なぜ子供を虐待するか

子供の虐待

ドメスティックバイオレンスの加害者は、なにも配偶者に対してのみ暴力やモラルハラスメント的な行為をするわけではありません。より弱い子供に向けて、暴力やモラルハラスメント的な行為を取ることも十分にあります。

虐待でもっとも悲惨なのが、ドメスティックバイオレンスの加害者となる父親(母親)から自身も暴力を振るわれたくないという一心で母親(父親)が、さらに立場の弱い子供への虐待を容認するケースです。

虐待を受けて育った子供は成長すると、虐待する立場となる可能性があります。つまり、それがしつけという考えのもとに行動をしますし、自分がいじめられないように常に弱者をいじめる存在となります。

独特の倫理観の形成に至ります。

子供を虐待から守るために

子供を虐待から守るためには、児童相談所があります。

児童相談所は都道府県に設置されている専門の相談機関です。

子育てに悩んだ場合や虐待がある場合に相談をすると有効な対策を示してくれる可能性があります。

また、配偶者暴力相談支援センターがあります。これは配偶者からのドメスティックバイオレンスの被害を受けたときに逃げ込むことのできる機関です。配偶者の暴力を恐れて虐待に走る前に、このような施設への避難も検討するべきです。

そして、2014年に「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律」(通称:DV防止法)が改正・施行され、法によって守られる範囲が拡大されました。生活の本拠を同一にする=“同棲”している恋人からの被害であっても、法の適用対象となるようになりました。

相手が、恋人であっても配偶者暴力相談支援センターを利用することができるので、籍を入れる前にこのような暴力的な相手からは距離をとることができるようになりました。

妊娠によるできちゃった婚で、ドメスティックバイオレンスする相手と結婚をする前に、配偶者暴力相談支援センターではカウンセリングも受けることができますもので、ドメスティックバイオレンスをおこなう傾向のある相手から、自分と子供を守るように手を打つのが良いでしょう。

まとめ

子供に対する暴力はしつけの範囲を超えるようなものは許されません。

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