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葛藤

No.37 13/08/25 04:04
匿名0
あ+あ-

≫36




飲み会は基本、全員参加。
行くべきか、行かないべきか散々 迷った。
織田さんは
「任せる」としか答えない。



以前の飲み会で
耐えきれず私が織田さんを怒った事があり
織田さんは今でもそれを怒っている。
私も同じ。
どちらも引けない。互いに納得出来ていない。
それがお互いにネックになっていた。




私は酔っ払った織田さんが嫌い。
と、言うか酔っ払いが嫌い。
約束を守らない人は大嫌い。




でも…
ずっと逢えないなら、せめて同じ空間にいたいと思い、出席にした。
当日まで迷いに迷った。



飲み会まで、あと一週間。
飲み会の話になると少し険悪なムードが漂った。
だから、なるべくその話は避けた。



「なかなか厳しいぞ」と言われてから5日目。
いつものように帰り道のメールを待っていた。



いつもより少し早めにメールが来た。
「凛、何してる?」




「ん?メール待ってたよ(*´∀`)」




「今日、逢いたいって言ったら来れる?」



一瞬、不安がよぎる。
「嫌な話?」



「いや…普通に逢いたいと思った。無理かな?」





「行くヾ(≧∇≦)」
織田さんからこんな素直に逢いたいなんて珍しい。
こんな時でさえ、素直になれずに少しだけ疑ってしまう私。もしかしたら…嫌な話かと。




でも違った。
待ち合わせの場所に向かうとニッコリ微笑む織田さんが待っていた。




「今日はどうしても逢いたくて」
何か言ってくれるのを待ってる気がしたが私はそれに気づかない。



「ん?」




指を指す。
…あっ!
私が誕生日にあげたYシャツを着ていた。
ちょっぴりキツそうなのがおかしかったが、素直に嬉しかった。



「凛…少しだけお金足してくれたら泊まれるんだが…」
申し訳なさそうに言う。
普段は私にお金を出させることを酷く嫌う織田さんがこんな事を言うなんて珍しい。




迷うことなく「泊まろう」と答えた。





「そんなに我慢できないもんだね…
言った俺のほうが先に挫折した」



他人から見たら、
性欲…。
ただ、したいだけ。
そう思うのかもしれない。



それでもいい。
「欲しがられる」ことが喜びに繋がる。
身体を重ねることで幸せを感じる。
その時だけは、不安から解放される。
…まだ必要とされてる、………と…。




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