専属神メリア篇　第一話「メリアの価値観」

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小説家さん（ 20代 ♀ ）
2025/01/30 18:50(更新日時)

ー【メリア視点】ー１月３０日
ノルン「【ゲート・オブ・プリズン】」
メリア「ノルン、何様のつもりですか？」
ノルン「メリア様、何様のつもりってさ、【獄園】はメリア様の所有物同然だろ？帝王パト様は勿論だけど、メリア・メルトリア、君もその所有者であることをお忘れなく。」
メリア「ノルン、貴女は今の立場をわかっていてやっているのですか？悪質な行為ですね、私もその支配者を叱れる立場にいることをお忘れなく？」
ノルン「ふーん、そう、やはりメリア、君は私と同じ価値観、いや、私は君と同じ価値観をもって生まれてきたのには変わりないみたいだよ。」
メリア「・・・何が言いたい？」
ノルン「怖い怖い、そう怒らないでよ、メリア、帝王様に怒られてもいいのかね？」
メリア「脅しですか？効きませんよ、舐めているのですか？」
ノルン「脅しじゃないよ、メリア、もし君がパト様に完全なる忠誠を誓っているのなら、私を倒してごらんよ？」
メリア「・・・何様のつもり？ノルン？主人の愚痴をしたいなら他所でやってくれる？」
ノルン「ほらほら、必死になって冷静さを保とうしてる、やっぱり私と似てるね、いや、同じ感性と価値観をもっているからこそ、私はメリアの世界の王になったのか、そういうことだよね？メリア？」
メリア「貴女は何がしたいのですか？何が言いたい？何をやりたい？」
ノルン「さあ？自分で考えてみなよ、それくらい私の主なんだからわかるよね？」
メリア「知らないわよ、私はご主人、いやパト君の為だけを思って行動していた、貴女なんてまだ会って数分、知っているわけないでしょう。」
ノルン「なんだか怒らせてしまったようだからさ、初回無料サービスだよ、メリア」
ノルン「【御代支配　身代御膳】」
ノルン「【全盛期のメリアの力を今のメリアに一時的に授けよ】
（全盛期のメリアの力が一時的に使えるようになった）
メリア「はぁ！？急に力が？！いや、でもウソ、そんなわけ・・・」
ノルン（あー、ヤバイね、これメリアの全盛期の力が強すぎて、【獄園】の生きのいい餌・・・じゃなくて罪人がどんどん瀕死状態になっていく、こりゃメリアの姉さんとまた交渉して【エウレカ帝国】の罪人をドンドン貰ってこようかな、何度も何度も回復させてるけど、すぐ瀕死状態になって戻ってくる、恐ろしい限りだよ、全く・・・）
ノルン「これで君のお望みは叶えられたかな？メリア？」
メリア「・・・いいえ、違います、私の望みは【ご主人が専属神達と、楽しく平和に、そして幸せに過ごす】ことですよ、ですからこの望みは私の望みの一部にすぎないのです、ノルン、わかりますか？」
ノルン「いや、メリアの価値観はわかりたくもないね、ま、わかってもわかりきれないくらいだしね。」
ノルン（いや、今の私はメリアの世界の王だから、それって実質私はメリアの価値観を引き継いでるってこと？あ、そうだわ、多分、知らんけど）
メリア「でも良いです、今回はコレくらいで許してあげましょう、そんなことより、貴女が【獄園】の罪人達を何千万もの殺しているのはご存知で？しかもその罪人ら【エウレカ帝国】の罪人達ですよね？誰がその許可をしたのですか？」
メリア「って、ノルン、どこにいるの？ノルン？」
ノルン「ここだよ、メリア」
メリア「え、ここ、どこですか・・・？」
ノルン「【エウレカ帝国】だよ☆」
メリア「はぁ！？」