📖✏🚀parallelworld🌏
自分限定だぜ!!
【本・読書・文学】で書こうと思ったがよ!☝「話つく」と頭がごっちゃになるんで、ここの【〇〇限定】で自分の好き勝手に書く事にしたぜ💪もし、万が一読む人がいたら誤字・脱字・勘違いで書いてるかもしれねぇが、非難ゴーゴーだけは、勘弁だぜ。💧頭の中で修正してくれ…☝😁
ア〇
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>> 200
つづき
「この罰当たり者が~ッ!!」
「何や黒づくめの爺さんがこっち走ってくるで…」
「ああ…」
ブーン 七人に分身した男は幸人をガシッと捕まえ上空に放り投げた。
「サラムよ!!」
ゴオッ
背から刀を抜き炎を宿し「天」 「地」 「人」と叫ぶとジャンプした。
幸人を上下左右から高速で切り刻み地面に叩き落とした。
更に、漆黒の鎧にオーラを溜め空中から七人の男が放った。
「デッドツェッペリオン!!!」
ドゴオオオォォォン!!
爆煙がもうもうと立ち込める。
「おっと、儂としたことが…まあ、物は大切にじゃな…」
シュゴーッ
小型艇で男は去って行った。
「大丈夫か?」
「何とか生きとるで、何やったんやあの爺さんは…」
訳が分からない二人であった。
「で、ここに倒れてる人は…」
「さあ~」
その横には修行で疲れて倒れ込んでいるバトーの姿があった。チャンチャン
お粗末🙇
友情出演 バトーさん
アル🍺
>> 198
キュポ
コポポポポッ
祖父はまた棚から酒瓶を取り出しベッドに座ると飲みだした。
「爺ちゃん、飲み過ぎは毒だぜ。」
「お前…
シーラ星惑星付近…
海王星戦闘鑑クラーケン…
グウォン グウォン グウォン
「二十隻の探査鑑は集まりましたか?」
後一時間で十二時間が経とうとしていた。
「ハッ!後、数鑑で全鑑揃います。ただ…」
「ただ…」
ネプチューンの冷たい視線が兵士に突き刺さり、蛇に睨まれた蛙のようになった。
「ハッ!先程、この惑星に向かってプルート将軍の船がハイパーコスモワープして近づいて来ているのを我が鑑が補足しました。」
「高速戦闘鑑ヴァイオレッド!? まさか、これから惑星侵略するのを察知されたか…ふふっ!まあ、私の船このクラーケンには歯が立たないでしょう。」
そう言うと金色の机からワイングラスを手に取り喉を潤した。
コトッ
「然し、何も手を打たないのもつまらないですね。」
暫くネプチューンは考えると兵士に命令した。
「海王星基地の牢獄プリズンからシュガーをここへ連れて来るように看守に伝えなさい。」
「シュガーって…あのシュガー副将軍のことですか…然し…」
「いいから早くしなさい。あなた逝きたいの…」
「イエッ!今、直ぐに牢獄プリズンに連絡します。」
兵士は敬礼すると慌ててハッチから走り去って行った。
「これで、楽しみが増えたわ。」
ネプチューンはニヤリと笑った。
>> 202
海王星基地牢獄プリズン…
薄暗い地下牢獄はあちらこちらにひっかき傷があり、幾つもの呻きや叫びが鳴り止まない。
その中で水晶の中に閉じ込められている囚人がいた。
カツコツ
カツコツ
三人の看守が埃舞う階段を下りてくる。
「何だってシュガー副将軍を水晶の檻から出すんだ?」
「我々が相手している奴らがプルート将軍を破ったからじゃないか…」
「然し、自分の思い通りにいかないからと同朋の50名を素手で突き刺し血の海に変えたらしいぜ。」
「オオ~怖ッ!」
カツコツカツコツ
「囚人番号9211、ネプチューン将軍から連絡が入り出せとのこと!」
看守が唾を飲み込み電磁ロッドにスイッチを入れ水晶の穴に差し込んだ。
P..P..
プシュー
両手両足に鎖をかけられている男が出て来る。鷹のような鋭い眼孔で睨まれ看守達は震え上がった。
「確か、俺はあと325年この檻に入っている筈じゃなかったかな。」
「ネプチューン将軍からコレを預かってます。」
黒い軍服に手袋とマントを看守の一人が差し出す。
「ふん!ネプチューンめ、何を企んでいるのやら…まあ、いいだろう。退屈していたところだ。宇宙(ソラ)に出るか。」
ジャリ
身の丈が2m体を揺り動かした。
>> 203
シーラ星惑星付近…
海王星戦闘鑑クラーケン…
グォン グォン グォン
カツコツ カツコツ
ウィーン
ぬうっ
2m半ばの巨体がネプチューンの部屋に入って来た。
ズン
「邪魔する!」
黒の軍服の両脇に小太刀を仕込んでいる。
「来ましたね。シュガー副将軍。何か飲み物でも…」
「そんな事をする為に俺を呼んだんじゃなかろ!」
ギロッとネプチューンを睨む。
「フフッ…それもそうですね。」
ネプチューンはその視線を軽く受け流す。
「この星雲の輩(やから)が冥王星前線基地のプルート将軍を倒し、今から目指す惑星に向かっていると情報が入りました。そこで、戦闘向きの貴君に来て貰ったのです。」
机のチーズを一掴みすると口にほうばった。
「俺も一目置くプルート将軍を倒しただと!? 信じられん…」ギュオッ
シュガーは拳を握り締めた。
「貴君が相手をしている間に、私はこの目の前の惑星を落とします。」
「良かろう!ネプチューンよ。お前の口車にのせられてやる。この鑑の小型艇の場所まで兵士に案内して貰うか。」
そう言うとハッチから出て行った。
>> 204
シュゴーッ
海王星戦闘鑑クラーケンでネプチューン将軍とシュガー副将軍が会っている頃、ハイパーコスモワープを連続しエルフ王がいるシーラ星に食料を貰うため女性と竜人は向かっていた。
「流石に長時間の運航は退屈だわ…」
オートマチックで船は動いているため女性は暇を持て余していた。
カシャカシャ
「然し、この未知の惑星の船を見た限り凄い科学力だな。我がイース星がこの星雲では一番の科学力を持っているが、その上を行っているようだ。」
竜人は感心してデッキのメインコンピューターを操作する。
「クリス、そろそろシーラ星宙域に入るぞ!」
「あぁ…」
「どうした?」
「いやなに…久し振りにアイツと会うなと思って…」
ハァと女性はため息をついた。
「何だそんな事か。会ったら思い切り抱きついてやれば、アイツも泣いて喜ぶぞ。」
竜人はニヤリと笑った。
「馬鹿…」
ヴィーヴィー
ヴィーヴィー
そんなやり取りをやっていると、けたたましい警報音が鑑内に鳴り響いた。
「何だ!!」
二人はすぐさまメインパネルに目をやった。
そこには、一機の見慣れない小型艇が猛スピードで真っ正面から、この船に向かって来ていた。
>> 205
「このフラク星雲やピンタゴ星雲のものじゃ無いな。」
「あぁ、スキャンしてみる。」
カシャカシャ ピッピッ ピ-ッ
「どうやら、未知の星雲…太陽系海王星所属の戦闘機みたいだ。」
竜人が女性に話しをしていると戦闘機からレーザーキャノンを撃ってきた。
チュドーン チュドーン
「フンいきなりか!キック、主砲をぶち込んでやりな。」
「任せろ!!」
カシャカシャ
「ロックオン!ファイヤーッ!!」
ドシュ ドシュ ドシュ
然し、戦闘機は三連ビームを右左と軽々と交わして向かってくる。
「チッ 外したか。ならば…」
カシャカシャ
鑑首左右のミサイルハッチを開け六発のホーミングミサイルを発射した。
すると、戦闘機の後部から幾つもの熱を発する光球を撃ち出した。
「!?」
ホーミングミサイルは戦闘機に向かわず光球に飛び爆発する。
「相手もやるな…」
「キック、腕落ちたんじゃないの。」
「こうなったら、全砲門発射!!!」
竜人はあらゆる砲門を開き戦闘機に砲撃した。
「ムッ!?」
当たる直前にフッと戦闘機の姿が消えた。
「何処に消えた!」
ドゴォッ
メインパネルに状況が映り二人がいる操縦室デッキの下辺りに被害が出ている。
「ショートコスモワープか。クリス後は任せた。」
「ちょっとキック。」
竜人はハッチに走った。
>> 206
ガゴッゴギギッ
操縦室より下の戦闘機がぶつかった階へ降り防護シャッターをこじ開けると、竜人は左手を横に出して顔をガードしながら、もうもうと煙が立ち上りバチバチと火花が飛び散る中を歩んで行った。
シュワー
「自動消火装置が働いて泡と水だらけだな。」
竜人は辺りを見回すと泡に包まれているさっきメインパネルに映っていた戦闘機を確かめた。
「然し、このぶつかった衝撃で中のパイロットは無事ではすまんな。」
戦闘機のコックピットを見つめた。
ゴバァ
ぬおっと大木みたいな両腕がいきなり泡の中から出て来て竜人の首を締め上げる。
「ウッグ…グ…」
足をバタつかせ大木みたいな手を外すため紫色のオーラを溜めた。
(何て力だ…普通の人間なら首の骨を折られ即死だぞ)
ググッ
竜人は締め上げる手にオーラを溜めた剣を振りかざした。
スッと泡の中に両腕は引っ込むかわりに、ぬうっと2m半ばの巨体が出てきた。
「げほっ げほっ」
咳込みながら竜人は見上げた。
(2m10の俺より大きい…)
「お前竜族か?面白い。我が名はシュガーお前が強者かどうか見せて貰おう。」
そう言うと黒い軍服の両脇から短刀を抜き左手を前に突き出し右手を胸辺りに構える。竜人も自分の剣を下にさげ構えた。
>> 207
ザシュ
シュガー副将軍は巨体とは思えぬスピードで竜人に近づくと二本の短刀を蛇の牙のように同時に振り下ろした。
「大蛇(おろち)!!」
ガキンッ
竜剣を横にし辛うじて防いだ。
(こ、こいつ…強い)ググ…
シュガーは短刀で竜人を上から押さえながら巨大ハンマーの様な右膝蹴りを繰り出した。
ガゴッ
「ぐはっ!」
ドゴーン
竜人の鳩尾(みぞおち)に炸裂し後ろの鋼鉄の壁に叩きつけられた。
「ペッ」
竜人は口から血を吐き出した。
(二・三本肋をへし折られたか…)
「おいおい、どうした!竜人族はこんなものかっ!」
シュガーはゆっくり竜人に近づく。
「怒号烈波ぁぁっ!!」
紫色のオーラを溜め下から上に剣を振り上げると衝撃波がシュガーに襲いかかる。
「喝ーーっ!!」
地鳴りのようなシュガーの声は竜人の放った衝撃波をかき消す。
「馬鹿な…だがまだだ。」
竜剣を鞘に戻し居合いの構えを取り目を瞑った。
ありったけのオーラを剣に溜めだした。
「何の真似か分からないが、飽きたからとどめを刺させて貰う。」
短刀を両脇に戻し腰にはめている鈎爪を取り出し両手にはめ闘気を練った。
「竜人よ!死ね!!」
グゴォーッ
猛獣のように四つ足で走り竜人目掛け突っ込んだ。
>> 208
「貴様の腸を引きずり出してやるぞ…白虎ォォォォッ」
白い虎の形をした闘気に包まれていく。
「ゴオォォォォッ!!!」
シュガー将軍は雄叫びをあげながら居合いの構えをとっている竜人に飛びかった。
「こおぉぉっ」
それと同時にカッと竜人は目を開いた。
「竜人剣…双竜」
竜の形をした柄の目が輝き高速で剣を繰り出す。
「そんなもの俺に通用するかよ。」
ザシュー
シュガー将軍の体は竜人の体をすり抜けた。
「ぬふぁっ!?」
ズドシャッ
何が起きたか分からず血を吹き出し巨体が前のめりに倒れる。
ブシュー
竜人も体中から血を吹き出し片膝をついた。
「グッ…この技は超高速で腹と背中を殆ど同時に十字に斬るが自分にも負担が大きいな…」
手には薄く二本に別れた竜剣を持っていた。
>> 209
ズズズ…
「まだだっ…」
シュガーは体を引きずりながら起こし構えを取る。
「双竜を喰らってまだ立てるのか!?」
竜人も体を気合いで奮い立たせた。
「ゴフッ竜人よやるな!久々に楽しめる相手だ…闘気は余り練れないが…お前もダメージが大きいばず!これで終わりだ。」
ビュッ
両手の鈎爪に脇の短刀を外に刃を向け握り締め跳躍した。
「朱雀ぅぅっ!!」
捨て身のシュガーは手を突き出しキリモミ状に回転して竜人に襲いかかった。
「うおおぉぉぉっ!!!」
「竜人剣…吼竜」
最後のオーラを振り絞り竜人も技を繰り出す。
ズドーーーン
竜人はシュガーの技を喰らい凄まじい勢いで壁に激突した。ズルル…
シュガーは左目から噴き出す血を押さえ悶え苦しむ。
「ぐうっ…気を剣からビームみたいに集束して放つとは…つ、次にあった時は必ず…」
そう言うとシュガーは煙りを吐く小型艇に乗り後ろ向きに噴射し発進した。
>> 210
ボヒュー
敵の小型艇が発進するのを見てクリスは鑑の修理作業を止め、急いで竜人がいる場所へ向かった。
ズシャ
「キック大丈夫か?」女性は瓦礫を避けながら竜人に近づいた。
「あぁ何とか…ゴフッ生きている…」
壁に打ちつけられたままの状態でうっすら目を開けた。
「お前ほどの防御を誇るやつがボロボロにやられるとは…」
女性は肩を貸すとゆっくり医療ルームに向かった。
ちょうど竜人とシュガー副将軍が死闘を繰り広げている頃
ズゴゴゴゴゴゴゴゴ…
シーラ星惑星付近…
海王星戦闘鑑クラーケン…
グウォン グウォン グウォン
「全鑑、発進準備出来ました。」
一人の兵士が敬礼する。
「後、敵に乗っ取られた高速戦闘鑑ヴァイオレッドの運航が停止してます。」
「どうやら、シュガー副将軍が、ちゃんと相手を足止め出来てるみたい。ちょっとは役に立ってる。」
正装の黒の軍服に身を包みマントを翻すと通信兵に指示を出した。
「全鑑、惑星に向け発進!!」
ネプチューン将軍は前に右手を突き出した。
「ハッ!」
「奴隷としてこの惑星の者を捕まえなさい。抵抗するものには死を…」
ネプチューンは舌なめずりをした。
>> 211
ズズズズズズ…
シーラ星の大気圏に無数の巨大な影が近づいて行く…
シーラ星王宮内…
「王、大変です。この星雲では見られない未確認艦隊が大気圏突破し、あちこちの街を攻撃しています。」
護衛隊の一人が慌てて扉を開き駆け込んできた。
ズオッ
「何だと!? 衛星の防衛システムはどうしたっ!!」
王は玉座から立ち上がった。
「ハッ!それが、全く機能していません。相手による何等かのシステムダウンによるものだと思われます。」
「35年前の大戦以来、もう無用の物と思っていたが…シーラ星全土の民に伝えよ!各々、近くの地下シェルターに避難するように!!」
「ハッ!」
護衛兵は胸に腕をあて敬礼すると扉を出て行った。
「まさか、数日前に凱に聞いたダンテスティン星のセレナ誘拐と関連があるんでは…タカじぃ、私も出る。」
「王、なりませぬ。国を統一するものが居りませぬと。」
長老は王の腕を掴んだ。
「苦しんでいる民を見捨てて何が王だ!そんな上辺だけの称号などいらない。」
「…分かりました。止めますまい。じゃが、私も付いていきますぞ。」
長老はチャキっと仕込み杖を見せた。
「はぁ~分かった。生きる伝説の剣豪が付いてきて貰えると心強い。歳は食ってるけど…」
王は手を広げ、皮肉混じりに言った。
>> 212
「同盟を結んでいるイース星に応援の連絡を…後、魔法学園理事長と総隊長にも連絡を…王宮地下迷宮の珍獣族にもこの惑星が危ないと伝えてくれ。」
王は近くの護衛兵に言うと足早に王宮のオートカーに長老と急いだ。
バタン
「シーラ星防衛局に向かってくれ。」
「リョウカイ シマシタ」
巨大な王宮の門をくぐるとアチコチでモウモウと煙りが上がっている。未知の星雲から来た鑑隊からのビーム砲を浴び、そびえ立つ高層ビルは崩れ賑やかな市場は炎上していた。
「くっ!平和な街をエルフの民を…許さん!」
ギュオッ
オートカーの中で王は握り拳を作った。35年前の連合軍との闘いで沢山のエルフ族とダークエルフ族、そして共に戦った珍獣族とイース星の竜人族の戦士が散っていったのを思い出した。
>> 213
キィッ
「ボウエイキョクニ トウチャク シマシタ」
「何とか着きましたの。」
「あぁ…タカじぃ、中に急ごう。」
二人は自動ドアに入るとすぐ本部室に向かった。
廊下ですれ違うエルフ兵士は足を止め腕を胸に当て敬礼する。
ウィーン
「どうだ戦況は…」
王は各地の戦況が映し出されているメインパネルに目をやるとシーラ星防衛局長に尋ねた。
「はい、シーラ星の主力艦隊を出し総隊長を筆頭に戦闘機で応戦してますが相手の数が多く苦戦を強いられています。」
防衛局長は肩を落としながら言った。
「それから、イース星の竜王(キックの父)には連絡がとれたのか?」
「とれたのですが…こちらの前にダンテスティン星からの依頼で艦隊の三分の二がハイパーコスモワープのエンジンを組み込み作業中で動けず、残りの艦隊を送るが丸一日はこの星に到着するまで掛かるとの事でした。」
「そうか…」
ピピッ
「シーラ星惑星宙域付近から未確認鑑の通信が入って来てます。」
通信兵がシートから立ち上がった。
「…メインパネルに変えてくれ。」
王は少し考えたが通信兵に命じた。
「ハッ!」
カチッ
ブーン
そこには懐かしい女性の顔が映っていた。
>> 214
「よう、久し振り。」女性は少し照れたように見えた。
「ク、クリス!!」
王は今のシーラ星の状況を忘れるくらい飛び上がって喜んだ。
「35年前のダンテスティン平和パレード以来音沙汰も無しに何処に行ってたんだよ?それに、昔と全然変わらず若いし頭に見える耳はどうしたんだい…」
「行方不明の兄さんを捜す旅にちょっとね…耳は気にするな…」
女性は目線を反らした。
「それより頼みがあるんだが…」
「なんだい、クリス?」
「実は、ダンテスティン星が未知の惑星からの侵略者にやられて食料不足なんだ…然もデビルが残り少ない食料を食べてピンチなんだ…」
女性は頬を人差し指で掻きながら申し訳無さそうに言った。
「はぁ~何でまたデビルが…」
王は溜め息をついた。
横から長老が話に割って入った。
「クリス、今このシーラ星が未知の惑星の連中から攻撃を受けているのじゃ…助けてはくれんかの…」
「何だと!!そっちも襲われてるのか。」
「凱がここに寄った時に話していたセレナ誘拐と関係があるみたいだが…」
「あぁ…そうだ。直ぐそっちに向かう。詳しい話はシーラ星に着いてからだ。じゃまた後で」
ブーン
女性からの通信が切れた。
>> 215
ドシュ ドシュ
ゴゴオッ!!
エルフの街はことごとく偵察鑑の砲撃や戦闘機に破壊されていく。シェルターに間に合わなかった人々が叫び声をあげ逃げ惑う。
バババババッ
バババババッ
「ターゲット ロックオン 発射!」
バシュ~
バシュ~
ボガァン
『総隊長!数が多すぎます。』ガッ
「エルフ族の為だ!弱音を吐くな!」ガッ
バババババッ
バババババッ
「あの35年前の連合軍との闘いを生き抜いた俺は一人でも多くの仲間を助ける為に…クッ」
バババババッ
バババババッ
レバーを引き戦闘機を反転させ相手の弾をかわしていく。
ズズズズズ…
そこへ厚い雲の合間から巨大な戦闘鑑が姿を現して来た。
「デカい!!!」
総隊長は皆に指示を出し隊列を組んで戦艦に向かった。
>> 216
ズズズズズズズズ……
海王星戦闘鑑クラーケン…
「泣け 叫べ そして抵抗するものには死を…フハハハハッ!!」
ネプチューン将軍は笑い声を上げる。
キュポ コポコポコポ
年代物のワインをグラスに注ぎ喉を潤した。
「地上部隊を出し所々にある基地を占拠しなさい。」
「ハッ!」
二十隻の偵察鑑から戦車、装甲車と次々に投下されて行った。
地上では、魔法学園理事長のサマーが戦闘魔法にたけたダークエルフを引き連れ敵と交戦していた。
炎・氷・雷など遠距離から攻撃魔法を仕掛け相手を翻弄し、補助魔法や回復魔法を使える者は逃げ遅れた人々を救助しシェルターに避難させていた。
「急げ急ぐんだ~ッ!!出来るだけ仲間を助けるんだ~ッ!!」
理事長は指示を出しながら自らも最前線で戦う。
「地下迷宮の珍獣族はどうした。」
「まだ、戦闘に加わってないと思われます。」
「くっ、珍獣族の王デビルが居ないせいで統制が取れてないな…エルフ王に聞いたところダンテスティン国の食糧を食い尽くし行方不明だとか…何をやっているのやら…」
理事長は頭を抱えた。
>> 217
ゴゴゴゴゴゴ…
高速戦闘鑑ヴァイオレッド…
「もう直ぐシーラ星の大気圏に突入だな…」
女性は船を自動操縦にし、竜人の事が気になり医療ルームに向かっていた。
その廊下で気配を感じた…
「ムッ 誰だ!」
後ろを振り返ると黒い影がスッと廊下の角に消えた。
シュン
超スピードで移動すると、そこには何と悪魔が隠れていた。
「デビル!!何故ここに居るんだ。ダンテスティン星に居るはずじゃ…」
「だって、つまんないから…」
「全くあんたには困ったもんだわ。」
女性は怒りを通り越して溜め息をついた。
ギュム
「わっ!?」
女性は子供の姿をした悪魔の首根っこを掴むと、そのまま歩き出した。
「あなたね、いまシーラ星がピンチなのよ!着いたら珍獣族の王としてバリバリ働いて貰うからね!」
女性は悪魔に向かって握り拳を作った。捕まえている腕にも力が入る。
「イタタタ…分かった!分かったから離してクリス!」
悪魔はジタバタ体を揺り動かす。
ウィーン
医療ルームのハッチをくぐると竜人が入っている水溶液の医療器に近づいた。
「キック調子はどおう?」
その声に反応し竜人は片目を開けた。
>> 218
「何とかな…アイツは…アイツはどうした?」
竜人はシュガー副将軍と闘っている最中に実は気を失ったまま本能で闘っていたのだった。
「戦闘機に乗ってどこかに逃げたわ。」
「そうか…クリス、蓋を開けてくれ。」
プシュー
ズン
「キック、もう大丈夫なの?」
シュガーに受けた傷口はある程度塞がっていたが女性は心配そうに尋ねる。
「あぁ、何とかな…然し、強敵だった…」
床に足を着けると女性からバスタオルを貰い体を拭きだす。
「んっ!」
ちょこんと女性の後ろに隠れるように立っている悪魔に気が付いた。
竜人は分厚い鎧を身に付け竜剣を腰にさすと悪魔の方を向いた。
「デビル!!どうしてここに…貴様は全く…」
「ヒッ!!」
竜人が怒ると悪魔は拳ぐらいの毛むくじゃらになり女性の肩に乗った。
「大気圏を突破するから取り敢えず、デッキに行きましょう。戦闘準備しとかないと敵さんがいるからね。」
「シーラ星も、未知の惑星の奴らに侵略されているのか?」
「えぇ、さっきネルに連絡取ったから間違いないわ。」
「ライオネルと話したのか。アイツ喜んでたろ。」
「馬鹿っ…さぁ急ぎましょう。」
女性は頬を赤らめていた。
- << 221 シュイィーーン バババババッ バババババッ 『総隊長、バルカン砲では効きません!』ガッ 「よし、一カ所だけをピンポイント攻撃するぞ、隊列をβからγに切り替えろ。」 ガッ 『ラジャー!!」』ガッ 海王星戦闘鑑クラーケン… グォン グォン グォン 「五月蝿い、ハエどもですね…」 ネプチューン将軍は次の指示を出した。 「エイヴァを出せ。」 「お言葉ですが将軍、同朋の戦闘機も巻き込まれるかと…」 「私にくちごたえ、するのですね。」 ギロッと睨むと5mほど離れている兵士方を向いたかと思うとマントを翻しデッキの椅子に座った。 「グッ…」 ズルッ ゴトン 兵士の首が床に落ちた。 「あなた達も逝きたいですか…」 「ヒッ!!直ちにエイヴァ出します。」 違う兵士が声を震わせながらスイッチを押した。 カチッ クラーケンの格納庫から一つの影が飛び出した。
>> 219
「何とかな…アイツは…アイツはどうした?」
竜人はシュガー副将軍と闘っている最中に実は気を失ったまま本能で闘っていたのだった。
「戦闘機に…
シュイィーーン
バババババッ
バババババッ
『総隊長、バルカン砲では効きません!』ガッ
「よし、一カ所だけをピンポイント攻撃するぞ、隊列をβからγに切り替えろ。」 ガッ
『ラジャー!!」』ガッ
海王星戦闘鑑クラーケン…
グォン グォン グォン
「五月蝿い、ハエどもですね…」
ネプチューン将軍は次の指示を出した。
「エイヴァを出せ。」
「お言葉ですが将軍、同朋の戦闘機も巻き込まれるかと…」
「私にくちごたえ、するのですね。」
ギロッと睨むと5mほど離れている兵士方を向いたかと思うとマントを翻しデッキの椅子に座った。
「グッ…」
ズルッ
ゴトン
兵士の首が床に落ちた。
「あなた達も逝きたいですか…」
「ヒッ!!直ちにエイヴァ出します。」
違う兵士が声を震わせながらスイッチを押した。
カチッ
クラーケンの格納庫から一つの影が飛び出した。
>> 221
「何だあれは…!?」
「化け物!?」
戦闘機に乗っているエルフ兵は驚愕した。
ジュバッ
「グウウォォオン!!!」
この世の者とは思えない雄叫びみたいな声で吼えた。
ズドーン!!
巨大な人型の物体が地に降り立った…全身がドラゴンの皮膚みたいな物で覆われており、両目が黄色く光りを発している。手のひらが戦闘機の大きさと同じぐらいある。
「全員、巨大な化け物をミサイルで撃てーっ!!!」 ガッ
総隊長は指示を出した。
チュドーン
チュドーン
…
次々と爆撃をエルフの戦闘機は繰り返す。
「ウロロロウオォォム」
ヴィーーッ!!
化け物は唸り声をあげたかと思うと、両目から光線を出し四方八方に敵味方関係なく撒き散らし破壊していく。
ズドン ズドン
建物をなぎ倒し地響きをあげながら歩く。
「くっ化け物め!」
エルフ戦闘機の爆撃は硬い皮膚に少ししかダメージを与えていなかった。
>> 222
『総隊長、ミサイルでは歯が立ちません。』ガッ
ズゴーン
ヴィーーッ
エイヴァは目から光線を放ち体制を崩したエルフ戦闘機や海王星戦闘機を掴んでは次々とビルや山に叩き付けた。
「各機、魔弾"強羅"スタンバイ。」 ガッ
グウィーン
総隊長の無線を聞いた数十機の戦闘機は腹の中央にダークエルフの魔力を詰め込んだ貫通弾を装填した。
「化け物を円で囲みしだい攻撃開始!!」
エイヴァは戦闘機を蠅を祓うように巨大な腕を振り回す。
『総隊長、攻撃いつでもいけます!』
「よし、発射ッ!!」 ガッ
カチッ
ゴヒューッ
ゴヒューッ
魔弾が当たった場所の鱗がドロドロに溶けて中にめり込んでいく。
「ヴオォォォム…」
エイヴァは雄叫びをあげながら両腕をあげ回転させた。
>> 223
シーラ星防衛局…
皆、メインパネルに映る巨大な化け物を食い入って見ていた。
「どうやら、魔弾"強羅"は効いているみたいです。」
戦闘中の総隊長から連絡が入った。
「よし、各エリアにある地下砲台から巨大な化け物に大型魔弾を撃ち込む準備を急がせろ!」
「ハッ!」
王がエルフ兵に指示を出している、その時!メインパネルに映っている化け物は両手を広げ独楽の様に回転しだした。
グゥォン
グゥォン グゥォン
グゥォン グゥォン
グゥォン グゥォン
竜巻が起こり風が激しさを増す。
バババシュ
バババシュ
バババシュ
その渦の中から無数の鱗を吐き出した。それは一枚が2m程で敵味方関係なく戦闘機を貫き地面に刺さると擬態化し同じ化け物のミニチュア版みたいな物になった。
「化け物は化け物を産むのか…」
メインパネルを見ている百戦錬磨の長老タカも息を呑んだ。
>> 224
海王星戦闘鑑クラーケン…
グゥオン グゥオン グゥオン
「フフッ!生物兵器エイヴァの威力には感心しますね。」
デッキの椅子からメインパネルを見ているネプチューン将軍は冷ややかに笑みを浮かべる。
「私達の船に影響がない所で攻撃をしましょう。」
「ハッ!」
戦艦クラーケンはエイヴァの居る場所から離脱した。
ゴゴゴゴゴゴ…
「キック、ネルがいる王宮の場所まで後どれくらいだ!!」
女性は竜人に聞いた。
カシャカシャ
「後、3000ってところだな。」
竜人はキーボードを叩きながら答える。
「無事でいるといいが…」
シーラ星の大気圏を突破した高速戦艦ヴァイオレッドは王宮を目指し進んでいた。 まだ、この辺りは敵鑑の攻撃を受けず穏やかだが、メインパネルを見る限り街の人々の姿は人っ子一人見えなかった。
「クリス、35年前の連合軍との忌々しい戦いを思い出すな…」
竜人は言った。
「あぁ…昔みたいに、これ以上この星に辛い思いはさせたくない。」
女性は遠くを見つめ、もの思いに耽った。
- << 230 「このシーラ星を守るんだ~ッ!!」 『オオォーーッ!!』 魔法学園理事長の掛け声とともに地上戦を任せられたダークエルフたちは雄叫びを上げた。 「腕がなる。」 理事長は、白いフードに白いマントを羽織り金色の魔法の杖をブンブン振り回す。 「サマー理事長、敵、装甲車並びに戦車隊の距離まで後500です。」 三人のダークエルフが駆け寄ってきた。 「トラップは大丈夫かね?」 「はい、言われた通りに。」 「よし、では魔弾ミサイルや攻撃魔法を使う遠距離攻撃隊はいつでも行けるように…その他の者は回復や補助魔法に徹するんだ。魔法剣や魔法鎧を身に着けた近距離隊は待機!!各自無線機の周波数を合わせておくように。」 『ハッ!』 三人は胸に腕を当て敬礼すると各隊へ散った。 「35年前の連合軍との地上戦のような二の舞は踏まんぞ。」 理事長は固く決心した。
>> 225
夜だというのに上空に太陽と間違えてしまうほど明るい光が現れる。
そして、中から人影が現れ、光は静かに消え、再び、辺りは夜(暗闇)を取り戻した。
「ふむぅ。ここは何処じゃ」
降り立った少年は革製の汚れたマントで身を包み、寒さを凌ぎながら周りを見渡す。
「うむ。また時空移動が失敗したようだ。太古の魔法国ではなさそうじゃ」
深く地面に刺さった《アル板》と書かれた看板に好き勝手に下手くそな絵を書き込むとリックは満足そうに頷き杖を天に掲げる。
「太古の昔へ~レッツいなじゅうたんたんめんこ!!」
ヘンテコな呪文を唱えるとリックは光に包まれあさっての方向に飛んでいった。
応援レスとは言えない応援レスでしたw
>> 228
ミー兄、応援レスありがとう😚
〆
m⊆(_ _)⊇m ペコリ
まさか、ミー兄からレスが入るとは😁
シュタ
白髪で大柄な黒装束を纏った老人が現れた。背中には奇妙な形の刀を背負っている。
「ふおっふおっ、いや~有り難いのう。作者のアル🍺も喜んでおるわい。」
老人は皺だらけの顔をクシャクシャにして笑うと腰袋から蒼い小瓶を出した。
「これは特別にあんた様に作って貰ったもんじゃ。」
「それから、ミー兄が執筆しとる戦国時代の凱と昇に宜しく伝えといてくれ。」
そう言うと、老人は一陣の風と共に消えた。
ミー兄のハンネから作ったキャラ、アルミ=スタンフォードはもう少し出番がなさそう😂
では、方言か九州スレで、また👋😁
アル🍺
>> 225
海王星戦闘鑑クラーケン…
グゥオン グゥオン グゥオン
「フフッ!生物兵器エイヴァの威力には感心しますね。」
デッキの椅子からメ…
「このシーラ星を守るんだ~ッ!!」
『オオォーーッ!!』
魔法学園理事長の掛け声とともに地上戦を任せられたダークエルフたちは雄叫びを上げた。
「腕がなる。」
理事長は、白いフードに白いマントを羽織り金色の魔法の杖をブンブン振り回す。
「サマー理事長、敵、装甲車並びに戦車隊の距離まで後500です。」
三人のダークエルフが駆け寄ってきた。
「トラップは大丈夫かね?」
「はい、言われた通りに。」
「よし、では魔弾ミサイルや攻撃魔法を使う遠距離攻撃隊はいつでも行けるように…その他の者は回復や補助魔法に徹するんだ。魔法剣や魔法鎧を身に着けた近距離隊は待機!!各自無線機の周波数を合わせておくように。」
『ハッ!』
三人は胸に腕を当て敬礼すると各隊へ散った。
「35年前の連合軍との地上戦のような二の舞は踏まんぞ。」
理事長は固く決心した。
>> 230
キュラキュラ
キュラキュラ
数十もの戦車隊が木を薙ぎ倒し森の中を進行して来る。その後からは同じ数ぐらいの装甲車が付いて来た。
『間も無くA地点通過』ガッ
木の陰に隠れ見張っているダークエルフの仲間から連絡が入る。
「第一トラップ発動」ガッ
急に白い靄が出てきて戦車隊の視界が遮られる。
「小癪(こしゃく)な!暗視スコープと熱探知スコープに切り替えろ!無闇に撃つな仲間に当たる。」
敵戦車隊の隊長が指示を出した。
「第二トラップ発動」ガッ
ゴガガガガガッ
ズシャ
地面に亀裂が入り足場を悪くした。
ギュルルルル
ギュルルルル
キャタピラをフル回転させ何とか戦車隊は凸凹な地面を進む。
「相手の動きが鈍くなった。よし今だ!ランチャー部隊、魔弾ミサイル発射ぁっ!!並びに魔法遠距離攻撃隊は氷の呪文で足場を滑らせ、雷の呪文で電気系等を破壊、炎の呪文で装甲車の敵兵をいぶり出すんだ。」
理事長の掛け声とともにダークエルフたち数十人の一斉攻撃が始まった。
「これは、一体…撃て撃て、何かのマジックだ!ええい、怯むなっ!」
敵の戦車隊と装甲車隊は初めての魔法体験により錯乱状態に陥った。
「この調子で、このまま勝利するぞ。」
理事長は、双眼鏡を覗くと叫んだ。
>> 231
キィーーン
理事長がその音に気付き頭上の方を向くと一機の戦闘機から何かが降ってきた。
ズドオォン
遠距離攻撃をしているダークエルフ達の中心部に落下した。みんな、飛び退き落下物を囲んだ。
「!?」
ぬおっ
2m半はある、眼帯をし全体に呪文が施してある鎧を装備した男が立ち上がった。
「ふははははっ!!!貴様等皆殺しだ…」
男は辺りを見回すと両脇から大剣を抜いた。
「何だ!コイツは!?」
その圧倒的存在感にダークエルフ達は後ずさりした。
「何をボーッとしてる!攻撃開始!!」
隊長の掛け声と共に一斉にダークエルフの剣士等は剣を突き刺す。
ガッ
「何だ!その生っちょろい攻撃は…」
グググッ
大剣を下にクロスさせ全ての剣を受け止めていた。
「む お っ!!」
ゴオウンッ
「ぐあっ」
「うぐゃ」
「ぶへっ」
片手の大剣を横に跳ねると十人もの剣士が胴体真っ二つになり絶命した。
ドササッ
そう、男は高速戦闘鑑ヴァイオレッドで竜人キックと死闘を繰り広げたシュガー副将軍である。
「いかん!35年前のクリスの兄、雷<ライ>を思い出させるような圧倒的オーラを感じる…」
それを遠くから見ていた理事長は剣士等を少し後退させ遠距離魔法攻撃を命じた。
>> 232
ババババッ
グゴオッ
ジャキジャキーン
雷撃、業火、氷結の攻撃呪文を次々とダークエルフたちは唱えシュガーを攻撃した。
「むふ~ッ!」
ドガドガッ
シュガーは、大剣を地面に突き刺すと丸太みたいな腕で顔をガードし踏ん張った。
「どうだっ…やったか…」
だが、理事長とダークエルフたちは大男を見て愕然とした。
「ふあっはっはっ!!お前たちの魔法というのは、こんなものか!」
「ばっ馬鹿な…」
ガードをとくと無傷のシュガーは吼えた。
ズリズリ
恐怖を感じたダークエルフたちは更に後退した。
「何故、魔法が効かん…」
双眼鏡を覗いている理事長は、大男の全身鎧に施されている文字が微かに光っているのに気が付いた。
「まさか…アンチマジック(魔法防御)か!?」
「一応、探査鑑でこの惑星の事を調べさせて貰ったからな。海王星ネプチューン将軍と俺だけアンチマジックの鎧が出来てたんだよ。」
「くっ!」
「もうおしまいか!お前等が来ないならこっちから行くぞ!!」
シュガーは二本の大剣を握った。
ズンッ
「うおおぉぉっ!!嵐撃!!!」
>> 233
ズバッ
ズバッ
シュガーは闘気を体から放出させ二本の大剣を上下左右へと軽々と振るい、剣圧で紙屑の様に上空に舞うダークエルフの剣士たちを次々と切り裂いて行く…すぐさま補助魔法隊が倒れた者を治癒していくが間に合わない。遠距離魔法隊も攻撃魔法を大男に唱え続けるが魔法防御が施されている鎧の前では無力であった。
ズオッ
「弱い!弱すぎるぞ!お前ら!!」」
「理事長…どうすれば…」
隊長のひとりは為す術が無く理事長のもとへ駆け寄って来た。
「うぬうッ」
ギリッ
歯を食いしばるあまりに口から血が滴り落ちていく。
「まだ、実験段階だが…これを飲んでみるか…この星の未来の為だ。」
そう言うと腰袋から緑の小瓶を出し口をあてた。
少し躊躇(ためら)ったが一気にその緑色の液体を飲み干した。
ゴキュゴキュ
……
ドクンドクン
理事長の心臓が激しく動き出す。
>> 234
「うぐぐっ!」
パリン
手に持っている小瓶を地面に落とすと、金色の杖を地面に刺し白いフードの胸の当たりを両手で押さえた。
ドン
体中が激しい金色の魔気に包まれ凄まじい魔力が湧き上がってくる。
「理事長…」
隊長は理事長のフードから覗く顔を見て驚いた。そう人間族の年でいうと四十後半の顔が七十ぐらいの老人顔になっていたからだ。
「驚かないでも大丈夫だ。私の生命エネルギーを魔力にする為の薬『魔藥』を飲んだのだからな…」
ジャリ
「離れてなさい。」
そう言うと手のひらを拝むようにし、何やら呪文を唱えながら両手のひらを離して行く。
「ぬう~っ」
バチバチ
20cm程の丸い魔法の光る青白い玉を作り上げた。
「お前たちその男から離れるんだ!」
叫ぶと両手を突き出し大男に向かって青白く光る玉を放った。
>> 235
ギュオン
「エルフ族ハイエントマジック(古代呪文)ソルギア!!」
ザザッ
それに気付いたダークエルフたちはシュガー副将軍から左右に離れた。
「何だ!?」
シュギューン
眼帯をはめている死角から魔法学園理事長が放った青白い玉が迫る。
何かを感じたシュガーが振り替えると目の前に魔法弾がきていた。
「はん!魔法は効かんと言ったろ!こんなもの蹴散らしてくれるわ!!」
ぐおっ
全身に闘気を纏い両腕をクロスさせ構えを取った。
ゴガガッ…
激しい光に包まれていく。
「うぐっ!何だと…」
ずん
大きな体を揺らし片膝をつく。両腕でガードしている場所から背中まで穴が開いていた。
「ぐがっ…ばっ馬鹿な…最新のアンチマジックの鎧に俺の闘気を穿っただと…」
ズズン
そのままシュガーは前のめりに倒れた。
「はあはぁ、いにしえの究極魔法だ!」
理事長もその場に崩れ落ちた。
>> 236
魔法学園理事長率いるダークエルフ等とシュガー副将軍が闘っている場所から大きな湖を越えた、ずっと北西の方にある空では総隊長が率いる戦闘空撃隊と生体兵器エイヴァの激戦が広げられていた。
チュドーン
チュドーン
ウロコの部分を飛ばし2m程のミニエイヴァが数十体がズルズル体を引きずりながら防衛局の方へ進行していく。
メインパネルを見ていた王は皮の鎧白に裏地が濃い緑色のマントを羽織りエルフ騎士団を集結させていた。その先頭には長老タカと王がいる。
「今一度、平和をっ!!!」
女性の裸体が施されている剣を鞘から抜き高々と天を指す。
『おおぉーっ!!!!』
王の掛け声と地鳴りのような雄叫びと共に、額に尖った一本の角と背には羽が生えている白馬は一斉に走り出した。
>> 237
ズゴゴゴゴゴゴゴ……
「くそッ!遅かったか…」
ドン
メインパネルでシーラ星状況を見た女性は机を叩いた。
「あぁ…35年前の大戦からやっと復興したというのにな…」
ギュオッ
竜人も拳を固めた。
「……。」
悪魔も子供の姿に戻りジッとパネルを見入っていた。
ヴィヴィ ヴィヴィ
警報音が鳴り響く…
「来たか…キックやるよ!!」
「オォッ!!」
シュギューン
シュギューン
シュギューン
高速戦闘鑑ヴァイオレッドの目前に海王星偵察艦隊がショートコスモワープをし次々と姿を現した。
海王星戦闘鑑クラーケン…
グォン グォン グォン
「フフッ…やっと来ましたね。大戦の英雄とやら。」
ネプチューン将軍は舌なめずりした。
「全鑑砲門を開きヴァイオレッドを旋回しながら空中機雷を放て、相手が身動きを取れなくなった時に一斉攻撃開始!!」
「ハッ!」
兵士は胸に手をあてる。
「さぁ、どうでるかお手並み拝見…」
ネプチューンは兵士にワインを持って来させ観戦した。
>> 238
高速戦闘鑑ヴァイオレッド…
「爆雷…クッ! 周りを囲まれた身動きが取れない…」
空中機雷を見た女性は竜人の方を見た。
「クリス、この数十個の機雷の爆薬をスキャンしたが、この船に充分ダメージを与える…拡散粒子砲を撃つにも三分から五分…時間が掛かりすぎる…」
ドガッとレーダーを叩いた。
「ぬふっ!クリス、キック大丈夫!ボクにまかせて。」
ニィッと笑い自分の胸をドンと叩き悪魔はふんぞり返ると、シーラ城にいる珍獣族にテレパシーでこの星と自分が乗っている船の危機を知らせた。
<我が同朋達よ!今こそ力を示す時…全ての敵を撃退せよ!>
すると、シーラ城の地下の珍獣族が騒ぎだす。
シーラ城地下扉…
「デビル様から伝達だ!!行くぞ!!」
ズドド
悪魔の片腕、覇が掛け声をかけると地下ラビリンス(迷宮)に居る数千の珍獣族が一斉に扉から唸り声をあげ出ていく。
ギギッ
バサバサーッ
「うわっ!?」
「これは、いったい…」
シーラ城の兵士たちは封印してある扉から次々と出てくる珍獣族に驚いた。
- << 241 ズゴゴゴゴゴゴゴ…… 「このままじゃ、埒があかない…そうだっキック!冥王星プルート将軍が使っていたあれを発動させるんだ!!」 女性は何かを思い出し竜人の方を振り向いた。 「分かった。やってみる。」 そう言うとキーボードを打ち始めた。 「ねぇ~ッ いま珍獣族の仲間呼んだから安心して。エッヘン!」 子供形態の悪魔はシートの上に立って偉そうに胸を張っている。 「クリス、準備が出来た。やるか!」 それを気にせず、女性に伝えた。 「……。」 悪魔はシュンと悄げた。 「よし!!反粒子バリア発動!!」 「反粒子バリア発動開始!!」 ガチャ ヴオオオオォォ 赤紫色のバリアが船を覆っていく… ドゴオウッ ドゴオウッ 空中機雷は次々と爆発していく。 「ふはははっ…そんな事は、お見通しです。」 ネプチューン将軍はメインパネルから兵士に目をやると指令を出した。 「全鑑、反粒子バリア解除パルス放射開始!!」 「ハッ!解除パルス放射開始します。」 グィーン 各海王星探索鑑の鑑首が開き巨大なパラポラアンテナが迫り出してきた。 ファン ファン ファン 「何だ!あれは…」 女性が声を出すと竜人と悪魔もメインパネルを見た。 「船の前に何か迫り出してきたな…」 ゴクッと竜人は唾を飲んだ。
皆さん、こんばんは‼作者のアル🍺です😚
いつも漢字の間違いや文章の間違いありますが…💦読んでくれて有り難う☺
ところで、皆さん豆まきされましたか❓
なぐ子はいねぇがぁ~ッ💢
👹クワッ
あっ違った💦
鬼は外‼ 👹🔥∴✋
福は内‼ 🏠🔥∴✋
うちは、方位磁石で🏠の南南東を家族四人で向いて、無言で商売繁盛、無病息災、願掛けをしながら恵方巻きを食べました😚
下の四才のチビが、「お父さんお母さんの体が痛くないように元気になるように、お祈りしたばい。」って嫁さんと目を合わせてちょっとウルウル😭
その後の豆まき👹
いや~ッ 豆痛かっ😫チビ二人と嫁さん、おいに普段怒られるせいか、ぶつけるぶつける😫🔥🔥🔥✋何か日頃の鬱憤をぶちかます感じでした😂💦
>> 239
高速戦闘鑑ヴァイオレッド…
「爆雷…クッ! 周りを囲まれた身動きが取れない…」
空中機雷を見た女性は竜人の方を見た。
「クリス、この数十…
ズゴゴゴゴゴゴゴ……
「このままじゃ、埒があかない…そうだっキック!冥王星プルート将軍が使っていたあれを発動させるんだ!!」
女性は何かを思い出し竜人の方を振り向いた。
「分かった。やってみる。」
そう言うとキーボードを打ち始めた。
「ねぇ~ッ いま珍獣族の仲間呼んだから安心して。エッヘン!」
子供形態の悪魔はシートの上に立って偉そうに胸を張っている。
「クリス、準備が出来た。やるか!」
それを気にせず、女性に伝えた。
「……。」
悪魔はシュンと悄げた。
「よし!!反粒子バリア発動!!」
「反粒子バリア発動開始!!」
ガチャ
ヴオオオオォォ
赤紫色のバリアが船を覆っていく…
ドゴオウッ
ドゴオウッ
空中機雷は次々と爆発していく。
「ふはははっ…そんな事は、お見通しです。」
ネプチューン将軍はメインパネルから兵士に目をやると指令を出した。
「全鑑、反粒子バリア解除パルス放射開始!!」
「ハッ!解除パルス放射開始します。」
グィーン
各海王星探索鑑の鑑首が開き巨大なパラポラアンテナが迫り出してきた。
ファン ファン ファン
「何だ!あれは…」
女性が声を出すと竜人と悪魔もメインパネルを見た。
「船の前に何か迫り出してきたな…」
ゴクッと竜人は唾を飲んだ。
>> 241
ゴゴゴゴゴゴゴゴ……
海王星戦闘鑑クラーケン…
グウオン グウオン グウオン
「バーバリアン砲!!発射準備!!!」
ネプチューン将軍はクラーケン最大の超出力砲の準備を兵士たちに急がせた。
「ハッ!バーバリアン砲準備開始します!!」
ギャギャギャギャギャッ
鑑の左右から二砲の巨大な砲台が轟音を立てながら現れる。
「エネルギーチャージ!!出力50%…」
ギャオン ギャオン
「ふふっ、あなた達とは、もっと遊びたいんですが、飽きました…大戦の英雄よ塵と化しなさい。」
余裕の表情でネプチューンはワインを飲み干した。
「エネルギーチャージ!!出力80%…」
ギャオン ギャオン
クラーケンの動力の回転が段々激しさを増していく。
シュン
高速戦闘鑑ヴァイオレッドの操縦デッキに覇が現れた。
一瞬、女性と竜人は剣を即座に抜き構えたが、見覚えのある顔を見て二人とも鞘に納めた。
「デビル王!全ての珍獣族八千匹、地下迷宮より出て準備整いました。」
悪魔の片腕、覇は下を向き片膝をついて次の指示を待った。
「よし、じゃあ~まずは…あの敵数十のアンテナ壊して。それから、お腹すいたから食べ物を持って来て。」
「御意に!!」
悪魔の言葉を聞くと直ぐにデッキから消えた。
>> 242
「フッ!たまには、やるな。」
「食い意地は凄いけどね。」
「ふん、まぁ見ててよ。」
だんだんと日が落ちていき辺りは暗闇になってきた。
シュン
「食べ物と飲み物を調達してまいりました。では、ごゆるりとご観戦ください…」
ドサドサッ
沢山の食べ物などを置くと、覇はまた姿を消した。
「デビルたちに負けてられないわね。私らもやるよ!キック!」
「ああ。」
二人は操縦をオートマチックにし、悪魔にその場を任せ小型艇のある格納庫に急いだ。
メインパネルには、珍獣族が敵探索鑑のアンテナにへばりついて破壊していくのが映し出されていた。
グウオン グウオン グウオン
「ネプチューン将軍、大変です!未確認の生物が我が艦隊に侵入し…」
グィーン
「出力100%から80%に低下…」
ギギッ
クラーケンの動力部に珍獣族が侵入し破壊の限りを尽くしていた。
「ええい!!何をやっている。そんな事よりバーバリアン砲を急ぐのだ。」
バァン
ネプチューンは、立ち上がり発射準備を促した。
「然し、この船の動力部にも大勢の未確認生物が侵入し破壊し出力が低下していってます。我が兵士たちも全力を尽くしてますが…」
「ヌウッ!!私が、行く。」
ウィーン
そう言うと、ネプチューンはマントを翻しハッチから出て行った。
>> 243
ギッギッ
動力部には数十匹の珍獣族が戦っている。
ある者は牛の姿、ある者は獣の姿をしており、口から火を吐いたり巨大な爪で鉄を切り裂いたり暴風の様にめちゃくちゃに暴れていた。
ウィーン
動力部のハッチが開いた。
カツコツ
「何を、やっているのです…」
ギロッと睨むとスタスタと歩き出す。
「ネプチューン将軍…ネプチューン将軍が来られたぞ!!」
兵士たちは青ざめた。
「ガアァァッ!!」
「喰っちまえ!!」
三匹の珍獣族が巨大な爪を立てネプチューンに襲いかかった。
シュルッ
「フン!汚らわしい近付かないで欲しいですね。」
カツコツ
三匹の間をスルリと抜け平然と兵士らの方に歩み寄る。
「何処にイク!」
「俺達をムシか…」
三匹は再び襲い掛かろうと態勢を取った。
「馬鹿ですね…あなた達はもう死んでるんですよ…」
ネプチューンは薄く笑った。
「へっ!?」
ズリュッ
ドササッ
珍獣族三匹は斜めにゆっくり上下がズレてその場に倒れた。
「さぁ、あなた達…遊びましょうか…」
そう言うとネプチューン将軍は数十匹いる珍獣族の中にゆっくり歩いて行った。兵士たちもそれに続いて再び戦闘を開始した。
>> 244
ズバッ ズバッ
王を筆頭にエルフ騎士団は、ペガサスとユニコーンの間の子ペガンで地を駆けミニエイヴァを剣で切り裂いていく。
ミギャ ミギャ
「このまま、本体に突っ込む!」
王はペガンのたずなをしっかり握り込むと更にスピードを上げた。
その間、空中迎撃隊総隊長の指揮の元、空中からは魔弾"強羅"を発射し、腕を伸ばし回転させ竜巻を起こしているエイヴァの体にぶち込んでいた。
「ヴオォルルルルン!!」
奇怪な雄叫びを上げ更に目から光線を出す。
ヴィーーッ
ゴガンッ
ドゴーッ
戦闘機が旋回して交わすが次々と撃ち落とされる。
『総隊長、表面は効いてますが、決定的ダメージを与えていません。』ガッ
「……。」
(クッ…何処かに弱点があるはず…
…ンッ)
総隊長は僅かだが、怪物が攻撃する時に、胸の辺りが赤く光るのを見た。
(あれは…この巨大な怪物の核か…あそこが弱点か!?だが、魔弾は残り数発…)
然し、厚い竜のウロコみたいな物で覆われており、竜巻が邪魔でどうにかしないと残り数発の魔弾を当てようにも無理な事を総隊長は直ぐに悟った…
その時、ミニエイヴァを蹴散らし生物兵器エイヴァの近くまで王たちが近づいた。
>> 245
「王よ!儂が竜巻の軸…つまり、あの化け物の足元に行きますじゃ。王はペガンで頭上まで飛び竜巻が消えた時、頭を攻撃して下され。」
そう言うと独り長老はペガンの腹を蹴りエイヴァの足元に向かった。
ビュオーーッ
激しい風が長老の顔を殴りつける。
ペガンから降り何事も無い様にエイヴァの足元に歩み寄る。
「化け物よ!老いてもこの風神剣豪タカ、世界最強を誇る。貴様の行為は死に値する…」
チャキ
長老はエルフ族の紋章が入った剣を抜く。
「エルフ族の聖なる罰を受けよ。」
剣は燃えんように赤く輝き、閃光を放つ。
「烈火昇剣!!」
オーラを纏った剣からは凄まじい炎となり下から上に振り上げる。
「ぬうおりゃぁぁ!!」
エイヴァの竜巻ごと切り裂き足元が燃える。
「グギョオォォォッ!!!」
エイヴァに効いたのか呻き声を上げた。
シュタン
その一瞬を見逃さす、更に長老は構えを取り直しジャンプする。
「風神剣奥義…千斬!!」
剣撃が光の線となりエイヴァの膝を切り裂く。無数に繰り出された閃光は巨大な一本の斬撃光となり膝から切り落とした。
>> 246
ズズン…
長老から奥義を喰らい右膝から下を失ったエイヴァはバランスを崩し高速で回転して作り出していた竜巻が消えた。
バサーッ
エイヴァの頭上に、王を乗せたペガンは羽ばたいた。
ギリギリ…
そして、背中にからっていた皮の弓筒から一本の矢を抜くと弓を構え呪文を唱えながら弦を引いた。
「タカが作ってくれたチャンス逃しはしない。ギガンテス・アローーッ!!!」
ビシュッ
ズドーーン
巨大な弓矢となり頭から股まで貫通し地面に刺さると、エイヴァは目からビームを出しながらもがき苦しみ、胸にある核がよりいっそう赤く光り出しす。
「総隊長、さっきの連絡でこの化け物の弱点が分かったと言ったな!」ガッ
『はい。』ガッ
「では、そこに我々騎士団が引いた後、全魔弾を発射してくれ。タイミングは君に任せた。」ガッ
『了解!!』ガッ
王は耳にはめているレシーバーで空中を舞っている総隊長に攻撃命令を出した。
その後に防衛局にも魔弾"強羅"の発射を命じ王、長老、騎士団はミニエイヴァを戦滅させに戻った。
- << 250 シーラ星防衛局… 「王から地下砲台からの発射命令が降りました。」 通信兵は防衛局長にすぐ伝えた。 「どうだ、魔弾"強羅・改"の発射台10基は?」 「ハッ!いつでもイケます!」 シートに座って操作している兵は局長の顔に向いて準備体制が整った事を伝えた。 「よし!分かった。あの化け物にターゲットロックオン!」 カシャカシャ 「オート・ロックオン完了。」 ギィーガシャン 防衛局を取り囲む巨大な砲台がうねりをあげ動いた。 「化け物め…このエルフ族の想いを知れ!!」 カチッ カチッ… 局長は巨大魔弾"強羅・改"の10基のボタンを順番に押していった。 ドシューーッ ドシューーッ ドシューーッ… ミサイルは爆煙をあげてエイヴァ目掛け次々と飛び出していった。 同時刻… シュイィーーッ 総隊長率いる空中迎撃隊の戦闘機は動きを封じられているエイヴァの赤く光る胸目掛け残り少ない魔弾"強羅"を発射し硬い鱗に穴を穿っていた。 『総隊長、防衛局から"強羅・改"来ます!』ガッ 「よし、分かった!全機、直ちに上空へ離脱する。」ガッ シュイィーーッ 残り数十機の戦闘機は指示のもと、反転しその場を離脱した。
>> 248
怜花ママ、応援レスありがとうございます😚
リレー小説 「作者はあなた✨ケータイ小説」に続き読んで貰えて嬉しいです😚
昨日から一気に読まれたみたいでビックリ。
シュタ
そこへ白髪の大柄な黒装束の男が現れた。
「ふおっふおっ、怜花とやらありがたいの~ッ。こんな馬鹿たれ作者の為にレスをくれるとは…やっぱり、儂のお陰じゃな。」
老人は作者の頭をベチベチ叩いた。
「……。」
アルはぶうたれて、どこかに行ってしまった。
「そうじゃ!」
ポンと手を叩くと老人は怜花の背中に何かを背負わせた。ズシッと重さがかかる。
「えっ!?」
ガチャン
怜花の腹まで鉄製のベルトがまわり背中には変な機械が取り付けられていた…
「読んでくれた、お礼じゃ。楽しむんじゃよ。」
シュゴォーーッ
ジェット噴射が地面を叩きつけ足元がなくなり宙を飛んでいる。
「凄~い!」
初めは驚いたが360度のパノラマを楽しんだ。
「でも、これどうやって、降りるんですか~ッ!!」
「ウッ…そっ、そのうち燃料が尽きるはずじゃ…儂は用事を思い出したんでの。」
老人はシュンと姿を消した。
「え~ッ誰か~ッ助けて~ッ!!」
空中を舞いながら怜花の叫び声がただ虚しく響くだけであった…
チャンチャン🎵
>> 247
ズズン…
長老から奥義を喰らい右膝から下を失ったエイヴァはバランスを崩し高速で回転して作り出していた竜巻が消えた。
バサーッ
エ…
シーラ星防衛局…
「王から地下砲台からの発射命令が降りました。」
通信兵は防衛局長にすぐ伝えた。
「どうだ、魔弾"強羅・改"の発射台10基は?」
「ハッ!いつでもイケます!」
シートに座って操作している兵は局長の顔に向いて準備体制が整った事を伝えた。
「よし!分かった。あの化け物にターゲットロックオン!」
カシャカシャ
「オート・ロックオン完了。」
ギィーガシャン
防衛局を取り囲む巨大な砲台がうねりをあげ動いた。
「化け物め…このエルフ族の想いを知れ!!」
カチッ
カチッ…
局長は巨大魔弾"強羅・改"の10基のボタンを順番に押していった。
ドシューーッ
ドシューーッ
ドシューーッ…
ミサイルは爆煙をあげてエイヴァ目掛け次々と飛び出していった。
同時刻…
シュイィーーッ
総隊長率いる空中迎撃隊の戦闘機は動きを封じられているエイヴァの赤く光る胸目掛け残り少ない魔弾"強羅"を発射し硬い鱗に穴を穿っていた。
『総隊長、防衛局から"強羅・改"来ます!』ガッ
「よし、分かった!全機、直ちに上空へ離脱する。」ガッ
シュイィーーッ
残り数十機の戦闘機は指示のもと、反転しその場を離脱した。
- << 251 ゴガッン ドゴオーッ ボガアァァン!! 防衛局のエルフたちは、息を飲んでメインパネルを見守った。 生体兵器エイヴァは巨大魔弾"強羅・改"を手で払う暇もなく体中に当たり爆炎と共に焼き尽くされていく… 「ギャールラァァァァ…」 辺り一面を吹き飛ばすぐらいの咆哮をあげるとピクリとも動かなくなった。 「やったぞ~ッ!!」 シーラ星防衛局のみんなは、握手したり抱きついたりして巨大な化け物を倒したことを喜んだ。 「皆、勝利は目の前だ!!」 『おおーっ!!』 ミニエイヴァと闘っている王率いる騎士団も、自分たちの後ろで起こったその光景を見てよりいっそう奮起した。 キィーーン 「よし、我ら空中迎撃隊も負けられん!全機、ミサイルと魔弾を防衛局で補給次第、敵艦隊を仕留めにいくぞ!!」ガッ 『了解!我らの星をこれ以上、敵に好き勝手にさせられません。』ガッ キィーーン そこにはもう、未知の敵と戦う恐怖は無くなっていた。
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