注目の話題
自分は人間としての何かがない?
🔥理沙の夫婦生活奮闘日記😤パート3️⃣💥
恋人いない歴=年齢。アラフォー女子。

夢想転職 拳法やめたら無職だよ2

No.8 17/01/15 09:16
自由人3
あ+あ-

写真にはジヨーカーと同じけばけばしい衣装に身を包み、ワシに捕まって高層ビルから降下する笑顔のイユリアが写っていた。背景には同じ服装をしたジヨーカーがイユリアの命綱をつかみバルコニーに立って笑顔で見送る姿が写っていた。
「助けられた後好奇心を抑え切れなくなったお前はオレの留守中ジヨーカーに頼み、自分自身でワシに捕まってハングライディングをやってみた、その時の写真だ。しかし迂闊だったな、八〇年代のあか抜けない衣装を着たこんな写真を見れば、お前を支持する上流志向の女性ファンもきっと愛想をつかすだろう……」
「くっ!」
イユリアはうめいたが、それでもスインに従うとは言わなかった。
(スイン様はオレのことをそんな風に思っておられたのか!)
ジヨーカーは内心衝撃を受けたが、沈黙を守った。
スインはあくまで屈服しないイユリアにさすがに苛立ったようだが、また残忍な笑みを浮かべてまた懐に手を入れた。
「ならば最終兵器を出すとしよう」
イユリアがごくり、と固唾を飲む音が聞こえた。
「イユリア、これを覚えているか?」
「何だこれは?」
「何をしているのだ?」
「……」
新たに出された写真を見たイユダとルエイは首をひねったが、イユリアは思い当ることがあったらしく、青ざめた。
その写真は数人の筋骨たくましい男たちが異常に肥満した巨漢を必死に運ぼうとする姿を上空から捉えていた。男たちに首と手足をつかまれて運ばれている男は上半身裸で丸坊主にヒゲを生やした異様な風体だったが、何よりもピンク色の巨大な腹が特徴的だった。
「どうやら見覚えがあるようだな」
スインは満足げに残忍な笑みを浮かべた。
「お前がオレの目の前で二度目に身を投げたあの時の写真だ。そしてこれがその決定的瞬間だ‼」
スインは三枚の写真を一枚ずつテーブルの上に並べていった。
それを見たイユリアは言葉を失い、イユダとルエイはあっと驚きの声を上げた。
「こ、これはグロい‼」
「これはやばい! やばすぎる!」

8レス目(29レス中)
このスレに返信する

小説・エッセイ掲示板のスレ一覧

ウェブ小説家デビューをしてみませんか? 私小説やエッセイから、本格派の小説など、自分の作品をミクルで公開してみよう。※時に未完で終わってしまうことはありますが、読者のためにも、できる限り完結させるようにしましょう。

  • レス新
  • 人気
  • スレ新
  • レス少
新しくスレを作成する

サブ掲示板

注目の話題

カテゴリ一覧