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夢想転職 拳法やめたら無職だよ2

No.12 17/01/15 09:26
自由人3
あ+あ-

「やはりこうしてほとぼりが冷めるのを待つよりほかないかと思われます」
イユリアの全身が○斗最後の将の鎧兜で完全に覆われるのを見届けると、ルイハクは話し続けながら立ち上がり、フウドウとティオウ、そして○斗最後の将となったイユリアも立ち上がった。
「ご期待に添えず誠に心苦しい限りではございますが、弊社も多彩なタレントを抱えておりますので、またご一緒させていただくこともあろうかと存じます。その時はよろしくお願い申し上げます。では」
ルイハクはそういいながらテーブルの写真を素早くかき集めて懐に収めた。
ティオウが先導してドアを開け、ルイハクがイユリアの背を押すようにして続き、最後にフウドウが一礼してドアを閉めて出て行った。
○斗の四人は呆然としてそれを見送った。
数秒が過ぎてからルエイがつぶやいた。
「ルイハクという男、噂通りの凄いやつだったな……」
「ああ……」
あっという間に五車星にイユリアを連れ去られたスインも茫然としていたが、やがて深い悲しみを面に湛えて立ち上がった。
「行ってしまった……イユリアはもういないんだ……」
スインの両目から涙があふれてほほにつたわった。スインは涙をぬぐおうともせず、バルコニーへと歩いて行く。
それを見たイユダとルエイはいぶかしげな表情でスインの後ろ姿をただ見送っていたが、ジヨーカーはポケベルを取り出して大急ぎでメッセージを送った。
「ナンカヤバソウスタンバイタノム」
「□斗との取材合戦も、S(ス)井野崎愛の水着グラビアも、S(ス)アアヤも空しいだけだった……」
焦りながらポケベルを握りしめたジヨーカーの手が汗で湿った。
「オレが水着姿を見たかったのは……」
ジヨーカーのポケベルが震え、メッセージが表示された。
「スタンバイカンリョ」
「イユリアだーーーっ!」
スインは絶叫すると同時に両腕を大きく広げてバルコニーから跳躍した。
「あっ‼」
驚愕したイユダとルエイは大急ぎでバルコニーへと駆け寄ったが、ジヨーカーは二人には冷静に告げた。
「間に合いましたので大丈夫です」

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