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夜道をさまよう。
まさか…私が…。
『不倫』なんて…。
ホントに一生縁のないものだと思っていたのに。
なんであんなことしたんだろう?
なんてバカなんだろう。
いい娘ぶって悩んでも罪を犯しました。
※初めての投稿+内容がわかりにくい、妄想や私独自の主観が入っているため感情移入しにくいなどあるかもしれませんが、興味を持たれた方はお読みください。
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『不倫』
日常生活で、よく聞く言葉。
ドラマ、悩み相談、ネタなど、よく話題にされている。
私はこの手をネタにした携帯小説が大好きだったから、よく読んでいたケド、
まさか自分がヤルとは思わなかったなぁ…。
『不倫』なんて、勝手に心に余裕がありふれた人がつい誘惑に負けて、入ってしまう性の世界‥。そういう軽蔑した目で見ていた。
私、咲良(当時24歳)
職業は、
塾の先生。
先生とは子供を指導する、勉強を教える、教育する。
職業で人を区別したらアカンけど、教育に携わる人が不倫なんてしたら、保護者、子供からの信用失うよね。
私はこの仕事が好きだったから、続けたかったけど、アナタとあんなことにならなかったら、
今もっと素敵な先生になれてたのかななんて思う。
当時の私は、仕事探しに必死だった。
というのも、色々条件があった😥
前の会社で事務の仕事をしていたケド、全く合わなかった。
仕事が遅い、ミスが多い、気が利かないなど‥。当たり前だけど上司には毎日怒鳴られ、次第に会社へ行くのが億劫になった。
自分の適性を越えているのかもしれない‥。このまま努力しても形だけで、会社にプラスにならないまま上司に迷惑かけ続けるのかな。
だんだん、上司や職場の人の前でミスを繰り返すことが恐怖になり、その恐怖でまた仕事が遅くなるの悪循環‥。
精神科へ通院するようになった。
精神科と同時に、通い始めたのが若者就職支援センター。
無料だと聞いたので、適職診断も受講した。
精神科では軽い抗不安剤を処方されて軽く医者とお話する。
若者就職支援センターでは、カウンセラーの先生が話をよく聞いてくれた。
適職診断であることがわかった。
適職診断は、簡単な知能検査?のようなものと細かい部品を扱う器具検査があった。私は、器具検査がなぜか異常にできた(笑)
そこで、カウンセラーの人に言われた。
「適職診断は目安でしかないのであくまで参考程度に留めてください。咲良さんは、一番あっていない職種は事務です。咲良さんは、仕事において非常に向き不向きがでやすい性質を持っています。」
私「そうなんですか?では、何があってるんですか?」
「咲良さんは、手作を使う仕事が向いています。介護や、美容師、あとはですね、保育士や塾の先生など専門職です。」
私「そうなんですか…。自分ではわからなかったです。ただ、資格がいるものばかりですし、もう学校に通う費用などないのでどうしよう(笑)」
「子供の頃から、勉強が好きと仰いましたよね?」
私「はい‥。勉強はずっと大好きでした。」
「なら塾の仕事に就かれてはどうですか?子供を相手にしますので、不安ならアルバイトから入って、まずは職場の雰囲気を掴むのがいいかもしれません。」
私「わかりました。やってみます。適職かどうかは実際やらないとわかりませんもんね。」
と思い切って、今の会社を辞めた。
プー娘になったし、1人暮らしなため、お金も仕事も早く探さないといつかは底をついてしまう。
まだ貯金があるので3ヶ月は何とかなるが、アルバイト感覚で体験するなら早く見つかるかもしれない。
そんな感じで、求人誌をコンビニから大量に持ってきた。
時期は夏だったから夏期講習の季節みたいで、講師の募集は大量にしてあった。
「うぉ~結構あるじゃん。」
私は、成績はまぁまぁ普通で、地方の国立大大学に進学し普通に卒業したから、
決して優秀な人間ではない(笑)塾の先生というと有名大学を卒業し頭がキレル人間がやっているイメージがあった。
けどとにかく、バイトならいいか‥みたいな感覚で、たまたま目についた塾に思い切って電話をした。
電話をする時ドキドキしたがすぐに繋がって、あっという間に会話になった。
少し声が震えてしまった。
私「あの‥、求人誌を見たものなんですが応募をしたいと考えていますがまだ講師の募集はされていますか?」
緊張で変な言い方になったが、
担当の女性が、
「はい、まだ募集していますよ。どちらの教室を希望されますか?」
私「あぁ‥えと、C教室を希望致します。」
教室がいくらかあったが、
何となくその教室が気になって応募した。
“何となく‥ね…”
担当の女性が、
「では、C教室の、神崎から、折り返し面接の案内の連絡をするよう致しますのでお名前と電話番号を教えてください。」
私「わかりました。名前は~」
そんな感じで、応募は終わったが
この時は、この面接官の神崎と 不倫することになるなんて全く思ってなかったな‥。
私は、自分の能力もないのにプライドが高い一番扱い辛いタイプの人間で(;_;)
この神崎に不倫で女性のプライドを踏みにじられ、バカにされたことは、私の人生にとって何の意味があるかは わからなかった。
ただ、今思うとあの頃、くだらないプライドなど持っても意味がないて本当に思った。
次の日に、神崎先生から携帯に電話があった。
私「もしもし‥?」
神崎「あぁ、応募を頂いたC教室の神崎と申します。面接の案内をさせて頂きたく連絡致しました。早速なんですが、土曜日の14時から大丈夫でしょうか?」
私「はい、大丈夫です。持参物は、履歴書だけで宜しいでしょうか?」
神崎「はい、あっええと身分証明書も持ってきて頂けますか?」
私「わかりました。では宜しくお願い致します。」
何とか電話を終えて
いつも通りに、履歴書作成にとりかかった。
履歴書の志望動機には、「教育に携わる仕事に興味を持ったため、自分が通っていた塾から昔たくさん勉強以外のことも学べたから」
などありきたりな理由を並べた。
写真は、いつもはインスタント写真だがこの日は、写真屋さんで、綺麗に撮影して貰ったものを貼っていった。
“アルバイトなら‥”
本当にアルバイト感覚で受けた仕事でまさかあんなことに巻き込まれるとは思わなかった。
土曜日、塾のあるビルに自転車で向かう。
“意外に遠いな‥”
自転車だが25分はかかる😫
真夏だからめちゃ暑かった。汗かきの私は、スーツがよれないようにビルについたらトイレで化粧直し。
予定より、20分近く早くついたが、遅刻よりマシと思い少し早めに、塾のある部屋のドアを開けた。
私「あの今日面接を受ける咲良と申します。」
「あぁ‥咲良さんね?ちょっと隣の部屋で待ってくれないかな‥?」
一瞬振り返った男性にびっくりした。
誰かに似ているような😥‥
私は、指定された部屋で待機した。
神崎「今日、面接を担当する神崎と申します。C教室の教室長をしています。」
私「はじめまして!咲良と申します。今日は面接を宜しくお願い致します。」
と言いながら、持参した履歴書と身分証明書を机の上に出した。
面接では、塾で先生の経験があるかとか、指導科目はどの教科が大丈夫か、子供が好きかどうかなどたくさん聞かれた。
私は、周りにほとんど子供がいない環境なため、子供とうまく接することができるか不安だったが何とかやってみることにし根拠なく、「はい!」と答えた。
指導科目は、中学生の五科目なら全部教えられると話した。
神崎が、
「アルバイトではなく、正社員として採用も募集してるけど?」と言った。
私は、速攻で
「アルバイトから始めたいのですみません。」
と断った。
神崎の目は、なんだかすべてを見透かされている感じで変に威圧があった。
面接が終わった後は、指定された部屋で筆記試験を受けた。
筆記試験のレベルは高校入試ぐらい。
だが😫……
おいおい…アンタ💧
どこがお前、5科目いけるんだよ(笑)さっき「英数しか無理です。」と言えば良かったぐらい出来なかった。というか英数も無理なんじゃない?てぐらいわからない。
アホな言い訳だが
全く思い出せず解法を忘れた。
昔のワタシなら解けたのかななんてどうしようもない事ばかり考え試験は終わった😭💧…
私「スミマセン💧試験終わりました。」と情けない顔で神崎に言った。
神崎は、他の講師と世間話をしながら爆笑していた。
神崎「あっ、わかった。ありがとう。そこに解答用紙置いといてね。」
私「わかりました。ありがとうございました。」
その塾は、他の県にない個人の地元にしかない個別指導型の塾だった。
どちらかと言うと成績が低い、または勉強の仕方がわからない子達に習慣をつけさせる場所らしい。
進学塾ではなく補習塾といった感じだった。
私は、帰り道、自分のバカさに途方にくれていた。
だが、塾がダメなら、手先を使うことが好きなので工場での仕事を探そうと考えた。
もしくは公務員を目指してみる。
夜型なのでファミレスで働くのもありだ。
“天職”など与えられた能力の高い人間ではないから、どの仕事も平均以下しかできない。
だから努力で補うしかない💧
月曜日の朝、神崎から電話があった。
たまたま出られなかったが留守メモが入っていた。
どうせ不採用の連絡だろう…と思い、聞いた所、
「神崎ですが、採用の連絡を致しました。伝言を聞かれましたら折り返しお電話下さい。今日昼から授業入れますか?」
と入っていた。
えぇ…ホンマですか(;∇;)/~~
私は折り返し電話をしたら、神崎が忙しそうに
「あぁ…伝言聞いて頂けましたか?採用なんだけど早速今日、昼から授業入れるかな?」と早口で話した。
私は、
「あぁ…大丈夫ですよ!参ります。」
と根拠なく、変な言い方をした。
神崎「じゃぁ13時に来てね。」
私「わかりました。連絡ありがとうございます。」
私は、電話が終わった後速攻スーツに着替えた。化粧は薄めで清楚な感じにした。
あまり時間がないのと授業の準備をしたかったので急いで出かけた。
“ヤバい…本当に今のワタシで教えられるのかな。😫”
“子供と話したことなどほとんどないよ…どうしよう。”
直前になったというのに今更、様々な不安が浮かんできた。
周りの友達で塾で働いている人はいない。
全く未知の世界だ。
こんな時、人は「自信を持て。」などと言うがワタシは逆に、
“今まで失敗しかなかったのだから今回も全力を尽くすのみだ。”
と諦める発想をする。そうすると、緊張がほぐれ、逆に気持ちが落ち着きうまくいったりする。
あれこれ考えているうちに塾についた。
もうやるしかない。
私は塾に入り、
「今日から宜しくお願い致します!」と言った。
神崎は、
「あぁ…今から説明するからこっち来て。まずこれが日程表で、今日は、中3の数学と小6の算数を見てもらうよ。」
えぇ……中3ですか😥?自分でも顔が引きつるのがわかった。
範囲は、一次関数の応用問題。グラフの読み取りと面積を求める。この問題は自分も中3の時苦手でよく怒られた。
小6の算数は、何とかいけそうだ。
中3の数学がヤバいよ。
だがやるしかないし、やってやろうじゃん💪。
私は、中3の女の子の使う問題集と解説を一通り読み、自分でどうやって教えるか頭の中でイメージした。
何となく、解法を思い出してきた。
生徒にわかって貰い1人で解けるようになってもらうことが目的だ。
たが、わかりやすく説明できるんかな😥?
時間がきた。
中3の女の子がきた。私は、最初、
「こんにちは!」と言った。
女の子も
「こんにちは!」と言い授業が始まった。
大人しい感じの子で、ずっと問題に取り組んでいた。
私は、一次関数の直線の式の求め方や座標の出し方などを説明した。
というか解説がわかりやすかったからそれをアレンジして喋った。
女の子は頷いて解いてくれた。
逆に小6の算数のが教えつらかった。😫
どう説明したらいいか全くわからず下手な授業になった。
自分の主観になるが、小学生の問題の方が頭を使う、中学生は解法を暗記しそれにあてはめて解いていけばいいという感じだ。
「どうして割るの?」
と聞かれ説明に焦った。
なぜなら、私も同じことを小6に考えてたからだ。(笑)
だが授業が一通り落ち着いてきた所で思った。
今の小学生、中学生はなぜこんなに名前がかわいくて顔が小さいのだ☺(笑)
保護者も綺麗な方ばかりだ。
私は、小学生からダサかったし高校はイジメにあってた。親も全く話を聞いてくれなかったし、最悪の青春時代だった。
神崎が面接の時に、
「子供は多感で様々なことを吸収しやすい分同時に、傷つきやすい時期にもあります。言葉にはくれぐれも注意して下さい。」
と話してくれたのを思い出した。
私も、中学生ぐらいに学校で様々なことでトラウマになったのを経験している。あの自我が形成される時期にあったことって一生影響することだってあるんだ。
学校ほど長くいる場所ではないし勉強するだけのために私は存在するが、その時間の中でも接し方や言葉には細心の注意を払おうと思った。
今思い返すと、1日10人近くの生徒を見て、最後は高校生も見ていたが、生徒とは特に何もトラブルはなかった。
小学生、中学生によくからかわれバカにされたが、全く平気で給料は安いが、こんなに面白くてやりがいのある仕事ないと思えるぐらい大好きになった。
保護者と話せて、意見が聞けるのもとても好きだった。
だが…
神崎とあんなことになって、退職することになるなんて。😢😢
授業が終わったら報告書をまとめて使った教材📖を棚に整理し帰れる。
夏は、週5日で1日8時間は塾にいた。
めちゃ楽しかった。だんだん生徒と話せるようになった。面白い子もいたし、とても大人並みに物事を理解している子もいて本当にびっくりしたしいい刺激になった。
他の先生とも、喋るようになり、一緒に昼ご飯を外に食べに行ったりしたりしてとても面白かった。
😃✨
私は、事務のように同時に気配りや集中力を必要とする仕事は、苦手だった。
“仕事における協調性というものがない…”のだ。
先生は自分の実力だけでできるから自分で勉強して仕事になるから本当に楽だった。
また問題を解けるようになる子供を見るのがとても好きになっていった。
時々塾で事務作業を頼まれ嫌だったがどん臭いながらも、やっていた。(笑)
そんなある日、神崎から仕事が終わり帰ろうとした時声をかけられた。
神崎「咲良さん~あのさぁ最近よく頑張ってるじゃん。そう言えば11日開いてる?」
私「11日ですか?何かあるんですか?」
神崎「いやぁ~、企画があってさぁ教室から手伝いにきて欲しいんだよね。もし予定がなかったらきてくれないかな?」
私「あぁ…私、いつでも開いてるから大丈夫ですよ。」
神崎「わかった~詳しい日程や場所に関しては事前に連絡するよ。じゃぁねお疲れ様!」
私「はい、おつかれちゃん♪」
神崎「おつかれちゃんて(笑)」
なんてバカなジョークを言いながら退社した。
※スミマセン💧以降、神崎→神崎サンに変更します😫✏
神崎サンの他にも、従業員は、10人ぐらいいて苦手な人もいたが神崎サンは、最高に仕事での、相性が良かった。
別に塾なので相性もあまり関係ないが苦手な事務作業や応対や雑務も神崎サンが相手ならスムーズに進んでしまう。
神崎サンは、最高に面白くていつも私を笑わせてくれたし教え方も上手で生徒に慕われていた。それだけではなく保護者からも信頼され、仕事が抜群にできる人だった。
企画が近づくと、授業の間にポスターやチラシを封筒に入れたり、色々準備をするようになった。
神崎サンと、森山サンと私の3人でいた時だった。私は、ポスターを作っていた時、後ろで2人が話すのが聞こえてきた。
神崎サンが、
「俺さぁ~バツ1なんだよね…。前の嫁と26の時に…。」
なんてコソコソ話していた。
神崎サンて何歳なんだろ😥?…
まぁ興味ないしどうでもいいけど一瞬気になった。
その時、神崎サンが、
「咲良さんて彼氏いるの?」と聞いてきた。
私「いませんよ。1年前に別れてから…。」
と聞かれたこと以上に、勝手に喋ってしまった😫
神崎サン「そうなんだ~。彼氏欲しい?」
私「いや~別にいらないですね😫前の彼氏がしつこかったので…。」
神崎サン「へぇ~どんな風にしつこかったの?」
私「えぇ、相性が悪くて別れたかったんですが話がまとまらなくて、3年ぐらいダラダラ続いたからです。」
それから話は途切れたが、森山サンは時々チラチラこちらを見ながら、作業をしていた。
私は森山サンが苦手😫森山サンも私が嫌いで直接嫌いだと言われたことがある。
この塾の先生は私を除いて全員恋人がいるらしい。生徒もそれをネタに授業中喋ったりしてた😃(笑)
まぁ24歳というと当然、恋人がいてもおかしくない年齢なワケで、むしろ結婚適齢期にすら入ってる😥💧
私は、前の彼氏のお母さんとめちゃ仲が悪かったし気が強いから、結婚しても相当努力しないといけないだろうなぁ。。
それから企画の日当日になった。企画は、子供向けに作られた夏休みの自由研究に向けられたサイエンスの企画。
場所は、商店街の近くでデパートの前…。結構人通りも多い。
あまり知った人に会いたくないワタシ。
嫌だなぁ~。誰にも見られたくないよ。そんなネガティブな考えばかりしてたよ。
会場には、すでに他の講師の先生がたくさん集まってた。ほとんどが大学生。
私は、24歳。みんな若いから浮きそうでやだなぁ(;_;)
けど、1人ぽっつりしてるわけにはいかないから、少しずつ駆け寄った。中にみんなに指示出ししている神崎を見つけた。
神崎の前に、1人女性がいたがその人を無視した形で遮り、
神崎に挨拶した。
「先生、おはようございます~。」
一瞬、その女性が私を凝視した。
その女性こそ、神崎の婚約者の藍さんだった。
‥
神崎「あぁ~。咲良さんおはよう、もうこれから色々机、機材、資料とか生徒の名簿とか出すから準備で忙しいから、早く手伝ってよ。」
私「わかりました。先に荷物運んで机のセッティングしまますね。」
私は、バタバタやれそうなことは他の社員や講師の先生と一緒にやっていった。
大学生と仕事をするのは、照れくさかったがどうでもよくなりやれることは精一杯な感じでやっていた。
参加者の受付をやっている時に、横に藍さんがいた。
私「はじめまして。私、咲良と申します。宜しくお願い致します。」
藍さん「はじめまして。藍と申します。宜しくお願い致します。」
第一印象は、かわいくて素敵な人だなぁ~。本当に優しい感じの温和な女性だな~。そう感じた。
その後は、藍さんや他の講師の先生と一緒に受付をしたり、実験の準備をした。めちゃ楽しかった。
藍さんと2人になった時にふと藍さんの左手の薬指に目がいった。
私「藍さん、彼氏いるんだね(≧∇≦)」
藍さん「あぁ‥はい、神崎先生が彼氏なんですよ。」
私「えぇ~!?そうなんですか?(>Σ<)神崎先生‥」
私は、正直この時、神崎がこんな若い子を狙うなんてなんか嫌らしいという偏見があった。
その日は藍さんとはそれ以上話さなかった。
別にこの時な神崎のコトなどどうでも良かったしこの炎天下で行われる企画自体がさっさと早く終わって欲しいという、自分のことしか考えてなかった。
ただ仕事なので、片付け、保護者子供への協力など完璧にやれる範囲のことはこなした。
企画は、社員さん講師の先生ともに大成功で、塾としては最高の思い出になったらしい。
企画が終わると、
神崎が、
「明日、打ち上げで呑み会するから、○○に、7時にきて。」と言われた。
私は「わかりましたー。」と返事し、残りの機材や道具の片付けや掃除をして、その日は帰った。
次の日、服とパンプスを買って、居酒屋へ向かった。
暑いし、最悪。
腎臓が悪い私は呑み会が苦手だった。医者から呑むなと言われているけど仕事だから呑まないわけにはいかない。
待ち合わせ場所に行くとポツポツ社員や講師の先生が集まっていた。
藍さんもきていた。
私は「こんにちは!昨日お世話になりました。」と言った。
藍さんも、普通に挨拶してくれた。
他の講師や社員さんとはあまり仲良くなかったが、今日1日を場に合わせて乗り切ればいい、すべて仕事だと流せばいいそう気楽な気持ちで構えていた。
神崎や他の社員さんも全員揃い呑み会スタート(≧∇≦)🍺✨
私の前の席は、
社長だった。。ラッキーなのかそうじゃないのかわからないけど。左横の席は森山さんで右横の席は、二並さんという先生だった。
童顔なワタシは酒呑めるんか未成年と早速、からかわれた笑
結構童顔て傷つくし、嫌なときある(;_;)
社長や、神崎は、仕事の話でずっと盛り上がっていた。神崎は社長の次に偉い人だから、新しい塾を出す話や、テナントの話や、系列会社の化粧品会社の話などずっと経営について話していた。
他の先生達は次々に、お酒や食事を頼む。。
だんだん酒が進むと、下ネタや恋愛話になっていった。
……。
神崎と、藍さんは一回り離れて、先生と元教え子という関係だったらしい。
そして、社長と神崎が経営する化粧品会社に藍さんが入社し再び再会し、交際が始まったらしい。
なんだかすごい縁があるというか運命的な2人だなと思った。
この2人に後に狂うほど嫉妬してしまうのがワタシだった。
周りは典型的な縦社会な雰囲気で酒が進むと余計に普段できない社員をボロカスに言っていた。
私は、というと本当のマイペースな性格でこの体育会系の縦社会のが大の苦手だった。どうしても冗談が流せないプライドの高さがあった。
その日の呑み会で私は、席が社長の前だった。
なのに始終ムスッとしていた。二並さんは、あいたお皿を片付けたり、酒を頼んだり機転きかせていたのに私はずっとぼーっとしてた。
社長の横に神崎が座っていて、
「おい、咲良さんもうちょっとニコニコしとけよな!」
と言った。
神崎に言われた後、漸く動き出したが、その時社長がワタシにいきなり喋った。
「咲良さんて、柏木由紀ちゃんに似てるねぇ」
私「ホンマですか?けどもう24ですよ笑」
「あなたすごい腹黒い性格でしょ?一瞬でわかった。」
ショック………だった。友達や親にも腹黒いなんて言われたことないし、初対面の人に言われるなんて。。
私「そうですか…。では自覚がある部分は自分で改善していきます。」
社長「うん、そうした方がいいよ。」
ムカツク…(;_;)
けど、相手を立てたら、気持ちよく終わるまかれろ…。
落ち込んでいるうちに、横で二並さんが急に叫び出したからびびった。
「私より酒弱い奴が、呑めるなんて言うんじゃねぇよ!自信あるならもう一杯つぎな!」
二並さんが、酔い過ぎて社員さんに絡み始めた。
二並さんは、一番若い先生だったのに、呑み会で気を遣い過ぎて、疲れていたことに気づいてあげられなかった。急に酒の酔いがきて吹っ切れてしまったのだ。
年上の私が真っ先に気づくべきなのに二並さんには、本当に申し訳なかった。
その後、二並さんが吐いてしまい席がめちゃくちゃになったことや、社員で一番評価が低かった沢井さんがグラスを割りその破片が社長に当たってしまったことから、 雰囲気が悪くなってしまった。
全員が、険しいというか気まずい表情になった。
社長は一番顔に、気に入らないという表情を出していた。
私は、割れたグラスや空いたお皿を一気に下げたりなるべく席が綺麗になるように、必死で片付けをしていた。
沢井さんは、社長や神崎さんに冗談ではなく本気で土下座までさせられていてなんだか可哀相になってしまった😢
ワザとグラスを割ったわけではないのに…。
(沢井さんのことは後で詳しく書きます✏)
その日は、呑み会の終わり方も中途半端で結局、藍さんと私が二並さんを介抱する形でお店を去った。
社員さんにも挨拶もせず、私は、駅からマンションまで徒歩で帰った。社長は怒った感じで神崎さんと店を
出た。
が……。
帰り道は、なんだか落ち着かなかった。
その呑み会が終わったあと、次の仕事の日に神崎さんに呼ばれた。
神崎「この前はごめんね、色々片付けとかさせちゃってさ。それで話があるんだけどうちの社員にならない?」
私「はぁ?私がですが(笑)…」
神崎「うん…社長が、咲良さんを気に入ったみたいで俺も、咲良さんなら、教室管理もできそうだなって思ったんだ。」
私「いえ、私は無理ですよ😢保護者と話したりするの苦手だし、指導科目も中学生までしか見れないので。」
神崎「まぁ、詳しいことは今日授業が終わったら話そうよ。」
その日もいつも通り授業をした。この仕事、やっぱり楽しい😢…
大好きだ😥…唯一、もっと私の頭がよければいいのに。
授業が終わったら神崎さんがやってきて、入社書類を持ってきてくれた。
神崎「朝話したけど、今仕事楽しいなら向いていると思うよ。教室運営もやってみない?研修期間は15万で正社員だと18万になるよ。」
私「そうなんですか…。すみません😢申し訳ないですが私は興味ないです。」
神崎「どうして?絶対に楽しいと思うよ。」
私「今教えるのは好きなんですが教室運営だと利益を出さなきゃいけないので営業の仕事が入りますよね?😢大学の頃から営業は興味が持てなかったのですみません😢」
神崎「そうかぁ…。けど咲良さんならできると思ったんだけどな。一番上に立てる感じがしたから、推薦したのに。」
私「すみません、私、精神的にも甘い部分があるので責任を負えないことを承諾できないです。申し訳ないです。」
私は、精神的にかなり弱い…。プレッシャーに弱い。事務とか講師とか自分のペースでできる仕事なら何とかできるけど、
生徒、保護者の全体管理など、視野を広くしながらする仕事かできる自信がなかった。
また精神科に通院しており、ドクターストップもかかったことがあるぐらいだ。
だから情けない話、講師の仕事を1日8時間やるのも楽しいけど変に感情に波があり、本当は精一杯だった。😢
神崎「あっそうそう。俺と藍のメアド渡しとくから登録しといて。よろしくな。」
私「あっありがとうございます。藍さんにこの前、変な別れ方になってすみません。」
神崎「いいよ、別に。あいつ今化粧品の仕事辞めて凹んでるんだよ~。」
私「そうなんですか、藍さんならきっとまたすぐに仕事見つかりますよ。じゃあお疲れ様です。」
神崎「お疲れ様。もし正社員に興味があったら、相談してきてね。いつでも相談乗るから俺には何でも話してよ。」
私は、それから神崎さんに、正社員の返事をすることはなかった。それはこの会社の口コミだった😥💦…
この会社は、一年中正社員を募集している上、しょっちゅう人が辞めていた。だからまともに書類選考もせずに、採用されている人が多かった。ネットの話がすべてではないが、かなり酷く書かれていた。
だから、神崎さんも私に声をかけたんだろう。。
不景気な時代だから、話を断るのは贅沢かもしれないが、森山さんとも相性が悪い上、他の社員さんの雰囲気もなんとなく合う気がしなかった。
神崎さんが久しぶりに教室に現れた。
神崎「久しぶり!あのさ、先生が足りてない教室があってさ一緒に送り迎えするから、出張で授業出てくれない?」
私「えっ?私がですが(;_;)…」
神崎「うん…困ってるんだよ。女性の先生希望している生徒が多い教室でさ。咲良さんならいけそうかなって。」
私「本当ですか?私、あんな下手な教え方でよければいいですよ(笑)」
神崎「わかった。俺、送り迎えするからさぁ、水曜日と土曜日は2人で一緒に行こうよ。」
私「はぁ…。わかりました。よろしくお願い致します。」
それから、土曜日になり駅で神崎さんと待ち合わせした。
神崎「やぁ、咲良さん!ごめんね、今日からよろしくね。2人で行こうね。」
私「はぁ、なんかあんな下手な授業でいいのかよくわかりませんがよろしくお願いしますね。」
神崎「いえいいんだよ😁あっちなみに向こうの生徒、女の子は気が強い子が多いから負けないようにね。」
私「まじですか⤵⤵まぁ頑張ります💪✨」
行きの車では、教室や社員や先生の噂話や恋愛話で盛り上がった。
神崎「咲良さん、彼氏いないのぉ?」
私「前も話したじゃないですか私、1年前に別れたって💔」
神崎「まじで?せっかく若いんだしさ、もっと視野を広くしなきゃだめだよ。今度俺が主催で合コン開いてやろうか?」
私「本当に?けど私、もう彼氏作らないて決めてるんですよ😥…なんか子供が産めない体みたいで。結構24過ぎると、相手も結婚考えて付き合うでしょ?なんか隠すの申し訳なくて…。」
神崎「へぇそうなの?まぁそんな暗く考えなくてさもっと相手を騙してもいいやて感じで楽しみなよ。咲良さんてなんか暗いんだよね。」
私「暗いですか…?😥神崎さんは今まで何人ぐらい付き合ったんですか?」
神崎「俺は、10人ぐらいかなぁ?社内恋愛もしたしお見合いで出会って付き合った人もいたよ。大学の時8年付き合った彼女もいたよ。」
私「へぇ~。やっぱりもてるんですね。けどこの仕事で社内恋愛てあるんですか?😁」
神崎「あるよ、社員同士結婚した人らたくさん知ってるし。だって、出逢いて紹介か社内恋愛がきっかけて多いだろ?」
私「はぁ…。私は、今のところいいなって思う人もいないですよ。」
なんて話してるうちに、教室へ到着した。一階が、ショッピングモールになってる。買い物がたくさんできそう😍✨
神崎「まぁ続きは帰りに話そうよ。」
教室に入ると沢井さんがいた。沢井さんに挨拶をして、授業の準備をした。
さぁ、授業がんばるぞ💪✨と思い中学生の女の子3人を一気に見た。この仕事やっぱり面白い(;_;)
一番好きな平方根と関数の分野だった。英語は助動詞の範囲だった。
次に教えた小学生にはバカにされまくったがやっぱり楽しい(;_;)
あっという間に授業が終わった。授業が終わると神崎さんと棚にある教材の片付けを2人でした。
今思えばこの時が一番楽しかった。
このあと激しい嫉妬や憎しみや、傷つけあいになり自分が大好きな業界を去ることになるなんて思いもしなかった。
神崎「今日はお疲れ様。一緒に飯食わない?」
私「えっいいんですか?」
神崎「いいよ、ご馳走するからさ。新しい教室疲れたやろ?」
私「ありがとうございます。」
帰り道に、地元で有名な居酒屋さんに行きご飯を食べた。
神崎「咲良さん~正社員の話、やっぱり、まだ返事貰えないかな?」
私「すみません(;_;)やっぱり正社員にはなる気はないんです、もし先生の正社員になれるならやりたいんですが。」
神崎「そうかぁ…。俺がちゃんと研修するのになぁ。咲良さんて営業とか興味ない?」
私「あまり興味ないというか、喋るのが下手なので保護者に売り込みできないですし向いてないと思います。」
神崎「そうかぁ……。」
それから神崎さんとは、また恋愛の話で盛り上がった。
気づけば23時で帰り道になると、だんだんエッチ系の話になった。
神崎「咲良さんて初めて付き合ったの何歳なの?」
私「初めては高3の時で、2週間で別れました。」
神崎「なんで別れたの?」
私「う~ん、小学生からの幼なじみやったんですが、身体目的らしくなんか二股だったみたいで、最後付き合ってるかわからなくなり別れました(笑)」
神崎「へぇ~。
じゃぁ最後までしなかったの?」
私「そういうのはなかったですね。やっぱりなんか怖くて…。結構周りで妊娠して中絶したり学校を辞めてしまう子がいましたけど。結局、ちゃんと付き合ったの遅くて、大学入ってからでしたけど。」
神崎サン「へぇそうなんだ~。」
私「神崎サンは、初めて付き合ったのいつですか?」
神崎サン「俺も…遅い方で、大学に入ってからなんだ。だから、そういう経験したのも大学生の時だった。」
私「そうなんですか、今まで何人ぐらい付き合われましたか?」
神崎サン「う~ん……7人ぐらいかな。咲良さんは?」
私「私は、2人ですよ。少ないでしょ。」
神崎サン「まぁ、俺もう34だしさ。まだ少ない方だよ。咲良さんは、大学生に付き合った彼氏とは最後までしたの?」
咲良「は…はい、なんか1人暮らしだったのもありますが寂しいという理由で…。」
神崎サン「あはは(笑)なんかよくわからない理由だね。」
咲良「神崎サンは?」
神崎サン「俺は大学の時の恋人とは8年付き合って26の時に、結婚したよ。
けど、すぐ別れたんだ。
俺、バツイチなんだ。
……」
私は、企画の時に神崎サンが森山サンに話していたのを思い出した。
なんか気まずい雰囲気になった。なんて言えばいいのか、わからなくて、
咲良「あっ、そうなんですか、けど神崎サンとても仕事もできてかっこいいし今の彼女サンともお似合いですよ⤴」
と変な言い方をしてしまった。
神崎サン「あはは、ありがとう。」
それから、しばらくエッチ系の話ばかりしていた。私はドMだから、過去のエピソードなど話して神崎サンが爆笑していた。神崎サンは経験豊富で、身体の相性が合わなくて別れたとか、お見合いパーティーに参加した話など色々話してくれた。
けど、また真剣な話になった。
私がふと、
「神崎サンて中絶てどう思いますか?」
と聞いた。
神崎サンは真剣な顔つきをして答えた。
「咲良さんはどう思うの?」
咲良「私は…すごい酷い考え方かもしれませんが、育てられないならおろすかもしれません。まず避妊をしっかりしますが…。」
神崎サン「咲良さん、その考えはいけないなぁ。ちゃんと命を授かったら大事にしなきゃいけないんだよ。」
咲良「そうかなぁ。私は、こんな世の中で自分が先に育てられるかと考えてしまいますね。」
神崎サン「そうかぁ…。俺は絶対に、妊娠させたら相手に産んで欲しいなぁ。」
咲良「そうなんですか、私はまだ結婚も授かったことがないし、母性というものがないからわからないです。きっと精神的に自己中なんでしょうね(笑)」
神崎サン「俺は…実は過去に中絶の経験があるんだ。」
咲良「えぇっ!?」
車の外に聞こえるぐらい叫んでしまった。
神崎サンが…?
神崎サン「前の奥さんと結婚して妊娠がわかったけど他に好きな人ができたから別れて、と言われたんだ。」
私「そうなんですか……。」
神崎サン「俺は最後の最後まで産んで欲しいと説得したよ、けど、嫁は産まないと言い張って、手術した後、5日間家で療養した後離婚届を置いてそのままでていってしまった。」
咲良「そうだったんですが……。」
神崎サン「うん、本当に精神的に辛かったよ。離婚もショックだったけど子供を産んで欲しかった気持ちも強かったから。」
私「前の奥さんとはそれから連絡を取ったりされてるんですか?」
神崎サン「それっきりなんだ。俺も二度と会いたくないなんて言っちゃったからな。けど、それから、不思議なことばかりあって水子とか信じるようになったんだよね。」
私「水子ですか…?」
神崎サン「うん、咲良さんはちゃんとお墓参りとか行ってる?」
私「私はそういうの全く信じないですね。特に地震が起こってから…。何の罪もない人が災害で一瞬で死んだり殺されたりするのを見ると、そういうの信じない方です。」
神崎サン「俺も全く信じない方で霊感もない。けど、なんか前の奥さんが中絶してから精神的に辛い時期が続いたり、交通事故にあったんだ。」
私「交通事故ですか?」
神崎サン「うん…、車ごと全部潰れてしまう、死んでいてもおかしくないぐらい酷い事故だった。夜勤明けで疲れてたけど。」
私「そうですか…。神崎サン無事で良かったですね。それから水子や霊の存在を信じるようになったんですか?」
神崎サン「そうだね、そんなどっぷり浸かったりはなかったけどちゃんと専門の神社に頼んで何回も通って供養して貰ったよ。
男の子だった。
今も教え子で同じ年ぐらいの子供を見るとアイツ生まれてたらと思う。」
私はこの話を聞いた時、涙が止まらなくなった。なんてこの人は優しいんだろう。そしてなんて誠実なんだろう。
それからも、色々な教室で授業したりしてた。色々な生徒がいたり、自分も勉強できたり本当に楽しかった。事務作業もだんだん要領よくするコツがつかめてきて面白くなってきた。キツイ冗談を言われたりするが、流せるようになった。感情のコントロールもできるようになった。
電車に通いながら、時々神崎サンに送り迎えして貰いながら…。
みんなそうだが、職場にいる時間って学校の時に友達といる時間より長い。だから人間関係が気まずいと仕事って本当に辛くなる…。
神崎サンや他の先生や生徒で苦手な人はいなかったから次第に私は、持つべき緊張感を忘れ馴れ馴れしくなっていった……。😥
まず車の中では、友達同士のように話すようになった。
最初は敬語を使い上司という立場だと認識し接していたが、
だんだん神崎サンに対し仕事の悩みや自分の話など何でも打ち明けるようになっていった。対等で真剣にいつも話を聞いてくれる神崎サンは本当に理想的だった。おまけに、神崎サンは、面白かったから私は一緒に授業に行ける日が楽しみだった。
元カレは、いつも上から目線で私は自分の意見を否定されていたから落ち込み自信をなくしていた。おまけに異常に酷い束縛や干渉もされたため、男性が気持ち悪くなっていた。
執着せず、意見を尊重し接してくれる神崎サンは魅力的だった。
私「神崎サン!!誰か紹介してよ(笑)」
神崎サン「はぁ?そんなすぐにいないよ。咲良さんならすぐできるって。」
私「できないよ…。神崎サンは彼女とはどう?」
神崎サン「うん…うまくいってるよ。」
私「そうなんだ。結婚はいつするの?」
神崎サン「まだ決まってないけど、するかわからないけどね。」
私「婚約もしてるなら時期がきたらだね!!神崎サンの彼女サン、セレブになれるねぇ💍✨」
神崎サン「どうして?」
私「だって、次に会社で社長になるの神崎サンじゃん😁」
神崎サンはよく仕事が終わったらご飯も連れて行ってくれた。おしゃれなお店ばかり…。スーツやネクタイや小物もブランド物ばかりでかっこよく着こなせていた。
彼女サンはよく一緒に買い物に行って服を買って貰っているらしい。
こんな汚い感情を持ってはダメだが羨ましい😢😢
私は、超安いアパートに住み金銭的にギリギリの生活をしている。食べるのに精一杯という奴だ。
社会で稼げる力がそこまでしかないのだから仕方ないが、服も、1年に1度買うか買わないかだった。
おまけにスーツも食料品も半額の物ばかり買っていたし定価では絶対に買わなかった。
買えなかった。
金銭的に苦しいが、今の仕事内容が気に入っているし経験が積めると思うと自分は好きな仕事ができるだけ幸せな人間だと思う。
けれども、そう思う半面、やはり新しい化粧品や時計や美容院、色々お金をかけたいのも本音である😥
掛け持ちしようかな…なんて思ったが、どうしても授業が終わり電車で帰ると12時過ぎている。体力がない私はクタクタで駅からアパートまで帰る。
帰り道は暗い……。
この仕事が好きだから、もっと頑張るから月9万円からあと5万円上げて欲しい😢
わがままですか?
暗い暗い夜道を歩きながら、帰った。
秋頃、神崎サンに、
「○○教室の先生が変わるから正社員として入社しないか?」と言われた。
私は迷った。本当にやっていけるか不安だったし、やりたくない営業活動(生徒や保護者への授業、教材の売りつけ)が入っていた。
純粋に先生だけの仕事ができなくなる。
先生になりたければ公務員になるが、ここは利益を出さなきゃいけない会社である。。
本当に迷ったが、
私はお金に困っていたため承諾した。
だが、これが後に自分の首をしめることになるとは思いもしなかったな。
ちょうどその時期に、冬期講習の研修会があったから、他の社員さんとお会いする機会があった。
研修会の日に明るく挨拶したが、
あきらかに素っ気なく返された。夏の時と全く反応が違う。
私が何かしただろうか……。
よく、バイトから正社員へ昇格した途端に態度を変えられたという話を聞いたがまさにそんな感じだった。
特に女性社員の藤さんはあからさまに、話し方や接し方が冷たかった。目を合わせない感じだった。
藤さんは夏の企画ではとても優しかったのに、なぜか理由がわからなかった。
みんな年齢が離れていて私と一番年齢が近い社員は森山さんになるが、なぜか話しにくかった。
沢井先生だけは正社員に昇格しても変わらず優しく接してくれた。
冬期講習では生徒や保護者への接し方、心理、授業中の注意点などを学んだ。昇級の基準も教えて貰った。
久しぶりに他の先生と会えて話したりして、本当に嬉しかった。
研修が終わったあとになぜかみんなでケーキ🍰を作った(笑)
50人で7つぐらいのグループに別れた。
団結力を強めるため…らしい😥💦💦
私は沢井先生や他の先生達と楽しんで作っていたが、社員さん達とはあまり話さなかった。
神崎サンも一緒になって作ったりして爆笑していたりしたが、なぜか社員さんの視線が痛い。。
ちょうどケーキ作りの時に社長もやってきた。
私は挨拶したが、怖くてたまらなかった。みんな怖い怖い言うがマジで目が怖い😠💦
社長は、
「久しぶり!ショートカットにした方がいいんじゃない?」と一言だけ喋った。
私は、
「ありがとうございます。最近髪を切ろうかと考えていました。」
とぎこちなく話しその場を去った。
神崎サンに
「もっとびしっと挨拶しろよな。」と言われた。
私は
「すみません…。」と言った。
ケーキ作りが終わると、2階にオードブルや飲み物が用意されておりそこでみんなで夕食🍴を食べた。ちょうど、フォトコンテストの表彰式なども行われた。神崎サンが受賞していた。
私は……実を言うとこういう研修会や食事会が24にもなって大の苦手だった😥💧
だからケーキ作りから、研修が完全に終わるまで、苦しくてたまらなかった。
いつか慣れるだろうと思っています。
研修会が終わるまでに仲良くなった先生とはアドレス交換などをした。と言ってもほとんど自分より若い先生ばかり。
正直、挨拶変わりで普段メールなどするはずがない😔💧
だが私は、この日の研修会以来、川田先生という男性が頻繁にご飯やお茶などを誘ってきたり電話をかけてきたりしてとても嫌だった😠
研修が終わって荷物を教室に置いて帰ろうとすると、社員の澄川先生が低い声で話しかけてきた。
「これからみんなで呑み会で明日から、キャンプで合宿するんやけど咲良さんこうへんの?」
「へっ?そうなんですか…じゃぁ行きます。」
と言った。
この時断れば良かったなと今でも思う😢
結局、他の先生達がみんな帰ってから教室は社員さんだけになった。
教室から呑み会の会場まで行くのに、3人の社員さんで行ったが車の中は悪口で大盛り上がりだった。😠 社員さんで小西先生はこの日が初日だったらしい。
悪口の内容は、成績が上がらない生徒の話だったり、社長や先生のことなど、
タバコは社内だと言うのに平気で吸いまくってるし、なんだか聞いてて気分が悪くなった。😢
けど、社員さんでも、頑張っている先生と生徒の悪口だけは言わないで欲しかった。。
会場につくと既に他の社員さんが全員集まっていた。私は神崎サンに社長の隣に座れと目線で合図されたが、流れで谷口先生の横に座った。
呑み会はすぐに始まったが、もうケーキ作りの後でお腹いっぱい😠どんどん運ばれてくる料理と、正座で体勢が疲れる。。
幸いにウーロン茶で良かったが、緊張感でストレスマックスだった。
谷口先生は、優しかった。
「正座で偉いんでしょ?俺、奥さんがすぐ足しびれる人だからわかる😁」と言った。
私は、
「すみません…。」と苦しそうな表情で言った。
藤さんは、売り上げや教室や実家の話などで大盛り上がりしていた。森山先生と神崎サンも話し込んでいた。
社長はこれから会社をどうしたい…とか展望を真剣に話していた。
社長て視野が広いなーなんて思ってたら、神崎サンが、
「おい、咲良さん社長の隣で移動しろや。」
と言った。
私は、社長の隣に移動し座ったが肩がガクガク震えていた。
社長は、
「よぉ久しぶり!神崎サンが聞いたよ。社員にしてあげるからやってみたら?始めからできる人なんかおらんし。」
と言った。
私は、
「頑張ります。」
と言った。
それからみんなの前で挨拶をした。
拍手で終わったが内心、よく考えずに承諾してしまっていいのか迷いが残ったままだった。冷たい社員さんの視線の中、緊張であつくなってしまった。
帰り道に、神崎サンからメールがきた。
『咲良さん、良かったね。ちゃんと俺が面倒みるから安心してね。』
私は、
『よろしくお願いします。』
と返信した。
次の日は、合宿で、田舎のキャンプ場に社員さんだけ集まった。
結構高台にある場所だった。
森山サンが私に
「鬱病だからって飛び降り自殺するなよ。」と言った😥(笑)
神崎サンや谷口サンは、2人で爆笑したりしてたが、私は内心合宿が不安でたまらなかった。😥
途中のお店で、みんなでうどんを食べた時に合宿先に財布を忘れたと神崎サンに言ったらお金を出してくれた。
神崎サンが
「お礼は体で払ってもらう。」
と真顔で言った。
和田サンが
「それセクハラやん(笑)」
と言って笑っていた。
こんな冗談は流せたが私は、本当に正社員として営業ができるのか不安だった。
合宿先に社長が到着。フェラーリできていた🚗✨
いきなりだらだらしていた社員さん達も整列し、神崎サンの号令で始まった。
テーマは冬期講習の受講者を増やすか。もっと究極的な言い方をすれば、保護者からどうすれば受講料をうまく取れるかだ。
社長は、勉強そのものは役に立たないが将来の可能性を上げるためにやるものだと言った。
確かに納得した。
だが…。私の考えは違った。いくら保護者が何十万とつぎ込んでも生徒本人がなぜ勉強をやらなければならないのか、夢につなげる手段として心に、訴えかけなければ意味がないと感じた。
私は、社会では勉強が実質的に役に立つとは考えていないし、むしろ人間関係が上手にでき素直な人は何の職場でも仕事でも円滑なコミュニケーションが取れて成功すると思った。
つまりは勉強は全く役に立たないケースもある。。
それからは当たり前だが利益の話ばかりになった。より高い売り上げを出した教室や社員が表彰される………。
利益…。利益。利益。とにかく売り上げろ。保護者からお金を取れ。話術だ。戦術だ。
何だか気分が悪くなってしまった😢💦💦
勉強は、ただ夢をつなげるための小さなステップでしかない。
私がやりたいのは勉強を教えることで売り上げることではない。
だがそれでは公務員になってしまう。😢
社長が帰った後、会社の方針や、規模などを森山サンが私と小西サンに説明した。
小西サンはよく聞いていたが、私は半ばノートに乱雑にメモし後半集中できていなかった。
そしてその後、みんなでまた料理を作った。
昨日の研修会と兼ねて私は疲れ切っていて夕食の時に気分が悪くなり我慢できなくなり吐いてしまった😔💦💦
吐いてしまったが、後片付けがあるので、お皿や鍋の洗い物ゴミ捨てを1人でした。もう限界💔…
体がもっと丈夫で強くなりたい😢腎臓が悪い私は疲れやすい。
社員サンは、既に酒🍶とタバコ🚬で下ネタや恋愛話三昧。大声で隠語を叫んでいた。
「咲良さん無理にやんなくていいよん♪」
なんて言われたが、絶対に下の人が、やらなければならない。
後片付けが終わりキャンプ場の机に座っていると仮眠をとっていた神崎サンがやってきた。部屋には神崎サン、私、藤さん、和田サンがいた。
神崎サンが「なんか顔色悪いけど大丈夫か?」
と言った。
私はこの時もう熱も出てきて限界で、2日目の研修についていける気がしなかったので
「神崎サン、申し訳ないです。今回、体調不良で管理が行き届いていなかったので、帰らせてください。」
と言った。
すると…
神崎サンが
「今日、休めばいいやん。何か不満でもあるんか?」
と言った。
私はここでついに社員サンを怒らせてしまう本音を言ってしまった。
「違います…。不満はありません。ただ………。私には営業は向いていないと思います。今日社長の考えや方針に疑問を感じました。」
神崎サンが
「何言ってるんだよ。公務員じゃないんだから、客取らなきゃ意味ないやろ。そんな勝手に生徒がくる学校みたいな甘い世界やないんだからな。民間はどこもそうやで。」
私「私は、保護者に無理に教材や講習を売っても、なんか騙してるみたいな感じがします。」
神崎サン
「そうか…。わかったよ。そんな甘い考えなら、この仕事もどの仕事もできるワケないな。今から帰れ!!」
時計は、0時を回っていた。
神崎サン「今から全部荷物持ってこい!!早く出ていけ。迷惑や!!」
私「わかりました…。」
藤サンや和田サンに挨拶もせず俯いたまま出て行った。
そして、別室にいる社員サンに挨拶もせずキャンプ場をあとにした。
神崎サンは、猛烈に怒った勢いで車を運転させた。
私は……。
後部座席で泣き崩れてしまった。
ただひたすら泣いていたが神崎サンは何も言わなかった。
そして…。ひたすら、走り続けた。私は
後部座席から神崎サンに謝った。
「神崎サン………。本当に…す…みません。私を社員に推薦して下さったのに…こんなダメな人間…で。」
神崎サンは、
「はぁぁ、残念やわ。せっかく社長にも言ったのに。あ~あ。」
私「すみません…。もっと考えてから返事をすべきでした。
そして私は言ってなかった…ことがあります。
心療内科に通っています。」
神崎サン
「知ってるよ。」
神崎サン
「咲良さんて躁鬱病やろ?すぐ気分の浮き沈みが激しくなるやろ?精神科に行ってるんやろ…。」
私「はい…。黙っていてすみません。」
神崎サン
「子供相手なら大丈夫やから、この仕事してるんやろ?俺全部わかるよ。咲良さんは、心が弱過ぎるし体も弱いから、仕事を選べないんだよ。」
私
「……すみません。もう中学生の頃からです。」
それから沈黙が続いた。
私「神崎サン、私がこんなに使えないと知ってなぜ正社員に採用したの?」
神崎サン「それは…………俺にとって、相棒だから。」
私「相棒ですか?(笑)」
神崎サン「咲良さんは確かに、普通の人並みに仕事はできないと思う。けれども、できる範囲のことは精一杯やってくれてるし一緒にこの仕事をしていて楽しいし、パートナーだと感じたから。ただそれだけ。」
私「ありがとうございます。すみません…。」
気がつくと、教室のあるビルの前までついていた。
神崎サン「今日は後部座席かぁ、助手席じゃないのか?」
私「いつもありがとうございます………。神崎サン、私は…神崎サンのことが…。」
神崎サン「………。何なん?」
私は、尊敬しています と言いたかったがこの後車の中で気分が悪く後部座席からかがみ込んでしまった。
その時………。
神崎サンが私の手を握った。
私は、拒否しように気分が悪く何が起こっているかよくわからなかった。
神崎サン「さっき…何を言おうとした?」
私「…あ…すみません。なんか体調がすみません…。私は神崎サンを…神崎サンが…。」
神崎サン「何なん?ちゃんと最後まで言えよ。」
私「何でもないです…。すみません。」
神崎サン「気分が悪いならしばらく外寒いから車の中で休んどけよ。」
手は握られたままだった。
私「神崎サン、…あのね、神崎サンの夢って何?」
とぐったりしたまま頭がおかしくなり変な質問をした。
神崎サン「俺は…………社長になることだよ。」
私「そうか…。その時は、私を先生として採用してくれる?」
神崎「あぁ…。先生どころか咲良さんみたいな人でもできる仕事の枠を作って採用してやるよ。俺の社長秘書でもな(笑)」
私「…そうかぁ。なんか韓流ドラマみたいだねぇ。」
神崎サン「俺は今本気で話したし、ドラマじゃなく本当に心配だったから将来社長になれたら助けるよ。」
私「ありがとう…。変なこと言ってすみません。今日、合宿から研修帰ってきたから、もうクビですよね?」
神崎サン「クビにはしないよ。また先生としてできる仕事やればいい。社長にはうまく話を繋ぐから。」
私「わかりました。迷惑かけてすみませんでした。本当にありがとうございました。」
車を降りて自転車に乗って、アパートまで泣きながら帰った。
私はなぜ躁鬱病なんだろう。どうやったら、治るんだろう。これさえなければ人に迷惑をかけず、マシな人生になっていたのか。心の病は最悪だ。
アパートに帰ると、大量の睡眠薬と抗うつ剤を飲み、倒れ込むように眠りについた。
次の日、目が覚めたのが昼の2時で携帯を見ると母親から着信があった。
メールが2件きていた。
神崎サンからだった。
『咲良さん、おはよう。昨日はごめんな。あのさ、日程表の資料間違えて持ち帰ってない?』
『日程表が必要だから、もし持っていたら今すぐメールか電話ちょうだい。』
ヤバい!と思った。
持ち帰ったファイルに日程表が入っていた。
急いで返事したら、
『OK、今日の夜9時にコンビニの前に取りに行くから。』
と返ってきた。
その日鏡を見ると顔色は最悪、酷く浮腫が出ていた。
薬が効きすぎてずっとぼ~っとしていた。
精神病て薬じゃ治せないて今も思う。
世の中の女性はもっと、主婦したり仕事したり頑張ってるのに
私はなぜこんなに弱いのか…。絶望した。精神病の他にも慢性疾患を抱えている私は1人暮らしをするだけでも精一杯だった。
昔からキャリアウーマンに憧れいたが、病気を治さない限り、ほど遠い。
9時前に化粧し、資料を持ってコンビニまで行った。
神崎サンが車でやってきた。
「悪いよ、まじでごめんな。顔色悪いけと大丈夫か?」
私「いえ、神崎サン、メールでも謝らないでください。死ぬような迷惑をかけたのは私ですから、本当に昨日はすみませんでした。」
神崎サン「う…ん。いいんだよ。咲良さん、許してやるよ。とりあえず、また連絡するから授業頑張って。」
私「仕事入れて貰えるんですか?」
神崎サン「あはは、俺が一番会社では社長の次に偉いからな。なんとでもなるんだよ。金に困ってるだろ?」
私「ありがとうございます。頑張ります。」
神崎サン「じゃあまたな。」
その日から、頻繁にメールがくるようになった。仕事の内容以外に、休日の予定や、鬱病の話など…。
シフトもたくさん入れて貰えるようになったが、社員の話はなくなったことから神崎サン以外の人とはかなり気まずくなった。
当時は気づかなかったが、森山先生の教室で、変なシフトの組み方をされていた。😥
この頃から、頻繁に考え出したのは
“転職…”の2文字😢
私は、社長の考え方や方針が嫌いだった。言わせていただくと人格も…。
けどそれだけではなく他の社員サンと、気まずさが悪化し自分の働きかけだけでは改善の見通しが立たなくなってきた。
更に、正社員の話を体調不良でなくしてしまった。
ちょうどその時期に、森山サンと神崎サンと藍サンと私の4人でボランティアに参加した。
神崎サンに誘われていやいやなしに参加した。
私は、ほとんど秋服🍁を持っていないから企画がある前の日に、わざわざ買いに行った。
赤のニットと白のニットを両方買い、迷いに迷って当日は白のニットにした。。😥
この時、
“神崎サンにかわいく思われたい。バカにされたくない。”と思う自分がいた。
当日、駅前に集合した時に藍サンが真っ赤なワンピースを着ていたからビビった😥
かぶらなくて良かった。💦💦
それから、適当にボランティアに参加し、手伝いや掃除などをした。私は、全く主催者の話も聞かずに藍サンと恋愛話などをしていた😥(笑)
神崎サンや森山サンは私を精神異常者だと言い爆笑していた。。
冗談でもやっぱり傷つく😢💦💦
藍サンも表情が引きつっていた😠…
そう言えば藍サンに聞いてみた。
「神崎サンと結婚するんですか?😃」
「できればいいと思ってます。」
なんて清楚な人なんだろう😢✨
藍サンは、今接客業の仕事をしているらしい。
この日は、ボランティアが終わると4人でお茶して帰った。😔
帰り道はなぜか凹んだ……。心のどこかで藍サンに嫉妬していた。綺麗な指輪💍✨神崎サンとの約束された将来…。
なんだかすべてがよく見える。。
そして、精神異常者と言われたこともショックだった😢
感情が一気に落ち込むと普段深刻にならないことがすべて込み上げてきてしまう😔
そういう日は帰って寝るしかない。。
次の授業の時…。
車で神崎サンに言われた。
「いやぁ~藍がさぁ、咲良サンて図太いて言ってたよ~。」
なんか……むかつく!😣💢
藍サンてそんな風にワタシのこと思ってたんだ。
けど当たってる…よ。
「そうですか…すみませんね、気が強い女で。」
「もうお前アイツと会いたくないだろ?アイツお前と会いたくないって言ってたから。」
……
へぇそんな風に思われてたんだ😢😢ワタシは藍サンのことが好きだったから、 嫌われたのかショックだった。
「そうですか、わかりました。」
わかりましたとしか言えない。
「神崎サンは藍サンとうまくいってるんですよね?😃✨」
「う~ん、まぁね…けど一度裏切られたことがある。」
「何を?😃」
「お互いの家に挨拶まで言って婚約💍もしたのにある時喧嘩になって警察呼ばれた(笑)」
「まじ?神崎サン、何か警察呼ばれるようなことしたんですか?」
「違う違う😥💧アイツが急に別れたいキモイ言い出して俺が引き止めたら、怒り出して、本当に警察呼ばれたんだ…。」
「まじですか?でも藍サンの気持ちワタシわかるよ(笑)」
「へぇ~咲良サン警察呼んだことあるの?😃」
「違うよ😥💧この人無理て一度終わったらもう顔見るのも話し合いもする気にならなくて、向こうがしつこかったら心底キモイとしか思えなくなる😢😢」
「咲良サン、それ自分勝手で酷いよ😠💦藍も同じで、話し合いすらしてくれなかった。。」
「違うよ。確かに自分勝手かもしれないけど、しつこい男キモイもん😱」
「そうかぁ😢…」
「それから警察きてどうなったの?😃」
「本当に警察きてびびって、急いで逃げ出したよ💧それで一旦別れた。」
「まじ?😥」
「その別れた期間が2ヶ月だったけどアイツ、新しい好きな人が職場で、できてそいつとまた婚約もしてた。」
「本当に?エッチはしたのかな?」
「同棲までしてたらしいから100回はしたやろ。すごいショックやった…。」
「そうかぁ。けど結局神崎サンの所に戻ってきたなら赤い糸で結ばれてるんだよ。良かったね❤☺」
「はぁぁ…。ワタシも彼氏欲しいなぁ。神崎サン誰か紹介してよ。お見合いパーティー行こうかなぁ?(笑)」
「えぇ…。俺パーティーには行かないで欲しい😢咲良サンすぐ彼氏できそうやもん。」
「できないですよ💧だって全然もてないもん。今までまともに付き合ったのも2人ですよ。」
「いや~なんか咲良サンに彼氏できないで欲しいわ。。」
なんて変な言い合いしながら職場へ行った。
授業が終わると、帰りの車で神崎サンがふいにワタシの手を握った。
「何するんですか?」
「いや…何となく…。」
「セクハラですよ。」
「ごめん…。」
けど、なんだか嫌じゃなかった😢むしろ神崎サンの手の感触が温かい…。
「なぁ…前に、手に触れたら体の相性がわかるって咲良サン言ってたよね?俺はどうなん?」
「…えぇ、わからないですよ。」
「じゃぁ、本当に合うか試してみない?」
帰りは、マックを買って車内で食べた。
「もっと24なんだから落ち着けよ💧」
「すみません…。つい躁の症状が出たら感情が止められなくて。」
「俺、鬱病の人間はじめて見た(笑)藍はそんな浮き沈み激しくないからさ。けど仕事中は絶対に出さないから良かったよ。」
「すみません。仕事中は絶対に、症状が出ないように必死でやってますが終わった時に急に力が抜けちゃって😔…」
「力が抜けてどうなるの?😁俺が、もっと気持ちよくさせてやろうか?」
「神崎サン😣💢本当に怒りますょ。。手をつなぐだけならいいですケド💢」
「咲良サンて、エッチしたくならないの?」
「ならないですよ…痛いもん。」
「へぇもったいない😔俺、20代は毎晩やりまくって10人以上やった😃」
あれ…前に付き合った人7人ぐらいて話してなかったっけ?この人😥変な疑問がよぎったが…。
「そうなんだ。良かったですね。ワタシ、古風だけど結婚までしない方がいいと思う😃✨」
「なんだよ😣💢結婚してから身体の相性悪かったらどうするんだよ?」
「身体の相性も大事だけど夫婦だからてエッチばかりして成り立つもんじゃないでしょ💢多分…。」
「俺、24の時に毎晩仕事終わったらエッチして隣の部屋から喘ぎ声うるさいてクレームがきた😃」
「すごいね…。ワタシ、そんなに毎晩相手できる女性すごいと思う。」
「まじ?すごいね😔…なんか、神崎サンて仕事人間やと思ってたからショック…。」
「仕事ができて女性にももてるのが楽しい人生やん🎵」
「そうかな。あっそう言えば、今日の事務処理最終確認しないまま生徒に封筒渡しましたが、大丈夫なんですか?」
「まぁ大丈夫だろ。生徒の名前でミスがあったら保護者めちゃキレるからな。」
最近の子供は、珍しい名前が多い😥
読み方や漢字も珍しいモノが多くて生徒の名前の確認する時とても疲れてしまう😢💦💦
ただ“かわいいから”“今風だから”と理由はよくわかります☺✨
ここで小説とは逸れて個人の感想を書くけど、ワタシが一番好きな名前は、
麗禾ちゃん←(生徒ではなく、市川海老蔵さんの長女の名前です😁)
なんか響きや漢字が綺麗ですね😃✨
逸れてスミマセン💦💦
「名前は2回確認したから大丈夫です。あの…報告書がもし入れ違いになってたら…どうします?」
「そんなミスしたら笑い事じゃなくなるだろ。もしそのミスが発覚したら本社までクレームがいくが…
身体で払ってもらう😁✨」
「神崎サン😢…ワタシ、まだあの事務処理1回目ですよ。確認せず郵送して不安ですよ。」
「まぁ大丈夫やて😃✨」
そんな感じでアパートまで着きそうになった時にワタシから急に頼んだ。
「神崎サン、一緒に海に行かないですか?」
「はぁ?もう1時やで😥お前明日また授業やろ?大丈夫なんか?」
「大丈夫ですよ😃✨お願い、今日だけ連れて行ってください。」
「仕方ないなぁ。じゃあ駅前のとこでいい?😃」
「はい、あそこが一番好きです。」
車で駅前の海沿いまできた。誰もいない…。
ここはワタシが人生で出逢った場所で一番好きなところ。親友や彼氏ときた。
景色が綺麗で、おしゃれなレストランがある。なんか大好きで落ち着く場所なんだよね。
ちなみにこの海沿いの近くに会社の本社がある😥(笑)
車からおりた瞬間、冷気が襲ってきた。
「寒ぅ~🌀」
「ほら手を貸せよ。」
神崎サンが手を差し出した。
「はい。」
ワタシが手を差し出すと上から包み込まれた。
なんてあったかいの、この人の手は😢✨
「神崎サンの手あたたかい~。」
「だろ?俺、気を送れるんだよ?」
「気って何?」
「俺に関わったやつってみんな運がよくなるんだよ😃」
「まじ?ワタシの鬱病治してくれる?」
「う~ん、それは難しい😥…」
なんか神崎サンてエッチが好きと言えば、変に霊的な真面目の話をしたりするな😥
しばらく海沿いをブラブラ歩いて、ベンチに座った。目の前に広大な海が広がり駅近くのビルや建物が光🌙に静かに、ゆらゆら照らされてる。
「はぁ…。なんか海は綺麗だけど、あの地震の津波を思い出すと恐ろしくなるね。」
「俺、津波ってすごい怖い。自然災害だけには逆らえないな。」
「ワタシもそう思う。他人事じゃないから準備しとかなきゃと思うけど日常生活がきたらまた、恐怖を忘れてしまう、よね。」
「ここらだと山に登るしかないよな。」
「うん…とっさの判断ってできるかなぁ?ワタシ、地震がきた時点で恐怖で腰を抜かして体が震えて動けなくなると思う。そうしてるうちに逃げ遅れるよ…。」
「そうならないために普段から、避難所の荷物の確認とかしとくべきだな。」
「神崎サン、ワタシが地震で行方不明になっても探さないでしょ。」
「はぁ?そんな事知らん。被災者のために今は毎日大事に生きること、感謝すること備えることだろ。」
「そうだね、ワタシはまた貯金できたら募金にいく。」
と地震の話をして、海沿いを去った。
ワタシらの地域も近々巨大地震がくるらしい。。というより日本自体が地震が起こりやすい地形になっているから日々備えが必要だ。
時計を見たらもう3時過ぎてた。
「咲良サン~今日泊めてよぉ😢」
「嫌ですよ。神崎サン、なんか変なことするでしょ?」
「何もしないよ。お願い今日だけ。」
「スミマセン😔…神崎サン、今度ワタシがご飯ご馳走するので今晩はお開きにしましょう。」
「なんだよ、お開きって😣」
「彼女とはエッチしてるんでしょ?😁」
「………まぁ、ね。」
「最高一晩に何回までやったの?」
「8回ぐらいかな?」
「8回てすごいね…ラブラブだね。そんな婚約者いる人にワタシ、近づけないや😃神崎サン今日はありがとう。また明日仕事頑張ろう💪おやすみなさい🌙」
アパートに帰ると急に疲れがどっとでてきた😫神崎サンは明日、会議が午前中にあるからこれから家に帰ってたら、睡眠時間3時間ぐらいしかとれないかも……
申し訳ないことした😢しかし、最後に“彼女と一晩に8回もエッチをした。”という言葉を聞いて胸が痛かったことは隠せない。
どんな風に抱くんだろう…。藍サンを包み込むように抱くんだよね。
なんでこんな想像してしまうの、おかしいよ、ワタシ。
早く寝よう。
次の日の朝、起きると携帯に着信📱とメール📩があった。
『いつまで寝てるんだよ?今日も会社一緒に行こう。』
『電話出ないから先に行ってるね。』
あ~あ😥電車で通うの面倒くさい😔もっと早く起きれば良かった…。
ダラダラ起きて冷蔵庫をあける。塾は、昼から始まり夜終わるから、最近食生活🍴が不規則だ。
昼たくさん食べて夜は少食になった。
ワタシ、痩せたな…。7kも落ちた。😢
とりあえずリンゴとヨーグルトとトーストとサラダを食べた。
ワタシは腎臓が悪いから、食生活に気をつけなければならない。。なのにここ最近外食が増えている😔本当に気をつけないとな…。
授業中も、机にペットボトルを置いて生徒を見ていたら、生徒もマネするようになった😥(笑)
だめだ…。これでは完全にダラけてしまう。OFFとONは完全に切り替えないと。ワタシは絶対に、全員保護者の月謝分のことをして生徒を返す。💪
なんて気合い入れてたら、沢井先生に笑われた。
「最近、やけに熱心ですねー。あまりに生徒を追い詰めると逆効果ですよ。」
「スミマセン、本当に😢💦💦」
あまりに成績が悪い子は受験対策に絞った方がいいのでは…と思うが、神崎サンに意見すると学校進度の内容も並列しろと言われる。
基礎ができてない子に学校進度と同じ範囲をやらせてもすぐに忘れるし、定着しない気がする。
英語なんかは文法と単語の積み重ねで徐々に複雑になるから、特にその傾向が強い😥
毎回、単語テストを作って生徒にやらすようにした。
だが、勉強が苦手な子はもちろんこの塾にくること自体が苦痛なわけだから楽しませることが大事だ😢保護者も高い月謝を払っている。
お客様なのだ。
このことを考えると苦しいが同時になんてやりがいがある仕事なんだろうといつも思う😢💦💦保護者からのクレームすらありがたい。
そんな中、ワタシは先月受けた市役所の試験のことを忘れていた😥
急いでHPを見たが結果は不合格…。
当然か、あのでき✏では。😔
結果は直感でわかっていたものの落ち込んだ。
塾の仕事は楽しいが給料が安く将来、生き残れるかわからない。安定するのは市役所だ…。
公務員ももちろんこの先どうなるかわからないし、日本もどうなるかわからない時代だからどこに安心を求めても完璧な保証は得られない時代だが…。
来年また頑張ろう💪と思った。
日曜日、家でゴロゴロしながら求人誌を見ていた。
朝、コンビニで働こうかななんて思った😃✨そうしたら、少しは貯金できるかも💰…
そんなことを考えると携帯のメールランプが光っていることに気づいた。
確認したら神崎サンからだった。
『今日夜あえる?話がしたい。』
😃『いいですよ。何の話ですか?』
『仕事のこと…』
😃『わかりました。何時頃になりますか?』
『夜中になるけどいいかな?』
😃『いいですよ😥けど夜中になんで仕事の話をするんですか?(笑)』
『咲良サンのことだから、明日だと仕事が立て込んで言えないから。』
よくわからない流れだったが、まぁいいかと思い、近所のコンビニ前で逢うことにした。😥
夜中に化粧💄するの面倒くさい…。ブツクサ言いながら支度した。服装も適当だった。
コンビニに着くと、神崎サンが私服できていた。
「ごめんよ、急に呼び出して💦」
「いいですよ。なんですか、仕事の話って。😃」
「いやぁ~。実はさ、お前、先生だけの仕事したいって話してたよな😃✨叶うかもしれんよ。」
「うひょーまじですか?」
「あはは…変な声出すなよ(笑)とりあえずここだと近所迷惑になるからどこか休めて、2人きりになれる所行こう。」
「神崎サン、それならカラオケ🎤行こうよ😃✨」
「カラオケ🎤かぁ…。俺疲れてるからちょっと休ませて😔💦」
「どこで休むの?」
……
ホテルしかないじゃん、と思いながらやっぱり神崎サンはホテルを探して車を走らせていた。
しばらくすると、ホテル街に入った。神崎サンは
「ここでいいか…。」
と言って車を停めた。
ワタシは、
「話すだけだよね?上司だから信頼してるよ。」
なんて言いながら、既に神崎サンに握られた手と自分がいる場所に、大人の男女にこれから起こることを確実に予測していた。
ただ、この手のあたたかさが心地よくて、
“嫌じゃない…。”
と女の自分がいた。😢
ワタシ、最悪、嫌らしい。。
ホテルに入ると、部屋は狭いが中央に大きなベッド、横にカラオケ🎤の機械があった。
ワタシは、ベッドに急いでゴロンと寝転んだ。神崎サンは、その横に静かに座った。
「咲良サン、カラオケ🎤もあるよ。歌わないの…?」
「歌っていいの?けど仕事の話でしょ?」
「あぁ…。」
と言った瞬間、神崎サンがワタシを後ろから強く抱き締めた。
体中が神崎サンにふわっと包み込まれた。
拒絶したいのに気持ちよくて離れられない自分がいた。。
「咲良サン…。」
と囁かれた次の瞬間、唇が重なった。
キスだけで気持ちいい…。
この人女の扱いになれている…。
すっかりオンナの自分がいた。
それからはベッドに倒されてなされるがままだった。
「あぁんっ…。神崎サンっ…。」
「咲良…。」
なんか嫌らしい、けど神崎サンを求める自分がいた。
神崎サンは最中に、息ができないぐらいに、舌を激しく絡ませてきた。
「もう無理…。」
と言った瞬間、神崎サンが果てた。
終わると2人共無言だった…。私は急に自分が、したことが後になってこみ上げてきた。
誘惑や快楽に負けた。
「気になってたんだ。」
神崎サンが口を開いた。
「ずっと、お前が何となく気になってた。ただ会いたいと思ったから会いにきただけ。」
「そう…。ごめんね。」
ごめんねは、誰に向けて言ったかわからないが無意識のうちに出てた😢💦💦
それから、仕事の話を10分ほどした。
神崎サンは、シャワーを浴びに行った。
ワタシはカラオケ🎤が大好きだがこの日は全くする気にもなれず、2人共部屋を後にした。
神崎サンは、車の中でずっと黙っていた。
ワタシも何も話さなかった。。
この日も家に着くともう朝の4時だった。
ヤバい。神崎サン眠れたかな?
なんて考えてると、着信が鳴った。
お母さんだった。
「久しぶり~元気にしてる?😃」
「おはよう…最近全く電話もせずにゴメン💦」
「いいよ~なんかアンタ声が疲れてるけど大丈夫?」
「大丈夫よ、ごめんねお母さん…。」
「何謝ってんの?」
「いえ何でもないよ。」
その日もいつも通りスーツに着替えてメイクして電車で通勤した。
何だか仕事イヤイヤ病がまた起こりそうだった。
ワタシは、最近ダラけてないか…?神崎サンがいるとついダラけてしまう。😔
職場で緊張感は必要なのに、ダメだ。気合い入れないと。。
けど昨日、流れてエッチしてしまった。嫌じゃない自分がいた。神崎サンはワタシを遊びで抱いたの?😢答えはわかっているのに、怖くて聞けなかった。
神崎サンには、何もなかったかのように接してきた。
そして、メールで
『昨日はごめんね😢』と送った。
すると、
『謝らないで。俺は大事に思ってるから。』と返ってきた。
それからは神崎サンと何もなく、仕事して、帰って寝るそれだけの日々を繰り返していた。
そんなある日、嫌な事が起こった😔…
朝、突然メール✉で
『現世では不倫して来世では必ず結婚しよう。』と神崎サンからきていた。
『いきなりどうしたの?』
と返信したが、返事は来なかった。
変わりに電話📱が鳴った。
「おはよう、悪いけど今日から俺の職場じゃなく前のとこで授業して。」
「えっ?私、出戻りですか?😥何かミスしましたか?」
「ゴメン💦詳細はまた、会った時に話すから、今日13時から、前の教室に戻ってね。」
まじ😥…やっと新しい生徒の名前も覚えてきたのに💧また戻るの?😫
面倒くさいよ…。
夜、家で休んでると急に神崎サンが訪ねてきた。
「咲良~ごめぇんよ😠💧」
「神崎サン、何ですか?急にビビったよ。」
とりあえず神崎サンを家にあげた。
「咲良は賢いなぁ。最高の不倫相手だよ。。」
賢いんじゃなく都合のいいオンナ…。利用されてるだけ…。
神崎サンはワタシの家から、本社が近いことをいいことにアパートに仕事を持ち込み、次第に寝泊まりするようになった。
「神崎サン、藍サンとはどうなの?てかこれ不倫なんだよ…。」
「重く考えるなよ😃藍とは一週間に一度しか会えない。アイツ門限があるんだ…。」
「そうかぁ、それは大変だね。😠けどだからってワタシの所に流れて来ないでよ💢」
「ごめん……。」
急に真剣に謝られると何も言えなくなった。
神崎サンは、避妊をしてエッチしたことがほとんどないらしい。😥
中絶はダメだとあんなに言う人なのに嘘つきだ…。
「神崎サン、女性ってすぐ生でしたら妊娠するんだよ💢避妊も100%じゃないんだよ。」
「大丈夫だって。俺の会社の奴らほとんどゴムつけずにやってる奴ばかりだよ。誰も妊娠してない😃」
「そんなことないよ…。じゃあ藍サンが妊娠したらどうするの?」
「もちろん、アイツとは長いし婚約してるからそのまま結婚する。」
「じゃあワタシが妊娠したら…?」
「それはお前に決めさせる。」
この時バカにされたこと、藍サンより下に見られたと痛感し殴ってやりたいほど腹が立った。
後々に痛感するが、ワタシは不倫する男はなんだかんだで奥さんと世間体が大事で、ただ寂しさや満たされないモノをはらしにきているだけだと思う。
まず、アパートの合い鍵を作れと何度も頼まれた。ご飯も奢ってくれたが同じお店ばかり…。変わりに藍サンには、高級レストランや、可愛いお洋服を買ってあげたり全然違う。
ワタシは、都合よく使われているだけ。。
仕事ではだんだん厳しく注意しまくられるようになった。😢けどワタシは誰よりも、この仕事が例えできていなくても好きだから頑張ろうと思ってたがある日ショックなことを聞かされた。
「咲良、職場のあのカウンターの範囲内に近寄るな。
「なんで?」
「実は…。今、社長と藤サンが監視カメラでお前をマークしている。」
「はぁ?なんで?」
「俺らが不倫してるんじゃないかって藤サンが勘づいてるらしいんだ…。」
「まじで?それで社長は?」
「藤サンが社長にチクッて、社長がキレた。社長は咲良のことよく思っていないから余計にな。その場では何とか職場の状況を説明して、うまく丸め込めたけど今度もし何かあったらお前か俺がクビになるかもしれない。」
「なんでよ?あのババァむかつくわ。社長もムカツク…。」
「俺もムカついたから藤サンには思いっ切り怒鳴った。今度変なこと社長に吹き込んだら先にお前をクビにすると話した。」
ワタシは、確かに神崎サンとできていることが事実だが藤サンのやり方にめちゃくちゃ頭にきた。
個人的に社長も藤サンも大嫌いだから。
藤サンは神崎サンの話によると、今まで何人も女性社員をイジメで辞めさせたらしい…。自分が一番でなければ若い女の子がチヤホヤされているのが気に入らないらしい。😢
その変わりにアルバイトの前ではいい社員サンを演じている…。アルバイトの女の子が社員に昇格した途端に態度を変えて、追い詰めて辞めさせる人…。
それが藤サン…。
「あのババァ、社員の女の子イジメて許せん💢💢もう定年過ぎたのに早く退社したらええのに。」
「咲良…お前も怖いこと言うな…。」
「でも仕方ないよ…。ワタシは確かに不倫してる。だから、仕方ないよ…。職場ではカメラに映らないように…仕事する…。」
「ごめんな…。」
神崎サンは、結局クビにはならないからいぃよね。ワタシは、社員じゃないからすぐにクビきられる。
ワタシは、それからは企画の準備や買い出しなど、頼まれたことは無給でもやった。
夜は神崎サンの相手に付き合った。ただもう、妊娠だけは怖かったから、口で勘弁させて貰った。
いつか…また社員にして貰えるかもしれない…そんな望みがあったから😥
今となったらただのバカなんだけどね。
この時になると、不倫の罪悪感より自分を選んでくれない神崎サンに怒りを感じるようになった。
神崎サンは、
「どっちも好きだから迷ってるんだよなー。」とか「お前も恋人作ったらいいやん。そしたら対等になれる。」など言ってバカにしてきた。
ワタシは藍サンが羨ましかった。神崎サンがお金持ちだからたくさん買い物や旅行に連れて行って貰えて本当に羨ましかった。
けどワタシはお金以上に神崎サンの仕事のできる所や生徒にすかれている部分がとても好きだった。😢 保護者も神崎サンと楽しそうに話しているように見える。
神崎サンは、空気や人の心を読むのがうまいというか話術が巧みというか、なんかどこにいっても人が集まる。
ワタシは父が頑固で無口だったから、神崎サンのような人が魅力的に映ったのかもしれない。
ある日の晩、ワタシから神崎サンに告白した。
「ワタシは神崎サンが好きです。藍サンと別れて欲しい。」
「………。ごめん。」
「じゃあ付き合えないなら、もうアパートに来ないでください。」
「それはできない、仕事では一番大事な存在でパートナー。かつ俺にとって癒やしなんだ。」
「ワタシは神崎サンにとってただの都合のいい女なだけ。この関係を続けてもワタシに幸運が訪れる日は来ない。」
「………。咲良、ごめん。そんなこと言わないでくれ。」
神崎サンが苦しそうに言い始めた。
「俺は…バツイチだ。バツイチは世間に確かにたくさんいるかもしれない。けれども、女のバツイチは同情されることが多いが男のバツイチは理由があるという目で必ず見られる。俺は前の奥さんと別れてから、とても精神的に参ってしまった。それからお見合いなどたくさん行ったがほとんど長続きしなかった。その時に今の彼女と出逢った。それで心が救われた。けど咲良のことも仕事では大事なパートナーなんだ。だからどちらも大事にしていきたい。」
普段、人にほとんど弱みを見せない神崎サン…。苦しかったんだろうね。
でも、ワタシは神崎サンに恋愛感情もあるから何だかそんな言い訳をされると余計に藍サンへの想いを見せられた感じがして苦しさと嫉妬で頭がおかしくなった。
「神崎サン、わかったよ。でもワタシは神崎サンに恋愛感情があるから…もうワタシをただの都合のいい女と思ってるなら二度とアパートに来ないで欲しいな。」
「わかったよ………。」
「わかったなら早く出て行って。消えて。」
ワタシは、上司に消えて…と言った。
神崎サンは、悲しそうな顔をして帰った。
あとからわかったが、神崎サンは嘘だらけだった。
中学時代は内気な性格だったと話していたが、万引き、暴力、恐喝、イジメすべて起こしたらしい。。
実家に帰れないほど酷かったらしい。
あとは前の奥さんは8年間付き合って結婚したと話していたがこれも嘘だった。8年間付き合って、遠距離になり神崎サンが職場に好きな人ができ自分から別れたらしい。。そして、その職場でも神崎サンをめぐって女性社員の対立など色々揉めたらしい。それから前の奥さんと結婚したらしいがその奥さんがまた浮気し別の男性の子供を妊娠、中絶したらしい。
あれこれ考えているうちに、眠りについた。
何だか苦しい夢を見た。嫉妬で怒り狂う自分…。
ワタシは、気がつけば不倫していた。。
不倫なんて、絶対にしないと思ってたのに。。
もう神崎サンなしではいられない自分がいた😢😢
そして、起きるとメールランプが光っていた。
2通とも神崎サンからだったーー。
『もう俺の顔も見たくないなら会社来なくていいよ。本当に協力的でいい先生だった。ありがとう。』
何これ…?
会社、クビになった。。
けれども最近になって人生の後悔をよくする。
大学の学部選び間違えたな…。
あの時こうしておけば良かった…。
周りの人たちでどんなに運がよくて頭がいい人たちでもすべてにおいて満足した選択をしてきた人はいない。
それほど気づくのって難しいんだな😢…
ハローワークで求人検索するものの、パッとしたものがなくコンビニで求人誌を探し、家に帰ってきた。
最近、心療内科で処方された薬はちゃんと飲んでいなかった。
これで本当に治るのかー?と疑問もあった。
ワタシの、実家の父と母が暗い。だから就職の相談も全くできなかった。
父には発達障害があり母は、体に障害があった。首尾一貫がない家族だった。
だからあまり構って貰えなかった。
変わりに大学で知り合った友達がしっかりした子でよくアドバイスしてくれた。
最近週6日も行ってたからしばらく休むか…。と思い眠りについた。
パソコンの資格をとってインストラクターになることも憧れていた。
起きたら、久しぶりにスーパーに買い出しに行き自炊した🍳
焼き魚♓と野菜スープ。シンプルだけど外食よりはずっと体にいい。
そう言えばふと台所を見るとお皿や器など食器が増えている。
神崎サンが勝手に持ってきてたんだな😥(笑)
神崎サンの実家のお父さんは板前さんをしているらしい。お母さんも料理学校を卒業している。
だから、神様サンは大学時代4年間居酒屋でバイトしてたらしいが料理がめちゃくちゃ上手だった。
お菓子🍰を除けば全部作れる…。
うちのアパートで勝手に食材を買ってよく料理しててワタシはキレた。
ワタシは、料理が下手なのに付き合う男性は趣味が料理の人が多かった。
素直に教わればいいのに、なぜか男性に教わることが嫌だったーー。
そう、プライドが高いんだ😢
急いで携帯📱にかけ直した。
もしかしたら…また働かせて貰えるかも😢そんな期待をしていた。。この時代に、好きな仕事ができるのは幸せだと思う😠
「もしもし…神崎サン?お久しぶりです。」
たった3日しか経ってないのに、毎日一緒にいたせいか遠い日に感じた。😢
「咲良サン、ごめんごめん💧突然電話して…。」
「どうしたんですか?」
「いや、あれから先生が足りなくなって教室が大変なことになってるんだよ。悪かった…。俺の感情を仕事に巻き込んで申し訳なかった。大人気なかったね。」
「いえワタシも上司に向かってすみませんでした。神崎サン、私、新しい就職先探すまでにそれまで少し仕事を入れて貰えないですか?😠」
「もちろん…構わないよ。生活できるぐらい仕事は入れるよ、けどお願い事がある。」
「なんですか?」
「口で時々イカセて欲しい…。」
はぁ?😢私は無料の風俗サービスか😔…
「わかりました。」
なんか家政婦みたい…。😢
けど、塾の仕事面白いから、やろう。
この時から完全に、神崎サンの僕になった。。
早く新しい仕事探そう…。😠それまでの辛抱だ…。
けどワタシは、神崎サンや社員サンとの人間関係の他にも悩みがあった。
あまり書いてなかったですが、生徒との人間関係の悩み。。😢
ワタシは、小学生から中学生までみているけど、本当にちゃんと教えられているのか成績が上がっているのか不安だった。
お金💰頂いた分のことをやらないと保護者に顔が立たない。
何としてでも成績は上げる。
と気合いを入れたが、本当に困ったのは、授業✏が始まるとすぐに喋り出す生徒がたくさんいた。
特に一番、楽しい時期の中学生。。
うちの塾✏は、生徒が気に入らない先生は外すようにクレームがくる。ワタシはこれがたまらなく怖かった。クレームが多い先生は当然仕事を入れて貰えなくなる。
ただこのクレームがくる基準がわからなかった。
怒りまくる先生もクレームがくるし、生徒が嫌い相性が合わないと感じた場合もすぐクレームがくる。
ただ優しい先生を演じるだけでは全く成績向上に繋がらない。
やる気を引き出し魅力ある先生でなければならない……。
と色々考えたが結局、生徒のやる気と教え方の質と効率で成績が決まるのかもしれない。
ワタシは、この3日の間に髪を茶髪に染めたから、教室に出勤した際に生徒がびっくりしていた。
「先生~髪染めたの?大人っぽくなってるね。」
「似合うよ~。」
生徒に言われて嬉しかったが、生徒て意外に先生のこと見てんだなって思った😥(笑)
ワタシは、生徒に好かれる先生ではなく保護者の払った月謝と対等の価値を出す教え方が上手で分かりやすい先生を目指そうと決めた。
その為には自分ももっと教材ん勉強し質のいい授業✏をするために頑張ろうと思った。
ただ、正直ワタシ自身がそこまで元から頭がいいわけではなかったので不安もあった。
仕事が終わると、神崎サンの処理をアパートでして終わる日々。
苦しかった。
藍サンには、かわいいホテルでエッチしてたくさん欲しいもの買ってあげて婚約者として大事に扱う。
ワタシはただの性欲処理の都合のいい人間で仕事では、毎日厳しく監視される。。
精神的にだんだんおかしくなっていった。
ある日神崎サンが言った。
「咲良サン、今日は重大な仕事を任す。体験生を見て欲しい。」
「体験生ですか…?」
「そう…。体験生は、無料で授業✏を受講してそれでこの塾に入るかを決める。だから咲良サンの授業✏で全部決まるんだよ。」
正直、重かった。
ワタシの授業✏で何としても入会を勝ち取りたい。
「やります。」
強気に出た。
今まで、2人、中3生を逃したことがある。😢あの時は授業の進め方も解説も最悪だったから反省した。。
絶対に塾に入れてやる……。
結果、1人小6の女の子が入ってくれた。
本当に嬉しかった。
リスクもあるが、やっぱり塾✏の仕事面白いと思った。
やっぱり民間だから利益を出さなければいけない。😥だから私が最高の講師にならなければな…。
教室も汚いし、掃除もコマメにやろう。
荷物置き場もめちゃくちゃだ。
だがあまりに神崎サンに口出しすると生意気だと非難されたから、気をつけた。
仕事が終わると夜中の0時が回る。
またコンビニで済ませる日々が増えた。(;_;)
そう言えば、腎臓の検査と脳の検査も行ってない。。何か異常があると言われそうで怖くて病院に行けなくなっていた。😔💦💦
同時期に神崎サンも新しい教室のオープンと同時に化粧品ブランドの店舗の話などで連日会議で平均睡眠時間が、4時間になっていたらしい。
神崎サンは、時々仕事の疲れで酷い目眩や難聴が起こると言っていた。
「神崎サン、体大丈夫なの?健康診断とか受けてますか?」
「いや…。仕事がめちゃ忙しくて病院行く暇ないよ。ただ最近、寝不足でさ。」
「本当に大丈夫ですか?」
この人、過労死するんじゃないかと思った😥毎日、17時間は仕事に拘束されて平均睡眠時間が4時間だと相当疲れるんじゃないか…と思う。
森山さんや沢井さんも顔色が悪かった。
「ただ…咲良サン肉体労働じゃないから大丈夫だよ。肉体労働だと比べものにならないぐらい疲れるからね。」
「そうですか…。あまりに目眩や難聴が酷かったら、総合病院で診て貰うといいと思います。」
私は、嚢胞腎という病気で左右の腎臓に袋がたくさんある。早ければ30代に透析になる。😔けど怖いのがこの病気は、脳動脈瘤を作りやすく動脈瘤が破裂したら脳出血を起こして即死する。
治療法はまだなくて経過を観察するしかない病気だ。診断された時は、23歳で本当にショックだった。この病気は遺伝するので結婚も出産も普通の人と同じようにはできなくなると感じた。けどそれよりも常に病気が頭によぎりその恐怖が、鬱陶しかった。
ただ、社会に出たら仕事や子育てのストレスは避けられないから多かれ少なかれみんな病気になって死ぬんかなと思う。。
病院に行けなくても食事だけは気をつけようと思いながら毎日過ごしてた😢💦💦
朝、果物を食べてと青汁を飲むと何となく体調が良かった。
神崎サンは、仕事先の付き合いで呑み会行ったかと思えば時々ワタシの部屋まで仕事を持ち込んでやってた。
12月になると、忙しさが更にヒートアップし機嫌が日々悪くなった。
メール✉では、
『まだ寝てるのかよ💢』
『そんなに仕事が嫌なら辞めろ。』
『根性なし。』
たくさん嫌なことを言われた。特にワタシも疲れていて、口でするのを拒絶した時にはきつくあたられる…。
職場ではもっと怖かった。ワタシが生徒のことで意見するとめちゃくちゃ嫌な言い方をしてきた。
「なんだよ!!今の目つき…。上司に向かって、ちゃんと接しろ。」
「新規の生徒、逃したらお前のせいだからな。」
「お前なんかここで働けるけど他の職場では能無しで誰も相手にしない。」
「精神異常者。」
どれも、突き刺すような言葉で本当に辛かった。ただ、やっぱり生徒といると仕事が楽しくて時間が経つのが早くて、嫌なこと忘れる。
子供は純粋で素直だ…😢なぜかすべての子供からマイナスイオンがでてる気がした😥(笑)
ワタシは子供の気持ちなんてすべてはわからないが、大人と接する方がよほど難しいと思う。。
神崎サンは、なぜ12月に入るとこんなにカリカリしてるんだろう。
ずっと、車の中でもレストランでも仕事のことでイライラしていた。
社長や他の社員サンも毎日カリカリしていた。😔
ちょうどその頃、クリスマスの企画があって打ち合わせに参加した。企画では先生の表彰式も含まれていた。打ち合わせでは私は、当日、雑用係みたいな感じで適当に機材などを運べばよいと言われた。
「この企画のあと、社長が、食事会を開いてくれている。咲良も参加しろ。」
「神崎サン、私、社長にマークされているんだよね?社員の話もなくなったし、私は企画だけ参加して終わったら帰ります。」
「そんなことをしたらまた社長の機嫌が悪くなって、咲良サンが欠席した理由を森山サンと説明しなきゃいけないやろ💢俺の仕事増やさすな。」
「わかったよ。」
私はこの日の返事で24年間で一番最悪なクリスマスを過ごすことになった。
ちょうどその頃、小西サンが職場が合わないから辞めると言い退職したため、新しい社員サンの募集を大量にかけた。神崎サンが面接していた。
うちの会社はすぐ辞める😢…
私だって辞めたい。もっとまともな環境で先生したぃ。けれども、まともな環境で仕事してる友人を周りで見たことがない😥
神崎サンとの接触さえ我慢すれば、好きな仕事はできる……。
企画の日まで、神崎サンは色々なところで私に口でするよう求めた。車内や、ホテル、アパート…。
とても疲れた😔断ると
「俺を悲しませるのか?」と言う。
毎日職場で、怒られてるうちに、だんだん好きという気持ちはなくなっていってしまった。
だが、企画の日前日に急に、長いメール✉がきた。
✉『咲良、いつも俺の仕事を助けてくれてありがとう。最近まともに話せる時間もなく、仕事に没頭していて本当に悪いと思っている。俺はこの仕事を何が何でも成功させたいと思っている。いつも助けてくれてありがとう感謝している。
この前一緒にとった写メ添付しておくよ💕』
私は、何も返事しなかった。
急に優しくなってどうしたの?何かあったの?
全部、企画のあとの食事会🍴の日に知ることになる。。
企画の日に、私は待ち合わせ時間に遅れてしまった😱
気まずく入ったがそれほど他の人は気にしてなかったようなので机のセッティングや会場や時間の確認などをしていた。
「咲良サン久しぶり~!!」
谷山先生が話しかけてくれた。
「あぁ久しぶりです!!」
この先生が面白いので2人で話して爆笑していた所、社長が秘書と一緒に入室してきて、部屋の前ですれ違った。
凍りつくような目でにらまれた……。
「咲良サン、急に暗くなってどうしたの?」
「何でもない…。またあとで言う(笑)」
睨まれた後に急に悪寒が走ってきた😔🌀
全員の先生が揃った所で授賞式が始まる。色々な項目があった。指導科目が多い先生、もっとも売上に貢献した先生、勤続年数が長い先生など…。
私は誰よりも仕事は好きで出勤日数は多いはずなのに、どれも該当してなかった😔😔
むしろ、受賞者一覧をみると、実績より、社員サンの好みで選ばれているような感覚もした。。
心のどこかで期待していた…。
表彰式と挨拶が終わるとみんな解散した。
ここから最悪な食事会🍴が始まる……。😔
食事会🍴の場所は、会場から近かったから、みんなで歩いていった。
すると、社員サンからこんな嫌みを言われた。
「あれれ?なんで咲良サンがいるの?」
「えっ神崎サンに呼ばれたので。」
「ふ~ん…。」
なんだか興味深い感じでジロジロ見られたあと、社員サンは私の方を見てずっとこそこそ言っていた。
言いたいことあるなら直接言え💢と思ったが、既に目から涙が溢れていた。
最近、7連勤になっていた😔…まともに寝ていない、神崎サンの性接待が疲れる。。
居酒屋につくと既に社長と神崎サンは先にビールで乾杯していた。私は二並サンの横に座ると社長が私をからかい始めた。
「あれ?なんでいるのん?」
「なんか変な喋り方だね。」
「みんなにはアイスあげるけど咲良サンにはあげんとこっかな。信用ないし。」
普段なら流せる冗談も今日は、疲れて悲しくて仕方なかった。
私はずっと俯いていた。
隣に座っていた、橋本サンが話しかけてくれた。
「咲良サンは本当にこの仕事好きなの?」
「えぇっ?なんですか?」
「いや、なんでこの仕事始めたんかなぁって。ただ聞きたかっただけ。」
「私は…本当は公務員になりたかったんですが、色々道を間違えてしまいましたね。」
自分でも意味わからないことを喋ってた😢💦💦
橋本サンは大学院生らしい。色々研究分野の話などしてくれて話がユニークで面白かった。
呑み会が進むと社長が神崎サンに言った。
「お前~クリスマスは彼女と最高やったんやってな?」
神崎サンが一瞬気まずそうにワタシを見た。
「はい、少し早めにプレゼントあげたらめちゃ喜んでくれました。最近うまくいってなかったんで良かったです。」
「プレゼントには何あげたん?」
「ダイヤのネックレスと指輪です、アイツ宝石が好きで。服もあげました。」
「その後はホテルで……?」
社員サンがみんなお酒入ってて神崎サンを冷やかした。
テーブルでワタシだけが笑えない状況だった。
………
そうなんだ。
ワタシには何もくれなかったのに。。
やっぱり藍サンを一番愛して、ワタシはただの道具なんだね。
社長が続けて、
「しかし12月は忙しかったよな~。新しい店舗の打ち合わせとセッティングで。取引先とうまく話が進んで良かったよな。まじで神崎、最高潮にカリカリしてたもんな(笑)」
「すみません。けど俺はあの話がなくなったら次はチャンスはないと思ったんです。」
「みんなに発表する。実は決まるまで、神崎と俺の社内の極秘だったが…この度…○○に新しい店舗が出され方針は……。」
この後、新しい店舗の話や、これからの展開などの話が広げられたがワタシは頭がおかしくなって、全く聞けなかった。
一刻も早く、この場から立ち去りたかった。
呑み会が終わった帰り道…。
雪が降っていた。
ワタシは、泣きながらアパートまで歩いて帰った。歩いている人が振り返る。
神崎サン…、藍サンとうまくいってなかったからワタシに逃げ込んだの、仕事がうまくいってなかったからストレス発散のはけ口にワタシを狙ったの…。
ワタシは本当に都合のいい道具なんだね。
この仕事が好きという動機もうまい具合に利用されたんだね。。
更に社長にからかわれたことなどどうでもいいようなこともプライドが高まってムカついて涙が止まらなくなった。
ワタシは、本当にこの仕事好きなの?適性はあるの?
なんか色々なことがわからなくなり涙が止まらなくなった。気がつけばアパートに着く頃には、嗚咽を漏らしていた。
こんな時友達に相談したかったが、性接待をして仕事を貰っていることなど軽蔑されそうで言えなかった。親に相談すると気絶されそうで、言えるはずがない。
アパートに着くと疲れで倒れ込んだ。
お土産に貰ったお菓子のプレゼントは中身だけ抜いてさっさとゴミ箱へ捨てた。
携帯を見ると、神崎サンからメール✉がきていた。
『今日、なんか元気なかったけど大丈夫か?』
『今から一緒に飯食べに行こう。電話ちょうだい。』
メール✉より電話📱した。神崎サンが2秒もたたないうちに、出た。
「もしもし…神崎サン?お疲れ様です、今日友達と会うのでこれから会えません。さよなら。」
「…ちょっ。」
なんか神崎サンが言う声が聞こえたが機械的に喋って切った。
友達に会う予定などない。。
電話📱を切ったらメール✉が来ていた。
『咲良~お疲れ様💕今日、会えないのかぁ…残念。一緒にクリスマス過ごそうと思ったのに。友達と楽しんできてね。』
何も返事しなかった。
次の日も仕事だった。先週から休みない。
この日から、神崎サンから頼まれた性接待も理由を付けて、断るようになった。
「父がアパートにきていて…。」は効果的だった。
神崎サンは私と付き合う気など全くないから、家族との接触を一番おそれていた。
メール✉で
『俺のパンツもシャツも隠しといてな。』
『棚にかけたブラウス、ちゃんと隠した?』
『歯ブラシ見つからないようにしてな。』
『あ~お父さん、なんでくるんだよー。』
あとは、適当に「口内炎になって、もし神崎サンに移したら藍サンに移るでしょ?」などと断るのも効果的だった。
神崎サンは藍サンを一番に思ってるからワタシが病気になっても全く無関心だ。
性接待や一緒にご飯を食べなくなり、仕事の話しかしなくなった。
途端に神崎サンが優しくなった。
「年末一緒にどこか行かない?」
「どこへ行くんですか?😃」
「いや、お前金ないって言ってたから服でも買いに行こうかなって。初詣も。」
「藍サンと行ったらいいやないですか。😃」
「何だよ、その言い方はないだろ。俺達は俺達だろ。アイツは年末実家帰るから、誘ったんだよ。」
「私も腎臓調子悪いので、年末実家で休ませてください😃こんな生活してたらマジで病気になりそう😃
」
少し嫌みをこめて言ってやった。
「なんだよ…その言い方は。酷いな。なんかお前、最近急に俺に対して冷たくなったよな。全然、俺に懐かないし。」
「別に変わってないですよ。」
ワタシはこの日から、吹っ切れて今までバカにされた分を一気に仕返しをするようになった。
ワタシはあのクリスマスの時にもう仕事を辞めることを決めていた。
性接待が嫌だったのもあるが、給料面が最終的な理由になった。これで月9万はきつい…。
職場で、林先生という母と年が近いベテランの先生がいたが、その先生の前でわざと神崎サンの悪口を言った。
「ねぇ林先生、ここって監視カメラあって全部聞こえてるらしいよ。」
「えぇ本当に?咲良サン詳しいね(笑)」
「うん…。ワタシね、カメラに映るなとか言われているの。」
「まじで?どうして…?」
林先生が小声になった。神崎サンに聞こえるか聞こえないかの声で言ってやった。
「なんか社長が私のこと気に入らないから、ここで仕事しては本当はいけないらしくて。私は、何も生徒の前で恥じるようなことは一切してないのに、本当にむかつきました。」
「本当に?あの社長さん気難しそうやもんね…。」
すると、神崎サンがキレた。
「咲良サン、ここは職場だから一切噂話や悪口など言ってはダメです。」
「わかったー。」
ワタシは睨むように言って、わざとカメラに映るよう堂々と大量の生徒の報告書をストンと神崎サンの前に置いた。
仕事が終わると神崎サンが真っ先に追いかけてきた。
「咲良💢お前、一体何がしたいん💢
カメラには、映るなと前に話したやろ。それに、先生同士で教室内で従業員の陰口を言うのなってもっての他やろ。規則守れよ。今度したら死刑やからな。」
「はぁ?ワタシ、そんなにいけないことしましたか?😃陰口と言いましたが、ワタシは、何も仕事で恥ずかしい行いなどしていません。
なぜ堂々と仕事をしてはいけないんですか、なぜカメラに映ってはだめなんですか。社長の感情により、仕事を制限されるんですね、変な会社😃だから新しい社員サン次々辞めるんだよ😃
神崎サンもワタシを利用して最低。
そして私自身が、教育に携わりながら陰で上司に性接待をして仕事を貰うなんて、最悪な先生だと自分でわかってる。
ここ数週間、ずっと悩んで死ぬほど苦しかった。
わかってるから私を、もう今日でクビにしていいよ………。」
実家に帰るバスの中でメール✉がきた。
『この前はごめん…。仕事が落ち着いて、心に余裕ができて冷静になった。考えてみたら、咲良サンの言うことは間違ってないよ。ちゃんと仕事をしているのに、あんな扱い方をされたら誰だって頭にくるよね。更に性接待ももうしなくていいよ。本当に悪かったよ。』
私は、最後の『もう性接待はしなくていい……。』というメールを見てすべての鬱が抜けたかのように、開放され涙が止まらなくなった。
不倫というタイトルで書き始めたが、途中からワタシと神崎サンの間に‘愛情’など全く存在しなかった。
拒めば、仕事を減らすと脅され嫌々応じた。
これを世間ではパワハラというのかな。
ただ仕事は自由で好きだから、辞める気にならなかった。
クビにしてくれと流れで言ってしまったが。私はプライドが高いから自分から辞めるのが負けた感じがして、悔しかったのかもしれない。
実家に帰ると痩せ果てた私を見て母が驚いた。
体重を計ると7kg近く落ちていた。
「何か職場であったの?」
聞かれたが答えられなかった。
普段なら着替えて友達に会いに行ったりするが、この時は、何もする気力がなかった。
ずっと部屋で、ひきこもりだった😢
母が
「もっと給料いい所転職したら?」と言う。
「アンタも24なんだし、誰かいい人いないの?😃」
いい人なんていない。😔
むしろ娘が会社でやってること知ったらお母さん、気絶するやろな。
けどいつまでも落ち込んでてはダメだ⤵⤵しばらく、実家で休んでいると気分が落ち着いてきた。。
たまたま占いの企画をやってたがワタシは今年はとても運がいいらしい😍✨
だから、うまく就活と公務員試験の勉強も兼ねて道を探そう…😢
神崎サンに怒りを覚えるのはそれほど同時に仕事や恋愛で自分を満たしてくれると、期待していたからだと気づいた。
ワタシは、躁鬱病である。と共に回避性人格障害の症状もある。
‘白黒はっきりつけたがる。こだわりが強すぎる。神経質すぎる。’
ワタシは、この年になっても未だに人から嫌われたり批判されたりするのを異常に恐れる。視線などが怖いし。出来るだけ、意見が別れるような打ち合わせは避けたかった。それは裏返せば自分に自信がなく中身が全くない、プライドの高さからだった。
このことに気づいても苦しみや葛藤はすぐには覗くことはできない。それほど自分と他人の境界をつくることができていないんだ。
カウンセラーはお金が高すぎる。心療内科は、患者がいっぱいでワタシの話など最初から聞いている時間はない。
結局、本を買って自分で自分を分析して、解決するしかない。
ただ、感情がコントロールできなくなり苦しくて仕方ない日は、自分がどうしたいのか、素直な気持ちになろう、そして涙を流そうと決めた。
神崎サンや藍サンや社長や職場や自分の境遇や運、すべてを憎み苦しかったが、自分を見つめ直すきっかけにしようと思った。
ただ、生徒だけは辞める日の最後の最後まで大事に接したい。
ワタシは、2月いっぱいで今の職場を辞める予定だ。
また新しい塾を探すのは大変だし、もしかしたら始めから適性すらないのかもしれない。
けれども、もう性接待だけはプライドが傷つけられ、頭がおかしくなるぐらい苦痛だった。。
そんな上司はなかなかいないだろう。きっと神崎サンは、藍サンと結婚してもまた浮気を繰り返す気がする…。
けどもう神崎サンと藍サンの将来は私には関係ない。神崎サンは私を道具としてしか見てなかったから。
人間関係って本当に深まれば深まるほど地獄に堕ちる気がした。
揉まれていない私はまだまだ修行が必要だ。だから、薬も必要なんだよね。。
神崎サンから、またメール✉がきたが無視した。仕事の話だけはきちんと返事する。
皆さん、読んでくれて本当にありがとうございました。
変な終わり方になってすみませんでした。
結局は、不倫というタイトルで書き始めましたが社内の色々な事やハードな勤務を体験し、私自身が、躁鬱病を患いながらも
社会で働くのは様々な葛藤やしがらみはどんな身分の人でも必ずつきまといこんなにも苦しい というのを24歳で体験し感想や流れを書いた話になってしまいました。
私は、まだ2月いっぱいの後がはっきり決まっていないので不安ですが、好きな仕事を見つけられたので頑張ります。
そして…。
仕事も頑張りますが私は、ちゃんと自分の病気を向き合い治していきたい。
結婚や出産などは、まだまだ現状では遠いかと思いますが、
いつか本当に神様が私を認め、許してくれたときにふっと現れるんじゃないかななんて思います。
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