あの雪を忘れないで

レス17 HIT数 225 あ+ あ-


2024/12/27 08:41(更新日時)

この思いをした人がいるということを知って欲しいから、書きます。これは、私の友達の話です。

最初に言っておきます。
どうか、お願いだから「あの雪を忘れないで」。

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No.4203662 (スレ作成日時)

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No.17

>> 16 《20××年 9月 某日》
将ちゃんは、秋に転校してきた。両親が亡くなって、ここに住んでいる祖母に引き取られたのだ。

転校してきたばかりの将ちゃんは暗かった。

No.16

優しいとこも、自分から手を握っておいて耳が赤くなっているとこも、全部全部好き。

そういえば、あたしと将ちゃんってどう出会ったんだっけ。。。

No.15

>> 14 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
さーせんしたーッ!昨日寝落ちしてしまいました!
今日は仕事に追われてこのような時間になってしまいましたが、出来る限り頑張りたいと思います(o≧▽゜)o

No.14

>> 13 「大丈夫、俺らなんも悪いことしとらん。ちょっと、他のやつらより先行っちまっただけ、そう考えとけ。」

そっか。そっか。将ちゃんは何でも分かってくれるなあ。

「ありがとお。将ちゃん。大好き。」

No.13

>> 12 なんて後ろから聞こえてくる。勉強はそこそこできるし、てかできるから偏差値60の高校行ってますし。

これは、。これは、、、

すると、将ちゃんが手を握ってきた。あったかい。

No.12

「では、こちらの紙に記載されているものを記入してお待ちください。」

良かった。一応、診てもらえることになった。それでも、私たちがここにいることがおかしくて。

―――あの子たち、高校生かな。今時の子ってなんか,,,ねえ。
―――不良カップルか笑。

No.11

>> 10 忘れてました。

麻衣,,,主の友達の主人公
将(しょう)ちゃん,,,麻衣の彼氏

No.10

>> 9 将ちゃんは慣れた手つきで自転車を借りた。

これが、夢であってほしいようなないような。そんな気がするのは気のせいで、ちょっとした悪魔のいたずらだったらとか、思ったらきっとまた将ちゃんに怒られるよな。なんて考えていると、病院についた。

_____________________________
今日はここまでです。ちょびちょび投稿します。
親しみやすいように書けるように頑張ります!

No.9

>> 8 「病院、行った?」
「ううん、生理が来なくて、もしかしてと思って検査キット使ったら、って感じだから。」
「どれくらいの時間がたってるか大事だから、調べてもらおう。自転車でいけばすぐだよ。レンタルしよう。」

No.8

>> 7 あれ、何言おうとしたんだっけ。」

「ふふっ!ありがとう。わたし、真剣に考えてみる。」

雪が止んだ。きっと、私たちを焦らないでいいよって、言ってくれているのだ。でも、そんな悠長なこと言ってられない。

No.7

>> 6 しゃくりあげながら云ったこの言葉は、届いているのか。

「それは違う。殺してしまうんじゃない。確かに、殺しちゃうのかもしれない。育てられないような環境より、幸せな、ちゃんとしたところでまた生まれ変わるンだよ。
あっ、けして、今の俺たちがそうとかじゃなくて。そうかもだけど。俺は、麻衣が大事だ。お腹の子も、みんなが幸せになれる方法なんてないかもだけど、近いものを選びたい。

No.6

>> 5 「麻衣がどうしたいのか、それだけ教えてほしい。俺は、麻衣との子どもだし、大切にしたいけれど、体裁面で麻衣が傷つくなら今度でいいと思う。」

頭の中がぐちゃぐちゃになる。

「わたしもっ,,,!将ちゃんとこの子育てたいっ。でもっ、親がっ、絶対反対するし、怒られるっ。責任も持てないし,,,っ!でも、殺したくないっ。この子をっ!」

No.5

>> 4 「あたしたち、まだ17でしょ?お金も責任も、何にもない。でもお母さんたちは、大体45くらい。28も離れてる。その28が、あたしたちを産んだ年で、、、」

あれ、涙が出てくる。

「分かった、分かったよ、麻衣。お腹に赤ちゃんが居るんだな?」

頷く。何故だろう。涙が止まらない。

No.4

>> 3 「それで、話って何?涙拭いてやるけ、ゆっくり話してみい。
あっ、ごめっ。前広島にいたからっ。」
「いいよ。ありがと。」

話す。そう考えると、足がすくむ。

No.3

>> 2 「息、切れてる。そんな急いで来なくても良かったのに。」
「いや、麻衣が泣いてたから、これで歩いてくるようなんじゃ、駄目だと、おれゃあ思っちまう。」
「そっかあ。えへへ。あたしは幸せ者だねえ。」

二人の静かな声が、雪に溶けて、寒さを引き立てる。

No.2

8分くらい走ったところで、光が見えた。
信号や、電灯なんかじゃなくて、駅の光。

「麻衣!」
「将ちゃん!」

No.1

ひたすら、駆ける、駆ける、駆ける。
すっかり暗くなってしまった雪を踏みしめて。

車なんて通らないから、車道なんて知ったこっちゃない。

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