回のエピソードも、登場人物の設定も面白いので、かなりハマっている。
STメンバー一人一人をクローズアップした後は、松戸(瀬戸)や三枝(渡部)の過去話も出て来るのかな?
- << 396 「ST」終了。 最後の、ミイラ取りがミイラになってしまう様な展開って、このドラマに必要だったのだろうか。 「家族狩り」は、仕事にのめりこみ客観視出来なくなった人達を描いたドラマだから、ああいう展開も想像出来るし、ドラマとしてはまあ有りなんだろうなと思えたが、このドラマは、『5人のキャラの立った変人捜査官が、得意分野を担当して事件を推理し解決する』、そのゲームの様な過程を楽しむドラマだから、敢えて『のめり込み行き過ぎてしまった人』を登場させる意味も無いし、逆効果しか無かった様な気がする。 刑事物というと判で押した様に、内部犯行や元職の犯行という描写が出て来るが、このドラマに関しては、そういうのとは無縁でいて欲しかったのでとても残念だ。 その部分の不満を除けば、全体的に独特のテンポと流れが有って面白いドラマだったなと思う。
>> 376
「ゼロの真実~監察医・松本真央」(EX・MMJ)脚本=大石静 出演=武井咲、佐々木蔵之介、生瀬勝久、六角精児、橋爪功、真矢みき 他
オ…
「ゼロの真実」4話まで終了。
初回は余りインパクトが無くて、これはダメかなと思ったのだが、その後は、1話毎のエピソードが結構面白くて、私の中ではかなり巻き返して来ている。
個々のエピソードがしっかりしていれば、橋爪功の件や、真央が過去の何を隠しているのか等の謎も生きて来る筈だ。
- << 390 「ゼロの真実」終了。 ドラマの縦軸の結論としては、娘(真央)より男を選んだ母親という事実を、娘に知らせたくなかったから死因を曖昧にした印田、その為に母親は何故死んだのかが明確にならずに苦しみ、監察医になって真実を解明しようとした娘、という構図だった。 例えれば、大人になると段々分かって来る『ハンドルの遊び』『必要悪』の部分を許容出来るのか、そのせめぎ合いみたいな話だった。 横軸の一話完結の部分がしっかりと作られていたので、回を追う毎に面白くなって行った印象がある。
>> 377
「昼顔~平日午後3時の恋人たち」(CX)脚本=井上由美子 出演=上戸彩、吉瀬美智子、斎藤工、鈴木浩介、高畑淳子、北村一輝 他
オリジナ…
「昼顔」4話まで終了。
うーん、微妙。
利佳子の夫(編集長)と北野の妻(准教授)が、配偶者の変化にかなり敏感という展開になっているが、そこまで相手に関心が有ったなら、相手の心が他所に向かう事も無いのではとちょっと思ったり。
もう少し話が進まないと面白くならないのか、この平板なテイストのままで終わってしまうのか?
もう1/3が過ぎたので、そろそろ鞭を入れてくれないとな。
- << 399 「昼顔」終了。 やはりドラマとしては、幼い子供がいるのにそれを捨てて恋を貫く、という展開には出来ない。 利佳子が加藤と出会うまでは、どっちもどっちの夫婦だったので、子供の為という大義名分が有れば、表面上の修復は可能なのだろう。 笹本家の場合は、それまでは夫に非が有ったし、ああいう結論を出すのが自然な感じがする。夫も姑も人間としてはいい人の部類に入る描き方なので、ドラマの根幹がギスギスしなかったのは良かったと思う。 北野家の場合は、お互いが納得してああいう結婚生活をしていた訳だし、発覚後の妻は凄かったけど、不倫した事については夫に大きな非があるので、妻が別れないという以上、あの選択しかない。 と、常識的に考えればこうなるだろうなという収まり方から脱却する事は、やはり井上さんと言えども出来なかったという事ですな。
>> 369
「信長のシェフ」(EX・東映)脚本=深沢正樹 他 出演=玉森裕太、及川光博、志田未来、高嶋政伸、稲垣吾郎 他
漫画原作。続編。
…
「信長のシェフ」終了。
本能寺の変までは辿り着かず、ケンが平成に戻る事も無いまま終わってしまったので、『信長とケン』という側面だけで捉えると、若干消化不良ではあったが、この続編も私の、『料理はどこまで人心を動かす事が出来るのか』、もっと平たく言えば『料理はどこまで人を笑顔に出来るのか』という期待には十分応えてくれた。
元々は夜遅い時間帯のドラマとして作られていたので、テイストとしてはエンタメに徹していて分かりやすく、観ていて疲れないドラマだった。
>> 387
「ゼロの真実」4話まで終了。
初回は余りインパクトが無くて、これはダメかなと思ったのだが、その後は、1話毎のエピソードが結構面白くて、…
「ゼロの真実」終了。
ドラマの縦軸の結論としては、娘(真央)より男を選んだ母親という事実を、娘に知らせたくなかったから死因を曖昧にした印田、その為に母親は何故死んだのかが明確にならずに苦しみ、監察医になって真実を解明しようとした娘、という構図だった。
例えれば、大人になると段々分かって来る『ハンドルの遊び』『必要悪』の部分を許容出来るのか、そのせめぎ合いみたいな話だった。
横軸の一話完結の部分がしっかりと作られていたので、回を追う毎に面白くなって行った印象がある。
>> 381
「家族狩り」
4話まで進んだが、やはり重い。ドラマとしてはしっかりと作られているのだが、題材が題材だし描き方がリアルなので、見続けるにはか…
「家族狩り」終了。
結局、真摯に悩み苦しんだ末に行き着いたのは『究極の私刑』という救われない話だった。
現実にも起こり得るのではと錯覚してしまう程、崩壊家族が増殖している現実。児相や福祉関連で働き、いい意味で仕事として割り切れずに私生活にまで引き摺り続けてしまう様なタイプの人は、疲弊して現場を去る選択をしてしまうのだろうなという推測は、容易に出来る。
ドラマとしては、巣藤(伊藤淳史)を当初、気弱なチャラ男に見せかけておいて、実は辛い過去を封印する為の自己防衛術を働かせていただけで、本来は他人の心の機微に敏感な繊細な男だったという設定が、中々良かったと思う。
『崩壊家族はエンドレス』を警告しているラストは、色々な意味で私達に課題を投げ掛けている。
>> 350
レスありがとうございます。
「会いたい」はラスト3話(だったかな?)を残したままで完走していません。
何かハリーが壊れてから観る気が…
「棚ぼたのあなた」18話に、今度はキム・ナムジュの夫役ユ・ジュンサンの奥様、ホン・ウニがカメオ出演。
ホン・ウニは、ユニ(キム・ナムジュ)が出演交渉するタカビーな既婚女優役で、おちょくられて断られたユニが旦那(ユ・ジュンサン)にこぼすと、優しい旦那が女優(役名もホン・ウニ(笑))のブログに、『…性格を変えないと夫が可哀想です…』と書き込みをするという設定で、大笑いした。
キム・ナムジュのところも、ユ・ジュンサンのところも、オシドリ夫婦で有名だからこそ出来る事なのだろう。
その内ユ・ジュンサン夫妻も、同じ画面に出て『ボケ倒す』カメオ出演をする様になるかも!?
>> 382
「あすなろ三三七拍子」
3話まで終了。
やはり脚本が間延びする印象は拭えないのだが、応援団の真髄(なのかな?)に迫るセリフと行動には…
「あすなろ三三七拍子」終了。
全話観た感想も、三話迄のものとあまり変わらなかった。
ただ本当に毎回、応援団の「連れ(仲間)」を思う気持ちだったり、親子の情だったり、友達に関わろうとする熱さだったり、夫婦の思いやりだったり、そのそれぞれの真髄を見せて聞かせてくれるシーンがキチッと用意されていて、そこでグッと来て次も観てみようと思わせてくれる、ある意味不思議な魅力のあるドラマだった様に思う。
ギバちゃんを見ていると、やっぱりこういうキャリアも存在感もある役者が真ん中にいると、話も画面も締まる時は締まるんだなあと、改めて感じさせられた。
>> 370
「同窓生 ~人は三度恋をする~」(TBS・テレパック)脚本=田渕久美子 出演=井浦新、稲森いずみ、板谷由夏、三浦理恵、松本利夫、松岡昌宏 …
「同窓生」終了。
結局、妻に決定的な非が無い遼介は元サヤ、夫がDV男のあけひは離婚という、世間(既婚女性&F層視聴者)を敵に回さない結末にしていた。
まあ、これしか落とし所は無いだろうなあとは思っていたけど。
太郎は、自分の連れ子の一郎が、継母であるあけひに「離婚するなら一緒に連れて行って」と訴えているのを立ち聞きしてショックを受け、離婚に同意、養育費として貯金も渡すという展開だったが、愛娘の大切にしているぬいぐるみをカレーライスに突っ込む位に、激情型で感情のコントロールが下手なDV男が、理性で導いた家族ごと手放すという結論を、その後も実行し続けるというのは現実に照らすと考えにくく、この辺りはやっぱりドラマだなあと思った。
薫子はマンションを買おうと思っていた貯金を、自分の薬局を持つ為の資金にしたんだね、息子との生活の為に。
資格を持っていると選択肢もある程度は広がるという教訓か。
>> 386
「ST」4話まで終了。
初回の印象通りで、毎回のエピソードも、登場人物の設定も面白いので、かなりハマっている。
STメンバー一人…
「ST」終了。
最後の、ミイラ取りがミイラになってしまう様な展開って、このドラマに必要だったのだろうか。
「家族狩り」は、仕事にのめりこみ客観視出来なくなった人達を描いたドラマだから、ああいう展開も想像出来るし、ドラマとしてはまあ有りなんだろうなと思えたが、このドラマは、『5人のキャラの立った変人捜査官が、得意分野を担当して事件を推理し解決する』、そのゲームの様な過程を楽しむドラマだから、敢えて『のめり込み行き過ぎてしまった人』を登場させる意味も無いし、逆効果しか無かった様な気がする。
刑事物というと判で押した様に、内部犯行や元職の犯行という描写が出て来るが、このドラマに関しては、そういうのとは無縁でいて欲しかったのでとても残念だ。
その部分の不満を除けば、全体的に独特のテンポと流れが有って面白いドラマだったなと思う。
>> 371
「HERO」(CX)脚本=福田靖 出演=木村拓哉、北川景子、杉本哲太、濱田岳、吉田羊、松重豊、角野卓造 他
オリジナル作品の続編。
…
「HERO」終了。
これも最終回に少し疑問。デフォルメも許されるのは時と場合がある。
法廷での「裁判員の皆さん…」は頂けないし、それに対して有能な弁護士が無言というのは、もっと頂けない。
絶対的に物証は必要なのだが、犯行時に使われたというナイフは一体何処から出てきたのか?
何か荒っぽくてため息が出てしまった。
元検事を説得する為に、入れ替わり立ち替わり行脚するシーンとかは、このドラマの真骨頂で、ああいうデフォルメは大いに歓迎なんだけど。
全体としては面白かったし、良かったと思う。
>> 385
「若者たち」5話まで終了。
初回のテンション高過ぎの演出に、どうなる事やらと思っていたのだが、中江演出で若干落ち着いたのと、まあ自分が慣れ…
「若者たち」終了。
初回で味噌を付ける形にはなってしまったが、それ以降は豪華な出演者に見合った厚みのあるドラマに仕上がっていたし、『「理屈じゃねえんだよ」な出来事とその対応』に、何度も泣かされた。
ある程度人生経験を積んで来た人にとっては、琴線に触れるシーン満載の、堪らないドラマだったのではないだろうか。
長男が「俺達家族」について語る、「デキ婚の俺がいて、前科者がいて、不倫する奴がいて、ニートがいて、ストーカーがいて…」のセリフには笑ってしまった。
暁(瑛太)が長男の口真似をするシーンのセリフの言い回しが、本当に妻夫木聡の言い回しにそっくりだったのが印象的だった。
>> 388
「昼顔」4話まで終了。
うーん、微妙。
利佳子の夫(編集長)と北野の妻(准教授)が、配偶者の変化にかなり敏感という展開になってい…
「昼顔」終了。
やはりドラマとしては、幼い子供がいるのにそれを捨てて恋を貫く、という展開には出来ない。
利佳子が加藤と出会うまでは、どっちもどっちの夫婦だったので、子供の為という大義名分が有れば、表面上の修復は可能なのだろう。
笹本家の場合は、それまでは夫に非が有ったし、ああいう結論を出すのが自然な感じがする。夫も姑も人間としてはいい人の部類に入る描き方なので、ドラマの根幹がギスギスしなかったのは良かったと思う。
北野家の場合は、お互いが納得してああいう結婚生活をしていた訳だし、発覚後の妻は凄かったけど、不倫した事については夫に大きな非があるので、妻が別れないという以上、あの選択しかない。
と、常識的に考えればこうなるだろうなという収まり方から脱却する事は、やはり井上さんと言えども出来なかったという事ですな。
「2014夏ドラマのまとめ①」
1位「若者たち」
今季のドラマは抜きん出てこれがいい、というのは無くて、いいドラマでもそれぞれに「あれ?」と納得出来ない部分が有って、順位付けは中々難しいのだが、その中で家族ドラマとして真っ向勝負して来た点を買って1位にした。
2位「ST」
こちらは登場人物のキャラ立てが上手く、役者も揃っていたし、ストーリーも面白かった。ラストが急に普通の刑事物みたいになってしまったのが、本当に残念だった。
3位「家族狩り」
多少強引な展開も有ったが、観る者の首根っこを鷲掴みにして離さない様な、独特の訴求力が有った。
ただ放送中の時期に、現実に崩壊家族の娘が起こした残酷な事件が有ったりして、そういう事も含めてドラマとして見続けるのは、覚悟の要る事だった。
以下は、各ドラマの感想を参照。
※対象は全編試聴済みの民放ドラマのみ。
続編、シリーズ物、深夜ドラマは除く。
「2014夏ドラマのまとめ②」
全話観たドラマの平均視聴率(%)
「HERO」21.0
「昼顔」13.9
「ST」11.3
「ゼロの真実」10.4
「同窓生」8.2
「家族狩り」7.9
「若者たち」7.5
「ぺテロの葬列」7.4
「信長のシェフ」7.0
「東京スカーレット」6.5
「あすなろ三三七拍子」5.1
※民放のみ。2クール以上のドラマ、深夜ドラマは除く。
※視聴率は関東地区。単純平均。小数第二位を四捨五入。(注:加重平均視聴率とは、数字が異なる場合がある)
「2014秋ドラマ期待作」
(月)21時CX系「信長協奏曲」脚本=西田征史 主演=小栗旬 ※漫画原作の戦国時代へのタイムスリップ物で、織田信長に成り済ます話らしい。タイムスリップ物は面白いし、出演者も豪華なので期待している。
(火)22時CX系「素敵な選TAXI」脚本=バカリズム 主演=竹野内豊 ※バカリズムのオリジナル脚本による、SFファンタジー。タクシー運転手が乗客の話を聞き、過去の戻りたい時点にまで連れて行くという、一話完結物。人生訓をバカリズムがどの様に料理するのか楽しみだ。
(水)22時NTV系「きょうは会社休みます」脚本=金子茂樹 主演=綾瀬はるか ※「ホタルノヒカリ」で干物女の一時代(笑)を築いた綾瀬はるかが、今度は自分に自信が持てない『こじらせ女子』に挑む。ほっこり出来ればいいかな。
(金)22時TBS系「Nのために」脚本=奥寺佐渡子 主演=榮倉奈々 ※湊かなえ原作のミステリードラマ。内容は分からないまま観た方がいいので知らないのだが、これまで湊作品に外れは無かったし、脚本も「夜行観覧車」を書いた人なので期待している。
続編では「MOZU」(5話の変則編成)と、米倉涼子の「ドクターX」が超楽しみ!!
「Doctor-X ~外科医・大門未知子~」(EX)脚本=中園ミホ、林誠人、寺田敏雄 出演=米倉涼子、遠藤憲一、内田有紀、高畑淳子、岸部一徳、北大路欣也 他
オリジナル作品、続編。
段々話が大きくなって来て、遂に国立高度医療センターで渦巻く、派閥・権力争いにまで行き着いてしまった。
まあ勧善懲悪の筋立てはテッパンだし、今回も気楽に観られるドラマに仕上がっている。
どうしても上の顔色を窺ってしまう役のエンケンさんと、未知子の味方になるのか潰しに来るのかが予測出来ない、不気味な役の北大路さんが今回のシリーズの肝になるのかな。
このドラマは毎回役名で遊ぶのだが、今回は談合坂、足柄、関ヶ原、黒部等、地名シリーズで行く様だ。
それと、ゲストの役名に数字を使う隠れ遊びも続行していて、初回はボブ・フアーストだった。
「ごめんね青春!」(TBS)脚本=宮藤官九郎 出演=錦戸亮、満島ひかり、永山絢斗、生瀬勝久、風間杜夫 他
オリジナル作品。
出だしはそこそこ面白かったのだが、途中からは小ネタは出る物の展開は平板で、もういいかなと思い始めた時に飛び出したのが、お上品学校と思われていた三女生徒役の川栄の口から飛び出す汚い言葉の数々。
これで一気に目が覚め、次も観ようと思ってしまった。
それにしても長い前振りだったな。
あと、仏像=母親のシュールな謎は、解明してくれるのか?
「信長協奏曲」(CX)脚本=西田征史 出演=小栗旬、柴咲コウ、向井理、高嶋政宏、山田孝之 他
石井あゆみの漫画原作。
現代の普通の男子高校生が、タイムスリップで戦国時代に行き、織田信長と入れ替わるという話。
その一端は見せていたが、これからひ弱な高校生が、異次元で様々な経験を積み、一端(いっぱし)の男に成長して行く過程を見せるドラマなのだろう。
小栗旬は「おどおど」から「キリッ」まで、きちんと演じ分けていて中々良かったし、脇で支える向井理、柴咲コウも安定しているので、脚本が間違えなければ、ある程度の水準は保って行くのではないかな。
しかし信長が、ある日突然変な服変な頭で、変な言葉を発し始めたのに、誰も大した突っ込みも入れずに「信長認定」をしているのは何か違和感があった。
「素敵な選TAXI」(関西TV・MMJ)脚本=バカリズム 出演=竹野内豊、バカリズム、南沢奈央、升毅 他
オリジナル作品。
人生の別れ道に戻る事の出来るタクシーで出会う、運転手と乗客の会話やエピソードで綴る、ショートストーリー。
初回のゲストは安田顕と小西真奈美で、そのまま舞台に掛けても良さそうな佳作だった。
今回は舞台人が得意とする室内劇中心の展開だったが、例えばテレビ的なオールロケみたいな話になった時に、バカリズムがどういう才能を見せてくれるのか、それも楽しみだ。
初回の最後のセリフは、誰でも読める位の直球だったのが、意外と言えば意外だった。
「ファーストクラス」(CX・FCC)脚本=及川博則 出演=沢尻エリカ、木村佳乃、倉科カナ、ともさかりえ、夏木マリ 他
オリジナル作品の続編。
確かに前作の売りは「心の毒舌セリフ」で、それが視聴の動機付けになったのは間違いないのだが、だからと言って、こんなに誰もかもが「心の毒舌」を吐きまくったら、表と裏のセリフを追い掛けるだけで疲れてしまう。
オリジナル脚本の渡辺千穂さんは撤退したのかな?
このドラマに限らず違う脚本家が引き継ぐと、周囲の介入が激しくなるのかどうかは分からないが、大体クオリティーは下がる。
残念だけど。
「今日は会社休みます」(NTV)脚本=金子茂樹 出演=綾瀬はるか、福士蒼汰、仲里依紗、高畑淳子、玉木宏 他
藤村真理の漫画原作。
期待していた通りの、安心してゆったりとした気分で観る事の出来るラブコメ。
最近この手のドラマがどんどん少なくなっているし、こういうホンワカムードを出せる女優さんも中々居ないので、その内絶滅危惧ドラマになったりして。
福士くんは、こういう役をやらせるとハマる。本当に短期間でスピード出世したなと感じる。
玉木宏も含めてピッタリの配役なので、次回からも楽しみだ。
「MOZU season2 ~幻の翼~」(TBS・WOWOW)脚本=仁志光佑 出演=西島秀俊、香川照之、真木よう子、池松壮亮、蒼井優、石田ゆり子、小日向文世 他
逢坂剛の小説原作のハードボイルドドラマの続編。
1と同じスタッフで、1に引き続き作られたドラマなので、テイストも全く同じに仕上がっている。
今回は、失敗した「クラークα作戦」から、何故一人だけ千尋は帰還出来たのか、本当の敵は誰なのか、「だるま」は実在するのか等がテーマになりそうな感じだ。
初回はそれらを提示する所で終わったが、不死身の新谷がどう絡んで来るのかも楽しみだ。
「ディア・シスター」(CX)脚本=中谷まゆみ 出演=石原さとみ、松下奈緒、岩田剛典、平山浩行、堀内敬子、片平なぎさ 他
オリジナル作品。
スタートから30分過ぎ位までは、妹・美咲の描き方が誇張され過ぎで、そのあざとさが性に合わず、最早これまでかと思ったのだが、後半は一転して、素直には自分の気持ちを伝えられないけど、姉を思う気持ちは十分持っている妹という展開で、見易いドラマに落ち着いたという、上げ下げの激しい内容だった。
音楽の入れ方が中野Pのドラマだなあと思ったし、またどうせ、ああでもないこうでもないと、のらりくらり進むんだろうな。
取り敢えずもう一回は観てみるが。
「Nのために」(TBS・ドリマックス)脚本=奥寺佐渡子 出演=榮倉奈々、窪田正孝、加来賢人、小出恵介、小西真奈美、三浦友和 他
湊かなえ原作のミステリー。
10年前、15年前と現在が行き来するのだが、その描き方が少し分かり辛かった。
初回は15年前の、主人公希美に起きた出来事を中心に描かれており、父親の身勝手な言い分と行動、それにより壊れてしまったお嬢様育ちの母親の弱さ、長女として家族を守る為に甘受した屈辱、暗い話の中で清涼剤の様な、クラスメート成瀬との交流等、この15年前の部分は上手く描かれていて、すっと心に入って来た。
この後、15年前の事件、10年前の事件が描かれ、今は靄が掛かっていて見えない部分が明かされた時に、すっきりするのかしないのか、脚本家の腕が試される。
初回に関しては、窪田正孝と山本未来がいい味を出していた。
「すべてがFになる」(CX・共同TV)脚本=黒岩勉、小山正太 出演=武井咲、綾瀬剛、小澤征悦、、水沢エレナ、吉田鋼太郎 他
森博嗣の小説原作。
勝手に1話完結物だと思い込んでいたら、次回に続く話だったのでちょっとびっくり。
まだコンセプトが良く分からずにいるのだが、超理系の師弟コンビが、その知識をフルに使って事件の謎を解くという話でいいのだろうか。
視聴者に多分こうなんだろうなと思わせておいて、それを展開の中で直ぐに否定するという「焦らし作戦」が中々面白かった。
「女はそれを許さない」(TBS・ドリマックス)脚本=高橋泉、清水友佳子 出演=深田恭子、寺島しのぶ、溝端淳平、松重豊、上川隆也 他
オリジナル作品。
仕事の上で傲慢な女と気弱な女の取り合わせ、この二人が組む事によってどんな成果が得られるのか、というのがコンセプトなのかな。
傲慢な女の設定の方は、寺島の表現の上手さもあって、すっと受け入れられたのだが、気弱な女の設定の方は、深田の能面の様な表情とセットで意味ありげな長回しをされたりしたので、少しイラッとさせられた。この女優は何でこんなに表情を作るのが下手なんだろう。
安定の寺島と上川が居るので、まだ暫くは観るつもりでいるが…。
「黒服物語」(EX・MMJ)脚本=旺季志ずか 出演=中島健人、佐々木希、山本裕典、柏木由紀、要潤、竹中直人 他
倉科遼、成田マナブの漫画原作。
全く期待しないで観たのだが、脚本が変に捻っていなくて、何も考えずに気楽に観られるし、それはそれで意外に面白かった。
中島健人は童顔だし演技力も無さそうだから、(多分)成り上がって行く過程をきちんと演じ分けられるのかという一抹の不安は残るのだが、まあ楽しめればいいかなと、何故かハードルが低くなってしまう初回の出来だった。
「秋ドラマ途中経過」
◎ハマっているドラマは
*Nのために
*信長協奏曲
〇全部観ようと思っているドラマは
*きょうは会社休みます
*ドクターX
*素敵な選TAXI
*女はそれを許さない
Ο多分全部観るだろうなと思っているドラマは
*ディア・シスター
*ごめんね青春
*すべてがFになる
*黒服物語
●微妙なドラマは
▼脱落したドラマは
*SAKURA⇔脚本が緩過ぎてつまらなかったので、一話を観ただけで、以降はパス。
*ファーストクラス⇔渡辺さんの脚本の「ファースト・クラス」は面白かったけど、脚本家が別の人に替わって、ドラマも前作とは異次元の内容になってしまったので、三話までは観たが、もう限界で以降はパスした。
※「MOZU」は特別編成で、もう終了した為除外。「ママとパパが生きる理由」は、今夜スタートなので除外。
※民放のみ。深夜ドラマを除く。
「2014秋ドラマのまとめ①」
1位「Nのために」
初回が暗く閉塞的で、時間軸の行き来もまだ上手く捉えられなかった為に、全体像を理解して面白いと思う迄にはならなかったのだが、主人公希美と成瀬の関係に惹かれて観続けている内に、登場人物それぞれに存在感があり、彼らとそれを演じる役者にも惹かれて、事件の真相よりも人間ドラマとして、充分に楽しませて貰った。
視聴率が振るわなかったのは、やはり導入部の作り方に問題があったのかなと思う。
2位「信長協奏曲」
私は頭が固いのか、‘うつけ’の一言であの喋り方や髪型服装に、さして疑問を持たずに受け入れてしまう織田家や周囲の人々の描写に対する違和感がずっと拭えなかったのだが、その点を除けば、ストーリーにも映像にも役者にも満足はしていた。
奇想天外な話でも、基本的に国を憂い仲間を思い、愛する人を思う男の心情を丁寧に描いており、そういうドラマが心を打つのは当然なのかなとも思った。
3位「今日は会社休みます」
ストーリー自体は平凡で、どうって事は無い話なのだが、登場人物がそれぞれ面白かったし、何より癒し系の綾瀬はるかと福士蒼汰のやり取りを観ているだけで和んだし、ポイントで出て来るブルのマモルにも、すっかりやられてしまった!!こういう温泉みたいなドラマも必要だから、各季1作位は作って欲しいものだ。
「素敵な選TAXI」は、ゴールデンでやるには実験的なタイプのドラマだったけど、新鮮で面白かった。
「ごめんね青春」は、途中からどんどん面白くなったが、相変わらずクドカンはスタートダッシュは苦手な様だ。
※シリーズ物は除く。
- << 420 【訂正】 ×今日は会社休みます ↓ ○きょうは会社休みます。
「2014秋ドラマのまとめ②」
全話観たドラマの平均視聴率(%)
「ドクターX」22.8
「きょうは会社休みます」16.0
「信長協奏曲」12.4
「ディア・シスター」11.3
「素敵な選TAXI」10.3
「Nのために」8.9
「すべてがFになる」8.8
「黒服物語」7.7
「ごめんね青春」7.6
「女はそれを許さない」6.1
※民放のみ。2クール以上のドラマ、深夜ドラマは除く。
※視聴率は関東地区。単純平均。小数第二位を四捨五入。(注:加重平均視聴率とは、数字が異なる場合がある)
「銭の戦争」(関西TV)脚本=後藤法子 出演=草なぎ剛、大島優子、木村文乃、津川雅彦、大杉漣、渡部篤郎 他
韓国パク・イングォンのコミック原作。(韓国ではパク・シニャン主演でドラマ化し、大ヒットした。)
初回2時間設定だったが、ダレる事なく上手くまとまっていた。
主人公の富生は頭が良く、会社の力をバックに大金を動かす内に、いつの間にか上から目線の男になっていたのだが、父親の借金を背負って社会的なバックボーンを全て失い、どん底に突き落とされるまでが初回の粗筋で、ここからどう這い上がって行くのかが、これからの見所。
韓国版は破天荒なドラマだったけど、パク・シニャンの演技力と存在感が凄くて、かなりインパクトがあったのだが、初回を観る限り、草なぎ剛も負けていないし、大杉漣や渡部篤郎もかなりいい味を出しているので、次回から登場の津川雅彦も含めて、面白いドラマにしてくれそうな感じはする。
※一点だけ、あの「ゲロのエピソード」だけは、本当に勘弁して欲しかった。
食べ終わった物が胃から逆流して来て、酷い目にあった。
- << 442 「銭の戦争」 韓国版はもっと破天荒な内容だったが、日本版はまあ法律的な事もあるし、テレビで表現しても良い基準も多分違うから、おとなしめではあるが、その分、登場人物それぞれの立場に沿って細かい描写を入れ込んでおり、ストーリーとしては面白く仕上がっている。 はらはらドキドキとしんみりが上手く噛み合っている、日本的なドラマと言えるかな。
「DOCTORS 3」(EX)脚本=福田靖 出演=沢村一樹、高嶋政伸、比嘉愛未、滝沢沙織、伊藤蘭、野際陽子 他
オリジナル作品、続編。
テイストは全く変わらず、安定の内容。
院長を外遊に出し、スグルちゃんを前面に出して来たのがミソ。しかしクルクル変わるスグルちゃんの思考は笑える。
相良が堂上に拘る理由って何なんだろう。(何処かで話したっけ?)
※年初のスペシャルで、野際さんの声が枯れていたのは、ただの風邪だったのだろうか。どうも野際さんが居ないとこのドラマは締まらないので、早く復帰して欲しいのだが。
「美しき罠 ~残花繚乱~」(TBS・共同TV)脚本=浅野妙子 出演=田中麗奈、若村麻由美、青柳翔、三浦理恵子、高橋かおり、池畑慎之介、村上弘明 他
岡部えつの小説原作。
妻と不倫女の『仕掛け合い』みたいなドラマになるのかな?表面上は強さを装っていても、お互いにメンタルがあまり強く無さそうなので、その辺から来る計算違いとかも起きそうな雰囲気で、結構面白いかも。
一つだけ難点を挙げれば、田中麗奈の演技力の無さ。冒頭のキスシーンから既にやらされてる感が出ており、りかの荘太に対する感情(愛情)が全く伝わって来ない。
対峙する若村さんが本物の大女優だけに、捨て身でりかに成りきれる女優を選択した方が良かったのではという気がする。
- << 441 「美しき罠」☆第8話 書道家(池畑慎之介)と圭一が繋がっていたという事は、りかと荘太の不倫も圭一は承知の上だった!? 新な展開が有りそうな感じだ。 やっぱり若村さんが上手くてドラマが締まるな。
「学校のカイダン」(NTV)脚本=吉田智子 出演=広瀬すず、神木隆之介、石橋杏奈、泉谷しげる、生瀬勝久、浅野温子 他
オリジナル作品。
ごく限られた金持ちの子弟が牛耳る高校で、ヒエラルキーの最底辺にいる女子生徒が、謎の男に操られながらも、言葉で皆の意識を変えて行くという話の様だ。
男に主導されながら初めて行ったスピーチのシーンが、やや冗長な感じは受けたが、着眼点は面白いと思った。
主演の広瀬すずは通る声質で台詞も聞き取り易いし、演技も上手いと迄は言わないが、中々頑張っていたと思う。初回の様に神木くんが支えて形にして行くのだろう。
生徒役に名前のある役者が少なく、毎回誰かをピックアップして話を進めて行くには、物足りなさが有りそうなので、脚本がかなり頑張らないと先細りの可能性はあるかな。
※タイトルのカイダンは、主人公が一歩々々昇って行く階段の事みたいだが、変な学校と変な男(その学校出身で自分が犠牲者だった過去がある様な感じはするが)の話が、ある意味怪談みたいだから、そっちにも引っ掛けたのかなとは思った。
- << 443 「学校のカイダン」 初回でも演説が冗長と書いたが、それが毎回続いており、流石に段々受け入れ難くなって来ている。 言っている事は正論なんだけど、延々と喋られると「おいおいこれは弁論大会か」とツッコミを入れたくなってしまう。 その部分の脚本をもっと圧縮工夫すれば、もっと観やすくなる筈なのだが。
「警部補・杉山真太郎~吉祥寺署事件ファイル~」(TBS・東映)脚本=もろさわ和幸 出演=谷原章介、要潤、本田望結、片瀬那奈、佐野史郎、高橋恵子 他
オリジナル作品。
初回2時間SPなのだが、謎が残る訳でも無いので、単発ドラマを観たという感じだ。
スタートが、お決まりの内部犯人案件だったので、何か続けて観たいという意欲を多少削がれてしまったが、まあ取り敢えず次も観てみようとは思う。
※谷原、要の組み合わせは意外に合っている。
「ゴーストライター」(CX・共同TV)脚本=橋部敦子 出演=中谷美紀、水沢あさみ、三浦翔平、菜々緒、キムラ緑子、江波杏子、田中哲司 他
オリジナル作品。
最初に結末を見せてしまう(と見せ掛けてもう一展開あるとも考えられるが)手法だったが、登場人物のキャラがしっかり作り込まれていたし、話の流れも演出も良かったので、ドラマに入り込んで観る事が出来た。
演出面では、特にリサの仕事場の描写(ロケ地選定も含め)が、彼女の内面を浮かび上がらせている様で、プロの仕事だなあと思った。
やり手の神崎の設定も効いているし、話がどう展開して行くのか、中谷美紀がリサをどう演じて行くのか、先が楽しみだ。
- << 444 「ゴーストライター」 >最初に結末を見せてしまう(と見せ掛けてもう一展開あるとも考えられるが) と初回に書いた通り、あれは結末ではなく途中経過で、由樹の暴露、リサの反転攻勢、由樹の敗北、リサの暴露、立場の逆転…そして抱える苦悩も逆転?と、やはり一筋縄では行かない展開になっている。 リサと由樹の立場がどう変化するのか、どう決着するのか、楽しみにしている。 それにしても神崎のえげつなさよ。ピンチをチャンスに変えるあの強引さがあるから、やり手なんだろうけど。この人の描き方が上手いからドラマも締まっている、とも言えるかな。
「まっしろ」(TBS)脚本=井上由美子 出演=堀北真希、柳楽優弥、志田未来、水野美紀、木村多江 他
オリジナル作品。
自分にとって魅力的、或いは感情移入出来る様なキャラ(演者も含め)が居なかった(強いて挙げるなら木村多江の師長かな)ので、脚本だけが頼りなのだが、初回に関してはどういう方向に進もうとしているのかが良く分からず、消化不良みたいな感じだった。
まあ恐らく何だかんだあっても、「医療と患者には真摯なナース達」という持って行き方をするのではないかなという感じはするのだが。
※何で柳楽くんなのかが良く分からない。
- << 439 「まっしろ」 平均視聴率【6.30%(単純)6.37%(加重)】で、ゴールデン/プライム帯の最下位を独走している事に関して、プロデューサーが「自分の責任。出演者、脚本家には申し訳無い」という主旨のコメントを、Twitterで発信したという記事を読んだが、少し異論がある。 確かにプロデューサーには全責任が有るので、彼の責任なのは間違いない。ただ脚本家の井上由美子さんには責任が無いと言っているのはちょっと違うのでは無いか。(勿論わざわざ脚本家にも責任があると書く必要は無いが、敢えて責任が無いという主旨の文を書いていたので) 書いた連ドラが両手で数えられる位のキャリアの脚本家なら、圧倒的にプロデューサー主導になるから、脚本家を庇うのも頷けるが、井上由美子さんは数え切れない位の連ドラを書いて来た、有能なベテラン作家だ。内容に関しての権限は、プロデューサーよりも彼女の方が遥かに持っていた事は容易に想像出来る。 このドラマの敗因は、初回を観た時の印象通り、テーマがぼやけていてどっち付かずで、「結局何が言いたいの?」と消化不良を起こす所に有ると思っている。 キャスティングも弱いので、脚本が早い段階でテーマを明確に示し、もっと分かりやすくメリハリを付けた内容にすべきだった。 勿論視聴率が全てでは無いが、第3話以降、4回続けて5%台に沈んでいるのには、やはりそれなりの理由があるのだ。
「○○妻」(NTV)脚本=遊川和彦 出演=柴咲コウ、黒木瞳、城田優、蓮佛美沙子、東山紀之 他
オリジナル作品。
面白かった。
『家政婦のミタ』の妻版みたいな色合いだったが、実は正式な妻では無かった(契約結婚未入籍)という秘密(オチ)は初回で早々と暴露。
『妻』には他にも秘密がたくさん有りそうで、他の登場人物との関係も含めて謎が多く、これからの展開が楽しみだ。
遊川氏はどんなメッセージを込めたのだろう?
- << 450 「🌕🌕妻」終了。 途中までは本当に面白かったんだけど、正純の【ラストメッセージ】に向けて、ギスギス感を出し始めてからは、当初に感じていたテイストとは別物のドラマになって行った様な印象を受けた。 ドラマとして悪い出来ではなかったのは確かなんだけど…。 ※結局🌕🌕妻の🌕🌕とはどういう意味だったのか?【契約】では無いというのは、アナウンスされていた様なのだが。
「残念な夫」(CX)脚本=山崎宇子、阿相クミコ 出演=玉木宏、倉科カナ、黒木啓司、大塚寧々、岸谷五朗 他
オリジナル作品。
子供を一人出産しただけで変わってしまう夫婦関係、何故そうなるのかを典型的な、父親になり切れていない男を主人公に仕立てて、コメディタッチで描いた作品。
妻役の倉科が、今までのイメージには無いタイプの役を、中々いい味を出して演じていて笑えた。
この先、黒木達が演じる謎めいた夫婦や、笛木が演じる謎の女等が絡んで、波風が立ったりするのかもしれないが、まあ正直な所、がっつり惹かれる要素がある訳でも無いし、ずっと観るには何か一捻り欲しいかなって感じだ。
- << 436 「残念な夫」 そこそこ面白いので見続けているが、このドラマで評価したいのは、他のドラマでは使いがちな赤ちゃんのダミー(人形)は使わず、また知里が何処へ出かけるにも常に華ちゃん(足だけを見せているシーン等、顔出ししていないシーンは、別の赤ちゃんを起用しているかもだけど)を連れて行っているという演出をしている点だ。 赤ちゃんの体調管理も大変だし、台詞の途中でぐずったりとか、手間も時間も掛かるけど、正にそれがテーマの一つでもある訳で、そこで嘘を付かない演出を選択している誠実さは買いたいと思っている。
「出入禁止(デキン)の女~事件記者 クロガネ~」(EX・東映)脚本=西岡琢也 出演=観月ありさ、財前直見、宅間孝行、甲本雅裕、益岡徹、小林稔侍 他
オリジナル作品。
観月の演じるクロガネに、これといった魅力や付加価値(まあ、家族とかね)が有る訳でも無いし、かと言ってストーリーや演出が秀でている訳でも無いし、自分的には観続けようと思う要素は殆ど無いドラマだった。
※一点だけ、宅間さんは上手いし面白かったあ(笑)
「問題のあるレストラン」(CX)脚本=坂元裕二 出演=真木よう子、東出昌大、二階堂ふみ、YOU、安田顕、吹越満、杉本哲太 他
オリジナル作品。
お互いに面識の無い、ちょっとクセの有りそうな人達が一ヶ所に集められ、所在の無さからか思い思いの言葉を発し、中々交わって行かない謎めいた冒頭のシーンで、一気に物語の世界に引き込んで行く坂元氏の手腕は流石だ。
一部あからさま過ぎる描写は有ったが、いわゆるブラック小企業ならば、男尊女卑、有無を言わせぬ上意下達等は当たり前に有る話だから、現実とリンクして切なくなった。それだけに氷水ぶっかけで少しスカッとはしたが…。
この先も理不尽と戦いながら(主人公はそれも織り込み済みでの場所設定)の展開になる筈で、都度腹を立てながらも、のめり込んで観る事になりそうだ。
※敵社長の娘が主人公の手の内にある事が、この先ポイントになりそうな感じだな。
- << 451 「問題のあるレストラン」終了。 初回はパワハラの描写のエグさを除いては、テンポもいいし、既存の常識に捕らわれない女性の「楽しい成り上がり記」が続いて行くのかなと、勝手に想像して楽しみにしていたのだが、結局最後まで坂元氏が何を伝えたかったのが分からない、変なドラマのまま終わってしまった。 テイストがとっちらかってると、心には残って行かないって事だな。
「ウロボロス~この愛こそ、正義~」(TBS)脚本=古家和尚 出演=生田斗真、小栗旬、上野樹里、滝藤賢一、吉田鋼太郎、中村橋之助、広末涼子 他
神崎裕也の漫画原作のハードボイルド。
何の予備知識も無いまま観始めたので、広末と少年達の関係性が分かるまでは、中々ドラマに入り込めなかった。
で結局このドラマも、内部犯行物になるのかな?
一人は警察、一人はヤクザになって情報を融通し合うって、形は違うけど香港の映画を思い出してしまった。
生田、小栗、上野、滝藤等出演者は演技も含めて魅力があるのだが、二人を駆り立てる動機部分がイマイチ感情移入しにくいので、この先どこに重きを置いて観るべきか、面白がれるのか、ちょっと不安もある。
※橋之助は何の役なのかな?
あと、またまた上手過ぎる子役が出ていてびっくり。
- << 437 「ウロボロス」 毎回バー等で主人公二人が近くに席を取って(背中合わせ等で)、情報交換するシーンがあるが、どちらかがずっと行確されていたら、一発でアウトじゃんって思ってしまう(笑) イクオ超強いけど、格闘真っ最中にあんなに長く頭が割れる様な頭痛がするんじゃ、簡単にやられちゃうじゃんって思ってしまう(笑) 真面目な作りなのに突っ込みどころ満載だ。
「流星ワゴン」(TBS)脚本=八津弘幸 出演=西島秀俊、香川照之、井川遥、倍賞美津子、吉岡秀隆 他
重松清の小説原作のタイムスリップ物。
主人公は40過ぎたいい大人の男なのにナイーブ過ぎ、その父親は荒々しくて自分勝手過ぎと、どちらの気持ちにも近付けないまま観ていたのだが、最後の方で主人公が、子供の頃には見えていなかった父親の本当の姿を母親から聞かされ、やっと父親に心を開く辺りから、ドラマに入り込む事が出来た。
父親との関係にトラウマを抱え、父親を反面教師にする余り、恐らく家族にもずっと気を使いながら生活して来たのだろう男が、仕事も家庭も失いボロボロになった所である親子に出会い、人生の分岐点と思われる時点まで運んで行かれる過程で、自分と同年齢に若返った父親と遭遇して…という、日本的浪花節的ファンタジーとでも形容したらいいのだろうか、そんな感じのドラマだった。
この先も旅は続くみたいだし、主人公は家族を家庭を取り戻せるのか、また「事故死した」と言っている案内人親子はどう関わるのか関わらないのか、見所も多くて楽しみだ。
- << 438 「流星ワゴン」☆第6話 チュウさんが、現在の忠さんの言動にイライラしているのが、クスッと笑えた。 チュウさんは確かに自分勝手で強引で頑固者だけど、忠さんみたいに人を見下したりはしないし、人に対する優しさや情はたっぷり持っている。だからその言葉には説得力がある。 チュウさんから忠さんに至る30年程の間に、一体何があったのかとても気になる。
「デート~恋とはどんなものかしら~」(CX・共同TV)脚本=古沢良太 出演=杏、長谷川博己、国仲涼子、和久井映見、風吹ジュン、松茂豊 他
オリジナル作品。
イメージとしては「リーガルハイ」の古美門を変形させた女性が主人公みたいな感じなのだが、彼女の設定が極端でとにかく笑えるし、相手男の設定(ただのパラサイトニートなのに「高等遊民」とかほざいている)が、これまた相当世間からずれていて、そんな二人がそれぞれの打算で結婚を考え、それを前提にデートをするという話だし、古沢氏の本だから期待して観たのだが、かなり面白かった。
特異な二人ではあるけれど、人間的には悪い奴では無さそうというのが、楽しく観られるポイントだな。
- << 455 「デート」終了。 初回が飛び抜けて面白くて期待値が上がってしまったからか、2話目以降はそれ程でも無いなと思ってしまった。 初回は依子のデフォルメされたルーチンと、そこから想像される性格と、それが引き起こす騒動が面白くて笑えたのだが、こういう笑いは単発ドラマ向きで、連ドラで長く持つ物ではないという事がよく分かったドラマだった。 依子の亡くなった母親の出し方とか上手かったし、全体的に悪くは無かったけど、主人公二人の性格設定が特異な物だっただけに、飽きるのも少し早かったのかなという感じはした。
「セカンド・ラブ」(EX)脚本=大石静 出演=亀梨和也、深田恭子、早見あかり、小芝風花、麻生祐未、生瀬勝久 他
オリジナル作品。
主人公がコンテンポラリーダンサーというのが、ちょっと目新しいだけで、中身の構図はもう散々観て来たなあという感じ。
ラブシーンは、ジャニにしては亀梨君はまあ頑張っている方だと思うけど、5年も同僚教師と不倫している役設定の深田恭子に、無理矢理やらされていますオーラが出ていて、予想はしていたけど残念だった。
でもまあ大石さんの脚本なんで、最低限楽しめるドラマにはしてくれるだろうから、暫くは観てみようと思う。
※あんな石畳の上で、靴下だけで跳んだり跳ねたりしたら、まあ足首とか痛めるよなあ。
- << 453 「セカンド・ラブ」終了。 僅か7話で終わってしまったのだが、それも納得の中身の薄いドラマだった。 結唯の海外研修制度の話が突如出て来た時に、ラストシーンは分かったのだが、折角独りで生きる決意をしていたのに、共依存の世界に戻ってしまうのは残念だった。 それにしても慶といい、高柳といい、結唯の母親といい、自己中で依存気質の登場人物を、よくもこれだけ取り揃えたものだ(笑)
>> 429
「残念な夫」(CX)脚本=山崎宇子、阿相クミコ 出演=玉木宏、倉科カナ、黒木啓司、大塚寧々、岸谷五朗 他
オリジナル作品。
子供…
「残念な夫」
そこそこ面白いので見続けているが、このドラマで評価したいのは、他のドラマでは使いがちな赤ちゃんのダミー(人形)は使わず、また知里が何処へ出かけるにも常に華ちゃん(足だけを見せているシーン等、顔出ししていないシーンは、別の赤ちゃんを起用しているかもだけど)を連れて行っているという演出をしている点だ。
赤ちゃんの体調管理も大変だし、台詞の途中でぐずったりとか、手間も時間も掛かるけど、正にそれがテーマの一つでもある訳で、そこで嘘を付かない演出を選択している誠実さは買いたいと思っている。
- << 456 「残念な夫」終了。 起承転結の転の部分で、離婚調停にまで話を進める為の決定的な要因として作り出した二つのエピソード(浮気と預金の無断引き出し)が強引過ぎて、テイストが変わってしまったのが残念だった。 対比としての細井家の描き方は良かったと思う。 全体としては、まあまあのレベルだったかな。
>> 432
「ウロボロス~この愛こそ、正義~」(TBS)脚本=古家和尚 出演=生田斗真、小栗旬、上野樹里、滝藤賢一、吉田鋼太郎、中村橋之助、広末涼子 他…
「ウロボロス」
毎回バー等で主人公二人が近くに席を取って(背中合わせ等で)、情報交換するシーンがあるが、どちらかがずっと行確されていたら、一発でアウトじゃんって思ってしまう(笑)
イクオ超強いけど、格闘真っ最中にあんなに長く頭が割れる様な頭痛がするんじゃ、簡単にやられちゃうじゃんって思ってしまう(笑)
真面目な作りなのに突っ込みどころ満載だ。
- << 452 「ウロボロス」終了。 ずっと突っ込み所満載のドラマだったが、警視総監の生い立ちまでミラクルの連続だったとは(笑) まあ有り得ない設定とかを許容さえしてしまえば、役者は揃っていたし映像は良かったから、そこそこは楽しめた。 ラストはもうあれしか無いだろうなと分かってはいたが、いざそういう結末になってみると、やっぱり切なかった。
>> 433
「流星ワゴン」(TBS)脚本=八津弘幸 出演=西島秀俊、香川照之、井川遥、倍賞美津子、吉岡秀隆 他
重松清の小説原作のタイムスリップ物…
「流星ワゴン」☆第6話
チュウさんが、現在の忠さんの言動にイライラしているのが、クスッと笑えた。
チュウさんは確かに自分勝手で強引で頑固者だけど、忠さんみたいに人を見下したりはしないし、人に対する優しさや情はたっぷり持っている。だからその言葉には説得力がある。
チュウさんから忠さんに至る30年程の間に、一体何があったのかとても気になる。
- << 454 「流星ワゴン」終了。 成程あの朋輩チュウさんは、現実の忠雄の後悔の念から生まれた、「カズと分かり合う」為の自分なりの理想の姿だったのか。 自分の思いを素直に口に出来ないタイプの人が多い(と思われる)日本人にとって、チュウさんの人物像は、伝説になりそうな位に刺激的で魅力的だった。 香川さんの芝居が、どんな称賛の言葉も陳腐に聞こえてしまいそうな程素晴らしくて、私の中でチュウさんは、忘れられない人物の一人となった。 数々のロケ映像も強く印象に残ったし、出会えて良かったドラマの一本になったと思う。
>> 427
「まっしろ」(TBS)脚本=井上由美子 出演=堀北真希、柳楽優弥、志田未来、水野美紀、木村多江 他
オリジナル作品。
自分にとっ…
「まっしろ」
平均視聴率【6.30%(単純)6.37%(加重)】で、ゴールデン/プライム帯の最下位を独走している事に関して、プロデューサーが「自分の責任。出演者、脚本家には申し訳無い」という主旨のコメントを、Twitterで発信したという記事を読んだが、少し異論がある。
確かにプロデューサーには全責任が有るので、彼の責任なのは間違いない。ただ脚本家の井上由美子さんには責任が無いと言っているのはちょっと違うのでは無いか。(勿論わざわざ脚本家にも責任があると書く必要は無いが、敢えて責任が無いという主旨の文を書いていたので)
書いた連ドラが両手で数えられる位のキャリアの脚本家なら、圧倒的にプロデューサー主導になるから、脚本家を庇うのも頷けるが、井上由美子さんは数え切れない位の連ドラを書いて来た、有能なベテラン作家だ。内容に関しての権限は、プロデューサーよりも彼女の方が遥かに持っていた事は容易に想像出来る。
このドラマの敗因は、初回を観た時の印象通り、テーマがぼやけていてどっち付かずで、「結局何が言いたいの?」と消化不良を起こす所に有ると思っている。
キャスティングも弱いので、脚本が早い段階でテーマを明確に示し、もっと分かりやすくメリハリを付けた内容にすべきだった。
勿論視聴率が全てでは無いが、第3話以降、4回続けて5%台に沈んでいるのには、やはりそれなりの理由があるのだ。
- << 449 「まっしろ」終了。 結局、初回の感想で書いた様な、「医療従事者の仕事に対する真摯な姿勢」を描きたかった様なのだが、それにしては全体の構図(構成)がお粗末で、心に響いて来るものが無かった。 井上さんだから期待して観た部分も大きかったので、本当に残念な結果だ。
「冬ドラマ途中経過」
◎ハマっているドラマは
*流星ワゴン
*○○妻
〇全部観ようと思っているドラマは
*ゴーストライター
*問題のあるレストラン
*銭の戦争
*デート
*ウロボロス
Ο多分全部観るだろうなと思っているドラマは
*DOCTORS
*残念な夫
*美しき罠
*セカンド・ラブ
*まっしろ
*学校のカイダン
●微妙なドラマは
▼脱落したドラマは
*デキンの女⇔脚本がつまらなかったので、一話を観ただけで以降はパス。
*警部補・杉山真太郎⇔刑事物で家族をスパイスに使う(例えば「刑事110キロ」みたいな)のは有りなんだけど、これは諸に子供を関わらせ過ぎなのが気になっていたのだが、6話の美晴(本田望結)の行き過ぎた関わらせ方を観て、もう限界だなと思ってパスする事にした。
※民放のみ。深夜ドラマを除く。
>> 423
「美しき罠 ~残花繚乱~」(TBS・共同TV)脚本=浅野妙子 出演=田中麗奈、若村麻由美、青柳翔、三浦理恵子、高橋かおり、池畑慎之介、村上弘…
「美しき罠」☆第8話
書道家(池畑慎之介)と圭一が繋がっていたという事は、りかと荘太の不倫も圭一は承知の上だった!?
新な展開が有りそうな感じだ。
やっぱり若村さんが上手くてドラマが締まるな。
- << 445 「美しき罠」終了。 何か風呂敷を広げた割には、尻すぼみで雑な終わり方だったなという印象。 田中麗奈も下手だけど、青柳翔も声を荒げるシーンになると、芝居の発声が未熟なのが分かってしまうレベルだった。 もっと面白くなるかと期待していたけど残念だったな。
>> 421
「銭の戦争」(関西TV)脚本=後藤法子 出演=草なぎ剛、大島優子、木村文乃、津川雅彦、大杉漣、渡部篤郎 他
韓国パク・イングォンのコ…
「銭の戦争」
韓国版はもっと破天荒な内容だったが、日本版はまあ法律的な事もあるし、テレビで表現しても良い基準も多分違うから、おとなしめではあるが、その分、登場人物それぞれの立場に沿って細かい描写を入れ込んでおり、ストーリーとしては面白く仕上がっている。
はらはらドキドキとしんみりが上手く噛み合っている、日本的なドラマと言えるかな。
- << 448 「銭の戦争」終了。 赤松に引導を渡す方法を含め、緩さはあったけど中々面白い最終回だった。 赤松に渡部篤郎をキャスティングしたのが、一番の成功のポイントだったんじゃないかなと思える位、渡部さんは上手かったし存在感があったなあ。(内容が内容だけに、『いかにも』みたいな役者を使ったら、もっとリアルになってギスギスしたドラマになっていただろう。あの飄々とした雰囲気でやる事はえげつないから、面白さが増したのだと思う) 梢と富生の最後の別れのシーン、握手後にじっと見詰める富生に対し、目を伏せたまま踵を返して去って行く梢の表情が、彼女の心情を表していて印象に残った。
>> 424
「学校のカイダン」(NTV)脚本=吉田智子 出演=広瀬すず、神木隆之介、石橋杏奈、泉谷しげる、生瀬勝久、浅野温子 他
オリジナル作品。…
「学校のカイダン」
初回でも演説が冗長と書いたが、それが毎回続いており、流石に段々受け入れ難くなって来ている。
言っている事は正論なんだけど、延々と喋られると「おいおいこれは弁論大会か」とツッコミを入れたくなってしまう。
その部分の脚本をもっと圧縮工夫すれば、もっと観やすくなる筈なのだが。
- << 446 「学校のカイダン」終了。 初回の感想で広瀬すずについて、声が通って台詞が聞き取り易い…という意味の事を書いたが、演説に感情が乗って来るとキンキン声になるので、途中からそれが辛かった。 あと神木くんの発声も喉からなので、激しい長台詞になると息が苦しいのが伝わってしまい、観ているこっちも苦しかった。 真っ当で真摯な部分と、作り物感満載な部分とが混ざり合った、捉え所の無い不思議な感じがするドラマだった。
>> 426
「ゴーストライター」(CX・共同TV)脚本=橋部敦子 出演=中谷美紀、水沢あさみ、三浦翔平、菜々緒、キムラ緑子、江波杏子、田中哲司 他
…
「ゴーストライター」
>最初に結末を見せてしまう(と見せ掛けてもう一展開あるとも考えられるが)
と初回に書いた通り、あれは結末ではなく途中経過で、由樹の暴露、リサの反転攻勢、由樹の敗北、リサの暴露、立場の逆転…そして抱える苦悩も逆転?と、やはり一筋縄では行かない展開になっている。
リサと由樹の立場がどう変化するのか、どう決着するのか、楽しみにしている。
それにしても神崎のえげつなさよ。ピンチをチャンスに変えるあの強引さがあるから、やり手なんだろうけど。この人の描き方が上手いからドラマも締まっている、とも言えるかな。
- << 447 「ゴーストライター」終了。 結局、一番やり手で上手(うわて)だったのは常務だったという話。それにしても男の(仕事上の)嫉妬は怖い。だからこそドラマにも出来るのだが。 主要登場人物それぞれのキャラがハッキリとしていたから分かり易く、感情移入し易かった。 リサの心象を映し出している様な映像も素晴らしかった。 時が経って細かいストーリーは忘れてしまったとしても、リサの佇む風景、中谷美紀の凛とした表情とそこに隠された繊細な感情…等は、きっと覚えているだろうな。 ※そういう種類のドラマはいくつかあるのだが、多分このドラマもその仲間入りをするだろう。
>> 444
「ゴーストライター」
>最初に結末を見せてしまう(と見せ掛けてもう一展開あるとも考えられるが)
と初回に書いた通り、あれは結末…
「ゴーストライター」終了。
結局、一番やり手で上手(うわて)だったのは常務だったという話。それにしても男の(仕事上の)嫉妬は怖い。だからこそドラマにも出来るのだが。
主要登場人物それぞれのキャラがハッキリとしていたから分かり易く、感情移入し易かった。
リサの心象を映し出している様な映像も素晴らしかった。
時が経って細かいストーリーは忘れてしまったとしても、リサの佇む風景、中谷美紀の凛とした表情とそこに隠された繊細な感情…等は、きっと覚えているだろうな。
※そういう種類のドラマはいくつかあるのだが、多分このドラマもその仲間入りをするだろう。
>> 442
「銭の戦争」
韓国版はもっと破天荒な内容だったが、日本版はまあ法律的な事もあるし、テレビで表現しても良い基準も多分違うから、おとなしめでは…
「銭の戦争」終了。
赤松に引導を渡す方法を含め、緩さはあったけど中々面白い最終回だった。
赤松に渡部篤郎をキャスティングしたのが、一番の成功のポイントだったんじゃないかなと思える位、渡部さんは上手かったし存在感があったなあ。(内容が内容だけに、『いかにも』みたいな役者を使ったら、もっとリアルになってギスギスしたドラマになっていただろう。あの飄々とした雰囲気でやる事はえげつないから、面白さが増したのだと思う)
梢と富生の最後の別れのシーン、握手後にじっと見詰める富生に対し、目を伏せたまま踵を返して去って行く梢の表情が、彼女の心情を表していて印象に残った。
>> 438
「流星ワゴン」☆第6話
チュウさんが、現在の忠さんの言動にイライラしているのが、クスッと笑えた。
チュウさんは確かに自分勝手で強…
「流星ワゴン」終了。
成程あの朋輩チュウさんは、現実の忠雄の後悔の念から生まれた、「カズと分かり合う」為の自分なりの理想の姿だったのか。
自分の思いを素直に口に出来ないタイプの人が多い(と思われる)日本人にとって、チュウさんの人物像は、伝説になりそうな位に刺激的で魅力的だった。
香川さんの芝居が、どんな称賛の言葉も陳腐に聞こえてしまいそうな程素晴らしくて、私の中でチュウさんは、忘れられない人物の一人となった。
数々のロケ映像も強く印象に残ったし、出会えて良かったドラマの一本になったと思う。
>> 434
「デート~恋とはどんなものかしら~」(CX・共同TV)脚本=古沢良太 出演=杏、長谷川博己、国仲涼子、和久井映見、風吹ジュン、松茂豊 他
…
「デート」終了。
初回が飛び抜けて面白くて期待値が上がってしまったからか、2話目以降はそれ程でも無いなと思ってしまった。
初回は依子のデフォルメされたルーチンと、そこから想像される性格と、それが引き起こす騒動が面白くて笑えたのだが、こういう笑いは単発ドラマ向きで、連ドラで長く持つ物ではないという事がよく分かったドラマだった。
依子の亡くなった母親の出し方とか上手かったし、全体的に悪くは無かったけど、主人公二人の性格設定が特異な物だっただけに、飽きるのも少し早かったのかなという感じはした。
「2014冬ドラマのまとめ①」
1位「流星ワゴン」
どこまでが原作の力なのかは分からないが、構成もしっかりしていたし映像も良かったし、何よりチュウさんの求心力に惹き付けられたドラマだった。
2位「ゴーストライター」
リサ=中谷美紀の存在感、登場人物それぞれのキャラが分かり易く物語に入り込み易かった事、起承転結がしっかりとしていた脚本等が良かった点だ。
3位「銭の戦争」
まず原作の設定が面白くて、それを日本的に上手くアレンジした脚本が安定していた事、渡部さん・草なぎ君のキャスティングが絶妙だった事等が、面白く仕上がった理由かな。
「○○妻」は序盤の展開を観て凄く期待していただけに、ラストに向けて変節して行ったのが本当に残念だった。
※シリーズ物は除く。
「2015冬ドラマのまとめ②」
全話観たドラマの平均視聴率(%)
「DOCTORS」14.34
「○○妻」14.25
「銭の戦争」13.27
「デート」12.46
「ウロボロス」10.39
「流星ワゴン」10.21
「問題のあるレストラン」9.29
「学校のカイダン」9.28
「ゴーストライター」8.63
「残念な夫」7.63
「セカンド・ラブ」7.14
「美しき罠」6.65
「まっしろ」5.79
※民放のみ。2クール以上のドラマ、深夜ドラマは除く。
※視聴率は関東地区。単純平均。(注:加重平均視聴率とは、数字が異なる場合がある)
「心がポキッとね」(CX・共同TV)脚本=岡田惠和 出演=阿部サダヲ、水原希子、藤木直人、山口智子 他
オリジナル作品。
初回演出は宮本理江子。
岡田さんの脚本は、会話を積み重ねて行くタイプなのだが、演出がテンポの良い宮本さんだったので、相乗効果で面白いドラマに仕上がっていた。
主要人物4人それぞれの性格設定が結構際どくて、脚本と演出が噛み合わないと、ボロボロになる危険性も孕んでいる様な感じもするのだが、取り敢えず次回を楽しみに待ちたいと思えた滑り出しだった。
※阿部サダヲの安定感は出色。
- << 471 「心がポキッとね」3話まで終了。 初回はテンポの良さと、中身を知ろうという気持ちが強かったのであまり気にならなかったのだが、中心の4人以外にも、出て来る人物がことごとく普通な感じではなくて、それが3話も続くとさすがにキツくなって来た。 このまま脚本の独り善がりな感じが続くのなら、リタイアするかも。
「医師たちの恋愛事情」(CX)脚本=秋山竜平、坂口理子、小山正太 出演=斉藤工、石田ゆり子、相武紗季、平沼浩行、板谷由夏、伊原剛志、生瀬勝久 他
オリジナル作品。
まず斉藤工を押さえて、彼の魅力を最大限に引き出し、女性視聴者を惹き付けるにはどういうドラマが良いのか後付けで考えた…みたいな感じを受ける内容だった。
まあ細かい事をあれこれ考えなければ、自分の好きなタイプの俳優が3人(斉藤、平山、伊原)も出ているので、結構楽しめるかもしれない。
※音楽の選曲、入れ方で、またまた中野Pかな?と思ったら、やっぱりそうだった。何かワンパターン(笑)
- << 472 「医師たちの恋愛事情」3話まで終了。 ここまで院内恋愛を前面に押し出して来ると、くだらないとは思いつつも、いっそ清々しい(笑) これも、キャスティング(特に男)に自信があるからなのだろう。 中野ドラマだから、行きつ戻りつグダグダと続いて行くんだろうな。
「アルジャーノンに花束を」(TBS・ドリマックス)脚本=池田奈津子 出演=山下智久、栗山千明、窪田正孝、工藤阿須加、萩原聖人、石丸幹二 他
ダニエル・キイスの小説原作。
初回に関しては、登場人物の設定も話の流れも良く出来ていて、素直にドラマに入り込む事が出来た。
この先、原作の流れを踏襲するのであれば、山下智久の演技に負荷が掛かり、彼の演技力がそれに耐えられるのか、一抹の不安が残る。
この流れを台無しにしない為には、この先脚本がどれだけ大胆にアレンジ出来るのかという事に掛かっていると思うのだが、監修の野島伸司のお手並み拝見というところか。
- << 474 「アルジャーノンに花束を」3話まで終了。 ここまでは、意外と言ったら失礼だが山下智久も好演していて、見応えのあるドラマに仕上がっている。 恐らく手術後すぐにではなく、徐々に咲人の頭は良くなって行くのだと思うが、それを山下智久がどう演じ分けて行くのかと、立場の逆転に於ける周囲の反応等が、これからの見せ場になって行くと思う。 今のレベルを維持してくれる事を願う。
「天使と悪魔-未解決事件匿名交渉課-」(EX・MMJ)脚本=高橋悠也 出演=剛力彩芽、渡部篤郎、長谷川朝晴、荒川良々、宇崎竜童 他
オリジナル作品。
司法取引を題材にしているのだが、副題がオブラートに包み過ぎていて、題名から中身を想像する視聴者が居るとしたら、逆に混乱させるだけなのではないかと、ふと思った。
ストーリー、主人公の一人茶島の人物設定と演じる渡部篤郎は良かったし、映像・演出も独特で雰囲気が有って良かったと思う。
ただヒロイン蒔田の設定が、あまりにも刑事から逸脱した普通の女子で、正義感だけはやたら前面に押し出して、キンキン声で主張するので、演じる剛力彩芽は全然悪くはないのだけど、観ていて正直「剛力ウザい」「剛力ジャマ」って、何度も思ってしまった。
あの設定では蒔田は、茶島が捜査したい時の警察手帳の為だけに存在しているみたいではないか。
蒔田の設定を何とかしてくれないと、見続けるのはキツそうだなあ。
- << 475 「天使と悪魔-未解決事件匿名交渉課-」3話まで終了。 もう、初回の感想で書いたまんま(笑) 茶島が未解決事件の謎を解き明かして行く部分は、本当に面白いんだけどなあ。剛力(の役)がキツい…。
「ドS刑事」(NTV)脚本=川崎いづみ 出演=多部未華子、大倉忠義、吉田羊、勝村政信、伊武雅刀、岸本加代子 他
七尾与史の小説原作。
容疑者をいたぶるのが好物な、ドSで自己中な女刑事と、正義感は強いけど、優し過ぎて刑事には向いてなさそうな男がコンビを組む、警察コメディー。
黒井(多部未華子)が警察庁No.2の父親の威光を利用しているのか?とか、代官山(大倉忠義)の親と黒井の親には、何か因縁があるのか?とか、これからの展開に興味を繋ぐ謎も提示する等、脚本もそつなく書けている。
それほど頭を使わずに、楽しんで観る事が出来るので、この雰囲気を続けて行って欲しいな。
- << 476 「ドS刑事」3話まで終了。 犯人に同情の余地があると、犯人をいたぶるよりは謎解きメインになったりするが、脚本は安定しているので面白い。 課長がマヤを理解し始めているが、それがこのドラマにとっていいのか悪いのか…?
「ようこそ、わが家へ」(CX)脚本=黒岩勉 出演=相葉雅紀、沢尻エリカ、有村架純、竹中直人、南果歩、寺尾聰 他
池井戸潤の小説原作。
ミステリー仕立ての家族ドラマと言ったらいいのだろうか。
主人公健太(相葉雅紀)が、ちょっと勇気を出して割り込み乗車をしようとした男を止めた所から、帰宅途中に尾行に気付き、そこから逃げても逃げても追いかけて来るシーンが続くのだが、この演出が怖くて、でも一気にドラマに引き込まれた。
その後も執拗に続く嫌がらせ。健太だけでなく、家族三人にもそれぞれに、何気に恨みや嫉妬を買いそうな存在の人間関係が有り、それらが上手く描写されている。
犯人が誰なのか、家族関係・それぞれの人間関係はどうなるのか、色々展開が面白そうなドラマだ。
主演・相葉雅紀の名前を見た時に、正直うーんとは思ったのだが、観ていてイライラする位、小心でどんくさい(それだけにやけにリアルな人物設定)健太という普通の青年を演じるには、彼で合っているのではないかなと思えた。
- << 477 「ようこそ、わが家へ」3話まで終了。 とにかく怪しい人物ばかりで、誰が犯人なのかという推理する面白さもあるし、4人家族それぞれの、独立した生活圏での人間関係もきちんと描いていて、家族と言っても知らない事ってたくさんあるよなあと、改めて確認させられる部分も多々あり、観ていて時間の経つのが速い、入り込めるドラマだ。 ※今の所、派遣事務員・西沢の性格設定と、演じる山口紗弥加の表現の仕方が結構ツボになっている。
「戦う!書店ガール」(関西TV)脚本=渡辺千穂 出演=渡辺麻友、稲森いずみ、千葉雄大、大東俊介、井上順、田辺誠一 他
碧野圭の小説原作。
働き女子をテーマにしたドラマで、脚本はまあまあ良かったとは思うし、渡辺麻友もそれなりには頑張っていたとは思う。
しかーし、視聴者層をどこに絞っているのかが皆目見当つかず、苦戦必至だろうなと思う。
私は、渡辺麻友演じる亜紀のキャラに興味が湧いたので、まだ暫くは観てみようと思っているが、世間的にはかなり厳しそうな予感が(笑)
- << 478 「戦う!書店ガール」3話まで終了。 2話の脚本が酷かったので、今回も酷かったらリタイアしようと思っていたのだが、幾分初回のテイストに戻ったので、一応次回も観てみようとは思う。 いずれ、リストラ・スクラップ問題とかが出て来て、一致団結みたいな展開になるのかも? でもそこまで観ていられるのかなあ。
「Dr.倫太郎」(NTV)脚本=中園ミホ 出演=堺雅人、蒼井優、吉瀬美智子、内田有紀、余貴美子、高畑淳子、小日向文世 他
清心海著作原案の精神科医にスポットを当てた物語。
物語の中心人物である倫太郎の居る世界については割りと情報を出し、夢乃の居る世界については謎を残すという初回の組み立て方だった。
毎回倫太郎の患者がゲストという感じで展開して行く様だが、初回のストーリーは見え方は派手だがリアリティーも有り、演者(近藤春菜)の人選も良く、掴みとしては申し分無かった。
大学病院が舞台だと、それなりの権力闘争話は外せないのだろうが、あまりその部分には顔を出して欲しくないなとは思った。
優しい時間が流れる事に期待したい。
- << 479 「Dr.倫太郎」3話まで終了。今のところ初回に願った通り、大学病院の醜い権力争いは限られたメンバーの限られた話に留めてあるし、倫太郎の醸し出す柔らかさが前面に出ているので、ゆったりした感じで観ていられる。 寧ろ毎回ザラッとさせられるのは、高畑淳子が演じる謎の女のエキセントリックな言動の方だ。まあ憎たらしい位に演技が上手くて、毎回この役を楽しんで演じているんだろうなと思いながらも、心をチクチクさせはがら観ている。 役名の名字が同じアイザワなので、夢乃の母親なのかなとも思うし、夢乃が何か精神的に病んでいそうな事の元凶があの女にあるのかな?という気もする。 謎解きも含め先が楽しみだ。 ※全編中園ミホが書く訳じゃないんだ…。
「ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~」(TBS)脚本=櫻井武晴 出演=大島優子、北村一輝、勝地涼、本田翼、名取裕子、遠藤憲一 他
オリジナル作品。演出は堤幸彦。
脚本と演出がきっちりと噛み合っていて面白かった。スタート部分は演出が上手くて一気に引き込まれたし、その後の展開は脚本の緻密さが感じられ、ずっと物語に入り込む事が出来た。
大島優子の役は作り込まないと出来ない役なので、まだキャリアの少ない彼女にとっては逆にやり易かったのではないかなと思う。その上で説得力も有ったし中々健闘していたと思う。
あと勝地君が、こういう軽妙な役も演技力できちんとこなせる様になっているのを観て、感慨深かった。
初回で一つの、それも有力な足抜け~就職パターンを提示してしまったので、この先どう展開させて行くのか、櫻井氏の本を楽しみにしている。
- << 480 「ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~」3話まで終了。3話からは、足抜けに関しては1話完結になるのかな? 2話前後編で話を展開した足抜けケース1に比べると、3話は足抜けストーリーに関してはちゃちな感じだったが、バクと三ヶ島の掛け合いに面白さが感じられる様になったり、小ネタで笑わせてくれたと思ったら、暴排法に関する捉え方で真剣に言い合ったりと、中々多彩な展開で飽きなかった。 次回予告を観る限り、バクの母親とエンケンに何か因縁(過去の関係?)が有りそうで、バクが家族と疎遠になっている理由なども明かされるのかもしれない。 ※勝地君の役も何か怪しいんだよなあ。
「アイムホーム」(EX)脚本=林宏司 出演=木村拓哉、上戸彩、水野美紀、田中圭、及川光博、西田敏行 他
石坂啓の漫画原作。
最初に粗筋を読んだ時に、前にNHKで似た様なドラマを観た事があるなあと思ったのだが、調べたらやはり同じ原作のドラマだった。細かい内容は殆んど覚えていないのだが、とにかく妻役の戸田菜穂と息子役の子が、白い仮面を着けていたのだけは強烈に印象に残ったのか、はつきりと記憶していた。
今回、どう演出するのか興味が有ったのだが、同じ手法を用いていた所を見ると、あれは多分原作者のアイディアだったのだろう。
さて今回のドラマだが、ストーリーも分かり易かったし、主人公の今の人物像も、病気のせいで鈍くさいけど人間的な優しさに溢れていて魅力的に描かれていたし、次回に繋ぐ謎もしっかりと提示され、上手く仕上がっていたし、これならまた次も観たいと思った。
キムタクは今までに無い役柄だったと思うが、いわゆる「何をやってもキムタク」という状態から一歩抜け出し、「気配を消す」いいチャンスなので、このままの感じで続けて行って欲しい。
- << 481 「アイムホーム」3話まで終了。 初回に感じた良さが、そのままずっと続いている。 事故後の今の優しい性格でも十分仕事は出来るのに、事故前の家路は何をあんなに焦り、貧欲に結果を求めて部下にも成果を要求し、結果周囲から見たらかなりの嫌な奴に成り下がってしまっていたのか? 今の妻との出会い、結婚に至る経緯も、今は意図的に伏せられており、今後の謎解きも楽しみだし、妻と息子ヨシオの仮面がいつ取れるのかも注目ポイントだ。 ※ヨシオ役の子は、派手さは無いんだけど何気に演技は上手いと思う。
「ワイルド・ヒーローズ」(NTV)脚本=蛭田直美 出演=TAKAHIRO、青柳翔、岩田剛典、黒木啓司、桜田ひより、塚本高史、内藤剛志 他
オリジナル作品。
全く期待しないで観たが、勧善懲悪の時代劇をちょっと捻った感じの、超分かり易くて気楽に観られる面白いドラマだった。
これからも、ヒーローはどんなに無様でも心根はカッコいいという、勧善懲悪の基本の部分をきっちりと押さえて作ってくれるなら、観て行こうかなと思っている。
※子役のひよりちゃんは、「明日、ママがいない」に出ていた、色気も演技力もある子だね。
- << 491 「ワイルド・ヒーローズ」7話まで終了。 まさかの日花里まで…。 データ自体も、どれが本物なのかが分からなくなって来た。 ※あの時の野良犬化した日花里の愛犬が、何故偽の日花里に懐き、彼女は何故首輪のデータの在りかを知っていたのか? 何かまだまだひっくり返りそうな感じはするな。
>> 460
「心がポキッとね」(CX・共同TV)脚本=岡田惠和 出演=阿部サダヲ、水原希子、藤木直人、山口智子 他
オリジナル作品。
初回演出は…
「心がポキッとね」3話まで終了。
初回はテンポの良さと、中身を知ろうという気持ちが強かったのであまり気にならなかったのだが、中心の4人以外にも、出て来る人物がことごとく普通な感じではなくて、それが3話も続くとさすがにキツくなって来た。
このまま脚本の独り善がりな感じが続くのなら、リタイアするかも。
- << 482 「心がポキッとね」 4話を観て判断しようと思っていたのだが、例の心理カウンセラー?の所での山口智子の一人語りの途中で、もう耐えきれなくなった。 一応4話は最後まで観たが、次も観るだけの気力は無いや。
「天皇の料理番」(TBS)脚本=森下佳子 出演=佐藤健、黒木華、桐谷健太、柄本佑、鈴木亮平、麻生祐未、杉本哲太、小林薫 他
杉森久英の、実在の人物を描いた小説原作。
放送開始時期が遅く、最後に真打ち登場という感じだったが、スケールの大きさを感じさせる期待を裏切らない出来上がりだった。
いわゆるスターシステムに乗った人は出ていなくて、役柄を自然に体現出来る人を優先的に選んだ様なキャスティングがとても良かった。特に黒木華と鈴木亮平の演技と存在感が、遠い時代のドラマに入りやすくしてくれる道標の様で秀逸だった。
今は年相応の役柄を好演している主演の佐藤健が、どの年齢までを演じるのかは分からないのだが、渋さの出る年齢までを演じるのであれば、そこの表現をどうするのかも、演出と共に期待したい。
※長男=鈴木亮平はあの描写だと長くは出ないのかな?もしそうなら凄く残念なんだけど。
- << 485 「天皇の料理番」3話まで終了。 やはり初回に書いた感想通りで、黒木さんと鈴木さんの存在感が素晴らしくて、本筋の篤蔵=佐藤健の成長記を、でしゃばらずに、だけどしっかりと支えていて、全体としてバランスの取れたドラマに仕上がっている事に、大きく貢献している。 兄=鈴木亮平は、案じていた事だが、あの描写だとやはり結核なのだろう。これで出番が無くなってしまうのなら本当に残念なんだけど…どうなるのかな? 序章だけでも十分見応えがあったが、リリースによると、この後篤蔵の海外修行で郷ひろみも出演するし、彼がどんな表現をするのかも楽しみだ。 やっぱりこういうお金を掛けた、ドラマ然としたドラマは見応えがあるし、絶対無くして欲しくないと思う。
>> 462
「アルジャーノンに花束を」(TBS・ドリマックス)脚本=池田奈津子 出演=山下智久、栗山千明、窪田正孝、工藤阿須加、萩原聖人、石丸幹二 他
…
「アルジャーノンに花束を」3話まで終了。
ここまでは、意外と言ったら失礼だが山下智久も好演していて、見応えのあるドラマに仕上がっている。
恐らく手術後すぐにではなく、徐々に咲人の頭は良くなって行くのだと思うが、それを山下智久がどう演じ分けて行くのかと、立場の逆転に於ける周囲の反応等が、これからの見せ場になって行くと思う。
今のレベルを維持してくれる事を願う。
- << 489 「アルジャーノンに花束を」8話まで終了。 咲人の、姿かたちは大人でも、頭と心は6歳位だった時代を『起』とすると、手術と投薬によって、知能だけは遥かに高いレベルに到達してしまった頃を『承』、遥香と心が通じ合い愛し合う事で漸く心の成長も伴って来て、これからという時に、薬の副作用らしき症状が出始め暗雲が漂って来る辺りから、『転』の展開に入って来た模様。 脚本がとてもスムーズに書かれているので、観ていてストレスが掛からず、ドラマに入り込む事が出来る。 さてこれから『結』に向けてどう話が進んで行くのか、楽しみにしている。
>> 465
「ようこそ、わが家へ」(CX)脚本=黒岩勉 出演=相葉雅紀、沢尻エリカ、有村架純、竹中直人、南果歩、寺尾聰 他
池井戸潤の小説原作。
…
「ようこそ、わが家へ」3話まで終了。
とにかく怪しい人物ばかりで、誰が犯人なのかという推理する面白さもあるし、4人家族それぞれの、独立した生活圏での人間関係もきちんと描いていて、家族と言っても知らない事ってたくさんあるよなあと、改めて確認させられる部分も多々あり、観ていて時間の経つのが速い、入り込めるドラマだ。
※今の所、派遣事務員・西沢の性格設定と、演じる山口紗弥加の表現の仕方が結構ツボになっている。
- << 486 「ようこそ、わが家へ」7話まで終了。 何となくなくだけど、家族四人それぞれの人間関係の中に一人づつ犯人がいて、偶然あるいは必然的に、複合的な犯罪を形成したのではないかという気がして来た。 倉田家の中に入れる人、人間関係の中で何らかの恨みや嫉妬があった人、或いは全く違う次元の発想から等々、犯人を色々と想像して楽しめる。 やっぱり脚本が上手いな。
>> 467
「Dr.倫太郎」(NTV)脚本=中園ミホ 出演=堺雅人、蒼井優、吉瀬美智子、内田有紀、余貴美子、高畑淳子、小日向文世 他
清心海著作原…
「Dr.倫太郎」3話まで終了。今のところ初回に願った通り、大学病院の醜い権力争いは限られたメンバーの限られた話に留めてあるし、倫太郎の醸し出す柔らかさが前面に出ているので、ゆったりした感じで観ていられる。
寧ろ毎回ザラッとさせられるのは、高畑淳子が演じる謎の女のエキセントリックな言動の方だ。まあ憎たらしい位に演技が上手くて、毎回この役を楽しんで演じているんだろうなと思いながらも、心をチクチクさせはがら観ている。
役名の名字が同じアイザワなので、夢乃の母親なのかなとも思うし、夢乃が何か精神的に病んでいそうな事の元凶があの女にあるのかな?という気もする。
謎解きも含め先が楽しみだ。
※全編中園ミホが書く訳じゃないんだ…。
>> 468
「ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~」(TBS)脚本=櫻井武晴 出演=大島優子、北村一輝、勝地涼、本田翼、名取裕子、遠藤憲一 他
オリジ…
「ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~」3話まで終了。3話からは、足抜けに関しては1話完結になるのかな?
2話前後編で話を展開した足抜けケース1に比べると、3話は足抜けストーリーに関してはちゃちな感じだったが、バクと三ヶ島の掛け合いに面白さが感じられる様になったり、小ネタで笑わせてくれたと思ったら、暴排法に関する捉え方で真剣に言い合ったりと、中々多彩な展開で飽きなかった。
次回予告を観る限り、バクの母親とエンケンに何か因縁(過去の関係?)が有りそうで、バクが家族と疎遠になっている理由なども明かされるのかもしれない。
※勝地君の役も何か怪しいんだよなあ。
- << 487 「ヤメゴク」7話まで終了。 バクの父親が橘=エンケンさんという、誰もが容易に想像出来る事が表に出された訳だが、どうも素直過ぎて本当なのか?まだ裏があるのでは?と疑ってしまう。 最終的には橘組全てを一掃し、谷川にも何らかの鉄槌を下さないと、ゴールデン帯でやる意味が問われる事にもなりかねないとは思うのだが、櫻井さんと堤さんはどういう選択をするのかな。
>> 469
「アイムホーム」(EX)脚本=林宏司 出演=木村拓哉、上戸彩、水野美紀、田中圭、及川光博、西田敏行 他
石坂啓の漫画原作。
最初…
「アイムホーム」3話まで終了。
初回に感じた良さが、そのままずっと続いている。
事故後の今の優しい性格でも十分仕事は出来るのに、事故前の家路は何をあんなに焦り、貧欲に結果を求めて部下にも成果を要求し、結果周囲から見たらかなりの嫌な奴に成り下がってしまっていたのか?
今の妻との出会い、結婚に至る経緯も、今は意図的に伏せられており、今後の謎解きも楽しみだし、妻と息子ヨシオの仮面がいつ取れるのかも注目ポイントだ。
※ヨシオ役の子は、派手さは無いんだけど何気に演技は上手いと思う。
- << 488 「アイムホーム」7話まで終了。 家族のストーリーなんだけど、主人公の部分記憶喪失が軸になっている為、謎が多くて謎解きの様な面白さもあるし、主人公がせっかく人間的な生活を取り戻したのだから、家族の中で幸せを感じられるラストになって欲しいという期待もあって、楽しみに観ている。 これも脚本が上手いなと思う。
「春ドラマ途中経過」
◎ハマっているドラマは
*ようこそ、わが家へ
*アルジャーノンに花束を*天皇の料理番
〇全部観ようと思っているドラマは
*アイムホーム
*Dr.倫太郎
Ο多分全部観るだろうなと思っているドラマは
*ヤメゴク
*ドS刑事
*医師たちの恋愛事情
●微妙なドラマは
*ワイルド・ヒーローズ
*天使と悪魔
*戦う!書店ガール
▼脱落したドラマは
*心がポキッとね⇔期待していたのに、脚本のあまりの独り善がりに付いて行けなかった。
※民放のみ。深夜ドラマを除く。
>> 473
「天皇の料理番」(TBS)脚本=森下佳子 出演=佐藤健、黒木華、桐谷健太、柄本佑、鈴木亮平、麻生祐未、杉本哲太、小林薫 他
杉森久英の…
「天皇の料理番」3話まで終了。
やはり初回に書いた感想通りで、黒木さんと鈴木さんの存在感が素晴らしくて、本筋の篤蔵=佐藤健の成長記を、でしゃばらずに、だけどしっかりと支えていて、全体としてバランスの取れたドラマに仕上がっている事に、大きく貢献している。
兄=鈴木亮平は、案じていた事だが、あの描写だとやはり結核なのだろう。これで出番が無くなってしまうのなら本当に残念なんだけど…どうなるのかな?
序章だけでも十分見応えがあったが、リリースによると、この後篤蔵の海外修行で郷ひろみも出演するし、彼がどんな表現をするのかも楽しみだ。
やっぱりこういうお金を掛けた、ドラマ然としたドラマは見応えがあるし、絶対無くして欲しくないと思う。
- << 490 「天皇の料理番」6話まで終了。 病床の兄やん(にいやん)が、暴れ馬の様な弟篤蔵に宛てた、彼の変なプライドを溶かし真摯なやる気を起こさせる、慈愛に満ちた手紙に泣かされた第6話だった。 次回からはフランス篇に移り、これで黒木華と鈴木亮平はお役御免になってしまうのだとしたら、本当に残念だ。
>> 474
「アルジャーノンに花束を」3話まで終了。
ここまでは、意外と言ったら失礼だが山下智久も好演していて、見応えのあるドラマに仕上がっている…
「アルジャーノンに花束を」8話まで終了。
咲人の、姿かたちは大人でも、頭と心は6歳位だった時代を『起』とすると、手術と投薬によって、知能だけは遥かに高いレベルに到達してしまった頃を『承』、遥香と心が通じ合い愛し合う事で漸く心の成長も伴って来て、これからという時に、薬の副作用らしき症状が出始め暗雲が漂って来る辺りから、『転』の展開に入って来た模様。
脚本がとてもスムーズに書かれているので、観ていてストレスが掛からず、ドラマに入り込む事が出来る。
さてこれから『結』に向けてどう話が進んで行くのか、楽しみにしている。
終了したドラマ
「天使と悪魔」
最終回の内容で、結局何が言いたいのか逆に分からなくなってしまった。消化不良ドラマ。
「戦う!書店ガール」
渡辺千穂が、こんなやっつけ仕事みたいな本を書く人だとは思わなかった。あと、渡辺麻友は当然として、稲森いずみも意外と演技力が無いのを露呈していた様に思う。誰得のドラマだったんだろう。
「アルジャーノンに花束を」遥香との恋で優しい感情を取り戻した咲人は、友達(梨央)を救う事を優先し、自らは急激に元の状態に戻って行く。
それを見越して、その時の自分宛に平仮名で書いた“指示書”に泣けた。
最後は元のIQの咲人に戻ってしまうのだが、仲間二人に守られた生活をしていて、悲壮感が無い終わり方をしたのは、スッキリとしていて良かったと思う。
最初から最後まで一貫して脚本がスムーズだったので、荒唐無稽な話ではあったけど、自然に物語に入り込む事が出来た。
終了したドラマ
「ようこそ、わが家へ」
最終回まで明日香が怪しいと思わせておいて、実は本物の名無しさんの、明日香に対する一方的な恋愛感情が遠因としてあったという展開は、虚を突かれた感じだったが面白かった。
間瀬部長の件は、最終的に名無しさんの事件とは無関係だったのだが、間瀬部長と西沢(本当に倉田の味方なのか、視聴者を疑心暗鬼にさせる存在感が強烈だった)を登場させる事で、ただのストーカードラマとは違う、複雑さと面白さを出す事に成功したと思う。
ラストに再び荒らされた花壇、あれは余韻?それとも映画化等に向けた布石?
「Dr.倫太郎」
出だしはとても良かったのだけど、話が進むに連れ、それぞれの病気や症状の事が前面に押し出され、観ていて辛くなる部分があった。
もう少しドラマ然とさせた方が、良かった様な気がする。バランスの問題なんだけど…。
終了したドラマ
「ヤメゴク」
橘がバクの実父ではなかった事、佐野が客人だった事など、大体予想通りだった。最終的に貴船組は解体、傘下も含めた大量の足抜けにも成功し、バクも漸く心の安寧を得る事が出来た。谷川に鉄槌を下す事が出来なかったのは、バクはこれからも現職に留まるので仕方が無かったかな。
「アイムホーム」
結婚して直ぐに恵が妊娠した事で、久は良雄が自分の子ではないのではと疑いDNA鑑定までして、それを知った恵が久に「久さんの顔が仮面に見える」と言った事が、久の深層に残っていて、それがこの物語の軸になっていた様だ。
医師が介護DVDを最後に見せるのは姑息だけど、まあドラマだから仕方ないか。
地味な話だったけど、謎解き要素が加わる事で面白いドラマに仕上がっていた。
「医師たちの恋愛事情」
まあ、期待もしていなかったし、ずっとグダグダ進むんだろうなと思った通りの展開だった。それでも、もういいやとならない線を保つのは、流石中野ドラマである。
終了したドラマ
「ドS刑事」
結局最後は警察上層部の人間の、狂った思考から来る犯行に落としてしまうのか。何かもう、こういうパターンのドラマの定石みたいになりつつあって、折角個性を出してドラマ作りをしていても、最後でがっかり萎えてしまう警察ドラマが多過ぎる。
そこまではそこそこ面白かったのに残念。
「ワイルド・ヒーローズ」荒唐無稽は荒唐無稽なりに、筋は通した作り方をしているなと思いながら観ていたのだが、ラストの「レインマンの何たるか話」に至った時点で、かなりがっかりさせられた。
落とし方が最悪で、リアル壮大な茶番劇になってしまった。
「恋愛時代」
日テレ深夜帯の連ドラ。
韓ドラにもなった原作で、基本の流れは分かっていたし、それこそCXの中野Pドラマみたいな感じになるんだろうなと思いながら観ていたが、相手役の満島真之介を筆頭に、深夜帯にしては脇まで充実した役者を揃えてくれていたおかげもあって、長く(12回)、グダグダ話の割には、最後まで飽きずに観る事が出来た。
この枠のドラマを「完走した」のは久し振りだった。
終了したドラマ
「天皇の料理番」
まあ、穴を探せば出て来るのは否めないけど、このドラマ不況の時代に十分な制作費と時間を掛けて、どっしりとした作品に仕上げてくれた事に、まず敬意を表したい。
私的には、フランス編突入後も兄やんと俊子の登場シーンがあった事が嬉しかったし、俊子に至っては密かに期待していた篤蔵の嫁になってくれて、ドラマに、より感情移入し易くなった。
最後の方は、早足というかバタバタになってしまった感は否めないのだが、それを差し引いてもやはり、心に残って行くドラマの仲間入りはしたんじゃないかなと思っている。
「2015春ドラマのまとめ②」
全話観たドラマの平均視聴率(%)
「天皇の料理番」14.78
「アイムホーム」14.65
「Dr.倫太郎」12.71
「ようこそ、わが家へ」12.50
「ドS刑事」9.30
「ワイルド・ヒーローズ」8.73
「アルジャーノンに花束を」8.53
「医師たちの恋愛事情」8.44
「ヤメゴク」6.39
「天使と悪魔」6.08
「戦う!書店ガール」4.69
※民放のみ。2クール以上
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秋田で警官二人熊に襲われる6レス 160HIT 匿名さん (♂)
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💜💜💜⚠️⚠️⚠️⚠️続き(44)⚠️⚠️⚠️💀💀💀
それからコカには種類別に番号が振ってありますが、ケシはほとんど分類さえ…(匿名さん0)
124レス 1016HIT 匿名さん -
癒し専用ルーム 284
英さんのレス2が、共感されています。 僕のレス1も、共感され…(名無し21)
4レス 86HIT 名無し21 -
癒し専用ルーム 283
こんばんは。 英さんのレス479が、共感されています。 …(名無し21)
483レス 528HIT 名無し21 -
秋田で警官二人熊に襲われる
でも、北海道のOSO18の時に、「クマを殺すな」と沢山の苦情電話が入っ…(匿名さん3)
6レス 160HIT 匿名さん (♂) -
第三臓記
現場で仕事しながら音楽かけてる作業員おるけどたまーに神曲と出会えるのが…(第三臓器)
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法律事務所勤務
2日で辞めるのは確かに過去にありました。 債権回収もするのでかなりび…(社会人さん0)
2レス 86HIT 社会人さん (40代 ♀) -
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人のせいにするな
他責思考も大概にして。 頭にくる。 ふざけんなよ。(匿名さん0)
1レス 52HIT 匿名さん -
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足を引っ張りたくない
過去を思いだすと負の感情に飲まれる もうそこには戻らないよ 戻りた…(匿名さん0)
18レス 808HIT 匿名さん -
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🔥🔥🔥続き(43)🌸🎀🌸🎀
話しは全く違うけど、透明なアクリル板を10枚くらい重ねて分厚くしたら、…(匿名さん0)
500レス 3769HIT 匿名さん -
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🌵🌸俳句を作ってみよう🌷🪴
おはようございます。 ビタです☆ >一句 ゆるゆると …(ビタ)
8レス 304HIT 豆たろう
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美人や可愛い子は恋愛で苦労しない
男性が彼女候補を選ぶ時って顔やスタイルなどの容姿がクリアしたら内面を見ていくって感じじゃないですか?…
151レス 5315HIT 恋愛したいさん (30代 女性 ) -
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