注目の話題
声を掛けられなくなった
これからの時代子ども作っても大丈夫?
皆さんならどう思いますか?

夜嬢の掟破りの恋

レス16 HIT数 5148 あ+ あ-

結衣( ♀ QWjM )
10/09/21 02:31(更新日時)

初めに..

この話はまだ終わってません。

現在進行形です。

けど日記とは違うような気がしたのでこちらに書かせて下さい。

苦しくて..吐き出したくて..誰かに聞いて欲しくて綴ることにしました。

決して褒められるような恋ではありません。けど、批判・中傷・罵倒はご遠慮願います。

タグ

No.1425437 10/09/20 23:01(スレ作成日時)

新しいレスの受付は終了しました

投稿順
新着順
主のみ
付箋

No.1 10/09/20 23:30
結衣 ( ♀ QWjM )

第一章・出会い001



※登場人物は全て仮名です。



私の名前は結衣。

某繁華街でお水やってます。

いろんな店を転々としながら3年もやってるのに全然売れなくて…もう引退しようかな、そう考えてた時に…彼に出会った。



2009年10月

その日は久々の同伴で、ぶっちぎられないように頑張ろう!!って気合い入れて駅に降り立ち、待ち合わせ場所に向かっている途中。

「結衣ちゃんお疲れ~」

名前を呼ばれ声のした方を見ると、見知った顔。うちの店のボーイだ。…そっか、キャッチしてたんだ。

「樋山さんじゃん❤お疲れっ❤」

今日同伴なんだよ~❤おっ、やるねぇ~とか当たり障りのない会話をしてると

「樋山さん、何か使えそうな子全然いなかったっす」

と…なんか…何だろう。

めっちゃ色白くて目ぇでかくてクマがあって猫背で…あたしの大好きな某週刊少年誌の某死神漫画の某甘いものが好きな探偵サンを崩したような人が来た。

No.2 10/09/20 23:30
結衣 ( ♀ QWjM )

「…誰??」

あたしは久々の同伴に褒められてる流れをぶった切られてちょっとイラッとしたので無愛想に聞いた。

「彼は系列のクラブリッチのボーイだよ。最近入ったから見たことないかもね。結衣ちゃんと同い年ぐらいだよ~」

「リッチの?へ~、何歳っすか??」

「今月で21になります。」

「え~!!同い年じゃん!!若く見えますね~!!めっちゃ童顔!!未成年かと思った!!」

お世辞でも何でもなく、本当にこの人若い。

「よく言われます…」

低い声でぼそぼそと喋る様は…ほんとに某探偵サンに似てる。

No.3 10/09/20 23:31
結衣 ( ♀ QWjM )

けど、好きな人に似てるって言うだけで好きになることはなく…むしろ、似てるけどちょっと崩れてるし暗くて覇気がないから最初はむしろ嫌いだった。

そうこうしてるうちにお客さんから「着いたよ~」ってメールが来たから、行くことにした。

「じゃ、あたしがリッチに異動する際にはよろしくお願いしまーす♪」

「ちょっと結衣ちゃん!!…リッチに行っても頑張ってね!」

「おい!!引き留めろよ樋山!!」

その時、初めて彼が笑った…

笑顔はちょっと可愛いなって思った。

彼と固い握手をして、待ち合わせ場所へと向かった。

その時は、まさかこんなことになるなんて思わなかった。

これが、全ての始まりだった。

No.4 10/09/21 00:00
結衣 ( ♀ QWjM )

第一章・帰り道001



その日私はかなり酔っていた。

と言っても私は記憶を無くすほどは酔えないので、うるさくなる程度に。

送迎の車が止まってる駐車場に向かったら、何か見たことある顔。

「あれ?何か見たことあるー!誰だっけ?」

「この前駅前で会ったリッチの高野です。」

「あー!思い出したぁ!高野さんて言うんだぁー送り初めてですよね?てか今日結衣送り誰ー?」

「俺です。」

「おぉっ!初めてー❤寝てると思うので起こして下さいね♪よろしくっすー👍」

「お願いします。」

No.5 10/09/21 00:01
結衣 ( ♀ QWjM )

帰り道002



車に乗り込むと、いつもはマックスいるのに今日はやたら少なかった。

そこに、いつも送りで一緒のリッチの女の子がやって来た。

「おー!りんりんお疲れ~」

「結衣ティ❤お疲れ~❤ってか高野っちじゃん!!ねぇりん高野っちの横乗っていい~??😍」

わぁお、高野モテるなぁ。

しかし。

「横はちょっと…すみません。」

断るんだ!!🔥

「分かったぁ~😢」

「りんりん、結衣の横おいでよ!」

「うん❤りん結衣ティと語る~❤」

そんなこんなでりんりんと語りながら帰ってたら、気付けば私一人。

ひまだったし寝るのも申し訳なかったので、店が酒屋さんに貰ったらしい缶ビールを大量に貰ってたので、飲もうとフタを開けた。

No.6 10/09/21 00:02
結衣 ( ♀ QWjM )

帰り道003



「あ、高野くんもいる~?いっぱいあるから持って帰って飲んで下さい♪」

「すみません。いただきます。」

「あ、てかさぁ、さっき何でりんりんが横に乗るのだめだったの?」

「彼女が…駐車場にいてりんさんが助手席乗ろうとしてたのを睨んでたから…彼女に女子を助手席に乗せるなってうるさく言われてるので。」

「彼女いるんだ~!てか彼女店の子なの!?だめじゃん!!ばれたら罰金!!」

「いや、彼女の紹介で店に入ったので。」

「あーなるほどね~。」

とか当たり障りのない会話をしてたら気付けば私の地元。

ちなみに私は実家に住んでて、家は店のある市の隣町。車で直で帰って約30分、いろんな子を下ろしてたら約1時間半かかるかなり遠いところに住んでます。

家の場所を説明しようとした矢先、彼が信じられない言葉を発した。

No.7 10/09/21 00:22
結衣 ( ♀ QWjM )

帰り道004



「てか家の場所わかんないからとりあえず近くまで行くからそっから教えて」



(;´д`)エー!

いきなりタメ口!!!!

うちの会社の決まりで、役職がかなり上じゃなければ女の子にタメ口きいちゃダメなんです。

彼みたいなウェイターだったら、女の子と話すのもダメなんです。

…樋山さんは役職上だからタメ口OKだけど、それ以外のボーイはみんな女の子に敬語だからちょっと慣れてなくてびっくり😱

びっくりし過ぎて思わずこっちが敬語になっちゃいました。笑

No.8 10/09/21 00:22
結衣 ( ♀ QWjM )

帰り道005



「自分名前は?」

「あ…結衣です。」

「結衣ちゃんは彼氏おるん?」

「いや…いないです…」

「ふーん(笑)寂しいね(笑)」

「……………っ」

何こいつー!!!!

全然エ○じゃない!!!!

ムカつくー!馬鹿にしてんの!?😱

大体の家の場所教えながら帰って、その間も彼女との出会いとか彼女のことがどれだけ好きかとか彼女がどこの店で働いてるとか聞いてもないのにペラペラ語ってましたよ……。

笑顔で「そうなんですねー❤」とか言いながらも内心イライラMAXで。

帰ってそっこーうちの店の何でも相談聞いてくれるお兄ちゃん的なボーイに電話した。

No.9 10/09/21 00:23
結衣 ( ♀ QWjM )

帰り道006



「もしもし!!??浅野さん!?ちょっと聞いてよー!!」

「お疲れ様です!どうしたんですか?」

「リッチの高野っているじゃん!!!あいつ超ムカつくんだけど!!」

「高野くんがどうかしましたか?」

※ちなみに浅野さんはうちらの1個上

送りの車であったことを全部話し…

「それはいけませんねぇ。分かりました。リッチの店長に報告入れときましょう。けど、彼も入ったばっかでまだ右も左も分かってないので許してあげて下さいね。」

「はぁい…お願いしまぁす…」



やっぱ浅野さん大好き……❤

その時私は浅野さんのことが好きだった。

けど、ボーイと女の子が付き合うのはだめだし、浅野さんは硬派だし、仕事熱心な浅野さんの邪魔をしたくなかった。だからずっと想いを胸に秘めてた。誰にも言えなかった。

…実はその時はもうそんなに怒ってはなくて、用事は何でも良かったんだけど浅野さんと話したくて電話したみたいなもんだった。ごめん高野(笑)

No.10 10/09/21 02:00
結衣 ( ♀ QWjM )

帰り道007



「結衣ちゃんおはよー」

「あ、樋山さんおはよ❤ってか聞いてよ!!こないだの高野!!あいつ誰もいないとこでめっちゃあたしにタメ口なんだけど!別にあたしはいいけど…他の子にタメ口はまずいんじゃないの??」

「んー、いいんじゃないのー?怒られるのはあいつだし。俺は関係ないしあんな奴どうでもいいよ♪」

「酷っ!!でも確かにあんな奴どうでもいいね♪」



その時はまぁ嫌いだったけど、うちの店のボーイじゃないし、毎日顔合わせる訳でもないからどうでもいいか。そう思ってた。

No.11 10/09/21 02:00
結衣 ( ♀ QWjM )

帰り道008



送りのローテーションは1週間おきで、1週間交替で彼は私を家まで送ってくれた。

けど、女の子を駐車場まで引率したりとかもボーイの仕事なので彼とは送りの日以外でも会った。

その頃は送りの車が一緒の彼の彼女とも仲良くなってて、彼のタメ口も当たり前になり(みんなにタメ口だったから特に違和感もなくなってた)、普通に会ったら挨拶する程度にはなってた。けどむしろ彼より彼女との方が仲良かった。

彼の送りが3回目のとき、いつもは家が遠いので一番最後な私が、珍しく一番最後じゃなかった。

普通に帰り、もうすぐ家に着くってときにそれまで黙ってた彼が口を開いた。

No.12 10/09/21 02:01
結衣 ( ♀ QWjM )

帰り道009



「…ねぇ、今日送るの最後でいい?」

(;´д`)

あの、一番最後の女の子、私の住んでる町の更に隣の隣の町なんですけど。

「最後までついて来いと?やだよ。遅くなるじゃん。」

「明日休みなんやろ?眠くなるけつきあってや。」

そういやさっき明日休みって言ってしまってたんや……○| ̄|_

NOと言えない日本人結衣さん…

「…分かったよ!その代わり早く帰らせてよ!」

「結衣ちゃんありがと❤何か奢るけ👍」

「わーい(棒読み)」



ってことで家から車で30分…付き合いましたよ。

No.13 10/09/21 02:30
結衣 ( ♀ QWjM )

帰り道010



それからうちらはいろいろ話しながら帰った。

帰りコンビニ寄ってアイスとプリン買ってもろた👍笑

すると彼が何の脈絡もなく、

「最近さぁ、タイガーウッズが不倫とか何とかで騒がれてるやん?」

「あぁ…うん。そうね。」

こんなこともありましたね。ちょうどそんな時期でした。

「…それで…俺も浮気してみたいなーとか思う訳よ。」

(;゚д゚)

No.14 10/09/21 02:30
結衣 ( ♀ QWjM )

帰り道011



「意味がわかんないんだけど…何でそうなんのさ。」

「いや…何となく。」

「何となくでさやちゃん(彼女)裏切っちゃだめだよ!さやちゃん嫉妬深いから泣くよー…」

「泣くどころか自殺するかもね」

「なら尚更じゃん…やめときなよ。さやちゃんの泣くとこ見たくない。」

「けど、他の女とヤりたい。」

「はぁ!?意味わかんないんだけど!!ならソープ行けよ!!」

「素人とヤりたい…」

「(こいつダメだ…話通じないわ)…じゃその辺の女取っ捕まえてやらせて下さいってお願いしてやらせて貰えば。もぉ寝るから話し掛けないでね!」

「…分かった」

No.15 10/09/21 02:30
結衣 ( ♀ QWjM )

帰り道012



拗ねた感じの「分かった」にこいつ本当に分かったんか?と不安は感じながらもそうこうしてるうちに家について、起こされて家に帰ろうとしたら…

…ケータイがない。

私ケータイ依存症だから必死で探したけどなくて…

ケータイがないー(´;ω;`)って言ってたら

「鳴らしたろか?番号教えて」

って言われたから番号教えて鳴らして貰って…ケータイは無事後部座席に落ちてたから拾って、帰ろうとしたら彼が一言。

「お疲れ。今度ヤらせてね」

……………………

「機会があったらね❤☺」

って満面の笑みで言い放って、マジで!?とか車ん中でほざいてる彼を尻目にさっさと帰った。お腹もすいてたし。

No.16 10/09/21 02:31
結衣 ( ♀ QWjM )

帰り道013



そしたらご飯中電話。

店の子かな?と思ってケータイ見たら登録してない番号。

まさか…と思って出たら

「俺やけど…誰か分かる?」

さっきまで聞いてた低音ボイス。…やっぱり奴だ。

「高野やろ。何?」

「番号どうしたらいい?」

「どう…って、好きにすれば?消すなり残すなり。」

「じゃあ…登録していい?」

そっちー!!??

好きにすれば?って言った手前、嫌とも言えない。

「…だから好きにすればいいじゃん。」

「ありがと。つかさっきごめんね?変なこと言って…」

「…うん。」

「けど俺別に誰かとヤりたい訳じゃなくて…結衣さんとしたいんよね」

投稿順
新着順
主のみ
付箋

新しいレスの受付は終了しました

小説・エッセイ掲示板のスレ一覧

ウェブ小説家デビューをしてみませんか? 私小説やエッセイから、本格派の小説など、自分の作品をミクルで公開してみよう。※時に未完で終わってしまうことはありますが、読者のためにも、できる限り完結させるようにしましょう。

  • レス新
  • 人気
  • スレ新
  • レス少
新しくスレを作成する

サブ掲示板

注目の話題

カテゴリ一覧