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神社仏閣巡り珍道中・改  東北路編

No.15 20/11/29 23:42
旅人さん0
あ+あ-

国分寺についてGoogle先生に聞きましたところ。

奈良時代の中頃の国内は、日照り、台風、地震の発生といった自然災害のせいで飢饉が起き、さらには大陸から恐ろしい伝染病である天然痘が伝わり、多くの人々が亡くなりました。
また、新羅国との関係の悪化、天皇の親戚や家来たちによる反乱が起き、激しい戦いがありました。

聖武天皇は、そんな乱れてしまった国を安定させるため、仏教の力を借りることとし、741年、都には東大寺(とうだいじ)を、全国およそ60か所には「国分僧寺(こくぶんそうじ)」と「国分尼寺(こくぶんにじ)」をそれぞれ造るように命じます。
その際どの国分寺にも、七重塔とお釈迦様の像を造るように命じ、また、国分寺を建てる場所はその国の最も良い場所を選ぶように命じました。それは交通の便がよいところ、災害が少ないところ、人があまり住んでいないところといった土地であります。

陸奥国において当時の国府があった多賀城からやや離れた場所で、上記の条件を充たしたのがここ、仙台の陸奥国分寺跡でありました。


平安時代まで陸奥国の財政的支持を受けて大伽藍を維持していたようですが、室町時代には「草堂一つのほか何もなし」と言われるほどに衰退してしまったようです。
それを十七世紀初めに伊達政宗公が再興し、1607年に建てられた薬師堂を中心に二十五坊を擁する大寺院として栄えたのだといいます。
ところが明治時代にはいり仙台藩の保護を失い、廃仏の風潮もあってふたたび急激に衰退し、その際二十五坊のうち二十四が廃絶してしまったのだそうです。唯一残った別当坊が、薬師堂の管理と陸奥国分寺の名を単独で引き受けたとのことでありました。


うーん、歴史の流れとは壮大で、人の織りなすものであるもののその流れにはなんとも抗えないものがあるようであります。そんなところが、歴オタを魅了するロマン、なのかなぁ。





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