注目の話題
ディズニーの写真見せたら
既読ついてもう10日返事なし
ピアノが弾けるは天才

交換小説しませんか?

No.83 19/10/23 12:49
名無し3
あ+あ-

≫82

「え?それは本当ですか?!」

「父」に強制的に自宅マンションに追い返された数日後にかかってきた1本の電話…

俺は柄にもなく電話の相手に向かって大声をあげた。

「ああ。珍しい名前だし、年齢も一致するからおそらく間違いないだろう。」

やや興奮気味の俺の言葉に相手は確信に満ちた声でキッパリと言い切った。
電話の相手とは、とある病院の医師。

製薬会社の営業をしている俺が担当している病院の勤務医であり、普段から懇意にさせてもらっている。

情報と人脈は財産だ。

俺は多方面に渡り人脈を広げ、常に情報が入るように努めてきた。

普段から知りたい情報のワードをばらまいておく。
すると、思わぬ所から思わぬ時にその情報が入ってきたりするものだが、まさか今になってそれがこんな形で役に立つとは…

運び出され連れ去られたはずの足原が発見されて俺の担当している病院に入院している。
一体どういうことだろう。

しかも記憶障害を起こしているらしく、ここ最近の記憶がすっぽり抜け落ちている様だ。
そんなに都合良く一部の記憶だけ綺麗に抜け落ちるものなのだろうか?

わからない。

しかし、このまま手をこまねいているだけでは何も発展しない。

よし。
とりあえず探りを入れてみるか。

足原の入院先に人を使って探りを入れた。
間違いない。
足原本人だ。

よほど病院に出向こうかとも思ったが、記憶を失くしているあいつの前にいきなり何の脈絡もなく顔を出したら驚くだろうし怪しまれもするだろう。

と言って、接触をしなければ何も始まらない。

俺はしばらく考えた末、
最もベタな方法をとることにした。

タイミングを見計らい偶然を装ってあいつの前に姿を表してみるか…

足原の退院予定日は知らされている。
当日、俺は病院の前に車を停めて待ち、病院の駐車場から出てきた足原の尾行を開始した。

83レス目(91レス中)
このスレに返信する

小説・エッセイ掲示板のスレ一覧

ウェブ小説家デビューをしてみませんか? 私小説やエッセイから、本格派の小説など、自分の作品をミクルで公開してみよう。※時に未完で終わってしまうことはありますが、読者のためにも、できる限り完結させるようにしましょう。

  • レス新
  • 人気
  • スレ新
  • レス少
新しくスレを作成する

サブ掲示板

注目の話題

カテゴリ一覧