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ウルトラ八兄弟サーガ

No.3 18/01/30 20:20
作家
あ+あ-

「ゾフィーなんだ」
ウルトラホーンを持つウルトラの父、かつてエンペラ星人が光の国を狙いその際にウルトラの母となる女性と共にこの国を守り彼は大隊長そしてウルトラの母は銀十字軍を担っていた。
「他の星系に異常はないか」
「ええ、ですが」
「なんだ」
マントを翻しウルトラの父はたずねた。ゾフィーほどの戦士が悩むのはよほどのことだが彼が苦悩しているとウルトラマンたちや他の戦士たちにも影響を与えることを察した。
暫しし彼は口を開いた。
「地球が狙われています」
「地球が?」
威厳を保ちながらも地球には放浪の旅に出た光太郎、彼の内には彼らの息子タロウもまたおりすでに一体化しているであろうがウルトラバッヂはすでにない。
母も現れ手にはバッヂが輝いていた。
「あの子は一人立ちしたのです」
彼女の表情には母としての安堵と憂いがあるがすでに一人立ちした息子を再び戦地へ赴かせるのか。だがすでに地球を狙う者はいないとたかを括った我々の落ち度か。
「ゾフィー、その情報提供者は」
「ウルトラマンキング。彼が私にテレパシーを」
「うむ……」
その言葉は信じるに値した。かつてババルウ星人がウルトラキーを奪い彼らが奔走してたにも関わらずキングはアストラに化けたババルウ星人を一瞬で看破した。
む……、父はテレパシーでキングに交信を試みたがなぜか答えがない。
「次に派遣する候補はいるか」
「いないわけではありませんが彼はまだ若すぎます」
ゾフィーが伝えたのはこの当時さらに若すぎたウルトラマン80であった。
「派遣するには早いのだな」
父が苦渋の表情をしているとウルトラマンたち四人が現れた。
「私たちいずれかを地球に派遣してもらえないでしょうか」
「父よ。お願いします」
「我々で話し合いました結果です」
「頼みます」
だが父は迷っていた。特にセブンは一度目は恒点観測員として二度目は地球防衛の任として命じながら二度目にいたっては変身能力を失ったのだ。あのような苦しみを再び見ることは耐えられない。
「ダメだ。いまは地球は地球人の手で守るべきかもしれん」
かつてムラマツキャップ、キリヤマ隊長が口にした言葉を彼は繰り返した。戦士たちを派遣すれば地球は守られるかもしれない。
だがセブンの二度の悲劇、またレオ兄弟に疑いをかけた自分たちの過ちもた重荷だった。

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