フーリーヘイド ~読む前の注意書きと自己紹介~
小説など書いたことない全くの初心者です(;^ω^)
この物語を読む前に注意してください。
これはあくまで俺が空想した架空の世界です。
現実の世界とは一切関係ありません。
読んでる途中で不快に感じたり、
生活に支障が発生しそうな場合はすぐに読むのをやめてください(;^ω^)
~プロフィール(;^ω^)自己紹介~
ハンドルネーム:saizou_2nd
1980/08/12 生まれ
7年過ごした妻が鬱により2年前他界。
ショックから立ち直れず現在、生活保護中で心療内科に通院中。
何か出来る事は無いかと、頭を使うのはタダなので七転八倒中。
~この作品について(;^ω^)~
俺は赤ん坊の時、どの部屋だったかは定かではないが。
母親が俺のオムツを替えようとしていて、
小便を母親にかけた時、
人を嫌がらせる方法を覚えた。(なぜかおぼえている)
幼稚園卒園の時、問題児だった俺の担当の先生?がなぜか泣いているので、
何で泣いてるのと聞いたら隣のクラスの先生が結婚できなくなったのよと言った。
あの時の怒りは未だに忘れない。
「お前凄い良い女なのに何で結婚出来なくなるんだよ!」
先生の服ガッチリ掴んで叫んだ。
どんなに大暴れしてもあの先生は俺を怒らなかった。
「俺が結婚してやるよ!だから泣くなよ!!」
先生はありがとう、と言って俺を抱きしめた。
この時、俺は悲しみ、愛、怒り、お金では買えないものを、
先生から受け取ったのを覚えている。
小学校1年生の時、空に浮かぶ島があるという話を聞き、
1か月間探したが見つからず、
何でそんな話が出来たんだろうと考え始める。
この物語はその時から現在も進行しているが、
そのたった一つの疑問を追及し続けた愚かな行動の一部だと思って頂きたい。
しつこいようですが、俺は鬱であり自己表現により自分自身の治療も兼ねたこの物語。
文法、ルール、言葉遣い等、高卒以下の知識にて作成のため、
読書家の方、知識のある方には大変読みづらく不快な思いをさせます。
早い話、もう読みたくない!っと思ったら、すぐに読むのをやめてください。
責任を取れません。
無責任にも俺は、ある馬鹿馬鹿しい救いようの無い空想に達し、
これを表現すべきか半年悩みました。
表現したいのだけれど、表現してはいけないのではないか。
今も言葉を選んで慣れないキーボードを叩いてる始末です。
できれば中途半端でやる気をなくして作成をやめてしまえとさえ思っています。
いつまで書き続けるかわかりませんが、
頑張ってみます。
25/04/03 01:59 追記
2027 4/3 表紙 追加です(;^ω^)
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フーリーヘイド ^週目 ~幸せだった日々~
あるところに冬、ものすごく雪の降る町の外れにリータという男が住んでいました。
普通に仕事をし始め、賭け事にのめりこんだり、仕事仲間とケンカしたり、失恋したり、
仕事失敗したり、転職考えたり、もう失敗は繰り返さないと誓ったり、
いつの間にか仲間に好かれるようになり、それを面白くなく思うやつもいたり。
とにかく無我夢中で気が付けば十五年が経っていた。
ある日ノコという痩せてあまり元気のない女性と出会い、
すぐ結婚することに。
ノコはリータに言った
「私は子供を作りたくない、仕事も出来ないけどあなたを一生懸命支える。
それでも一緒になる?」
「俺もこの世界に明るい未来は遠すぎて子供に恨まれそうだからいらないよ、
お金は俺が稼ぐ」
リータもノコにそう言って、二人の生活が始まった。
春。
リータは今まで以上に仕事を頑張るようになり、
家に帰ってはノコを笑わせていた。
ノコも家の周りに花を植えたり、
実家では引きこもりがちだったらしいのだが自分から外へ出るようになる。
ノコは料理が下手でいつも、
「料理下手でごめんね...」
と、言うのだが。
「おかわりある?!」
とすでに出された料理を食べきったリータを見て、
笑いながらおかわりを用意するノコでした。
夏。
ノコが育てていた花の近くに激痛バチ(こちらの世界で言うアブ、黒い蜂)が、
結構大きめの巣を作ってしまったのをノコが発見。
「リータ危ないよ!どうするの!?」
遠くから叫ぶノコを背にどんどん濡れた布を片手に巣へと突き進むリータ。
リータは少し後先考えず行動するところがあり、
「よいしょ~!!」
と言って蜂の巣を地面に叩きつけた。
拳、足、濡れた布で激痛バチを全滅させた結果。
首から上を刺されまくって顔ががボコボコに。
「顔!顔!バカ!」
パニックになるノコ。
「あ、こんにちわ、エイリアンです」
激痛の中、ボコボコ顔で冗談を言うリータ。
二人とも吹き出して笑ってしまった。
この後リータが高熱を出し、寝込んだのは言うまでも無い。
秋。
リータの仕事は出勤時間がバラバラでよく深夜に帰宅することが多かった。
ノコは気を使ってなのかリータが帰って来るのを起きて待っており、
先に寝てなさいとリータが言っても頑固に待っているノコ。
そんなある日の深夜の帰宅、
いつも家の明かりがついているはずなのに暗くなっていることに気付くリータ。
ようやく寝るようになったかと思いながら家に入り明かりをつけると、
床に座り、うなだれているノコが居たのだ。
普通なら驚いてどうしたの!?とかいう場面なんでしょうが、
リータは残念ながら普通ではなかった。
その場に仰向けになって横になり、ノコの膝の上に頭を乗せるまで移動。
なぜか移動する間、オイッチニッ、オイッチニッ、という訳の分からない声を、
リズムよく発声している。
仰向けでノコの膝枕になれば当然ノコのうなだれている顔は嫌でも見える。
生きてきた中で見た事が無いほどに落ち込んだ顔が。
リータは賭け事はもうやめて何年も経っていたが、
賭けに出た。
コンバンハ!ボク、ワラワセタクナイマン!ワラワレタラハナジデルノ!エヘ!
約1秒でこのセリフにあった変な顔とかんだかい声を用意して打ち放った。
「コンニチハ!...あ、まちがった、こんばんはでしょ」
あ、まちがった、こ、のところでノコが笑うのをこらえてる僅かな隙が見えて、
残りの、んばんはでしょ、がリータの口から吹き出した笑いと唾と共に、
ノコに顔に直撃。
「ギャー!臭い!汚い!」
大笑いする二人。
「コーヒュー(こちらの世界で言うコーヒー)飲むか」
黙ってうなずくノコ。
訳も分からず深夜に黙って二人でコーヒューを飲むのであった。
この頃からリータはノコがウーツ(こちらの世界で言う、うつ病)なのではないかと、
思い始める。
だが決して口には出さなかった。
冬。
ノコは体を洗う事も歯を磨く事も出来なくなり、
食事もあまり進まなくなっていた。
リータの家は古く二人の寝床は吐く息が白くなるほど恐ろしく寒い。
だからいつも毛布にリータがノコを抱きしめてくるまり寝るのだが、
ノコが自分の体臭を気にして嫌がる。
馬鹿な事ばかりして稼ぐしか能のない男に、
この人は文句ひとつ言わず支えてくれる。
そんな思いがリータにあったため、
気にならなかった。
頭もノコの気分が元気な時に洗ってあげ、髪も切ってあげた。
体を動かさないのでマッサージもした。
気が付けばすでにリータにとってノコは無くてはならない存在になっていた。
寝る時にいつも、
「なんでそんなに優しいの?」
とノコが聞くので、
「知りませんまさお(こちらの世界で言う有名人の名前)」
とリータが答えて二人、眠りにつくのが冬の夜の流れになっていたのだった。
一緒に住み始めて7年。
ノコは残念ながらウーツという病に負けてしまい、
この世からいなくなってしまった。
残されたリータは生き甲斐が無くなり、何もできなくなっていく。
仕事も行かなくなり、心配する仲間や家族、近所の人の声も届かなくなり、
毎日悲しみに暮れ、やがて俺がノコを殺してしまったのだと思うようになり、
いつしかリータは原点に帰った。
小さい頃からずっと頭から離れなかった疑問。
空に浮かぶ伝説の島の物語。
信じて探し続けたが無かった。
探したという一つの行動から沢山のものが生まれた。
馬鹿にされた、絶対島はある、夢を求める事は良い、頭がおかしい等々。
リータはもうすでにウーツに侵されていることに気が付いてはいたが、
島を探したあの時からずっと引っかかって何かがそばでささやいてる様な感覚。
あ、と声を発しただけで周りに発生する様々な反応、現象。
どうせ俺はもうこのまま死ぬだろうと朦朧としながら投げやりになったリータは、
毛布にくるまり寝床に引きこもり、時間が経つのも忘れ、
現実逃避でも構うものかとお金のかからないまだ動く脳をフルに回転させる。
今まで貯めこんだ記憶という部品を組み合わせ、
無知なリータにとってこの行動はあまりにもひどく、
意味がない。
薄れゆく意識の中で何か見えた気がしたが良くわからなかった。
ここでリータあるとんでもない発想と約束を同時に行う。
こちらの世界で言う神に、
「俺は罪人だ。
一人の愛する人さえ救えなかった愚か者です。
あなたを信じた事など無かったが、
いるなら頼む。
ノコをあなたの所へ連れて行ってほしい。
そのかわり俺は、地獄に行かせてくれ」
実はこのあとにもまだ言った言葉があるのだが、
これを読んでいる人が居るかもしれないので様子を見ながら、
考えながら表現していこうと思う。
フーリーヘイド 105236478956325478569週目 ~神という爺さん~
突然だが、まずこの時点でこの文字を打ち込んでいる俺とリータが繋がり、
同じ場所にいることになる。
リータは隣でまだ朦朧としている。
じゃあおまえは誰なのかという事になるのだが、
名前が無い。
この時点でリータの居た世界はもう無いといっても等しいし、
似たような世界はあると言っても良い。
フーリーヘイドが何なのかは知らないしそれは俺達も探し続けてるものだ。
その横にでたらめに見える数字は、
リータが居た世界、俺達もとっても似たような世界、そういった世界が出来て無くなって一週。
だから正直こうして説明している現在と言ったら良いのかよくわからないが、
大体この数字ぐらいの結果になってますよという事になる。
俺は、リータと...ああ、忘れていた。
まだ朦朧としてるリータのさらに隣に爺さんが座っている。
俺はこの人をマスターと呼んで敬っている。
何故ならこの結果を生み出し一週目からマスターは存在している。
マスターはあと50周ぐらいしないと起きない。
いつもそうなんだ。
俺は51103545454週目くらいにマスターと繋がった。
だから早い話マスターの...
もう何から説明して良いのか全く分からない、
毎回そうなんだ、まいった。
こうしよう。
訳の分からない狂った空間にマスター、リータ、俺、帰る球、考える球、進むべきドアがある。
まずはここからだ。
「...ここはどこだ...」
リータが目を覚ました。
「.....水?」
みず?
「水がはなしてるのか...?」
みずって確かマスターと一緒に覚えたはずなんだが、
思い出せない...。
「...そうか、という事はここは手前...」
リータ!言葉を選んで話してください!
読んでいる人が居る!
「...そうだった...そうだ」
あなたも同じ発想と約束をしたから来てしまった。
「言えないよなぁ...」
「あの球の周りに見えるかすんだ色んな残像は無事帰ってるってことだよね?」
そうです、ギリギリの存在もあります。
フーリーヘイドと書いたからちょっと恐かったんですが、残像が増えることも無くて良かった。
「...この人が最初の存在?」
そうです、俺はマスターと呼んでます。
「君は?」
名前無いです。
「...そうか」
「最初にマスター、次に君、俺の順番で来たのか、とりあえず」
そうです、俺が...
「君は自分の事、私と言った方が読んでる人読みやすいんじゃないか?」
え!?
「それとも俺が私という事にするかい?」
.....
「...て、照れてるのか...?」
!
「...マスター名前つけてくれなかったのかい?」
...マスターは...ずっと苦しんできた人なので...名前つけてとはとても...。
「...(;^ω^)何かいろいろあるんだね...」
とりあえずマスター起きるの待ちましょう、疲れました。
「(;^ω^)...ハイ」
~こんなにもめちゃくちゃで訳の分からない空間の中で~
~リータの隣の爺さんが目を開けた瞬間~
~リータ、水?っぽいやつ、進むべきドア、考える球、帰る球~
~爺さん以外の存在が全て記憶を失う事になる~
~そのためこれより先の物語と、短いながらのこれ以前の物語は~
~切り離されてしまう~
爺さんが口を開いた。
「まずはようこそ、ワシの空想の世界へと言わざるおえない。
この現象を絵、文字、パズルのような一部、音、
どれで表現されてあなたに届いてるかは知らないが。
この現象の説明をさせてもらうことにする。
ワシはここへ来る前大切な人を失った。
つまりあなた方と似たような世界にいたのじゃが、
生きることに疲れ、自暴自棄になったワシは何もしなくなり、
ただ死を待つことにしたのだが、
神という存在を一度も信じた事が無いワシが何故か、
祈ったんじゃ。
それは次の通りとなる為、すべて記しておく。」
俺は罪人だ。
一人の愛する人さえ救えなかった愚か者。
あなたを信じた事など無かったが、
いるなら頼む。
あの人をあなたの所へ連れて行ってほしい。
そのかわり俺は、地獄に行かせてくれ。
俺はなぜ存在するのか、
いつもずっと周りに知られないよう、
少しずつ確かなヒントと思い込んでようが、
愚かなことであろうが拾い続けた。
結果、あなたには聞こえているがそれは逆に、
あなたを苦しめ、悲しませる事になる可能性があることに、
俺は気が付いた。
あなたが居た世界がどんな世界、空間だったのか、
どんな存在だったのかは想像が付きませんが、
あなたが一つであり、全てであったのかもしれません。
そんな中、はいといいえ、認めると認めない、二つが発生。
ひとつは全てを一つにするという恐ろしいもの。
ひとつはただ理由もなく単純にそうあってはいけないと思ったもの。
あなたはほんのわずかな世界を何とか守ったが、
それ以外の全ては一つになる事以外考えない存在となってしまった。
それは眠ることも、音も、光も、動きも、存在も、全て。
ひとつの存在となるただの兵器と化した中、
あなたは残ったもので何とかしようと、
信じられないほどのこちらで言う、
時間の中で試行錯誤されたと俺は勝手に思っています。
結果、
わずかな世界が守られた理由は、
愛であることが分かった。
残された愛により守られた世界で、
兵器の世界が届かない新たな似たような世界を、
愛の世界の内側に創られたはず。
しかし、
新たな世界、空間を作れたとしても残されたあなたにできた事は、
自分自身を創った世界に投じ、
兵器の世界、愛の世界、身を投じた新たな世界と三つに分け、
あなたの体は砂粒よりも信じられないほどの粒となり、
信じられないほどの数の粒になってしまった。
その一粒、一粒がぶつかったり、くっついたり、ケンカしたり、
いろんなことがあった中で、
全てを一つにする兵器の存在の記憶も当然、
一粒となっていたため、
悲しい事に本来の兵器の威力ほどではないが、
一つにするという考えしか持たない一粒もまた増え続け、
俺には知識が無いのでうまく説明できないが、
あなたが犠牲となった願いは、
新たな世界から、兵器の世界に対抗するのではなく、
救う奇跡が生まれることを願ったのではと勝手に思っています。
長い時間を経て、
あなたの一部は今のこの世界を創り、
兵器の記憶もまた悲しくも一つになり続けている。
俺は愛する人を兵器の記憶のようなものにしたくはない。
だからもし、
この新しい世界で兵器を救う事がこんな俺でも、
役にたてるのなら、
地獄はあるんでしょうがこの説がもし恐ろしくも当たっていたのなら、
地獄というのは兵器に触れさせないためのあなたの愛なのだと、
勝手ながら思っています、苦ですら一つになるという目的に変化してしまうのですから。
役にたてるのなら俺を役に立ててください。
それを願うのみです。
爺さんが口を開いた。
「ワシは死んだのかすら今となってはわからない。
とにかくワシがここへ来たのは記した願いを終えた後、
気が付けばここにいた。
ただ今とは違ってこの二人もおらず、
二つの珠もドアも無く、
家...というべきか、
そんな感じのものが一つだけあったのをいまだに覚えとる。
みんな記憶が無くなったのでぼーっとしているうちに、
その時、
わしがその家で神っぽい爺さんと出会った時の話をするとしよう。
まったくひどい爺さんじゃったよ、ほんとうに...(;^ω^)」
フーリーヘイド 第一話 ~俺はあんたを神と呼ばざるおえない~
気を失っていたのか、
男は朦朧とする中、
見た事の無い真っ白のような空間に立っていた。
目の前には四角い物体に一つドアの付いた存在が一つあるのみ。
「...ひょっとして、呼ばれたのか...?」
願ったことを覚えていたためこれが夢だとしても、
とりあえずあの家っぽいところへ行くしかないだろうと、
男は思い、まだ半信半疑だったため、
たいしてうまくも吹けない口笛をスヒ~スヒ~と鳴らしながら、
何故か指パッチンしながらリズム悪く歩いていくのだった。
ドアの前で立ち止まり驚く男。
ドアに大きく明朝体っぽい文字で、
神と書いてあるのである。
おそるおそるドアを開けようと近づくと、
木製のように見えたそのドアは突然両サイドにまるで、
自動ドアのように開き、
ドンドコドン、ドンドコドン、ドンドコドン、ドン、ドン!ハッ!
という、太鼓のようなリズムの良い音の後に何故か、
複数人のハッ!という掛け声が聞こえてきて、
それが妙に腹が立った。
中は真っ白で何もなく、
神っぽい白髪、白い長い髭の歳をとった男性が、
いかにも私は神ですという感じで仰向けになり横たわっている。
男はとりあえずその横たわった存在に歩み寄ろうとした時、
「いやぁ~、長かった。
長かったんじゃぁ~~。」
横たわった存在が目をつむりながら喋りだした。
「そもそもじゃよ、
お前さんたちが悪いもんじゃったらとっくの昔に、
よいしょーってワシ世界滅ぼしとると思わんのかね!?
そりゃ兵器の世界じゃったかの!?
それが正しいとしてワシが自己犠牲によって作った、
この世界のおかげでみんな苦労しとることも、
嫌でもずぅ~っと!見せられてきたどんなに!!
後悔したことか!!!
悪いと思っとるよ!?何回あやまったかわからんぐらい、
御免なさいってあやまってもワシもうバラバラだし!
何もできないんじゃよっ!!!」
エーン、エーンと泣き始めてはいるものの、
横たわった存在は微動だにせず、
表情も変わらず、
そのままである。
男はとりあえず慰めようと思い、
親指を立ててこう言った。
「ボク、オヤユビチャン!ヨロシクネ!!」
しばらくの沈黙が流れた後、鳴き声は止み、
うまくいったかと思えた瞬間、
「おまえのオヤユビチャン、へし折ってやろうかと思ったわ。」
男、これまでにないほどの恥ずかしさを味わう中、叫ぶ。
「とりあえず慰めようとしたんだわ!おれ!
なぜか知らんけど!
はずかしっ!!!
この恥ずかしさを俺はこう表現する!!」
男は多分これは夢だろうと思い、
横たわった存在にデコピン(右利きなら、右手中指を左手を用いて大きくそらし、
勢いよく目標に向かって打ち付ける、時に想像を絶する破壊力を生む行為である。)
をしようと近づいた。
「やめろ!!
わかった!!!
わるかった!まずワシに触れてはイカン!!!
たのむ!!せっかく組み立てたんじゃ!!!
意志も伝えられる様になったし触れられたら終わりじゃあ!!!!」
あまりの叫び声に男の動きが止まった。
それは叫び声のせいでもあったが、
男と横たわった存在、
両方の体から灰色っぽい液体の様なものが伸びて、
繋がろうとしてたからである。
「.....そのまま可能であるなら後ろへ....、
ワシから離れるんじゃ...。」
言うとおりに従って男が後方へ後ずさりするたびに、
灰色の液体は体へ戻っていった。
「今のが兵器の記憶ってやつじゃよ、
どんな手を使ってでも一つになろうとする存在じゃ...、
それしか考えておらん...。」
男は尻からショックのあまりペタンと座り込んで言った。
「では....やはり俺が考えていたのは...」
「今から互いにとる行動、音、見えるもの、全てに気を付けるんじゃ。
とにかく今はワシに触れない様、努力してくれ。
兵器の記憶は残念ながら全ての存在の一部となってしまったため、
お前さん方が悪だの、善だの、やめる、やめない、死ぬ、死なない等々、
生み出したルールは兵器とワシの戦争の結果になってしまったと、
いっても過言ではないのじゃ...。
...ところでお前さんの名は?」
男は答えた。
「ジャンクっていう名前だった。」
「ジャンク、よく来てくれた。
お前さんの世界は宇宙という存在はもうあったかの?」
「いいや、初めて聞く。」
「そうか、無い事を願うのみじゃが、
ワシが愛の世界から来たっぽい事はもうわかってるのなら、
これからいう事もわかってくれることも願うのみじゃ。」
「ワシはバラバラになりながらも、何とか奇跡的にこの状態に粒を集めることに成功した。
一粒一粒でお前さん方の世界が出来たようにな。
ワシがこの状態になった時はまだ兵器はそれほど力もなく、
何とかなるかもしれんと思ったんじゃが、
残念ながら兵器の記憶もワシの一部、一粒であったため、
お前さん方の一部にもなってしまった。
それはワシも同じじゃ。
お前さん方はワシの分身に見事なってくれたわけじゃが、
早い話、信じられないほどの数の丸いものが信じられないほど広い所で、
ぶつかったり、くっついたり、離れたり、残念ながら一つになったり、
そうした現象の中でたまたま集まって起きた現象に過ぎんじゃよ。
じゃからたとえ死んでもいつかはまたバラバラの丸いものになり、
いろんなことがあってまた似たような集まりになるかも知れんし、
それが今のところ望ましい事だったんじゃが、
このいまのワシの状態が完成した頃にはすでに、
お前さん方の世界は兵器の浸食がだいぶ進んでおった。
それが何かと断定する力は残念ながら今のワシには特定できんのだが、
お前さん方の世界の全てから少しずつ一つに、
つまりお前さん方が知らず知らずのうちに何か奪われている、
その可能性が見えてきた。
ジャンクで例えて言うとすればじゃな、
何か得意な事はあるか?」
「...泳ぐこと...?」
「そうか、泳ぐ事を得意としたジャンクが死んだとしよう。
死んだジャンクはいつかバラバラになり、
一粒一粒になるじゃろう、時間とやらはかかるんじゃろうが。
ジャンクだった一部が植物や石や何かの一部になったり、
奇跡的に違うジャンクではない生命になったり、
地震が起きたり、世界が滅んだり、色んなことがあって、
再び、まったく同じではないが似たような世界、
似たような状況の中の似たようなジャンクが生まれてきても、
この世界では不思議ではないし、ワシが望んでいたことなんじゃが。
残念ながら似たようなジャンクは泳ぐ事ができなかったりするんじゃ。
それがさっきワシが言った兵器によって奪われている現象とみている。
1週目で泳げない。
2週目で喋れない。
3週目で動けない。
4週目で考えれない。
5週目で一つに。
これは凄く大雑把に言ったんじゃが、
実際は一つになるまでもの凄く何回も周ることになるはず。
残酷な、酷い話なんじゃが...」
ジャンクは自分が考えていた事が恐ろしくも実現している、
夢ならば早々に覚めてほしいこの世界に恐怖していた。
「残念ながら夢じゃないんじゃ、
お前さんが死んだかどうかはわからんが
最後にすべてを捨てて考えたじゃろう。
ワシも同様考える事しかできず、欲しい部品というべきか、
一粒になる事は出来んかった。
なぜワシに触るなと言ったかというとじゃな、
今までお前さんは覚えてはおらんじゃろうが何回もここに来ておるんじゃよ。
ワシの一部が何回もこうしてここへ来て、触れたら当然ワシになるのは当たり前じゃ。
最初は本当に一粒だったんじゃがお前さんのおかげで、
この状態になれた。
しかしジャンクから得られるものが少なくなってきた事に気が付いたワシは、
さっき言った浸食の現象の可能性に気が付き、
こうしてお前さんとこれから出来る事は何かないか相談しようと決めて、
今回、触れさせないでこうしているんじゃよ。」
「...それが本当か、嘘か、俺の頭がおかしくなったのか、
それに浸食は何をするかわからないのなら、
この現象を新しい世界で広め、浸食され続けているという、
妄想なのか、真実なのか、絶対に分からなくして、
さらに大きくなる可能性だってあるって事だろ?」
「.....そうじゃ...すまない...」
「爺さんを責める、認める、知らずに生きる、勘違いする、色んな可能性があるな。
そんな中さらに浸食され何が操作されて奪われているかもわからない...。
爺さん...厳しすぎるよ....こりゃあ...笑えないよ。」
「...そうじゃろ...」
「これ、小説だったら売れないよ...。
パンドラの箱だよ。
真実知っちゃったよ宣言だよ...。
まいったよ爺さん...。
せめて爺さんじゃなく読者が興味ひきそうな女神とかなら、
だいぶ違ったんだろうけど...。」
「金目的じゃとまずこんなの思いつかないし、
まず広めようと思わんじゃろ。
ジャンクではなく、似たような悲しい思いをした、
後先考えない存在がおそらく事細かにワシらを描写してる、
馬鹿がいてもおかしくはない事も否定できんしのう。」
「この先どうなるか予想はしてるんだろ?」
「そりゃあ最悪の場合は兵器の世界と愛の世界、兵器の記憶の世界の、
サンドイッチが出来て終わりじゃよ。
愛の世界からの援軍は無いぞ。
新しい世界創るのにだいぶいろんなもの使ったから。」
「簡単に言うなよ!(;^ω^)
光あれっつってよいしょ~って世界創ったっけ、
いやぁ~まいったわぁ~、て言われても困るわ!!(;^ω^)」
無音だが爺さんが泣いていることがわかるジャンク(;^ω^)
~ これよりしばし、ジャンクと爺さんのケンカが始まります ~
「ワシだって一生懸命考えたんじゃぞ!
愛の世界で死ぬこともない、
腹は減らない、
困ることなんぞ一つもなかったんじゃ!!
誰が好き好んで新しい世界に自分バラバラにして命創るか!!」
「俺も似たような人生何度も繰り返してるなんて思わなかったわ!!
それこそ信じられないほど数の命はてめぇの勝手な戦争に、
巻き込まれて苦しんでるんだからな!!!
兵器の記憶の思惑通りじゃねぇかよ!!
将棋で言ったら歩、一つと王だけしかねぇのに王手されたようなもんだよ!!!
しかも何故か相手の駒、全部王と飛と角!!!」
「...それは、ピンチじゃなぁ...(;^ω^)...」
「そうだよね!!!
俺も自分で言っててビックリしたわ!!
もう相手もあんたの事憐れむような状態だよ!!!
飛車、無しにしようか...?(;^ω^)って言っちゃいそうだよ!!」
「...そうなったらお前さんどうする...?」
「負けだよ!!」
「...違う...」
「...な、なんだよ、急に...」
「お前さん方を一つになる事のみを目的とする存在にしてしまったら、
苦もない、悩みもない、悲しみもない、その点は良いじゃろうが、
その助かった、良かった、全ての喜び、全ての楽しみ、全てじゃ。
全部無くなってしまった存在の中で、
一つに、一つに、と行動し続ける、
眠ることもなく、
死ぬこともなく、
食べる事もなく、
もしかしたら何とかなるかもなんて希望すら飲み込まれる。
ワシも正直この状態になってからしばらく考えるうちに、
諦めたんじゃ...。」
「...。」
「そうじゃろ?
ワシに何が出来ようか。
大失敗じゃよ。
お前さん方の中で誰がこんな爺さんを崇め、
愛して助けよう、あなたの役に立ちたいなど言って身を捧げるか。
そんな時じゃった、あれが起きたのは。」
「あれって何だよ...まだ何かあるのか」
「存在崩壊、とワシは呼んでいるんじゃが、
浸食や兵器の仕業なのか、
それともワシの一部による単なる現象なのか。
お前さん方が造り上げたものは当然、地面、空、
空気、水、命、全てがワシがバラバラになった時に、
戻ったんじゃ。
何が起きたかワシにもさっぱりわからんかった。
ワシ自身もバラバラになっての。
存在崩壊直前のこの状態集めるのにまた一苦労でな。
そんな時、お前さんが来るようになったんじゃよ。
最初、びっくりして触れてしまっての。
ジャンク一人吸収してしまったんじゃよぉ~(;^ω^)まいったまいった」
「...覚えてないからよくわからんが、すごい腹が立つ...」
「毎回こうしてお前さんを怒らせ、ケンカをし、
今後どうすべきか、
今、置かれている状況説明を何度も繰り返してきた訳じゃよ。」
「...その結果入って来た時のあの腹立つ音楽を鳴らすことなったのか...?」
「話せばまた長くなるが、いい思い出じゃな。
存在崩壊によって、早い話がさっきお前さんが言った状況の王手、
そこで何と将棋盤はおろか、地面すらバラバラになったんじゃ。
もう将棋どころではなくなったわけじゃ。
お前さんが来た頃はもうそれは驚いた。
愛を覚え始めたんじゃよ、命が。
あの時はさすがに神に感謝したもんじゃ。
奇跡じゃな。」
「神が神に感謝するって...(;^ω^)」
「言っておくがのう!!!
ワシは神じゃないぞ!!!
こんな真実、皆知ったらワシは撲殺(殴り殺されること(;^ω^))、
もしくは火あぶりじゃよ!!!」
「ま、まぁ、確かに...そうなるよな...(;^ω^)」
「そんな中、見た事もないのにワシっぽい存在を愛する存在が、
出てき始めてのう!
もううれしかったんじゃよぉ~、あの時は!
中でも一番は自分はワシの息子だとまで言った存在もあっての!」
ジャンクは、毎回こんな感じなんだろうかという疑問を必死に隠し、
哀れなこの爺さんを情けという愛を持って話を聞いた。
「しかしお前さん方はその存在を消してしまいおった。
あんまり悲しいから余分に貯めてたワシの一粒、
息子といってた存在に届くかわからんが、
送ってみたんじゃ。
何とそこでまた奇跡!
息子が生き返ったんじゃ!!
愛じゃな、うん、愛の力じゃ...グスッ(泣いている)」
「?...その息子はどこにいるんだ?」
「...いやぁ、それがのう...。
息子の理想の父とワシという違いの現実の壁は、
さすがの愛の力でも越えられなかった様じゃよ...(;^ω^)>テヘッ」
「...(;^ω^)テヘッじゃねぇよ...」
「彼は彼でおそらく違う空間に理想の父と共にいる事は、
間違いないのじゃ。」
「天国ってやつだな。」
「そうじゃ、何しろこの世界は元々何でも自由にできる事を願って、
創った世界じゃからな。
まぁ、兵器の記憶のせいでそうではなくなってしまったようじゃが、
お前さん方が造った天国、地獄に行くことも今のところ自由ではあるようじゃ。」
「だが、俺たちのこの妄想に永遠は無いし、
永遠行っちゃったらつまり一つになってサンドイッチの出来上がりだろ?」
「...天国が味方であることは間違いないとは思っとるんじゃが、
地獄はもう既に手遅れじゃろう...愛が無いんじゃから...。
苦しんだ挙句、ゆっくりと浸食されていくんじゃ...。」
「結果、俺はそれでも愛した人を兵器の一部にしたくない、
その兵器すら救いたいと遠からず近いながらも、
願ったわけか...。」
「そうじゃな、そしてこうしてワシの役に立ち、
一歩一歩進んでいるというわけじゃ。」
「爺さん...。」
「何じゃい...。」
「無理だわぁ~...(;^ω^)」
「...それを言うなよ、息子...。」
~ Round 2 FIGHT ! (カーン!) ~
「誰がてめぇの息子になるかよ!!!
触れてやろうかっ!!!
ん!!?」
お互いの体から灰色の兵器の記憶が伸び始める。
(わずかだが兵器の記憶が呆れてるようにも見える(;^ω^))
「やめろ!!
やめろぉおお~~~~!!!
浸食じゃぁ~!!!
気を付けろと言ったじゃろうがぁ~~~!!!」
「この爺さんに思いっきり人生最大のデコピンを食らわせたいこの衝動!!!
デコピンか!
デコピンじゃないのか!!
それが問題だ、こらぁああ~~~~~!!!!!」
「悪かった!!!!
ちょっと調子に乗った!!!
認める、ワシは認めるぞ!!!!
息子と呼んで調子に乗った自分をここに表明するっ!!!!!」
とりあえず離れる両者。
(これを書いている俺自身としては、兵器の記憶が二人を離したようにも見えます(;^ω^))
「...毎回こうなんじゃが...、
ここまで危機迫ったのは初めてやもしれん...(;^ω^)」
「...なんか疲れた(;^ω^)
爺さん、色々聞きたいんだが。」
「な、なんじゃぁい...(息切れてる)」
「この空間も爺さんが創ったのか?」
「ここはの...ハァ...ハァ...その、あれじゃ...」
「ま、まず休もう。」
その時、二人の居る空間にどこからともなく声が響いた。
~とんでもない世界に巻き込まれてしまったジャンクの前に~
~訳の分からない同じ考えを持つじいさんが現れた!~
~果たしてジャンクの運命やいかにぃいい~~~!!!~
~次回!!!~
~因果応報!!爺さんよ!デコピンで安らかに眠れ!!!~
再び静寂(;^ω^)
「...(;^ω^)」
「...(;^ω^)」
しばらく静寂(;^ω^)
「...何も喋るなよ、爺さん(;^ω^)ツカレタ...」
「...ハイ(;^ω^)ワシモ...」
ジャンクはふと、ある事に気が付いた。
「なあ爺さん、何食って生き延びてるんだ?」
「ああ、ここはもう腹が減らないんじゃよ。
時間とやらもないし、
まぁ、浸食の進み具合が時間になるのかの。
トイレに行く事もない、
不老不死ってやつじゃな、
じゃからここが天国か地獄かと聞かれたならば、
間違いなく地獄じゃよ。」
「...もう頭がぐちゃぐちゃだよ、
何が何だかよく分からなくなってきた...。」
「それが当り前じゃろうな、
とりあえず今の状況を整理してみようかの。
まずはこの空間で分かってる事は、
お前さん方が決めたり造った存在はほぼ存在しない。
愛の世界からこの世界を創った時、
一つの通路みたいなのがどうしても必要じゃったんでな、
この今いる空間がまさにその通路じゃ。
愛の世界への入り口は塞いでしまったがな。
お前さん方が居た世界、つまりワシが創った世界が一つの大きな丸だとするじゃろ?
その丸におそらくワシらの居るこの通路の空間じゃったり、
息子と言ってたがここには来んかった存在の世界、
天国という空間、地獄という空間、
ほかにも様々な空間があってもおかしくはないが、
それぞれの空間が棒になって丸に刺さってる状態だと考えれば良いじゃろ。
愛の世界と唯一繋がってるのはこの空間だけじゃろうがな。
腹が減らないとかそう言った細かい事はこれから嫌でもわかって来るじゃろ。
お互い触れなければ何とか進んでいけるはずじゃて。」
「俺が何回もここへ来てて触れさせないという事は、
もうこれ以上俺からは得られるものが無いという事なんだな?」
「残念ながらそうじゃ。
リンゴもういらないよって言ってるのに、
まぁまぁそう言わずに!どうぞどうぞ!ってリンゴ貰わんじゃろ。」
「...ボールに色んな色のつまようじが刺さってて、
そのうちの一色が愛の世界に関係してるという事か...。」
「そうじゃな。」
「そしてそのボールの中で、さらに小さい粒がたくさんあって、
俺が居た世界があったり、なかったり、
想像がつかんが色んな現象が起き続けている...。
そしてそれぞれのつまようじに行く粒もある...。」
「そうじゃ。」
「ああ、でもつまようじに行く粒はボールの中よりもある程度集まって大きいのか。
俺が現にこの姿で来てるんだから。」
「...その辺は後で嫌でも分かることになるじゃろう...」
「...爺さん、たまにその真剣になるの怖いからやめてくれないか...(;^ω^)
今度は何だよってなるから...。」
「怖いで終わればどんなに幸せかわからんて...。
ジャンクよ、お前が来なかったらワシはどうなっておったか...。
ふざけたり、調子に乗ってはおるが、
お前さん方が生まれる、愛する、産む、死ぬを信じられないほど繰り返す中、
少しづつ兵器の記憶へと近づいて行き、
やがて餌食となる一度しかない一生を、
ずっとワシはここで見ておった...。
必ずやなんとかせねばならん、兵器を止めなければならん。
そう思うのは神じゃろうが何じゃろうが思うのは当たり前じゃ...。
兵器を連れてきた原因である本人なら尚の事じゃよ。」
「...とりあえず俺が今、爺さんに言えるのは、
あんたを神と呼ばざるおえないって事だよ。
ここまでよく頑張ったよ爺さん...。
妄想か現実かもわからない所でたった一人であんたは立派に戦ったのは、
俺は保証するよ。
普通ならイカれてどうにかなっちまってるぜ...。」
突然爺さんが笑い始めた。
「あらっ!本当にイカれちまったか!?(;^ω^)」
「違うんじゃよ、ほれ、
このワシらのやり取りを表現して伝えてる奴が居るやもしれんと言ったじゃろ?」
「あ、ああ...。」
「そいつもワシらとどこか繋がっとるんじゃな。
第一話の題名、俺はあんたを神と呼ばざるをえないってなってたんじゃな。
ブフッ!(;^ω^)=3(吹き出している)
どうやら表現することがド素人らしくての!
さっきのジャンクのセリフのシーンがキマったー!って自己満足に、
浸っておるんじゃわっ!!!ブフフゥー!!(;^ω^)=3=3」
「そうなのか!?(;^ω^)」
~その時、爺さんの両方の鼻の穴に元気の良い、若々しいカメムシが~
~突然出現し、臭い匂いを出したのは言うまでも無い~
「ギャアーァァ~!!!
臭い!!!!!!!
臭いではなくもう、既に痛い!!!!!!!
信じられん!!!!!!!
この野郎、文章で攻撃してきやがったぁーーー~~~!!!!!!!」
ジャンクはそんな力があるのなら早くこの世界の問題を
解決しろよ、と思いながら、
表情一つ変えず横たわって苦しむ爺さんに下手な口笛を送るのだった。
フーリーヘイド 第二話 ~今、俺達にできる事~
横たわった爺さん、ジャンク、表現している存在。
いつの間にか三名になっていることが現時点で分かったこの状況の中で、
ジャンクが口を開いた。
「爺さん、俺今凄い怖い事思いついたんだけど...(;^ω^)」
「何じゃい...ああ、まだクサい...(泣)」
「兵器の記憶は常に一つになろうとしてるわけだろ?
兵器本体の世界は愛の世界には行けない、
こっちの兵器の記憶は本体の兵器に行こうとするが愛の世界には行けない。
最終的にはサンドイッチ。」
「そうじゃ...ブー!(;^ω^)(鼻をかんでいる)」
「だがこちらの兵器の記憶の浸食力は本体ほどではない、
遅いって事はだぞ?
ボールに刺さってるつまようじのどれかに集まってるなんて事も、
あるんじゃないのか...?」
「否定は出来んじゃろうな、
奴らは地面に降る雨と同じ、
通れるとこがあれば素直にそれが残酷なことであっても流れて行くじゃろう。」
「ボールの中には戻れないのか?」
「ボールの中はバラバラになった粒がさっきも言ったようにぶつかったり、くっついたり、
現象を起こしているだけじゃ。
戻っても浸食されて一周してまたお前がこのワシに会って、
ケンカするだけじゃよ。」
「...チェックメイトだよ、爺さん...。」
「今度はチェスか(;^ω^)」
「俺以外の存在がここへ来る可能性は?」
「それは可能性が高いが今のところお前さんだけじゃな。
あとワシの鼻にカメムシ入れた奴と!!」
「カメムシから新しい粒、俺を吸収したみたいに、
奴からももらう事は?」
「作者、カメムシになっちゃったんじゃな(;^ω^)
奴はあくまでボールの中でここを表現しているだけ。
ここに来ているわけではないし、
目的も違うんじゃろう。
ジャンクのように吸収は出来んな。
しかしながら協力者でもある事も間違いない。
何らかの役には立つじゃろう。」
「絵画を見て想像してることがたまたま俺たちの居るつまようじにあたったって事か...。」
「そうじゃな、
試しに何か話しかけてみるか?」
「例えば?」
「そうじゃなぁ~...。
カメムシ!
この建造物の壁に何か絵を描いてくれぇ!」
~\(^ω^)/~
「...。」
「...。」
~...。~
「何かすんごい腹が立つのは俺だけだろうか...(;^ω^)」
「...ワシ...結構...好きかも、この絵...(;^ω^)」
~(照れている)~
「ま、まぁ味方である事は間違いないじゃろ(;^ω^)」
「話を戻そう(;^ω^)
兵器の弱点は愛なんだよな?」
「そうじゃな、
それは間違いない。」
「...愛の世界ってのはどんなところか、
聞いてもいいのか...?」
「それは教えてあげたいんじゃがなぁ、
お前さんを吸収した事で覚えた言葉、
カメムシが表現してるであろう言葉、
それを用いて説明するなら、
何と言って良いか...。
360度鏡の中で自分が浮いてて、
360度全てに無数の自分が居るんじゃが、
それぞれの無数の自分は自分で別なんじゃが、
ワシはワシって言うしかないんじゃよなぁ~...。
お前さん方の様な世界の景色に似たように、
様々な存在も沢山あった。
とにかく広くてのう。
おそらくワシの知らん存在なぞ山ほどあったじゃろう。
あ!ジャンクお前知らんじゃろ!」
「な、何だよ、知るわけないだろ(;^ω^)」
「カワイ子ちゃん!」
「(;^ω^)?」
「お前さん方でいう水に近い存在なんじゃがね!
あの世界にいた時はこんなに喋る事もなく、
考える事もなく、何というか、
漂っていたという感じだったんじゃが、
ワシの目の前に突然現れおってな!
ワシの姿の形になって真似するんじゃよ、動きを!
素直にワシはそいつを気に入ってなぁ~。」
「...だめだ、どうしても何か天国っぽいイメージしかわかない(;^ω^)」
「実際行って見ん事にはわからんじゃろ。
ワシはカワイ子ちゃんと仲良くなってな、
おそらくそこで愛が生まれたんじゃろうな。」
「!!爺さんそのカワイ子ちゃんと愛し合ったってのか!?」
「おそらくそうじゃ、
ちなみにジャンク、お前が想像している生殖行為はワシらには無いからな。」
「!?(;^ω^)そうなのか!!?」
「そもそもお前さん方は愛を何じゃと思ってるのかね(;^ω^)」
「...(;^ω^)考えた事が無い...」
「お前さんが助けてやろう、大事にしよう、一緒に居たい、
その対象が同じ存在だろうが、複数だろうが、物言わぬものであろうが、
軽蔑されようが、悪しきものだとされようが、
お前さんが存在に抱くどうやっても忘れられない、
たとえ一時的なものであっても、
それは最終的に愛であった事は
否定できんじゃろ、自分でも。」
「...急に爺さんは凄い事言うよな...(;^ω^)
確かにそうだよ。」
「カワイ子ちゃんと命名したのはこの状態になってからなんじゃがな、
ちょうどその頃じゃよ。
あの兵器がたった瞬きしたかしないかの一瞬で、
一つの灰色になったのは。
気が付けばカワイ子ちゃんがワシを大きく、
信じられんほど大きくワシを包んで守ってくれたあの現象。
お前さん方が空と呼んでいた場所にあったはずの
遠くに見えていたまだ知らないであろう存在も、
灰色と化した。
カワイ子ちゃんは不思議と苦しんでいる様子もなく、
残った存在で何とかする事にした。」
「...空に太陽とか無かったのか...?」
「まだ光と影だのと言っておるうちは理解できないじゃろうが、
太陽はあくまでこちらのボールの中での現象であり、
さらに言うとじゃな...ああぁ~この話はまた今度じゃ。」
たとえ嘘だとしてもジャンクは興味津々だったが、
黙って話を聞き続けた。
「とにかくじゃ、
風船膨らますように新しい世界というか、
その時点では新しい世界の土台を創ったというべきか、
創ったんじゃよ、とにかくな、うまく言えんがの。」
横たわった爺さんの表情が変わらないのだが、
急に悲しげに見え始めたのはジャンクの気のせいだったのか、
かける言葉もなくジャンクは次の言葉を待った。
「...それからが大変じゃった...。
新しい世界の土台は完成した。
兵器の影響もない。
後はワシが飛び込むだけだったんじゃが...。
簡単に今、土台完成などと言っておるが、
完成までの犠牲、苦悩、喜び、挫折、争い...。
語りだしたら10冊の本にはなるんじゃなかろうかという色々な事が、
お前さん方の言語や現象では語れない色々な事が、
あった...。
おそらくそう言った記憶もワシの一部になっていたため、
お前さん方同士が似たような思いをしているのかもしれんな。
愛もしかりじゃ。
カワイ子ちゃんはしばらく大きく包んでいるだけだったんじゃが、
恥ずかしい事にワシはある時、
何もかも諦めかけた時があったんじゃ...。
ワシが飛び込むことにより考えつくせない可能性、
起こりうる悲劇を繰り返した後、
新たな兵器を創り出し...。
恐怖に押し潰されそうになっていたんじゃな。
そんな時じゃ、
そんなワシをずっと見てきたカワイ子ちゃんは自分なりに学習したんじゃろう。
ワシに話しかけてきたんじゃ。
(手伝います、悲しまないで)
...たったその一言...。
僅かなその一言が、
ワシに尽きたはずの理解不能なみなぎる力を与えた。
愛じゃよ、ジャンク。
お前さんにもそれは痛いほどわかるじゃろう。
快楽によるものでもなく、
哀れんだものでもなく、
お互いが何一つ疑いなく素直に受け入れあった瞬間、
それが過ぎ去った後なら尚の事、
それは愛だったと思わざるおえん。
カワイ子ちゃんとの記憶もまた、
どこかでワシの一部となっておるのじゃろう。
ワハハ、最後なんてのう、
カワイ子ちゃんとワシでどちらが飛び込むかでケンカしたぐらいにして、
お互い大事な存在になってしまったからのう。
結果、ワシが飛び込んだんじゃがな。」
「...。」
もう、カメムシもジャンクも。
かける言葉が無く。
こんな悲惨な爺さんは俺たちの世界に果たしているだろうか。
いや、いるのだろう。
様々な爺さんの一部の粒が現象を起こしているのだから、
これに似たような悲劇はおそらく存在するのであろうが、
ここで話を聞いている二人にとっては想像を絶する話過ぎて、
何も言えないのでいたのだが、ジャンクは言った。
「ボク!オヤユビチャン!!シッカリシロジイサン!!!」
親指を立てて言葉を放ったジャンク。
~\(^ω^)/ < オレタチガイルゾ!~
カメムシ。
今までの事なんて消し飛んでしまえとさえ何時かは願ったであろう、
記憶とこれから立ち向かわなくてはならない、
恐ろしく不可能に近い、
言わば光で出来たダイヤを植物に移植し、
量産することを現代科学を用いて、
やろうとしているようなものであり、
ましてやほぼ正体不明の兵器と呼んでいる存在を救う。
そんな中現実に目の前で励ましてくれている二つの存在。
複雑な、しかしどこか希望と安心に満ちた涙を流すのは、
神であろうがなかろうが、当然の事であろうと三人は思った。
「いやぁ~もう駄目じゃダメじゃ!!
ワシばっかり話しておるわ!!!
湿っぽい話ばかりしおって!!!
誰かを泣かせるためにワシらはここにおるのかっ!!!?
はたまたこれつまんねぇって思わせるために存在するのか!?
何かいいアイデアを考えなくてはイカン!!!!」
「んん~、そうなんだろうが、
一番いいのはここで兵器の記憶の動きを読み取ることができれば、
その結果に対して行動することもできるんだろうが...。
問題は俺たちに出来る事があまりにも少なすぎるって事かもな。」
「そうじゃなぁ~...(;^ω^)
新たに誰かここに来てくれれば、
失礼じゃが吸収してワシの出来る事が増えれば良いんじゃが、
おそらく何回もジャンクを吸収してるんじゃから、
誰が来ても、ああぁ~もうそれ足りてるんだわぁ~って、
なる可能性の方が高いやもしれん。」
「あまり期待できないという事か...。
カメムシはどう思う?」
~兵器の記憶は本来の力もなく~
~変化している可能性がるのであれば~
~最初から敵視するのではなく~
~むしろ俺らと同じ存在である可能性は低いだろうが~
~協力できる確率は無いのだろうか?(;^ω^)~
「...。」
「...。」
~...。~
壁に浮き出た文字は何故か二人に通じたらしく、
あり得ないが奇跡的に理解したらしい。
「...ち、ちょっと一部文字が誤ってるようじゃが...(;^ω^)」
「...どういう事だ?(;^ω^)...間違い気付かなかったが...。」
~俺の世界では色んな物語が存在する~
~悪と善、光と影、認める、認めない~
~最終的に二つに分かれ争い~
~どちらかが滅ぶ~
~しかし早い話、この世界は爺さん自身~
~バラバラではあるけど兵器側が勝利し~
~爺さん側が兵器に残党狩りを受けている状態~
~しかも残党狩りに駆り出された兵隊たちは~
~爺さんのおかげで少し変化しているのなら~
~兵隊達を説得し、味方にする事だって出来るのではないのか?(;^ω^)~
「...。」
「...。」
~...。~
~\(;^ω^)/ < オイッ! ~
「...!!何なんじゃこいつ!!!!
まず吸収していないはずのカメムシの言語がなぜワシらに分かるんじゃ!!?
しかもワシが言うべき様なとても良いアイデア出しおってからに!!!!
こ、このヌルヌルのクサクサのカメムシめ!!!!!」
「待て!!落ち着けジジイ!!!
カメムシが言った事は可能なのか!?(;^ω^)」
「知らないよ!!!
知らない、知らない!!!
ジジイ知らないもんね!!!
教えてやらないのですっ!!!!
ワシが思いつかなかったアイデア、クッサイカメムシなんかに言われたっ!!!!
おおおおぁぁ!!!神よ!!!なぜ私を見捨てたのですかぁっ!!!!!!」
「黙れ!!(;^ω^)ジジイ!!(;^ω^)
落ち着けっ!!!!
浸食かもしれないぞ!!!!」
~(飲んでいたコーヒー吹き出して爆笑中)~
「怒り、頂点なりー!!!!!
塵となって後悔しろ、カメムシィ~~~!!!!!」
「ジジィ~!!!!(;^ω^)」
その時突然、どこからか音が聞こえてきた。
ピンポンパンポ~ン ⤴ ♪
お爺様、お爺様。
カウンセリングのお時間です。
カワイ子ちゃん先生のお部屋へお越しください。
繰り返します。
お爺様、お爺様。
カウンセリングのお時間です。
カワイ子ちゃん先生のお部屋へお越しください。
ピンポンパンポ~ン ⤵ ♪
「...。」
「...。」
~...。~
「...あ、ちょっと行って来る。」
爺さんは当然横たわったままなのだが、
何故かどこかへ歩いていくスリッパの様な音が遠ざかって行き、
どこかも知れぬドアを開けるような音が聞こえ、
バタンと閉まった。
「...。」
~...。~
取り残される二人。
「どういう事なんだ...?(;^ω^)」
~(;^ω^) < 俺じゃないぞ 分からん~
「(;^ω^)」
~(;^ω^)~
「もうこの空間、嫌だ(;^ω^)
訳分らんし、疲れる(;^ω^)」
~だから俺は最初に記したんだ(;^ω^)~
~むしろ途中で書くのをやめるのを望むと(;^ω^)~
「こんな滅茶苦茶で誤字、文章のルールバラバラ、
物語の流れもぐちゃぐちゃな小説なのか?(;^ω^)
誰が読むんだよ...(;^ω^)」
~俺だって悩んださ~
~一年半ぐらいかな、似たような世界と似たような考えに~
~達したんだ、何故かそちらに行くことは無かったが~
~もし仮にこの馬鹿げた妄想が正しかったり~
~正しくない事を祈るが結果として~
~少なからずも周りに影響してしまい~
~最悪、浸食の影響が広がるのではないか~
~悩んだんだよ~
「そりゃ間違えてるにしろ、妄想にしろ悩むよな。」
~でもあの爺さん何故か俺の夢にたまに出てきて~
~すんごい笑わすんだよ、俺の事~
~最初なんで笑わせてるんだろうって思ったんだが~
~その内、死んだはずの顔も思い出せない嫁の声が~
~はっきりと聞こえるわけじゃないんだが~
~俺の名前をずーっと読んでるような気がして~
~名前なんだが、頑張ってって言ってるような気がしてね~
~幻聴聞こえるようになったし~
~爺さんには笑わせられるし~
~なぜか気が付いたらこうして物語を表現している俺が居たんだな~
~だから正直俺にもよくわからんよ~
「...カメムシも辛かったんだなぁ...」
~今はこの物語続ける方が苦痛だけどな~
「(;^ω^)...。」
~さっきカワイ子ちゃん先生って言ってたよな?~
「ああ、俺も気になってた。
あの爺さん連れて来てたんだろうか?」
~わからん(;^ω^)~
「...とりあえずカウンセリング中らしいから待つしかないだろ(;^ω^)」
しかし待てど暮らせど爺さんはなかなか戻って来ない。
しばらく二人の会話が進む事になる。
「カメムシの世界はどんな所なんだ?」
~父親と母親の間に生まれて~
~大きくなって学校行って~
~仕事始めて~
~寝て、起きて、飯食って、仕事して、食って、寝る~
~それを死ぬまで繰り返すって感じかなぁ~
「その辺は似てるんだなぁ、俺の世界と。
さっき爺さんが言ってたカメムシと話せるの何故なんだろうか」
~俺が勝手に思ってるんだが~
~二人を想像してこちらの言語で俺の世界に表現してるのだから~
~二人が何を言っているのか俺には嫌でも分かってしまわざるおえないし~
~そっちに伝わるのも不思議ではないかと思ってる~
「こことカメムシが線で繋がってるような状態って事か。
通じ合って。」
~おそらく~
~ジャンクの世界はどんなものがあったんだ?~
「ああ、まぁ似たような生活だったんだが、
マルシーノンでまず起こされるだろ?
うるっさくてなぁ、あれ。
仕事場は俺近かったから、歩いて行ってたんだけど。
毎日、毎日、デンモンクでデンモ切り続ける日々さ。
目を閉じるんだけどデンモ切る時のニアイソがまた、
最初は良いんだけどな、
ずっとやってると慣れてきて平気になるんだが...。」
~...お、おい~
「ん?」
~...聞きたい事が山ほど平然と出てきたんだが(;^ω^)~
「え?どれが?」
~まずはその...マルシーノンで起こされるというのは...?~
「空にあるだろう(;^ω^)
何言ってるんだよ(;^ω^)」
~...い、イヤイヤ!無いから!~
~眩しい太陽の事なのか!?~
「マルシーノン眩しい訳ないだろぉ~。
面白い事言うなぁ。
太陽だったっけ?
それはおそらくこっちではテーノンの事だろな。
テーノン沈んでミーノンが昇って夜って感じ。」
~マルシーノンってなんなんだよっ!!!~
「マ、マルシーノンはマルシーノンだよ(;^ω^)
ギザギザで透明の板がでっかく空を泳いで....。」
~...(;^ω^)~
「...いないの...?...マルシーノン...。」
~いねぇよっ!そんなもん!!~
「ええええぇぇぇぇ~~~!!!!(;^ω^)
バ、バ、バ、ヴォエ~~~~~~!って鳴くじゃない!(;^ω^)」
~いねぇよっ!そんなもん!!~
「ええええぇぇぇぇ~~~~~~!!!!!!!!(;^ω^)
起きた後、しばらくキン、キン、キン、キンってリズム良く音だしながら、
どっか行っちゃうしょ!
ああ、今日はキンが短いから明日泣くかもねぇ~とか!!!(;^ω^)」
~だからいねぇよっ!そんなもん!!~
「...。」
~...。~
お互いショック状態の中、色々な事が頭を駆け巡る(;^ω^)
~ち、ちなみにデンモンクなんだが...~
~推測するにデンモを切る場所なんだな?多分...~
~そのデンモとそのあとのニアイソってのは...?~
「...デンモは何というか、
いつも体を左右に揺らしてるぶっとい線状の存在で、
あれはなんだろ...とにかく空中だったり地面からだったりいろんな所に
普通に現れる存在...?(;^ω^)」
~存在って聞かれても...(;^ω^)~
~い、生き物なのか?~
「いや、それがいまだにそれ分からなくて、
触れる事が出来ないし、触れようとしても透き通るというか...(;^ω^)」
~ど、どうやって切るのそれ(;^ω^)~
「これは大昔の人がたまたま見つけた事らしいんだけど、
オノはあるよな!?切るやつ!」
~あ、ああ、木、切る道具ね(;^ω^)~
「...木...?(;^ω^)」
~木ってほらあの...~
~....無いのか....(;^ω^)~
~まて!まずジャンクの答えが先だ!!!(;^ω^)~
「あ、ああ...木...木...(;^ω^)」
~後で教えるから!!~
「...と、とりあえずオノを持つ部分を下にして切れる部分を上に、
この状態で地面に設置するだろ?
そうするとそれを見つけたデンモは、ファッファッファ~って、
あ~よかったわぁ~みたいな感じで自分から真っ二つに切れるように、
オノに向かって来る。
オノで切れてるのか自分で切れてるのかは分からんが、
その時に切れた部分からニアイソって煙見たいのが出るんだわこれが(;^ω^)
こいつが厄介でねぇ、
早い話、快楽の塊みたいなもんでさ(;^ω^)
ニアイソ自体を吸い込んでも体には影響まったくないんだが、
幻覚でもないし、何と言ったら良いか...(;^ω^)
ニアイソをとにかく見たらほんの数秒なんだが、
見てしまった本人が求めている快楽を100回ほど味わう事になる。
...これ見てる人いるんだよな...?(;^ω^)」
~...し、信じられん事だがそれ以降の数秒後の状態に関しての~
~説明は色んな意味で省略しよう...(;^ω^)~
~もし、何の事?わからないよ、おしえて!っていう読者の方が~
~居た場合はごめんなさい(;^ω^)大人になったら解ります~
「そう言わざるを得ないな(;^ω^)
だからその、そうなる事は俺たちの世界では普通で、
ワハハァ、ニアイソにやられたかぁ!みんなそうさっ!(^ω^)
みたいな感じで本人は恥ずかしいんだが、
周りはそんなもんじゃいみたいな感じ?(;^ω^)」
~...(;^ω^)~
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フーリーヘイド ~読む前の注意書きと自己紹介~
500レス 5324HIT saizou_2nd (40代 ♂) -
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おとといきやがれ
9レス 252HIT 関柚衣 -
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ウーマンニーズラブ
500レス 3109HIT 作家さん -
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やさしい木漏れ日
84レス 3643HIT 苺レモンミルク -
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短編小説色々書きます!
2レス 287HIT むすぶ
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ウーマンニーズラブ
聖子の旦那が有能な家政婦さんを雇ったおかげで聖子不在だった機能不全の家…(作家さん0)
500レス 3109HIT 作家さん -
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フーリーヘイド ~読む前の注意書きと自己紹介~
やはり女性は私に気が付いている様である。 とりあえず今は、 …(saizou_2nd)
500レス 5324HIT saizou_2nd (40代 ♂) -
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今日もくもり
たまにふと思う。 俺が生きていたら何をしていたんだろうって。 …(旅人さん0)
41レス 1296HIT 旅人さん -
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おとといきやがれ
次から老人が書いてる小説の内容です。(関柚衣)
9レス 252HIT 関柚衣 -
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マンハッタンスカイライン
さてさてさてさて、また新しいスレで続きを書きますね✌️😄💫✨🤗✨💫💕💕…(シェヘラザード)
500レス 3832HIT シェヘラザード
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