きらきらぼし
ねえ母さん
もう泣かないで…
僕は確かにいたんだ…
優しい母さんの声…
暖かい手のひらの温もり…
僕は母さんから命の旅の切符をもらったんだ。
母さん。
僕はちゃんと幸せだったよ。
短い間だったけど僕は確かに存在したんだ…
幸せな、柔らかい時間を…頑張って生き抜いたよ
だからもう泣いちゃだめだよ。
あ…
神様からの集合時間だ…
もういかなくちゃ。
母さん。
僕を…
僕を選んでくれてありがとう。
これは…
僕の幸せな幸せな物語。
短いけどたった一度…
願いは確かに叶ったんだよ。
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あの日…
母さんは僕を見つけた時、少し困った顔をしていた。
少し時間を置いてから、母さんの短い言葉が聞こえた。
『どうしよう…』
母さんはそう言うと側にあった携帯電話から誰かに電話をかけていた。
『…もしもし?こうちゃん?
…うん。春名。
…あの…さ。ちょっと話があるんだけど今夜うちに寄れないかな。』
表情はよくわからないけれど、母さんは少し困って誰かと話をしているみたいだ…
僕は母さんのお腹で丸くなりながら、神様から言われた言葉を思い出していた。
『本当にいくのか?』
仲間も心配そうに僕を囲んでいた。
僕は今日一人の女の人のお腹に入る事を決めた。
生んでくれるかどうかはわからない。いちかばちかの賭けだ。
仮に産んでもらえても五体満足かはわからない。
自分の運と…
神様からの宿題によって決まる。
僕らはよく空の上から下を覗く。
お母さん探しだ
この日も神様からもらった双眼鏡で下を眺めている。
風で雲が揺れてなかなかうまくピントが定まらない…
僕は倍率を少し上げていつもより少し南を覗く事にした。
雲の上にはいろんな子がいる。
ワルガキ
弱虫
甘えん坊
優等生
やんちゃ
おとなしい子…
色々だ。
たいていみんな一度は生まれてきて死んでいる。
だから生きていく事の大変さや気苦労もいやっていうほど経験しているみたいだ。
それに引き換え…
僕は生きるのが初めての命だ。
『お母さんをさがしてごらん』
と神様から渡された双眼鏡を覗いても誰を選んでいいのか…
何が基準なのか…さっぱりわからないんだ。
覗いてみても、どうしたらいいのか…
僕は雲の端の方まで歩くと下の方に頭を下げて眼下を見回した。
下の風景は山が連なる田んぼ風景だ。
腰を曲げたじいちゃんやばあちゃん達がやたら汗を吹きながら笑って野菜を箱に積めている。
僕は幸せそうなその風景をのんびりうつぶせて眺めていた。
しばらくたつと赤い自転車が見えてきた。
長い髪の毛を振りかざしながら焦った様子でデコボコ道を進んでいる。
前のカゴには無造作に突っ込まれたカバンと弁当箱がみえる。
女の人が髪を左右に振るとブレーキをかけて、手首にはめていた茶色いゴムで後ろに髪を束ねた。
空を見上げたその人が笑ってこう言ったんだ。
『今日もいい1日だなぁ!』
って。
優しそうなクリッとした目に、薄い茶色のサラサラした髪が肩まで伸びていた。
何故だかわからないけど僕はこの人を少し観察してみようと思ったんだ
皆様こんばんわ
つたない文章ですが良かったら最後までお付き合い下さい🙇
あと文章が読みにくい面がありましたので前項を削除させて頂きます。ご了承下さい🙆
更新はゆっくりゆっくり…
だと思います💧あしからずです🙇
僕が彼女を見つけてからしばらくがたった。
この数日でだいぶ彼女の事がわかってきた。
僕は神様からもらった『お母さんノート』に色んな事を書き留めてきた。
『お母さんノート』とは神様が僕たち子供予備軍にくれるノートで自分が見つけたお母さん候補について色々書き留める事になっている。
僕の場合はこうだ
名前…伊藤春名
年齢…26歳
家族…両親は幼少の頃死亡。近隣に住む兄はいるが別々に住んでいる。
仕事…保母さん
性格…おおざっぱで明るい、が…かなりの泣き虫。さみしがり屋
パパ候補…永山浩二、34歳…
そこまで書いてあるノートを見ていると仲良しのまるちゃんが僕の顔をのぞきこんでいるのに気がついた。
『ふ~ん。ガッツあるね、この人…不倫中なんだよね。多分産んでくれないんじゃないの?』
まるちゃんはそう言うとぺろっと舌を出して僕の隣に座った。
『まるちゃん。僕のノート見たの?』
僕は少しむくれたようにノートを閉じた。
『まるちゃんって呼ばないでよ!』
まるちゃんが少しプウッと頬をふくらませる。
まるちゃんは他の子供の中では比較的ぽっちゃりしていて短い髪のかわいい女の子だった。
ちなみに僕達、子供予備軍に名前はない。各々が好きな名前で呼びあっている。
まるちゃんはその中でも僕の一番の仲良しで色々教えてくれる。
『ごめんごめん。ねえ、じゃあ何て呼べばいいの?』
まるちゃんは少し考えると
『……や』
『え?ごめん。よく聞こえなかったよ』
『あや…?』
『あや?何であや?』
僕が聞くとまるちゃんは軽く首を左右に振って『やっぱりまるちゃんでいいや』
笑って僕の背中を二回叩いた
まるちゃんがいつものように笑ってくれたので僕がほっとしているのもつかの間
『のっぽ、でもこの女はやめときなよ。不倫の子供は…なかなか産んでもらえないよ。神様から聞いてるでしょ?』
『…うん。わかってるよ』
僕はそう言うと足で雲を蹴飛ばした。
そう。
春名さんは不倫をしている。
僕がなかなかノートに書き込めない訳はそれだ
この数日、彼女を観察してからそう日にちがたたないうちにそれはわかった。
そして彼女のお腹に神様が命の種を植えた事も…
空が明るく輝き出してしばらくたった。
風か気持ちいい。
人間の世界で言えば季節は春だ。
風に舞ってたまに薄いピンクの小さな花びらが舞い込んでくる。
深いため息をつきながら僕が
『春名さんは僕を産んでくれないんだろうか?』
そういうとまるちゃんは
『のっぽは何であの人の子供になりたいの?もっとさ…子供が好きな人や、待ってる人だって探せば沢山いるよ』と言った。
それはそうだ。
その通りだ。
もっといい条件の、優しいお母さんはきっと沢山いるだろう…
でも…
僕は毎日一人で笑って、1日1日を頑張って過ごしている春名さんが凄く素敵に見えた。
仕事も毎日頑張っている。小さな子供達を相手に怒ったり、困ったり、一緒に笑っている姿をのぞいているうちに、その笑顔を僕にも向けてくれないかな…
そう思うようになっていた
春名さんは小さなアパートに一人で暮らしている。
小さな頃、両親が事故でなくなったせいで、お兄ちゃんと二人、だいぶ苦労して過ごしたらしい。
夢だった保母さんになるためにアルバイトをしながら大学を出て、何とか夢を叶えた。
お金はないから毎日自分でお弁当を作る。片道40分かかる田舎のデコボコ道を愛車の赤い自転車で毎日通う。
通うのは私立の『だいわ幼稚園』
ちなみに年中組だ
保護者や先生からの評判もよく生徒にも人気がある
穏やかだけどとても芯のしっかりした人だ。
きっといいお母さんになるだろう。
だけど …
春名さんの恋人は奥さんと子供のいる人だった…
春名さんの恋人は同じ幼稚園に勤める先生だった。
年の少し離れた先輩で…
春名さんにとって初めての恋で、恋人だった。
彼女は彼をとても愛していた…
他の誰かの大切な人だと知りながら…
僕は二回目のため息をつきながら
『もう少しよく考えてみるよ、ありがとねまるちゃん』
そうだけ言うと笑ってまるちゃんにおどけた顔をしてみせた
僕ら子供予備軍は全てが全て子供になりたい。と、いうわけかというとそうでもない。
勿論生まれ変わりたい気満々の友達も沢山いるけど、その裏にはもう当分生きるのは懲り懲りだという友達もいる。
でも…まぁ、何ていうか雰囲気的に聞くに聞けない空気もあるので僕らはお互いの事をあまり聞いたりはしない。
僕のいる雲の上には色んなエリアがある。
僕のいるエリアは初歩の初歩。はじまりのエリアだ。
僕が見るだけで何千人という子供候補がいる。
みんなが神様からもらった『お母さんノート』を片手に双眼鏡で新しいお母さんを探している。
僕らが子供になりたいお母さんがいたからってみんながみんなその人の子供になれるわけじゃない。
それにはいくつかの条件があるんだけど、それにはまず『命の種』を神様からもらった女の人が第一条件だ。
いわゆる『命の誕生』を神様が認めた印にお母さんになる人にはお腹の中に『命の種』が与えられる。
僕らが神様からもらった双眼鏡をのぞくと『命の種』をもらったお母さんのお腹は金色に光ってみえる。
それが目印だ。
そして僕らは金色のお腹をもった新しいお母さんをよく観察してから『お母さんノート』に色んな事を書いて最後のページまでいったら神様の所へ行くことになっている
僕達のいう『神様』はみんなが思っているような神様じゃないかもしれない。
ここでは保育園の園長先生みたいな様子だ。
多分…僕達に合わせて変身してくれているのだろう。
神様はちょっとロン毛の銀髪で白いゆったり目の白い上下のジャージ姿をしていて、いつも髪を一つに縛っている。
歳も結構若い。
おそらくは40代位。
ね?違うでしょ。
まぁ…それはおいといて…
とにかくお母さん候補が見つかったらその子は神様のいる家に行き、詳しい説明をした後に神様からのアドバイスをもらい、面接を受けてから『よくできました』のハンコをもらってから子供の姿から『命の光』に変えてもらい憧れのお母さんのお腹に入れてもらう
光にしてもらった子はお母さんのお腹に急いで走る。
うまくお腹に入る事ができると金色に光っていたお腹は輝きを落ち着かせ細かいキラキラした光に変わる。
もうこうなったら誰も入ることはできない。
狙っていたお母さんがいた子はくやしがってひっくり返って 怒ったりする。
お母さん選びは実に『実力』と『運』なのだ。
あとはお母さんとの相性もある。
自分の光とお母さんのもっている命の種がうまく共鳴しなくてはならない。
中にはうまく入っても共鳴せずに残念な形で帰ってくる友達もいる
あと、狙っているお母さんが同じ時期にいたときは神様は公平にみんなを並ばせて光に変える。
『がんばれよ~!』
みんなと神様がてを振る中一斉に光の矢はお母さんに向かって走る。そんな時は決まって花火のように光がぶつかり合って眩しいほど綺麗だ。
その時はたまに一つの命に同着で入ってしまう事がある。
神様がストップウオッチを押すと同時に一斉に歓声がわく。
破れた友達は泣きながら帰ってくるが、『みんなよくやったよ!かっこよかったね』『次は絶対大丈夫だよ!』って励まし合ってる。
生まれにいくのもけして楽じゃない。
話を戻すが、『お母さんノート』に神様のハンコをもらって生まれるべく光にしてもらうためには、そのお母さんの色んな事を神様に報告しなくてはならない。
それが神様と僕らのルールだ。
神様は…僕がもし『不倫の子になりたい』
そう言ったら何ていうのかな…
やっぱりまるちゃんみたいに『やめろ』って言うのかな…
僕は複雑な気持ちを抱えながら神様の家の近くに足を運んでいた。
今日も長い長い列が繋がっている。
こうやって僕らの1日ははじまり
静かに終わっていく…
神様の家の近くには子供になることを…生まれることを…
家族になることを…
待ちわびた子供達が列を作っていた。
その中に僕はよく見た顔を見つけた。
まるちゃんだ。
まるちゃんはちょっと驚いた顔をしたあとニコッと笑って列を離れて僕の方へ歩いてきた。
『のっぽ。珍しいね、いつも神様の家の方なんかこないのに』
まるちゃんはいつもと変わらない様子で僕の隣にならんだ。
『まるちゃん…お母さん見つけたの?水くさいよ、僕に何も言わないなんて』
朝とは違い少し日の落ちた美しい金色がかったオレンジ色が雲を染めはじめていた。
僕ら二人は神々しい夕日に照らされながらどちらともなく雲の上にこしかけた。
『まるちゃん…今夜の便で行っちゃうの?』
僕は体操座りをしながら顔だけをまるちゃんに向けた
まるちゃんは顔をまっすぐ向けながらはなし始めた
『あたしさ、生まれるのは二回目なんだ。一度目はずいぶん前…お母さんはお父さんと結婚しないであたしを産んだの。』
僕はまるちゃんをまっすぐ見つめたまま聞いていた。
『お母さんは一生懸命働いたよ。あたしも可愛がってくれた。すごく幸せだったよ』
まるちゃんはこれまでの中で一番優しい笑顔をみせてくれた。
でも、その笑顔は一瞬にして曇った。
『あたしね…お母さんに殺されたんだ』
僕はしばらく動けずにいた。
まるちゃんが…?
お母さんに…?
親子なのに…?
頭の中でぐるぐる考えているうちにまるちゃんが沈黙を破った
『お母さんはさ、頑張ったよ。朝も昼も私を一生懸命育ててくれてさ。夜は近くのスナックで雇われママしてさ…
『あや、あや…』ってさ…
可愛がってくれたんだよ…』
だんだんまるちゃんが涙声になってきている。背中を丸くして顔を伏せて話はじめた…
僕はまるちゃんの背中をポンポンとなでながら
黙って話を聞いていた…
『ある日…お母さんが帰って来なかったの。目が覚めても居ないことはよくあったけど…その日はいつもと違ってた。あたしは昼まで待って帰らないお母さんのタンスやカバンをみたんだ。
いつも着ているお気に入りの服がごっそりなくて…カバンも …あたしは急にこわくなって店に向かったの。店はアパートから走って15分位の所にあったの。汗をぬぐって、息を整えて、店のドアを開けた。
ドアは開いてたよ。
そして店の上には店の鍵とアパートの鍵が置いてあったの』
『それから…どこをどうやって帰ったのか、はっきり覚えてないんだけど…しばらく店でボーっとしていたのは覚えてる。
次に気づいたのは自分の布団の中だったの。布団を頭からかぶって夢になれ、夢になれ、覚めろ、覚めろ…って強く願ったけど、手のひらにあった店の鍵と家の鍵はいつまでも消えなかったよ…』
まるちゃんは少しだけ頭をあげて僕の方をじっと見た。
『新しい、ね。恋人ができたんだ。お母さんに。早い話があたしは捨てていかれたの。連れていってはくれなかった…』
まるちゃんが無理に笑おうとしたから僕は少しだけ真面目な顔をして
『悲しいときに笑おうとしたらだめだよ。まるちゃん』
そうだけ言った…
そうとしか言えなかった…
少し時間が過ぎた頃夕焼け色をした雲の色の上を一番星が照らしはじめていた。
『のっぽ、聞いてくれてありがとうね』まるちゃんは涙と鼻水で顔をぐしゃぐしゃにしながらやっぱり笑って言った。
『殺された…何て言ったからびっくりしたでしょ。別に刺されたり絞められたり、ってわけじゃないよ。ただ…あたしはお母さんを信じてたんだ。たった一人でもあたしをこの世に送り出してくれた…料理なんかもね上手じゃなくて、よく卵焼きこげてたしさ、学校の懇談会も寝てて忘れたりさ、本当におっちょこちょいでさ…』
『…まるちゃんには優しいお母さんだったんだね』
僕がそう言うとまるちゃんはただ黙ってうなずいた。
『あたしね、待ってたの。お母さんの事…遅くなったけどごめんね!って…いつもみたいに慌てて片方ずつ靴を脱いで笑顔で駆けよってきてくれる…なんてね。
バカみたいでしょ。でも信じてたんだ…
今思うと誰か違う大人に助けを求めればよかったんだけどさ、あの時はもしも誰か他の人に話したりしたらお母さんが警察につかまっちゃうんじゃないのかな…ってそう思うと話せなかったんだ。
いつかまたお母さんと会えると思っていたから…
でも二週間たってもお母さんは帰ってこなかった…
あたしはもう布団から起き上がる力もなくて、家中寒くて咳がとまらなかった…
それでもあたしが寝てるときにお母さんが帰ってくるといけないから手にはいつも家の鍵を握っていたの』
『息が苦しくて、喉がカラカラで…『お母さん早く帰ってきてよぉ…』って何度も呟いてたなぁ
そのうち体がガタガタ震えてきて手が冷たくて…
目を閉じたの。
そしたらね、次に目を閉じたらお母さんに会えるような気がして『お母さんに会いたいよ…』って心の中で願ってみたの
そしたらバタンってドアが開く音がして畳がきしむ音が近づいてきた…
『あや…』
懐かしい声だった。
あたしは目を閉じたまま涙が出るのをじっとこらえた』
『目を覚ましたらお母さんが消えてしまうんじゃないか…夢なんじゃないか…
そう思うとまぶたを開くのが怖かったんだ。
あたしが黙っていると、お母さんはもう一度『あや…あや…』
今度は二度あたしの名前を呼んですぐ近くに座った。
あたしはうっすらと目を開けようとした。
そこに居たのは間違いなく、あの日あたしの前から消えたお母さんだった。
すぐにでも抱きつきたかったけど体が動かない…
あたしが必死に手を動かそうとしているとお母さんはあたしの手をしっかり握りしめながらうつむいていた…』
そこまで話すとまるちゃんはキラキラと光る星を見ながら『結構、星がでてきちゃったね』
そう言うと軽く伸びをしながら話を続けてくれた…
『目の前にいたお母さんは涙をパタパタ落としながら『ごめんね、ごめんね…』って泣き崩れていた。
あたしは何度も何度も目を閉じたり開けたりしながら母の存在と手のひらのぬくもりを確認していた…
するとお母さんはあたしの体を抱き起こし『もうどこにも行かないからね…』そう言うとあたしを強く抱き締めてくれた。
あたしの体が安堵感に包まれて、体と心が暖まっていくのを感じたの…
『お母さんもうどこへもいかないで…あやを置いていかないで…』
あたしは母が居なくなってから初めて声をあげて泣いた…』
『しばらくお母さんと抱き合った後に、手をつないであたしたちは眠りについた…
もう何も話さなくても、心は満たされていたから…
お母さんから色々聞くのも怖かったから…
幸せだった…
もう一人じゃないんだ…
いつもと同じ母さんの匂いに包まれてあたしは深い眠りについた。
それが神様のかけてくれた最後の魔法だったんだ。
幸せな夢を見ながらあたしは冷たい布団からここに来ることができたの。
実際は最近あたしを見かけないと心配した近所の人とアパートの大屋さんが死んだあたしのを見つけてくれて、必死に抱き起こしてくれてただけだったんだけどね』
まるちゃんはいつものようにニコっと笑って言った…
僕はまるちゃんの話を聞きながら泣いてしまうのをぐっと我慢していた。
こんな明るくて元気なまるちゃんにこんな悲しい過去があったなんて…
胸がいたい…
『のっぽ、あたしも前は不倫の子だったんだよ』
僕は更に驚いてまるちゃんの方を見た。
『だからさ…わかるんだ。のっぽ、普通の家の子になりなよ。のっぽはいい子だからさ、わざわざそんなお腹に行かなくてもきっと幸せになれるよ、あたしが保証する!』
僕は何も言えないまま力なく笑って何度もうなずいた。
まるちゃんは『わかってないなぁ…不倫の子は辛いんだよ~神様からのハンディもつくしさ』
『ハンディ…』
僕は後ろを振り向き神様の家の方を眺めていた…一体どんなペナルティがつくのだろう…
『でもさ!あたし生まれ変わる事にしたんだ!』
まるちゃんはニコッと笑うとガッツポーズをして自分の『お母さんノート』を僕に見せてくれた。
そこには北海道で農業を営むなかなか子供ができない夫婦についてかかれてあった。
まるちゃんと同じちょっとふっくらした優しそうなお母さん と、動物が好きだというタレ目のお父さについて細かく、たくさん書いてあった。
『良さそうでしょ?このお母さん、スッゴクいい人でさ、今までなかなか光と種の共鳴がうまくいかなくて子供がいない人なの。
あたし、頑張ってみたいんだ。
もう一度『大好きだよ』ってお母さんの腕の中で言ってみたい…
のっぽには黙っていくつもりはなかったよ。神様にハンコもらったらちゃんと言うつもりだったし』
そう言うとまるちゃんはスッキリした顔で僕の方を見直した
僕は『お母さんノート』をまるちゃんに返しながら
『まるちゃんなら大丈夫だよ。神様がハンコくれなかったら僕が神様に文句言ってやるから』
まるちゃんは笑ってピースサインを僕に向けた。
『あ!早くしないと夜が始まっちゃう。ごめん、のっぽ、あたし神様んとこに行くね!』
そう言うとまるちゃんはノートを持って雲の上を走りながら僕の方を振り返って大きく手を降った。
『まるちゃ~ん!!がんばれ~!!また報告してよ~!応援してるからね~!』
僕は両手を大きく降りながらありったけの声を出した
周りには小さい星があちこち出ていて夜の始まりが近づいていた。
僕はまるちゃんを見送りながら、彼女の話を思い出し自分のこれからを想像していた。
神様の家でハンコをもらうのはいつでめ言い訳じゃない。
朝10時から夜の12時までの間だ。
そこでハンコをもらった仲間は翌朝の6時に順を追って神様の魔法で生まれ変わりの光に変わる。
まるちゃんもおそらくは明日の朝、旅立つのだろう。
寂しいような嬉しいような何とも言えない気持ちだ…
僕は長い列を作っている仲間と逆方向に歩きだし、もと来た道を帰りはじめた…
神様…どうか仲間の願いを叶えてやって下さい…
雲の外はもう既に真っ暗になっていた。
僕は双眼鏡で覗くのはやめてこの日はまるちゃんからの報告を待つことにした。
夜でも風がそんなに冷たくなかった。
僕は雲を少し重ねながら枕を作り横になった。
今日は天気がよく僕の上には美しい輝きを放ちながら空や町を照らす星が瞬いていた。
春は空気が温かくていいなぁ。
下から舞い上がる無数の花びらが暖まった空気でほんのり香っている。
『まるちゃん遅いなぁ…』
僕はまだ来ないまるちゃんを待ちながら色んな事を考えていた。
この世は…
楽しい事ばかりじゃないんだなぁ…
神様から話は聞いていたけど現実は僕が想像していたよりシビアだ。
大好きなお母さんやお父さんといるからって全てが思い通りに幸せに生きていけるかというとこれが実はそうではない。
僕らのレベルに合わせて出発の前に神様から宿題が出されるからだ。
これは前の人生の中で過ごしてきた経験や今の生活態度で神様が判断する。
例えば…
以前は超大金持ちの子供でなに不自由なくすごした人生の子供がいるとする。自発的に何でも自分で実戦してみなければ気がすまない。わがまま放題でまわりをハラハラさせながら過ごした人生だったとしたら…
多分神様は『お金の使い方や人の気持ちについて学ぶ』という宿題を背中に入れるだろう。
同じ金持ちになっても会社がうまくいかなくなったりした時、仲間に助けられたりとか…
逆に貧乏なうちに生まれても友達には恵まれたりとか?
いわゆるそういう事だと思う
僕が春名さんの子供になったらどんな『宿題』がもらえるんだろう…
そして僕はそれがこなせるんだろうか…
あと…まるちゃんが言ってた不倫の子の『ペナルティ』って一体なんだろう…
僕は反対側に転がりながらうつぶせた背中にどんな 未来が待っているのか、期待と不安でいっぱいだった…
『の~っぽ!』
僕が慌てて飛び上がるとまるちゃんがブイサインをしながら神様のハンコをもらったノートを得意そうに僕に見せた。
『おめでとう!やったね!』僕はまるちゃんの前に出てハイタッチをした。
まるちゃんはエヘンと鼻をさわる仕草をしながら胸をはった。
『あのあと並んだんだけどギリギリでさ~神様に『時間には余裕を持って行動しなきゃだめです!』って怒られちゃったよ』
両手を上げて困ったポーズをして見せるが顔はうれしくてしょうがない、そんな様子がみてとれた。
- << 40 『あたしは…運よくお母さんに産んでもらって抱いてもらう事も、生かしてもらう事もできた… でも『不倫の子』でそれは相当希な事だよ。 恐らくはみんなうまくいかない結果になる…』 『………』 僕はうまくいかなかったその先を自分でうまく想像する事ができなかった。 大好きな人から切りはなされる痛みや悲しみに…僕は耐える事ができるだろうか… 多くはその悲しみを乗り越える準備や心構えを持ってお母さんに会いにゆくのだ… 今更ながらにさっき神様の家に並んでいた仲間達が凄い勇気の持ち主だと思った… 『だからね』 まるちゃんが優しい声で言った。 『だから、のっぽには春名さんじゃなくて、普通の家の子に生まれてほしいんだ 一番最初の挑戦で撃沈したくないでしょ?ね?』 僕には言い返す言葉が見つからなかった…
僕は待ちきれずにまるちゃんの横に座り直した。
うれしそうな顔をしているまるちゃんを見ていられるのは僕も嬉しい。
さよならの時間まで6時間位しかない。まだまだまるちゃんには聞きたいことがたくさんあるんだ。
僕は胸の高鳴りを押さえるのに必死だった。
『神様は何だって?』
『うん。ノートの内容はまあまあでしょうって。新しいお母さんも赤ちゃんが欲しくてお父さんもとても一生懸命だからきっといい家族になれるでしょう』って
まるちゃんはいつものようにニコニコしながら話を続けた。
『でもね、さっきも言ったけどお母さんなかなか赤ちゃんが出来にくくてね、神様が命の種をまいても、何人かトライしてるんだけどうまく共鳴しないんだって。だから今回もどうかなって』
『でもね、あたし頑張ってみたいんだ。せっかく見つけたお母さんだもん。ダメでも挑戦したいんだ。やりもしないのに諦めるのはもういやだもん。幸せには自分から近づかなくちゃ。誰も与えてはくれないよね。のっぽもそう思うでしょ?』
僕は深く頷いた。
幸せはけして与えられるものじゃない。
自分から行動してつかみとるものなんだ。
僕も本当にそう思う。
もし…その結果が望むようなものでなくても、幸せに近づこうと努力した事はちゃんと神様が見ていてくれる。
辛い事から逃げたり、隠れたりしても幸せには近づけはしない…
それを誰よりわかっているまるちゃんだからとても強い思いが伝わってきた。
『もし、共鳴しなくて命がなくなったとしてもきっと新しいお母さんの近くなら今度は怖くないしね』
そう笑って話すまるちゃんはとても幸せそうだった。
人の命は簡単じゃない
神様の魔法と
自分の強い意思と
お母さんの力
その何がかけても輝く事はできないんだ。
全てが奇跡で偶然なんだ。
命って凄い…
僕もそんな風に強い想いでいつか春名さんのお腹に飛び込めるだろうか…
そんな僕の気持ちを見透かしたようにまるちゃんは言った。
『あたしね、不倫の子でも幸せはくると思うよ。あたしはうまく自分の命を使えなかったけど…不倫の子供とわかっていて飛び込む仲間はたくさんいるし、幸せに過ごしてる子も大勢いる。ただ…』
そう言うとまるちゃんの顔から笑顔が消えて真面目な顔になった。
(ペナルティの話だ)
僕は心の中で直感した
『のっぽもわかると思うけど不倫ってのはいけない事だよね。愛する人や愛する家族がいるのに、愛してるからって、他の誰か大切な人を傷つけている…そうだよね。』
僕は深く頷いた。
周りの濃紺のブルーの空に光る優しい星がゆっくり僕らの方を照らしてくれていた…
『その罪をあたし逹も半分、お母さんと背負わなくちゃいけないの。万が一うまく生きる事ができたとして、生まれても祝福される立場じゃないかもしれない。
後ろ指をさされたり、陰口をいう人もいる…お父さんがいない事でさみしい日もたくさんある。
お母さんが泣いている日や自分が泣きたいような辛い日があるかもしれない。
…のっぽ。
でもね、
最大のペナルティはね『産んでもらえないかもしれない』ってことよ。』
まるちゃんは僕の目をまっすぐに見つめながら言った。
僕はギュッと手のひらを握りしめた…
『のっぽ…?大丈夫…?』
まるちゃんが心配そうに顔を覗きこんできた。
『大丈夫だよ、ありがとうね』
僕は手のひらをゆっくり緩めながらまるちゃんの話の続きを聞いた
『産んでもらえるか、そうじゃないかはお母さんに一任されてるよね。あたし達がいくらお母さんと居たくてお腹に入ってもそうじゃない時はある…
泣きながら帰ってきた仲間もそれは覚悟した上で挑戦してる…
それでも…どんなに不可能でうまくいかない状態でも…『お母さんに会いたい』
その想いだけ…
その想いで乗り越えなくちゃいけないの。
けしてお母さんを恨んだり、怒ったりしない。
自分で選んだ、大好きなお母さんだもんね…
みんなその覚悟を持って生きに行くんだよ
あたしもその想いで前のお母さんに飛び込んだんだもん…』
まるちゃんが思い出すように優しい目をしていた
>> 34
僕が春名さんの子供になったらどんな『宿題』がもらえるんだろう…
そして僕はそれがこなせるんだろうか…
あと…まるちゃん…
『あたしは…運よくお母さんに産んでもらって抱いてもらう事も、生かしてもらう事もできた…
でも『不倫の子』でそれは相当希な事だよ。
恐らくはみんなうまくいかない結果になる…』
『………』
僕はうまくいかなかったその先を自分でうまく想像する事ができなかった。
大好きな人から切りはなされる痛みや悲しみに…僕は耐える事ができるだろうか…
多くはその悲しみを乗り越える準備や心構えを持ってお母さんに会いにゆくのだ…
今更ながらにさっき神様の家に並んでいた仲間達が凄い勇気の持ち主だと思った…
『だからね』
まるちゃんが優しい声で言った。
『だから、のっぽには春名さんじゃなくて、普通の家の子に生まれてほしいんだ
一番最初の挑戦で撃沈したくないでしょ?ね?』
僕には言い返す言葉が見つからなかった…
まわりはだんだんと濃紺の空から薄いブルーの色が射し込んできてもうじき夜明けになるんだな…と感じさせた。
『のっぽは優しいから生まれたらお母さんをちゃんと守れるかもしれない。でもその分…たくさん傷つくかもしれないよ?
生きるって楽しいばかりじゃない…
悲しい事も困った事もきっとたくさんある。
のっぽ…
あたし心配なんだ。本当に本当によく考えてね』
僕は力強く頷いた後、まるちゃんによくお礼を言い、また神様の家で6時に会うことを約束して別れた。
ただ『一緒に生きる』のではなく『痛みをわけあう』覚悟をしなければ産まれる事はできないんだ…
僕は改めて春名さんについてもう少し調べてみる事にした。
僕の人生を生きる事と
春名さんの人生を半分背負う覚悟をまだ僕ができていないからだ。
そんな中途半端な気持ちでお母さんに飛び込んではいけないんだ…
僕の気持ちは更に強く、強くなっていった…
空がだんだんと暖かい光を運んで明るくなってきた。
もうそろそろまるちゃんとの時間だ…
『行かなくちゃ…』
僕は自分のこれからかも知れない『儀式』を前になんとも言えない気分で約束の場所に急いだ。
神様の家のまわりにはもう多くの仲間が集まっていた。
新しいお母さん、お父さんに向けての期待と少しだけの不安を抱いて、胸は高揚しているのだろう。
至るところで神様の家の周りをいったりきたりしている仲間を見てとれる。
どれだけの仲間がどんな人生を生きて…
どんな風に乗り越えて
今、ここに立っているんだろう…
僕のように生まれた事がなくて初めての家族に憧れているもの
まるちゃんのように悲しみを乗り越えて生きなおしたいと願うもの
そしてここにいるみんなが、生きたいと願いながらも、叶わないかもしれないと覚悟して飛び立って行くこと…
僕はみんなを誇りに思う。
だんだん人が増えてきた。
まるちゃんは見つかるだろうか…
その時だ
『みんなおはよう~』
白いジャージのジッパーをジャッと勢いよく上にあげながら神様が現れた。
その場に緊張感が走る。
実は僕も神様に会うのはここに来て以来なのだ。
神様は彼の時と変わらず銀色の髪の毛を後ろに束ねてにっこり笑って立っていた。
『みなさんおはようございます。昨日はご苦労様でした!いよいよみなさんの願いが叶い、出発を迎える時が参りました!ここにいる全てのみんなが『生きる』という目的をもって家族を探し、覚悟をもって生まれ変わる瞬間を迎えましたね。』
みんなが黙って神様の話を聞いていた。僕はその中にまるちゃんを見つける事ができた。
まるちゃんも僕には気付き軽く手をあげた。
良かった、何とか無事に僕らは合流する事ができた。
神様の話は続いていた。
『みなさんもご存じのように『生きる』というのは簡単な事じゃありません。
だからこそ誰かに助けられたり、助けたり、優しさをもって生きなくてはいけません。わかりますね?』
神様はここにいる全員を見回した後優しい顔をして何回か頷いた。
全員気持ちは固まっているようだ。
見送り組の僕にも痛いほど伝わってくる…
『みなさん。どうかお母さんやお父さんを助け、生きる命を大切に、素晴らしい人生を送って下さい。もしも、尻込みをしたり、考えの変わった…という子は今この場で申し出て下さい』
僕は辺りを見回したが誰も動こうとはしなかった。
『それじゃあ、はじめましょうか!』
神様は右手を天に伸ばすと手をかざすように広げた
神様の右手が段々と金色に光っていた。
『もういいかな?』ジャージの袖をまくって近くにいる男の子の頭にかざした。
『心は変わりませんね?それではよろしいですか?』
男の子はにっこり笑った。
それを見て神様も嬉しそうに『いきますよ!目を閉じて!』
次の瞬間
天から走った神々しい太い光が男の子の体を包んだ。
僕は一瞬目を細めた
と、その瞬間。
彼はキラキラと光る球体に変化していた。
神様は額から滲み出る汗を肘で拭きながら
『ふぅ…成功ですね。もう動いて大丈夫 ですよ』
と彼に言った。
光の玉は嬉しそうに僕らや神様の周りをくるくる動き回るとと神様の前に再び止まった
🙇💧すいません。ももんがです。同じ文章が二度掲載されてしまったので読みやすいように1つ削除しておきました🌱
ここまで読んで頂き本当にありがとうございました🙇これからも良かったらお付き合い下さいませ🌱
神様は優しい顔でその光の玉を両手で包み込むと
『いってらっしゃい。幸せな人生を!』
そう言うと空に向けた。
その瞬間頭の上で声がした。
『いってきま~す!』
光の玉は神様の手から滑り落ちるように雲の中を落ちていった。
僕は雲の中に顔を突っ込み、光の玉の後を目で追いかけた。
光の玉は矢のようなスピードで空から地上に落ちていく…
話に聞いていた以上にそれは美しい光景だった。
そしてそれは段々地上に近づき、矢のような光は段々と男の子の体へと変化していた。
男の子の体は金色に光ながら…
両手を広げてお母さんの体へと吸い込まれるように入っていった。
僕とまるちゃんは同時に『やったね!』と喜びあった
まわりにはいた仲間もワッと歓声をあげた。
神様は次の子の頭に手をかざし始めていた。
まるちゃんがぼそっと言った。
『あの子うまくいくといいね…』
そうだ。
お腹に入ったからと言って安心はできない。
うまく輝き、命の種と共存しなくてはならないのだ…
少し不安そうにしているまるちゃんに『きっと大丈夫だよ』
と言い僕はまるちゃんの手を繋いだ…
みんなが順番、順番で光となり駆け抜けていった…
それはさながら春の花火のようだった。
ここにいる全ての仲間の願いが新しい家族に届きますように…
まるちゃんの手は順番が近づくにつれて僕の手を強く握っていた…
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