妊娠中の歯科レントゲン

歯科のレントゲン

妊娠していると分かっている場合は、歯科でもレントゲンはまず撮りません。ただ、知らずに撮った場合でもそれが胎児に悪影響を及ぼすことは、まずありません。 放射線は、普段の日常生活でも私達は地面、大気から浴びています。食品にも低線量の放射線があり被爆を受けています。 胎児が影響を受けるSvは、直接50~100ミリSvを浴びた場合に危険性があると言うレベルです。 歯のレントゲン撮影で浴びるSvは、約0.0008ミリSv。 つまり悪影響が起こるSvの量を浴びるとすれば、フィルムの枚数にして62500枚から125000枚に相当します。

歯のレントゲンには、口内にフイルムなどを挿入するデジタルレントゲンと、顔の周囲を大きな装置が回転するオルソパントモグラフがあります。被爆率が高いのは、デジタルレントゲンのほうです。それでも、62500枚から125000枚、撮らなければ問題ない数値です。 レントゲンを撮るときに鉛入りのプロテクターエプロンを妊娠していなくても装用すると思いますが、このプロテクターを装用していた場合は、胎児に与える影響は、0です。プロテクターをしなくても問題はないのですが、患者さんサイドの安心感の為に装用させる病院が大半です。

しかし、幾らSvが低いので妊娠中にレントゲン撮影をしてもいいのかと言えば、やはり撮らないほうがいいとされています。 人間は、放射線を10000ミリSv浴びないと死なないとされており、それだけの量の放射線を浴びることは通常はありません。

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