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小説:とあるフツーの高校生の転移物語

レス0 HIT数 216 あ+ あ-

名無し( ORSbob )
22/08/15 08:16(更新日時)

「なんでこの世に勉強なんかあるんだろ…」
俺は神宮寺連。
フツーの中学生だ。
そう、フツーの中学生なのである。
うん。
そして今はだっるーい気分で帰宅中。
だるい理由はもちろんテストである。
大体ヤバかった。
と、そんなこんなで帰宅していると、前から女の子達がこっちに向かってくる。
「お!レン君がお帰りかなー?」
「もお、話聞いてんのー?」
「ねぇ凛?」
「ふぇ?なあに?陽葵ちゃん、あ!チョウチョ~!写メろ~!」
「もうっしっかりしてよー!ねぇ芽依?」
「ん?ちょっと待って、もうすぐボスが倒せるの」
テレレテッテレー
「よっしゃああああああああ!!やっと勝ったぜ!!」
「はぁ…ダメだこりゃ…」
「ふっふっふっどーしたんですかー?陽葵ちゃん?」
「ぐぬぬツムめ…」
とか会話しながらこっちに歩いてくる。
白雪陽葵と七海紬と有栖凛と如月芽依だった。
俺もそっちに行こうとすると…
何かが落ちているのに気づいた。
「何だ?これ…」
それは鍵だった。
茶色くなりすっかり錆びている。
鍵を拾おうとした時、後ろからも4人組が来た。
「お!レンも今から帰りか!?」
「はぁ、話聞いてんのかー?」
「なぁ樹?」
「ん?なにー?陽翔、あ!綺麗な花!写メろ~!」
「しっかりしろよー!なぁ湊?」
「あ?ちょっと待てよ、もうすぐこのルートを攻略できそうなんだ」
パンパカパーン
「っっっっっっっっし!!やっと攻略できたぜ!!」
「はぁ…ダメだこりゃ…」
「ケッケッケッどーしたのかなー?陽翔君?」
「ぐぬぬ蒼め…」
西園寺陽翔と京極蒼と天王寺樹と皇湊だった。
おいおいお前ら言ってること丸っきりかぶってんぞ、と思わずつっこみそうになった。
再び鍵を見る。
落とし物なら届けなければと思い触る。
その瞬間、前と後ろの4人組が俺の背後でピッタリすれ違う。
鍵が光り、何も見えなくなった。
俺は期待した。
ひょっとしてこれは転移というやつなのでは?と。
フツーの高校生にとってそれはかなり嬉しいことだった。
なにせ勉強しなくてよいのだから。
目を開けると…
教室だった。
しかも、中学校とは違う教室だ。
制服も違う。
何より驚いたのは…
教室の中にあの4人組×2がいたのだ。
黒髪、ショートカット=陽葵
茶髪、ポニーテール=紬
銀髪、ボブ&くせっ毛=凛
黒髪、ロングヘアー=芽依
黒髪、眼鏡=陽翔
茶髪、くせっ毛=蒼
銀髪、マイペース=樹
黒髪、テンパ=湊
……
どーゆーこっちゃ
そしてまた勉強かよ…
「どうなるんだろーなー」

〈第0話 終了〉

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No.3606294 22/08/15 08:16(スレ作成日時)

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