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君のもとに

No.28 16/07/02 08:20
ひろ ( OiFWnb )
あ+あ-

席を立った優子は奥の部屋で携帯を確認した
美紀からの連絡は入っていない
こっちからメールを送ろうとして途中で止めた
美紀からくるのを待とう…そう決めた

優子が席に戻るとみんな盛り上がっていた
「ごめんなさい」そう言って席に着くと
「ねえ、聞いて〜」奈々が優子に話しかけた
「未来ちゃん今年相手見つかるんだって、私は5年後なんだって〜ズルくない」半分膨れ顏の奈々
「5年後って私はいくつになるのよ、じゃあ今好きな人とはダメってことでしょ」

「えっ、奈々ちゃん好きな人いるの…それショックだなぁ〜」
佐藤が言うと、そこから武本、佐藤、奈々、未来の4人が一段と盛り上がる
優子はそれを微笑んで見ていた

江口だけは優子を見ていた
「さっきは何か気に触ること言っちゃったみたいでごめんね」江口が優子に話しかけた
「ううん、全然大丈夫ですよ。さっきも言ったけど私はいい事しか信じないから…それよりも奈々ちゃんショック受けてるから何か良い事言ってあげて」

「そうだね」江口が笑った
そして奈々に向かって話しかけた

「奈々ちゃん、さっきのは嘘だよ。盛り上げる為に言っただけで、本当は今年運気すごくいいよ。その好きな人に想い伝えてごらん。きっとうまくいくよ」

「えっ、ホントに…」
奈々の態度がさっきまでとは変っていく
膨れ顏が見る見る笑顔になった

「何それ〜もっとショックじゃん」
佐藤がまた騒いだ

優子は笑いながらその光景を見ていたが、頭の中は美紀のことでいっぱいだった

24時になる前に江口達は帰った

帰り際、江口は優子に言葉をかけた
「人の命も自分の命も同じ、命は大事にしろ。感情に流されるなよ」

何故、江口がこんな言葉をかけたのか
優子にはわからなかった

時計は24時を回っていた
美紀からの連絡はまだない




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