おとといきやがれ

私は、今年で70歳になる老人だ。もう子供も孫もいて、人生はもう終わりにさしかかっている。三世帯で住んでいるので、家は賑やかなものだ。孫は最近、プイキュアに夢中らしく朝六時からダンスを踊っている。

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娘は、昔から飽きっぽい性格で趣味がしょっちゅう変わる。今は、着付け教室に通っているらしい。まあ、楽しそうでなによりだ。そして、娘婿の和彦君は、勤勉で温厚な人だ。私の趣味の将棋にも付き合ってくれる。

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私はこの家で、穏やかな毎日を送っている。だが仕事も定年退職して、やることがないことだけが問題だ。

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そこで、私も何か趣味を探すことにした。これまでに、釣り、園芸、散歩、映画鑑賞、旅行といろいろなことをやってみたが、どれも続かなかった。どうやら娘の飽き性は私譲りだったようだ。

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そこで、小説投稿をやってみることにした。こう見えても昔は、編集者をやっていたのだ。ただし、文芸担当ではなく、写真雑誌の担当だったが。

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ネットに詳しくはなかったが娘がいろいろと教えてくれたので、頑張ってみることにした。
タイトルは、そうだな。「僕の日常」にしておこう。

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何を書こうか一晩悩んだが、私は自分の子供のことを書くことに決めた。50年も前のことだから、もう時効だろう。

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だいたい、15とか16歳くらいの時のことだ。地元のヤンキーだった私にはセンというライバルがいた。本名は知らない。私も教えなかった。ただのシズと名乗っていた。

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>> 7 何を書こうか一晩悩んだが、私は自分の子供のことを書くことに決めた。50年も前のことだから、もう時効だろう。 次から老人が書いてる小説の内容です。

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