少しだけ不幸な私/独り言

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2012/07/12 07:40(更新日時)

産まれてから
現在までの私。


誰にも聞いてもらえない。

話したとしても
誰も真剣に聞いてくれない。

カウンセリングや
心療内科に行く勇気は無い。


少しだけ、不幸です。
特別どん底ではありません。

「生ぬるい」人生ですが、
読んで頂けたら、幸いです。



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No.1766230 (スレ作成日時)

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No.151

オジサン、
私を盛り上げようと
色々 頑張る。

舐めたり、触ったり。

相変わらず、
私は何も感じず。

ただ
「触られてるだけ」
「くすぐったい」
「むしろ不快」
と言う感覚しか無い。

当然、濡れるワケもなく。

オジサン
「そりゃ~、初めてだもの、
未開発だからね~」
「いきなりは、感じないよね」




いいや、
ただ単に、
オジサンの容姿に
問題があるだけだから。

これが、
スマートで ダンディ(笑)な
“オジサマ”だったら、
私も楽しめたんだと思う。

私は、
「自慰」ならば、
数え切れない程
したことがあって、

イく気持ち良さは
十分、理解していたから。



舐めて舐めて、
オジサンの唾で濡らして、
ムリヤリ挿入。







ただただ、異物感。

膣口の、摩擦が辛い。

初めては
こんなもんなんだろうと…
激痛ではないし、
私はひたすら我慢。


オジサン、
果てる。
(勿論、ゴム装着で)


オジサン
「初めては、どうだった?」

ライカ
「うーん…」
「よく、分かりません」

オジサン
「…だよね。
初めてって、そんなもんだよ」
「これから彼氏が出来たら、
彼氏に開発してもらいなよ?」


オジサンは
待ち合わせ場所だった
学生会館前の
大きい通りまで 送ってくれた。


数日間、
挿入された時の「異物感」が
消えず、変な感じだった。

ちなみに、
初めてではあったが、
血は出なかった。



…今思えば、
とても良心的な
オジサンだったと思う。


No.152

味を占めた私は、

メル友と、
会ってはヤッて、
会ってはヤッてを
繰り返した。

繰り返した…
と言っても、5回ほど。


会ってはヤッて…が
面倒臭くなってきて、

メル友と
メールや電話にも
飽きてきてしまったのである。

援交は、
中には 生理的に受け付けない
男も居て、
(ビジュアル系の彼
程ではないが)
全く濡れない上に、ヘタクソで、
酷く痛い時もあったし、

乱暴に性器をいじくられ、
怪我をさせられ、出血。
メル友が
「生理なんじゃねーの!?」
とキレる。
私は
「これ、怪我なんですけど。
逆切れかよ。最低だね」
と言い、
怪我による出血だと
証明する為に、
一緒に産婦人科に行ったりもした。

(結局、怪我による出血で、
メル友は助産師に
「こんなにズタズタにして!」
「ナニ考えてるんだい!?」
と、こっぴどく叱られ、
メル友が病院代を支払った)



やはり、
好きでもない男とヤるのは、
精神的に辛い。


怪我をさせられた挙げ句、
逆切れされた時に、

(も~…なんか嫌だ)
(面倒くさい…)

と強く感じてしまい、
援交と、メル友作りを止める
決定打となった。


No.153

漫画の学校へ
再び通い出した。

通い出したものの、
以前のような
情熱的な気持ちは無かった。

漫画の学校へ
通うようになって、
初めて気が付いた。


「漫画家に、なりたいんじゃない」

「いつまでも、
同人誌を描いていたいんだ」


色んな方面で
勉強不足な私は、

絵は そこそこに描けても、
ストーリーが、
全く思い付かない。

ストーリーが思い付かないのには
変な「照れ」もあって。

漫画の学校で出された課題に
「8ページの
オリジナル漫画を描け」
と言うものがあったが、

その課題で皆が描いた漫画が、
後々、一冊の本にまとめられ、
クラスみんなの目に晒される。

先生からも、批評される。


それを想像すると、
何とも言えない、
むず痒いような…
変な気持ちになった。


よく父親から、
「描いた漫画、見せてくれよ」
と言われたが、
恥ずかしくて、
殆ど 見せたことがなかった。


同人誌は、
「元」となるストーリーや、
キャラクターがある。

それらは「自分」で
考えたものではないから、
恥ずかしくない。

元となるストーリーや
キャラクターを
自分の好き勝手に暴走させ、
妄想し、
それを絵や漫画にする。

こんなに楽しく、
楽なものはなかった。


No.154

同人活動をし、
同人仲間と遊び、
アルバイトをし、

漫画の学校は
2の次 3の次 4の次…

学校への出席も疎らで、
学校から出される課題も、
あまりやらなくなった。



卒業シーズン。
漫画の学校では、
求人が張り出されたが、
地元での仕事は 一つも無い。

全てが関東近辺であった。

勉強不足の自分。
「仕事」では、
漫画を描きたくない自分。

…当然、
求人情報へは目を伏せた。

今の自分が、
単身、関東まで飛んで、
うまくやっていけるハズが無い。

何よりも、心細かったし、
寂しかった。

親も、友人も居ない。
誰も頼れない。


とことん
「甘ちゃん」な私。



卒業は出来たが、
地元に仕事が無い。

私は一度、
実家に帰ることにした。



結局、女子学生会館には
全く馴染めず。
学生会館で出されたご飯も
殆ど食べずに終わった。

学生会館を出る時、
「壁が汚れてますね」
と、8万円も取られ、
父親が憤慨していた。

壁の汚れは、
テレビや冷蔵庫を
置いた跡程度のもの。

それでも、
全て 貼り替えさせられた。



漫画の学校も、
学生会館も、

大金を ドブに捨てたようなもの。
全てが無駄に終わった。


No.155

同人仲間の
ナルミさん達から、

「実家に戻るのか~」
「寂しくなるね」
「また連絡ちょうだい」

と言われ…。
名残惜しくも
実家に戻った。

実家では、
しばらくは、働きもせず
ダラダラとしていた。

自分は一体、
何がしたいのか。

完全に 見失っていた。

ここで父親が
「ヘルパーの資格、
取ってみないか?」
「これからの高齢化社会、
きっと役に立つぞ」
と言ってきた。

私は取り敢えず
「そうしてみるよ」
と答えた。


ダラダラした生活。

田舎の実家に戻ってきた為、
出掛けなくなった。

お洒落したくても、
お洒落して出掛ける場所が無い。

同人誌即売会も無いから、
コスプレもしない。


また 私は、太り始め

半年後には、68キロまで
戻っていた。




ダラけきった生活を
実家で送っている時、

父親が 倒れた。


No.156

朝の7時頃。
起きて間もない私は
自室でボーッとしていると

「ライカ……ライカ……」
「父さん、ヤバいかも……」

トイレから
か細い声がした。

「…え!?」

私は慌ててトイレへ行く。

…ビックリした。
トイレの便器の中が
真っ赤っか。
鮮血で、染められていた。

父親は、
トイレの扉をあけたまま
トイレの前で、うずくまっている。

父親が
「救急車を呼ぶより
タクシー捕まえた方が早い」
と言うので、
父親の腕を担ぎ、外へ出る。

運良く、
ジャストタイミングで
タクシーが来た。

私は大きく手を振る。


「市立病院まで!急いでください!」
「急患入口でおろしてください!」

父親は、腹を押さえている。
腸から出血したらしい。

顔は青白い。
爪も真っ白。

朝7時代なのもあってか、
交通量が少なく、
スイスイと病院まで行けた。
市立病院まで10分程度。

お釣りは要らないと、
タクシーから慌てて降りて
急患入口の受付へ。

事情を説明し、
大量出血と言うことで
優先的に診て貰えた。

父親は、即入院。

なんと、
2リットル近くも
出血していて、

あと数時間遅かったら、
命は無かったと言われた。


輸血、養生、検査の為、
一週間の入院。

私はその間、
父親が自営業(整体)で
受け持つ患者さんに
「診察キャンセル」の電話。

それを終えたら、
家と病院を往復した。



父親の出血の原因。

結局、分からず仕舞いだった。

精密検査をしても
分からなかった。

医者は大雑把に
「多分、ここから、ここまでの間の
どこからか出血してると“思う”ので
ここからここまで、切りましょう」
と言ったらしい。


…そんな、
アバウトな手術 あるかよ…。


父親は「ふざけるな!」と、
手術はしないで退院してきた。


医者って 怖い…


No.157

これから
「ヘルパーの資格を取ろう」
と言うときになって、

同人仲間のナルミさんから
「ルームシェアしないか?」
と、誘いが来た。

私は、
その話に直ぐ乗った。
実家暮らし、田舎暮らし、
退屈な生活に、
嫌気がさしていたし、
ヘルパーの資格も、
全く乗り気ではなかったからである。

ルームシェアは、
私を入れて4人。

私、ナルミさん、
コムロさんに、もう一人。
もう一人の方は、
私は全く知らない人である。


父親に話すと、
「お前、ヘルパーの資格は
どうするんだ?」
「申し込んで、
お金も振り込んでしまったぞ」
と返ってきた。

私は当然
「都会生活に戻るよ」
「ここには何も無い」
「私がやりたいことも無い」
と答えた。

父親は
そうか、わかった…と
ヘルパーの資格はキャンセル。
でも、
ヘルパー取得の為に
振り込んだ金「8万円」は
返ってこなかった。

原則、
一度申し込んだものの
取り消しは出来ない。
そういう決まりだったから
仕方が無い。


私はまた、
金をドブに捨てさせてしまった。


No.158

20歳の10月、
都会に引っ越した。

部屋は、2LDKの賃貸。
私、ナルミさん、コムロさんで
雑魚寝。

4人目の、
私とは全く面識の無い
もう一人の方が
個室を独占していた。

そして、猫が一匹。

動物を飼ってはいけない賃貸だが、
ナルミさんが
「内緒で、ここの住人みんな
飼ってっから!」
と…
近くの公園で、
拾ってきたらしい。

台所が、メチャクチャ汚かった。
ドロドロ、カビだらけ…
どのくらい放置してあるのか。

水道から出て来る水も、
オレンジ色だった。

水道管がイかれていた。

オレンジ色の水について、
ナルミさんが
何度苦情を言っても、

「全住民を巻き込む
大掛かりな工事になるし」
「住民みんな、
我慢してるんで。」
「アンタ達も
我慢してなさいよ」

と言う返事しか来なかったらしい。


仕事を探さなくちゃ…
迷ったり、困ったりしている私に、
ナルミさんが

「風俗、一緒にやらない?」
「かなり稼げるよ」

と誘ってきた。

ナルミさんは、
私が漫画の学校卒業の少し前から、
清掃の仕事を辞め、
風俗を始めていた。

「風俗」…

ナルミさんが通勤する風俗は
「本サロ」(本番サロン)
であった。

表向き、
「口でヌく」サービスしか
無いと見せ掛け、

店の中に入ると、
メニューには「本番」がある。
「ソープ」や「デリヘル」とは
また違う、本番サロン店。

完全に、違法店であった。


私は、同人活動の為にも、
生活の為にも、
やるしか無いと思った。

ルームシェアの住人みんなが
「風俗勤務」だった為、
収入格差が出来て、
私だけ惨めな思いをするのも
凄く嫌だった。

同人活動の為にも
兎に角「金」が欲しかったし、
「金」が無いと
何も始まらなかった。


でも、この時の体重は…
163センチ・68キロである。

「こんな私でも
働けるのか?」

とナルミさんに聞いた。

「大丈夫大丈夫~!」
「もっと酷いの、沢山いるから!」
「ま、働きながら、
痩せた方がいいけどね」

と、またスッパリと
「痩せようね」
とナルミさんに言われた。


金が、今直ぐ欲しかった私は、
取り敢えず、
ナルミさんと一緒に
面接に行った。


No.159

風俗の面接は、
車の中だった。

「社長」と呼ばれる男は、
背の低い、チャラチャラした男。
年齢は、この時でまだ25~26歳
だったと思う。

ナルミさんが
「私の友達、ライカちゃん」
と、気軽に紹介。

私は、気まずそうに聞いた。
「こんな私でも
約に立つんですか?」と。


社長は 優しく言った。

「大丈夫だよ!十分役に立つから!」
「…と言うか、まず働いてみないと
僕達も何も分からないからね」

容姿は、
あまり関係無いと
社長は言った。

社長から源氏名を貰い、
次の日から、働くことになった。


次の日、
ナルミさんと一緒に
「待ち合わせ場所」へ向かう。
待ち合わせ場所へ行くと、
店長が迎えに来てくれるらしい。

2人で待っていると、
店長の車が来た。
黒のセダン。

車に乗ると、店長が

「始めまして、コナカです」
「よろしくお願いしますね」

とニコヤカに挨拶。
私も釣られて、慌てて挨拶。


コナカ店長は、当時で24歳。
芸能人の、竹野内豊似である。

店長の「人となり」を
私は肌で感じた。


“この人は、私のような
「デブス」の人種を、見下す人だ”

“自分と釣り合いの取れる
「モデル並の美人」しか
人間として認めない人だ”







私の「僻み」も
混じっていたが、


私の「感」は、
間違っていなかった。


No.160

本番サロンには、
私と、ナルミさんの他に、
3人の女性が居た。

休憩室は、
狭くてギュウギュウ。

接客する個室も
狭くてギュウギュウ。

狭くてギュウギュウな
休憩室には、
デカデカと「指名表」が
張り出されていて、

そこに、もはや
私の源氏名も 書き足されていた。


女性用のシャワーなどは無く、
接客後は、
トイレのウォシュレットと
ボディソープを使って
陰部のみ洗う。

体は、香り付きの
パウダーシートで
丁寧に拭く。


接客時は、
オシボリ・お湯と消毒液が入った桶・
コンドーム・ローションを
店長が用意してくれる。

接客方法は、
マニュアルが無く、
自由だった。

本番アリだから、
避妊さえしてくれるなら、
どんな風に楽しんでも構わない。

「ナマ」でやられそうになった時。

乱暴や、暴力を振るわれた時。

時間オーバーして
客がしぶとく帰らない時。

こう言う時は、
大声で、助けを呼ぶ。

そうすると、
社長か店長、どちらかが
スッ飛んで来てくれる。

接客し、客を返した後は、
店長が「お疲れ様です」と
客室の掃除を手伝ってくれる。


私は、店長の「人となり」を
肌で感じとっていたので、

店長の手を
煩わせないよう、

お客を返した後は、
サッサと自分独りで片付けて、
店長とは
顔を合わせないようにしていた。

「私のような“クソ豚女”
顔を見るのも、多分嫌だろう」

そう、思っていた。


No.161

コナカ店長は、
多分、私が気に入らないのだろう。
給料を、少なく渡すようになっていた。

給料は「日払い」で、
現金手渡しである。


120分コースで接客したのに、
90分コースの給料しかくれない。

90分コースで接客したのに、
60分コースの給料しかくれない。

60分コースで接客したのに、
45分コースの給料しかくれない。


一度だけではない。

まばらだが、
2~3日に一度のペースで。



給料を、少なく渡すのは
私だけ。

他の女の子には、
働いた分、キッチリ渡している。

誰が、どんな客に、
何分のコースの接客をしたか。
ノートに細かくメモしているのは
受付を任されている
コナカ店長しか居ない。

コナカ店長が休みの日は、
代わりに社長が受付をするが、

社長が受付をした日は、
きちんと給料が出る。
少なく手渡されることは
一度も無かった。

店長に
「給料、少ないんですが」
と言っても、

「ノートのメモには
“○○分”と書いてありますので」

と…。
証拠が無いとして、
全く相手にしてくれなかった。


それを、社長に愚痴った。

社長も
「う~ん…受付はみんな
コナカに任せてあるからなぁ」
「受付のノートにも、
○○分って書いてあるしね」
と、やはり
“証拠が無い”として
困った顔をしていた。


数日後-----

一緒に働いている
ナルミさんが公休で、

行きは、社長の車に私一人。
帰りは、店長の車に
私一人だった日があった。

その時に、

車の中で、
コナカ店長から
メチャクチャ
怒鳴り散らされた。


No.162

コナカ店長


なぁ、お前…
給料が少ないってか??

俺の受付が、間違ってるって??

証拠も無いのに、よくも
社長にチクッてくれたなぁ!?

払えばいいのか?
払えばいいんだよなぁ!?

いくら払えばいいんだ?
あぁ?!
言えよ ほら!!
言ってみろよ!!!!





普段の、穏やかな口調。
穏やかな笑顔。

あれが「仮面」で
こっちが「本性」なんだと。


私は、
(何を言い返しても無駄だね)

そう思って、
ずっと黙って聞いていた。

あの豹変っぷり。

漫画か?
ゲームか?


「黙ってねーで
何とか言ってみろ!!」

怒鳴り散らされるうちに
いつの間にか、
家の前に着いた。

私は最後に 一言。

「もう、結構です。」


そう言って
車を降りた。


No.163

家に帰って、
店長の「怒鳴り散らし」を
ナルミさんに話した。

ナルミさんは、
私の給料が少ないことに
前々から気付いていた。

「私も変だと思ってたんだよね」
と言った。

少ない給料に気付いた時、
私は、ナルミさんにも
給料(現金)を見せていた。

「あれ??
ライカちゃんの給料、少なくない??」



凄く暇で、お客が一人しか
つかなかった日があった。

コナカ店長から
「ライカさん、お待たせしました。
120分コース、お願いします」
と言われ、接客した。

この日は、本当に暇で、
女の子全員が
控え室に居たので、

店長の
「120分、お願いします」
は、女の子全員が聞いていた。


…なのに、
その日渡された給料は、
90分コースの1人分だった。

給料が少ないのは、
目に見えて分かる。

店長に抗議すると、
受付のノートを見せられた。

受付のノートには
「90分」として記入されている。


コナカ店長は
「ライカさんの勘違いです」
としか言わなかった。



ナルミさんは
「私からも、社長に話してみるわ」
と言ってくれた。


No.164

コナカ店長から
怒鳴り散らされてから
2週間ほど後。

久し振りに
社長が店に来て、
コナカ店長は
休みだった。

複数の店舗を
経営している社長は、
毎日が多忙で、

2~3週間 店に顔を
出さないのはザラだと
ナルミさんから聞いた。

社長が店に顔を出せない間は、
コナカ店長は
休まず「黒服」をやる。


コナカ店長に
怒鳴り散らされてからの
2週間。

息が詰まる思いで
仕事をこなした。

コナカ店長からは
「おはようございます」
「お疲れ様です」の、
挨拶すらもされなくなった。

送迎中も、終始無言である。

あの日以降、
給料の間違いは無くなった。

…でも、
お客を付けて貰えなくなった。

コナカ店長は
「お客さんが、
細身の女の子を希望されているので」
「仕方がありませんよね?」
と…。

他の女の子が
2~3人 接客をするのに、

私一人だけ
0~1人。

「客がデブスを嫌がっている」

こう言われてしまうと、
私は何も言えなかった。



社長が来ると、
店の雰囲気も変わる。

社長は明るく、
ざっくばらんで
コミカルな人。

社長が来ると、
店の雰囲気が良くなるためか、
不思議と、店も忙しくなる。



社長の送迎も
久し振りであった。

仕事帰り。
社長は、他3人の女の子を先に送り、

車内を、
社長と、私達2人だけにした。


No.165

社長は、
私達に大事な話があると。

多分「給料」のことだろうと
想像はついた。


社長は、
真剣な顔をして話し始めた。

私に支払われる筈の給料が
少ないとなると、
「カット」した分のお金は
どこに行ったのか?

店の売上の計算は
毎日必ず、当然やる。

その時、いつも
「お金」と「受付ノート」
睨めっこして計算するが、
売上金額はピッタリ。

と言うことは、
私に支払われない分は
コナカ店長が「ポッケ」
していることになる。


社長は「信用問題」として、
今後、同じことが無いように
しなくてはならないと…

かなり、渋い顔をしていた。


ナルミさんが、

「ライカちゃんの給料、
絶対に少ないから!!」
「ちゃんと調べて!!」

と、かなりキツめに
社長に電話で言ったらしい。
(社長からそう聞いた)

社長は、全面的に
“女の子側”の味方であると…
そう言ってくれた。


社長は、私に謝罪した。

「ライカちゃん、ごめんね。
嫌な思いさせちゃって」

「今までのトータルで、
いくら少なかったか
明確には分からないけど…」
「足りないかもしれないけど、
これ受け取って」

封筒には、5万円が入っていた。


ナルミさんは
「ライカちゃん、やったじゃん!」
と明るく言う。


社長は「明確な証拠が欲しい」と、
言っていたが…。

コナカ店長は
「給料を減らす」方法から、
「客を減らす」方法に
変えてしまったから。

明確な証拠を得るのは、
難しいんじゃないかと思った。





そして、結局
有耶無耶に終わってしまう。

コナカ店長が、
尻尾を出さなくなったからである。

給料の間違いは
一切無くなった。
そのかわり、
お客は付けて貰えなくなって、
私の給料は、
ますます減ることとなった。



そして、それから間もなく。

私の身に、とんでもないことが
降りかかった。


No.166




「熱っぽい」
「生理が来ない」



私は、28日周期で
生理が来ていた。

遅れても、1日だけ。
2日は無い。

生理が来なくて一週間。
私は慌てていた。

熱をはかると、
常に「37℃」をこえていた。


最初は、風邪だと思っていたが、
「妊娠の初期症状に
“熱っぽい”って、あるよ」
と、お店の女の子から聞いた。



次の日、
生理が来た。




と 思ったら、
なんと、
たったの1日半で
終わってしまった。


ナルミさんは
「お知らせ生理ってヤツじゃない?」
と言った。

お知らせ生理…
「着床生理」のことである。


生理が来なくて10日後。
妊娠検査薬を 使ってみた。








…陽性だった。

ナルミさんは
「流産すればいいのにね」
と、明るくサラリと言った。

「流産したら、
治療費3万くらいで済むよ」
「中絶するなら、10万くらいかかる」

そう、付け加えた。


詳しくは聞かなかったが、
ナルミさんはおそらく、
流産の経験があるのだろう。



ナルミさんは、
怒りながら言った。

「ゴムつけてんのに、
妊娠とか有り得ないから!」

「途中でゴム外れたり、
破けたりはなかった?」


私は、
「そんな事は、
一度も無かった…多分。」

と答えた。


途中で外れたことは無い。

でも、破れたことが無い
…とは 言い切れない。

接客部屋が薄暗くて、
ゴムが破れただの、
細かい確認が出来ないからである。


ナルミさんは
こう言った。

「多分、店長の仕業だよ!」

「接客前に、
ゴムやローションを用意すんの、
店長の仕事じゃん!」

「ゴムに穴開けて、
ライカちゃんに渡したんだよ!」

「給料云々の、仕返しにさぁ!」


…あの店長なら、
ヤりかねないと思った。

部屋は薄暗く、
ゴムの穴や、
ゴムに入ってる空気など、
細かいところは確認出来ないし、
「ゴムに穴が開けられてるんじゃ?」
なんて疑いながら
接客しているワケではないので、
お客に装着する時、
ゴムを凝視して確認なんて、しない。



私は、社長に
「妊娠した」
「堕胎するので、お休みをください」
と言った。

社長は、前例の無い出来事に、
かなり驚いていた。


No.167

コナカ店長は、
私が堕胎でお休み中、

「妊娠だなんて。
つくづく使えない女だな」

と、ナルミさんに漏らした。
ナルミさんは

「アンタが穴開けたんじゃないの?」

と、食ってかかったらしいが、
当然
「そんなこと、する筈ないでしょう」
と否定された。


コナカ店長
「プライベートでヤッて
妊娠したんじゃないの?」

ナルミさん
「あはは!そりゃ~無い無い!」


…こんな会話をしたと。

知りたくもない情報を、
ナルミさんは、洗いざらい全部、
私に丁寧に報告してくれた。



堕胎するのには、
「赤ちゃんの父親」の
同意書が必要らしい。

でも、
「父親」が誰なのか。
知る筈も無く。

私は助産師さんに
「相手が誰なのか分からない…」
と言った。

助産師さんは、
悲しい顔をしながら

「そうですか…。」
「あのね、あくまで
“書類上”で名前が必要なだけだから」
「…だから取り敢えず
“名前”を書いて欲しいの」
「病院には、なーんにも残らないから」
「安心して、手術を受けてね」
そう、言った。

取り敢えず、男性の名前があれば良いと。

そう聞いた私は、
百円均一に行き、
テキトーに印鑑を買い、

「一応、字も変えておくかぁ」
と、お店の女の子に
男性の名前を書いて貰って、
百均で買った印鑑を捺した。



堕胎は、11週の時に行った。

産婦人科で
「コレが赤ちゃんの袋ですね~」
とエコーを見せられた。

私は、
堕胎をすることに
何の躊躇いも無かった。

「産む」だなんて、
頭の中をかすりもしなかった。

“父親が誰か分からない”
“風俗でヤッて出来た子供”

…産んだって、
子供が不幸なだけ。



「子供が子供を
産むべきじゃない」

そう思って、
すすんで堕胎をした。


静脈麻酔で眠らされ、
堕胎手術は
いつの間にか終わっていた。


No.168

麻酔から目覚めると、
強烈な吐き気に襲われ、

しばらくは、立ち上がれなかった。

でも、病院からは
「目が覚めたなら、早く帰れ」
と言われる。

この時、助産師さんからは
「大変危険ですから、
必ず誰かに、迎えに来て貰ってください」
と言われていたが、

迎えに来てくれる人間なんて
誰一人として居なかった。

実は、
ルームシェアしている
コムロさんが
車を持っているので、

コムロさんが
迎えに来てくれる筈だった。

でも
「友達との約束が入った」
と、当日突然のドタキャン。

私は、独りで帰るしか無かった。


助産師さんには
「そこの通りに、
迎えが来てますんで…」
と嘘を付いた。

「え?本当なの??」
助産師さんを振り切って、
慌てて病院を出た。

大きい通りに出て、
タクシーを捕まえて帰った。


何となく、
ナルミさんにも
コムロさんにも
会いたくなかった私は、

ルームシェアの部屋には向かわず、
大きな駅に向かった。

タクシーの中から
「急だけど、
そっちに遊びに帰るから」
父親に、そうメールした。

駅で降りてから、
バスターミナルに向かう。

堕胎で、
体力を削られているのか
何なのか、よく分からないが、

少し歩いただけで、
ダラダラと汗をかき、
すぐに息が上がる。

バスターミナルまでの道のりが、
もの凄く辛かったのを、
今でも鮮明に 覚えている。


No.169

堕胎後 実家で、
私はうずくまる毎日を送った。

子宮が、猛烈に痛い。

11週まで、成長させて
しまったせいだろうか?

いつもの生理痛の、
5倍?10倍?

堕胎したのだから、
当然、出血量も半端無い。


父親の前では、
平気な顔で居るようにし、
ごく普通に振る舞った。

何事も無かったかのように。



この堕胎に関しては、
後悔も、何も無い。

ただ、
「人殺しになってしまったなぁ」
…心に残ったのは
コレだけであった。

産んでいたら、
そのことを後悔しただろう。


一週間ほどで
私は友人達のところへ
戻った。

でも結局、
仕事復帰には、
もう一週間を要した。

出血も、痛みも、
なかなか無くならなかったからだ。



なかなか復帰出来ない私に、
ナルミさんは
飽き飽きしていた。

「まだ出られないの?」

「ライカちゃんを紹介した
私の身にもなってよ!」

「仕事復帰する前に、
社長に電話して、謝って!
それが礼儀ってもんだから!」


…多分、
ナルミさんは
私のことで

社長や店長から
色々言われたのだろう。

私は、ナルミさんに謝って、
社長にも電話で謝った。


社長は
「無理しないで」
「完全に痛みが消えてから
出勤してきてね」
と 言ってくれた。


No.170

堕胎から2週間。
また私は働き始めた。


でも、
店の空気が違った。

“お前の居場所は
ここには無いよ”

“今更、何しにきたの?”



…そんな空気であった。

店長からの仕打ちは、
堕胎後、更に酷くなった。

ほとんど、
お客を付けて貰えなくなった。
収入は、
「昼」のアルバイト“以下”
になった。

やっと客をつけて貰えても、
おじいちゃん等のクセの強い客や、
ベロンベロンの泥酔客など、

やっつけ仕事的な、
「嫌な客担当」にされた。

おじいちゃんは
まだ良い。

泥酔客は、最悪だった。

酒が回っているから、
全然、勃たない。イかない。

擦り切れて、
怪我をするんじゃないかってくらい、
乱暴に突いてくる。

痛みを堪えながら、
泣くのを我慢しながら、
感じているフリをした。

乱暴にされるし、
酒臭いし、
濡れる筈がなかった。

エロ漫画や
AVのようにはいかない。




精神的にも
かなり辛かったし、

風俗やってるのに
生活していけないなんて…。

私は、
本サロを辞めることにした。


No.171

辞める時、
社長に電話で連絡をし、辞めた。

私は、泣きながら話した。

「自分が、いかに“役立たず”か、
よく自覚しています」
「デブスな上に、妊娠までして…」
「それでも…
あんな冷たい対応は、あんまりです」

社長には兎に角「悔しい」と言う
気持ちを伝えた。

社長は
「ライカちゃんが辛いなら、
もう仕方が無いよ」
「無理はさせられない」
「短い間だったけど、ありがとうね」
…アッサリ言った。


ナルミさんからも、
また“要らない報告”をされる。

「店側は“頭数”を揃えたかっただけ」
「ライカは別に、居ても居なくても
どちらでも良かった」
「お客からも、
“何であんな太った子がいるの?”
と言われて、私も困っていた」
「あなたのこと、
紹介なんてしなければ良かった」

…店を辞めた後に、
ナルミさんから
当て付けに言われた。


感づいていたこととは言え、
ハッキリ言われると
さすがに傷付いた。

私は「ナルミさんに迷惑を掛けた」と…
申し訳無い気持ちで いっぱいだった。


No.172

辞めてから、10日程後。

懲りもせず、
私は「風俗店」を
探していた。

どこの店で働こうか?

「夜」の求人雑誌と
睨めっこしていた。

この時に、コムロさんから

「私が働いている店の、
系列店はどうかな?」
「そこの社長、
すんごい良い人だったよ」
「本サロじゃないから、
妊娠の心配も無いしね」


ちょうど、求人雑誌に
そのお店の情報が載っていたのだ。

勤務場所は、
「下町」の雰囲気が
残る場所。

給料は安いが、
その分、沢山の接客をして
「人数」で稼ぐ。
回転率の良い店だと聞いた。


私は、求人雑誌に乗っていた
メールアドレスに、
思い切って、メールしてみた。

すると、直ぐに返信。

「面接希望ですね」
「お話がしたいので、
電話番号を教えてください」

メールに、携帯番号を打って
すかさず返信。
すぐさま、知らない番号から電話が。

電話に出ると、
若い男性の声がした。

「メール、ありがとうございました」
「いつ来れそうですか?」と。

私は「明日にでも大丈夫です!」
と意気込んだ。


No.173

面接当日。
私は、店のあるビルの前で
ウロウロしていた。

夕方5時に
店に行くと伝えていた。

5時キッカリに
店に入ろうかと…

時間ギリギリまで
あっちウロウロこっちウロウロ。
もの凄く緊張していた。


4時59分。
意を決して、
ビルに入って
階段を登る。

ビルの中は、
風俗店まみれ。
風俗しかなかった。


受付には、
真面目?チャラい?
…その中間のような
若い男性が立っていた。

「あ、面接の方ですか?」
「どうぞこちらへ」

電話の声と、同じ人だった。
私は、空いていた
接客用の個室に通された。

前の店とは違い、
広々とした空間であった。

薄暗さも、
前の店よりマシだった。


「あ…緊張してます?」
「緊張しますよね!」
「俺も緊張してます!」

この男性の名前は、
コウキさん。

コウキさんも、
働き始めてからまだ3ヶ月で、
女の子の面接を受け持つのは
初めてだと言う。


この店には、
キッチリとした
「マニュアル」がある。

これをやったら
次はこうして…
みたいな。

お客さんは
「マニュアル通りに
サービスを受ける」感じで、
前の店とは違い、
お客さんは基本「受け身」であった。

“サービスをする”がメインで、
お客さんが望まない限り、
会話もあまりしない。
お客さんに、あまり触らせない。

お客さんが女の子に触るのは、
最後のフィニッシュ
「シックスナイン」の時のみ。

あくまで“基本は”だが。


私は、一通りの流れを聞くと、
「次は実習です!」
と言われる。

お互いに、裸になって
お店の受付男性に
サービスを施してみるのだ。


No.174

私は、不安になった。

「あの…」
「“私”が相手で、
“機能”するんですか?」

と。
一応“勃って”貰った方が
練習はしやすい。

コウキさんは
ニコヤカに言う。

「多分…多分大丈夫です!」
「キンチョーして、
ダメかもしれないけど…」

コウキさんは、
私の容姿云々よりも、
緊張してダメかもしれないと
言ってくれた。


お互いに服を脱いで、
まずは「洗い方」から。

お客さんを椅子に座らせ、
局部をよ~く洗う。

うがいもして貰う。

オシボリで拭いたら、
マットに寝て貰い、
サービス開始。

コウキさん、
何とか「頑張って」くれました。


実習終了。

実習が終わると、
私は奥にある
女の子の待機室へ
案内された。

そこには、3~4人の女性が
休憩していた。

いかにも「ベテラン」な、
20代後半~30代半ばくらいの
大人な女性達であった。

コウキさんは
女性達に私を紹介する。

「まだ名前は決まってないけど…」
「新しく入った女の子だよ」
「みんなよろしくね!」

女性達は、
ニコニコしながら
「こちらこそ宜しくね」
と、感じ良く挨拶してくれた。

「店長を呼んでくるから」
「ちょっと待っててください!」

そう言うと、
コウキさんは受付に向かった、
コウキさんは、私との実習の為に、
受付を 店長一人に
任せっきりにしていたようだった。


No.175

コウキさんと、受付を交代し、
「店長」と呼ばれる男性が来た。

色白で、独特な髪型をしている。
名前はサドさん。
(佐渡さん。Sではない)

顔だけが「893風」で、
強面。
「社長」からつけられたあだ名が
“チンピラ”だった。

サドさんは、
にこやかに挨拶をした。

「お~お~、新しく来た子だね」
「うんうん。俺はこういう者です」

店長から、名刺を渡された。
名刺には、全く関係無い会社名が。

「ここね、アリバイ会社ってやつね」

…なるほど。
アリバイ会社なんてあるのか。
初めて知った。

私はサドさんから、
お店について
色々説明を受けた。
料金システムや、
接客時の注意など。

女の子には優しいお店のようで、
「泥酔」したお客は、
基本入店させないとのこと。

サービス中は、店のスタッフ(黒服)が、
巡回(監視)に来るから、
客も、女の子も、
「ルール違反」は絶対にさせない。

ルール違反とは
「本番行為」のことである。

お客は勿論、
女の子側も、指名客欲しさに
ヤッてしまう子が
居るとのことで…。

女の子に乱暴な行為
(激しい手淫など)をしても、
スタッフから注意が入る。

お客には、受付時に
番号札を持って貰う。

50分コースしか無く、
給料を間違って
少なく渡すことも無い。
50分コース×お客の人数
+指名料。
指名料は、全額バック。

延長も50分単位で、
「もう一度50分コース」
と言うカウントになる。

受付は、最低2人。
止むを得ない事情が無い限り、
独りに任せない。
接客人数は
Excelで管理していた。


私は、前に居た店とは
「雲泥の差」で、
ただただ、驚いていた。

前に居た「本サロ」が
適当過ぎたのかもしれない。


No.176

サドさんからは
「じゃあ、早速働いて貰うね」
と言われた。

私は
「面接、パスなんですか?」
と聞き返した。

サドさん
「うちは基本、断るってことしないよ」
「よっぽど“変”な子か
制服が入らないような子以外はね」

「そうだ~、コムロちゃんからの
紹介で来たんだもんね?」

サドさん、
コムロさんを知っている様子。

コムロさんが勤める店は
すぐ隣のビルにある店。

コムロさんが勤務する店と、
ここの店は「系列」なので、

女の子の出勤人数が足りない時、
コムロさんに
「ヘルプ」で来て貰ったことが
あるらしい。


私は、用意された制服を着て、
5人、接客をした。

マニュアルのサービスが多く、
かなり戸惑ったが、

サドさんからは
「最初は新人(素人)を売りにしろ」
と言われていたので。

お店側も、
「優しい常連客」ばかりを
私につけてくれたようで、
お客さん側から
「次はこうだよ」と
教えられることもあった。

5人の接客で、
ヘロヘロになった私。

コウキさんは
「5人なんて暇だよ~!」
「いつもなら8人は付くよ」
と言っていた。

コレに、更に3人プラスか~…

前の店は、
最高で3人。
0~1人が当たり前の
世界だったから。

8人なんて、考えるだけで
目が回った。


私は、ナルミさんからは
「本サロに居たことは
内緒にしときな」
「風俗の経験アリだと、
黒服に嫌な顔されるよ」
とアドバイスを貰っていたので、
それに従って、
コウキさんにも、サドさんにも、
取り敢えず「本サロ」の経験は
伏せておいた。


No.177

売上を計算し、
これからお給料…
と言うときに、

「社長」が来た。

恰幅の良い、おっちゃんタイプ。
でも、怒らせたら怖いんだろうな…
と言う「ただ者ではない」
オーラが出ている。
当時で30代半ば。

名前はタチバナさん。

「はい、みんな~」
「おつかれさーん」
「給料だよ~、給料だよ~」

紺のスーツに、
黒いロングコート。

女の子の待機室に入ってきた。

私を見て、
「おぉ!新しい女の子ね!」
「コムロちゃんの紹介か~」
「うち、かなり忙しくて
“薄利多売”だけど、よろしくね」

と言ってきた。
私も
「こんなんで良ければ
よろしくお願いします」
と挨拶を返す。


今日は、
社長の運転、助手席に店長、
後ろに女の子数名…
この送りで帰ると言う。

お店から、家が近い順に
送り届けられる。

その日私は、2番目の送りだった。

車の中で、
社長、店長、女の子と、
色んな話をした。

風俗が「初めて」に近い
私にとって、
風俗での経験談は、新鮮だった。

こんな客が居る。
こんな接客がある。

女の子同士は
仲良くないとダメ。
店の雰囲気を悪くする子は、
即刻クビ。

接客中、危険が迫ったら、
直ぐに俺達を呼べ。

悩み事があったら、
何でも相談に乗る。


「女の子に、
食べさせて貰っているから」
「俺達の方が、女の子達より
“下”なんだよ」

サドさんが、
そう言っていた。

兎に角、
女の子には優しいお店であると。


No.178

働き始めて、1ヶ月。

最初は忙しかったが、
だんだんと、暇になってきた。

最初は「新人優先」で、
新しい女の子の「宣伝」と、
「早くサービスを覚えて貰う」
と言う意味も兼ねて、
ベテランの女の子達よりも
優先的に接客させて貰える。

新人優先の期間が、
終わりつつあった。

1ヶ月経っても、
指名客が、一人も来ない。

早い子なら、
2~3日で指名がつくと言う。

確かに、本サロでは
奇跡的に、2~3日で
指名がついた。

それでも、月に5人程度。
他の女の子も、多くて10人。
接客数が少ないから、
どうしても、この程度の数に
とどまってしまうと
ナルミさんは言っていた。


このお店にも、
「指名表」が張り出されていた。
目に見えて分かるので、
一人も指名がつかないと
何となく、気まずい。


私は、お店が暇な時、
サド店長から、
接客用の個室に呼び出された。
「話がある」と。

“話”の内容は
何となく、想像がついた。


いつもおちゃらけている
サド店長が、
真剣な顔で、話し始めた。


細かい内容は
スッカリ忘れてしまったが、

よーするに

「気を抜いてると、
お客さん、つけてあげないぞ」

「もう少し痩せろ」

…とのこと。


やはり、予想通りであった。



ここのお店には、
“もう一人”
私によく似た女の子が居た。

名前は、ユキさん。
年齢は、私よりも4つ上。
当時で24歳。

サド店長は、
ユキさんにも、
同じ話をしたと言う。

ユキさんの指名も、
毎月5~10人と、
他の女の子と比べると
かなり少ないらしい。

ユキさんは、
ここのお店が出来て直ぐから
(5年前から)働き始めた
“ベテラン”さんであった。


No.179

ユキさんは、
私と同じような「体型」で、

陰では「関取」「アンコ」
などと言われていた。
更に、顔に関しては
「オタフクソース」
「能面」とも…。


ユキさんに関しては、

社長、店長、女の子達…
みんなかなり“悪く”言う。

「あの子多分、お風呂入ってないよ」
「頭が臭い!」
「待機室に居られると、
(臭いから)苦痛」
「頭から、消毒液かけてやりたくなる」
「お客さんからの苦情が…」

などなど。

ここのお店は、
ルール違反をしない限りは
“クビ”にはしない。

その代わり、
女の子から出て行くように
仕向けるのだ。

ユキさんは、
他の女の子に比べて、
接客数が少ない。

お店側が、ユキさんを
「飛ばして」いるのである。

(基本的に、
お客さんにつく順番は出勤順)


それこそ、
普通に「お昼」働いた方が
よっぽど稼げるのではないか?
と言うくらいであった。

ユキさん曰わく
「昼の仕事は向かないから」と、
ずっとここに居るのだという。


稼げない

電気・ガス代が払えない

なかなか風呂に入れない
(時々銭湯に行くらしい)

体が臭いし、
おまけに太っている

お客から苦情

お客を付けて貰えず

最初に戻る


…この 悪循環なんだろうと。

社長も、店長も、
散々忠告したらしい。
でも、ユキさんは頑なに
「ゴーイング・マイ・ウェイ」

体臭や、見た目は関係無い。
「テクニック」で頑張る。

そう言って、
考えを曲げないでいるとのこと。

社長も店長も、
「アイツはダメだ」と。
そこまで言うなら、
何故“クビ”にしないのか?


「それは可哀想だから」と…。
散々悪く言うクセに。何故??

と ずっと思っていたが…
何故、彼女を在籍させ続けるのか。

後日、
偶然“ワケ”を
知ることとなる。


No.180

「ライカちゃん、お願いね」
と言われてから、接客準備に入る。

接客に必要なものを用意して、
パウダーシートで
体を綺麗に拭く。

トイレのウォシュレットと
ボディソープを使い、
陰部を洗う。

5分以内で用意。

用意が出来たら、
受付の裏口側から
「スタンバイOKです」
と声を掛ける。



…この時に、偶然見てしまった。
受付のパソコン画面を。

パソコンの表には、
お客さんの会員番号
お客さんの名前(ニックネーム可)
備考欄があった。

お客さんの備考欄に

「この客、ムカついた。
次に来たら、ユキをつけること」

…そう 打ってあった。

ユキさんが、
何故 クビにならず
ずっと店に居られるのか。

分かった気がした。


ユキさんは

「嫌な客、撃退用」
「クセの強そうなお客用」
「おじいちゃん接客用」

として、在籍させられて
いるのだろう。

他の女の子が
接客で嫌な思いをしないよう、
ユキさんは「盾」の役割なんだと。



私は 【怖い…】と
思ってしまった。



そして、

【ユキさんと、
同じ扱いをさせられるのは
真っ平御免だわ!】

【誰にも文句は言わせない!】

…そう 強く思った。


私は
ダイエット成功を
固く決意した。


No.181

働き始めてから、
2ヶ月ほど後

コムロさんが働く店舗から
「ヘルプ」で
スタッフが一人、やってきた。

名前はウエダさん。

当時で25歳。
細身・黒髪・短髪。
真面目そうなスタッフ。

このスタッフが来ていたことは、
帰り際、店内の片付けの時に知った。

ウエダさんは
業務用の掃除機で
店内を掃除していた。

私は「この方は…?」
と、コウキさんに聞いた。

コウキさんが答える前に、
ウエダさんから自己紹介。

「△△からヘルプで来た、
ウエダです。」
「まだ入り立てですが…」

掃除機をかけながらの
自己紹介であった。


私は、その時は
「ふーん…」
「スタッフもヘルプで
入ることがあるんだな~」
と、何の気なしに居た。

でも、後から
少し気になって、

家に戻ってから
コムロさんに
ウエダさんのことを
聞いてみた。


ライカ
「今日ね、コムロちゃんの店舗から
ヘルプでスタッフが来たよ」

コムロ
「え~?名前は??」

ライカ
「ウエダさん…だかって人。」

コムロ
「ああ、ウエダさんね!
真面目で凄くいい人だよ」
「でも、ああ見えて、
親父ギャグばかり言うんだよね」


コムロさんからの
説明も、
この時は
何の気なしに聞いていた。





…後々、

このウエダさんが、
私の人生の方向を
大きく変える
キッカケの一つとなります。


この時は当然、
そんなこと
予想も出来ないわけですが。

他の店舗のスタッフだしね。


No.182

ダイエットを始めて、
体重は、少しずつ落ちていった。

「食べないったら 食べない!」
私のダイエットは
相変わらずであった。

体重の降下と 比例するかのように、
指名客の数も増えていって、

【ユキさんと
同じ扱いを受ける】

ことからは、
何とか回避した。


-----

働き始めて、半年。

私達のシェアルームに
新しい住人が来た。

個室を独占していた女の子の
後輩にあたる子で、

個室独占の女の子が
「彼氏と同棲するから」と
出て行く時に
入れ替わりで入ってきた。

名前はリンさん。
私より、1つ下。

美しい、ストレートの
サラサラな黒髪で、
和風美人である。
読書が大好きで、博識だった。

ナルミさん、コムロさん、私。
3人は、初対面であった。

リンさんも
所謂「オタク」で、
絵は描かないものの、
同人誌即売会に行って
「買う専門」であった。

オタク集団の私達は、
直ぐに意気投合。
仲良くなった。


リンさんも、
仕事に困っていた。

私は、リンさんに
「一緒に働かない?」
と誘ってみた。

夜の仕事に理解のあったリンさん。
見かけによらず
「そうしてみます」と
スンナリOKの返事。


このことに、
怪訝な顔をしたのは、
ナルミさんであった。


No.183

私達よりも「先輩」の
ナルミさん。

私とリンさんが
同じ店で働くことに、
難色を示した。


同じ店で働くと、
指名などで「給料格差」が
出来て、必ず揉める。

「連れ」の片方が店を辞める時、
「もう片方」も釣られて
辞めることが多いから、
黒服(スタッフ)は
「オトモダチの紹介」は
絶対歓迎しない。


ナルミさんは
「兎に角やめておけ」と、
言って聞かなかった。

私とリンさんは、
顔を合わせて

(…は???)

であった。


だって、
「本番サロン」で
一緒に働こうと
私に紹介したのは、

他の誰でもない、
ナルミさんなのである。

給料のことだって、
私よりも
ナルミさんの方が
給料が良いからって
揉めたことなんて、
一度も無い。



(この人は、
ナニを言っているんだ??)


取り敢えず、リンさんには
「お店の人に、聞いてみるね」
と伝える。

翌日、サド店長に
「紹介したい女の子が居る」
と伝えたら、
サド店長は 大歓迎していた。

リンさんの特徴を伝えると、
更に大歓迎。

リンさんの面接をしたいから
早速明日連れてきて欲しい
と言われた。



「黒服は、絶対に歓迎しない」




私は だんだん、
ナルミさんのことを
信用しなくなってきていた。

本サロでの出来事でも…。

妊娠は、不可抗力に近かった。
なのに

「ライカちゃんを紹介した、
私の身にもなってみろ」
なんて言われ方をしたし、

「流産すればいいのにね」
の言葉にも、疑問を感じていた。

シェアルームでの暮らしでも、
ナルミさんについては

私、コムロさん、リンさん。
3人とも、飽き飽きしていた。

No.184

シェアルームでの
ナルミさんに対する不満。


自分で使った食器を
かなり溜め込んでから洗う。
↑私が洗うと、
「後でやろうと思ってたのに」
と怒る。(意味不明)

洗濯→脱水したまま放置。
洗濯機を使いたいのに
ナルミさんの衣服が邪魔で
使えないことが多い。

何かと理由をつけて、
ゴミ捨てに行かず、
ベランダにゴミ袋を溜め込む。

自分で「飼う」と決めて
拾ってきた猫の世話をしない。
「誰かがやってくれるだろう」精神。
(私達は餌だけあげていた。
ナルミさんが気付くまで、
意地でもトイレ掃除はしなかった)

自分は何もしないクセに、
文句ばかり多い。

ライカちゃんに
一緒に住もうと誘った理由は、
「家の中のことを
やってくれそうだったから」
だった。
(↑かなりムカつきました)


他にも、細かいことで 色々…。




次の日。

リンさんは、
当然 面接にはパスし、
私と一緒に働くことになった。


そして、
シェア生活に
変化が訪れる。

賃貸の「利用規約」に
反することばかりを
していた私達に、

管理会社から
退去命令が降りたのである。


No.185

部屋を借りた時の
「名義人(家主)」が、
もはや住んで居ないこと。
(管理会社に無断で、
住人が、入れ替わり
立ち替わりしていた)

動物を飼っていること。


これらがまずかったようで、
私達は、シェアルームから
出て行く羽目になった。


私達はコレを
「絶好のチャンス」だと思った。


【ナルミさんだけ省いて、
私達3人で住もう!】


そう 思ったのである。

私達は、ナルミさんには
「各自で独り暮らしをする」
と、嘘をついた。

そして、
ナルミさんには内緒で
引っ越し資金が溜まるまで、
私達3人は、お店の寮(一部屋)を
借りることに。

コムロさんも
系列店勤めなので、
入居可能。



私達は、
「家電」をゲットしたく、
ナルミさんが居ない隙に、
運べるだけ運んで、
シェアルームを後にした。

ナルミさんに
残された家具・家電は、

洗濯機
テレビ(テレビ台は無し)

この2つだけであった。


シェアルームから
寮までの引っ越しは、
お店のスタッフが
手伝ってくれた。

お店のスタッフは、
毎日毎日
同じローテーションの
生活らしく、

「たまには
こういうのも無いと!」

と、張り切って
色々運んでくれた。


No.186

ナルミさんとは、
しばらく距離を置こう。

同じ趣味なので、
どうしても
同人誌即売会(イベント)では
顔を合わせてしまう。

縁切りすると
気まずくなって、
イベントを楽しめなくなる。

暫く時間を置けば、
私達の気持ちも
落ち着くだろう。


3人は、一回分の
イベント参加をキャンセル。
スペース代は勿体無いが…
行くのを やめることにした。


-----


借りた寮の部屋は、
12畳のワンルームだった。
バス・トイレは別。

3人だと、かなり狭くて
ギュウギュウ詰め。

洗濯機が無いので、
近くにあった
コインランドリーを利用した。

取り敢えず、100均で
生活用品を揃えようと
リンさんと私で100均へ。
(この時コムロさんは仕事)

なんだかんだ
色々買っていたら、
7000円にまでなってしまった。


3人暮らしは、
部屋は狭いが 快適であった。
当たり前の「基本」のルールは、
何も言わなくとも、
3人共守っていたから。


2ヶ月ほど
狭い寮暮らしをした後、
引っ越し資金が溜まったので

私達は
街中に引っ越した。

歩いて、
デカい繁華街に行ける。

みんなが、
バスや車を使って行く場所に、
私達は、徒歩で行けてしまう。

家賃は高かったが、
3人で折半なので、
余裕で住めた。


またまた、
お店の人たちがノリノリで
引っ越しを手伝ってくれた。


No.187

お店では、
リンさんは大活躍した。

真面目な性格と、
和風美人の容姿。

指名客は、
私よりもずっと多かった。

私がそのことを、
焦ったり、僻んだりも無い。

むしろ
「紹介してみて良かった」
と思えた。

私の指名客は、
少しずつ増えつつあったので
お店のスタッフは
「リンさんより指名が少ない」
などと、
私を追い詰めるようなことは
しなかった。


暫くは、本当に快適に過ごした。
お店の女の子達とも
和気藹々と接していて、
時々 5~6人で
飲みに行くこともあった。


-----


お店には、
コムロさんが働く店のスタッフ
ウエダさんが、
頻繁にヘルプに来るようになった。

私は、何となく
ウエダさんのことが
気になっていた。

短髪黒髪、細身の体型。
締まった顔付き。
私好みの容姿。

何を考えているのか
よく分からない
飄々とした雰囲気。

真面目なのに、
口からたまに出る言葉は
親父ギャグ…。


でも、
お店のスタッフと
女の子との「あれこれ」は、
絶対禁止。御法度行為。

お店のスタッフは、
女の子に対して
「依怙贔屓」してはならない。

依怙贔屓していなくとも、
「アイツら、デキてる」となると
周りの見る目が変わる。
お店の雰囲気が悪くなる。

お店の雰囲気が悪くなると、
不思議と、お客も来なくなる。

兎に角、
いいことが無いと。


過去に、
お店のスタッフと
女の子がくっついて、

2人で、夜逃げ同然で
「逃亡」したことが
あったらしい。

逃亡せざるを得ないくらいに、
スタッフに対しては
厳しい制裁が待っている。


社長も店長も、
社長よりも更に偉い
「会長」(?)も、

スタッフと
女の子との恋愛には
かなり厳しい。

女の子よりも、
スタッフが厳しく責められる。
罰金刑(100万)を受けるのも
女の子ではなくスタッフで、

敢えてクビにはせず、
こき使うだけこき使って、
給料も、殆どが
「罰金の支払い」として
天引きされてしまう。

女の子が、
お店のスタッフに
「片想い」するのは
構わない。

でも、
「逆」は絶対ダメ。
女の子は、お店の「商品」。
平等に見なくてはならないから。


No.188

接客をしていて
「いいなぁ」と思う
お客に出逢った。

指名で来てくれるようになり、
メアド交換もしてある。

名前は、ハルカワさん。

年齢は、当時で32歳。
私よりも12歳年上。

見た目は、
サッカー選手のよう。
色黒で、イケメン。

でも、服装や趣味は
かなり地味なものであった。
仕事は運送業。


私は、ハルカワさんからの
「責め」に、かなり弱かった。


「サービスはいいから」
「俺に触れさせてよ」

感じる部分に触れられ、
舐められ…

私は「演技」ではなく

「本気」で濡れそぼり、
「本気」で感じて、
「本気」で達していた。



「あぁ…イく…イクイク!」
「イッちゃう…!!」


舌と指、両方の責めで、
私はアッと言う間に
達してしまう。

一度達すると、
ソロソロと
舌だけの責め。

くすぐったい感覚が、
徐々にまた
快感に変わっていき、

直ぐに、
二度目の「波」が来る。

50分の間に、
二度も、三度も
イかされた。


ハルカワさんの前でだけは、
私は「女」になった。

そして、ハルカワさんは
私の人生で初めて
「気持ち良さ」を教えてくれた
男性でもあった。


今までは、
触られても、舐められても、
挿入されても、
何も感じない。

何も感じないか、
乱暴で 痛みを伴うか。

本番サロンの時から
私の接客は
「ローション頼り」であった。

お店の女の子に
「あまりローションに頼ると
濡れなくなっちゃうよ」
と 言われたこともあった。

ローションを使うと、
自分から
濡れづらくなると。


No.189

ハルカワさんに、
聞いてみた。

「私のどこが良いのか?」と。

ハルカワさんは、
痩せている女の子が
生理的に受け付けないらしい。

そして、私は
「感じやすいから」と。

更に
「ライカちゃんって、
不思議とニオイがしないよね」
「俺、ニオイがキツい子
ダメなんだよ。
具合悪くなっちゃって」

とも言った。

どうやら、私は
「無臭」に近いらしい…。

これは、他のお客からも
言われたことがあった。

「ニオイが無さ過ぎて、
ちょっとモノ足りないね」
なんて 言われたことも(汗)


(まぁ、臭いよりは
     いいですよね)


ハルカワさんを
初めて部屋に通し、
ハルカワさんの顔を
よく見た時、

私は「グッ…」と、
持って行かれたような
不思議な感覚になった。

これが
「一目惚れ」
と言うやつなのかな…


ハルカワさんは、
最初からサービスを
受ける気は無く、

「俺、責める方が
好きなんだけどな…」

と、直ぐに
ポジションを交代。

好みのハルカワさんに
初めてキスされ、
初めて触られた時、

「凄く気持ちイイ」
と思った。

頭がジンジンして、
ぼ~っとしてくる。

感度が高い場所に
神経が集中する。



今までは、自慰でしか
気持ち良いと
感じたことしか無かったのに、

ヒトに触れられるのが
こんなに気持ち良いことだなんて…



私は、
ハルカワさんが
指名で来てくれることを、
何よりも楽しみになった。

ハルカワさんは
車で1時間以上かけて
私に会いに来てくれる。

場所が遠いので
1ヶ月に一度のペースだが。


ハルカワさんに
嫌われたくなくて、
私は更に
ダイエットを頑張った。

ハルカワさんは
痩せている子が無理。

でも、
「デブ→普通」になりたいと
強く思った。

ハルカワさんに
出逢った時で、
身長163センチ・体重63キロ。

目標は、55キロ。



No.190

リンさんは、指名客と、

外で 会うようになっていた。

最初は
「お友達」だったが、
いつの間にか
お付き合いするにまで
発展していた。

勿論、
店の人間には内緒であるし、
私も、店の人間に
告げ口をするつもりは
全く無かった。


その指名客は
リンさんにベタ惚れで、
2週間に一度
「3回分(50分×3)」の予約を入れ、
リンさんに会いに来る。

マニュアルのサービスを
受けたのは、
初めて店に遊びに来た時のみ。

2回目以降は、
サービスは全く受けず、
リンさんと
楽しくお話をするだけ。

リンさんとは
外で会えるのに、
敢えて指名で店に来るのは、
リンさんの
「収入アップの為」
「指名数アップの為」と、
(↑リンさんの希望ではなく、
指名客自らの希望で)

店のスタッフに
「店外デート」を
バレないようにする為。


“僕はお客ですよ”
“外でなんか会ってないよ”
“外で会えないから
 店に来てるんだよ”


店のスタッフには
あくまで「客」であることを
アピールする為。



店外デート、
意外と バレる。

店のスタッフ(特に社長)は
かなり“鼻”が利く。

「怪しい!」と思ったら、
仕事を終えた後、
女の子を 尾行する。

でもって、
「怪しい!」のカンは、
驚くくらいに当たるらしい。


リンさんは、
バレていないと
ずっと思っていた。

だから、
指名客(彼氏)とは
ガンガン出掛けたし、
色々 買って貰ったりもしていた。



でも、リンさんは
指名客と付き合うようになってから
すっかり 変わってしまった。

リンさんも
指名客の彼に 夢中なようで、

家のことには
見向きもしなくなった。

ナルミさんよりも酷く、

使った食器を放置し、
洗濯物も、脱水かけたまま
干さずに放置し、
そのまま指名客の家にお泊まり。

一週間は、帰って来ない。

服は脱ぎ散らかしっぱなし。

脱いでは重ね、脱いでは重ねして、
リンさんの使っている座椅子が、
脱いだ服の山に
埋もれていた。

更に、
趣味で集めている本が
そこら中に平積みに…。

私も コムロさんも、
かなり 呆れていた。


No.191

私とコムロさんは、
流石に呆れて、

リンさんに 注意した。

かなり 物腰柔らかく。

「使った食器は、
洗ってから泊まりに行ってね」
「洗濯物、干してから
泊まりに行ってね」
「洋服や本、片付けてから、
泊まりに行ってね」

と…。


リンさんは、その度に
「ああ、スミマセン!」
と、慌てて片付ける。

でも、その時“だけ”
しかやらない。

数日すれば
もうスッカリ頭から抜けて、

やりっぱなし
脱ぎっぱなし
出しっぱなしで

泊まりに行ってしまう。



…そんなある日、

店のスタッフに
リンさんの「店外デート」が
バレてしまった。

リンさんが
「今日は、帰りの送りは
要らないですから」
「彼氏が迎えに来ているので」と、

独りで 帰ってしまったことがあった。
リンさんは、最後の接客が終わると
サッサと着替え、
お店の片付けもせずに
出て行ってしまった。


その「最後の接客」が
例の指名客だった。

指名客は、
リンさんが仕事が終わるのを
車の中で
ずっと待っていたらしい。




店を出たリンさんを、
サド店長が、後をつけていた。

店から出て しばらく歩き、
リンさんが、指名客の車に
乗り込もうとしたところで
「御用」となった。


その指名客は
「出入禁止」にされ、
二度と、店に来ることは
無くなった。

リンさんの指名客は、
デジカメで 顔写真を撮られ、
店の待合室の
「出入禁止」の掲示板に
顔が張り出されてしまった。


私も
(そこまでするか??)
とは思ったが…

ルール違反だから
仕方が無い。


サド店長も
「一人を許すと、
後を絶たなくなるから」と。

かなり渋々であった。


No.192

リンさんは、
すっかりご立腹。

尾行までして、
挙げ句
指名客(彼氏)の顔写真まで撮り、
店の待合室に貼り出したことに…。


「ルール違反は認めます」
「私達が悪いんです」

「でも、お店に散々
遊びに来てくれて、
売上貢献してくれた人に、
“あの仕打ち”は無いです」


“あの仕打ち”とは勿論、
顔写真の貼り出しのことである。


「私、店を辞めます」
「辞めて、彼と結婚して、
彼と住みます」


そして、
こんなことも言っていた。

「私、ライカさんとコムロさんの
迷惑になってるんですよね?」
「スミマセンでした」
「家を出ますので…」


私は、リンさんの
この開き直り様に、
ただただ 呆れるばかりだった。

店外デートも、
家のことをやらないのも、
全部、リンさんが悪いのに。

「私が居なくなればいいんですよね?」

だなんて。


それから2ヶ月後、
リンさんは、出て行った。

リンさんとは それっ切り。

コムロさんの携帯には
たま~に近況連絡が入るらしいが、
子供もまだらしい。


指名客だった彼は、
バイト3つ掛け持ちの
当時34歳。

バイトの掛け持ちで
寝る時間が殆ど無く、

ひとつのバイトで
居眠りを多発。

居眠りを多発させたバイトは
クビになって、
バイト先が一つ減ったと
リンさんから聞いた。


当時の私は
特に何とも思わなかったが、
今考えると…
バイト2つ3つの掛け持ちで
結婚とか…浅はかと言うか。
何というか。

しかもリンさんは
「私は働きません」
「養って貰う為に、結婚するんです」
「愛?愛とか…よく分かりませんね」
と言っていた。

彼に対して
信頼感はあるようだが
愛情は、よくわからないとのこと。

「この人を逃したら、
次はもう、無いと思うので」

と、リンさんは
結婚を焦っていた。

兎に角「楽」をして
生きていきたいと。

「兼業主婦」になる気は
サラサラ無いようだ。

旦那はバイト掛け持ちで、
子供も居ないのに
専業主婦だなんて…。

今も家で、
ダラけきった生活を
しているのだろうか。


No.193

■22歳■

コムロさんとの
2人暮らしが始まった。

でも、特に
生活に変化は無し(笑)

コムロさんと
同じ漫画や
ゲームにハマって、

同人誌を描いたり、
コスプレしたり、

パソコン買って
ホームページを立ち上げ、
仲間と交流したり。

それなりに
楽しく過ごした。


私も、54キロまで
体重を落とし、

やっと「普通体型」になった。

お店のサド店長も
「ライカちゃん、すっかり
綺麗になっちゃったもんな~」
と言ってくれて、
積極的に、お客さんを
私にまわしてくれるようになった。

そのお蔭もあって、
指名客もかなり増えた。


この頃のお店は、

兎に角、
女の子の質が 悪かった。

指名を取る女の子は
どんどん辞めていき、

少ない接客で
沢山お給料が出る
大きな繁華街へ
流れて行った。

女の子の数が足りないよりは、
頭数が 揃っていた方が良いとして

「来るもの拒まず」
の状態だった。

暇な時は、私と、
もう一人の スレンダーな女性
2人で店を回し、
団体さんが来た時だけ
他の女の子も働く。

私と スレンダーな女性
2人で 各8人の接客。

他の女の子は
3~4人の接客。

こんな日は
ザラにあった。



言葉は、凄く悪いが、

「80キロ級」
「30~40歳のオバサン」
「化粧っ気も無い、不細工」

…こんな女性ばかりだった。
インターネットでも
散々叩かれていた。

「地雷を踏んだ」
「牛に付いた」
「もう、写真指名しないと
安心して遊べない」

…お店のスタッフ達も
かなり困っていた。


No.194

私の指名客
ハルカワさんはというと、

ここ3~4ヶ月くらいは
音沙汰無し。
メールも無かった。

「指名客なんて、そんなもん」

飽きたら、次から次へと
女の子を変えていくのだ。

ずっと同じ女の子だと
そりゃ飽きる。

あの「快楽」は
惜しい気もするが、

「他の子か、他の店に
乗り換えたんだろう」

そこまで深くは
考えていなかった。



そう思っていたところに、
丁度
ハルカワさんからメールが入った。

「いけないとは
分かっているけれど、
ライカちゃんとは
プライベートで会いたい」

「お店での時間だけじゃ、
全然足りない」


このメールを打つのに
数ヶ月 悩んでいたらしい。

ハルカワさんから
メールが来ると、

あの「快楽」が
頭をよぎった。


ハルカワさんとの時間を
思い出すだけで、

私の秘部は
ジンジンと熱くなり、
濡れそぼってくるのだ。



私は、
(今直ぐにでも会いたい)
(会って、抱いて貰いたい)

そう思って、
即座に返信。

「お店には、
もう来なくていいです。」
「私も、今直ぐにでも会いたい」
「いつなら空いてますか?」

リンさんのような
失敗はしない。

もう ハルカワさんは
“お客”ではない。

ちょうど、店にも来なくなったし。
そう、思うようにしようと決めた。


ハルカワさんからは
「日曜日なら、毎週空いてるよ」
と返信が来た。

私は早速、
日曜日に会う約束をした。


No.195

土曜日も日曜日も
私は仕事だったので、

ハルカワさんとは、
土曜日の仕事の後
(日曜日の深夜1時頃)
に会うことにした。

ハルカワさんからは、
夜の8時頃に
「今仕事が終わったよ。
これからそっちに向かうから」
と言うメールが入っていた。

仕事を終え、
スタッフに家まで
送り届けて貰った後、

ザッとシャワーを浴び
体を綺麗にし、

まだ帰宅していないコムロさんには
「これから彼とデート(^^)」
とメール。
(一緒に住んでるから、一応連絡を)

慌てて
新しい下着に着替える。


着替えている最中から、
シャワーを浴びたばかりだと言うのに、
私の秘部は もうパンパンで
蜜が漏れ出していた。

服を着て、ドタバタと
アパートを出る。

アパートの下には、
ハルカワさんの
黒い車が…。



「ライカちゃん!
久し振り。本当に
来てくれるなんて…」

ハルカワさんは、
私は来ないんじゃないかと
心配していたらしい。

「でも、少し不用心だな~」

「俺が“悪い人間”だったら
どうする??」

少し ふざけた調子で
ハルカワさんは
笑いながら言った。


私は、もう我慢出来なくて。
ハルカワさんに
いきなり迫った。


「ハルカワさん、私…」
「もう、我慢出来ない」

「今すぐ、イかせてください…!」

私は、飢えた獣
そのものだった。

ハルカワさんからの返事を
聞く前に、私は
車の中で ズボンを脱いだ。

「え?え??」
「ちょっと待って!」

ハルカワさんは
慌てて車を移動。

人通りの少ない、狭い路地
光の少ないところに路駐。

「ライカちゃん…」
「やらしいね」


私は、後部座席の
真ん中に上半身を置き、

運転席と
助手席の間から

下半身を 剥き出しにして
M字に開脚をしてみせた。

「すごい…」
「こんなになってる……」

街灯で照らされる
ヌラヌラした秘部を
ハルカワさんは
ずっと観察している。

私を焦らしていた。

「お お願い…」
「早く……はやく…」

ニヤッと笑いながら
腫れ上がった私の秘部に
いきなり舌を這わせてきた。

ザラザラヌルヌルとした感覚が
直ぐに私の「波」を
大きくした。


No.196

固い秘部を
舌で激しく弾かれると、

私は アッと言う間に
達してしまった。

ハルカワさんは
私の蜜を
残らず吸い上げる。


(…全然足りない……)
(もっと、もっとイきたい!)


私はハルカワさんに
恥じらいも無くねだった。

「全然、足りないです」
「もっともっと、沢山イかせて…」

ハルカワさんは
何も言わず、
またニヤリと笑い

私の秘部に 顔をうずめた。

今度は、
舐めるのと同時に
指が挿入され、

中を グチャグチャに
掻き回される。

卑猥な水音が
車中に響いた。

その いやらしい音に
更に気持ちは高ぶった。




車の中で、
私は4度もイかされた。
(正確には「イかせて貰った」か)

「こんなにイク女の子、
初めてだよ…」

ハルカワさんは
驚いていた。 そして…


「入るよ。…いい?」


ハルカワさんを
受け入れる準備は、
十分過ぎるくらいに
出来ている。

ハルカワさんの秘部も
ギンギンに反り立っていた。

私は(うんうん)と、
息を切らせながら頷く。



ハルカワさんは
勢い良く、

容赦なく、私の中に
反り立った秘部を
突き立てた。


突然、「ズンッ!!」と来た
快楽に、私は思わず

「ああ…!!!」

と 声を上げてしまった。


車の中に
肉のぶつかり合う音が
響き渡る。

グチャグチャと
いやらしい音も…。

私は、
(セックスって、
こんなに気持ちイイものだなんて)
と、この時初めて知った。


「ライカちゃん、
うつ伏せになって…」

一度引き抜かれ、
私は(早く入れて欲しい)と
直ぐにうつ伏せの体勢になる。

ハルカワさんは
私の腰を持ち上げ、
今度は後ろから
激しく突き立ててきた。

狭い車の中での、
あの密着感。

響き渡る
いやらしい水音。

体の中から来る
グングンとした快楽。



…狂ってしまいそうだった。


No.197

激しく突き立てながら、

ハルカワさんは
前の方に手を伸ばし、

私の固い秘部を
指の腹で
優しく撫でてきた。


「そんなことされたら…」
「直ぐイッちゃう!イッちゃう!」

ハルカワさんは

「一緒にイこう」

と言った。
ハルカワさんも
限界のようだった。


私がイきそうなのに合わせて、
ハルカワさんは
更に激しく、
腰を叩き付けてきた。



「あ、あたし…もう」
「イ…イくぅ………っっっ」


【あああぁ!!!!】



私の中が
ギュ~ッと絞まるのに合わせて
更に激しく突き立てて、


「メチャクチャ絞まる…!!」
「出る……!!!!」


ハルカワさんも 果てた。



暫く、背中側から
ハルカワさんに
抱き締められる体勢で
余韻に浸った。


ハルカワさんは
果てた後、

なかなか
引き抜こうとしなかった。




私は
幸せな気持ちで
いっぱいになった。



(ああ、ちなみに
ちゃんと避妊はしました)


No.198

ハルカワさんと私は、
余韻に浸った後、

服を着直して、
車を走らせてた。


「お腹、空いたね」
「どこかで食べようか?」

「……」

私は、その問いかけに対して

「突然、すみませんでした」
と謝罪した。

流石に、いきなり過ぎたと。


ハルカワさんからメールが来て、
快楽を思い出し、
暴走してしまった。


ハルカワさんは
笑いながら言った。

「むしろ、嬉しかったよ」と。

24hのファミレスに入って
ご飯を食べて、
腹拵えをした後
深夜のドライブを楽しむ。

ハルカワさんは
「明日は日曜日で
仕事が無いから」
と、徹夜でドライブすると言った。

私は、夕方5時から
仕事なのだが……

「私も明日、仕事 休みます」
「風邪引いたって言えば
多分大丈夫ですから」

仕事だから
そろそろ寝なきゃいけないとか、
ハルカワさんと
別れなくちゃならないとか、
考えたくなかった。

「だから、思う存分
遊びましょうか!」

この時初めて、
私は お店をズル休みした。

今までは、
予め予定を組んだお休み以外は、
休んだことが無かった。


ドライブしながら
ひたすらお喋りをして、

空が青くなってきた頃、
波止場に車を停め
外に出て、少し冷たい
空気を吸う。

朝日が昇ってくるのを見ながら
お喋りの続き。

昼頃、
眠気の限界が来て
安いラブホへ。

セックスはせず、
眠るだけ。


ラブホを出たら
またドライブ。

ドライブスルーで
ファストフードを頼んで
ドライブしながら
腹拵えをして………



夜の9時頃。
お別れの時間がやってきた。

楽しい時間は
アッと言う間だった。



家の前。
私は車の中で、

ハルカワさんに
告白された。


No.199

お店の女の子だし、
ダメだ、ダメだと思ってた。

もう、会うのは止めよう。
忘れよう。
そう思って、
連絡したかったけど
ずっと我慢してた。

でも、限界が来て
ついメールしてしまった。

色々、
順序がデタラメになってしまったけど…
付き合わないかな?俺と。




私は、久し振りに
味わった。

この、何とも言えない
ドキドキ感。

フワフワと
浮くような気持ち。

中学1年の時、
ファーストキスの相手
ハセガワくん。

中学生を終える時
第2ボタンをくれた、
クラスメイトの
野球少年 ユウ。


久し振りに湧いてきた
「恋愛感情」であった。

ハルカワさんに対して
恋愛感情は

前々から
あったのかもしれないが、

ハルカワさんから
告白されたことで、
ハルカワさんへの気持ちが
明確になった。



私は、

「はい、勿論です」

と、即答した。


「そ、そうか~」
「あー良かった~!」
「思い切ってメールしてみて!」

ハルカワさんは
かなり喜んでいた。


「でも、私…」
「男の人と付き合ったこと
今まで一度も無くて……」

「付き合い方が、
よく分からないのですが。」

私がそう付け足すと、
ハルカワさんは
飛び上がるように、
かなりビックリしていた。

「えー!!」
「今まで一度も
付き合ったこと無いの?」

「またまた~」
「嘘だぁ~」


私は「本当ですよ」と
返すしか無かった。

それが事実だし……。


No.200

22歳にして、
初めての「彼氏」だった。

10歳も年上の
ハルカワさんは、

22歳の私からすれば
かなり「オトナ」で、
凄く 魅力的だった。


私は、ハルカワさんと
1週間~2週間に一度会って
色々楽しんだ。

セックスも
更にエスカレートし、

目隠しプレイ
私を縛って拘束プレイ
聖水プレイ

など…。



会う度に 体を重ね、
あちこちドライブもした。



でも、

ハルカワさんと
付き合うことによって、

風俗の仕事が
「過酷」なものと
なっていった。


ハルカワさん以外の男性に
体を触られるのが、

メチャクチャ 苦痛になった。

今までは 触られても
特に何も感じず、
演技を平気でこなせていたのに

触られると、
兎に角 不快にくすぐったく、

「やめろ!!!!」

と、怒鳴り散らしたくなる程
イライライライラ
するようになった。

それとなく
お客に触らせないように
色々工夫をこなすようになった。


指名客は、
減りこそしないが、
増えることは
無くなった。


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