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キューティー・ナギー感想スレッド

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     Y

16/12/13 21:15 追記

🎵「食人鬼グール」
始めました~。

16/12/17 22:53 追記

話のこしを折るとか、中断するとか気にしないでコメントどうぞ~🎵

09/03/27 16:22(スレ作成日時) [RSS]

  • No: 341エロ神なおさん(54♂eqOJh)スレ主更新時刻16/12/17 12:47

    >> 340


    その炎はまるで意思を持っているかのように人影の回りを旋回しはじめたかと思うと急激に吸収された。

    中から現れた者は、燃えるような赤い色の皮膚をして、額には二本の角が生え、口にには牙、顔にはくま取り模様入りだが涼しげな優しい目をしたグールが立っていた。
    足下に散乱した弾の破片を踏みながらグールは歩きだした。

  • No: 342エロ神なおさん(54♂eqOJh)スレ主更新時刻16/12/17 13:13

    >> 341

    「くそ!女を出せ!」
    レンガ倉庫の絵里が捕らえられている所はグールから30メートルほど、さらにその10メートル先程に女を捕まえたヤクザが出てきた。
    その顔には見覚えがある。
    向こうは気づいてないようだが、美人局の女だ。
    「ママー」

    「美奈子!なぜお前がいるんだー」

    「あなたが家にお金を入れてくれないからじゃない」
    雅樹の妻は夫に代わって自分が金を稼がないと思っていた時に声をかけられ騙されていたのだ。

  • No: 343エロ神なおさん(54♂eqOJh)スレ主更新時刻16/12/17 13:20

    >> 342


    「グール!駿足自慢のお前でもガキと女二人どうじは助けられないだろう」

    泣き声を聞きながらグールは躊躇した。

    「お願い私はどうなっても良いから娘を助けて!」

    「ママーママー!」

    グールは、これからどちらかを犠牲にしなければならない選択にせまられていた。

  • No: 344エロ神なおさん(54♂eqOJh)スレ主更新時刻16/12/17 13:55

    >> 343


    「よし!決めた!」

    グールは絵里を助ける為に走った。

    「野郎、女を殺れ!」

    目を瞑り観念する美奈子。
    「ぐわ!」

    建物の後ろから近づいた捜査員が、ヤクザを取り押さえ美奈子を保護した。
    グールも絵里の元に着くとどうじに、絵里を抱き抱えヤクザを海に突き飛ばした。
    素早く跳躍すると捜査員に絵里を渡し、残ったヤクザたちに詰め寄る。
    「イッツ、ショータイム!」
    まるでダンスを踊るかのように華麗に暴れるグールがいた。

  • No: 345エロ神なおさん(54♂eqOJh)スレ主更新時刻16/12/17 20:39

    >> 344


    グールには捜査員の姿が見えていた。
    知り合いの刑事もいた。
    「鬼がかっこ付けてんじゃねえ」

    「俺を鬼と呼ぶな!鬼神と呼べ」

    グールの華麗なステップに、銃を撃つ暇も無く、次々に倒されていくヤクザたち。
    最後の幹部らしい男に詰め寄るとアイアンクローをかました。
    「お前の罪を、思い出せ!」
    ゆっくりと崩れるように倒れる男。

    「終わったな」

    「おーい、グールご苦労さん」
    知り合いの堤真一に似た男、堤刑事だ。
    「こいつら丁寧に3千万まで用意してたぜ」

    そこへ雅樹が出てきた。
    絵里と美奈子も合流した。
    「刑事さん、俺を逮捕して下さい、やつらに利用されたとは言え薬物を持って取引しようとしたのは事実です、すみません」

    「何の話だ、取引しようとしたのはグールだ、お金を持って帰れ」

    堤刑事は3千万を雅樹に渡した。

    「そうだ、俺がヤクザと取引しようとしたんだ、雅樹は関係無い」

    雅樹は訳が解らず、うろたえた。
    「待ってください、グールさんは私たち家族を助けてくれただけです」
    手錠をはめられ刑事と同行するグール。
    堤刑事も、軽く目配せした後、パトカーに乗り込んだ。
    ただ感謝の思いだけでいっぱいになり泣きながら深々と頭を下げて見送った。

  • No: 346エロ神なおさん(54♂eqOJh)スレ主更新時刻16/12/18 09:03

    >> 345


    「グール、手」

    堤はグールの手錠を外した。

    「お前も中々話が分かるじゃないか、そういう所俺は嫌いじゃないぜ」

    「止めろ、男同士で気持ち悪い、それになやつらはいずれシャバに出る、あの金はどうせろくな事に使われねえよ」

    「もしかして、別の用事があるのか?」

    パトカーは、人気の無い場所に出ると公用車で黒いリムジンが止まっていた。

    「グール、乗り換えるぞ中で総理がお待ちだ」

    「おいおい、国の偉いさんが俺に何の用だよ」

    「ついてくれば分かる」

    二人は促されリムジンに乗った。

  • No: 347サーシャ(gMsXnb)更新時刻16/12/20 13:22

    なおさんの
    ファンクラブだって‼( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆

    年会費は?

  • No: 348サーシャ(gMsXnb)更新時刻16/12/20 13:23

    なおさんの
    ファンクラブだって‼( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆

    年会費は?

  • No: 349エロ神なおさん(54♂eqOJh)スレ主更新時刻16/12/20 14:35


    ありませんよ~🎵

    やっぱり感想スレと本題は分けた方が良いかな?
    試験的にグールを書いてみた。

  • No: 350エロ神なおさん(54♂eqOJh)スレ主更新時刻16/12/24 11:48

    >> 346

    「ご足労をかけます」

    総理の方から軽く会釈してきた。

    グールは萎縮してしまう。
    「今回の件は非公式な案件なんだがぜひともグールさんに行ってもらいたい」
    「総理、私から説明します、グール実は総理の息子さんがジャーナリストをやっているのだが、ある場所で誘拐されたんだ」

    「勿体つけないで早く言え!何処なんだ」

    「中東、サウジアラビアだ」

    「えぇ!!」

    「そう、お前の故郷だ」

    「断る!自衛隊でもアメリカの海兵隊でも使えよ」

    「それが出来ないからお前に頼むんだ!」

    口元を尖らせて黙るグール。

    「グールさん、ぜひお願い致します」

    総理が再度頭を下げて頼んだ。

  • No: 351エロ神なおさん(54♂eqOJh)スレ主更新時刻16/12/24 12:26

    >> 350


    「サウジアラビアは日本にとって重要な役割を担っておりエネルギー源の石油は枯渇できないのです、今動けば戦争が起きるでしょう、しかし今の日本に戦争を起こす余裕は無く近年まれにみる災害から日本を建て直さなければなりません」

    「かと言って誘拐の取引に応じるにも野党の反発は免れない、会議が長引けば、総理の息子さんが殺されるのは時間の問題だ、そこでグール!一人で軍隊並みの兵力を持ち、ばれないように行動出来るお前の出番となった訳だ」

    「お願いしますグールさん、息子を助けてください」
    総理は目に涙を溜めていた。

    「分かった!分かったよ!!行けば良いんだろ、行くよ」

    「ありがとう」

    「それでこそグールだ、報酬は総理のポケットマネーから1億出る、渡航手続きもすべて終わっている、このまま行ってくれ」
    「ずいぶん手回しが良いな」



    俺は今、サウジアラビアの空港にいる。

  • No: 352エロ神なおさん(54♂eqOJh)スレ主更新時刻16/12/25 00:12

    >> 351


    ここから車をチャーターして、やつらのアジトに向かう訳だが車がボロい。
    いくら俺でも歩きで行くには遠すぎる。
    市街地を少し外れただけで死の砂漠だ。

    それにしても暑い。

    日本の気候にすっかり身体が馴染んだようだ。

  • No: 353エロ神なおさん(54♂eqOJh)スレ主更新時刻16/12/25 14:34

    >> 352

    そこへ1台の車が来た。
    「グールさん、サウジアラビア日本大使館のハロルド朝比奈です」

    「おいおい、非公式じゃなかったのか」

    「建前はそうですが、連絡は受けてます、詳しい話もありますのでどうぞ乗ってください」

    俺はその男に従う事にした、やっぱりエアコンが付いた車は快適だ。

  • No: 354エロ神なおさん(54♂eqOJh)スレ主更新時刻16/12/25 14:56

    >> 353


    現地調査員からの報告書に目を通しながら話を聞いた。

    向かうは現金じゃなく、口座に送金を要求している事。
    人質は別の場所に待機させて入金が確認できしだい解放する事。
    交渉役は一人で来る事。
    「なるほど、俺の仕事だな」
    「実は、大金を回収していただきたいのです」

    「俺はハッカーじゃないぜ」

    「それはこちらで用意します、人質の解放が済んだらあなたに暴れていただきたいのです」

    「どさくさ紛れにハッキングして回収かい、やれやれ」

    「グールさん、この国も経済格差はあります、裕福層だけじゃないんです」

    俺は途中でスラム街を見た。
    「何処の国でもいつの時代でも一緒だな」

    「で?その金は貧困層の為に使われるのかい?」

    「我々が責任を持って使います」

    「まあ、良いや俺は自分の仕事をするよ」

    やがて車は大使館に到着した。

  • No: 355エロ神なおさん(54♂eqOJh)スレ主更新時刻16/12/28 21:18

    >> 354


    ハロルドの上司大使館員が挨拶してきた。

    「ようこそ、グールさんあなたの噂はかねがね伺ってますよ」

    「どうも、それよりもこの国の貧困層に援助なんかしたら内政干渉にならないのか」

    「お金持ちは、貧乏人を助けたりしません、今はテロリストと化した者たちも最初から凶悪な犯罪者集団ではなかったのです」
    「なるほど、サウジアラビアの闇と言う訳か」

  • No: 356エロ神なおさん(54♂eqOJh)スレ主更新時刻16/12/29 02:38

    >> 355


    テロリストの名は、ティアーズ・アラー(アラーの涙)彼らは自分達をTA国と名乗っている。
    最初は地下組織として政府に対抗するレジスタンスだったが、ある男がリーダーになってからは、誘拐、強盗、殺人、破壊行為等を行って武器と組織を拡大していった。
    元々はスラム街の若者が組織した物だったが、今は強制だったり、誘拐して洗脳したりしていった。

  • No: 357エロ神なおさん(54♂eqOJh)スレ主更新時刻16/12/29 09:20

    >> 356


    「助けたい連中が倒す相手とは皮肉な物だな」

    「本当の敵はテロリストでもボスでも無く、この国のシステムその物かも知れない」

    「まあ良い、同情だけで世の中が良くなる訳じゃない、それでボスの名前はなんだ?」

    「カインです、カイン・グール」

    「なんだと!兄貴か!」

    グールは驚愕した。
    グールの名前はアベル・グール同じ父親違う母親を持ち別々に暮らしていた兄弟だった。

    人間の母親で名前はマリアとの間に産まれたアベルは、グールの特性が現れるまで一緒に暮らしていた。
    病気で亡くなってからは父親の元で暮らしていたがある事件が原因でたもとを分かつ事になる。

  • No: 358エロ神なおさん(54♂eqOJh)スレ主更新時刻16/12/29 09:38

    >> 357


    カインはグール属の両親から産まれた純粋なエリートだった。

    小さな時から小動物を感情のおもむくままに食い殺していた。

    アベルと暮らすようになったある日、カインは日頃から邪魔者だと感じるアベルを食い殺して終おうとして襲った。

    その時、父親が止めようとして逆に殺され能力を吸収した。
    グール属の母親はすでに喰われていた。

    命からがら逃げるようにアベルは人間界に身を隠すのだった。

  • No: 359エロ神なおさん(54♂eqOJh)スレ主更新時刻16/12/29 10:42

    >> 358


    普段はあまり表舞台に出てこないカインが留守の間に作戦を決行する事になった。

    「グールさん、バチカンからの贈り物です」

    「なんだこれ?俺は武器なんか使わないぞ」

    「法王様が祈った聖水で打った短剣です」

    その中には半月の形をした短剣が入っていた。

    「兄貴と出くわした時にはこれで殺れと言う訳か」

    「不死身のグール属を殺せるのは同じ血を持ったグールだけです、カインに対抗してください、倒せなくても生きて帰ってください」

    半分人間の血を持つグールが短剣を握ると、エネルギーが身体に流れる感覚があった。

  • No: 360エロ神なおさん(54♂eqOJh)スレ主更新時刻16/12/29 23:17

    >> 359


    田辺総理の息子、誠の救出が始まった。

    解放場所は市街地、本拠地は岩山の洞窟内に作られた近代的な設備が整えられたビルが入っているようだった。

    グールは本拠地に出向き、送金の確認をする。

    人質は、市街地の真ん中で解放されて、大使館員が向かえる手筈になった。

  • No: 361エロ神なおさん(54♂eqOJh)スレ主更新時刻16/12/30 12:46

    >> 360


    準備が着々と進められ、市街地の方は防弾仕様の車と狙撃者が各自配置され、グールは本拠地の途中まで大使館の車で行き、そこでテロリストの車に乗り換えた。

    「入金が確認出来ない時は人質もお前も殺すからな」
    「心配するな、入金は確実に行われる」

    グールには人質の解放だけが最優先だった。
    出来るだけ兄貴には会いたくなかった。
    入金確認後にすぐに自分を解放するようならこのまま何もせずに帰るつもりだ。

  • No: 362エロ神なおさん(54♂eqOJh)スレ主更新時刻16/12/30 19:09

    >> 361

    テロリストの幹部らしい男と対面した。
    「お前、誰かに似てるな」

    「イケメンなんでね、芸能人によく間違われるよ」

    幹部らしい男はそれ以上追及して来なかった。

    ビルの中に、コンピュータの部屋があり、連絡を受けて金が送金された。
    入金額は1億。
    組織の金はこれで30億になった。

    お互いに狙撃手が構える中、人質は解放された。
    防弾仕様の車に乗る寸前向こう側の狙撃手が撃ってきた。
    段取りを間違って俺が騒ぐ前に、組織の金をハッキングしてしまったようだ。
    防弾ガラスに当たり、無事だったが双方の銃撃戦に発展してしまった。

    「兄さん、約束を破ったのはそっちだ、分かっているな」

    凄みを効かせた声がした。

  • No: 363エロ神なおさん(54♂eqOJh)スレ主更新時刻16/12/30 19:28

    >> 362


    「分かっている、あんた達の気持ちも分かる、そこでだ俺がすぐに死んだら面白く無いだろう、だから好きなだけ殴れ!」

    言い終わる前に一発顔にくれた。
    「痛い!何しやがるこの野郎!」
    俺は切れた、だがこの時米軍が動き出した事は知るよしもなかった。

  • No: 364エロ神なおさん(54♂eqOJh)スレ主更新時刻16/12/30 20:05

    >> 363


    元々乗り気じゃなかったのと疲れていたので適当に手抜きしながら闘った。
    「野郎!おちょくってんのか」

    俺は時々休憩を入れながら相手にした。
    その時携帯が鳴った。
    「グールさん、大丈夫ですか」

    「大丈夫かじゃないよ馬鹿野郎、こっちは今取り込み中だ」
    我ながら器用なもんだ。
    電話しながら闘っている。
    「早くそこから逃げてください、米軍の戦闘機が向かってます!」

    どうやら俺が砂漠に放り出された時の為に取り付けた発信器を傍受しているようだ。

    靴底を強く踏むと切れたが、遅かった。

  • No: 365エロ神なおさん(54♂eqOJh)スレ主更新時刻16/12/30 23:05

    >> 364


    戦闘機スーパーホーネットのミサイルが発射された。
    「おい!跳ぶぞ!」
    俺はすかさずさっきまで俺を殺そうとしていた男の襟首を掴まえて窓からジャンプした。

    アメリカにとって米国人と利益を得られない者以外はどうでも良いのだろう。
    岩山の基地は、巨大な花火を上げて爆発した。

  • No: 366エロ神なおさん(54♂eqOJh)スレ主更新時刻16/12/31 15:02

    >> 365


    「チクショウ、中にはまだ逃げ遅れた者たちがいたのに」
    グールは舌打ちした。
    「ウワー!」
    突然男が泣き出した。
    「俺はあんたを殺そうとしていたのに、それでも俺を助けてくれた!ありがとう!ウワー!」
    男は顔をくしゃくしゃにして泣いた。

  • No: 367エロ神なおさん(54♂eqOJh)スレ主更新時刻16/12/31 16:10

    >> 366


    その頃、市街地でも戦闘機は容赦なくテロリストにバルカン砲撃っていた。
    一般人がいても容赦なく撃った。
    大使館のメンバーは我が身と誠を守るので精一杯だった。
    やがて事態が落ち着くと、そこには瓦礫と死体の山が築かれていた。

    「これが、この国のやり方なのか!」

    大使館員達は分かっていても、それでも政府と付き合っていかなければ成らなかった。

  • No: 368エロ神なおさん(54♂eqOJh)スレ主更新時刻16/12/31 16:26

    >> 367

    テロリストの幹部らしい男の名はアジール、元々はスラム街の出身で解放戦線の兵士だった。
    一向に良くなる気配も無く、焦りを感じていた時にカインがやってきてその時のリーダーを殺害して喰った。
    「あんたの名前を教えてくれないか?何も出来ないが幸せを祈っているよ」

    「止めとけ!聞けば後悔するぞ」

    「頼む!教えてくれ」

    「仕方ないな」
    グールが答えようとした時、空に異変が起きた。
    いきなり空中に浮くアジール。
    見るとカインがアジールの首筋を掴まえて浮かんでいた。

  • No: 369エロ神なおさん(54♂eqOJh)スレ主更新時刻17/01/01 11:44

    >> 368


    「ひい!カイン許してくれ」
    アジールの懇願は届かない。

    「役に立たない者は必要ない」
    アジールの首に噛みつくと、引き裂いた。
    「その男はお前の仲間じゃないのか!」
    アベルは怒り叫んだ。

    アベルの足元に落ちた生首が泣いていた。

    「そんな事よりどうだアベル、我に協力しないか?お前の戦闘力は使える昔の事は忘れて兄弟で世界を支配しないか」

    身体が震えるのは恐怖だけではない、怒りがアベルを支配していた。

    「断る!」
    様々な思いはその一言に集約された。

  • No: 370エロ神なおさん(54♂eqOJh)スレ主更新時刻17/01/01 20:07

    >> 369


    アベルが跳躍しようと踏み出した時、突然目の前にカインが現れた。
    空中にいたはずの男がそこにいた。

    「残念だアベル、死ね!」
    身体が動かないアベルの肩を掴んだその瞬間、反射的に手を放した。
    「ギャャャアァァー貴様、バチカンに守られてるのか!」
    みるみる腕が腐敗していく刹那、自ら腕を振り払いちぎった。

    「アベル、今度会う時は貴様を消滅させてやる!」
    そう言い残してカインは空中に消えた。

    全身の力が抜けてアベルはそのまま座り込んだ。

  • No: 371エロ神なおさん(54♂eqOJh)スレ主更新時刻17/01/01 22:23

    >> 370


    「やれやれ、助かった…」
    短剣を握った時のエネルギー源は愛だったのかも知れない。

    やがて大使館の車が迎えにきて、誠と一緒に日本へ帰った。

  • No: 372エロ神なおさん(54♂eqOJh)スレ主更新時刻17/01/01 22:32


    食人鬼グールの感想はこちらです。
    http://mikle.jp/thread/2412013/

  • No: 373エロ神なおさん(54♂eqOJh)スレ主更新時刻17/01/02 17:44

    >> 371


    その日、外務省から飯田官房長官を通して内閣調査室より田辺総理に報告が入った。
    「良かった……」
    ほっと胸を撫で下ろし、グールに感謝した。

    しかしこの国にも膿はある。
    いつかは大きな手術をして日本の腫瘍を摘出しなければならないだろう。

  • No: 374エロ神なおさん(54♂eqOJh)スレ主更新時刻17/01/04 23:29

    >> 373


    とある高層ビルの中ほど、この会社内の役員と思われる男が、誰かと電話で話している。
    「先生、例の件何とぞよろしくお願いいたします」

    高井戸建設は、一部上場の株式会社だ。
    この会社の社員には元気を感じられない。
    いわゆるブラックと言うやつだ。
    今夜も遅くまで残業しているOLがいる。
    婚約者はいたのだが、会う事もままならず最近はすれ違いばかりが続いていた。

  • No: 375エロ神なおさん(54♂eqOJh)スレ主更新時刻17/01/05 00:10

    >> 374

    「あ~やっと終わった~」
    OLの名は幸子。
    名前負けと言うやつで、あまり楽しかった思い出が少ない。
    今日も、もくもくとパソコンを相手に企画書をまとめていた。
    「さあ~帰ろう~🎵」

    ドアノブに手をかけた時、話し声が聞こえてきた。
    「先生は本当に欲張りだからな」
    「そうですよ~部長少し色を付けて内のOLでも差し出しますか~?」
    部長と係長の二人が話しているのは、いわゆる政治家との癒着、談合だ。
    建設業界では、それほど珍しくない話だ。

  • No: 376エロ神なおさん(54♂eqOJh)スレ主更新時刻17/01/05 13:40

    >> 375


    二人が部屋に入ってきた時に、幸子は何かを感じていたのだろう素早く物影に身を潜めた。

    「おや?このパソコンまだ温かいぞ」

    「部長、確か今日は山中君が残業していたと思いますよ」

    「田中!まさか我々の話を聞かれたんじゃないだろうな」

    「大石部長、たぶんもう帰ったんでしょう」

    「おかしいな、我々とすれ違っているはずだぞ」

    幸子は怖くなって、こっそり部屋を抜け出そうとした。

    ガタッ!

    「誰だ!そこにいるのは!」
    観念したように立ち上がる幸子。

    「なんだ山中君じゃないか残業ご苦労様」

    「は、はいそれじゃ失礼します」

    部屋を出ようとした幸子の前に手が伸びて壁どんされた。

    「あの困ります、係長は趣味じゃないので」
    別に口説かれた訳じゃないが、部長が笑った。

    「君、このままおとなしく帰すと思うかね」

    係長の顔がイヤラシク笑う。

  • No: 377エロ神なおさん(54♂eqOJh)スレ主更新時刻17/01/05 14:04

    >> 376


    その頃グールは電車に乗っていた。
    途中の駅でぞろぞろと乗客が乗りこんできた。
    一番前にいた若者が席に座ろうとすると、後ろからきた年配の女性が横取りした。
    「スミマセン、僕が先に」
    言い終わる前に怒鳴られた。
    「兄ちゃん、あんた若いんやから立っとき!」

    「はい、どうぞ」
    それ以上若者は言い返さなかった。
    この光景を見ていたグールが切れた。
    「やいこら!おばはん社会のルールぐらい守らんかい」
    息巻くグールを怪訝そうにみながら隣の連れとひそひそ話はじめた。
    「やだ、何これが車内暴力よ」
    「あれきっとヤクザよ嫌ね~」
    いたたまれなくなってグールはそこで降りた。
    「兄ちゃん、替わりに座りな」
    グールは目的地まで寒空の夜に歩く事にした。
    「少し頭を冷やすか」

    都会のビル群だが、星空は綺麗だった。

  • No: 378エロ神なおさん(54♂eqOJh)スレ主更新時刻17/01/06 21:46

    >> 377


    いきなり幸子の胸を揉んだ。
    「嫌!止めてください!」
    「おい!田中止めとけ」

    「部長助けて」

    「おいおい、勘違いするなよ死体に体液が残ると足が付いてまずいんでね」

    「嫌ー!誰か助けてー!」
    「うるさい!静かにしろ!」
    田中が幸子のみぞおちを殴ると気を失った。
    「こんな所で叫んでも仕方ないだろうに、馬鹿な女だ」
    常人には聞こえない。
    グールを除いて。

  • No: 379エロ神なおさん(54♂eqOJh)スレ主更新時刻17/01/06 21:58

    >> 378

    それは一種のテレパシーなのか?危機感を感じる能力なのか。

    上では二人が幸子をエレベーターに乗せ屋上に連れ出した。
    「連日の残業続きでノイローゼのOLが自殺で良いだろう」
    「部長パソコンには私が遺書を書いておきます」
    「ああ、頼んだぞ」

    二人は屋上から幸子を放り投げた。

    グールが上を見上げるとその状況が見えていた。
    まるで重力を無視したかのように一気に壁を駆け上がった。

  • No: 380エロ神なおさん(54♂eqOJh)スレ主更新時刻17/01/06 22:09

    >> 379


    落ちてくる幸子をグールはビルの中ほどで受け止めた。
    幸子を右足の太ももに乗せ右手で抱き上げ、左手と左足の爪をたて壁をかいた。
    ガリガリと音をたてる。
    爪が焦げる臭いがする。
    「俺の爪!根性だせ!」
    地面が近づく、グールの額に汗が光る。
    「これまでかー!」



    地面に着地していた。

  • No: 381エロ神なおさん(54♂eqOJh)スレ主更新時刻17/01/06 22:23

    >> 380


    「チクショウ、ひでえ事しやがる!」
    「ううん~」
    幸子が虚ろに目を開ける。
    「おい!大丈夫か、怪我はないか?」

    「誰?此所はどこ?私は誰?」
    再び気を失った。
    どうやらショックで一時的な記憶喪失になっているようだった。
    「上にいるやつには後できっちりけりを着けてやる」
    グールは幸子を病院に運んだ。

  • No: 382エロ神なおさん(54♂eqOJh)スレ主更新時刻17/01/06 23:01

    >> 381


    「部長!失敗ですどういう訳か女は無事です」

    「なんだって!」

    「今は病院にいるようです一時的な記憶喪失になっているようで」

    「記憶が戻ると我々の事を話してしまう、その前に消せ!」

    「良い方法があります、シャブ浸けにして代議士の先生に献上しましょう」

    「なるほどな、文字通り会社に身を捧げる訳だ」
    二人の笑い声が響いた。

  • No: 383エロ神なおさん(54♂eqOJh)スレ主更新時刻17/01/06 23:14

    >> 382


    山中幸子がいる病室に、ストレッチャーが入ってきた。
    マスクをしていた為に顔が見えない。
    男性看護師が幸子をストレッチャーに乗せ、クリーニング部屋に入った。
    幸子が起きないよう点滴に睡眠薬を投与していた。
    そこで幸子をクリーニング用の籠に移して、病院の裏口から車に乗せて連れ出した。

  • No: 384エロ神なおさん(54♂eqOJh)スレ主更新時刻17/01/08 05:38

    >> 383


    「よう、どうだい何か思い出したかい」

    グールが見舞いにきた時病室のベッドは空だった。
    「何だトイレか?」
    しばらく待っても帰ってこない。
    「ずいぶん長いうんこだな」
    「兄ちゃん、山中さんならだいぶ前に看護師さんがどこかへ運んだよ」
    その時隣の初老の女性が答えた。

    「ありがとうなナースセンターに聞いてくる」
    内心もっと早く教えてくれと思ったが、口にはしなかった。
    そこへ女性看護師が検温にきた。
    「もう、勝ってに外出しないでほしいは~付き添いの方ですか?ちゃんと連絡してくださいね」

    「あっどうもすみません」
    (なんで俺が怒られてるんだ?)
    急に嫌な胸騒ぎがして、幸子の残り香を追った。
    病院の裏口で匂いが消えている。
    すぐさま、堤刑事に電話した。

  • No: 385エロ神なおさん(54♂eqOJh)スレ主更新時刻17/01/08 05:58

    >> 384


    堤が調べた所によると、幸子が勤めていた会社では以前にも、自殺があり大石と竜神会のつながりがあるようだった。

    その夜、料亭では大石と国土交通省の役人が会食をしていた。
    「先生まずはこれをお収めください」
    風呂敷に包まれた10㎝の束。
    1千万はあるようだ。
    「大石君、いつもすまないね、政治家と言う仕事はとにもかくにも金がかかる商売でね」

    「先生、有権者の機嫌を損ねたら政治生命は終わりですからね」

    田中が入ってきた。
    「部長、用意できました」
    「ご苦労!先生今夜は日頃の疲れを癒すアトラクションをご用意しました」

    隣の部屋の襖を開けると布団が敷いてあり幸子が横たわっていた。
    起きてはいるが、目は虚ろで腕には薬物の注射後があった。
    「我々は別室で待機します、ゆっくりお楽しみください」

    料亭の外回りには、竜神会が警護していた。

  • No: 386エロ神なおさん(54♂eqOJh)スレ主更新時刻17/01/08 06:16

    >> 385


    「部長、この後幸子をどうするんですか?」

    「竜神会に売り渡せば良い前のようにな」

    以前、自殺したOLはシャブ浸けにされソープで働かされていた。
    やがてノイローゼになりビルから飛び降りたのだった。


    料亭には似合わない風貌の客がやってきた。
    竜神会の男が客を止める。
    「悪いな、今夜は貸し切りだ」
    男はその顔見て恐怖に震えた。
    「奴だー!奴が来たぞー!」
    こんな時のグールは少し嬉しそうだった。
    「イッツ、ショータイム」

  • No: 387エロ神なおさん(54♂eqOJh)スレ主更新時刻17/01/08 06:41

    >> 386

    「えへへ、子猫ちゃん、オジサンが可愛がってあげるからね」
    ヨダレをたらし嬉しそうに笑う顔は、とても国民の為に働く政治家には見えない。
    今から幸子を抱こうとした矢先、大石が外側から声をかけた。
    「先生、賊が侵入しました、逃げてください」
    「今から抱こうと思ったのに」
    情けない顔で部屋を出てきた。
    「大石部長、女はどうします?」
    「放って置け!どうせシャブを打たれた女の言う事など誰も信用しない」

    「我々も早く退散しましょう」

    外ではグールと竜神会のダンスさながらの格闘中だった。

    料亭の裏口からベンツが出ようとした所を堤が停めた。
    「何た゛公務員の分際で私に楯突くのか!」

    「やれやれ、代議士もヤクザと付き合うとこうも変わるのか」

    権力を傘に着る、典型的な小さい男だ。

    「君は、私にも権力をかざすのかね」
    堤刑事の後から降りた男に、代議士は崩れた。
    「田辺総理、何故にこんな所へ~」
    最後は言葉にもならなかった。

  • No: 388エロ神なおさん(54♂eqOJh)スレ主更新時刻17/01/08 11:21

    >> 387

    大石と田中も後から出ようとして止めた。
    「裏口はまずい!戻るぞ」
    二人が引き返した先にグールがいた。
    「初めまして、とか言うかよ!」
    グールの拳が田中をとらえる。
    「よせ!いったい幾ら欲しいんだ横流しで幾らでも欲しいままだぞ」

    「てめえの罪を思い出せ!」
    大石の額にグールの爪が食い込む。
    崩れるように倒れた。
    「堤、こいつらは任せた」
    グールは布団で寝ている幸子を見つけた。
    「大丈夫か!しっかりしろ」
    腕の注射後を見つけ、吸出しにかかった。
    グールの唾液が細胞の免疫を活性化した。
    徐々に意識がはっきりしていく幸子。
    グールの顔を見て安心感から涙した。
    「もう良い、良いんだ」
    グールは幸子を抱き締め頭を撫でた。

  • No: 389エロ神なおさん(54♂eqOJh)スレ主更新時刻17/01/08 11:51

    >> 388


    帰りの電車でグールはまた席を横取りされそうな若者に遭遇した。
    前と同じメンバーだ。

    グールが立ち上がろうとした時に、若者が制した。
    「そこの席は譲れません、貴女たちも人生の先輩なら後輩に見本を示しなさい」
    「何よ!偉そうに」
    すごすごと隣の車両に移った。
    その時回りから拍手が起きた。
    グールはその光景に泣いた。

    程なくして幸子に彼氏を紹介された。
    グールは若者の顔を見て安心した。
    あの時の若者だった。

  • No: 390エロ神なおさん(54♂eqOJh)スレ主更新時刻17/01/18 22:27

    >> 389


    久しぶりに堤と飲んでいる時に、少年法の話題になった。
    「なあ、堤なんかおかしくねえか」

    「おや、お前から絡んでくるとは珍しいな」

    「何で未成年者と言うだけで名前隠して報道するんだ、日本はそこがおかしい!

    おまけに被害者は顔を出されて、親兄弟挙げ句は親戚まで報道陣が押し掛ける始末だ、被害者の人権なんか無いに等しい!」
    「そうだな、それが日本と言う国だ」

    堤は落ち着いて答えた。

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