注目の話題
出来が悪すぎる娘の障害発覚
40代茶飲み友達は可能?
男性として生まれれば、

フィクション

No.113 20/08/15 00:06
匿名さん0
あ+あ-

翌日、健を迎えに保育園へ行った。

お遊戯室でみんながお迎えを待っている中、健と美佳ちゃんが何やら話込んでいた。

「健~、お待たせ~帰るよ!」

「あ!ママーきたー!」

健は満面の笑みで駆けてきた。


「ママ、あのね、きょうもみかちゃんとこうえんにいくのー」

「え?今日も?」

「ねえ、いいでしょ~?」

本当は健太郎がまた公園に居そうで避けたかった。

「健、今日はママと一緒にお買い物に行こう。お菓子買ってもいいよ!」

健の隣で美佳ちゃんがじっと健を見つめてた。

健がなんて返事をするのか気になっている様だ。

美佳ちゃんの視線を感じてか健は

「んでもね、みかちゃんがいっしょにあそぼって」

「健、お願いだから今日はママとお買い物に行こう!ね!お願い」


このやり取りを見てた美佳ちゃんママが気をきかしてくれて

「美佳、公園へは別のお友達にしたら?ほら、もう誰か公園に居るかもしれないよ?健君とは明日園で遊べばいいじゃん?」

美佳ちゃんママがしおりにウインクした。


「健君、また明日美佳と遊んでね。ほら、美佳、健君にバイバイは?」

「....ばいばーい」

「じゃあね、しおりさん。また明日」

半ば引きずられ気味に美佳ちゃんが先に帰っても


「あーん、こうえんいきたいーー」

健は駄々をこねていた。


玄関で靴を履いていた時、優子さんから着信が入った。


「もしもし?優子さん、昨日は遅くまでありがとう。何かありました?」

「ちょっと!今から家においでよ。見せたい物があるの。時間ない?」


「見せたい物?なんだろう?今保育園なので、今から向かいます」

「待ってるから!」

こんなに興奮した優子さんの声は珍しい。きっと何かあったんだわ。

もしかして健太郎が優子さんの家まで?

段々と私の大切なものが健太郎に犯されていく気がした。


「健、優子さんちに行くよ」

公園じゃないことで健はまた頬を膨らませた。






113レス目(120レス中)
このスレに返信する

小説・エッセイ掲示板のスレ一覧

ウェブ小説家デビューをしてみませんか? 私小説やエッセイから、本格派の小説など、自分の作品をミクルで公開してみよう。※時に未完で終わってしまうことはありますが、読者のためにも、できる限り完結させるようにしましょう。

  • レス新
  • 人気
  • スレ新
  • レス少
新しくスレを作成する

サブ掲示板

注目の話題

カテゴリ一覧