DV(ドメスティックバイオレンス)被害

DV被害

DVとは、ドメスティックバイオレンス、つまり家庭内暴力のことです。

家庭内暴力は、実際に暴力をふるい肉体を痛めつけるものから、精神的にいためつけるもの、そして、周囲とのかかわりを完全に遮断して監視するというのも家庭内暴力に当たります。

家庭内暴力は妻や夫に対して向けられるもの以外に、子供へ向けられるものもあります。実際に子供へ虐待行為をすると、その被害にあった子供は、結婚した後に自身も家庭内暴力をふるう傾向があります。

家庭内暴力は連鎖するものであり、加害者の多くが発達障害、自己愛性パーソナリティー障害を持っているとされています。

DVの被害に遭ったら

家庭内暴力に遭った場合は、自身1人や家族で解決するよりは、第三者機関を間に挟んでの解決をするのが、効果的であるとされます。

ますは相談窓口へ行くのがいいでしょう。自治体の役所や福祉事務所など、または女性センター窓口へ訪問するというのもあります。

周囲の目が気になる場合、もしくは家庭内暴力なのかわからない場合は、電話での相談も有効です。自身1人で悩むのが、家庭内暴力ではおこなってはいけない行為になります。

なぜなら、加害者は常に暴力をふるうわけではなく、たまには反省をします。感情に波があり、反省しているからもう安心であると、自分がいなければいけないのだ、と考えてしまいがちです。

暴力的になる期間だけ耐え忍べばいいという考え方をしていますと、家庭内暴力はなくなりません。そして家庭内暴力の被害者は他人に相談するという思考がなくなりますので、気がつけば取り返しのつかないような暴力行為を受けるようになります。

更生を促す

家庭内暴力は繰り返しおこなわれますので、被害に遭ったら早急に対策を練らなければなりません。相手のことを大切に思うのであれば、我慢するのではなく、相手へ更生してもらうのが大切になります。

現在は家庭内暴力の更生プログラムが充実していますので、そこへ通わせるのもいいでしょう。

ちなみに、2014年から「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律」(通称:DV防止法)が改正・施行され、法によって守られる範囲が拡大されました。生活の本拠を同一にする=“同棲”している恋人からの被害であっても、法の適用対象となるようになりました。

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