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No.96 13/10/26 04:46
匿名0
あ+あ-

≫95





この日は金曜日だった。
休み前だから絶対みんな行くよね…。




どうしよう…。
行きたい気持ちと目の前でまた現実を見る怖さ。
迷った。
すると…
前嶋のお気に入りメンバーは1人を残し帰って行く。



「あれ?
行かないの?」



「今日は帰る~!疲れたから」




「中川さんは行くの?」




「う~ん…迷ってる」





「行ってあげて!秦野さん1人だから!」




後から聞いた話だが、この日は彼女たちが嫌いな峯木さんと言う新人さんがいた為、彼女たちは別口で飲んだらしい。
秦野さんは主任だから社長がいる手前、残らなければならなかった…と。
彼女たちは峯木さんが嫌いで、その子が行く二次会には行かないと決めてるらしい。




そこに秦野さんが来て
「ねぇ…中川さんも来て!
お願い!女が集まらないのよ…」




この言葉のお陰で、ちょっと行きやすくなった。
秦野さんは女性を集める為に走り回る。
そこに織田さんが通り
「中川さんも行こうよo(^-^)」と微笑んだ。




結局、女性は私を含め5人。
残りは男性。




カラオケ。
こう言った個室では、やはり織田さんは私を避け遠目に座った。前嶋が
「男は女性を挟んで座って!」と指示する。
必然的に私の両隣には男性が座った。
男性が圧倒的に多かったため織田さんは入口付近にポツリと座っていた。




織田さんがランダムに曲を入れ
指名された人たちが歌い始める。
私が歌が好きなのを知っている織田さんは、何番手かに私の曲を入れた。





なんか言いたそうに織田さんが私を見た気がした。何が言いたいのかは分からなかったけど…きっと男性が隣りにいるのが嫌なんだろうな、と思った。




途中、お酒も入り酔いが回ってきたんだろう。
私の左隣りの男がやたらエロい。



「中川さんは綺麗だからモテるでしょ」
顔を近づける。




「いや…私みたいなタイプはモテませんよ」





「あ!分かる!
綺麗な女性は損するんだよね~!」




やたら綺麗、綺麗と言っては段々と体ごと私に寄りかかってくる。私はU字型のソファーの奥に座ってしまったため、なかなか逃げられずにいた。



ちょっと限界!と思い、意地悪な私は峯木さんに
「トイレ行くから詰めて」
と言ってトイレに行った。




戻ってくると峯木さんは言われた通り、その男の隣りに座っていた。でも意外と楽しそうにしている。
私は迷わずソファーの一番手間に座った。



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