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ジャイアントロボ 地球が静止する日 外伝 〜鉄人と少年探偵〜

No.10 16/11/12 15:20
作家
あ+あ-

急遽、敷島邸にあるひと知れずある整備工場で鉄人は解体されることになった。
首や胴体、手足、背部のロケットエンジンがケーブルによって繋がれている姿はかの『フランケンシュタイン』を彷彿させるものだ。
なかでも胴体内部に内蔵されているシズマドライブを正太郎は鉄人のエンジンあるいは動力炉とも呼ぶべくだがシズマドライブに変わられた時、以来実はほとんど見たことがない。

「鉄人……」

安全のためと敷島博士は言っていたがそんな鉄人の姿は見たくない。
だけど見なくてはならないとも思った。
鉄人のシズマドライブはこの世界のロボット用に使用されているものの主に中型、鉄人28号自体が一見、大型に誤解されやすいが実はシズマドライブ自体は中型を使用している。
しかし、敷島の様子をよく見るとシズマドライブをたしかに点検整備をしているように見えたが、鉄人の胴体の前や左右、後ろそしてシズマドライブとはちがうなにか隙間のようなところを見ているように見えなくない。

「敷島博士、なにを……」

その声は博士には届いてはいない。が、気になるには充分すぎる。

「正太郎くん、鉄人はすぐに戻るさ」

「大塚署長、はい」

鉄人を敷島博士と大塚署長に任せながら正太郎は車を走らせ自分の屋敷に戻った。
だけど、鉄人にはまだ自分の知らない“なにか”を敷島博士は知っているのではと声にならない勘が告げていた。
食事を終え寝る前に彼は鉄人の資料を父の書斎からいくつか目を通してみた。
戦前、戦中のロボット工学。それはいま戦後のロボット工学に生かされているのは事実のようだ。
また戦前からもエネルギー枯渇によるエネルギー争奪戦による戦争が起こることを示唆してたと科学者は訴えていた。

「シズマドライブ以前からもひとは争いをやめてはいない。そしていまも……」

ふと窓の外を見ると、謎の人影が見え声をかけた!

「誰だ!?」

予想に反し人影はわずかに動揺しびくっと揺れたが、逃げることなく窓を音もなく開けて現れた。
現れたのは意外なことにヤクザ風の男だ。

「少年探偵金田正太郎、国際警察機構日本支部の守り手、その能力は少年探偵としての推理力とロボット操縦」

「だ、誰だ」

銃を構え身を守るために撃つのはやむをえない。相手は名乗る。

「村雨竜作」と

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