天帝の心篇 第二話「【万園】と【帝園】」

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小説家さん( 20代 ♀ )
2025/04/03 12:57(更新日時)

ー【ネル視点 4月1日 叡天の羅針盤】ー
フラ「ベル、いるよ、確実にね、しかも私達が近づくたびにベルの気配がドンドン強くなって行っている、でもベルの気配と同時に知らない人の気配もするの、ネルは知ってたりする?」
ネル(この気配、まさか神籟か?でもそんな訳ない、神籟は上から言われなければ関与はしないと、という事は私情で【帝園】に来たという事か?いや、ありえんな、では上から何か言われたのに違いないな)
ネル「知っている、相手はあの【万園】の円卓の王であり、副官だ、しかも世界王上位クラスの実力をもつ、正直にいって化け物だ、悔しいが私程度では手も足も出ないさ、こいつに抵抗するつもりなら私でも軽く見積もって1万オーラ、いやそれ以上はほしいな、多分だがミールレベルじゃないと手も足も出ないどころか、抵抗する気力すらなくなるレベルと言ってもいいレベル、ミールと同等クラスの実力者は流石のフラでも無理だろう?」
フラ「無理だね、ミール様と同等なんて、とりあえず私が主様に限界までオーラを貰ってやっと勝てるかどうか怪しいレベルの連中を相手するのは流石の私でも歯が折れるよ!」
ベル(神籟)「貴女の判断は賢い、私と戦っても貴女にとって何の意味がないですからね、賢い判断ですよ。」
フラ「貴女は?」
ベル(神籟)「わざわざ貴女に名乗る程でもないわ、【帝園】【理想の究極系】フラ・ルー、私も今忙しいのです、何故なら今回は天帝ストレリチア・オール・ロイヤル様からの命令で、ここに来たのですから・・・」
ネル「何だと?あれ程までの大物がお前らに命令するなんて、ありえんぞ!神籟!」
ベル(神籟)「この格好は暑苦しいですからね、そろそろ【守備の究極系】ベル・ハートに交代させなければなりませんね、ほら、ベル・ハート、もう貴女に要件はありません、ご自由に。」
ベル「うぶ、気持ち悪い、吐き気がする、こいつオーラも尋常じゃないなんて・・・」
ネル「ベル!大丈夫か?よく我慢した!私はルラを呼んでくる!フラはベルの看病だ!神籟も後片付けはしっかりしろ!自分がやった物は自分で片付けろ!いいか?」
神籟「貴女に命令される筋合いはありません、貴女も【治療の究極系】ルラエル・ラナールを呼んでくるつもりなら、人に任せていないで自分でやったらどうです?」
ネル「お前はナビゲーターなのだろう!そんな事も出来ないで、この先どうやって生きていくというのだ?そんな品性のカケラもない事をして楽しいのか?」
ベル「大丈夫、ネル、ここは私に任せてほしい・・・と思う、お願い、先に行って!」
フラ「大丈夫!ここは私達に任せて!ネル!先に行ってよ!」
ネル「わかった、いってくる、すまんなベル、早く私が帰ってくれば、こうなる事もなかっただろうに・・・」

フラ「どうする?ベル?私ができる事はない?」
ベル「応急処置をしてほしい・・・と思う、それくらいなら出来ると思う・・・」
フラ「そう、よかった、じゃあ応急処置をするね、ルラが来るまで待ってよう!」
神籟(ネル・ハート、そこまで仲間想いだなんてね、こりゃ私も一目惚れだね、私に苛立ちを感じながらもベル・ハート、妹の事を思いやり、すぐにでも治療をしようとするなんて)
神籟「合格です、100点満点とは言いませんが、そこまで家族や仲間の事を思いやるなら合格と言っていいでしょう。」





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No.4272992 2025/04/03 12:57(スレ作成日時)

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