記憶か記録か…ドラマ日記 7

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2024/10/11 21:30(更新日時)

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連ドラの感想、まとめ等

シーズン毎に記録して行くスレです。


基本、連ドラ対象ですが、その他のドラマを取り上げる事もあるかもしれません。

No.3852954 (スレ作成日時)

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No.351

【2024春ドラマ】

「9ボーダー」(TBS,TBS SPARKL)脚本=金子ありさ 出演=川口春奈、木南晴夏、畑芽育、木戸大聖、井之脇海、山中聡、伊藤俊介、内田滋、兵藤功海、YOU、松下洸平 他

オリジナル作品。《金曜ドラマ・54分枠》(全話数不明)※初回は15分拡大

【19才29才39才…大台目前の3姉妹!幸せになりたいだけなのに】
金子ありささんは私的には、いつも何かが足りないドラマを書く脚本家というイメージの方なので、今作も期待はせずに観たのだが、“やっぱりなあ”というのが感想(汗)
公式サイトの謳い文句は『各年代のラストイヤー“9ボーダー” 3姉妹がモヤり焦りながら、自分の生きる道を模索 金曜日がハッピーになるヒューマンラブストーリー!』って、人のモヤり焦り模索のドラマを観たら何でハッピーになるのかよく分からないのだが、ドラマの中身も迷走していて、その意味では正直な謳い文句なのかも(笑)

もう食傷気味の記憶喪失に、何でもハラスメント。何でもハラスメントの方は、流行りだから用意しておくか位の扱いみたいだけど、記憶喪失男の方は〈まさか彼にあんな秘密があったなんて〉って主人公にモノローグで言わせているので、それで引っ張り視聴者を繋ぎ止めたい魂胆なのかも。

でもこれといった掴みが無いので、秘密に辿り着く前に離脱するかも。

脚本=金子ありさ 演出=ふくだももこ

No.352

【2024春ドラマ】

「JKと六法全書」(EX)脚本=鈴木智 他 出演=幸澤沙良、大東駿介、日向亘、東野絢香、大和奈央、柄本明、黒木瞳 他

オリジナル作品。《金曜ナイトドラマ・60分枠》(全話数不明)

【JKと痴漢ゲーム】
女子高生弁護士(JKB)のドラマでオリジナル作品、主演はTBSの女優オーデ番組出身の子(私は初見)、という事だけは事前に知っていて、全く期待はしていなかったのだが、これが中々面白くて。

突拍子も無い設定なんだけど、それを重点的に活かし切って、あれこれ脇道にそれて行かない所が分かり易くて良かった。
幸澤さんも役柄に近い年齢で可愛い系の顔立ちなので、この役には合っていたしある意味説得力も有ったと思う。
彼女のサポート役の先輩ヤメ検弁護士を演じているのが大東駿介で、彼がJKBに振り回されながらも要所はきっちり締めるサポート振りを見せてくれるので、それも観やすさに繋がっているのだと思う。

問題はこのドラマが〈法曹✕学園のハイブリッドドラマ〉を謳っている事で、主人公のみやびの高校生活(特に部活の法律研究会の話)にも時間を割きそうな事。
そちらに時間を取られると、弁護士活動とのバランスはどうなるのかな、初回の良さが半減しないかなと、それが少し心配。

脚本=鈴木智 演出=大谷健太郎

No.353

【2024春ドラマ】〚ちょこっと感想〛

「約束~16年目の真実~」2話まで終了。
父の速水が誤認逮捕だとするなら、警察がそうまでして早期決着を図ったのは何故か?不破は何を知っていて、自作自演迄して何を炙り出そうとしているのか?天草が不破に協力しているのは何故か、弱味でも握られてる?そして香坂の過去の失態とは?公式によるとそれが“何か”によって、連続殺人事件と繋がる様なのだが。
事件に関係しない様な余計な描写が無いので、今のところはとても面白い。
脚本=小峯裕之 演出=山本大輔


「6秒間の軌跡〜花火師・望月星太郎の2番目の憂鬱」2話まで終了。
30分枠で星太郎、航、ひかりの丁々発止のやり取り、これですよこれ!これが観たかったの。前段の、航の言葉が聞こえないふみかが、星太郎とひかりの会話には何故間が空くのか?テレパシーで会話?と素朴に聞くシーンも、楽しい後段が有るからより活きるのよね。次回から4人で稼働、どうなるのかな。
脚本=橋部敦子 演出=竹園元


「あなたの恋人、強奪します。」2話まで終了。
2話で早くも脚本演出の交代、そしてまさかの一話完結ではなくて継続案件に。まあ確かに初回は仕掛けも引っ掛かるのもやけに簡単で物足りなかったから、案件にもよるけど2話を使って解決するというのも有りかもね。という事で次回迄は取り敢えず観てみる事にする。
脚本=花田麻衣子 演出=牧野将

No.354

>> 346 【2024春ドラマ】 「アンチヒーロー」(TBS)脚本=山本奈奈 他 出演=長谷川博己、北村匠海、堀田真由、大島優子、林泰文、近藤華、… 【2024春ドラマ】

「アンチヒーロー」2話まで終了。

【-拒絶-】
日本の刑事裁判の有罪率は99.9%、この高過ぎる有罪率が検事にプレッシャーを掛けてしまうのではないか、そういう観点からこの数字を見た事が無かったので、そう言われるとそうなのかもと思えて来た。
今回はその観点から、有罪率を維持する為(=出世の為)に緋山の担当検事が証拠を捏造したという設定にして、明墨がそこを徹底的に突いて裁判員の心象に影響を与え、緋山の無罪を勝ち取るという展開だった。
法廷での理路整然とした明墨の弁論には惹き付けられた。

ラストに用意された衝撃的な緋山の証拠隠滅シーン。やはり緋山はクロだったのか。でもこのドラマは答えを明示しない。緋山がクロだとしても、その動機すら明白ではない。
視聴者と感覚が同じ立場の赤峰が詰め寄ると、明墨は「目の前で家族が殺されそうになっている、こっちはその男を殺せるナイフを持っている、赤峰くんならどうする」と問い掛ける。殺しますと答えた赤峰にとってその殺人は正義だけど、法的には情状酌量の余地は有るが殺人であり悪なのだ。

このドラマはそういう事を問い掛けたいのかな。力量の有る役者が演じる事で、エンタメ性も担保しており、本当に見応えのあるドラマに仕上がっている。面白い!

脚本=宮本勇人、李正美、福田哲平、山本奈奈 演出=田中健太

  • << 362 【2024春ドラマ】 「アンチヒーロー」3話まで終了。 【過去】 前回迄の緋山の件の詳細を曖昧にした事で、明墨がどういう立ち位置の弁護士なのかも曖昧だった訳だけど、今回の案件(富田衆議院議員のバカ息子・正一郎が起こした暴行事件)を被告は無実と主張しておきながら、実はバカ親議員が揉み消しに走る様に言葉巧みに仕向け、アリバイ崩しと秘書が揉み消し買収する証拠は緑川検事が手に入れる様に事前に明墨が段取り、手柄は検事に取らせて、明墨は依頼人に騙された振りをしながら、本来の目的であるバカ親子の罪を法廷で表に出す事に成功、名を捨てて実を取った姿に、やはり悪徳弁護士ではないんだなと早目に示してくれて一安心。 正一郎親子は、赤峰が一時期弁護した松永(細田善彦)に罪を着せた張本人でもあり、助けられなかった事を引き摺っている赤峰に、明墨が正攻法が通じない相手を落とす方法を身をもって教えた格好にもなった。 正義感だけで突っ走る事の危うさ、それは恐らく明墨自身が過去に経験して来た事なのだろう。 今回、明墨はヤメ検だった事が分かった。という事は、今回やっと名前が分かった志水(緒形直人)との関わりは、担当検事としてだったのかもしれない。やっと面会に応じた志水に、明墨は何を語るのだろう。 脚本=李正美、福田哲平、山本奈奈、宮本勇人 演出=田中健太

No.355

>> 330 【2024春ドラマ②】 (金曜から曜日順)タイトル/原作/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載 ○多分全話観る △初回… 【2024春ドラマ】

「ミス・ターゲット」(ABC)
オリジナル作品/脚本=政池洋佑/演出=植田尚/出演=松本まりか、上杉柊平、筒井真理子、沢村一樹 他
(朝日放送日曜10時枠・54分枠)

【結婚詐欺師、婚活する】
松本まりかの声質と演技スタイルでコメディーに全振りするのは難しいから、“湿り気”多めにしたのかもだけど、テーマと内容(脚本演出)の方向性がチグハグで、私には面白くなかった。
なので初回のみで視聴離脱する。

(テレ朝で視聴)

No.356

>> 347 【2024春ドラマ】 「アンメット ある脳外科医の日記」(カンテレ)脚本=篠崎絵里子 出演=杉咲花、若葉竜也、岡山天音、生田絵梨花、山… 【2024春ドラマ】

「アンメット ある脳外科医の日記」2話まで終了。

【左の感覚を失った少年…日記にはない秘密】
初回の感想に書き切れなかったので今回書いておきたいのが、脳梗塞の後遺症で失語症になった場合、患者が上手く喋れないというのは想像出来るのだが、例えばリハビリの言語療法士の言葉が聞き取れない(映像に置き換えると歪んでしまい、何が映っているのか分からない状態→それと同じ事が言葉の世界で起きている)という症状についてはこのドラマで初めて知り、突然この二重苦の世界に放り出される患者の事を思うと、掛ける言葉も見つからない。(原作者が元脳外科医なので表現がリアル)

今回は右脳の損傷により左半分の感覚を失った、サッカー部のエースだった男子高校生の話で、ミヤビが担当となって寄り添い、彼が事実を受け入れ一つの答えを出す迄の話。手術を禁じられたミヤビには担当患者に割ける時間も多いので、これも自分を活かす一つの方法だろう。

ミヤビの過去については、事故とはミヤビが運転する車が街灯に突っ込んだ自損事故である事、その少し前に三瓶とミヤビは知り合い婚約していた事が、三瓶の口から明かされた。
事故が仕組まれた物で無い事を祈るよ。この真摯な医療ドラマには、変にそういう方向には行って欲しくないから。

脚本=篠崎絵里子 演出=Yuki Saito

No.357

【2024春ドラマ】

「ブルーモーメント」(CX)脚本=浜田秀哉 出演=山下智久、出口夏希、水上恒司、岡部大、仁村紗和、夏帆、平岩紙、音尾琢真、本田翼、真矢ミキ、舘ひろし 他

小沢かなの漫画原作。《水10・54分枠》(全話数不明)※初回は15分拡大

【空を読んで命を救え!災害対策本部SDM始動!】
内閣府直属で新設された組織SDM(特別災害対策本部)の活動を描いたドラマ。
チーフの晴原が担当大臣の園部に言う台詞「天災は忘れた頃にやって来る。でも今は忘れずにやって来ます」←忘れる前にやって来ます、の方が意味が取りやすいかなとは思ったが、地球温暖化による異常気象が引き起こす災害が次々に襲って来る現在に於いては、縦割りだけではなく、有能な人材を横断的に集めて指揮を取る組織(チーム)は、本当に必要とされているのかもしれない。そういう意味ではタイムリーな企画だと思う。

初回に関しては、5年前の災害で亡くなった晴原の恋人・園部灯とSDMの関係、組織立ち上げの経緯、早速の出動迄を描いた為登場人物も多く、晴原と助手の雲田、園部大臣以外は少い台詞量で次々に捌いて行った感が強く、表面的な描き方で物足りなさも残った。まあ主要人物についてはこれから順次深掘りするのだろうという事で。

社会テーマ性の有るドラマは貴重なので期待している。

脚本=浜田秀哉 演出=田中亮

  • << 365 【2024春ドラマ】 「ブルーモーメント」2話まで終了。 【猛吹雪の中ヘリ出動!リミット9分の救出劇!】 初回の感想でも少し書いたのだが、人間描写の甘さが気になる。そもそもの話として、1〜2話の現場に出張ったSDMメンバーの内、雲田、山形、丸山の3人は何故そこに居るのかが上手く描かれていないので、この3人って必要なの?って思えてしまうのよね。あのモニター満載のSDMカーにしたって必要性が感じられないし。どうしてもって時はリモートで本部の機器を利用出来ないのかね。そうすれば山PはPC一台を持って、消防班のヘリや車で一緒に移動すれば丸山の仕事は無くなるし。山形の知識位なら山Pは持ってそうだし、山PがPCを使って救助可能な時間帯を必死に探っている時に、背後から話し掛ける雲田なんて邪魔でしか無いし。 そんな風に思わせてしまうのは、人物の役割も人物像もきちんと描けていないからなのだと思う。 あと今回凄く気になったのは、優吾役の水上恒司の硬い台詞回しと硬い表情の演技。台詞は書いた脚本家の責任だし、表情や台詞回しは要求した演出家の責任だとは思うけど、彼一人だけ物凄く浮いていた事だけは皆さんに自覚して欲しいな。 ブルーモーメントとか自然の画はとても美しくて目を奪われるのだが、今のところはそれだけのドラマになってしまってるのがとても残念。期待していただけに。 脚本=浜田秀哉 演出=田中亮

No.358

【2024春ドラマ】

「Believe-君にかける橋-」(EX)脚本=井上由美子 出演=木村拓哉、竹内涼真、山本舞香、一ノ瀬颯、北大路欣也、賀来千香子、上川隆也、斎藤工、小日向文世、天海祐希 他

オリジナル作品。《木曜ドラマ・54分枠》(全話数不明)※初回は10分拡大

【生きるため、俺は誰を信じるのか】
このドラマの最初に出ていた噂は、キムタクが脱獄犯を演るらしい…で、次に出て来た話が、キムタクは橋を設計する人で、造った橋が崩落事故を起こすという事で。
公式サイトには脱獄の事は書いていなくて、蓋を開けてみたら確かに崩落事故は起き、狩山(キムタク)は業務上過失致死傷罪で裁判に掛けられ、何故か執行猶予の付かない実刑の判決、それも社長の指示で本当の原因を隠蔽する為に、狩山の設計変更が原因とする罪を被ったという、想像の斜め上を行く設定でびっくり。
土木設計部長の地位にある様な人が、社長のあんな口約束を簡単に信じたりするのかねという疑問は残るが、そこはドラマと割り切れば、ここからの逆転劇をどう組み立てて行くのか、役者も揃っているし楽しみだ。

脱獄はやっぱり有りそうで、その理由は看護師の妻・玲子(天海祐希)が癌で余命宣告されていて、出所迄は生きていないだろうと面会で言われたから、ってこれも本当ならかなり斜め上を行ってるね(笑)

脚本=井上由美子 演出=常廣丈太

  • << 366 【2024春ドラマ】 「Believe-君にかける橋-」2話まで終了。 【決意の脱獄計画…全ては妻の為に】 うーん、途中ちょっと退屈だったけど、最後の方で救急車に何故か林が同乗していた事、玲子の所に聞き込みに来た黒木(玲子は記者と思い込んでいる)が、家に有る写真に夫、坂東と一緒に写っている男にそっくりと玲子が気付き、これは誰なのかと坂東に聞きに行った事、この二つの事でもしかしたらという妄想が膨らみ、次回への視聴意欲も湧いて来た。 まずちょっと退屈してしまったのは、主人公の狩山という男の事がまだよく分からないから。脱走を計画し、とにかく救急車に乗せられて外に出た、そこまでの思考力、洞察力を持った冷静沈着な人物像と、社長の安請け合いを真に受けて情に流され、深く考えずに罪を被ってしまう様な人物像が、私の中でどうしても合致しないからなのだと思う。 林については狩山に「存在を反省しろ!」というパワーワードを投げ付けた時から注目して来たけど、今回、救急車に同乗するのは自分だけでいいと他の看守を降ろしたので、もしかして狩山の味方なの?という目も出て来たかなと。 玲子については、あれで疑問を持って調べ始めたりしたら面白いよね、天海祐希なんだからさ。 そして追い詰めた後に真実を知って狩山を助けてくれそうな黒木。 全部妄想だけど(笑) 脚本=井上由美子 演出=常廣丈太

No.359

【2024春ドラマ】〚ちょこっと感想〛

「Destiny」3話まで終了。
真樹は12年間、海外のNGOに参加して井戸を掘っていたのだと…、何だそれ?
図式としては知美が奏の父の死には真樹の父が関わっていると気付き、それをカオリに喋ってしまい、奏と真樹の仲を断ち切ろうとしたカオリがそれを真樹に話し、何が有ったのか分からないがカオリが死に、真樹は日本から逃げ出した…でOK?じゃあ何で今頃ノコノコ帰国して父親を責め立ててるの?何か真樹のキャラが大事な事は喋らないし、観ていて苛々するのよね。
脚本=吉田紀子 演出=星野和成


「約束~16年目の真実~」3話まで終了。
何か急に話が進まなくなってしまったな。連続殺人事件には裏があると調べていた梅崎は、不破が遺族と知って接近、葵の父は冤罪かもしれないと初めて知った不破は、梅崎が真犯人かもしれない人物に会うと聞き、神社に向かったら既に梅崎は死んでいた。連続殺人事件と結び付けようと思い、ビー玉は自分が詰めたと。まあ予想通り。その前に梅崎は尾藤社長に会っていたけど、殺しは多分別人だろうね。
脚本=小峯裕之 演出=今和紀


「JKと六法全書」2話まで終了。
危惧した通り、みやびの法律研の活動と弁護士としての活動が全くリンクせず、法律研をコメディーパートにしてしまってるのが残念。次を観て離脱するかを決めたい。
脚本=鈴木智 演出=大谷健太郎

  • << 367 【2024春ドラマ】〚ちょこっと感想〛 「約束~16年目の真実~」4話まで終了。 【「友情」揺らぐ、信じてきたものが。】 神社で梅崎を死なせたのは尾藤社長だけど、殺したのではなくて事故だった(間宮議員との癒着等問い詰められて、思わず突き飛ばしたら下に落ちてしまった)というのは本当だと思う。で、留置場で自死って、あれ本当? あと、ラストの現実とリンクした「サクリファイス」(犠牲、生贄)というタイトルのシナリオを書いているのは誰?可能性としては天草なのかなあ。(恵の娘を連れ去ったのも天草かも) 香坂の過去も16年前の事件に関係するらしいから、今の段階で真犯人の事は予想出来ないな。今回は話も動いたし、人の見る角度によって真実は異なり、それが疑心暗鬼のもとになるという描き方も良かった。 脚本=本田隆朗 演出=今和紀 「JKと六法全書」3話まで終了。 【JKとお金配り】 法律研究会も今回みたいな扱い方ならOK。 今回は身バレしたみやびに学校の女子生徒・マリが相談、みやびが親身になって相談に応じなかった事でマリが詐欺事件に巻き込まれ、責任を感じたみやびが家裁の弁護を引き受けるという、言ってみれば等身大の話だったので展開に無理が無く、話がすっと入って来て観やすかった。という事でもう少し様子見してみる。 脚本=鈴木智 演出=木内健

No.360

【2024春ドラマ】〚離脱するドラマ〛

「366日」3話迄観て視聴離脱。
和樹、莉子、智也それぞれのエピソードを描くパートを設けて、その間に遥斗が目覚める様なのだが、記憶喪失なのかどうか以前に、主人公の明日香を含めて彼らの誰にも惹かれないのが致命的。
脚本=清水友佳子 演出=片山雄一、平川雄一朗

「ダブルチート 偽りの警官」(初回15分拡大)初回のみで視聴離脱。
同枠で若干似た様な設定だった「ブラックポストマン」(これも離脱した)に比べれば良く出来ていたなと思うけど、特に惹かれる点が無かったし、こういうドラマはそれが無いと観続けるのが厳しいので早目に判断した。(こういう系統が好きな人には面白いのかも?)
脚本=吉田康弘 演出=河野圭太

「9ボーダー」2話迄観て視聴離脱。
何だ?あの最後のMVもどきのシーンは?道端で松下洸平に歌わせるシーンもそうだけど、そういうのにやたら時間を割いているのは何故?凄くシラケるんだけど。
初回で危惧した通り、やっぱり金子ありさ流のダラダラボワッとした、何が言いたいのかよく分からない作風は合わないや。
脚本=金子ありさ 演出=ふくだももこ

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「あなたの恋人、強奪します。」と「JKと六法全書」は次回で離脱するか判断する。

「お迎え渋谷くん」は何も考えずに観るには丁度良く、京本大我と田辺桃子も好きなのでどうするか迷い中。

  • << 368 【2024春ドラマ】〚離脱するドラマ〛 「あなたの恋人、強奪します。」は3話迄で視聴離脱する。 この後も内容が“跳ねる”感じがしないし、レギュラー3人の設定にも魅力を感じないので。 脚本=花田麻衣子 演出=牧野将 「街並み照らすヤツら」は2話迄で視聴離脱する。 森川葵の強烈な存在感と、次から登場の“お久しぶりの”伊藤健太郎には物凄くそそられるのだが、肝心の設定やストーリー展開に全くそそられないので、次も観たいとは思えなかった。 脚本=清水匡 演出=前田弘二 〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰 「お迎え渋谷くん」は5話の展開に変化球が来て、ちょっと面白くなったのと、やっぱり京本大我と田辺桃子の組み合わせには惹かれるので、これは最後迄見届けようかなと今は思っている。

No.361

【2024春ドラマ】

「街並み照らすヤツら」(NTV)脚本=高田亮 他 出演=森本慎太郎、月島琉衣、浜野謙太、吉川愛、曽田陵介、萩原護、宇野祥平、皆川猿時、竹中直人、森川葵、船越英一郎 他

オリジナル作品。《土ドラ・54分枠》(全話数不明)

※制作上の都合で予定作品から急遽差し替えて制作し始めたドラマという事だが、局が新作で行くと決めた以上、評価に下駄を履かせたりはしない立場で視聴した。

【救世主は…俺!?】
寂れたシャッター商店街で借金を抱え、潰れる寸前のケーキ屋店主の正義(森本慎太郎)が、謎の男(竹中直人)や商店街仲間の荒木(浜野謙太)の都合の良い話に流されて、狂言強盗で損保の保険金を受け取ろうとする話。正義は世間知らずで詐欺の意味が分かってないみたいだし、荒木は計画性など皆無だから、実行犯として集めたのも、何も考えて無さそうな自店の常連客の若者二人で、どう考えたってボロが出まくりで、保険が下りる前に警察にバレそうなのだが。

公式サイトの惹句が『手段を選ばず犯罪スレスレ、悪事ギリギリを突っ走る!』なのだが、いやいや歴とした犯罪だし…。
まずこの犯罪意識の薄いユル〜イ人達を、ドラマの登場人物として許容出来るか、そして『笑いと絆のヒューマンエンタメ』と謳っている割には笑いの質が弱い事、その辺が課題だなあ。
離脱するかは次回で判断かな。

脚本=高田亮 演出=前田弘二

No.362

>> 354 【2024春ドラマ】 「アンチヒーロー」2話まで終了。 【-拒絶-】 日本の刑事裁判の有罪率は99.9%、この高過ぎる有罪率が… 【2024春ドラマ】

「アンチヒーロー」3話まで終了。

【過去】
前回迄の緋山の件の詳細を曖昧にした事で、明墨がどういう立ち位置の弁護士なのかも曖昧だった訳だけど、今回の案件(富田衆議院議員のバカ息子・正一郎が起こした暴行事件)を被告は無実と主張しておきながら、実はバカ親議員が揉み消しに走る様に言葉巧みに仕向け、アリバイ崩しと秘書が揉み消し買収する証拠は緑川検事が手に入れる様に事前に明墨が段取り、手柄は検事に取らせて、明墨は依頼人に騙された振りをしながら、本来の目的であるバカ親子の罪を法廷で表に出す事に成功、名を捨てて実を取った姿に、やはり悪徳弁護士ではないんだなと早目に示してくれて一安心。
正一郎親子は、赤峰が一時期弁護した松永(細田善彦)に罪を着せた張本人でもあり、助けられなかった事を引き摺っている赤峰に、明墨が正攻法が通じない相手を落とす方法を身をもって教えた格好にもなった。
正義感だけで突っ走る事の危うさ、それは恐らく明墨自身が過去に経験して来た事なのだろう。

今回、明墨はヤメ検だった事が分かった。という事は、今回やっと名前が分かった志水(緒形直人)との関わりは、担当検事としてだったのかもしれない。やっと面会に応じた志水に、明墨は何を語るのだろう。

脚本=李正美、福田哲平、山本奈奈、宮本勇人 演出=田中健太

  • << 369 【2024春ドラマ】 「アンチヒーロー」4話まで終了。 【冤罪】 今度の事件は連続不同意性交罪で、犯人の来栖(渡邊圭祐)は2人目迄は認めたが、3人目は否認。明墨は来栖担当の宇野弁護士(和田聰宏)の不倫の証拠を押さえ、宇野を脅して担当弁護士の座を奪い取る。 3人目が冤罪の匂いがするから?と思ったら、どうも千葉県警倉田刑事部長(藤木直人)と宇野の癒着を元々知っていた様な。(この事件に関しては、2人目迄は自白のみで証拠が無いので、犯人の顔を目撃したという3人目を、県警と宇野で捏造した模様) 冒頭で明墨と面会した志水は、「もう静かに死にたいんです」とだけ言って立ち去った。志水は12年前、糸井一家殺人事件で逮捕され、当初は否認していたが後に認めて死刑判決。この事件の管轄も千葉県警だった。 で、倉田は紫ノ宮の父親で、6年前位から性格が変わり母親と離婚、5年前迄検事だった明墨は弁護士事務所を開き、紫ノ宮を採用した…。 という事で、このドラマの大枠が何となく見えて来た、見える様に上手く作られていた。Pと脚本家4人で揉んで書いているとは思えない位統一感も有るし、良く出来ているなあと感心してしまう。 赤峰もここ迄の明墨のやり方を見て、彼の“揺るがぬ信念”みたいな物に気付き始めた様で、早目の対立構造回避に繋がりそうなのもいいね。 脚本=福田哲平、山本奈奈、宮本勇人、李正美 演出=宮崎陽平 

No.363

【2024春ドラマ】〚ちょこっと感想〛

「アンメット ある脳外科医の日記」3話まで終了。
【忘れられた婚約】
あらら、私がこのドラマを好きな要素=脳外科の扱う患者さんの様々な症状と後遺症をリアルに明らかにし、患者さんのQOL向上の為に親身になって努力するミヤビ達医療スタッフの姿…なのだが、3話にして早くも患者さんの話が無くなり、“安全の鬼”こと津幡看護師長の過去と現在がクローズアップされる事に。
ここまでこの人と西島祖父の登場シーンだけが、妙に劇画チックな演出を施されていて浮いていたのだが、次回から津幡だけは自然な態度になりそうなのでそれは良かったけど、あの程度の話に時間を割き過ぎだな。いずれはそうなるのかなとは思っていたけど、もう陰謀話みたいなのにシフトしてしまうの?これじゃない感…。
脚本=篠崎絵里子 演出=本橋圭太

「Disney」4話まで終了。
【誰が彼女を殺した】
奏(&視聴者)が今真実を知りたいのは、父の自死に真樹の父は関わっていたのか?と、あの日、カオリと真樹の間に何が有ったのか、何故カオリだけ死んだのか辺りだと思うのだが、やっと後者のカオリの件は真樹の口から明らかにされた。でも想像していた範囲内の話であり、遅々として話が進まないという印象の方が強い。
そもそも12年も逃げていた真樹は何で戻って来たの?理由って言ったっけ?
脚本=吉田紀子 演出=星野和成

  • << 370 【2024春ドラマ】〚ちょこっと感想〛 「アンメット ある脳外科医の日記」4話まで終了。 【記憶障害の謎…深まる対立】 やっぱりそっち方面に行くのか…。 私は1、2話の様な内容のドラマが好きで、今回もロボット工学者の加瀬(前原瑞樹)が脳ドックを受けたら動脈瘤が見付かり、ミヤビとの“確率”のやり取りの後、理系だけに様々な計算をして手術をするか悩み、最終的には破裂を恐れながらの生活よりはと手術を選ぶ…という話も良かったし、子供の脳腫瘍をどこまで取り除くかで対立する大迫と三瓶の話(三瓶の実力行使部分はドラマとしてギリセーフ)もドキドキさせてくれたけど、“大迫と西島会長は何を隠してる?ミヤビに何かした?”の話になると、シラケてしまうのよねえ。今はこういうのを入れないと駄目なのかね。 脚本=篠崎絵里子 演出=本橋圭太 「Disney」4話まで終了。 【父を殺した犯人と対決】←出たよ、サブタイトル詐欺。 父の部下の新里役にわざわざ杉本哲太を起用したのに何の新情報も与えてくれず肩透かし、奏は見張られているというのが分かっただけ。でも奏は自力で父の残したボイレコを見付け、父から見た事件の真実と心情を知る事に。この部分の佐々木蔵之介の演技には惹き付けられた。 で、野木の家が放火され真樹は職質の警官に「俺が燃やしました」←これまたオオカミ少年?誰かを庇ってる? 脚本=吉田紀子 演出=新城毅彦

No.364

【2024春ドラマ】

「燕は戻ってこない」(NHK,NHKEP)脚本=長田育恵 出演=石橋静河、稲垣吾郎、森崎ウィン、伊藤万理華、朴璐美、富田靖子、戸次重幸、酒向芳、草村礼子、中村優子、内田有紀、黒木瞳 他

桐野夏生の小説原作。《ドラマ10・45分枠》(全10話予定)

非正規貧困、格差社会、出産に対する男女の意識差、そしてメインテーマである生殖医療の話迄、ひたすら暗く未来に希望が持てない29歳女性(リキ・石橋静河)の話が続き、45分間、息抜きをするシーンすら与えられず、リアルで重い話を観続けなければならないのだが、それでも一気に観させるだけのドラマとしての力が有り、惹き込まれて観ていた。

500万の借金(奨学金)迄して大学を出たらしいリキの同僚のテル(伊藤万理華)の思考が、とても大卒とは思えない位軽くて慎重さに欠けるのが少し引っ掛かったのだが、この暗い話の中ではそのアホっぽさすら、若干の癒やしに思えたりして…。
リキとテルは派遣の病院事務職で、リキの手取りは14万程度、安アパートに住みギリギリの生活、テルは風俗のバイトをしている。そんな中、テルから出たのが卵子提供のバイトをしないかという話。
迷った末に登録し面接に出向いたリキは、エージェントから代理母を勧められてしまう(あれは最初から狙われてた感じだな)。

これは多分傑作になりそう。

脚本=長田育恵 演出=田中健二

  • << 371 【2024春ドラマ】 「燕は戻ってこない」2話まで終了。 テルはソム太(あだ名・アジア系の男)を愛していて、リキから見れば只の金づるにされているだけなのに、自分の元に戻って来てくれた(5度目?)だけで幸せらしく、もう卵子提供はやめたと。「体は売っても心はソム太だけに捧げるの」リキ「私はどうするの!?」テル「それはリキが決めたんじゃない。私が風俗やってもリキはやらなかったでしょ?」←鋭い指摘w頭いいんだか悪いんだかwでも私の中ではこのドラマの癒やしだわ、テル。 今回はリキに生き方の影響を与えた叔母の佳子(富田靖子)と、代理母を依頼した側の妻(悠子=内田有紀)の親友(りりこ=中村優子)が新たに登場。 母から佳子は病気でもう長くは無いと聞かされても、帰郷する旅費すら無く、母もお金が無くて送れないという切なさ。結局会えないまま叔母は亡くなった。未婚だった叔母の考えは、見せかけでも結婚すれば世間の一員になって自由になれる。リキの年齢なら「なんぼでも間に合える」と。 だいぶ変わって来たとはいえ、これは一つの真理、そして結婚したらしたで今度は「お子さんは?」問題がある。 代理母になる事を決めたリキは、面談をする依頼人夫妻の妻を見て[あっそうか、この人も間に合えなかった人なんだ]と気付く。 夫のDNAだけを継ぐ子でも、悠子は間に合った事に出来るのか? 脚本=長田育恵 演出=山戸結希

No.365

>> 357 【2024春ドラマ】 「ブルーモーメント」(CX)脚本=浜田秀哉 出演=山下智久、出口夏希、水上恒司、岡部大、仁村紗和、夏帆、平岩紙、… 【2024春ドラマ】

「ブルーモーメント」2話まで終了。

【猛吹雪の中ヘリ出動!リミット9分の救出劇!】
初回の感想でも少し書いたのだが、人間描写の甘さが気になる。そもそもの話として、1〜2話の現場に出張ったSDMメンバーの内、雲田、山形、丸山の3人は何故そこに居るのかが上手く描かれていないので、この3人って必要なの?って思えてしまうのよね。あのモニター満載のSDMカーにしたって必要性が感じられないし。どうしてもって時はリモートで本部の機器を利用出来ないのかね。そうすれば山PはPC一台を持って、消防班のヘリや車で一緒に移動すれば丸山の仕事は無くなるし。山形の知識位なら山Pは持ってそうだし、山PがPCを使って救助可能な時間帯を必死に探っている時に、背後から話し掛ける雲田なんて邪魔でしか無いし。
そんな風に思わせてしまうのは、人物の役割も人物像もきちんと描けていないからなのだと思う。

あと今回凄く気になったのは、優吾役の水上恒司の硬い台詞回しと硬い表情の演技。台詞は書いた脚本家の責任だし、表情や台詞回しは要求した演出家の責任だとは思うけど、彼一人だけ物凄く浮いていた事だけは皆さんに自覚して欲しいな。

ブルーモーメントとか自然の画はとても美しくて目を奪われるのだが、今のところはそれだけのドラマになってしまってるのがとても残念。期待していただけに。

脚本=浜田秀哉 演出=田中亮

  • << 372 【2024春ドラマ】 「ブルーモーメント」3話まで終了。 【大火災が強風で拡大!心に傷を持つ天才医師の決意】 まさかこれが“突っ込みドラマ”の対象になるとは思ってもみなかった。中身が“トンチキ”なら突っ込んで笑いながら楽しむのもありなんだけど、これは気象災害から人命を守る為に、知力を振り絞り体を張って最前線に立つメンバーと、その組織を大真面目に描いているドラマだから、突っ込みたくなる台詞の数々、緊迫感に欠ける演出、存在理由が不明のSDMメンバー等々、これで本当に人命が守れるのか、そういう組織を描いているつもりなのかという疑問が湧いて来て、ドラマの世界に浸る事が出来ない。 主要人物を上げる為に周囲の人間を必要以上に下げるというのはドラマあるあるだし、あの「TOKYO MER」でもやっていたから(警察が下げられて可哀想だった)、そこは突っ込みたくは無いのだが、それにしても今回の神保悟志と、夏帆以外の若手医師の下げ方は酷過ぎた。 園部大臣←神保悟志(の役)の目的が分かっているなら、そんな奴始めから責任者にするな! 失火で住民から責められて具合が悪そうだった男性、神保が夏帆に治療をさせなかったけど、あの後どうなった?誰かの台詞でもいいから結果を拾わなきゃ。 とにかく現場シーンのリズムが悪くて間延びする所だけでも、早急に改善して緊迫感を出して欲しい。 脚本=浜田秀哉 演出=森脇智延

No.366

>> 358 【2024春ドラマ】 「Believe-君にかける橋-」(EX)脚本=井上由美子 出演=木村拓哉、竹内涼真、山本舞香、一ノ瀬颯、北大路… 【2024春ドラマ】

「Believe-君にかける橋-」2話まで終了。

【決意の脱獄計画…全ては妻の為に】
うーん、途中ちょっと退屈だったけど、最後の方で救急車に何故か林が同乗していた事、玲子の所に聞き込みに来た黒木(玲子は記者と思い込んでいる)が、家に有る写真に夫、坂東と一緒に写っている男にそっくりと玲子が気付き、これは誰なのかと坂東に聞きに行った事、この二つの事でもしかしたらという妄想が膨らみ、次回への視聴意欲も湧いて来た。

まずちょっと退屈してしまったのは、主人公の狩山という男の事がまだよく分からないから。脱走を計画し、とにかく救急車に乗せられて外に出た、そこまでの思考力、洞察力を持った冷静沈着な人物像と、社長の安請け合いを真に受けて情に流され、深く考えずに罪を被ってしまう様な人物像が、私の中でどうしても合致しないからなのだと思う。

林については狩山に「存在を反省しろ!」というパワーワードを投げ付けた時から注目して来たけど、今回、救急車に同乗するのは自分だけでいいと他の看守を降ろしたので、もしかして狩山の味方なの?という目も出て来たかなと。
玲子については、あれで疑問を持って調べ始めたりしたら面白いよね、天海祐希なんだからさ。
そして追い詰めた後に真実を知って狩山を助けてくれそうな黒木。
全部妄想だけど(笑)

脚本=井上由美子 演出=常廣丈太

  • << 373 【2024春ドラマ】 「Believe-君にかける橋-」3話まで終了。 【今夜決行!191秒の脱獄計画!】 狩山は第7肋骨骨折で入院?私も肋骨骨折経験有りだけど、サポーターを付けて自然治癒を待つしかない、仕事はしてもいいけどなるべく安静にという事で、入院のにの字も無かったけど…まっ、そこはドラマという事で(笑) 確かに折りたては凄く痛くて、あんな風に飛び降りたりしたら激痛で、直ぐに走って逃げるとかは普通は無理だと思う。 林がさん付けを止めて狩山呼びをした時には“あれ?味方じゃないのかな?”と一瞬思ったけど、やっぱり逃亡の手助けをしてくれて予想が当たったと喜んでいたら、味方をしてくれた理由が結構重い話でびっくり。でもまた誰かに「成功しました」って電話で報告してたから、まだ罠の可能性も否定は出来ないのだが。(電話の相手が坂東で、2人で狩山を助けようとしてると妄想) 気になっていた若松と黒木の関係は、親の離婚で離れ離れになった兄弟でひねりは無かった。黒木は「恨みで捜査はしない」と言っていたけど、あの態度を見ると、橋の崩落原因が兄に有るとは思ってもいなさそう。(真実を知ったら狩山の味方をしてくれると妄想) 今回は逃亡に裏切りとテンポ良く話が動いていて飽きなかったし面白かった。 この調子で楽しませて欲しいな。 脚本=井上由美子 演出=常廣丈太

No.367

>> 359 【2024春ドラマ】〚ちょこっと感想〛 「Destiny」3話まで終了。 真樹は12年間、海外のNGOに参加して井戸を掘っていたのだ… 【2024春ドラマ】〚ちょこっと感想〛

「約束~16年目の真実~」4話まで終了。

【「友情」揺らぐ、信じてきたものが。】
神社で梅崎を死なせたのは尾藤社長だけど、殺したのではなくて事故だった(間宮議員との癒着等問い詰められて、思わず突き飛ばしたら下に落ちてしまった)というのは本当だと思う。で、留置場で自死って、あれ本当?
あと、ラストの現実とリンクした「サクリファイス」(犠牲、生贄)というタイトルのシナリオを書いているのは誰?可能性としては天草なのかなあ。(恵の娘を連れ去ったのも天草かも)
香坂の過去も16年前の事件に関係するらしいから、今の段階で真犯人の事は予想出来ないな。今回は話も動いたし、人の見る角度によって真実は異なり、それが疑心暗鬼のもとになるという描き方も良かった。
脚本=本田隆朗 演出=今和紀


「JKと六法全書」3話まで終了。

【JKとお金配り】
法律研究会も今回みたいな扱い方ならOK。
今回は身バレしたみやびに学校の女子生徒・マリが相談、みやびが親身になって相談に応じなかった事でマリが詐欺事件に巻き込まれ、責任を感じたみやびが家裁の弁護を引き受けるという、言ってみれば等身大の話だったので展開に無理が無く、話がすっと入って来て観やすかった。という事でもう少し様子見してみる。
脚本=鈴木智 演出=木内健

  • << 374 【2024春ドラマ】〚ちょこっと感想〛&〚離脱するドラマ〛 「約束~16年目の真実~」5話まで終了。 【「記憶」失った記憶を辿り、真相へ。】 葵は死んでいる玲奈を見てショックで気絶したのではなくて、何者かに後ろから棒状の物で殴られて気絶していた事が分かった。あの暗号で玲奈の殺された現場に葵を呼び出し、16年前と同じ様に殴り気絶させたのは誰?これで葵は当時の記憶を取り戻したし、これは警告というよりは“思い出せ”とアシストしている様にも見えるのだが。 志歩を誘拐し、冤罪疑惑をマスコミにリークしたのは一条で、当時速水に罪を認める様に促した事への贖罪と、冤罪を警察に認めさせる為。 隠蔽した黒幕は有村として、真犯人は誰なのか。また新たな殺人が起きているし…。 ミステリーとして単純に面白いから好き。 ※尾藤は手書きの遺書を残してたから自死?どっち? 脚本=富安美尋 演出=山本大輔 〰〰〰〰〰〰〰〰〰 〚離脱するドラマ〛 「イップス」5話迄観て離脱する。 やっぱり倒叙ミステリーとしては脚本が物足りないし、凸凹コンビとしては篠原涼子の演技がやり過ぎで鼻につく。もうお腹いっぱい。 脚本=中園勇也 演出=筧昌也 「JKと六法全書」4話迄観て離脱する。 これもやっぱり脚本が物足りない。初回を観た時には面白そうと思ったのだが、設定を生かし切れてないよなあ。残念。 脚本=柏谷周希 演出=大谷健太郎

No.368

>> 360 【2024春ドラマ】〚離脱するドラマ〛 「366日」3話迄観て視聴離脱。 和樹、莉子、智也それぞれのエピソードを描くパートを設けて、… 【2024春ドラマ】〚離脱するドラマ〛

「あなたの恋人、強奪します。」は3話迄で視聴離脱する。
この後も内容が“跳ねる”感じがしないし、レギュラー3人の設定にも魅力を感じないので。
脚本=花田麻衣子 演出=牧野将


「街並み照らすヤツら」は2話迄で視聴離脱する。
森川葵の強烈な存在感と、次から登場の“お久しぶりの”伊藤健太郎には物凄くそそられるのだが、肝心の設定やストーリー展開に全くそそられないので、次も観たいとは思えなかった。
脚本=清水匡 演出=前田弘二

〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰

「お迎え渋谷くん」は5話の展開に変化球が来て、ちょっと面白くなったのと、やっぱり京本大我と田辺桃子の組み合わせには惹かれるので、これは最後迄見届けようかなと今は思っている。

No.369

>> 362 【2024春ドラマ】 「アンチヒーロー」3話まで終了。 【過去】 前回迄の緋山の件の詳細を曖昧にした事で、明墨がどういう立ち位… 【2024春ドラマ】

「アンチヒーロー」4話まで終了。

【冤罪】
今度の事件は連続不同意性交罪で、犯人の来栖(渡邊圭祐)は2人目迄は認めたが、3人目は否認。明墨は来栖担当の宇野弁護士(和田聰宏)の不倫の証拠を押さえ、宇野を脅して担当弁護士の座を奪い取る。
3人目が冤罪の匂いがするから?と思ったら、どうも千葉県警倉田刑事部長(藤木直人)と宇野の癒着を元々知っていた様な。(この事件に関しては、2人目迄は自白のみで証拠が無いので、犯人の顔を目撃したという3人目を、県警と宇野で捏造した模様)

冒頭で明墨と面会した志水は、「もう静かに死にたいんです」とだけ言って立ち去った。志水は12年前、糸井一家殺人事件で逮捕され、当初は否認していたが後に認めて死刑判決。この事件の管轄も千葉県警だった。
で、倉田は紫ノ宮の父親で、6年前位から性格が変わり母親と離婚、5年前迄検事だった明墨は弁護士事務所を開き、紫ノ宮を採用した…。
という事で、このドラマの大枠が何となく見えて来た、見える様に上手く作られていた。Pと脚本家4人で揉んで書いているとは思えない位統一感も有るし、良く出来ているなあと感心してしまう。

赤峰もここ迄の明墨のやり方を見て、彼の“揺るがぬ信念”みたいな物に気付き始めた様で、早目の対立構造回避に繋がりそうなのもいいね。

脚本=福田哲平、山本奈奈、宮本勇人、李正美 演出=宮崎陽平 

  • << 375 【2024春ドラマ】 「アンチヒーロー」5話まで終了。 【-因縁-】 5話も面白かった。 前回の事件に絡めて千葉県警の不正という問題が浮上し、それに関わっていた紫丿宮の父で県警刑事部長の倉田が、志水が犯人とされた糸井一家殺人事件の捜査にも加わっていた事が判明。 明墨は糸井一家殺人事件の担当検事で、志水に死刑を求刑した本人だった。 紫丿宮によれば“正義の味方”だった父は12年前の事件の後から家でも笑わなくなり、6年前に明墨が家に来て“糸井一家殺人事件で何を隠蔽したのか”と問い詰められて以降、人が変わった様になり両親は離婚した。 今回、紫丿宮が言葉を尽くして「不正をしてまで守りたかったものって何?」と尋ねても、父は答える事は無く、娘の目の前で逮捕され、「私の事は忘れろ」と言い残して連行されて行った。 明墨は6年前に志水の冤罪に気付く何かを知り、検察を辞して弁護士に転身した。その何かには、恐らく亡くなった桃瀬レイコが関係しているのだろう。 そしてラストには緋山が再登場。明墨は緋山に何かを頼み、彼は明墨の協力者となったみたいなのだが、その緋山を見張らせていた抜かりの無い、おそらくラスボスの伊達原検事正。 倉田逮捕に元夫(警察官僚)迄利用された緑川検事が、いつ明墨側に寝返るのかを楽しみに待ちたい。 脚本=山本奈奈、宮本勇人、李正美、福田哲平 演出=宮崎陽平 

No.370

>> 363 【2024春ドラマ】〚ちょこっと感想〛 「アンメット ある脳外科医の日記」3話まで終了。 【忘れられた婚約】 あらら、私がこのドラ… 【2024春ドラマ】〚ちょこっと感想〛

「アンメット ある脳外科医の日記」4話まで終了。
【記憶障害の謎…深まる対立】
やっぱりそっち方面に行くのか…。
私は1、2話の様な内容のドラマが好きで、今回もロボット工学者の加瀬(前原瑞樹)が脳ドックを受けたら動脈瘤が見付かり、ミヤビとの“確率”のやり取りの後、理系だけに様々な計算をして手術をするか悩み、最終的には破裂を恐れながらの生活よりはと手術を選ぶ…という話も良かったし、子供の脳腫瘍をどこまで取り除くかで対立する大迫と三瓶の話(三瓶の実力行使部分はドラマとしてギリセーフ)もドキドキさせてくれたけど、“大迫と西島会長は何を隠してる?ミヤビに何かした?”の話になると、シラケてしまうのよねえ。今はこういうのを入れないと駄目なのかね。
脚本=篠崎絵里子 演出=本橋圭太

「Disney」4話まで終了。
【父を殺した犯人と対決】←出たよ、サブタイトル詐欺。
父の部下の新里役にわざわざ杉本哲太を起用したのに何の新情報も与えてくれず肩透かし、奏は見張られているというのが分かっただけ。でも奏は自力で父の残したボイレコを見付け、父から見た事件の真実と心情を知る事に。この部分の佐々木蔵之介の演技には惹き付けられた。
で、野木の家が放火され真樹は職質の警官に「俺が燃やしました」←これまたオオカミ少年?誰かを庇ってる?
脚本=吉田紀子 演出=新城毅彦

  • << 376 【2024春ドラマ】 「アンメット ある脳外科医の日記」5話まで終了。 【難手術…あなたはできます】 お経を上げている最中に倒れてしまった住職(三宅弘城)はもやもや病。脳の血管が細く血流が悪い為に、お経を上げると過呼吸になってしまう。 ミヤビは血管バイパス手術を提案、手術をしてもお経は厳禁だが住職は手術を決断。 三瓶はミヤビに助手ではなく、あなたが担当して下さいと告げる。不安で躊躇するミヤビだが、三瓶はあなたなら出来ますの一点張り。もちろん縫合技術とスピードが伴わないと駄目なので、手羽先を使って顕微鏡手術の猛特訓。目標タイムより速く出来る様になった時に、改めて担当するか聞く三瓶。 「やります」とミヤビ。 手術当日の朝、ミヤビが起きると隣に森が寝ていた。森とは記憶を失くす前からの付き合いで信頼しているミヤビ。その彼女が言う。今日は日記を全部読まなくていい。手術の事が書いてある部分だけを読んでと。前日にミヤビが森に頼んだのはこの事だったのか。これは時間が短縮出来る良い方法。信頼出来る森に言って貰うというのがポイントなのね。 そして手術室に一緒に入った誰もが、心からミヤビを応援しサポートしているのが分かる良いチーム。無事終わったらそれは泣くわ、ミヤビ。 毎話こういうのが観たいんだけどな。 脚本=篠崎絵里子 演出=Yuki Saito
  • << 378 【2024春ドラマ】 「Disney」6話まで終了。(前回の感想が4話になっていたが5話に訂正) 【検事vs元恋人…この愛を裁けますか?】 えーっと、公式サイトではこれをサスペンスラブストーリーと謳っていて、石原さとみは検事役だし、父親の死の真相解明がメインで、そこにラブストーリーが絡むのかなと勝手に想像して、期待していた私が愚かだった。 これまでもずっと隔靴掻痒の展開だったけど、6話の脚本は特に酷かった。 あと、会話の端々に回想シーンを何度も挟む、馬鹿の一つ覚えみたいな演出にも飽きたを通り越して腹が立って来た。 これ以上書いても虚しいだけなので、もう感想は多分書かない。 残り後3話なので一応最後迄観るつもりだけど…。 脚本=吉田紀子 演出=星野和成

No.371

>> 364 【2024春ドラマ】 「燕は戻ってこない」(NHK,NHKEP)脚本=長田育恵 出演=石橋静河、稲垣吾郎、森崎ウィン、伊藤万理華、朴璐… 【2024春ドラマ】

「燕は戻ってこない」2話まで終了。

テルはソム太(あだ名・アジア系の男)を愛していて、リキから見れば只の金づるにされているだけなのに、自分の元に戻って来てくれた(5度目?)だけで幸せらしく、もう卵子提供はやめたと。「体は売っても心はソム太だけに捧げるの」リキ「私はどうするの!?」テル「それはリキが決めたんじゃない。私が風俗やってもリキはやらなかったでしょ?」←鋭い指摘w頭いいんだか悪いんだかwでも私の中ではこのドラマの癒やしだわ、テル。

今回はリキに生き方の影響を与えた叔母の佳子(富田靖子)と、代理母を依頼した側の妻(悠子=内田有紀)の親友(りりこ=中村優子)が新たに登場。
母から佳子は病気でもう長くは無いと聞かされても、帰郷する旅費すら無く、母もお金が無くて送れないという切なさ。結局会えないまま叔母は亡くなった。未婚だった叔母の考えは、見せかけでも結婚すれば世間の一員になって自由になれる。リキの年齢なら「なんぼでも間に合える」と。
だいぶ変わって来たとはいえ、これは一つの真理、そして結婚したらしたで今度は「お子さんは?」問題がある。

代理母になる事を決めたリキは、面談をする依頼人夫妻の妻を見て[あっそうか、この人も間に合えなかった人なんだ]と気付く。
夫のDNAだけを継ぐ子でも、悠子は間に合った事に出来るのか?

脚本=長田育恵 演出=山戸結希

  • << 377 【2024春ドラマ】 「燕は戻ってこない」3話まで終了。 お金をあげたらソム太が居なくなったので、またプランテの登録をしたというテル。卵子の採取は日本ではなく外国でやり、その一つがソム太の国のタイ。だから行ったらそのままソム太と…って、やっぱりおバカなのか、本当に掴み所の無い女だなテル。 リキもさあ、依頼主夫妻の前ではビジネスを強調して、お金の為にしっかりやり遂げる感を出していたのに、気持ちいいセックスを知らないまま妊娠出産する事をテルに愚痴ったら、あたしはやらないけど風俗の子が買うプロの男を紹介してあげると言い出し、リキも直ぐその気になってしまうというね。本番は禁止だけどそこはテル達と同じで阿吽の呼吸なのだとか。プロだから当然避妊はするのだろうが、万一の事とか考えないリキが怖いわ。 依頼主側の事はここまで敢えて書いて来なかったのだが、夫で元バレエダンサーの草桶基(稲垣吾郎)と、その母親でやはり元バレエダンサーの千味子(黒木瞳)のキャラが中々強烈で。 基は母親の勧めた相手と結婚したが、その後、基のファンだった悠子と不倫、離婚して悠子と再婚、不育症で流産してしまう嫁に千味子は不満タラタラ。絶対別れないと妻の味方感を出してる基だけど、妻に投げ掛ける言葉は結構自分本位、この母にしてこの子有りって感じ。悠子は自分を納得させてはいるみたいだけど…。 脚本=長田育恵 演出=田中健二

No.372

>> 365 【2024春ドラマ】 「ブルーモーメント」2話まで終了。 【猛吹雪の中ヘリ出動!リミット9分の救出劇!】 初回の感想でも少し書… 【2024春ドラマ】

「ブルーモーメント」3話まで終了。

【大火災が強風で拡大!心に傷を持つ天才医師の決意】
まさかこれが“突っ込みドラマ”の対象になるとは思ってもみなかった。中身が“トンチキ”なら突っ込んで笑いながら楽しむのもありなんだけど、これは気象災害から人命を守る為に、知力を振り絞り体を張って最前線に立つメンバーと、その組織を大真面目に描いているドラマだから、突っ込みたくなる台詞の数々、緊迫感に欠ける演出、存在理由が不明のSDMメンバー等々、これで本当に人命が守れるのか、そういう組織を描いているつもりなのかという疑問が湧いて来て、ドラマの世界に浸る事が出来ない。

主要人物を上げる為に周囲の人間を必要以上に下げるというのはドラマあるあるだし、あの「TOKYO MER」でもやっていたから(警察が下げられて可哀想だった)、そこは突っ込みたくは無いのだが、それにしても今回の神保悟志と、夏帆以外の若手医師の下げ方は酷過ぎた。
園部大臣←神保悟志(の役)の目的が分かっているなら、そんな奴始めから責任者にするな!
失火で住民から責められて具合が悪そうだった男性、神保が夏帆に治療をさせなかったけど、あの後どうなった?誰かの台詞でもいいから結果を拾わなきゃ。

とにかく現場シーンのリズムが悪くて間延びする所だけでも、早急に改善して緊迫感を出して欲しい。

脚本=浜田秀哉 演出=森脇智延

  • << 379 【2024春ドラマ】 「ブルーモーメント」4話まで終了。 【竜巻の脅威!試される姉妹…過去を乗り越えろ!】 千葉県のある地方では3年前に竜巻、半年前に台風の被害が出た為、SDMは広報活動の一環として、子供向けの防災教室を開催する。その途中、晴原は竜巻の発生を予測しSDMは避難指示を出すのだが、その呼び掛けを行ったのは、ここが故郷で、3年前の竜巻で姉が下半身不随の被害に遭った雲田だった。 まず、あれだけの人数(8人だったかな?)で出張した割には、子供の参加人数が少な過ぎるし、啓蒙活動なら保護者や近隣住民等も参加させるべきなのにと思った事と、男の子が一人抜け出した事に誰も気付かないという、為にする設定は如何なものかと、それも残念だった。 でも一応それぞれの役割分担に沿って活動していたのが見受けられたし、酷かった前回に比べたらマシだったかなと。 汐見医師のサバイバーズ・ギルト(災害や事故、事件等で他に被害者が出る中、自分が助かったことへの罪悪感)の説明とかも、医師が言うから説得力も有ったし。 ただねえ、最後に新たにSDMに送り込まれて来たのが、園部大臣と対立している立花大臣の夫(橋本じゅん)とか、もう呆れた設定で口あんぐり。 防災についての真摯な話は観たいのだが…、人間ドラマが上っ面だけなので、次回次第でもしかしたら離脱するかも。 脚本=浜田秀哉 演出=田中亮

No.373

>> 366 【2024春ドラマ】 「Believe-君にかける橋-」2話まで終了。 【決意の脱獄計画…全ては妻の為に】 うーん、途中ちょっ… 【2024春ドラマ】

「Believe-君にかける橋-」3話まで終了。

【今夜決行!191秒の脱獄計画!】
狩山は第7肋骨骨折で入院?私も肋骨骨折経験有りだけど、サポーターを付けて自然治癒を待つしかない、仕事はしてもいいけどなるべく安静にという事で、入院のにの字も無かったけど…まっ、そこはドラマという事で(笑)
確かに折りたては凄く痛くて、あんな風に飛び降りたりしたら激痛で、直ぐに走って逃げるとかは普通は無理だと思う。

林がさん付けを止めて狩山呼びをした時には“あれ?味方じゃないのかな?”と一瞬思ったけど、やっぱり逃亡の手助けをしてくれて予想が当たったと喜んでいたら、味方をしてくれた理由が結構重い話でびっくり。でもまた誰かに「成功しました」って電話で報告してたから、まだ罠の可能性も否定は出来ないのだが。(電話の相手が坂東で、2人で狩山を助けようとしてると妄想)

気になっていた若松と黒木の関係は、親の離婚で離れ離れになった兄弟でひねりは無かった。黒木は「恨みで捜査はしない」と言っていたけど、あの態度を見ると、橋の崩落原因が兄に有るとは思ってもいなさそう。(真実を知ったら狩山の味方をしてくれると妄想)

今回は逃亡に裏切りとテンポ良く話が動いていて飽きなかったし面白かった。
この調子で楽しませて欲しいな。

脚本=井上由美子 演出=常廣丈太

  • << 380 【2024春ドラマ】 「Believe-君にかける橋-」4話まで終了。 【最愛の妻の嘘】 林が「成功しました」と報告していた相手は何と榛名都知事。林からは責任を取り辞めるけど、他の者は約束通り不問に付して下さい、知事はその確約はしなかったけど、林に対しては一生安心して暮らせる様にすると。はて?知事の目論見って何なのかな。 秋澤弁護士と黒木刑事も、狩山の味方になるのか敵なのかよく分からないし、今度は「永代町女子大生殺人事件」の被害者の父・半田豊(田中哲司)が、自首目前で骨折の痛みからフラフラの狩山を、自分の車に押し込んで連れ去ってしまい、この人の目的も分からないし…、謎が多過ぎて少し疲れる(いつも書いているけど考察は苦手なので)。 そんな中、今回はSSDを預けられた南雲(一ノ瀬颯)の苦悩や人間性、狩山との絆がきちんと描かれて、それに対して狩山の味方だと思っていた、南雲の婚約者の本宮(山本舞香)が、結構な強い口調で狩山を切り捨てる様に南雲に迫ったりと、これまでに受けていた印象の逆転現象が起きていて、でもどちらの言い分も理解出来るのよね。それだけ狩山のやった事って罪深いのよ。 SSDを取り返そうとした秋澤と階段で揉み合いになり、落ちて頭を打ち昏睡状態の南雲。そのまま目覚めないか記憶喪失になってくれって、秋澤は思ってるだろうね。 脚本=井上由美子 演出=樹下直美

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>> 367 【2024春ドラマ】〚ちょこっと感想〛 「約束~16年目の真実~」4話まで終了。 【「友情」揺らぐ、信じてきたものが。】 神社… 【2024春ドラマ】〚ちょこっと感想〛&〚離脱するドラマ〛

「約束~16年目の真実~」5話まで終了。

【「記憶」失った記憶を辿り、真相へ。】
葵は死んでいる玲奈を見てショックで気絶したのではなくて、何者かに後ろから棒状の物で殴られて気絶していた事が分かった。あの暗号で玲奈の殺された現場に葵を呼び出し、16年前と同じ様に殴り気絶させたのは誰?これで葵は当時の記憶を取り戻したし、これは警告というよりは“思い出せ”とアシストしている様にも見えるのだが。
志歩を誘拐し、冤罪疑惑をマスコミにリークしたのは一条で、当時速水に罪を認める様に促した事への贖罪と、冤罪を警察に認めさせる為。
隠蔽した黒幕は有村として、真犯人は誰なのか。また新たな殺人が起きているし…。
ミステリーとして単純に面白いから好き。
※尾藤は手書きの遺書を残してたから自死?どっち?
脚本=富安美尋 演出=山本大輔
〰〰〰〰〰〰〰〰〰
〚離脱するドラマ〛

「イップス」5話迄観て離脱する。
やっぱり倒叙ミステリーとしては脚本が物足りないし、凸凹コンビとしては篠原涼子の演技がやり過ぎで鼻につく。もうお腹いっぱい。
脚本=中園勇也 演出=筧昌也

「JKと六法全書」4話迄観て離脱する。
これもやっぱり脚本が物足りない。初回を観た時には面白そうと思ったのだが、設定を生かし切れてないよなあ。残念。
脚本=柏谷周希 演出=大谷健太郎

  • << 381 【2024春ドラマ】 「約束~16年目の真実~」6話まで終了。 【「再開」連続殺人の再開、悪魔の心理を読む】 殺されていたのは和田瑠璃18才で半年前頃から望野に居住。 飛鳥桃は瑠璃と知り合いなのに「よく知らない人」と嘘を付いた、殺害現場に葵を呼び出した暗号を、桃も解読出来る事が判明した、犯行時間帯のアリバイが不明確、桃の部屋に続きが書かれた「サクリファイス」の原稿が有った、これだけの理由でしかも独断で、葵は桃を逮捕してしまうのだが、肝心の動機が不明だし、香坂も「もう後戻り出来ませんよ」とは言ったけど強くは止めなかったし、この展開・設定はちょっと強引過ぎるなと思った。 後から犯人は男という目撃証言が出て来て、誤認逮捕で桃は釈放。そこに飛び込んで来た衝撃の事実。匿名通報で葵の実家の庭から掘り出されていた3体の白骨死体の内、1体は失踪していた桃の母親の物と判明した。 話が大きくなって来て、ますます誰が犯人か分かり難くなったけど…。 ラストにまたシナリオの続きが書かれて、葵が取調室で桃に言った「あなたは一体誰?」って言葉が、そっくりそのまま書かれてるのよね。 あの場に居たのは葵、桃、香坂、木崎刑事、夏目刑事、新任の矢吹課長の6人だから、この内の誰かが真犯人か、または真犯人の仲間って事になるのかね。うーん、よく分からん。 脚本=富安美尋 演出=今和紀

No.375

>> 369 【2024春ドラマ】 「アンチヒーロー」4話まで終了。 【冤罪】 今度の事件は連続不同意性交罪で、犯人の来栖(渡邊圭祐)は2人… 【2024春ドラマ】

「アンチヒーロー」5話まで終了。

【-因縁-】
5話も面白かった。
前回の事件に絡めて千葉県警の不正という問題が浮上し、それに関わっていた紫丿宮の父で県警刑事部長の倉田が、志水が犯人とされた糸井一家殺人事件の捜査にも加わっていた事が判明。
明墨は糸井一家殺人事件の担当検事で、志水に死刑を求刑した本人だった。
紫丿宮によれば“正義の味方”だった父は12年前の事件の後から家でも笑わなくなり、6年前に明墨が家に来て“糸井一家殺人事件で何を隠蔽したのか”と問い詰められて以降、人が変わった様になり両親は離婚した。
今回、紫丿宮が言葉を尽くして「不正をしてまで守りたかったものって何?」と尋ねても、父は答える事は無く、娘の目の前で逮捕され、「私の事は忘れろ」と言い残して連行されて行った。

明墨は6年前に志水の冤罪に気付く何かを知り、検察を辞して弁護士に転身した。その何かには、恐らく亡くなった桃瀬レイコが関係しているのだろう。

そしてラストには緋山が再登場。明墨は緋山に何かを頼み、彼は明墨の協力者となったみたいなのだが、その緋山を見張らせていた抜かりの無い、おそらくラスボスの伊達原検事正。
倉田逮捕に元夫(警察官僚)迄利用された緑川検事が、いつ明墨側に寝返るのかを楽しみに待ちたい。

脚本=山本奈奈、宮本勇人、李正美、福田哲平 演出=宮崎陽平 

  • << 383 【2024春ドラマ】 「アンチヒーロー」6話まで終了。 【-不正-】 緑川検事(木村佳乃)のあこがれの瀬古判事(神野三鈴)は、志水に死刑判決を、松永に有罪判決を出した裁判官だった。そして12年前の千葉の横領事件、糸井一家殺人事件の指揮を取っていたのは、伊達原検事正(野村萬斎)だった。 今回の出版社の個人情報流出事件の被告沢原副編集長(珠城りょう)は無実を訴え、罪をでっち上げたと思われる部下の上田は、政治家の加崎(相島一之)と繋がっていた。 最高裁判事の椅子を狙う瀬古は、有力な政治家との繫がりを欲していて、明墨に富田代議士を潰された今、代わりの代議士として加崎が浮上。沢原の控訴審は明墨が引き受け瀬古が裁判長、不正な方法で入手した新証拠は認めずとした。(その不正、GPSが仕込まれている可能性を上田に伝えたのは瀬古、明墨は態と匂わせ瀬古は引っ掛かった形。伊達原は気付いてるな) 大方の事件型ドラマは、横軸の事件は縦軸とは関係無く、その都度完結というスタイルを取り、これも当初はそうだと思っていたのだが、6話まで観て全部のケースが、明墨の弁護士になった動機、縦軸の志水冤罪の解明と無罪を勝ち取る信念に繋がっているのだと確信し、それがこのドラマの面白さの要素の一つになっているのだとも思う。 尾行されていた緋山は大丈夫なのかな。 脚本=李正美、山本奈奈、宮本勇人、福田哲平 演出=田中健太

No.376

>> 370 【2024春ドラマ】〚ちょこっと感想〛 「アンメット ある脳外科医の日記」4話まで終了。 【記憶障害の謎…深まる対立】 やっぱりそ… 【2024春ドラマ】

「アンメット ある脳外科医の日記」5話まで終了。

【難手術…あなたはできます】
お経を上げている最中に倒れてしまった住職(三宅弘城)はもやもや病。脳の血管が細く血流が悪い為に、お経を上げると過呼吸になってしまう。
ミヤビは血管バイパス手術を提案、手術をしてもお経は厳禁だが住職は手術を決断。
三瓶はミヤビに助手ではなく、あなたが担当して下さいと告げる。不安で躊躇するミヤビだが、三瓶はあなたなら出来ますの一点張り。もちろん縫合技術とスピードが伴わないと駄目なので、手羽先を使って顕微鏡手術の猛特訓。目標タイムより速く出来る様になった時に、改めて担当するか聞く三瓶。
「やります」とミヤビ。

手術当日の朝、ミヤビが起きると隣に森が寝ていた。森とは記憶を失くす前からの付き合いで信頼しているミヤビ。その彼女が言う。今日は日記を全部読まなくていい。手術の事が書いてある部分だけを読んでと。前日にミヤビが森に頼んだのはこの事だったのか。これは時間が短縮出来る良い方法。信頼出来る森に言って貰うというのがポイントなのね。
そして手術室に一緒に入った誰もが、心からミヤビを応援しサポートしているのが分かる良いチーム。無事終わったらそれは泣くわ、ミヤビ。

毎話こういうのが観たいんだけどな。

脚本=篠崎絵里子 演出=Yuki Saito

  • << 384 【2024春ドラマ】 「アンメット ある脳外科医の日記」6話まで終了。 【あなたは記憶障害を作った】 まず私がこのドラマで嫌っている西島会長の意図(綾野の父親の総合病院を関東医大の傘下に入れ、厚労省が打ち立てている地域医療構想に協力する事を厚労省の官僚に約束しており、おそらくその事で厚労省から関東医大に金を引っ張ろうとしている。これが実現しなければ関東医大は終わりだとの発言が有ったので)が、何となく分かったので、キャラ的な気持ち悪さは残るものの、ドラマの設定としてその存在は許容範囲内になったかなと。 そして会長にとって綾野自身は最初から捨て駒なんだろうなあと。 今回分かったのは、事故後ミヤビは側頭葉てんかんを起こした為に、大迫はてんかん薬を与え、その量を発作は起こさないけど記憶障害は続く様に、微妙な線で調整していた事、そしてそこには西島の関与が有った事。 ミヤビは西島の悪事の何かを知ってしまったのだろうね。 綾野はミヤビが好きになった位、人間的にはいい人で、葛藤の末にミヤビの為ならと三瓶に協力、消されていた脳波室のファイルを復元させ、三瓶と二人で大迫に説明を求める事までした。西島に粛清されない事を祈るよ。 自分の判断で薬の量を増やしたミヤビは、昨夜豚足を食べた事を覚えていて、興奮し病院の仲間の元へ走る走る!これが吉と出るのかどうか。 脚本=篠崎絵里子 演出=本橋圭太

No.377

>> 371 【2024春ドラマ】 「燕は戻ってこない」2話まで終了。 テルはソム太(あだ名・アジア系の男)を愛していて、リキから見れば只の金… 【2024春ドラマ】

「燕は戻ってこない」3話まで終了。

お金をあげたらソム太が居なくなったので、またプランテの登録をしたというテル。卵子の採取は日本ではなく外国でやり、その一つがソム太の国のタイ。だから行ったらそのままソム太と…って、やっぱりおバカなのか、本当に掴み所の無い女だなテル。
リキもさあ、依頼主夫妻の前ではビジネスを強調して、お金の為にしっかりやり遂げる感を出していたのに、気持ちいいセックスを知らないまま妊娠出産する事をテルに愚痴ったら、あたしはやらないけど風俗の子が買うプロの男を紹介してあげると言い出し、リキも直ぐその気になってしまうというね。本番は禁止だけどそこはテル達と同じで阿吽の呼吸なのだとか。プロだから当然避妊はするのだろうが、万一の事とか考えないリキが怖いわ。

依頼主側の事はここまで敢えて書いて来なかったのだが、夫で元バレエダンサーの草桶基(稲垣吾郎)と、その母親でやはり元バレエダンサーの千味子(黒木瞳)のキャラが中々強烈で。
基は母親の勧めた相手と結婚したが、その後、基のファンだった悠子と不倫、離婚して悠子と再婚、不育症で流産してしまう嫁に千味子は不満タラタラ。絶対別れないと妻の味方感を出してる基だけど、妻に投げ掛ける言葉は結構自分本位、この母にしてこの子有りって感じ。悠子は自分を納得させてはいるみたいだけど…。

脚本=長田育恵 演出=田中健二

  • << 385 【2024春ドラマ】 「燕は戻ってこない」4話まで終了。 リキが“買った男”セラピスト(その界隈ではそう呼ぶらしい)のダイキ(森崎ウィン)は、まずリキを褒める、とにかく褒める、そして「俺、貴女がヤダって事は絶対にしないからね」。褒めて安心させて明るく振る舞い、終始優しく接する。話がしたければ聞いてあげ、相手が“それ”を望むなら応じてあげる。なるほど、優しさの塊みたいなダイキを見ていると確かにある意味セラピストだなと。 あれだけ固い表情ですすり泣いたりしていたリキが、終わって外で別れる時には可愛い笑顔を見せていた。初めて見る様な。 悠子は辛い不妊治療を何度も経験して来たので、リキの辛さを思いやり、リキを卑下する義母から守ってあげようとすらしている。悠子自身は愛する人との子供の為という、すがれる理由が有ったけど、リキにはそれが無い。只お金の為に辛い治療を我慢し、私達の子を産もうとしてくれる人。悠子だけでもそういう捉え方をしてくれて、リキは感謝すべきなのだろうが、そこまで気が回る人では無いし、生き方がその場しのぎだから凄く危うさを感じるのよね。 プランテって、まず草桶夫妻を書類上離婚させ、基はリキを入籍して“夫婦として”合法的に不妊治療をする形を取るのね。そして生まれたら離婚って…、心変わりはしないって言い切れるの? 危ういやり方が何か怖い。 脚本=長田育恵 演出=田中健二

No.378

>> 370 【2024春ドラマ】〚ちょこっと感想〛 「アンメット ある脳外科医の日記」4話まで終了。 【記憶障害の謎…深まる対立】 やっぱりそ… 【2024春ドラマ】

「Disney」6話まで終了。(前回の感想が4話になっていたが5話に訂正)

【検事vs元恋人…この愛を裁けますか?】
えーっと、公式サイトではこれをサスペンスラブストーリーと謳っていて、石原さとみは検事役だし、父親の死の真相解明がメインで、そこにラブストーリーが絡むのかなと勝手に想像して、期待していた私が愚かだった。

これまでもずっと隔靴掻痒の展開だったけど、6話の脚本は特に酷かった。
あと、会話の端々に回想シーンを何度も挟む、馬鹿の一つ覚えみたいな演出にも飽きたを通り越して腹が立って来た。

これ以上書いても虚しいだけなので、もう感想は多分書かない。
残り後3話なので一応最後迄観るつもりだけど…。

脚本=吉田紀子 演出=星野和成

No.379

>> 372 【2024春ドラマ】 「ブルーモーメント」3話まで終了。 【大火災が強風で拡大!心に傷を持つ天才医師の決意】 まさかこれが“突… 【2024春ドラマ】

「ブルーモーメント」4話まで終了。

【竜巻の脅威!試される姉妹…過去を乗り越えろ!】
千葉県のある地方では3年前に竜巻、半年前に台風の被害が出た為、SDMは広報活動の一環として、子供向けの防災教室を開催する。その途中、晴原は竜巻の発生を予測しSDMは避難指示を出すのだが、その呼び掛けを行ったのは、ここが故郷で、3年前の竜巻で姉が下半身不随の被害に遭った雲田だった。

まず、あれだけの人数(8人だったかな?)で出張した割には、子供の参加人数が少な過ぎるし、啓蒙活動なら保護者や近隣住民等も参加させるべきなのにと思った事と、男の子が一人抜け出した事に誰も気付かないという、為にする設定は如何なものかと、それも残念だった。

でも一応それぞれの役割分担に沿って活動していたのが見受けられたし、酷かった前回に比べたらマシだったかなと。
汐見医師のサバイバーズ・ギルト(災害や事故、事件等で他に被害者が出る中、自分が助かったことへの罪悪感)の説明とかも、医師が言うから説得力も有ったし。

ただねえ、最後に新たにSDMに送り込まれて来たのが、園部大臣と対立している立花大臣の夫(橋本じゅん)とか、もう呆れた設定で口あんぐり。
防災についての真摯な話は観たいのだが…、人間ドラマが上っ面だけなので、次回次第でもしかしたら離脱するかも。

脚本=浜田秀哉 演出=田中亮

  • << 387 【2024春ドラマ】 「ブルーモーメント」5話まで終了。 【雹から霧へ!災害の連鎖…SDMにスパイ潜入!】 立花総務大臣(真矢ミキ)が推薦してSDMに送り込んで来た夫の沢渡(橋本じゅん)は、立花のスパイでも、SDMを潰す為の秘密兵器でもなく、事件事故災害等の現場経験が豊富で、的確かつ臨機応変に仕事の出来る、SDMに最も適した人材だった。そんな沢渡を推薦した立花自身も、実はSDMに期待し、成功して欲しいと思っていた事も今回明かされた。ただ、あの日の園部灯の誘導で大事な秘書を亡くしており、その後の灯の謎行動の真実が分かる迄は、自分の中のわだかまりは消えないという事だった。 それでずっとあんな劇画風に、園部大臣に対してツンケンしてたの?人物設定が下手過ぎるでしょ。 という事で邪魔する訳ではなく、沢渡に関しては強力な助っ人になりそうなので、取り敢えず観続けようかなとは思っている。(感想は書かないかも) でも相変わらず1秒も無駄に出来ない状況なのに、“お気持ち表明”のやり取りが長いからテンポが悪く、緊迫感に欠けるのよね。ずっとそう。このドラマの致命的な欠点。 あと何でも台詞で説明しようとするから、役者の台詞回しが“棒”に聞こえ、それぞれの心情が伝わり難い。 制作、脚本、演出、皆の責任だな。 脚本=浜田秀哉 演出=下畠優太

No.380

>> 373 【2024春ドラマ】 「Believe-君にかける橋-」3話まで終了。 【今夜決行!191秒の脱獄計画!】 狩山は第7肋骨骨折… 【2024春ドラマ】

「Believe-君にかける橋-」4話まで終了。

【最愛の妻の嘘】
林が「成功しました」と報告していた相手は何と榛名都知事。林からは責任を取り辞めるけど、他の者は約束通り不問に付して下さい、知事はその確約はしなかったけど、林に対しては一生安心して暮らせる様にすると。はて?知事の目論見って何なのかな。
秋澤弁護士と黒木刑事も、狩山の味方になるのか敵なのかよく分からないし、今度は「永代町女子大生殺人事件」の被害者の父・半田豊(田中哲司)が、自首目前で骨折の痛みからフラフラの狩山を、自分の車に押し込んで連れ去ってしまい、この人の目的も分からないし…、謎が多過ぎて少し疲れる(いつも書いているけど考察は苦手なので)。

そんな中、今回はSSDを預けられた南雲(一ノ瀬颯)の苦悩や人間性、狩山との絆がきちんと描かれて、それに対して狩山の味方だと思っていた、南雲の婚約者の本宮(山本舞香)が、結構な強い口調で狩山を切り捨てる様に南雲に迫ったりと、これまでに受けていた印象の逆転現象が起きていて、でもどちらの言い分も理解出来るのよね。それだけ狩山のやった事って罪深いのよ。

SSDを取り返そうとした秋澤と階段で揉み合いになり、落ちて頭を打ち昏睡状態の南雲。そのまま目覚めないか記憶喪失になってくれって、秋澤は思ってるだろうね。

脚本=井上由美子 演出=樹下直美

  • << 388 【2024春ドラマ】 「Believe-君にかける橋-」5話まで終了。 【〈波乱の逃亡編〉ついに完結―!】 黒木が相手によって自分の態度を使い分ける演出が、ちょっとクセになって来た(笑) ラスト、ナイフを持って黒木の前に出たという事は、狩山は自分が半田を脅して居座ったとか言うつもりだったのかな。でも目の前の黒木が若松そっくりで、驚き過ぎて考えていた台詞を忘れてしまいそう。仮にそう言えたとしても、警察がちょっと調べれば、現場で半田や工務店の人達と働いて、手作り弁当を社長と一緒に食べていたという証言が取れる筈だから、直ぐにバレるよね。 予告だと、狩山はまた一人で逃げているみたいだから、という事は黒木が態と逃した?黒木は、狩山の設計ミスという崩落事故の原因を信じてないのかも。で、本当の原因を知りたいのかも。兄は何故死んだのかを。 秋澤弁護士は国立署の刑事からお金で情報を買ってる位だから、まともな弁護士では無さそうだし、もし利害関係が一致するという理由でもいいから、黒木が狩山に協力してくれれば、少し勝ち目が出て来そう。 後は都知事の思惑と林との関係、磯田社長や桑原常務、秋澤に裏は有るのか、意識が戻っても一点を見詰めたままの南雲は、脳の障害なのか、それとも意図的なのか(多分こっち?)辺りかなあ、早目に明らかにして欲しいのは。 脚本=井上由美子 演出=樹下直美

No.381

>> 374 【2024春ドラマ】〚ちょこっと感想〛&〚離脱するドラマ〛 「約束~16年目の真実~」5話まで終了。 【「記憶」失った記… 【2024春ドラマ】

「約束~16年目の真実~」6話まで終了。

【「再開」連続殺人の再開、悪魔の心理を読む】
殺されていたのは和田瑠璃18才で半年前頃から望野に居住。
飛鳥桃は瑠璃と知り合いなのに「よく知らない人」と嘘を付いた、殺害現場に葵を呼び出した暗号を、桃も解読出来る事が判明した、犯行時間帯のアリバイが不明確、桃の部屋に続きが書かれた「サクリファイス」の原稿が有った、これだけの理由でしかも独断で、葵は桃を逮捕してしまうのだが、肝心の動機が不明だし、香坂も「もう後戻り出来ませんよ」とは言ったけど強くは止めなかったし、この展開・設定はちょっと強引過ぎるなと思った。

後から犯人は男という目撃証言が出て来て、誤認逮捕で桃は釈放。そこに飛び込んで来た衝撃の事実。匿名通報で葵の実家の庭から掘り出されていた3体の白骨死体の内、1体は失踪していた桃の母親の物と判明した。
話が大きくなって来て、ますます誰が犯人か分かり難くなったけど…。

ラストにまたシナリオの続きが書かれて、葵が取調室で桃に言った「あなたは一体誰?」って言葉が、そっくりそのまま書かれてるのよね。
あの場に居たのは葵、桃、香坂、木崎刑事、夏目刑事、新任の矢吹課長の6人だから、この内の誰かが真犯人か、または真犯人の仲間って事になるのかね。うーん、よく分からん。

脚本=富安美尋 演出=今和紀

  • << 389 【2024春ドラマ】 「約束~16年目の真実~」7話まで終了。 【「懺悔」交錯する、ふたつの物語――】 唐突に出て来た特殊詐欺グループの存在。グループ壊滅の為に一人で暴走した部下の麻生が殺された。香坂が囮捜査を認めて欲しいと上司の有村に掛け合い、脚下された事がきっかけだった。香坂は入れ込む麻生を止めたが、勝手に単独捜査を始めて誰かに腹部を刺された。 現場に落ちていた飛ばし携帯の名義と同じ名義の携帯を、殺された和田瑠璃も持っていた。それが天草のタクシーに有った携帯。和田はグループの一員だった。 そして天草自身もグループから抜け出せず、望野に作られた“掛け子ルーム”の管理をしていた。 今回も強引な設定に見えるが、取り敢えずこれで公式サイトの通り、香坂の過去と望野の事件が繋がった訳だ。 香坂は飛ばし携帯の指紋から、麻生を殺したのは天草だと思っているがどうかな。「誰だ?」の声は天草っぽいけど、殺ったのは別人なのでは? あと掛け子ルームの有る元児童養護施設の建物の持ち主は恵で、「サクリファイス」の原稿っぽい物も持っている。そして雑貨屋の井手はこの施設出身。井手がシリアル・キラーは有り得そうなんだけど、恵が組む理由は?って考えるとねえ。 残り多分3話。何が真実なんだろう。 ※天草の経歴で個人タクシーの資格が取れるの?変だよね。 脚本=本田隆朗 演出=吉川祐太

No.382

【2024春ドラマ】〚短文感想〛

「95」6話まで終了。髙橋海人主演。
結局、金も権力も有る親に守られている翔の苛立ちに、庶民の子のQが振り回されただけという形で終わるのかな。まさかね。


「お迎え渋谷くん」7話まで終了。京本大我主演。
青田先生には元カレ、渋谷くんには女優との盗撮ゴシップと、それぞれの心を乱す、分かり易い邪魔が入る王道展開がクセになる。気楽に観られるのがいい。

「からかい上手の高木さん」7話まで終了。
大好きなドラマ。次回が最終回なので、その時にまとめの感想を書く予定。


「RoOT/ルート」7話まで終了。河合優実、坂東龍汰主演。
当初思っていた探偵ドラマとは全く違っていて、相手が裏社会の話で犠牲者も出るダークさ。それでも怯まず諦めない二人の無謀さにドキドキしてしまう。


「滅相もない」5話まで終了。
3話で離脱しそうになったけど、4話の森田想の話は珍しく感情移入しやすくて、何とか踏みとどまってる状態。


「君が獣になる前に」7話まで終了。北山宏光主演。
琴音や女性達がやらされていたのは、上級国民男への貢ぎ物。それを終わらせたい、この世の中なんて無くなればいい。毒ガステロは琴音の意志だった。でも元々のトリガーは、琴音を交通事故から守って神崎の母が死んだ時に、神崎が琴音にぶつけた言葉そのものだったという衝撃発言が。そして久し振りにループするらしい。

  • << 386 【2024春ドラマ】 「からかい上手の高木さん」全8話終了。 【4月】 中3になって初めての登校日。高木さんのいない日々が始まる。制服を着てベッドに腰掛け、心なしか元気が無さそうな西片。そこに高木さんからジャストタイミングでTelが! 高木さんが胸三寸で正解がどうにでもなりそうな問題を出すと、真剣に考える西片。正解が一つの問題じゃなきゃ、高木さんをギャフンとは言わせられないよ?といつも思うのだが、取り敢えず全力で考える西片が好き(笑)。でも、ずっと観て来た感じでは、高木さんは嘘は付かないのよね。彼女の心の底に有るのは西片が好き、だけど西片はそっち方面は疎くて、高木さんが“からかい”の中に仕掛けている好きという気持ちに全く気付かない。“からかい”はただの遊びだと思っている。だから高木さんは“ふふふ”と笑みを浮かべながら、からかい続けなくちゃいけない。罪なヤツなの西片は(笑) 正解は出せなかったけど、高木さんとの会話に満足して登校し、席に着くと「おはよう」と高木さんがやって来た!えっ!?何で?パリじゃなかったの? 父親の会社の都合で引っ越しが遅くなったらしい(結局1学期終わりに行ってしまった)。 高木さんの「ふふふ」と、少し力むと裏返る西片の話し声が、二人の関係性を表しているみたいだった。この二人の事はきっと忘れられないな。 脚本=金沢知樹、萩森淳、今泉力哉 演出=今泉力哉

No.383

>> 375 【2024春ドラマ】 「アンチヒーロー」5話まで終了。 【-因縁-】 5話も面白かった。 前回の事件に絡めて千葉県警の不正と… 【2024春ドラマ】

「アンチヒーロー」6話まで終了。

【-不正-】
緑川検事(木村佳乃)のあこがれの瀬古判事(神野三鈴)は、志水に死刑判決を、松永に有罪判決を出した裁判官だった。そして12年前の千葉の横領事件、糸井一家殺人事件の指揮を取っていたのは、伊達原検事正(野村萬斎)だった。

今回の出版社の個人情報流出事件の被告沢原副編集長(珠城りょう)は無実を訴え、罪をでっち上げたと思われる部下の上田は、政治家の加崎(相島一之)と繋がっていた。
最高裁判事の椅子を狙う瀬古は、有力な政治家との繫がりを欲していて、明墨に富田代議士を潰された今、代わりの代議士として加崎が浮上。沢原の控訴審は明墨が引き受け瀬古が裁判長、不正な方法で入手した新証拠は認めずとした。(その不正、GPSが仕込まれている可能性を上田に伝えたのは瀬古、明墨は態と匂わせ瀬古は引っ掛かった形。伊達原は気付いてるな)

大方の事件型ドラマは、横軸の事件は縦軸とは関係無く、その都度完結というスタイルを取り、これも当初はそうだと思っていたのだが、6話まで観て全部のケースが、明墨の弁護士になった動機、縦軸の志水冤罪の解明と無罪を勝ち取る信念に繋がっているのだと確信し、それがこのドラマの面白さの要素の一つになっているのだとも思う。
尾行されていた緋山は大丈夫なのかな。

脚本=李正美、山本奈奈、宮本勇人、福田哲平 演出=田中健太

  • << 390 【2024春ドラマ】 「アンチヒーロー」7話まで終了。 【-追求-】 6話ラスト、緋山は尾行されていたのではなくて、伊達原が部下の菊池検事に明墨事務所を見張らせていたら、緋山が来たから報告したって事なのね。で、明墨は見張られているのは百も承知で、逆にそれを利用して態と手の内を晒し、伊達原達にしてやられた風を装って実は、肉を切らせて骨を断つ戦法で、先ずは瀬古判事を完膚無きまで叩きのめした。 瀬古は圧倒的男社会の法曹界で、後に続く女達の為にも自分が先頭に立って、道を切り開く為に必死だったと、「虎に翼」の寅子みたいな事を言ってたけど、泥水をすすり過ぎて、マスコミ界で同様に頑張っていた女性の沢原を、自分の後ろ盾の政治家に都合が悪い存在という理由で罪をでっち上げ有罪にする事に加担した、そんな貴女と法曹界の男達とどっちがマシなのか、この明墨の言葉は瀬古にとってはかなりのカウンターパンチだったね。 冷たく突き放して来た伊達原に対し、瀬古は弾劾裁判で12年前の真実を話すと脅し、誰も信じないとかわされていたけど、爆弾発言は有るのか無いのか。 肝心の志水さんは「私は大きな罪を犯した」と言って、明墨の再審請求に応じようとしないし。 赤峰は血染めの緋山の作業着をドヤ顔で持っていたし!それでも緋山は無実なのか? 本当に面白いドラマ。 脚本=李正美、山本奈奈、宮本勇人、福田哲平 演出=嶋田広野

No.384

>> 376 【2024春ドラマ】 「アンメット ある脳外科医の日記」5話まで終了。 【難手術…あなたはできます】 お経を上げている最中に倒… 【2024春ドラマ】

「アンメット ある脳外科医の日記」6話まで終了。

【あなたは記憶障害を作った】
まず私がこのドラマで嫌っている西島会長の意図(綾野の父親の総合病院を関東医大の傘下に入れ、厚労省が打ち立てている地域医療構想に協力する事を厚労省の官僚に約束しており、おそらくその事で厚労省から関東医大に金を引っ張ろうとしている。これが実現しなければ関東医大は終わりだとの発言が有ったので)が、何となく分かったので、キャラ的な気持ち悪さは残るものの、ドラマの設定としてその存在は許容範囲内になったかなと。
そして会長にとって綾野自身は最初から捨て駒なんだろうなあと。

今回分かったのは、事故後ミヤビは側頭葉てんかんを起こした為に、大迫はてんかん薬を与え、その量を発作は起こさないけど記憶障害は続く様に、微妙な線で調整していた事、そしてそこには西島の関与が有った事。
ミヤビは西島の悪事の何かを知ってしまったのだろうね。

綾野はミヤビが好きになった位、人間的にはいい人で、葛藤の末にミヤビの為ならと三瓶に協力、消されていた脳波室のファイルを復元させ、三瓶と二人で大迫に説明を求める事までした。西島に粛清されない事を祈るよ。

自分の判断で薬の量を増やしたミヤビは、昨夜豚足を食べた事を覚えていて、興奮し病院の仲間の元へ走る走る!これが吉と出るのかどうか。

脚本=篠崎絵里子 演出=本橋圭太

  • << 391 【2024春ドラマ】 「アンメット ある脳外科医の日記」7話まで終了。 【記憶がすり替わっている】 薬の量を増やしたら、断片的ではあっても記憶が残っている、それが嬉しいミヤビ。ただ同時に記憶違いも起こす様になってしまった。看護師が気付いて事なきを得たが、危うく患者を取り違える所だった。『記憶錯誤』今のところその治療法は無い。仕事に影響が出るのは危険。星前は薬を減らした方が良いのでは?と三瓶に言うが、記憶は仕事の為だけに有るのでは無いからと言われてしまう。 仕事面では常に誰かがサポートしないといけないので、星前の言う事ももっともだけど、断片的な記憶でもそれが繋がって、過去から現在へと変化するものを感じ取れると嬉しいと、晴れ晴れとした顔で言うミヤビを見ていると、そうだよね、それが多分生きてるって感覚なんだろうと思うよね。 大迫は記憶錯誤が起きないベストの薬量に調整したのだと綾野に言い切り、綾野は疑った事を謝罪する。うーん、この期に及んでも、大迫の立ち位置が明確にならない。引っ張るねえ。 綾野病院を巡る祖父の本当の目的を知ってしまった麻衣は、愛する綾野を傷付けたくなくて別れを切り出す。 “麻衣は本当は良い人作戦”が急に始まって(笑) “たかみ”の御主人の手術シーンの撮り方が凄くてドキドキした。演出が上手い! なのにJアラート… 脚本=篠崎絵里子 演出=Yuki Saito

No.385

>> 377 【2024春ドラマ】 「燕は戻ってこない」3話まで終了。 お金をあげたらソム太が居なくなったので、またプランテの登録をしたという… 【2024春ドラマ】

「燕は戻ってこない」4話まで終了。

リキが“買った男”セラピスト(その界隈ではそう呼ぶらしい)のダイキ(森崎ウィン)は、まずリキを褒める、とにかく褒める、そして「俺、貴女がヤダって事は絶対にしないからね」。褒めて安心させて明るく振る舞い、終始優しく接する。話がしたければ聞いてあげ、相手が“それ”を望むなら応じてあげる。なるほど、優しさの塊みたいなダイキを見ていると確かにある意味セラピストだなと。
あれだけ固い表情ですすり泣いたりしていたリキが、終わって外で別れる時には可愛い笑顔を見せていた。初めて見る様な。

悠子は辛い不妊治療を何度も経験して来たので、リキの辛さを思いやり、リキを卑下する義母から守ってあげようとすらしている。悠子自身は愛する人との子供の為という、すがれる理由が有ったけど、リキにはそれが無い。只お金の為に辛い治療を我慢し、私達の子を産もうとしてくれる人。悠子だけでもそういう捉え方をしてくれて、リキは感謝すべきなのだろうが、そこまで気が回る人では無いし、生き方がその場しのぎだから凄く危うさを感じるのよね。

プランテって、まず草桶夫妻を書類上離婚させ、基はリキを入籍して“夫婦として”合法的に不妊治療をする形を取るのね。そして生まれたら離婚って…、心変わりはしないって言い切れるの?
危ういやり方が何か怖い。

脚本=長田育恵 演出=田中健二

  • << 392 【2024春ドラマ】 「燕は戻ってこない」5話まで終了。 リキが考え無しのその場しのぎで生きて来た事は、これ迄の描写で分かっていた事だけど、同僚で友人のテルが、奨学金返済と愛するソム太に貢ぐ為に風俗のバイトをしてもリキ自身は自制してたし、その辺の線引きは出来る人という認識だったのだけど…。(ただ低収入に喘いでるなら、普通のバイト位はやって生活に余裕を持たせればいいのにとは思ったけど) リキは考え無しの割りにはプライドは高くて、指図されるのを嫌い直ぐに腹を立てる。そうなると考え無しだから、その場の怒りを鎮める為に、契約上やってはいけないと分かっている事(この場合は男とのSEX)に身を委ねてしまう。 精子が腟内で結構生き延びる事を知らなかったのは、まあ有り得る事だとは思うけど、それにしても腹立ちまみれとか、ただ癒やされたいとかの理由で、遊びの男達とナマでする?契約云々の前に、ナマでしたら感染症や妊娠のリスクが有るって何でちょこっとでも考えないのだろう。 干渉が激しく小うるさい基に対する反発なのだろうが、リキ自身が依頼人(基は雇い主的感覚が強い)を苛つかせる行動(無断で帰省)を取ったのも事実なので。 これで人工授精で妊娠したとしても、基の子とは限らなくなってしまった。 結婚相手は有名人とか喋ってるし、考え無しで行動するリキにはヒヤヒヤする。 脚本=長田育恵 演出=田中健二

No.386

>> 382 【2024春ドラマ】〚短文感想〛 「95」6話まで終了。髙橋海人主演。 結局、金も権力も有る親に守られている翔の苛立ちに、庶民の子の… 【2024春ドラマ】

「からかい上手の高木さん」全8話終了。

【4月】
中3になって初めての登校日。高木さんのいない日々が始まる。制服を着てベッドに腰掛け、心なしか元気が無さそうな西片。そこに高木さんからジャストタイミングでTelが!
高木さんが胸三寸で正解がどうにでもなりそうな問題を出すと、真剣に考える西片。正解が一つの問題じゃなきゃ、高木さんをギャフンとは言わせられないよ?といつも思うのだが、取り敢えず全力で考える西片が好き(笑)。でも、ずっと観て来た感じでは、高木さんは嘘は付かないのよね。彼女の心の底に有るのは西片が好き、だけど西片はそっち方面は疎くて、高木さんが“からかい”の中に仕掛けている好きという気持ちに全く気付かない。“からかい”はただの遊びだと思っている。だから高木さんは“ふふふ”と笑みを浮かべながら、からかい続けなくちゃいけない。罪なヤツなの西片は(笑)

正解は出せなかったけど、高木さんとの会話に満足して登校し、席に着くと「おはよう」と高木さんがやって来た!えっ!?何で?パリじゃなかったの?
父親の会社の都合で引っ越しが遅くなったらしい(結局1学期終わりに行ってしまった)。
高木さんの「ふふふ」と、少し力むと裏返る西片の話し声が、二人の関係性を表しているみたいだった。この二人の事はきっと忘れられないな。

脚本=金沢知樹、萩森淳、今泉力哉 演出=今泉力哉

No.387

>> 379 【2024春ドラマ】 「ブルーモーメント」4話まで終了。 【竜巻の脅威!試される姉妹…過去を乗り越えろ!】 千葉県のある地方で… 【2024春ドラマ】

「ブルーモーメント」5話まで終了。

【雹から霧へ!災害の連鎖…SDMにスパイ潜入!】
立花総務大臣(真矢ミキ)が推薦してSDMに送り込んで来た夫の沢渡(橋本じゅん)は、立花のスパイでも、SDMを潰す為の秘密兵器でもなく、事件事故災害等の現場経験が豊富で、的確かつ臨機応変に仕事の出来る、SDMに最も適した人材だった。そんな沢渡を推薦した立花自身も、実はSDMに期待し、成功して欲しいと思っていた事も今回明かされた。ただ、あの日の園部灯の誘導で大事な秘書を亡くしており、その後の灯の謎行動の真実が分かる迄は、自分の中のわだかまりは消えないという事だった。
それでずっとあんな劇画風に、園部大臣に対してツンケンしてたの?人物設定が下手過ぎるでしょ。

という事で邪魔する訳ではなく、沢渡に関しては強力な助っ人になりそうなので、取り敢えず観続けようかなとは思っている。(感想は書かないかも)

でも相変わらず1秒も無駄に出来ない状況なのに、“お気持ち表明”のやり取りが長いからテンポが悪く、緊迫感に欠けるのよね。ずっとそう。このドラマの致命的な欠点。
あと何でも台詞で説明しようとするから、役者の台詞回しが“棒”に聞こえ、それぞれの心情が伝わり難い。
制作、脚本、演出、皆の責任だな。

脚本=浜田秀哉 演出=下畠優太

No.388

>> 380 【2024春ドラマ】 「Believe-君にかける橋-」4話まで終了。 【最愛の妻の嘘】 林が「成功しました」と報告していた相… 【2024春ドラマ】

「Believe-君にかける橋-」5話まで終了。

【〈波乱の逃亡編〉ついに完結―!】
黒木が相手によって自分の態度を使い分ける演出が、ちょっとクセになって来た(笑)
ラスト、ナイフを持って黒木の前に出たという事は、狩山は自分が半田を脅して居座ったとか言うつもりだったのかな。でも目の前の黒木が若松そっくりで、驚き過ぎて考えていた台詞を忘れてしまいそう。仮にそう言えたとしても、警察がちょっと調べれば、現場で半田や工務店の人達と働いて、手作り弁当を社長と一緒に食べていたという証言が取れる筈だから、直ぐにバレるよね。
予告だと、狩山はまた一人で逃げているみたいだから、という事は黒木が態と逃した?黒木は、狩山の設計ミスという崩落事故の原因を信じてないのかも。で、本当の原因を知りたいのかも。兄は何故死んだのかを。

秋澤弁護士は国立署の刑事からお金で情報を買ってる位だから、まともな弁護士では無さそうだし、もし利害関係が一致するという理由でもいいから、黒木が狩山に協力してくれれば、少し勝ち目が出て来そう。

後は都知事の思惑と林との関係、磯田社長や桑原常務、秋澤に裏は有るのか、意識が戻っても一点を見詰めたままの南雲は、脳の障害なのか、それとも意図的なのか(多分こっち?)辺りかなあ、早目に明らかにして欲しいのは。

脚本=井上由美子 演出=樹下直美

  • << 393 【2024春ドラマ】 「Believe-君にかける橋-」6話まで終了。 【ついに逮捕!?真相への旅が始まる 】 このドラマの主要人物は妻の玲子を除き、どういう立ち位置なのか(狩山の味方なのか敵なのか)が分かり難い人ばかりで、若干苛々し始めた所だったのだが、漸く黒木の立場が明確になった。 兄の若松が何故死ななければならなかったのか真実が知りたい、それが第一目的だった訳だけど、兄とは20年以上会っていないのにいきなり借金の申し込み、50万振り込んだら今度は100万何とかならないか、それでブチ切れてもう二度と連絡してくるな、それが最後の会話で、その後、金の都合はついたとメールが有り、その日付けがケーブルの発注前で、だから兄はこの崩落事故の絵を描いた人物に、金を積まれて加担したと黒木は推測していた。あんな酷い言葉を投げ付けたまま死なれてしまった後悔も有るのだろう。 若松の身内なのがバレて捜査から外された黒木は、狩山に真相を暴く事を託し、スマホと金を渡して逃がす。梶田刑事にはバレバレだったから、懲戒免職は免れないかも。それも覚悟の上なのだろうね。 黒木の心情が分かると、ここ迄の竹内涼真の演技が計算ずくだったのが理解出来るし、高笑いのシーンなんか観ると、上手くなったなあと感慨深い。 次は秋澤の立ち位置を開示して欲しいなあ。 脚本=井上由美子 演出=常廣丈太

No.389

>> 381 【2024春ドラマ】 「約束~16年目の真実~」6話まで終了。 【「再開」連続殺人の再開、悪魔の心理を読む】 殺されていたのは… 【2024春ドラマ】

「約束~16年目の真実~」7話まで終了。

【「懺悔」交錯する、ふたつの物語――】
唐突に出て来た特殊詐欺グループの存在。グループ壊滅の為に一人で暴走した部下の麻生が殺された。香坂が囮捜査を認めて欲しいと上司の有村に掛け合い、脚下された事がきっかけだった。香坂は入れ込む麻生を止めたが、勝手に単独捜査を始めて誰かに腹部を刺された。
現場に落ちていた飛ばし携帯の名義と同じ名義の携帯を、殺された和田瑠璃も持っていた。それが天草のタクシーに有った携帯。和田はグループの一員だった。
そして天草自身もグループから抜け出せず、望野に作られた“掛け子ルーム”の管理をしていた。
今回も強引な設定に見えるが、取り敢えずこれで公式サイトの通り、香坂の過去と望野の事件が繋がった訳だ。

香坂は飛ばし携帯の指紋から、麻生を殺したのは天草だと思っているがどうかな。「誰だ?」の声は天草っぽいけど、殺ったのは別人なのでは?
あと掛け子ルームの有る元児童養護施設の建物の持ち主は恵で、「サクリファイス」の原稿っぽい物も持っている。そして雑貨屋の井手はこの施設出身。井手がシリアル・キラーは有り得そうなんだけど、恵が組む理由は?って考えるとねえ。
残り多分3話。何が真実なんだろう。

※天草の経歴で個人タクシーの資格が取れるの?変だよね。

脚本=本田隆朗 演出=吉川祐太

  • << 394 【2024春ドラマ】 「約束~16年目の真実~」8話まで終了。 【「犠牲」誰が正義で、誰が悪魔か──】 出たよ、警察幹部の息子がワルで、それでも尻拭いをしてしまう親というよく有るパターン。親が有村で息子がずっと相関図には俳優名しか載っていなかった奥野壮、役名は有村潤。このドラマではそういうパターンは入れないのかなと思い始めていた矢先だったので、有村の強い警察を作るには清濁併せ呑む者がトップに立つべき云々の御託も含めて、何かもうそっちはどうでもいいわとしか思えなくて…ちょっとがっかり。 やっぱり「誰だ?」の声は天草だったけど、麻生を殺したのは詐欺グループでハルクと呼ばれていた潤らしい。 で、井出の雑貨屋には地下室が有って、連続殺人事件の犯人っぽい雰囲気が漂ってはいるのだが、本人は何故か突然自首をして来た。えっ!?シリアル・キラーって自首をするの?で、益々分からなくなって来た。 井出はこの事件を調べていただけの様な気もするのだが。 予告だと、これ迄葵が見ていた世界が反転するらしいので、シリアル・キラーの犯行では無いのかもね。 残り2話だから、ここから新たな登場人物を真犯人にはしないと思うので…、井出以外だとしたら後味が悪くなりそう。(潤は16年前は10才だから、少なくとも古い事件の犯人ではない) 脚本=小峯裕之 演出=井上雄介

No.390

>> 383 【2024春ドラマ】 「アンチヒーロー」6話まで終了。 【-不正-】 緑川検事(木村佳乃)のあこがれの瀬古判事(神野三鈴)は、… 【2024春ドラマ】

「アンチヒーロー」7話まで終了。

【-追求-】
6話ラスト、緋山は尾行されていたのではなくて、伊達原が部下の菊池検事に明墨事務所を見張らせていたら、緋山が来たから報告したって事なのね。で、明墨は見張られているのは百も承知で、逆にそれを利用して態と手の内を晒し、伊達原達にしてやられた風を装って実は、肉を切らせて骨を断つ戦法で、先ずは瀬古判事を完膚無きまで叩きのめした。
瀬古は圧倒的男社会の法曹界で、後に続く女達の為にも自分が先頭に立って、道を切り開く為に必死だったと、「虎に翼」の寅子みたいな事を言ってたけど、泥水をすすり過ぎて、マスコミ界で同様に頑張っていた女性の沢原を、自分の後ろ盾の政治家に都合が悪い存在という理由で罪をでっち上げ有罪にする事に加担した、そんな貴女と法曹界の男達とどっちがマシなのか、この明墨の言葉は瀬古にとってはかなりのカウンターパンチだったね。

冷たく突き放して来た伊達原に対し、瀬古は弾劾裁判で12年前の真実を話すと脅し、誰も信じないとかわされていたけど、爆弾発言は有るのか無いのか。
肝心の志水さんは「私は大きな罪を犯した」と言って、明墨の再審請求に応じようとしないし。
赤峰は血染めの緋山の作業着をドヤ顔で持っていたし!それでも緋山は無実なのか?
本当に面白いドラマ。

脚本=李正美、山本奈奈、宮本勇人、福田哲平 演出=嶋田広野

  • << 395 【2024春ドラマ】 「アンチヒーロー」8話まで終了。 【-真実-】 12年前、志水に殺人の自白をさせたのは明墨で、「当時は検察の正義を盲信していた」だから志水の有罪を疑いもしなかったと。 明墨の当時の同僚だった(という事は検事?)桃瀬礼子が最初に冤罪を疑い調べて、志水のアリバイを証明する動画(当時、緋山が闇バイトで公園の女性を盗撮、たまたま志水が映り込んでいて、それが糸井一家殺人事件の犯行時刻だった)を、千葉県警の警察官が見付けていたと、病気の桃瀬が明墨に託したあのファイルに書かれていた。それが6年前で、だから明墨は倉田に会いに行き詰問した。それが紫丿宮が見たシーン。 その動画を伊達原の指示で倉田が処分し隠蔽していたのだ。 ところで桃瀬は当時この情報をどこから入手したのだろう。 盗撮をしたKが緋山だと分かり、明墨は彼に動画を探して貰う為に、本当は有罪だったのに強引に無罪を勝ち取った。緋山は志水の冤罪を証明出来たら自首すると言う。志水はいつ刑が執行されるか分からないので、自分が出来る事は今やっておきたいのだと。 せっかく江越に辿り着き動画は有ったのに、伊達原に先を越されてしまった。 当時、その違法動画を買った人物を捜し回収する事は出来ないのかなあ。 伊達原の隠蔽を見た緑川の証言で補強すれば…とかね。 脚本=宮本勇人、山本奈奈、李正美、福田哲平 演出=宮崎陽平 

No.391

>> 384 【2024春ドラマ】 「アンメット ある脳外科医の日記」6話まで終了。 【あなたは記憶障害を作った】 まず私がこのドラマで嫌っ… 【2024春ドラマ】

「アンメット ある脳外科医の日記」7話まで終了。

【記憶がすり替わっている】
薬の量を増やしたら、断片的ではあっても記憶が残っている、それが嬉しいミヤビ。ただ同時に記憶違いも起こす様になってしまった。看護師が気付いて事なきを得たが、危うく患者を取り違える所だった。『記憶錯誤』今のところその治療法は無い。仕事に影響が出るのは危険。星前は薬を減らした方が良いのでは?と三瓶に言うが、記憶は仕事の為だけに有るのでは無いからと言われてしまう。
仕事面では常に誰かがサポートしないといけないので、星前の言う事ももっともだけど、断片的な記憶でもそれが繋がって、過去から現在へと変化するものを感じ取れると嬉しいと、晴れ晴れとした顔で言うミヤビを見ていると、そうだよね、それが多分生きてるって感覚なんだろうと思うよね。

大迫は記憶錯誤が起きないベストの薬量に調整したのだと綾野に言い切り、綾野は疑った事を謝罪する。うーん、この期に及んでも、大迫の立ち位置が明確にならない。引っ張るねえ。

綾野病院を巡る祖父の本当の目的を知ってしまった麻衣は、愛する綾野を傷付けたくなくて別れを切り出す。
“麻衣は本当は良い人作戦”が急に始まって(笑)

“たかみ”の御主人の手術シーンの撮り方が凄くてドキドキした。演出が上手い!

なのにJアラート…

脚本=篠崎絵里子 演出=Yuki Saito

  • << 396 【2024春ドラマ】 「アンメット ある脳外科医の日記」8話まで終了。 【揺れ動く二つの婚約】 今回は綾野と麻衣、そして綾野の父・勲との物語。 勲先生が交通事故で頭部外傷を負い、セントラル病院に搬送されて綾野を助手にミヤビが手術。手術は上手く行ったが“社会的行動障害”という後遺症が出てしまう。勲の場合は直ぐカッとなり声を荒らげたり、逆にトランプのババを相手が引いてくれただけで、大喜びして高笑いをしたり、感情のコントロールが上手く出来なくなってしまった。性格が激変する事も有るらしく、脳のダメージコントロールって本当に微妙で難しい世界なのね。カッとなったら6つ数えて先ずはアンガーコントロールって、勲先生も実践していたけど、後遺症の影響だから中々難しいみたいで。このドラマでまた一つ勉強になった。 紆余曲折の末に、綾野は父の病院も過疎地域医療も、自分のカテーテルも麻衣との結婚も全部諦めないと決め、綾野親子の為に身を引く覚悟だった麻衣も、綾野と生きると決めて…。でも滝川病院の息子との縁談を断ったら、あの祖父さん発狂して綾野達に何するか分からないのでは? 今回のミヤビの台詞「(私は記憶の)積み重ねが無いから、今の自分の気持ちが直感で分かる」には考えさせられたなあ。記憶の積み重ねは大事だけど、時と場合によってはそれが邪魔をするケースも有るしなあ。 脚本=篠崎絵里子 演出=本橋圭太

No.392

>> 385 【2024春ドラマ】 「燕は戻ってこない」4話まで終了。 リキが“買った男”セラピスト(その界隈ではそう呼ぶらしい)のダイキ(森… 【2024春ドラマ】

「燕は戻ってこない」5話まで終了。

リキが考え無しのその場しのぎで生きて来た事は、これ迄の描写で分かっていた事だけど、同僚で友人のテルが、奨学金返済と愛するソム太に貢ぐ為に風俗のバイトをしてもリキ自身は自制してたし、その辺の線引きは出来る人という認識だったのだけど…。(ただ低収入に喘いでるなら、普通のバイト位はやって生活に余裕を持たせればいいのにとは思ったけど)

リキは考え無しの割りにはプライドは高くて、指図されるのを嫌い直ぐに腹を立てる。そうなると考え無しだから、その場の怒りを鎮める為に、契約上やってはいけないと分かっている事(この場合は男とのSEX)に身を委ねてしまう。
精子が腟内で結構生き延びる事を知らなかったのは、まあ有り得る事だとは思うけど、それにしても腹立ちまみれとか、ただ癒やされたいとかの理由で、遊びの男達とナマでする?契約云々の前に、ナマでしたら感染症や妊娠のリスクが有るって何でちょこっとでも考えないのだろう。
干渉が激しく小うるさい基に対する反発なのだろうが、リキ自身が依頼人(基は雇い主的感覚が強い)を苛つかせる行動(無断で帰省)を取ったのも事実なので。

これで人工授精で妊娠したとしても、基の子とは限らなくなってしまった。
結婚相手は有名人とか喋ってるし、考え無しで行動するリキにはヒヤヒヤする。

脚本=長田育恵 演出=田中健二

  • << 397 【2024春ドラマ】 「燕は戻ってこない」6話まで終了。 自分の考え無しの行為が、“とてつもない不安”となって自分自身に跳ね返って来て、自分だけでは受け止め切れず、悠子に全てを打ち明けて今回は中絶したいと言うリキ。 もし父親が基では無かったら申し訳無いから…ではなくて、父親が違っていたら契約違反で違約金を取られる、それは困る、違約金なんて払えない、その一点張り。えっ!?そこなの?ってびっくり。 父親不確定には悠子もびっくり、呆れ果てたけど中絶は絶対に駄目と。不育症で産めなかった悠子にしてみれば、“次も有る”なんて簡単に考えて欲しくはないのよね、きっと。DNA鑑定なんてさせない、誰の子でも私達が育てるから産んでと。最初から悠子にとっては他人の子。それでも代理母を受け入れたけど、基にとっても他人の子だったらイーブンになるし、血統主義の義母への意趣返しにもなる…もしかしたらそんな事も頭をよぎったのかもね。 テルも妊娠して、貧乏だけど行政の制度を目一杯利用すれば何とかなると、相変わらずあっけらかん。リキの子は金持ちの子確定だから幸せだねって言われて否定していたけど、それはリキの自業自得だから。 りりこの「代理母なんて人間の形をした孵卵器みたいなもんだよ」発言に、背筋がゾーッとした。アロマンティックらしいけど独特だよね、この人の感性。 脚本=長田育恵 演出=北野隆

No.393

>> 388 【2024春ドラマ】 「Believe-君にかける橋-」5話まで終了。 【〈波乱の逃亡編〉ついに完結―!】 黒木が相手によって… 【2024春ドラマ】

「Believe-君にかける橋-」6話まで終了。

【ついに逮捕!?真相への旅が始まる 】
このドラマの主要人物は妻の玲子を除き、どういう立ち位置なのか(狩山の味方なのか敵なのか)が分かり難い人ばかりで、若干苛々し始めた所だったのだが、漸く黒木の立場が明確になった。
兄の若松が何故死ななければならなかったのか真実が知りたい、それが第一目的だった訳だけど、兄とは20年以上会っていないのにいきなり借金の申し込み、50万振り込んだら今度は100万何とかならないか、それでブチ切れてもう二度と連絡してくるな、それが最後の会話で、その後、金の都合はついたとメールが有り、その日付けがケーブルの発注前で、だから兄はこの崩落事故の絵を描いた人物に、金を積まれて加担したと黒木は推測していた。あんな酷い言葉を投げ付けたまま死なれてしまった後悔も有るのだろう。

若松の身内なのがバレて捜査から外された黒木は、狩山に真相を暴く事を託し、スマホと金を渡して逃がす。梶田刑事にはバレバレだったから、懲戒免職は免れないかも。それも覚悟の上なのだろうね。
黒木の心情が分かると、ここ迄の竹内涼真の演技が計算ずくだったのが理解出来るし、高笑いのシーンなんか観ると、上手くなったなあと感慨深い。

次は秋澤の立ち位置を開示して欲しいなあ。

脚本=井上由美子 演出=常廣丈太

  • << 398 【2024春ドラマ】 「Believe-君にかける橋-」7話まで終了。 【忍び寄る危機!!裏切り者はすぐ側に― 】 確定ではないけど全9話の可能性が高いこのドラマ枠。だとすれば今回で秋澤弁護士の立ち位置をはっきりさせて欲しかった。何故なら黒木と並んで物語の中枢に居て、どの立場に居るのかがいつまでも明かされないと、観ていても苛々が増して物語に集中出来なくなるから。前回、黒木の立場がはっきりして新たな興味が湧いて来た所だったので、ここは秋澤の立場も明らかにして畳み掛けて欲しかった。 ああ、それなのにあろうことか、坂東も南雲も若松が金銭と引き換えに事故を起こす事を知っていた、知らぬは狩山だけだったという新事実を出して来て、“何なの?誰なの?何でなの?”という疑問の間口を広げただけで終わってしまった。 龍神大橋工事の発注をしたのは東京都(都知事)で、受注した帝和建設が若松に金を渡して事故を起こさせた。どうやら都知事もその事を知っていた様なのだが、互いにそこまでする理由とメリットは何なの?おまけに都知事はわざわざ狩山を脱走させているし、その意味する所って何?この複雑怪奇な部分がボヤっとしていて、考察班以外の一般人には分かり難いから、何かいつまでも話が進んでいない印象を受けてしまうのよね。 もう少しシンプルな筋立てにした方が良かったのでは? 脚本=井上由美子 演出=樹下直美

No.394

>> 389 【2024春ドラマ】 「約束~16年目の真実~」7話まで終了。 【「懺悔」交錯する、ふたつの物語――】 唐突に出て来た特殊詐欺… 【2024春ドラマ】

「約束~16年目の真実~」8話まで終了。

【「犠牲」誰が正義で、誰が悪魔か──】
出たよ、警察幹部の息子がワルで、それでも尻拭いをしてしまう親というよく有るパターン。親が有村で息子がずっと相関図には俳優名しか載っていなかった奥野壮、役名は有村潤。このドラマではそういうパターンは入れないのかなと思い始めていた矢先だったので、有村の強い警察を作るには清濁併せ呑む者がトップに立つべき云々の御託も含めて、何かもうそっちはどうでもいいわとしか思えなくて…ちょっとがっかり。
やっぱり「誰だ?」の声は天草だったけど、麻生を殺したのは詐欺グループでハルクと呼ばれていた潤らしい。

で、井出の雑貨屋には地下室が有って、連続殺人事件の犯人っぽい雰囲気が漂ってはいるのだが、本人は何故か突然自首をして来た。えっ!?シリアル・キラーって自首をするの?で、益々分からなくなって来た。
井出はこの事件を調べていただけの様な気もするのだが。

予告だと、これ迄葵が見ていた世界が反転するらしいので、シリアル・キラーの犯行では無いのかもね。

残り2話だから、ここから新たな登場人物を真犯人にはしないと思うので…、井出以外だとしたら後味が悪くなりそう。(潤は16年前は10才だから、少なくとも古い事件の犯人ではない)

脚本=小峯裕之 演出=井上雄介

  • << 399 【2024春ドラマ】 「約束~16年目の真実~」9話まで終了。 【「反転」今夜、真犯人が姿を現す―――】 6話の感想で『葵が取調室で桃に言った「あなたは一体誰?」って言葉』が、釈放後直ぐに「サクリファイス」に書かれたので、『あの場に居たのは葵、桃、香坂、木崎刑事、夏目刑事、新任の矢吹課長の6人だから、この内の誰かが真犯人か、または真犯人の仲間って事になるのかね。』と書き、前回の感想では井出の自首について、シリアル・キラーって自首をするのか?と疑問視した。 結局6、8話の私が引っ掛かっていた部分がヒントになっていて、9話で回収してくれた。香坂のプロファイリングはほぼ合っていて、シリアル・キラーは桃、今後明かされると思うけど、井出は16年前なのか、どこかの時点で桃の犯行を知り、止めたいけど止められない何らかの事情が有ったのかな?桃のアリバイを井手が偽装して、釈放のきっかけを作ったりもしていたから、協力関係には有ったのかな。 尾藤父が何故詐欺グループに建物を貸していたのか、自殺した理由は何だったのかもきちんと回収してくれたし、後は神田橋の遺体の件も明らかにしてくれればなと。 桃は二度も葵を気絶させておきながら殺さなかった。これはやはり“私に気付いて!”というメッセージだったのかな。 葵が忘れている二人の約束とは?最終回が楽しみ。 脚本=小峯裕之 演出=山本大輔

No.395

>> 390 【2024春ドラマ】 「アンチヒーロー」7話まで終了。 【-追求-】 6話ラスト、緋山は尾行されていたのではなくて、伊達原が部… 【2024春ドラマ】

「アンチヒーロー」8話まで終了。

【-真実-】
12年前、志水に殺人の自白をさせたのは明墨で、「当時は検察の正義を盲信していた」だから志水の有罪を疑いもしなかったと。
明墨の当時の同僚だった(という事は検事?)桃瀬礼子が最初に冤罪を疑い調べて、志水のアリバイを証明する動画(当時、緋山が闇バイトで公園の女性を盗撮、たまたま志水が映り込んでいて、それが糸井一家殺人事件の犯行時刻だった)を、千葉県警の警察官が見付けていたと、病気の桃瀬が明墨に託したあのファイルに書かれていた。それが6年前で、だから明墨は倉田に会いに行き詰問した。それが紫丿宮が見たシーン。
その動画を伊達原の指示で倉田が処分し隠蔽していたのだ。
ところで桃瀬は当時この情報をどこから入手したのだろう。

盗撮をしたKが緋山だと分かり、明墨は彼に動画を探して貰う為に、本当は有罪だったのに強引に無罪を勝ち取った。緋山は志水の冤罪を証明出来たら自首すると言う。志水はいつ刑が執行されるか分からないので、自分が出来る事は今やっておきたいのだと。

せっかく江越に辿り着き動画は有ったのに、伊達原に先を越されてしまった。

当時、その違法動画を買った人物を捜し回収する事は出来ないのかなあ。
伊達原の隠蔽を見た緑川の証言で補強すれば…とかね。

脚本=宮本勇人、山本奈奈、李正美、福田哲平 演出=宮崎陽平 

  • << 400 【2024春ドラマ】 「アンチヒーロー」9話まで終了。 【-約束-】 証拠動画を奪われた明墨が、志水に「本当に申し訳ありません」と頭を下げて謝ると、先生のせいではない、自分の弱さが招いた結果、先生のお陰で紗耶にまた会えたと、一人でも面会に来てくれる様になった娘の事を話し、手が暖かくなったんですよと、これまでとは違う生きる力が湧いて来ている様な志水を、緒形直人が抑制の効いた演技で見せてくれて、もうそのシーンから泣けて来て…。 前回書いた疑問、桃瀬は“志水冤罪”の情報をどこから得たのかについても、桃瀬の母親が赤峰に預けてくれた当時の日記を明墨が読み進め、その内容を吹石一恵の朗読と回想演技で辿る中で、自然な形で明らかにするという抜かりの無い脚本と演出。 今回は漸く面会に応じた倉田も、何故隠蔽したのかを話してくれて。結局、伊達原の身勝手な理屈と高圧的な態度、特に公表した場合の娘への影響を考えろという脅しに屈したみたいで。 伊達原の生まれて来る子供の為は別としても、倉田は娘の為に隠蔽し、志水も娘の為に塀の中に居る事を選んだという側面も有ったという事か。 白木の裏切りについては、明墨の“肉を切らせて骨を断つ”ギリギリの作戦なのだと思う。伊達原との法廷勝負で決着をつける、もうそれしか無いのかなと。 次が最終回。 脚本=山本奈奈、李正美、宮本勇人、福田哲平 演出=田中健太、宮崎陽平 

No.396

>> 391 【2024春ドラマ】 「アンメット ある脳外科医の日記」7話まで終了。 【記憶がすり替わっている】 薬の量を増やしたら、断片的… 【2024春ドラマ】

「アンメット ある脳外科医の日記」8話まで終了。

【揺れ動く二つの婚約】
今回は綾野と麻衣、そして綾野の父・勲との物語。
勲先生が交通事故で頭部外傷を負い、セントラル病院に搬送されて綾野を助手にミヤビが手術。手術は上手く行ったが“社会的行動障害”という後遺症が出てしまう。勲の場合は直ぐカッとなり声を荒らげたり、逆にトランプのババを相手が引いてくれただけで、大喜びして高笑いをしたり、感情のコントロールが上手く出来なくなってしまった。性格が激変する事も有るらしく、脳のダメージコントロールって本当に微妙で難しい世界なのね。カッとなったら6つ数えて先ずはアンガーコントロールって、勲先生も実践していたけど、後遺症の影響だから中々難しいみたいで。このドラマでまた一つ勉強になった。

紆余曲折の末に、綾野は父の病院も過疎地域医療も、自分のカテーテルも麻衣との結婚も全部諦めないと決め、綾野親子の為に身を引く覚悟だった麻衣も、綾野と生きると決めて…。でも滝川病院の息子との縁談を断ったら、あの祖父さん発狂して綾野達に何するか分からないのでは?

今回のミヤビの台詞「(私は記憶の)積み重ねが無いから、今の自分の気持ちが直感で分かる」には考えさせられたなあ。記憶の積み重ねは大事だけど、時と場合によってはそれが邪魔をするケースも有るしなあ。

脚本=篠崎絵里子 演出=本橋圭太

  • << 401 【2024春ドラマ】 「アンメット ある脳外科医の日記」9話まで終了。 【記憶障害の本当の原因は…】 ミヤビの記憶障害の病因は、脳のノーマンズランド(危険なので医師が手を付けてはいけない領域)に有った。何度もシミュレーションをした上で手術を断念した大迫。病因を隠していたのは、三瓶が知れば僅かな可能性に掛けてでも手術に踏み切るから。そうすればミヤビは二度と目覚めないかもしれないと。 4話の子供の脳腫瘍をどこまで取り除くかというケースで対立した大迫と三瓶。助手に成りすます事までして手術室に入り、全部取り切るという自分の主張を曲げず、大迫を実力行使で押し切った三瓶。あれはミヤビのノーマンズランド問題に繋がる話だったのね。 西島の祖父さんは三瓶に手術をさせて、ミヤビの記憶を抹消してしまおうという魂胆。それを察知した大迫は西島を警察に通報した上で全てをミヤビに話した。 大迫は姉が重度障害者で、三瓶の兄も重度障害者だった。だから二人共脳神経外科医を選択したのね。理想の病院を作る為に道を踏み外しそうになった大迫だけど、大事な局面で医師としての良心を取り戻してくれて良かった。 ラスト、三瓶の兄に関する辛い記憶と涙、それを聞き抱き締めるミヤビ…からの「ごめんなさい、どなたですか?」でのけ反った。脳神経の病は怖い。ミヤビはどういう結論を出すのかな。 脚本=篠崎絵里子 演出=日髙貴士

No.397

>> 392 【2024春ドラマ】 「燕は戻ってこない」5話まで終了。 リキが考え無しのその場しのぎで生きて来た事は、これ迄の描写で分かってい… 【2024春ドラマ】

「燕は戻ってこない」6話まで終了。

自分の考え無しの行為が、“とてつもない不安”となって自分自身に跳ね返って来て、自分だけでは受け止め切れず、悠子に全てを打ち明けて今回は中絶したいと言うリキ。
もし父親が基では無かったら申し訳無いから…ではなくて、父親が違っていたら契約違反で違約金を取られる、それは困る、違約金なんて払えない、その一点張り。えっ!?そこなの?ってびっくり。

父親不確定には悠子もびっくり、呆れ果てたけど中絶は絶対に駄目と。不育症で産めなかった悠子にしてみれば、“次も有る”なんて簡単に考えて欲しくはないのよね、きっと。DNA鑑定なんてさせない、誰の子でも私達が育てるから産んでと。最初から悠子にとっては他人の子。それでも代理母を受け入れたけど、基にとっても他人の子だったらイーブンになるし、血統主義の義母への意趣返しにもなる…もしかしたらそんな事も頭をよぎったのかもね。

テルも妊娠して、貧乏だけど行政の制度を目一杯利用すれば何とかなると、相変わらずあっけらかん。リキの子は金持ちの子確定だから幸せだねって言われて否定していたけど、それはリキの自業自得だから。

りりこの「代理母なんて人間の形をした孵卵器みたいなもんだよ」発言に、背筋がゾーッとした。アロマンティックらしいけど独特だよね、この人の感性。

脚本=長田育恵 演出=北野隆

  • << 402 【2024春ドラマ】 「燕は戻ってこない」7話まで終了。 いやあ、千味子にはすっかり騙された(笑) 悪阻に苦しむリキからのSOS。悠子が電話に出ないので仕方無く基に掛けたら、代わりにやって来た千味子。自分の体を大事にしないリキに、どんな嫌味を言うのかと思ったら、気持ち悪くて食べられない時も生姜味にすれば何とかなると言って、大量のすり下ろし生姜を作ってくれたり、その他の作り置き料理も。妊婦には妊婦のメソッドが有るのに、何も調べて無いの?程度の事は言っていたけど、それ以外は孫を産んでくれる大切な人扱いで、それ迄の人を見下し言いたい事を言う千味子とは真逆だったので、戸惑いながらも何だ良い所も有るのねと思っていたら…。 やっと目覚めてリキからの不在着信に驚き、千味子に会いに来た悠子には「あれは違う人種よ」なんの努力もしないで甘ったれて、生まれのせいにして…と言いたい放題(でも千味子の言い分の全部では無いけど、確かに!と思う部分も有って)、一千万はお礼ではなくて、「産んだら直ぐに消えて貰うお金よ」とも言っていて、千味子はやっぱり千味子のままだった。 悠子は秘密を抱えきれないからって、基にリキの蛮行を話してしまうみたいで。堕ろすと言ったのを止めたのは私って、そこまでちゃんと話すのかしら。 登場人物全員厄介な人達で呆れるけど面白い! 脚本=長田育恵 演出=田中健二

No.398

>> 393 【2024春ドラマ】 「Believe-君にかける橋-」6話まで終了。 【ついに逮捕!?真相への旅が始まる 】 このドラマの主… 【2024春ドラマ】

「Believe-君にかける橋-」7話まで終了。

【忍び寄る危機!!裏切り者はすぐ側に― 】
確定ではないけど全9話の可能性が高いこのドラマ枠。だとすれば今回で秋澤弁護士の立ち位置をはっきりさせて欲しかった。何故なら黒木と並んで物語の中枢に居て、どの立場に居るのかがいつまでも明かされないと、観ていても苛々が増して物語に集中出来なくなるから。前回、黒木の立場がはっきりして新たな興味が湧いて来た所だったので、ここは秋澤の立場も明らかにして畳み掛けて欲しかった。
ああ、それなのにあろうことか、坂東も南雲も若松が金銭と引き換えに事故を起こす事を知っていた、知らぬは狩山だけだったという新事実を出して来て、“何なの?誰なの?何でなの?”という疑問の間口を広げただけで終わってしまった。

龍神大橋工事の発注をしたのは東京都(都知事)で、受注した帝和建設が若松に金を渡して事故を起こさせた。どうやら都知事もその事を知っていた様なのだが、互いにそこまでする理由とメリットは何なの?おまけに都知事はわざわざ狩山を脱走させているし、その意味する所って何?この複雑怪奇な部分がボヤっとしていて、考察班以外の一般人には分かり難いから、何かいつまでも話が進んでいない印象を受けてしまうのよね。

もう少しシンプルな筋立てにした方が良かったのでは?

脚本=井上由美子 演出=樹下直美

  • << 403 【2024春ドラマ】 「Believe-君にかける橋-」8話まで終了。 【おかえり…妻、最後の願い】 結局「謎解きはディナーのあとで」ならぬ「謎解きは夫婦の再会のあとで」という事で、全てが最終回待ちとなってしまった。 で、改めて公式サイトを覗いてみたら、イントロに“希望と再生のヒューマンエンタメ大作”と書いてあって、ああ、だからなのかと納得。 先ず前提としてキムタクと天海祐希夫妻が絶望的な危機に陥り、そこからどうやって希望を見出し、人として夫婦として再生して行くのか、これがこのドラマの最大のテーマであって、絶望的な危機を設定するに当たって、普通に考えたら有り得ない様な状況にしてしまったから謎が謎を呼び、只の視聴者は疑問だらけの状態に置かれているのだが、それでもテーマは“人はやり直せる!”なので、“謎解き”よりも夫婦の再生が優先なのだ。 そう理解すれば天海祐希の「もしもし?陸?」の呼び掛け、色々な思いが籠もった「りく?」から始まる狩山夫妻の“夫婦再生の為の時間”を演じ切ったキムタクと天海祐希は見事だったし、見応えも十分だった。 でもね、こっちは“嵌められたキムタクが真相を突き止める為に奔走するドラマ”だと思って観てたから、どうしてもこれじゃない感が先に立ってしまうのよね。 口がカレーライスになっているのに親子丼を出されても…みたいな? 脚本=井上由美子 演出=常廣丈太

No.399

>> 394 【2024春ドラマ】 「約束~16年目の真実~」8話まで終了。 【「犠牲」誰が正義で、誰が悪魔か──】 出たよ、警察幹部の息子… 【2024春ドラマ】

「約束~16年目の真実~」9話まで終了。

【「反転」今夜、真犯人が姿を現す―――】
6話の感想で『葵が取調室で桃に言った「あなたは一体誰?」って言葉』が、釈放後直ぐに「サクリファイス」に書かれたので、『あの場に居たのは葵、桃、香坂、木崎刑事、夏目刑事、新任の矢吹課長の6人だから、この内の誰かが真犯人か、または真犯人の仲間って事になるのかね。』と書き、前回の感想では井出の自首について、シリアル・キラーって自首をするのか?と疑問視した。
結局6、8話の私が引っ掛かっていた部分がヒントになっていて、9話で回収してくれた。香坂のプロファイリングはほぼ合っていて、シリアル・キラーは桃、今後明かされると思うけど、井出は16年前なのか、どこかの時点で桃の犯行を知り、止めたいけど止められない何らかの事情が有ったのかな?桃のアリバイを井手が偽装して、釈放のきっかけを作ったりもしていたから、協力関係には有ったのかな。

尾藤父が何故詐欺グループに建物を貸していたのか、自殺した理由は何だったのかもきちんと回収してくれたし、後は神田橋の遺体の件も明らかにしてくれればなと。

桃は二度も葵を気絶させておきながら殺さなかった。これはやはり“私に気付いて!”というメッセージだったのかな。
葵が忘れている二人の約束とは?最終回が楽しみ。

脚本=小峯裕之 演出=山本大輔

  • << 404 【2024春ドラマ】 「約束~16年目の真実~」全10話終了。 【「未来」辿り着いた、16年目の真実】 前回ラストに出し惜しみはせずに、真犯人は桃と明かされていたので、最終回は葵の問い掛けに対する桃の回答や独白=ドラマ全体の種明かしに終始したという感じだったけど、ポイントだった“井出は何故桃を庇い、桃に忠実だったのか”“桃と葵の約束って何だったのか”“桃は何故今迄葵を殺そうとしなかったのか”は、異常ではあるけど桃の中での整合性は取れている話として説明されたし、葵の都内の居住地付近迄遠征しての殺人も桃の犯行と明かされたので、大きな謎の取りこぼしは無かったと思う。 このドラマは、“登場人物全員が容疑者候補”に真実味を出す為に、誰が犯人なのかを俳優陣には知らせずに撮影を続けたそうなのだが、“普段は子ども食堂等のボランティアも続け、住人からの信頼も得ている桃”という人物像を、織田梨沙さんにごくナチュラルに演じて貰う為でもあったのかなと、最後迄観てそう感じた。演技力の有る方だから、シリアル・キラーの役だと知っていても上手くコントロールはしただろうとは思うけど、微妙な差は出たのかもと。 一条が不起訴とか、ラストの不破がお咎め無しとか、何で?と思うシーンもそれなりに有ったけど、総体としては次が観たくなる様な面白いドラマだった。 脚本=小峯裕之 演出=山本大輔

No.400

>> 395 【2024春ドラマ】 「アンチヒーロー」8話まで終了。 【-真実-】 12年前、志水に殺人の自白をさせたのは明墨で、「当時は検… 【2024春ドラマ】

「アンチヒーロー」9話まで終了。

【-約束-】
証拠動画を奪われた明墨が、志水に「本当に申し訳ありません」と頭を下げて謝ると、先生のせいではない、自分の弱さが招いた結果、先生のお陰で紗耶にまた会えたと、一人でも面会に来てくれる様になった娘の事を話し、手が暖かくなったんですよと、これまでとは違う生きる力が湧いて来ている様な志水を、緒形直人が抑制の効いた演技で見せてくれて、もうそのシーンから泣けて来て…。

前回書いた疑問、桃瀬は“志水冤罪”の情報をどこから得たのかについても、桃瀬の母親が赤峰に預けてくれた当時の日記を明墨が読み進め、その内容を吹石一恵の朗読と回想演技で辿る中で、自然な形で明らかにするという抜かりの無い脚本と演出。

今回は漸く面会に応じた倉田も、何故隠蔽したのかを話してくれて。結局、伊達原の身勝手な理屈と高圧的な態度、特に公表した場合の娘への影響を考えろという脅しに屈したみたいで。
伊達原の生まれて来る子供の為は別としても、倉田は娘の為に隠蔽し、志水も娘の為に塀の中に居る事を選んだという側面も有ったという事か。

白木の裏切りについては、明墨の“肉を切らせて骨を断つ”ギリギリの作戦なのだと思う。伊達原との法廷勝負で決着をつける、もうそれしか無いのかなと。
次が最終回。

脚本=山本奈奈、李正美、宮本勇人、福田哲平 演出=田中健太、宮崎陽平 

  • << 405 【2024春ドラマ】 「アンチヒーロー」全10話終了。 【-正義-】 白木の裏切りに関しては予想通り。緑川は奥の手として結構長く“温存”してたけど、彼女は桃瀬、明墨と司法修習同期で、緑川自身も桃瀬から志水の件のファイルを渡されて、ずっと動画を探していた、最初から明墨の仲間だったというのは意外で、そこまでは流石に読めなかった。 明墨と伊達原の法廷一騎打ちは見応えが有った。伊達原の言い分は自分本位で、伊達原の考える正義の為なら、ある程度の犠牲が出てもやむを得ないという考え方の持ち主。この自分勝手な長台詞のシーンを観ていて、萬斎さんにオファーした意味がやっと飲み込めた。この役を正統派の俳優が演じていたら、恐らく観ていて疲れてしまったと思う。萬斎さんのクセの有る台詞回しだから、滑舌の良い長谷川さんの演技との対比が効いて惹き込まれたし、憎々しい伊達原が語るに落ちて追い込まれる姿を観て得るカタルシス、エンタメにはこういう部分が無いとね。 隙が無く本当に面白いドラマだった。 「誰もが気付かない内に、自分の物差しで人を裁き罰を与える」「だって人は人を裁く事が快感ですからね」この明墨の言葉には、昨今の一部行き過ぎたSNSの使い方への警告も含まれているのだと思う。 でも無自覚に攻撃する人の心には刺さらないのかな。だとしたら悲しい。 脚本=李正美、山本奈奈、宮本勇人、福田哲平 演出=田中健太
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