タクシー

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小説好きさん
2021/01/29 12:27(更新日時)

(このお話はフィクションです。作り話だヨ）

私は今年で70歳となります。孫は高校生、東京で一人暮らしをしているようです。
私は、山梨県で妻の秋江とブドウ農家をして暮らしております。
決して裕福というわけではありませんが、明るく、楽しい暮らしを送っております。

もうすっかり老いてしまいましたが、昔は夢多き若者でした。
会社を立ち上げようか、パイロットになろうか、それとも、学校の先生になろうか・・・
もう夢があふれんばかりにありまして。
職を転々として、結局タクシーの運転士になりました。

もう退職してしまいましたが、このお話では、私がタクシー運転士だった頃に体験した
奇妙でおかしな経験を綴りたいと思います。

✌

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No.3182404　2020/11/16 20:00(スレ作成日時)

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No.1 2020/11/16 21:58
小説好きさん1

別の機器で投稿します。😅

私がまだタクシー運転手になったばかりの頃のお話です。
タクシー運転手という職業柄、毎日色々なお客様が乗って行きます。
若いカップル、初老のご老人、酔っぱらったサラリーマン。。。そりゃあもうたくさん。
中には、職場の悩みや、友達との付き合い方を相談していくかたもあります。
大体は、軽く受け流しますが、あまりに真剣に相談してくるお客様には私なりのアドバイスをします。

あの日、彼女と喧嘩をしてしまったという若々しい男性を乗せました。
男性は相当気に病んでいるようで、どうにかして彼女と仲直りをしたいと涙ぐんでいました。　
「もとはというと、僕のせいなんです。
彼女はなんにも悪くないに。それなのに僕は、、、僕は何て事を、、、」